JPH04318313A - 磁気ヘッドのギャップ位置調整方法 - Google Patents

磁気ヘッドのギャップ位置調整方法

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JPH04318313A
JPH04318313A JP8505191A JP8505191A JPH04318313A JP H04318313 A JPH04318313 A JP H04318313A JP 8505191 A JP8505191 A JP 8505191A JP 8505191 A JP8505191 A JP 8505191A JP H04318313 A JPH04318313 A JP H04318313A
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magnetic head
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magnetic
head
head gap
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Nobuaki Maekawa
前川 宜章
Akio Murata
明夫 村田
Hideaki Koe
秀明 向江
Masaru Higashioji
賢 東陰地
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】回転シリンダーを用いた磁気記憶
装置における、磁気ヘッドギャップ間隔の調整する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置に用いる磁気ヘッドの
位置決め精度は、媒体に記録される情報のフォーマット
を決定する重要な精度である。
【0003】例えば、家庭用として広く普及しているビ
デオテープレコーダーでは、回転シリンダーに180°
対向して取り付けられた2対の磁気ヘッドが、順次、磁
気テープに対して斜め方向に走査しながら画像や音声の
情報を記録再生している。実際に磁気テープ上に記録さ
れるトラックピッチは、2時間モードで60μm、6時
間モードで20μmと非常に狭くなっている。
【0004】仮に前述した2対の磁気ヘッドが、これら
のトラック上を正確に走査できない場合、記録された情
報を正確に再生することができず、再生画像の画質は著
しく低下してしまう。これを防ぐには、磁気ヘッドの走
査ピッチを前述したトラックピッチに正確に合わせる必
要があるが、この走査ピッチを決める重要な要因の1つ
に、1つのヘッドベース上に複数個の磁気ヘッドベース
がある場合、個々のヘッドギャップ間隔の精度がある。
【0005】VHSの場合のコンビネーション磁気ヘッ
ドを(図2)に示す。磁気ヘッドチップ4の左側が標準
である2時間モード用磁気ヘッドと3倍である6時間モ
ード用磁気ヘッドとのギャップ間隔7は、740μmと
されている。このギャップ間隔7の固定方法は、(図3
)に示す。この装置は、2個のヘッドギャップ5が観察
できるように対物レンズ24を通しモニタ25を見なが
ら固定する方法である。  コンビネーションヘッド用
ベースにまず先に1個目のヘッドチップ4を固定し、樹
脂固め終了後、もう一方のヘッドチップ14を規定のギ
ャップ間隔7になるように治具40でヘッドチップをは
さみ固定して樹脂固めをしている。
【0006】また、板材を溶接変形(例えば、溶接工学
、著者、佐藤邦彦ほか、理工学社、1979年発行)さ
せて板材に歪を与える方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の2個のギャップ
間隔を一定値に保ちながら樹脂固めする方法は、VHS
のコンビネーション用磁気ヘッドの場合、ギャップ間隔
が740μmと長く、両ギャップを観察できる視野を得
るためには、200倍から300倍でモニタを通じて調
整している。このギャップ間隔は、10μm以下に精度
が得られていない。この場合1つのヘッドベース上の1
つのヘッドを基準にすると、このヘッドと180度対向
するヘッドベース上のヘッドを規定値の突出量に調整し
て回転シリンダ上に固定されている。同一ヘッドベース
