JPH04312336A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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Publication number
JPH04312336A
JPH04312336A JP7638491A JP7638491A JPH04312336A JP H04312336 A JPH04312336 A JP H04312336A JP 7638491 A JP7638491 A JP 7638491A JP 7638491 A JP7638491 A JP 7638491A JP H04312336 A JPH04312336 A JP H04312336A
Authority
JP
Japan
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insulator
stator
stator core
winding
insulating member
Prior art date
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Pending
Application number
JP7638491A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshirou Tatsuya
辰谷 俊郎
Hitoshi Kawaguchi
仁 川口
Ryota Azuma
東 良太
Kazuhiko Hotta
和彦 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP7638491A priority Critical patent/JPH04312336A/ja
Publication of JPH04312336A publication Critical patent/JPH04312336A/ja
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の固定子に関す
るものであり、特に、固定子鉄心を両面から絶縁体で被
覆し、この絶縁体の上から巻線を巻設した電動機の固定
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電動機の固定子として、
特開平2−250647号公報に掲載の技術を挙げるこ
とができる。
【0003】図5は従来の電動機を示す断面図、図6は
従来の電動機の固定子に回路基板を装着した状態を示す
平面図、図7は図6の電動機の固定子に回路基板を装着
した状態を示す側面図、図8は図6の電動機の固定子の
X−X断面を示す断面図である。
【0004】図において、1は固定子鉄心、2は固定子
鉄心1を被覆する絶縁部材であり、この絶縁部材2は第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bで構成されている。第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bは固定子鉄心1の軸方
向両端面から各々挿着されている。3は絶縁部材2を介
して固定子鉄心1に巻設された巻線、4は固定子鉄心1
、絶縁部材2、巻線3を一体にしてモールドしている熱
硬化性樹脂からなるモールド樹脂である。Aは電動機の
固定子で、5はこの固定子Aの中心部に設けられた筒部
、6は固定子Aの中心部から放射状に形成された主極、
7は各主極6の間に固定子Aの中心に対して放射状に形
成された補極、8は各補極7の先端部の一方向に形成さ
れた凸部である。9は固定子Aの中心に向って突出する
複数の凸片であり、この凸片9は第2絶縁体2bに設け
られている。12は固定子Aに組付けられている回路基
板、13は回路基板12に装着された電子部品、15は
回路基板12に接続されたリード線である。16は金属
製の軸受ホルダであり、この軸受ホルダ16は固定子鉄
心1の筒部5と所定空間Kを有するように筒部5よりも
小さな外径の中央部16aと、この中央部16aよりも
大きく筒部5より僅かに小さく段部16bを形成した軸
受保持部16cを有している。17は軸受ホルダ16に
嵌着された玉軸受、18は玉軸受17を予圧する予圧バ
ネ、19はこの電動機の回転軸、20は回転軸19の端
部に固着された軸保持部材、21は軸保持部材20を介
して回転軸19に装着されたロータヨーク、22はロー
タヨーク21の内側に前記固定子Aの外周面と対向状態
で配設されたマグネットである。Bは回転軸19、軸保
持部材20、ロータヨーク21、及びマグネット22で
構成されている回転子であり、この回転子Bは玉軸受1
7によって回動可能に支持されている。23はモールド
樹脂4に捩子止めされているカバーである。24は第1
絶縁体2aと第2絶縁体2bとの各端部の間に形成され
る隙間である。
【0005】従来の電動機の固定子は上記のように構成
されており、固定子鉄心1の軸方向両端面から第1絶縁
体2a及び第2絶縁体2bを各々対向状態で挿着し、こ
の第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを介して巻線3を
