JPH0431830Y2 - - Google Patents

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JPH0431830Y2
JPH0431830Y2 JP1983115201U JP11520183U JPH0431830Y2 JP H0431830 Y2 JPH0431830 Y2 JP H0431830Y2 JP 1983115201 U JP1983115201 U JP 1983115201U JP 11520183 U JP11520183 U JP 11520183U JP H0431830 Y2 JPH0431830 Y2 JP H0431830Y2
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JP
Japan
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transistor
primary winding
output transformer
transistors
capacitor
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JP1983115201U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタインバータ、特にハーフ
ブリツジ型トランジスタインバータに関するもの
である。
第1図は従来から知られているハーフブリツジ
型トランジスタインバータの回路図である。図に
おいて、Eは直流電源、C1,C2は電源電圧分割
用のコンデンサ、Q1,Q2はスイツチング用のト
ランジスタ、D1,D2は帰還用のダイオード、T
は出力変圧器、Npは出力変圧器Tの1次巻線、
Nsは二次巻線である。このインバータは、トラ
ンジスタQ1,Q2のベースに発振器等の励振電圧
を印加し、交互にオン・オフさせることによつ
て、出力変圧器Tの一次巻線Npに互いに反対方
向の電流を流し、二次巻線Nsから交流出力を取
り出すものである。
ところで、このインバータにおいては、トラン
ジスタQ1,Q2にストレージなどがあると、トラ
ンジスタの切替え時、例えばオフとなるべきトラ
ンジスタQ1は、引続きオン状態を保持し、この
間にもう一方のトランジスタQ2が励振電圧によ
つてオンするので、トランジスタQ1,Q2は同時
にオンとなり、回路は短絡状態となる。このた
め、トランジスタQ1,Q2に過電流が流れてこれ
らを破壊することがあつた。
本考案は以上の欠点を解決したもので、トラン
ジスタQ1とQ2が同時にオンすることがあつても
ただちには破壊することがないハーフブリツジ型
のトランジスタインバータを提供するものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第2図は本考案のトランジスタインバータの一
実施例を示す回路図である。第1図と共通する部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。こ
の図において、出力変圧器Tの一次巻線はNp1
Np2の二つの巻線で構成され、一次巻線Np1はト
ランジスタQ1のエミツタと、コンデンサC1とC2
との結合点に接続されている。また、一次巻線
Np2はコンデンサC1とC2との結合点と、トランジ
スタQ2のコレクタに接続されている。また、ダ
イオードD2が直流電源Eの正極とトランジスタ
Q2のコレクタとの間に接続され、またダイオー
ドD1が直流電源Eの負極とトランジスタQ1のエ
ミツタとの間に接続されている。
次に、この回路の動作について説明する。
いま、トランジスタQ1,Q2のベースに第3図
A,Bに示すような波形の励振電圧を加えて、ト
ランジスタQ1がオン、トランジスタQ2がオフの
ときは、コンデンサC1の電圧はトランジスタQ1
を介して出力変圧器Tの一次巻線Np1に印加す
る。また、直流電源Eの電圧がトランジスタQ1
を通して、出力変圧器Tの一次巻線Np1とコンデ
ンサC2とに印加する。これによつて、出力変圧
器Tの一次巻線Np1には右から左方向への電流が
流れる。また、トランジスタQ1がオフ、トラン
ジスタQ2がオンのときは、コンデンサC2の電圧
はトランジスタQ2を介して出力変圧器Tの一次
巻線Np2に印加する。また、直流電源Eの電圧が
コンデンサC1と出力変圧器Tの一次巻線Np2との
間にトランジスタQ2を通して印加する。これに
よつて、今度は出力変圧器Tの一次巻線Np2には
左から右方向へ電流が流れる。このようにして、
定常時には出力変圧器Tの二次巻線Nsより交流
出力が発生する。第3図Cは、二次巻線Nsの出
力電圧波形である。なお、出力変圧器Tの一次巻
線Np1に蓄積されたエネルギーは、ダイオードD1
を介してコンデンサC2に放出され、出力変圧器
Tの一次巻線Np2に蓄積されたエネルギーはダイ
オードD2を介してコンデンサC1に放出される。
次に、トランジスタのストレージのために、ト
ランジスタQ1,Q2が同時にオンしたときは、電
源電圧がトランジスタQ1−一次巻線Np1−一次巻
線Np2−トランジスタQ2の経路で印加し、短絡電
流が流れる。しかし、この経路においては2つの
一次巻線Np1,Np2が介在し、そのインピーダン