上のもう一方のヘッドチップは、ギャップ間隔を740
μm丁度に調整されていると、自然にもう一方のヘッド
も精度よく180度対向するヘッドどうしがシリンダに
固定されることになる。
【0008】ところがこのヘッドギャップ間隔が現状で
は、基準値よりー10μmから+10μm領域内のばら
つきがある。一度樹脂固めしてしまうと、チップを剥さ
ないかぎり、固定後のギャップ間隔の調整は不可能であ
る。
【0009】また、一対の磁気ヘッドが180度方向に
配置された場合、1個の磁気ヘッドで1フィールド分が
磁気テープなどの記録媒体に記録され、その次に一対の
残りの磁気ヘッドで次の1フィールド分が記録される。 これを再生すると個々のフィールドのつながりが精度よ
く鮮明なフレームとなり高画質が得られる。しかし、対
向するヘッドが180度方向からずれていればその分の
フィールドのつながりがのタイミングずれて、ぎこちな
い画面になる問題点が生じる。
【0010】また、レーザーによる板材の曲げ加工方法
(例えば、特開昭62ー93028号公報)による方法
では、レーザービームと被加工材料とを折り曲げ線部に
沿って相対移動させて行なっている。この場合には、照
射点が徐々に変化して変形量が一様になりにくい問題点
があった。
【0011】本発明の目的は、上記問題を解決し、振動
や温度変化に左右されずに高精度に磁気ヘッドのギャッ
プ間隔を調整することができる方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、磁気記録再生装置に配置した磁気ヘッドのギ
ャップ間隔調整方法であって、各々のヘッドチップ間の
磁気ヘッドベース部に光熱を照射し磁気ヘッドを変形さ
せてヘッドギャップ位置を調整する。また、磁気ヘッド
で1つの磁気ヘッドベース上に複数個の磁気ヘッドチッ
プがあるマルチ磁気ヘッドの磁気ヘッドギャップ間隔の
調整も行なえる。磁気ヘッドは、光熱を照射した溶解部
を磁気ヘッドベース上に残っているものである。また、
光熱を照射した磁気ヘッドの変形方向は、磁気ヘッドチ
ップ摺動方向に平行であるものである。
【0013】
【作用】本発明は、磁気ヘッドを変形させることができ
る一例のレーザー加工を用いることによって、磁気ヘッ
ドのヘッドチップ間の磁気ヘッドベース部にレーザーの
光熱を照射することで磁気ヘッドを変形させて、磁気ヘ
ッドギャップ間隔の調整を行なう。磁気ヘッドのギャッ
プ間隔の調整が0.1μmの単位で行うことが可能であ
り、回転シリンダ上に配置した磁気ヘッドを回転させた
状態でも磁気ヘッドギャップ間隔の調節が行えるという
作用をもつ。
【0014】
【実施例】本発明による磁気ヘッドギャップ間隔調整の
実施例を(図1)を用いて説明する。例えば、VHSの
コンビネーション磁気ヘッドのような1つの磁気ヘッド
ベース1上に2個の磁気ヘッドチップ4がある場合、従
来のような調整方法でモニター25を見ながらギャップ
間隔7が目的とする値へできるだけ近ける。VHSの場
合では、ギャップ間隔7は740μmである。従来のま
までは、磁気ヘッドチップ4を磁気ヘッドベース1上に
樹脂固めしてしまうとギャップ間隔7の微調整ができな
い。そのために、この接着時に目的値のギャップ間隔7
からずれてしまうと、その磁気ヘッドはずれたままで使
用されていた。しかし、光熱を(図1)に示す照射点2
へ照射する。その後、照射点2の一部が溶けて溶解部と
なる。光熱のために磁気ヘッドが歪み、磁気ヘッドギャ
ップ間隔7の距離間隔調整が可能である。
【0015】例えば、ギャップ間隔7を1μm狭くした
い場合は、(図1)に示す照射点2の位置へYAGレー
ザービームを直径600μmに集光して、照射時間10
msのパルスを1パルス照射すると、磁気ヘッドチップ
のギャップ間隔7が狭くなる方向へ短縮し、1μm相当
分だけギャップ間隔7を狭くすることが可能である。
【0016】また、この照射エネルギーより大きいもの
を照射すると1μm以上の変形量が得らる。この変形量
は、照射エネルギーに比例することから1μmの変形す
るエネルギーの十分の一を照射すると、0.1μmの変
形量が得られ微調整が可能である。逆にギャップ間隔を
広くしたい場合は、レーザーの照射位置を照射点12お
