JPH04312471A - イオントフォレーゼに際しての電極再生のためのデバイスおよび方法 - Google Patents

イオントフォレーゼに際しての電極再生のためのデバイスおよび方法

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JPH04312471A
JPH04312471A JP4014977A JP1497792A JPH04312471A JP H04312471 A JPH04312471 A JP H04312471A JP 4014977 A JP4014977 A JP 4014977A JP 1497792 A JP1497792 A JP 1497792A JP H04312471 A JPH04312471 A JP H04312471A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明はイオントフォレーゼの分野のものである。特に
本発明はイオントフォレーゼのための新規なデバイスお
よび方法に関するものである。より詳細には、本発明は
イオントフォレーゼに用いる電極の再生(renewi
ng)に関するものである。
【0002】背景 イオントフォレーゼは一般に、イオン化種を含む溶液に
電流を導通した際のイオンの泳動と定義される。イオン
化種は通常はイオン形の薬物である。薬物の泳動は一般
にイオントフォレーゼシステムのレザバー(reser
voir)から患者の皮膚へ向かうものであり、通常は
わずかな電流により開始される。従って最も一般的なイ
オントフォレーゼの形態は、電気の導通による患者への
薬物のデリバリーである。
【0003】イオントフォレーゼは非侵入型ドラッグデ
リバリー手段を提供する。注射針によるドラッグデリバ
リーと比較して、イオントフォレーゼは外傷、痛み、感
染および損傷を最小限に抑えることができる。
【0004】イオントフォレーゼユニットの基本的形態
には、電池、薬物レザバー、無関係電解質レザバー、お
よび通常は2個の電極(時には、レザバーと接触した配
電部品とも呼ばれる)が含まれる。イオントフォレーゼ
ユニットは一般に固定手段により患者の皮膚に固定され
、これにはストラップまたは接着手段、たとえば接着ゲ
ルが含まれる。電極は各種の様式で記述されるが、一般
には活性電極および無関係電極(参照電極)を含む。 時には、電極(たとえばレザバーと電極を合わせたもの
)を記述するためにレザバーシステムという語が用いら
れる。活性電極はデリバーされる薬物と同じ電荷をもち
、無関係電極(リターン電極とも呼ばれる)はデリバー
される薬物と反対の電荷をもつ。たとえば患者にデリバ
ーされる薬物が正の電荷をもつ場合、正の電極が活性電
極であり、負の電極は回路を完成するために用いられる
。デリバーされる薬物が負の電荷をもつ場合、負の電極
が活性電極であり、正の電極は無関係電極である。一般
にこれはカソード(負端子)およびアノード(正端子)
電極システムと呼ぶことができる。薬物を患者の皮膚内
へデリバーし、これを貫通させるのは、一方の電極から
他方の電極へのイオンの移動である。
【0005】最近、イオントフォレーゼの方法およびデ
バイスに各種の改良がなされた。特にイオントフォレー
ゼ用電極の使用および組成において多数の進歩が得られ
た。たとえばラテンの米国特許第4,406,658号
明細書には、電極の極性が可逆的であるデバイスが記載
されている。この明細書には、電極の極性を切り換える
ための手段を設けることによって1回の付与で両電極に
おいてイオントフォレーゼ処置を行うことができるイオ
ントフォレーゼデバイスが記載されている。エリスの米
国特許第4.019,510号明細書には、分極の有害
な作用なしにローインテンシティー直流(LIDC)を
付与する方法が記載されている。他の特許であるヤコブ
センの米国特許第4,886,489号明細書には、古
い供給物を除去しながら新鮮な補充薬剤を供給するフロ
ースルー電極が記載されている。
【0006】さらにフィップスの米国特許第4,747
,819号明細書およびフィップスの米国特許第4,7
44,787号明細書には、改良されたイオントフォレ
ーゼデリバリー法および改良されたイオントフォレーゼ
デリバリーデバイスがそれぞれ記載されている。しかし
両明細書とも、いかにしてpHの変化およびその結果起
こる患者に対する火傷を避けるかを教示すること、なら
びに一方ではドラッグデリバリー効率をも向上させるこ
とを目的とする。ペテレンツの米国特許第4,752,
285号明細書にも、競合イオンの生成を避けてドラッ
グデリバリー効率を向上させ、かつ患者に対する火傷を
生じるpHの変化を防止することを目的とするイオント
フォレーゼのための方法およびデバイスが記載されてい
る。
【0007】しかし単なる交換以外には、イオントフォ
レーゼに際して電極を再生するためのデバイスおよび方
法は記載または教示されていない。
【0008】発明の要約 本発明は、各電極における可逆的電気化学を可能にする
活性電極および無関係電極の使用を教示することにより
イオントフォレーゼシステムの電極を再生するための方
法およびデバイスを提供する。本発明は、当初の電極の
再生法を教示することにより、電極交換の必要なしにイ
オントフォレーゼシステムの連続使用を提供する。さら
に、既知のイオントフォレーゼシステムの使用により得
られる火傷の減少、ドラッグデリバリー効率など既知の