巻設し、これらがモールド樹脂4によりモールドされて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
動機の固定子では、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bと
の対向する各端部間に隙間24が形成されていた(図8
参照)。
【0007】したがって、低電圧で駆動される電動機の
場合には、別に問題にならないが、高電圧で駆動される
電動機の場合には、この隙間24部分において固定子鉄
心1と巻線3との間で絶縁性が低下し、高電圧に耐えれ
なくなる虞れがあった。このため、高電圧タイプの電動
機の固定子においては直巻線とすることができず、電動
機の小形化に対する1つの障害となっていた。
【0008】そこで、この発明は第1絶縁体2aと第2
絶縁体2bとの対向する各端部での絶縁不良を改善し、
高電圧に対しても耐え得る電動機の固定子の提供を課題
とするものである。
【0009】また、従来の電動機の固定子では、第1絶
縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2の各コ
ーナー部は直角仕上げによる直角状を呈しており、この
上から巻線3を巻設すると、巻線3の表面の被覆が損傷
し易く、このコーナー部分において巻線3の各線間での
絶縁不良が起こる虞れがあった。特に、高電圧で駆動さ
れる電動機の場合には、高電圧に耐えれなくなる虞れが
あった。
【0010】そこで、この他の発明は絶縁部材2の各コ
ーナー部分での絶縁不良を改善し、高電圧に対しても耐
え得る電動機の固定子の提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、固定子鉄心と、前記固定子鉄心を被覆する第1絶縁
体及び第2絶縁体からなる絶縁部材と、前記第1絶縁体
と第2絶縁体の各端部が重なり嵌合状態で当接する当接
嵌合端部と、前記絶縁部材を介して固定子鉄心に巻設さ
れた巻線とを具備するものである。
【0012】請求項2の発明においては、固定子鉄心と
、前記固定子鉄心を被覆する第1絶縁体及び第2絶縁体
からなる絶縁部材と、前記第1絶縁体と第2絶縁体の各
端部が重なり嵌合状態で当接する当接嵌合端部と、前記
第1絶縁体と第2絶縁体の各コーナー部がR形状を呈す
るR形角部と、前記絶縁部材を介して固定子鉄心に巻設
された巻線とを具備するものである。
【0013】
【作用】この請求項1の発明の電動機の固定子において
は、第1絶縁体及び第2絶縁体からなる絶縁部材で固定
子鉄心が被覆され、第1絶縁体と第2絶縁体の各端部で
ある当接嵌合端部が重なり嵌合状態で当接し、絶縁部材
を介して固定子鉄心に巻線が巻設されたものであるから
、第1絶縁体と第2絶縁体との対向する各端部間に隙間
が形成されず、該当接端部における固定子鉄心と巻線と
の絶縁性が高まる。
【0014】請求項2の発明の電動機の固定子において
は、上記請求項1の発明と同様の当接嵌合端部を有する
とともに、第1絶縁体と第2絶縁体の各コーナー部であ
るR形角部がR形状を呈している絶縁部材で固定子鉄心
が被覆され、絶縁部材を介して固定子鉄心に巻線が巻設
されたものであるから、第1絶縁体と第2絶縁体との対
向する各端部間に隙間が形成されず、該当接端部におけ
る固定子鉄心と巻線との絶縁性が高まるとともに、絶縁
部材の各コーナー部分においても巻線の表面の被覆が損
傷せず、巻線の各線間での絶縁性がよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明をする
【0016】〈第一実施例〉図1は本発明の第一実施例
である電動機の固定子の要部を示す断面図である。図中
、上記従来例と同一符号及び記号は上記従来例の構成部
分と同一または相当する構成部分を示す。
【0017】図において、2a1 は第1絶縁体2aの
端部に形成されたテーパー部、2b1  も同じく第2
絶縁体2bの端部に形成されたテーパー部である。25
はこの両テーパー部2a1 ,2b1 からなる当接嵌
合端部であり、第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを各
々対向させることにより、両テーパー部2a1 ,2b
1 が互いに重なり嵌合状態で当接する。
【0018】この実施例の電動機の固定子は上記のよう
に構成されており、固定子鉄心1の軸方向両端面から第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを各々対向状態で挿着
し、この第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを介して巻
線3が巻設されている。しかも、この実施例では第1絶
縁体2a及び第2絶縁体2bの各端部であるテーパー部
2a1 ,2b1 が重なり嵌合状態で当接する。この
ため、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bとの対向する各
端部間に従来のように隙間24が形成されず、固定子鉄
心1と巻線3との間で絶縁不良が起こらない。
【0019】このように、この実施例の電動機の固定子
