JPH0431324Y2 - - Google Patents

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JPH0431324Y2
JPH0431324Y2 JP1986048035U JP4803586U JPH0431324Y2 JP H0431324 Y2 JPH0431324 Y2 JP H0431324Y2 JP 1986048035 U JP1986048035 U JP 1986048035U JP 4803586 U JP4803586 U JP 4803586U JP H0431324 Y2 JPH0431324 Y2 JP H0431324Y2
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JP
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vertical side
casing
side plates
drag
right vertical
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JP1986048035U
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JPS62163559U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は浚渫船に用いられる浚渫用ドラグヘツ
ドに係るものである。
(従来の技術) 第2図及び第3図は従来のドラグヘツドを示
し、頂面及び外周面が閉塞されたケーシングaに
モータ(図示せず)等の駆動機構により、第2図
の矢印X方向に回転駆動されるカツターdが内装
されている。
図中dは前記ケーシングaの両側面に配設され
た橇である。
前記のように構成された浚渫用ドラグヘツドA
を水底地盤Cに接地させ、ケーシングa先端に装
着された浚渫船(図示せず)に連結されたドラグ
アームeを介して矢印Y方向に曳引することによ
つて、浚渫作業を行なうものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記従来の浚渫用ドラグヘツド
は、カツターdを内装したケーシングaの頂面及
び外周面が閉塞されているので、浚渫作業中に水
底地盤C上に点在する岩塊、木片、またはワイヤ
等の異物がケーシングaとカツターdとの間の狭
小な間隙に入り込み、ドラグヘツドの掘削能力を
著しく低下させる。
またこれらの異物によつてカツターdの回転が
停止し、浚渫作業が不可能になる場合があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決しようとする
ものであつて、浚渫船に揺動自在に連結されたド
ラグアームの先端に、相対する一双の左右垂直側
板と、同ドラグアームの曳引方向後部に配設され
前記左右両垂直側板を接続する後部垂直側板とに
よつて上部が開放され、且つ下端開口部を有する
ケーシングを連結し、同ケーシングにおける前記
左右の両垂直側板間に回転式カツターを軸架する
とともに、前記左右垂直側板の各外側に夫々前記
ドラグアームの曳引方向に沿つて平行に延びる一
双の橇を固定してなることを特徴とする浚渫用ド
ラグヘツドに係り、その目的とするところは、異
物の詰り難く、安定した浚渫作業が行なわれる浚
渫用ドラグヘツドを提供する点にある。
(作用) 本考案に係るドラグヘツドにおいては前記した
ように、相対する左右一双の垂直側板と後部垂直
側板とによつて上部が開放され、下端に開口部が
設けられたケーシングを構成し、前記左右の両垂
直側板に回転式カツターを軸架したので、浚渫作
業中に水底地盤上に存在する岩塊、木片、または
ワイヤ等の異物が前記ケーシング内に入り込んで
も、同ケーシング上部に設けられた開放部より放
出される。
また前記ケーシングは、左右一双の垂直側板の
後端部に、後部垂直側板を接続した枠状に構成さ
れたことによつて補強されているので、浚渫作業
時に前記ケーシングが変形する惧れがなく、左右
一双の垂直側板間において、回転式カツターが常
に正常に作動する。
更にまた前記ケーシングにおける左右一双の垂
直側板の外側に、ドラグアームの曳引方向に沿つ
て平行に延びる一双の橇が固定されているので、
同橇によつて水底地盤の凹凸や硬軟にかかわら
ず、同水底地盤上に前記ケーシングを一定の姿勢
に保持することができる。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
1は浚渫船(図示せず)に揺動自在に連結され
たドラグアーム2の先端に装着されたドラグヘツ