利点も、本発明に関連して得られる。
【0009】本発明は電極再生能を備えた操作式(op
erable)イオントフォレーゼドラッグデリバリー
デバイスを提供する。このデバイスは、第1電極、第2
電極、第1電極と第2電極を電気的に分離するための絶
縁手段、第1および第2電極間の電気的接続を提供する
ための回路手段を収容するハウジング手段を含む。回路
手段は、第1および第2電極間に電流を供給するための
電源(直流およびパルス電流を含む)とかみ合うべく適
合している。電流の方向を変化させるためのスイッチ手
段、および上記電極間を通過する電流量に影響を与える
制御手段が設けられる。電解質組成物を保有しうる着脱
式電解質レザバーが設けられる。この着脱式電解質レザ
バーは、この電解質レザバーに保有された電解質に一方
の電極が接触しうる状態でハウジングと着脱式にかみ合
わせることができる。イオントフォレーゼデリバリー用
有効薬剤を保有しうる着脱式有効薬剤レザバーも設けら
れる。この有効薬剤レザバーは、一方の電極にこの有効
薬剤が接触しうる状態でハウジングと着脱式にかみ合わ
せることができる。
【0010】本発明は、電極再生能を備えた操作式イオ
ントフォレーゼドラッグデリバリーデバイスであって、
第1電極接点手段、第2電極接点手段、第1電極接点手
段と第2電極接点手段を電気的に分離するための絶縁手
段、第1および第2電極接点手段間の電気的接続を提供
するための回路手段を収容するハウジング手段を含む。 この回路手段は、第1および第2電極接点手段間に電流
を供給するための電源とかみ合うべく適合している。第
1および第2電極接点手段間を通過する電流量に影響を
与える制御手段が設けられる。第1レザバーに第1電極
が収容される。第1レザバーは有効薬剤または電解質を
第1電極と接触した状態で保有すべく適合している。第
1レザバーは、第1電極が上記接点手段の一方と接触し
うる状態でハウジングと着脱式にかみ合わせることがで
きる。着脱式第2レザバーに第2電極が収容される。第
2レザバーは、有効薬剤または電解質を第2電極と接触
した状態で保有すべく適合している。第2電極レザバー
は、第2電極が上記接点手段の他方と接触しうる状態で
ハウジングと着脱式にかみ合わせることができる。
【0011】発明の詳細な説明 本発明は、少なくとも2個の電極および有効薬剤を収容
するための手段を含むイオントフォレーゼシステムから
有効薬剤をデリバーする際に電極を再生するための下記
よりなる方法を提供する: a)電解質に接続した第2電極と共に回路を完成する第
1電極に接続した有効薬剤をデリバーし、そしてb)電
解質を第2電極に接続した有効薬剤で置換し、かつ有効
薬剤を第1電極に接続した電解質で置換することにより
有効薬剤を第2電極からデリバーする。
【0012】本発明は、電極再生能を備えた下記よりな
る操作式イオントフォレーゼデリバリーデバイスをも提
供する:下記を収容するハウジング手段:第1電極、第
2電極、第1電極と第2電極を電気的に分離するための
絶縁手段、第1および第2電極間の電気的接続を提供す
るための回路手段であって該回路手段が第1および第2
電極間に電流を供給するための電源とかみ合うべく適合
したもの、電流の方向を変化させるためのスイッチ手段
、ならびに上記電極間を通過する電流量に影響を与える
制御手段;電解質を保有しうる着脱式電解質レザバーで
あって、このレザバーに保有された電解質に一方の電極
が接触しうる状態で該電解質レザバーをハウジングと着
脱式にかみ合わせることができるもの;ならびにイオン
トフォレーゼデリバリー用有効薬剤を保有しうる着脱式
有効薬剤レザバーであって、一方の電極にこの処置用液
体が接触しうる状態で該有効薬剤レザバーをハウジング
と着脱式にかみ合わせることができるもの。
【0013】本発明は電極交換の必要なしにイオントフ
ォレーゼシステムを反復使用しうる利点を備えている。 電極交換の排除により、簡便さ、時間の節約および経費
の節約が付加される。
【0014】本明細書で用いる以下の語を定義する。″
電極″は、電解質の存在下で電流を流しうる潜在的な電
気化学的活性をもつ物質を意味する。″アノード″は、
負に帯電したイオンがそれに向かって移動する正の電極
を意味する。″カソード″は、正に帯電したイオンがそ
れに向かって泳動する負の電極を意味する。″イオン″
は、1個または2個以上の電子を喪失または獲得して電
荷を取得した原子または基を意味する。″還元″は、原
子もしくはイオンによる1個もしくは2個以上の電子の
受容、化合物からの酸素の除去、または化合物への水素
の付加を意味する。″酸化″は、原子による1個または
2個以上の電子を喪失を意味する。″電解質″は、イオ
ン伝導性を付与する物質を意味する。電解質は固体また
は液体のいずれであってもよい。″有効薬剤″は、イオ
ントフォレーゼによりデリバーすべく選ばれたものを意
味する。たとえば有効薬剤はデリバリーのために選ばれ
たもの、または選ばれたもののイオン形、たとえばデリ
バーすべく選ばれたもののハライド塩(たとえばリドカ
インおよびデリバリーのためのイオン形リドカイン、た
とえば塩酸リドカイン)を意味する。″リザバー″は、
電解質または有効薬剤との電気的接触のための保持手段
を意味する。″患者″は、ヒト、家庭内動物、たとえば
イヌおよびネコ、家畜、たとえばウシ、ウマ、ヒツジ、
ブタ、ヤギおよびウサギ、実験動物、たとえばマウスお