は、固定子鉄心1と、この固定子鉄心1を被覆する第1
絶縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2と、
前記第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各端部に形成さ
れたテーパー部2a1 ,2b1 が重なり嵌合状態で
当接する当接嵌合端部25と、前記絶縁部材2を介して
固定子鉄心1に巻設された巻線3とを備えている。
【0020】即ち、この電動機の固定子は、第1絶縁体
2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2で固定子鉄
心1が被覆され、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各
テーパー部2a1 ,2b1 からなる当接嵌合端部2
5が重なり嵌合状態で当接し、絶縁部材2を介して固定
子鉄心1に巻線3が巻設されたものである。
【0021】したがって、第1絶縁体2aと第2絶縁体
2bとの対向する各端部間に隙間24が形成されず、こ
の当接端部における固定子鉄心1と巻線3との絶縁性が
高まるので、高電圧に対しても耐え得る電動機の固定子
となる。この結果、高電圧タイプの直巻線が可能になり
、コイルの使用量を削減でき、電動機の小形化を促進で
きる。
【0022】なお、上記実施例では第1絶縁体2a及び
第2絶縁体2bの各端部に形成されたテーパー部2a1
 ,2b1 は固定子鉄心1の略中央部で当接する場合
について説明をしたが、固定子鉄心1のコーナー部近傍
であってもよい。また、各テーパー部2a1 ,2b1
 は第1絶縁体2aと第2絶縁体2bとで逆テーパーと
してもよく、更に、固定子鉄心1の左右での嵌合状態に
よる重なり具合いを違えてもよい。
【0023】〈第二実施例〉図2は本発明の第二実施例
である電動機の固定子の要部を示す断面図である。図中
、上記従来例及び第一実施例と同一符号及び記号は上記
従来例及び第一実施例の構成部分と同一または相当する
構成部分を示す。
【0024】図において、2a2 は第1絶縁体2aの
端部に形成された凹部、2b2 は第2絶縁体2bの端
部に形成された挿入部である。この凹部2a2 と挿入
部2b2 とで当接嵌合端部25を構成しており、第1
絶縁体2a及び第2絶縁体2bを各々対向させることに
より、凹部2a2 と挿入部2b2 とが互いに重なり
嵌合状態で当接する。
【0025】この実施例の電動機の固定子は上記のよう
に構成されており、固定子鉄心1の軸方向両端面から第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを各々対向状態で挿着
し、この第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを介して巻
線3が巻設されている。しかも、この実施例では第1絶
縁体2aの端部である凹部2a2 と第2絶縁体2bの
端部である挿入部2b2 とが重なり嵌合状態で当接す
る。 このため、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bとの対向す
る各端部間に従来のように隙間24が形成されず、固定
子鉄心1と巻線3との間で絶縁不良が起こらない。
【0026】このように、この実施例の電動機の固定子
は、固定子鉄心1と、この固定子鉄心1を被覆する第1
絶縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2と、
前記第1絶縁体2aの端部に形成された凹部2a2 と
第2絶縁体2bの端部に形成された挿入部2b2 とが
重なり嵌合状態で当接する当接嵌合端部25と、前記絶
縁部材2を介して固定子鉄心1に巻設された巻線3とを
備えている。
【0027】即ち、この電動機の固定子は、第1絶縁体
2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2で固定子鉄
心1が被覆され、第1絶縁体2aの凹部2a2と第2絶
縁体2bの挿入部2b2 からなる当接嵌合端部25が
重なり嵌合状態で当接し、絶縁部材2を介して固定子鉄
心1に巻線3が巻設されたものである。
【0028】したがって、上記第一実施例と同様に、第
1絶縁体2aと第2絶縁体2bとの対向する各端部間に
隙間24が形成されず、該当接端部における固定子鉄心
1と巻線3との絶縁性が高まるので、高電圧に対しても
耐え得る電動機の固定子となる。この結果、高電圧タイ
プの直巻線が可能になり、コイルの使用量を削減でき、
電動機の小形化を促進できる。
【0029】なお、上記実施例では第1絶縁体2aに凹
部2a2 を形成し、第2絶縁体2bに挿入部2b2 
を形成した場合について説明をしたが、第1絶縁体2a
に挿入部2b2 を形成し、第2絶縁体2bに凹部2a
2を形成してもよい。また、凹部2a2 及び挿入部2
b2 の各形状は相互に重なり嵌合状態で当接できれば
よく、図2の形状に限定されるものではない。更に、第
1絶縁体2aの凹部2a2 と第2絶縁体2bの挿入部
2b2 とは固定子鉄心1の略中央部で重なり嵌合状態
で当接する場合について説明をしたが、この位置に限定
されるものでもない。
