JPH04321808A - 円筒圧入クランク - Google Patents

円筒圧入クランク

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Publication number
JPH04321808A
JPH04321808A JP3115345A JP11534591A JPH04321808A JP H04321808 A JPH04321808 A JP H04321808A JP 3115345 A JP3115345 A JP 3115345A JP 11534591 A JP11534591 A JP 11534591A JP H04321808 A JPH04321808 A JP H04321808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
press
crank
fit
crank arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3115345A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Uehara
上原 英彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
Priority to JP3115345A priority Critical patent/JPH04321808A/ja
Publication of JPH04321808A publication Critical patent/JPH04321808A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は円筒圧入クランクに係
り、特に、円筒圧入クランクの組立性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組立式圧入クランクとして、スプ
ライン圧入クランクと円筒圧入クランクとが知られてい
る。このスプライン圧入クランクでは、クランクシャフ
トに4〜20条程度のキー溝を形成し、またクランク腕
にこのキー溝と噛合する溝を形成することにより、クラ
ンクシャフトをクランク腕に対して保持し、また、クラ
ンクシャフトをクランク腕に圧入する際の位置合わせを
容易にしている。
【0003】一方、円筒圧入クランクは、スプライン圧
入クランクのようにキー溝を設けておらず、クランクシ
ャフトをクランク腕に圧入した際の接触面間に生じる強
い摩擦力によってシャフトとクランク腕とを強固に保持
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記スプライン圧入ク
ランクでは、クランクシャフトの回転動に対する保持力
は、キー溝の存在により強固であるが、クランクシャフ
トの長手軸方向への保持は、極めて弱いものであった。 また、クランクシャフト及びクランク腕に溝を形成する
必要があり、製造工数が増加するという問題があった。
【0005】そこで、円筒圧入クランクが使用されるが
、円筒圧入クランクでは、キー溝を形成する必要がなく
製造工数が少なくて済む反面、分解後再組立する場合、
クランクシャフトの圧入が難しく治具を用いてシャフト
を固定しなければならなかった。また、スプライン圧入
クランクのようにキー溝が存在しないため、クランクシ
ャフトとクランク腕との位置合わせが難しく、そして、
一度クランクシャフトをクランク腕に少しでも圧入して
しまうと、クランクシャフトとクランク腕との間に生ず
る強い摩擦力の存在によりクランクシャフトの位置合わ
せの調整が全く不可能になる等、従来の円筒圧入クラン
クの組立は非常に困難なものになっていた。
【0006】そこで、この発明は、組立性に優れた円筒
圧入クランクを提供することを目的する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、クランクシャフトをクランク腕に
位置決めして圧入する円筒圧入クランクにおいて、前記
クランクシャフトの先端にすきまばめの挿入部を設け、
かつ、クランクシャフトとクランク腕とに位置決め用マ
ークを形成したものである。
【0008】
【作用】前記本発明によれば、クランクシャフトの先端
にすきまばめの挿入部が形成されていることから、この
挿入部をガイドとしてクランクシャフトをクランク腕に
容易に挿入することができ、治具を用いたクランクシャ
フトの圧入といった作業を不要として、円筒クランクの
組立作業を簡略にする。
【0009】また、位置決め用マークによりクランクシ
ャフトとクランク腕との位置合わせが目視できるように
なって容易となり、さらに、前記挿入部においてクラン
クシャフトとクランク腕とが滑動可能であることから、
位置合わせの調整も可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
説明する。
【0011】図2は、本発明に係わる円筒圧入クランク
の一実施例のクランクシャフト1を示したものである。 クランクシャフト1の比較的大径の基部10は、その端
部においてフランジ状に形成され、このフランジの一方
の側にはクランクピンを挿通するための挿通孔12が形
成され、それと反対側には、バランスウェイト14が設
けられている。
【0012】符号16は、後述するクランク腕4に圧入
される円筒状の圧入シャフト部であり、この圧入シャフ
ト部16は、前記基部10と同軸に延び、かつ基部より
も小径に形成されている。圧入シャフト部16の先端部
は、クランクシャフト1をクランク腕4に圧入する際に
、すきまばめのインロー部(挿入部)18として機能す
るように、軸方向の所定長さで径が僅かに小さく形成さ
れている。また、前記インロー部18の最先端は面取り
加工されている。圧入シャフト部16は、クランクシャ
フト1をクランク腕4に圧入する際の位置決用マーク2
0が形成されている。この位置決マーク20は、図2の
III−III断面である図3に示されるように、圧入
シャフト部16の前記インロー部18の近傍に凹状に刻
印されており、図2の一部拡大図である図4に示すよう
に、クランクシャフト1の軸方向に延びる線状に形成さ
れている。
【0013】図5は、円筒圧入クランクのクランク腕4
を示したものであり、中心のボス部40には、前記圧入
シャフト部16が挿入される挿入孔42が形成されてい
る。ボス部40の周囲のフランジの片方の側には、クラ
ンクピンを挿通するための挿通孔44が形成され、反対
の側にはバランスウェイト46が設けられている。尚、
前記ボス部40の内周面および外周面の先端は、面取り
加工されている。
【0014】図6は、前記ボス部40の先端の端面図で
あり、前記クランクシャフト1に形成された位置決めマ
ーク20に一致させるためのマーク48がその先端面4
7に形成されている。この位置決めマーク48も、図6
のVII−VII断面である図7に示すように、先端面
47の所定箇所を凹状に刻印し、半径方向に線状に延び
るよう形成されている。