よびラット、ならびに動物園の動物、たとえば外来種を
意味する。
【0015】本方法はいずれか特定のイオントフォレー
ゼシステムを用いた実施に限定されるものではない。有
効成分を補充することができ、かつ電極の極性を逆転さ
せることができるシステムはいずれも本発明方法に使用
しうる。一般にイオントフォレーゼデバイスは少なくと
も2個の電極、電気エネルギー源(たとえば電池)、お
よびデリバーされる薬剤を収容する少なくとも1個のリ
ザバーからなる。数種のイオントフォレーゼデバイス、
たとえばタイル(P.Tyle),Pharmaceu
tical  Biosearch  3:318(1
986)および米国特許第4,865,582号明細書
に記載のものが知られている。
【0016】本発明方法を、活性電極(アノード)とし
て実質的な銀(Ag)電極、無関係電極として実質的な
塩化銀(AgCl)電極を用いるイオントフォレーゼシ
ステムにより例示する。有効薬剤、たとえば麻酔薬リド
カインをその塩酸塩形で、活性銀電極に接続して装入す
る。電解質、たとえば食塩を無関係塩化銀電極に接続し
て装入する。
【0017】有効薬剤のデリバリーは、電源とかみ合わ
せて、帯電した有効成分を活性電極に接続したリザバー
から皮膚内へ駆動することにより行われる。イオントフ
ォレーゼに際して活性電極において起こる電気化学的反
応には、銀原子の酸化が含まれ、これが銀電極における
有効薬剤からの(たとえば塩酸リドカインからの)クロ
リドイオンと反応して塩化銀を形成する。最終的に銀電
極は実質的に塩化銀電極となる。他方、無関係電極にお
いて起こる電気化学には塩化銀の還元が含まれ、これが
クロリドイオンを溶液中へ放出して、最終的には実質的
に銀電極となる。システムが実質的に枯渇するまで操作
されたのち、2個の電極は実質的に他方と同様になる。
【0018】枯渇速度(すなわち電極の消費速度)はフ
ァラデーの法則を適用することにより決定される。ファ
ラデーの法則は下記のとおりである:           質量=(MW)  (I)  (
T)                      (
Z)  (F)          式中、MWは電極
組成物の分子量である          Iは電極に
付与された電流である          Tは時間(
秒で測定)である          Zは電極組成物
の原子価である          Fは96,500
クーロン/モルである          質量はグラ
ムで測定されるファラデーの法則を用いられる個々のイ
オントフォレーゼシステムに適用することにより、ルー
ティン計算によって個々のシステムを操作するためのパ
ラメーター設定のための指針が得られる。
【0019】活性電極は枯渇した時点では実質的に塩化
銀電極であり、無関係電極は実質的に銀電極である。こ
の結果を有利に利用するために、各電極のもとにあるリ
ザバーを入れ替える。すなわちこの時点で交替した電極
のもとで(しかし実際にはリザバーは依然として当初と
同じ電極のもとにある)、新たな有効薬剤リザバーを電
解質リザバーと交換し、新たな電解質リザバーを有効薬
剤リザバーと交換する。しかし極性は依然として、活性
電極がこの時点では塩化銀電極であり、無関係電極がこ
の時点では銀電極である状態に設定されている。これを
修正して当初の活性電極および無関係電極を備えたシス
テムを得るために、電極の極性を交替させる。極性の逆
転はスイッチング手段によって、または電極をリザバー
と着脱式にすることにより極性を同一に維持した状態で
電極を入れ替えることによって行うことができる。電極
の極性の交換は、リザバーを入れ替える前または後に行
うことができる。すなわち当初の銀電極(この時点では
塩化銀電極)がこの時点では無関係電極となり、当初の
塩化銀電極がこの時点では活性電極となる。従ってこの
システムはこの時点で、それが最初に組み立てられたと
同様に操作しうる状態となる。活性電極は依然として銀
電極であり、無関係電極は依然として銀/塩化銀電極で
ある。すなわちこのシステムはこの時点で、有効薬剤を
活性電極に接続したリザバーから駆出しうる状態となる
。さらに電極は2回目の使用のために、今回は1回目に
用いたと反対の電極として再生されている。原理的にこ
のプロセスは無限に継続される。
【0020】本発明方法は、極性を逆転させるだけで、
極性の逆転を行わない場合(すなわち1個のリザバーの
みからのデリバリー)より少量の有効薬剤が実際にデリ
バーされるという事実からみて特に有利である。
【0021】一方の電極を、次いで他方の電極をまず活
性電極として、次いで無関係電極として用いうることは
重要である。第1の利点は、電極交換の必要なしにイオ
ントフォレーゼシステムが連続使用されることである。 電極交換の省略によって時間が節約されるだけでなく、
電極交換の省略によって経費も節約される。たとえば貴
金属で作成された電極は通常は高価であり、このような
電極を用いたイオントフォレーゼデバイスの製造業者、
最終的には利用者にかなりの経費を付加する。従って本
発明方法は同一電極の反復使用を提供するだけでなく、
イオントフォレーゼのための時間節約法および経費節約
法をも提供する。本発明は、各電極において可逆的電気
化学を利用した活性電極および無関係電極の使用を教示
することにより、イオントフォレーゼシステムの電極表
面を再生する方法を提供する。
【0022】本発明を銀および塩化銀電極について記述