【0030】〈第三実施例〉図3は本発明の第三実施例
である電動機の固定子の要部を示す断面図である。図中
、上記従来例、第一及び第二実施例と同一符号及び記号
は上記従来例、第一及び第二実施例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。
【0031】図において、26は固定子鉄心1の端部に
配設された絶縁体からなるダミーコアであり、このダミ
ーコア26の外側で第1絶縁体2aの端部と第2絶縁体
2bの端部とが互いに当接する。この実施例では第1絶
縁体2aとダミーコア26とが共に絶縁体で構成されて
おり、この第1絶縁体2aとダミーコア26とを一体視
すれば、上記第三実施例の第1絶縁体2aと同様の形状
になる。即ち、第1絶縁体2aの端部とダミーコア26
の端部で以て上記第三実施例の凹部2a2 と同様の凹
部が形成される。故に、第1絶縁体2aの端部と第2絶
縁体2bの端部とはダミーコア26を介して、重なり嵌
合状態で当接するので、上記各実施例と同様に第1絶縁
体2a及び第2絶縁体2bの各端部に当接嵌合端部25
を有しているといえる。
【0032】この実施例の電動機の固定子は上記のよう
に構成されており、固定子鉄心1の軸方向両端面から第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを各々対向状態で挿着
し、この第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを介して巻
線3が巻設されている。しかも、この実施例では第1絶
縁体2aと第2絶縁体2bの各端部がダミーコア26を
介して重なり嵌合状態で当接する。このため、第1絶縁
体2aと第2絶縁体2bとの対向する各端部間に従来の
ように隙間24が形成されず、固定子鉄心1と巻線3と
の間で絶縁不良が起こらない。
【0033】このように、この実施例の電動機の固定子
は、固定子鉄心1と、この固定子鉄心1を被覆する第1
絶縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2と、
前記第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各端部がダミー
コア26を介して重なり嵌合状態で当接する当接嵌合端
部25と、前記絶縁部材2を介して固定子鉄心1に巻設
された巻線3とを備えている。
【0034】即ち、この電動機の固定子は、第1絶縁体
2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2で固定子鉄
心1が被覆され、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各
端部及びダミーコア26からなる当接嵌合端部25が重
なり嵌合状態で当接し、絶縁部材2を介して固定子鉄心
1に巻線3が巻設されたものである。
【0035】したがって、上記第一及び第二実施例と同
様に、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bとの対向する各
端部間に隙間24が形成されず、該当接端部における固
定子鉄心1と巻線3との絶縁性が高まるので、高電圧に
対しても耐え得る電動機の固定子となる。この結果、高
電圧タイプの直巻線が可能になり、コイルの使用量を削
減でき、電動機の小形化を促進できる。
【0036】なお、上記実施例では固定子鉄心1の第1
絶縁体2a側にダミーコア26を配した電動機の固定子
について説明をしたが、固定子鉄心1の第2絶縁体2b
側にダミーコア26を配し、第1絶縁体2aと第2絶縁
体2bとの形状を入替えて構成してもよい。
【0037】上記のように、請求項1の各実施例におい
ては、固定子鉄心1と、前記固定子鉄心1を被覆する第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2と
、前記第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各端部が重な
り嵌合状態で当接する当接嵌合端部25と、前記絶縁部
材2を介して固定子鉄心1に巻設された巻線3とを備え
ている。
【0038】即ち、この請求項1の発明の電動機の固定
子は、第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁
部材2で固定子鉄心1が被覆され、第1絶縁体2aと第
2絶縁体2bの各端部である当接嵌合端部25が重なり
嵌合状態で当接し、絶縁部材2を介して固定子鉄心1に
巻線3が巻設されたものである。
【0039】したがって、第1絶縁体2aと第2絶縁体
2bとの対向する各端部間に隙間24が形成されず、該
当接端部における固定子鉄心1と巻線3との絶縁性が高
まるので、高電圧に対しても耐え得る電動機の固定子と
なり、信頼性が向上する。また、高電圧タイプの直巻線
が可能になり、電動機の小形化を促進できる。
【0040】〈第四実施例〉図4は本発明の第四実施例
である電動機の固定子の要部を示す断面図である。図中
、上記従来例及び各実施例と同一符号及び記号は上記従
来例及び各実施例の構成部分と同一または相当する構成
部分を示す。
【0041】図において、2a11は第1絶縁体2aの