スのために短絡電流が制限される。したがつて、
過電流とはならず、トランジスタQ1,Q2が破壊
されることはない。なお、このとき、出力変圧器
Tの一次巻線Np1,Np2の極性は互いに逆方向と
なり、一次側の電圧は打ち消され、二次側に過電
圧を誘起することはない。
以上、本考案によれば、トランジスタQ1,Q2
のストレージなどによりトランジスタQ1,Q2
同時にオンとなり、回路が短絡状態となつても、
その短絡回路中に出力変圧器の一次巻線Np1
Np2が介在するようになつているので、そのイン
ピーダンスによつて過大電流が阻止され、トラン
ジスタがただちに破壊されるのを防止することが
できる。また、ストレージ時間を考慮する必要が
ないので、インバータの変換周波数を高めること
ができる。また、出力変圧器Tの一次巻線Np1
はNp2に蓄積されたエネルギーはダイオードD1
はD2を介してコンデンサC1又はC2等に効率よく
放出することができるので、出力変圧器Tの一次
巻線Np1又はNp2に生じる過電圧を吸収すること
ができる。
なお、本考案は実施例に限定されるものではな
く、種々の変更が可能である。例えば第4図のよ
うに多相回路にも適用することができる。また、
出力変圧器を一次巻線に対応させて分割すること
もできる。また、直流電源電圧に応じて2段もし
くはそれ以上の段数に接続することもできる。こ
のようにすれば、高い入力電圧の回路にも使用す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のハーフブリツジ型トランジスタ
インバータを示す回路図、第2図は本考案の一実
施例を示す回路図、第3図はその動作波形図、第
4図は本考案の応用例を示す回路図である。 C1,C2……コンデンサ、Q1,Q2……トランジ
スタ、D1,D2……帰還用ダイオード、T……出
力変圧器、Np1,Np2……一次巻線、Ns……二次
巻線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 直流電源Eの一端と他端との間に一対のコンデ
    ンサC1,C2を直列に接続し、前記一対のコンデ
    ンサのうちの一方のコンデンサC1の両端にトラ
    ンジスタQ1と出力変圧器Tの一次巻線Np1との直
    列回路に接続し、また他方のコンデンサC2の両
    端に前記出力変圧器Tの一次巻線Np2とトランジ
    スタQ2との直列回路を接続し、 かつ前記直流電源Eの他端と、前記出力変圧器
    Tの一次巻線Np1と前記トランジスタQ1の結合点
    との間にダイオードD1を接続し、また、前記直
    流電源Eの一端と、前記出力変圧器Tの一次巻線
    Np2と前記トランジスタQ2の結合点との間にダイ
    オードD2を接続し、 前記出力変圧器Tの二次巻線Nsから交流出力
    を得ることを特徴とするトランジスタインバー
    タ。
JP11520183U 1983-07-26 1983-07-26 トランジスタインバ−タ Granted JPS6025392U (ja)

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JP11520183U JPS6025392U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 トランジスタインバ−タ

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JPS6025392U JPS6025392U (ja) 1985-02-21
JPH0431830Y2 true JPH0431830Y2 (ja) 1992-07-30

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JP11520183U Granted JPS6025392U (ja) 1983-07-26 1983-07-26 トランジスタインバ−タ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014093892A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Fuji Electric Co Ltd 電圧駆動型半導体素子の駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546881A (en) * 1978-09-29 1980-04-02 Ikeda Denki Kk Inverter

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JP2014093892A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Fuji Electric Co Ltd 電圧駆動型半導体素子の駆動装置

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JPS6025392U (ja) 1985-02-21

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