したが、利用しうる可逆的化学の可能な他の適切な電極
がある。既知の電気化学反応は下記の文献などに記載さ
れている:CRC  Handbook  of  C
hemistry  and  Physics,第6
8版,CRCプレス社(1987−1988),フロリ
ダ州ボカ・レイトン,D−151からD−158。たと
えば銀/塩化銀電極表面のハライドは塩素以外のハロゲ
ン、たとえばヨウ素、臭素およびフッ素であってもよい
。好ましくはハロゲンは塩素または臭素である。同様に
他の電極は金、銅、モリブデン、鉛、および周期表のI
、IIおよびIII族のある種の金属であって、周期表
のV、VIおよびVII族の化合物と反応し、その際水
溶液中での反応の電位が約1.0ボルト以下であり、反
応により形成される塩が本質的に不溶性であるものから
なっていてもよい。たとえば下記の電極および電気化学
を本発明に使用しうる:           活性電極           
                   無関係電極A
g+Cl−   →AgCl+e−         
   AgCl+e−      →Ag+Cl−Ag
+Br−   →AgBr+e−          
  AgBr+e−      →Ag+Br−Ag+
I−    →AgI+e−            
 AgI+e−       →Ag+I−Ag+F−
    →AgF+e−             A
gF+e−       →Ag+F−Pb+2Cl−
 →PbCl2+2e−         PbCl2
+2e−   →Pb+2Cl−2Pb+SO42−→
Pb2SO4+2e−     Pb2SO4+2e−
 →2Pb+SO42− 電極はワイヤ、メッシュまたはプリントされたインキの
形であってもよい。電極の実際の形状は本発明にとって
決定的ではない。活性電極はそれらが有効薬剤の相補的
イオンと反応しうるように選ぶことが好ましい。また、
活性電極は水溶液中で約1ボルト(水の電解)以下の電
位で反応し、有効薬剤の相補的イオンと不溶性塩を形成
することが好ましい。この種の電極はイオントフォレー
ゼデバイスの操作中に酸化または還元され、溶液中に存
在するイオンと反応して比較的不溶性の塩類または化合
物を形成する種を生成する。有効薬剤はデリバリー以前
は一般に塩類、塩基または酸の形である。好ましくは電
極(すなわち反応性または消耗性の電極)のイオンと有
効薬剤に相補的なイオン(すなわち有効薬剤と塩類を形
成するイオン)とが比較的不溶性の沈殿を形成する。こ
の種のイオンにはナトリウム、カリウム、クロリドおよ
びスルフェートのイオンが含まれる。不溶性沈殿の形成
によって、デリバーされる有効薬剤とのイオン競合が最
小限に抑えられる。また本発明において反応性電極(す
なわち不活性でない)を用いることにより水の電解が排
除される。イオントフォレーゼシステムにおいて水が電
解されるとアノード付近で酸化反応が生じてヒドロニウ
ムイオン(H+)を生成し、カソード付近で還元反応が
生じてヒドロキシイオン(OH−)を生成する。H+お
よびOH−イオンの生成は一般に患者の火傷に関与する
と考えられる。従って適切なイオントフォレーゼ設定の
選択に際して、電極、有効薬剤、および有効薬剤の形を
適切に選択することが考慮される。
【0023】図1−4について述べると、電極再生能を
備えたイオントフォレーゼデリバリーデバイス20には
、絶縁材25により電気的に分離された第1電極22お
よび第2電極23を収容したハウジングが含まれる。
【0024】本発明の記述に関して、″近位″または″
下側″という語はデバイスの患者の皮膚に近い側を意味
し、一方″遠位″または″上側″という語はデバイスま
たは素子の患者の皮膚から遠い側を意味する。
【0025】ハウジングは、第1および第2電極間の電
気的接続を提供するための回路手段を含む。代表的回路
26を図4に示す。好ましい形態においては、回路26
は電極間に電流を供給するための電源、たとえば電池2
7と着脱式にかみ合うべく適合している。電流の方向を
変化させるためにスイッチ手段″S″が設けられる。電
極間を通過する電流量を調節する制御手段が設けられる
。制御手段はオン/オフスイッチ、簡単な制御デバイス
、たとえば加減抵抗器、または当技術分野で周知の、よ
り複雑な対話式制御デバイスからなる。制御手段用にア
クチベーターコントロール28が設けられる。制御手段
は電極への電流を一定に維持することを含めて電流を制
御し、ならびに/または電極間の電圧を一定に維持する
ことおよび電極への電力を一定に維持することを含めて
電圧および電力を制御しうる。先行技術の多数の制御デ
バイスおよび回路のうち若干が、エリスの米国特許第4
,292,968号、タッパーの米国特許第4,822
,334号、バーノンらの米国特許第3,991,75
5号、およびマックニコルスらの米国特許第4,725
,263号明細書に教示されている。
【0026】着脱式電解質レザバー29は電解質、たと
えば電解質31を保有しうる。この電解質レザバーは、
電解質が第1電極22または第2電極23に接触した状
態で、ハウジングと着脱式にかみ合わせることができる
。この形態においては、ハウジングは第1電極22に隣
接して円形窪み32、第2電極23に隣接して円形窪み
33を含む。電解質レザバー29は円形かみ合わせ面3
5を備えた遠位または上側末端34を含む。円形かみ合
わせ面35の直径は円形窪み32および33の直径より