よび22へYAGレーザービームを直径600μmに集
光して、各々照射時間5msのパルスを1パルス照射す
ると、変形量は、磁気ヘッドギャップ間隔が1μmでギ
ャップ間隔を広くすることも可能である。また、100
μmの磁気ヘッドギャップ間隔を調整したい場合は、変
形量と照射エネルギーが比例することから1μmの調整
時の100倍の照射エネルギーを加えればよい。
【0017】このレーザーによる歪での変形は、摂氏3
00度の環境の下でも変形は解除されない。通常のVT
Rの使用環境下では、この変形量は解除されなく、一度
調整すれば安定に保てることになる。
【0018】磁気ヘッドギャップ間隔の調整を自動化す
ることによってVTR量産ラインに組み込むことが可能
となり、その生産性は向上する。更に、本発明による磁
気ヘッドギャップ間隔調整方法は機械的振動や温度変化
に影響されないので、高画質VTRの実現を容易なもの
にする。
【0019】また、この磁気ヘッドギャップ間隔調整方
法は、マルチヘッドのように1つの磁気ヘッドベース上
に3個以上の磁気ヘッドチップが設置されている場合で
も提供可能である。
【0020】なお本実施例では、光エネルギーを用いた
レーザー光の照射による溶接変形を利用したが、原理的
には、局所加熱が行える方法ならばなんでもよい。たと
えば、電気的エネルギーを用いたアーク溶接や電子ビー
ム溶接、超音波エネルギーを用いた超音波溶接、化学的
エネルギーを用いたガス溶接などがあげられる。
【0021】本実施例のレーザーは、Nd:YAGレー
ザー(波長1.06μm)の短パルス発振を用いた。ま
た、励起用フラッシュ光のパルス幅を1msec、励起
電圧を450voltとしたとき得られたレーザーエネ
ルギーは、1パルス当り約1ジュールであった。
【0022】
【発明の効果】以上実施例で述べたように本発明によれ
ば、磁気ヘッドギャップ間隔の調整方法で磁気ヘッドに
光熱を照射することで磁気ヘッドを変形させる。1ヘッ
ドベース上に複数個のヘッドチップがある場合のギャッ
プ間隔調整で0.1ミクロン単位の調整が可能になる。 また、自動化することによってVTR量産ラインに組み
込むことが可能となり、その生産性は向上する。更に、
本発明によれば、ヘッドギャップ間隔は機械的振動や温
度変化に影響されないので、高画質VTRの実現を容易
なものにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する磁気ヘッドのギャ
ップ間隔調整に用いる磁気ヘッドの構成図。
【図2】従来のコンビネーション磁気ヘッドの構成図。
【図3】従来の磁気ヘッドギャップ間隔調整方法の説明
図。
【符号の説明】
1  磁気ヘッドベース 2  照射点(照射後溶解部) 3  磁気ヘッドの固定ネジ穴 4  磁気ヘッドチップ 5  磁気ヘッドギャップ 6  磁気ヘッドのガラス部分 7  磁気ヘッドギャップ間隔 12  照射点(照射後溶解部) 14  磁気ヘッドチップ 22  照射点(照射後溶解部) 24  対物レンズ 25  モニター 40  取り付け治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  各々の磁気ヘッドチップ間の磁気ヘッ
    ドベース部に光熱を照射し磁気ヘッドを変形させて磁気
    ヘッドギャップ位置を調整することを特徴とする磁気ヘ
    ッドギャップ間隔調整方法。
  2. 【請求項2】  1つの磁気ヘッドベース上に複数個の
    磁気ヘッドチップがあるマルチ磁気ヘッドの前記磁気ヘ
    ッドギャップ間隔の調整を行なうことを特徴とする請求
    項1記載の磁気ヘッドギャップ間隔調整方法。
  3. 【請求項3】  光熱を照射した溶解部を磁気ヘッドベ
    ース上に持つことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
    ドギャップ間隔調整方法。
  4. 【請求項4】  光熱を照射した磁気ヘッドの変形方向
    は、前記磁気ヘッドチップ摺動方向に平行であることを
    特徴とする請求項1記載の磁気ヘッドギャップ間隔調整
    方法。
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