JPH04316452A - 植物性蛋白を含有する錠菓 - Google Patents

植物性蛋白を含有する錠菓

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JPH04316452A
JPH04316452A JP3085406A JP8540691A JPH04316452A JP H04316452 A JPH04316452 A JP H04316452A JP 3085406 A JP3085406 A JP 3085406A JP 8540691 A JP8540691 A JP 8540691A JP H04316452 A JPH04316452 A JP H04316452A
Authority
JP
Japan
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vegetable protein
tablet
added
texture
protein
Prior art date
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Pending
Application number
JP3085406A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Konno
慎吾 今野
Tomokazu Kono
智和 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lotte Co Ltd
Original Assignee
Lotte Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Lotte Co Ltd filed Critical Lotte Co Ltd
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Publication of JPH04316452A publication Critical patent/JPH04316452A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は錠菓に関し、更に詳しく
は植物性蛋白を含有する錠菓に関する。
【0002】
【従来の技術】錠菓の製造工程は、一般に計量、混練、
造粒、乾燥、粉体混合、打錠からなり、これにより錠菓
が製造される。この工程の内、混練工程において、粉体
と粉体とを結合させるためにバインダーが使用される。 このバインダーとしては、ゼラチン、アラビアガム、澱
粉等の動物蛋白や高分子化合物が使用されており、植物
蛋白は使用されていなかった。
【0003】バインダーは粉体間の結合を促進するもの
であり、粉体と粉体とを強く結合させる作用を有する。 錠菓を製造するためにはバインダーは必須である。この
バインダーを添加した原料を打錠して錠菓とするが、従
来はこの打錠の際の圧力の大小により錠菓の硬さが調節
されていた。したがって所望の硬さを得るための圧力調
整はかなり困難であり、また、打錠の際に表面だけが剥
がれてしまう(キャッピング)こともあった。
【0004】一般に錠菓に油脂を添加すると食感が軟ら
かいものとなるが、従来はせいぜい1〜2%しか添加で
きず、また、香料としても粉末香料が使用できるのみで
油脂の1種であるオイル香料を豊富に使用することは不
可能であった。
【0005】すなわち、従来の錠菓は硬さ軟らかさに代
表される食感の調節が困難であり、その可能な範囲も種
々の制限があり、更に風味の点でも最初のフレーバーの
立上がりがよいオイル香料の使用が大きく制限されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、硬さの調節
を打錠の際の圧力のみによらず容易に行うことができ、
油脂の添加量を増加させてオイル香料のような油脂系香
料の使用を可能とすることにより従来にない風味が得ら
れ、さらにこれを含めて総合的に従来より食感が向上す
ると共に、従来にないクリスピーな食感をも実現し得る
錠菓を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、植物性
蛋白を含有することを特徴とする錠菓が提供される。
【0008】植物性蛋白が、大豆蛋白および小麦蛋白よ
りなる群から選択されるものであれば好適である。
【0009】植物性蛋白の含有量が0.1〜2.0%で
あれば好適である。
【0010】植物性蛋白の添加量については、0.1%
以下ではその効果が十分に現れず、また2%以上添加す
ると打錠した時に脆くなり過ぎると共にザラツキの原因
ともなるため、このような点から。植物性蛋白の添加量
は0.1〜2%の範囲とすることが適当である。
【0011】植物性蛋白を添加することにより、多くの
油脂を添加することが可能となる。一般的に錠菓には油
脂(乳化剤を除く)として配合することは少なく、添加
しても1%以下であるが、植物性蛋白を添加することに
より、油脂を10%程度まで添加することが可能となり
、食感の改良が可能となると共に商品開発の範囲を拡大
することができる。
【0012】本発明による植物性蛋白を含有する錠菓を
製造する際は、造粒工程において植物性蛋白を使用する
【0013】なお、植物性蛋白を含有する場合でも、従
来同様にバインダーを使用する必要がある。
【0014】
【作用】本発明にあっては、混練の過程において、バイ
ンダーと共に植物性蛋白を使用することを特徴とする。
【0015】バインダーは、粉体間の結合に関与し、粉
体と粉体とを強く結合させるが、これに対して植物性蛋
白は、粉体と粉体との結合力を適度に調整する作用があ
る。また、植物性蛋白を添加することにより、従来は少
量した添加できなかった油脂を数%まで添加することが
可能となった。
【0016】本発明により錠菓に植物性蛋白を添加する
ことによって、打錠した錠菓がポーラス状となり、従来
にない食感を与えることができる。
【0017】従来の錠菓はバインダーとして動物性蛋白
、高分子化合物、澱粉等を利用するものであり、これら
を適宜組合せて製造されていた。バインダーは粒子を付
着凝集させるために使用され、この種類と溶液濃度の選
定により食感・硬さ等が調節されていた。しかしながら
、この方法では、単に硬いか軟らかいかの選定しかでき
ず、表面は硬いが内部は軟らかいもの等を製造すること
は困難とされていた。