わずかに大きく、従って電解質レザバーはそれを円形窪
みの1つに緩和に押し込むことによりハウジングに摩擦
によって着脱式にかみ合わせることができる。たとえば
図3に示すように電解質レザバーは、電解質31が第2
電極23に接触した状態で円形窪み33とかみ合わせる
ことができる。電解質レザバー29は、電解質が第1電
極22に接触した状態で円形窪み32とかみ合わせるこ
ともできる。
【0027】有効薬剤、たとえば有効薬剤40を保有し
うる着脱式有効薬剤レザバー37は、円形かみ合わせ面
39を備えた遠位または上側末端38を含む。着脱式有
効薬剤レザバー37の円形かみ合わせ面39は、有効薬
剤40が第1電極22または第2電極23に接触しうる
状態で、ハウジングの円形窪み32または円形窪み33
と摩擦によってかみ合わせることができる。図3におい
て着脱式有効薬剤レザバー37は、有効薬剤が第1電極
22に接触する状態で円形窪み32に整合して、これと
かみ合わせるためのものとして示される。
【0028】この形態には、電解質レザバーと有効薬剤
レザバーを間隔を置いた関係でハウジング21との整合
およびかみ合わせのために保持しうる整合部材43も含
まれる。これらのリザバーが対称的であるので、リザバ
ーおよび整合アセンブリーは有効薬剤レザバーを第1電
極22に接続して、または第2電極23に接続してかみ
合わせることができる。
【0029】整合部材43はその近位側に接着剤44の
塗膜をも含む。使用前に接着剤を保護するために、かつ
使用前に有効薬剤および電解質をリザバー内に保有する
のを補助するために、剥離シート45が付与される。使
用時にリザバーは、一方の電極が有効薬剤と接触し、他
方の電極が電解質と接触するようにハウジングとかみ合
わせられる。たとえば第1電極22が有効薬剤と接触し
、第2電極23が電解質と接触する。次いで剥離シート
45を接着剤付き整合部材から剥離し、そしてイオント
フォレーゼデバイス20を患者の皮膚に押し付ける。 スイッチ″S″は第1電極22の電荷が患者にデリバー
される有効薬剤の電荷と等しくなるように配置される。 たとえばスイッチ″S″は、デリバーされる有効薬剤が
塩酸リドカインのように正の電荷をもつ場合、第1電極
22へ電流を向け、電極22に正の電荷が付与されるよ
うに用いられるべきである。次いでデリバリープロセス
を開始すべくアクチベーターコントロール28を設定す
る。ここに教示されるように、銀電極を用いて塩酸リド
カイン中のクロリドと結合させることができ、これによ
りリドカインのデリバリー過程で電極は実質的に銀から
実質的に塩化銀に変化する。同様に第2電極23は実質
的に塩化銀から作成され、これにより前記のようにデリ
バリー過程で第2電極は徐々に実質的に銀電極となるよ
うに変化する。
【0030】有効薬剤がデリバーされ、電極の変化を生
じたのち、イオントフォレーゼデリバリーデバイス20
を患者の皮膚から取りはずし、両リザバーを含む整合部
材をハウジングから取りはずして廃棄する。新鮮な有効
薬剤、たとえば塩酸リドカインおよび新鮮な電解質、た
とえば食塩を含む新たな整合部材をこの時点でハウジン
グに取り付けることができる。ただし今回は、電解質リ
ザバー29は円形窪み32とかみ合わせられ、従って電
解質は実質的に塩化銀に変化している第1電極と接触し
、有効薬剤リザバー37は円形窪み33とかみ合わせら
れ、従って有効薬剤は第2電極23と接触する。新たな
整合部材のバッキングシートをこの時点で剥離し、これ
によりイオントフォレーゼデリバリーデバイスを患者の
皮膚に取り付けることができる。今回は、スイッチ″S
″は逆に第2電極23へ電流を向けるべく配置され、従
って第2電極23は正の電荷を得て患者の皮膚内へ有効
薬剤を駆動させる。次いでデリバリープロセスを開始す
べくアクチベーターコントロール28を設定する。プロ
セスの進行に伴って電極23は実質的に銀から実質的に
塩化銀表面に逆戻りし、電極22は実質的に塩化銀から
実質的に銀に逆戻りする。以上に述べたプロセスを多数
回反転することができ、他の場合には一定量の使用のの
ち薬剤をデリバーする能力を失う電極がこれにより定期
的に再生される。本発明によれば電極が定期的に再生さ
れるので、電極材料の使用量が減少する。この形態は正
に帯電した有効薬剤を患者の皮膚内へデリバーするもの
として述べた。本発明は、有効薬剤が負に帯電した電極
と接触し、電解質が正に帯電した電極と接触するように
有効薬剤を収容したリザバーを配置することにより、負
に帯電した有効薬剤を患者の皮膚内へ駆動させるために
用いることもできる。
【0031】図3および4に示した形態には、交換式の
有効薬剤リザバーおよび電解質リザバーと連携して電流
を逆転するためのスイッチ手段が含まれる。スイッチ手
段を備えていないハウジングを含み、その場合別個のリ
ザバーが電極を含み、手動で充填しうる形態も本発明に
包含される。この別形態の場合、リザバーおよび電極を
含むアセンブリーをハウジングから取りはずし、各ドラ
ッグデリバリーサイクルの終了時に各リザバーに電解質
または有効薬剤を交互に充填することができる。電極を
電解質または薬液に接触させることにより定期的に再生
するという点で、同じ結果が得られる。電極を含むリザ
バーは各サイクル間でハウジングの異なる側に配置され
、従って内部スイッチシステムではなくハウジングに対
する電極の配置により、デリバリーサイクル間で電流が