【0015】次にクランクシャフト1をクランク腕4に
圧入する動作を圧入クランクの全体図である図1に基づ
いて説明する。図1は、クランクシャフト1をクランク
腕4へプリセットした状態を示した円筒圧入クランクの
全体図である。先ず、クランクシャフト1の圧入シャフ
ト部16をクランク腕の前記挿入孔44に挿入する。こ
の時、圧入シャフト部16の先端には、すきまばめのイ
ンロー部18が形成されているため、これがガイドとな
って圧入シャフト部16が挿通孔44に挿通される。
【0016】前記位置決めマーク20と48とはクラン
クシャフト1がクランク腕4にプリセットした状態でも
目視できる位置に形成されており、これらのマークが一
致するように、クランクシャフト1の位置合わせを行う
。これらの操作でクランクシャフト1とクランク腕4と
のプリセットが完了する。その後、クランクシャフト1
の基部10がクランク腕4のボス部40の上端面に当接
するまで、クランクシャフト1をクランク腕4側に向か
って鉛直に押圧することにより圧入シャフト部16をク
ランク腕4に圧入することができる。
【0017】本実施例では、シャフトの先端に形成され
たインロー部18は、圧入部よりも軸の径が僅かに小さ
く形成されているため、何ら治具を用いなくても、この
インロー部18がガイドとなって、圧入シャフト部16
をクランク腕4との挿入孔44に挿入することができる
。そして、クランクシャフト1とクランク腕4の位置決
めは、それぞれに形成されている位置決めマーク20お
よび48を一致させることにより簡単に行うことができ
る。この時、インロー部18においてクランクシャフト
1はクランク腕4に対して滑動可能であるため、クラン
クシャフト1の位置合わせの調整が可能となる。従来は
、圧入シャフト部の先端にインロー部が形成されていな
いために、クランクシャフトをクランク腕に圧入するの
に治具を必要とし、かつ、圧入シャフト部をクランク腕
に一旦圧入した後では、このような位置合わせの調整は
全く不可能であった。
【0018】前記インロー部18の幅H(図2参照)は
、クランクシャフト1の圧入部16に対して、適当な範
囲に設定される。インロー部18の割合があまり少ない
と、クランクシャフト1をクランク腕4にプリセットし
た状態で、クランクシャフト1が倒れる場合がある等ク
ランクシャフト1のプリセットを難しくする。このため
、具体的には、前記インロー部18の幅は5mm以上あ
ることが望ましい。また、インロー部の割合があまり大
きすぎると、圧入部16が少なくなりクランクシャフト
1の保持力が低下する。
【0019】また、前記インロー部18のクリアランス
は、クランクシャフト1の挿入、挿出が容易にできるよ
うにするため、および、クランクシャフト1をクランク
腕4にプリセットした際、ガタがないようにするため、
の観点からなるべく小さく、かつ、適当な範囲に選定さ
れる。具体的には、5〜20μの範囲に選定されること
が望ましい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
極めて簡単な構造で、治具等を使用しないでクランクシ
ャフトの圧入、位置決め、位置決め調整が可能となり、
その結果、作業時間の短縮が図れ、組立性の向上が可能
となるという優れた効果がある。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる円筒圧入クランクの実施例を示
す断面図である。
【図2】図1の円筒圧入クランクのクランクシャフトを
示す断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV部拡大図である。
【図5】図1の円筒圧入クランクのクランク腕を示す断
面図である。
【図6】図5に示されるクランク腕のボス部の端面図で
ある。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
16  圧入シャフト部 18  すきまばめの挿入部 20  位置決めマーク 42  挿入孔 48  位置決めマーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クランクシャフトをクランク腕に位置
    決めして圧入する円筒圧入クランクにおいて、前記クラ
    ンクシャフトの先端にすきまばめの挿入部を設け、かつ
    、クランクシャフトとクランク腕とに位置決め用マーク
    を形成した円筒圧入クランク。
JP3115345A 1991-04-19 1991-04-19 円筒圧入クランク Pending JPH04321808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3115345A JPH04321808A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 円筒圧入クランク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3115345A JPH04321808A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 円筒圧入クランク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04321808A true JPH04321808A (ja) 1992-11-11

Family

ID=14660234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3115345A Pending JPH04321808A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 円筒圧入クランク

Country Status (1)

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JP (1) JPH04321808A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381715C (zh) * 2003-08-13 2008-04-16 曼B与W狄赛尔公司 曲轴
JP2016044617A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社オティックス ターボチャージャ用のコンプレッサハウジング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381715C (zh) * 2003-08-13 2008-04-16 曼B与W狄赛尔公司 曲轴
JP2016044617A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 株式会社オティックス ターボチャージャ用のコンプレッサハウジング

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