【0018】本発明にあっては、従来のバインダーと共
に植物性蛋白を添加することにより、硬度を自由に変化
させることができると共に、表面は硬く内部は軟らかい
という錠菓を提供することが可能となった。また、植物
性蛋白を添加することにより、油脂を多く添加すること
が可能となり、この点でもオイル香料の使用を含めて食
感の改良に大きく寄与することができる。更に植物性蛋
白を添加することにより、キャッピング防止効果も得る
ことができ、生産性の向上の利点も併せて実現すること
ができる。
【0019】以上の点に加え、植物性蛋白を添加したこ
とにより、造粒時にオイル香料を有効に使用できるよう
になる。一般に造粒時にオイルフレーバーを添加すると
、乾燥工程において気散してしまい、フレーバーを有効
に使用できなかった。しかしながら、植物性蛋白による
油脂等の保持効果により、乾燥工程において気散するこ
とが少なくなり、オイルフレーバーの特徴を十分に引き
出すことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、硬さの調節を打錠の際
の圧力のみによらず容易に行うことができ、油脂の添加
量を増加させてオイル香料のような油脂系香料の使用を
可能とすることにより従来にない風味が得られ、さらに
これを含めて総合的に従来より食感が向上すると共に、
従来にないクリスピーな食感をも実現し得る錠菓が提供
される。
【0021】
【実施例】以下に実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるもので
はない。
【0022】実施例1 表1に示す組成(重量部)により原料を配合し、これを
ミキサーで攪拌し、押し出し造粒によって顆粒とし、こ
れを流動層乾燥機により水分が1%以下となるように乾
燥した。
【0023】
【表1】
【0024】製造に際しては、ゼラチンを水で膨潤させ
、植物性蛋白をこの中に添加混合し、加熱溶解させ(約
80°Cに加熱)、この中に植物油脂を入れて攪拌しバ
インダー液とした。粉糖をミキサーに入れ、この中にバ
インダー液を入れて混練し、押し出し造粒機によりペレ
ット状に造粒し、流動層乾燥機により水分1%以下とし
、これをブレンターに入れ、粉末香料、滑沢剤を入れて
ブレンドし、打錠機により打錠して製品とした。
【0025】なお、造粒時には、得られた顆粒を用い、
表2に示す組成(重量部)により粉末香料、滑沢剤を添
加し、打錠機により打錠して製品とした。
【0026】
【表2】
【0027】実施例2 表1に示す組成(重量部)により原料を配合し、これを
ミキサーで攪拌し、押し出し造粒によって顆粒とし、こ
れを流動層乾燥機により水分が1%以下となるように乾
燥した。
【0028】製造に際しては、ゼラチンを水で膨潤させ
、植物性蛋白を水飴に分散させ、これを水で膨潤させた
ゼラチンに添加混合し、加熱溶解させ(約80°Cに加
熱)、この中に植物油脂を入れて攪拌しバインダー液と
した。粉糖をミキサーに入れ、この中にバインダー液を
入れて混練し、押し出し造粒機によりペレット状に造粒
し、流動層乾燥機により水分1%以下とし、これをブレ
ンターに入れ、粉末香料、滑沢剤を入れてブレンドし、
打錠機により打錠して製品とした。
【0029】なお、造粒時には、得られた顆粒を用い、
表2に示す組成(重量部)により粉末香料、滑沢剤を添
加し、打錠機により打錠して製品とした。
【0030】実施例3 表1に示す組成(重量部)により原料を配合し、実施例
2と同様の手順により植物性蛋白を含有する錠菓を製造
した。
【0031】実施例4 表1に示す組成(重量部)により原料を配合し、実施例
2と同様の手順により植物性蛋白を含有する錠菓を製造
した。
【0032】比較例1 表3に示す組成(重量部)により原料を配合し、実施例
1と同様の手順により錠菓を製造した。
【0033】
【表3】
【0034】比較例2 表3に示す組成(重量部)により原料を配合し、実施例
2と同様の手順により錠菓を製造した。
【0035】官能評価 以上により製造した錠菓の評価を行った。
【0036】官能評価の結果を表4に示す。なお、評価
に当っては、1:非常に軽い食感、2:軽い食感、3:
やや軽い食感、4:硬い食感、5:非常に硬い食感を基
準とした。
【0037】
【表4】
【0038】物理的評価 クリスピーな食感が得られる場合はポーラス度が大きく
、したがって当然その比重は低下している筈である。 このような観点から、クリスピーな食感を数値的に評価
するため、ザートリウス式比重測定法により得られた錠
菓の比重を測定した。
【0039】結果を表5に示す。なお、実施例1および
2のものより実施例3および4のものの方が良好な結果
を与えているのは、添加した植物性油脂の作用によるも
のと考えられる。
【0040】
【表5】
【0041】以上の結果から、本発明による植物性蛋白
を含有する錠菓は、総合的に従来より食感が向上すると
共に、従来にないクリスピーな食感をも実現し得るもの
であることが分る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  植物性蛋白を含有することを特徴とす
    る錠菓。
  2. 【請求項2】  植物性蛋白が、大豆蛋白および小麦蛋
    白よりなる群から選択される請求項1記載の錠菓。
  3. 【請求項3】  植物性蛋白の含有量が0.1〜2.0
    %である請求項1または2記載の錠菓。
JP3085406A 1991-04-17 1991-04-17 植物性蛋白を含有する錠菓 Pending JPH04316452A (ja)

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DE102012220564A1 (de) 2011-11-14 2013-05-16 The Yokohama Rubber Co., Ltd Luftreifen
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JPS56109553A (en) * 1980-02-05 1981-08-31 Hisayoshi Furubayashi Preparation of processed food from ground tea without deteriorating its taste and flavor

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960319