交替する。
【0032】ハウジングには多種多様な材料が適してお
り、プラスチック材料、たとえばポリスチレン、ポリエ
チレン、ポリプロピレンおよびABSが好ましい。ハウ
ジングは金属で構成されてもよいが、プラスチックは電
極間の絶縁材として作用するので好ましい。
【0033】イオントフォレーゼデリバリーデバイスを
構成するためには電気部品、たとえばサーミスタ、電線
、スイッチ、および市販の外注回路チップを含む回路板
を容易に入手することができる。
【0034】デリバーされる有効薬剤を収容するリザバ
ーまたはこれに類する構成体は、イオントフォレーゼユ
ニットと皮膚を接触させるのに適したいかなる材料の形
状であってもよい。適切な材料には下記のものが含まれ
るが、これらに限定されない:発泡体、たとえばT.W
.レオナルドらの米国特許第4,820,525号明細
書に記載のもの、イオン交換樹脂、たとえばE.J.パ
ーシの米国特許第4,731,049号明細書に記載の
もの、ゲル、たとえばP.ケイシュの米国特許第4,7
06,680号およびS.アリウラの米国特許第4,4
74,570号明細書に記載のもの、ならびにマトリッ
クス、たとえばN.R.パワーズの米国特許第4,70
2,732号明細書に記載のもの。好ましくは有効薬剤
はハウジングとのかみ合わせに適した材料、たとえば熱
可塑性材料製の硬質リザバーに収容される。熱可塑性材
料の例はポリプロピレン、ポリエチレンおよびポリスチ
レンである。
【0035】リザバー材料および/または接着手段とし
て用いられるイオントフォレーゼ用ゲルは、カラヤゴム
、他の多糖類ゲル、またはイオンを運搬しうる同様な親
水性の水性ゲルである。この種のゲルの個々の例にはポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセ
ルロース、ポリアクリルアミド、ポリヘマ(polyh
ema)類、ポリヘマ誘導体などが含まれる。
【0036】有効薬剤を保有するために選ばれるリザバ
ー材料は、ヒトの皮膚または組織の刺激を避ける非刺激
性、有効薬剤配合物を保有して皮膚と有効薬剤配合物の
良好な電気的接触を得るのに適した界面活性、およびデ
リバーされる有効薬剤の目的特性を妨害することなくイ
オンの運搬媒質として作用しうる能力を備えていなけれ
ばならない。
【0037】本発明に用いるのに適した電解質には、食
塩、およびハライド塩、たとえば塩化カルシウム、塩化
カリウム、グルコン酸カリウム、塩化ナトリウムおよび
乳酸ナトリウムの水溶液が含まれる。好ましくは電解質
は塩化ナトリウムまたは食塩である。電解質を選択する
第1の基準は、それが安全にイオン伝導性をもたらしう
ることである。
【0038】本発明の方法およびデバイスに用いる主要
な有効成分を記述するために用いられる″有効薬剤″と
いう語は、受容する患者に対して治療、予防その他の有
益な薬理学的および/または生理学的効果をもち、かつ
目的の結果を生じるのに十分な量で受容者に皮膚または
他の膜を通してデリバーしうるのに十分なほど有効であ
る、生物学的に有効な化合物または化合物の混合物を意
味する。
【0039】本発明方法に用いられる有効薬剤は単独で
プロドラッグとして、または他の物質と組み合わせてデ
リバーすることができる。他の物質には透過促進剤、緩
衝剤、殺菌薬、安定剤、酸化防止剤、ならびにその役割
が治療作用、貯蔵寿命、安全性および使用性を増強する
ことである他の物質が含まれる。
【0040】一般に有効薬剤はあらゆる主要な療法分野
における療法用薬剤、またはそれらの組み合わせを含み
、下記のものが含まれるが、これらに限定されない:麻
酔薬、鎮痛薬、抗食欲不振薬(anorexic)、駆
虫薬、抗喘息薬、抗痙攣薬、下痢止め、抗偏頭痛製剤、
酔い止め、制吐薬、抗腫瘍薬、抗パーキンソン病薬、痒
み止め、解熱薬、抗コリン薬、交感神経作用薬、キサン
チン誘導体、心血管製剤、たとえばカルシウム輸送路遮
断薬、β−遮断薬、抗不整脈薬、降圧薬、利尿薬、全身
、冠血管、抹消血管および脳血管を含めた血管拡張薬、
中枢神経系興奮薬、咳および感冒用製剤、デコジェスタ
ント(decogestant)、診断薬、ホルモン、
催眠薬、免疫抑制薬、筋弛緩薬、副交感神経抑制薬、副
交感神経作用薬、精神興奮薬、鎮静薬、トランキライザ
ー、抗炎症薬、抗関節炎薬、鎮痙薬、抗うつ薬、抗精神
病薬、トランキライザー、抗不安薬、麻酔性拮抗薬、抗
パーキンソン病薬、コリン作用薬、抗癌薬、免疫抑制薬
、抗ウイルス薬、抗生物質、食欲抑制薬、鎮吐薬、抗コ
リン作用薬、抗ヒスタミン薬、抗偏頭痛薬、冠血管、脳
血管または抹消血管拡張薬、ホルモン薬、避妊薬、抗血
栓形成薬、利尿薬、降圧薬、心血管薬など。 個々の薬物の例は下記のものである:ステロイド、たと
えばエストラジオール、プロゲステロン、ノルゲストレ
ル、レボノルゲストレル、ノルエチンドロン、酢酸メド
ロキシプロゲステロン、テストステロンおよびそれらの
エステル、ニトロ化合物、たとえばニトログリセリンお
よび硝酸イソソルビド類、ニコチン、クロルフェニラミ
ン、テルフェナジン、トリプロリジン、ヒドロコルチゾ
ン、オキシカム誘導体、たとえばプロキシカム、ケトプ
ロフェン、ムコポリサッカリダーゼ、たとえばチオムカ
ーゼ、ブプレノルフィン、フェンタニル、ナロキソン、
コデイン、リドカイン、ジヒドロエルゴタミン、ピゾチ
リン、サルブタモール、テルブタリン、プロスタグラン
ジン類、たとえばミゾプロストール、エンプロスチル、