ドAのケーシングで、相対する一双の左右垂直側
板と、前記ドラグアーム2の曳引方向後部に配設
され、同両垂直側板の後端部を連結する後部垂直
側板とによつて、上部が開放され、且つ下端に開
口部が設けられた枠状体に形成されている。前記
一双の左右垂直側板間には回転式カツター3が回
転自在に軸架されるとともに、同各垂直側板にお
ける前記下端開口部の外側に、ドラグアーム曳引
方向に沿つて平行に延びる一双の橇4が固定され
ている。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、ドラグヘツドAを水底地盤に接地させ、前
記ドラグアーム2を介して曳引して浚渫作業を行
なう際、水底地盤に点在する岩塊、木片、または
ワイヤ等の異物がケーシング1内に入り込んで
も、同ケーシング1の上方の開放部から放出され
る。
このように前記実施例によれば、ドラグヘツド
Aにおけるケーシング1の上部を開放することに
よつて、従来のドラグヘツドに比して水底地盤上
の異物が詰り難くなり、土砂等による閉塞も減少
し、浚渫作業が能率よく行なわれ、更にまたケー
シング1上部を開放することによつて、外部より
ケーシング1内を直接観察することができるので
ドラグヘツドの保守点検が容易になる。
また前記ケーシング1は左右一双の垂直側板の
後端部を後部垂直側板で連結したことによつて補
強され、浚渫作業中にケーシング1が変形する惧
れがなく、前記回転式カツター3は常に支障なく
作動する。
また前記ケーシング1における左右両側垂直板
の下端開口部外側に固定された橇4によつて、ド
ラグヘツドAを水底に沿つて曳引する場合、水底
地盤の凹凸や硬軟にかかわらず、同水底地盤上に
ケーシング1は一定の姿勢を保持することがで
き、安定した浚渫作業が行なわれる。
(考案の効果) 本考案に係る浚渫用ドラグヘツドは前記したよ
うに、ドラグアームの先端に、相対する一双の垂
直側板と後部垂直側板とによつて枠状に形成され
たケーシングにおける同両垂直側板間に回転式カ
ツターを軸架したので、前記ケーシングの上部が
開放され、従つて従来のドラグヘツドに比して、
水底地盤上の異物が詰り難くなり、土砂による閉
塞も減少し、浚渫作業が能率よく行なわれる。ま
た前記ケーシングの上部開放部によつて、外部よ
り直接ケーシング内を観察できるので、ドラグヘ
ツドの保守、点検が容易になる。更にまた前記ケ
ーシングは左右一双の両側垂直側板を連結する後
部垂直側板によつて補強され、変形する惧れがな
く、回転式カツター3は常に支障なく作動する。
更に前記ケーシングにおける左右一双の垂直側
板の外側に、ドラグアームの曳引方向に沿つて平
行に延びる一双の橇が固定されたことによつてド
ラグヘツドは水底地盤上に同地盤の条件の如何に
かかわらず一定の姿勢を保持し、安定した浚渫作
業が行なわれる。
更にまた前記ケーシングの左右両垂直側板は回
転式カツターの支持部材と橇の取付部材とを兼用
し、本考案のドラグヘツドの構成をより簡略化し
うるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る浚渫用ドラグヘツドの一
実施例を示す斜視図、第2図及び第3図は夫々従
来のドラグヘツドの側面図、並に平面図である。 A……ドラグヘツド、1……ケーシング、3…
…回転式カツター、4……橇。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浚渫船に揺動自在に連結されたドラグアームの
    先端に、相対する一双の左右垂直側板と、同ドラ
    グアームの曳引方向後部に配設され前記左右両垂
    直側板を接続する後部垂直側板とによつて上部が
    開放され、且つ下端開口部を有するケーシングを
    連結し、同ケーシングにおける前記左右の両垂直
    側板間に回転式カツターを軸架するとともに、前
    記左右垂直側板の各外側に夫々前記ドラグアーム
    の曳引方向に沿つて平行に延びる一双の橇を固定
    してなることを特徴とする浚渫用ドラグヘツド。
JP1986048035U 1986-04-02 1986-04-02 Expired JPH0431324Y2 (ja)

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JPS62163559U JPS62163559U (ja) 1987-10-17
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JPS62163559U (ja) 1987-10-17

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