JPH04322032A - 真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法 - Google Patents

真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法

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JPH04322032A
JPH04322032A JP3115432A JP11543291A JPH04322032A JP H04322032 A JPH04322032 A JP H04322032A JP 3115432 A JP3115432 A JP 3115432A JP 11543291 A JP11543291 A JP 11543291A JP H04322032 A JPH04322032 A JP H04322032A
Authority
JP
Japan
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electrodes
electrode
transistor
portions
etching
Prior art date
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Withdrawn
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JP3115432A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Ugajin
宇賀神 隆一
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to EP92101283A priority patent/EP0498254B1/en
Priority to DE69209336T priority patent/DE69209336T2/de
Priority to US07/826,459 priority patent/US5289077A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空中を電子が走行する
真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空電子素子の一例として、真空中のエ
ミッタ,コレクタ間で電子を走行させ、その電子のコレ
クタへの到達をベースにより制御する真空中バリスティ
ック型電子トランジスタが知られている。ところで、こ
のような真空中に電子を走行させるトランジスタでは、
電極間の距離が極めて短いことが好ましい。そこで、電
極材料に対して断面がX字状になるような溝を2方向の
斜めエッチングにより形成する技術があり、RIEを用
いた斜めエッチングの各溝の交差点でエミッタ、ベース
、コレクタの各電極が対向するようにした構造のトラン
ジスタがある。図4はこのような構造のトランジスタの
要部を示す断面図である。溝44はX字状とされ、カッ
ターの刃の如き形状でエミッタ電極41、コレクタ電極
42が対向し、残りの対向する2つの電極はベース電極
43,43である。この構造のトランジスタでは、両電
極間の距離が短くなるほど、高速動作や高gm化が実現
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】RIEの異方性エッチ
ングによってX字状の溝を形成して各電極を分離するト
ランジスタでは、各電極間の距離を短くすることが可能
である。しかしながら、図4に示したように、X字状の
溝44の溝の間隔を短くした場合では、隣接する電極間
に生ずる寄生容量も大きくなり、スイッチングのための
ベース電位の変化が寄生する容量のために鈍化し、高い
周波数に対する特性が劣化する。
【0004】そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑
み、電極間の容量を低減して、高周波特性の良好な真空
マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の真空マイクロエレクトロニクスによるトラ
ンジスタの製造方法は、エミッタ電極から放出された電
子を真空中で走行させてコレクタ電極に到達させ、上記
コレクタ電極への上記電子の到達をベース電極により制
御するように構成し、かつ上記各電極が対向するように
形成された真空マイクロエレクトロニクスによるトラン
ジスタの製造方法であって、上記電極を構成する電極材
の先端部に金属膜を成長させる工程と、該金属膜をマス
クとして上記電極材をエッチングする工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0006】ここで、上記電極材は、例えばタングステ
ンやモリブデンの如き高融点金属等の金属で構成するこ
とができ、マスクとして用いる金属膜は電極材とエッチ
ングの選択性を有する材料とされる。金属膜の成長は、
例えば電極間の放電によって電極材を荷電状態とし、金
属ガスを選択的に吸着させて行うことができる。金属膜
としては、例えばセシウムやアルミニューム等が一例と
して挙げられる。この際、仕事関数の小さい金属をエミ
ッタ電極に成長させる金属膜の材料に選ぶことで、低電
位での電子放出が可能となる。上記電極材のエッチング
は、選択的に電極材のみを削るエッチングであり、例え
ば等方性のドライエッチングガスが使用される。
【0007】
【作用】電極間の容量を減らすため、電極材の先端部同
士では、その位置が変化しないように金属膜を該先端部
にマスクとして成長させ、同時に、マスクで覆った以外
の部分の電極材をエッチングにより削る。その結果、先
端部以外の電極間の距離が大きくなり、電極間の容量が
低減されることになる。
【0008】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面を参照しながら
説明する。本実施例は、タングステン材を電極材として
、微小な間隔にエミッタ電極,コレクタ電極,ベース電
極が配され、電極間が真空にされる真空マイクロエレク
トロニクスによるトランジスタの製造方法である。以下
、本実施例をその工程に従って順に説明する。
【0009】まず、図1に示すように、タングステン層
1が例えば図示しない絶縁基板等の上部に積層され、そ
のタングステン層1に基板主面に対して異なる斜めの2
方向からエッチングを行って、一対の溝2,3を形成す
る。この一対の溝2,3は、交差してタングステン層1
中でX字状とされる。一対の溝2,3によって分離され
たタングステン層1は、それぞれエミッタ電極4,コレ
クタ電極5,一対のベース電極6,6とされる。そして
、溝2,3の交差部7では、エミッタ電極4の先端部4
aとコレクタ電極5の先端部5aが対向すると共に、ベ
ース電極6,6の一対の先端部6a,6aが対向する。 ここで、エミッタ電極4の先端部4aとコレクタ電極5
の先端部5aの間隔は、数百Å程度とされ、各先端部4
a,5aはそれぞれカッターの刃の如き尖頭状のものと
される。
【0010】次に、図2に示すように、エミッタ電極4
の先端部4a、コレクタ電極5の先端部5a、ベース電
極6,6の先端部6a,6aにそれぞれマスクとして機
能する金属膜であるセシウム膜8を形成する。このセシ
ウム膜8の形成は、例えば、基板ごとセシウム化合物ガ
ス雰囲気の装置にセットし、各電極間に通電することで
自己整合的に各先端部4a,5a,6a,6aにセシウ
ム膜8が得られる。詳しくは、基板を冷却しながら前記
雰囲気内にセットすることで、各電極の表面にセシウム
化合物ガス分子が吸着し、電極間を通電することで該分
子がエネルギーを受けて分解し、各電極の各先端部に成
長する。同時に全部の電極で金属膜を形成するのが困難
な場合は、各電極で順番に膜形成する。単体の素子であ
れば、溝の形成後に、個別に電極に端子から電圧を加え
ることができるが、集積回路中の素子である場合には、
各電極の先端部に電子ビームを照射すれば良い。電子ビ
ームの照射によっても、電子の運動エネルギーによって
金属化合物ガス分子の分解と膜成長を図ることが可能で
ある。
【0011】形成する金属膜は、本実施例ではセシウム
膜8であるが、他の金属膜例えばアルミニューム膜等で
も良い。ここで、仕事関数の低い金属膜を選択してエミ
ッタ電極4の先端部4aに形成することで、エミッタ電
極4からの電子放出のための電圧を低いものにできる。 なお、本実施例では、全部の電極に同じセシウム膜を形
成するが、電極毎に異なる材料としても良く、単一の材
料によらず異なる種類の金属膜を積層したものでも良い
【0012】このようなセシウム膜8を形成した後、セ
シウム膜8をマスクとして等方性ドライエッチングを行
う。このエッチングでは、セシウム膜8がエッチングさ
れずに電極材料であるタングステンのみが選択的に除去
されて行く。その結果、図3に示すように、このエッチ
ングによってセシウム膜8以外の部分で溝2,3が大き
く拡がり、各電極の基端側には曲率のなめらかな凹部9
が形成される。このような凹部9の形成によって、ベー
ス電極6とエミッタ電極4の間や、ベース電極6とコレ
クタ電極5の間の距離は、各先端部を除いて拡げられる
ことになる。このため電極間の容量が低減され、トラン
ジスタの高周波数特性が大幅に改善されることになる。
【0013】なお、上述の実施例では、電極材料をタン
グステンとしたが、これに限定されず他の材料であって
も良く、その場合には、電極材料とエッチング時の選択
性を有する材料を金属膜として被着すれば良い。
【0014】
【発明の効果】本発明の真空マイクロエレクトロニクス
によるトランジスタの製造方法では、各電極の先端部に
金属膜を成長させた後、その金属膜をマスクとして電極
材がエッチングされる。このため先端部では、対向する
電極の電極間距離を微小な距離に維持したままに、先端
部以外の部分で電極間の距離を拡大することができ、電
極間に寄生する容量を低減することができる。従って、
トランジスタの高周波数特性が大幅に改善されることに
なる。
【0015】また、前記金属膜は自己整合的に成長させ
ることも可能であって微細加工に有利であり、金属膜の
仕事関数を低くすることで、低電位差による電子の放出
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の真空マイクロエレクトロニクスによる
トランジスタの製造方法の一例のX字状の溝形成工程ま
での工程断面図
【図2】前記一例の金属膜の形成工程までの工程断面図
【図3】前記一例のエッチング工程までの工程断面図