オメプラゾール、イミプラミン、ベンザミド類、たとえ
ばメトクロプラミン、スコポラミン、ペプチド類、たと
えば成長解放因子(growth  releasin
g  factor)およびソマトスタチン、クロニジ
ン、ジヒドロピリジン類、たとえばニフェジピン、ベラ
パミル、エフェドリン、ピンドロール、メトプロロール
、スピロノラクトン、塩酸ニカルジピン、カルシトリオ
ール、チアジド類、たとえばヒドロクロロチアジド、フ
ルナリジン、シドノンイミン類、たとえばモルシドミン
、硫酸化多糖類、たとえばヘパリン画分および蛋白質、
ならびにペプチド類、たとえばインシュリンおよびその
同族体、カルシトニンおよびその同族体、たとえばエル
カトニン、プロタミン、グルカゴン、グロブリン類、ア
ンギオテンシンI、アンギオテンシンII、アンギオテ
ンシンIII、リプレシン、バソプレシン、ソマトスタ
チンおよびその同族体、成長ホルモンおよびオキシトシ
ン、ならびに必要に応じそれらの化合物と薬剤学的に受
容しうる酸または塩基との塩類。好ましくは有効薬剤は
麻酔薬、ホルモン、蛋白質、鎮痛薬、または他の低分子
量カチオンである。より好ましくは、有効薬剤はリドカ
イン、インシュリン、カルシトニン、エルカトニンまた
はソマトスタチンである。
【0041】有効薬剤の主要な要件は、帯電しているこ
と、電荷を運ぶべく修飾しうること、または他の化合物
とコンプレックスを形成し、そのコンプレックスが電荷
を保有しうること(たとえば疎水性相互作用により)で
ある。イオントフォレーゼ用有効薬剤の適切な選択には
、個々の導電率に基づく選択が含まれる(すなわち、電
流を付与した場合に溶液中で薬物が移動する容易さを推
定する)。
【0042】イオントフォレーゼデリバリー用に有効薬
剤を修飾することは周知の方法により行われる。この分
野の一般的テキストには下記のものが含まれる:Rem
ington’s  Pharmaceutical 
 Sciences、アーサー・オソル(Arthur
  Osol)編、第16版、1980、マック・パブ
リシング社、ペンシルベニア州イーストン。アニオン形
(負に帯電したイオン)またはカチオン形(正に帯電し
たイオン)いずれの有効薬剤をデリバーするかに応じて
、一般に塩基性(OH−またはアミン)または酸(H+
)形の有効薬剤が調製される。有効薬剤の一般的な修飾
にはハライド塩形への修飾が含まれる。たとえば正に帯
電した有効薬剤をデリバーするためには、クロリドまた
は塩酸塩形の有効薬剤を調製し、デリバリーのためにイ
オントフォレーゼデバイスのリザバーに装入する。
【0043】有効量の有効薬剤とは、そのイオントフォ
レーゼ投与により意図する結果を得るのに必要な量を意
味する。有効量は特に、目的とする生理学的効果、投与
回数、有効薬剤および皮内代謝に応じて異なるであろう
【0044】本発明において用いる処置法には患者の体
格、年齢、体重、性別、医療状態、状態の程度、および
デリバーされる有効薬剤を含めた各種要素が含まれる。 通常の医師はその状態の進行を阻止または抑制するのに
必要な薬剤の有効量を容易に判定、処方および投与する
ことができる。これを実施するに際して医師はまず比較
的低い用量を用い、続いて最大反応が得られるまで用量
を増加することができる。。
【0045】以下の実施例は本明細書に記載される本発
明の詳細な形態を説明するものである。当業者に自明の
とおり、種々の変更および修正が可能であり、ここに記
載する本発明の範囲に包含されると解される。
【0046】実施例1 以下の実施例および図5は、極性を切り換えるだけで、
極性が反転しないシステムより少量の有効成分が実際に
デリバーされることを示す。
【0047】下記に記載の方法に実質的に従って、ブタ
皮膚弁(skin  flap)試験を行った:リビエ
ル、セージおよびモンテイロ−リビエル(J.E.Ri
viere,B.H.Sage,N.A.Montei
ro−Riviere)(1989−90)″摘出した
潅流ブタ皮膚における経皮リドカインイオントフォレー
ゼ″J.Toxicol−Cut  and  Ocu
lar  Toxicol  8(4)p  493−
504;これをここに参考として引用する。
【0048】そのプロトコールにおいて下記の点を変更
した: 活性電極−−10%リドカインHCl+.04%トロゾ
リンHCl 無関係電極−−標準食塩溶液または10%食塩溶液電流
密度−−200μA/cm2 電気化学−−Ag/AgCl 皮膚弁241−244−−定常直流、4時間皮膚弁51
2,513−−10秒毎に極性反転。
【0049】以上、本発明を特定の形態につき説明した
が、それらの詳細を限定と解すべきでない。本発明の精
神および範囲から逸脱することのない各種の均等物、変
更および修正を用いることができ、それらの均等物も本
発明に包含されることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオントフォレーゼドラッグデリバリ
ーデバイスの透視図である。
【図2】ハウジングとリザバーの分離を示す、図1のド
ラッグデリバリーデバイスの透視図である。
【図3】線3−3に沿って得た、同様にハウジングとリ
ザバーの分離を示す、図1のイオントフォレーゼデリバ
リーデバイスの部分断面図である。
【図4】電極間に電流を供給するための回路を示す模式
図である。
【図5】活性電極デリバリーは定常直流の場合の方が極