図4】従来例の製造方法によるトランジスタの要部断面
【符号の説明】
1…タングステン層 2,3…溝 4…エミッタ電極 5…コレクタ電極 6…ベース電極 4a,5a,6a…各電極の先端部 7…交差部 8…セシウム膜 9…凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エミッタ電極から放出された電子を真
    空中で走行させてコレクタ電極に到達させ、上記コレク
    タ電極への上記電子の到達をベース電極により制御する
    ように構成し、かつ上記各電極が対向するように形成さ
    れた真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタ
    の製造方法において、上記電極を構成する電極材の先端
    部に金属膜を成長させる工程と、該金属膜をマスクとし
    て上記電極材をエッチングする工程とを有することを特
    徴とする真空マイクロエレクトロニクスによるトランジ
    スタの製造方法。
JP3115432A 1991-01-28 1991-04-19 真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法 Withdrawn JPH04322032A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3115432A JPH04322032A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法
EP92101283A EP0498254B1 (en) 1991-01-28 1992-01-27 Microelectronic ballistic transistor and process of manufacturing the same
DE69209336T DE69209336T2 (de) 1991-01-28 1992-01-27 Mikroelektronischer ballistischer Transistor und Verfahren zu seiner Herstellung
US07/826,459 US5289077A (en) 1991-01-28 1992-01-27 Microelectronic ballistic transistor
KR1019920001148A KR100266837B1 (ko) 1991-01-28 1992-01-28 진공 마이크로일렉트로닉 탄도식 트랜지스터 및 그 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

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JP3115432A JPH04322032A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法

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