性反転より有効であることを示すグラフである。
【符号の説明】
20  イオントフォレーゼデリバリーデバイス21 
 ハウジング 22  第1電極 23  第2電極 25  絶縁材 26  回路 27  電池 28  アクチベーターコントロール 29  着脱式電解質レザバー 31  電解質 32,33  円形窪み 34,38  遠位(上側)末端 35,39  リザバーの円形かみ合わせ面37  着
脱式有効薬剤レザバー 40  有効薬剤 43  整合部材 44  接着剤 45  剥離シート S  スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電極再生能を備えた下記よりなる操作
    式イオントフォレーゼデリバリーデバイス:下記を収容
    するハウジング手段:第1電極、第2電極、第1電極と
    第2電極を電気的に分離するための絶縁手段、第1およ
    び第2電極間の電気的接続を提供するための回路手段で
    あって該回路手段が第1および第2電極間に電流を供給
    するための電源とかみ合うべく適合したもの、電流の方
    向を変化させるためのスイッチ手段、ならびに上記電極
    間を通過する電流量に影響を与える制御手段;電解質を
    保有しうる着脱式電解質レザバーであって、このレザバ
    ーに保有された電解質に一方の電極が接触しうる状態で
    該電解質レザバーをハウジングと着脱式にかみ合わせる
    ことができるもの;ならびにイオントフォレーゼデリバ
    リー用有効薬剤を保有しうる着脱式有効薬剤レザバーで
    あって、一方の電極にこの処置用液体が接触しうる状態
    で該有効薬剤レザバーをハウジングと着脱式にかみ合わ
    せることができるもの。
  2. 【請求項2】  電極が銀、ハロゲン化銀、金、ハロゲ
    ン化金、銅、ハロゲン化銅、モリブデンおよびハロゲン
    化モリブデンよりなる群から選ばれる、請求項1に記載
    の操作式イオントフォレーゼデリバリーデバイス。
  3. 【請求項3】  一方の電極が銀である、請求項2に記
    載の操作式イオントフォレーゼデリバリーデバイス。
  4. 【請求項4】  処置用薬剤がインシュリン、カルシト
    ニン、インドカイン、ソマトスタチン、エルカトニンお
    よびそれらのイオン形よりなる群から選ばれる、請求項
    1に記載の操作式イオントフォレーゼデリバリーデバイ
    ス。
  5. 【請求項5】  電極再生能を備えた下記よりなる操作
    式イオントフォレーゼドラッグデリバリーデバイス:下
    記を収容するハウジング手段:第1電極接点手段、第2
    電極接点手段、第1電極接点手段と第2電極接点手段を
    電気的に分離するための絶縁手段、第1および第2電極
    接点手段間の電気的接続を提供するための回路手段であ
    って該回路手段が第1および第2電極接点手段間に電流
    を供給するための電源とかみ合うべく適合したもの、な
    らびに第1および第2電極接点手段間を通過する電流量
    に影響を与える制御手段;第1電極を収容する着脱式第
    1レザバーであって、第1レザバーが有効薬剤または電
    解質を第1電極と接触した状態で保有すべく適合し、第
    1電極が上記接点手段の一方と接触しうる状態で第1レ
    ザバーをハウジングと着脱式にかみ合わせることができ
    るもの;ならびに第2電極を収容する着脱式第2レザバ
    ーであって、第2レザバーが有効薬剤または電解質を第
    2電極と接触した状態で保有すべく適合し、第2電極が
    上記接点手段の他方と接触しうる状態で第2レザバーを
    ハウジングと着脱式にかみ合わせることができるもの。
  6. 【請求項6】  さらに、第1および第2レザバーを患
    者の皮膚に隣接して保持するための、それらのレザバー
    における接着剤を含む、請求項5に記載の操作式イオン
    トフォレーゼデリバリーデバイス。
  7. 【請求項7】  少なくとも2個の電極および有効薬剤
    を収容するための手段を含むイオントフォレーゼシステ
    ムから有効薬剤をデリバーする際に電極を再生するため
    の下記よりなる方法: a)電解質に接続した第2電極と共に回路を完成する第
    1電極に接続した有効薬剤をデリバーし、そしてb)電
    解質を第2電極に接続した有効薬剤で置換し、かつ有効
    薬剤を第1電極に接続した電解質で置換することにより
    有効薬剤を第2電極からデリバーする。
  8. 【請求項8】  電極が水の電解に必要なものより低い
    界面電位を伴う可逆的な電気化学を示す金属およびそれ
    らの塩類である、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】  電極が銀、ハロゲン化銀、金、ハロゲ
    ン化金、銅、ハロゲン化銅、モリブデンおよびハロゲン
    化モリブデンよりなる群から選ばれる、請求項8に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】  電極が銀およびハロゲン化銀であり
    、電解質が食塩である、請求項7に記載の方法。
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