コーナー部に形成されたR形角部、2b11は同じく第
2絶縁体2bのコーナー部に形成されたR形角部であり
、共にR形仕上げによるR形状を呈している。なお、第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bの各コーナー部以外の
他の構成は上記第一実施例と同様の構成となっている。 故に、この実施例においても、第1絶縁体2aの端部に
はテーパー部2a1 が形成され、同じく第2絶縁体2
bの端部にもテーパー部2b1 が形成され、この両テ
ーパー部2a1 ,2b1 で当接嵌合端部25を構成
している。 この両テーパー部2a1 ,2b1 は互いに重なり嵌
合状態で当接する。
【0042】この実施例の電動機の固定子は上記のよう
に構成されており、固定子鉄心1の軸方向両端面から第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを各々対向状態で挿着
し、この第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bを介して巻
線3が巻設されている。しかも、この実施例では第1絶
縁体2a及び第2絶縁体2bの各コーナ部であるR形角
部2a11,2b11がR形状を呈している。このため
、第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bの上から巻線3を
巻設しても、従来のように、巻線3の表面の被覆が損傷
しにくく、このコーナー部分において巻線3の各線間で
の絶縁不良が起こらない。更に、この実施例においても
、上記第一実施例と同様に、第1絶縁体2a及び第2絶
縁体2bの各端部に形成されたテーパー部2a1 ,2
b1 が重なり嵌合状態で当接する。このため、第1絶
縁体2aと第2絶縁体2bとの対向する各端部間に従来
のように隙間24が形成されず、固定子鉄心1と巻線3
との間で絶縁不良が起こらない。
【0043】このように、請求項2の実施例の電動機の
固定子は、固定子鉄心1と、この固定子鉄心1を被覆す
る第1絶縁体2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材
2と、前記第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各端部に
形成されたテーパー部2a1  ,2b1 が重なり嵌
合状態で当接する当接嵌合端部25と、前記第1絶縁体
2aと第2絶縁体2bの各コーナー部がR形状を呈する
R形角部2a11,2b11と、前記絶縁部材2を介し
て固定子鉄心1に巻設された巻線3とを備えている。
【0044】即ち、この電動機の固定子は、第1絶縁体
2a及び第2絶縁体2bからなる絶縁部材2で固定子鉄
心1が被覆され、第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各
テーパー部2a1 ,2b1 からなる当接嵌合端部2
5が重なり嵌合状態で当接し、絶縁部材2を介して固定
子鉄心1に巻線3が巻設されたものであるとともに、第
1絶縁体2a及び第2絶縁体2bの各コーナ部であるR
形角部2a11,2b11がR形状を呈している。
【0045】したがって、第1絶縁体2aと第2絶縁体
2bとの対向する各端部間に隙間24が形成されず、該
当接端部における固定子鉄心1と巻線3との絶縁性が高
まるだけでなく、絶縁部材2の各コーナー部分において
も巻線3の表面の被覆が損傷しにくく、巻線3の各線間
での絶縁性がよいので、第一実施例の電動機の固定子よ
りも更に高電圧に対して耐え得る電動機の固定子となり
、信頼性が一段と増し、高電圧タイプの直巻線により、
電動機の小形化を促進できる。
【0046】なお、請求項2の実施例として、上記説明
では第一実施例の第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各
コーナー部にR形状を呈するR形角部2a11,2b1
1を付加した第4実施例を示したが、第二実施例、或い
は第三実施例の第1絶縁体2aと第2絶縁体2bの各コ
ーナー部にR形状を呈するR形角部2a11,2b11
を付加しても、当然、請求項2の実施例として成立する
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
電動機の固定子は、固定子鉄心と、絶縁部材と、当接嵌
合端部と、巻線とを備え、第1絶縁体及び第2絶縁体か
らなる絶縁部材で固定子鉄心が被覆され、第1絶縁体と
第2絶縁体の各端部である当接嵌合端部が重なり嵌合状
態で当接し、絶縁部材を介して固定子鉄心に巻線が巻設
されたことにより、第1絶縁体と第2絶縁体との対向す
る各端部間に隙間が形成されず、該当接端部における固
定子鉄心と巻線との絶縁性が高まるので、高電圧に対し
ても耐え得る信頼性の高い電動機の固定子となり、高電
圧タイプの直巻線が可能になり、電動機の小形化を促進
できる。
【0048】請求項2の発明の電動機の固定子は、固定
子鉄心と、絶縁部材と、当接嵌合端部と、R形角部と、
巻線とを備え、上記請求項1の発明と同様の当接嵌合端
部を有するとともに、第1絶縁体と第2絶縁体の各コー
ナー部であるR形角部がR形状を呈している絶縁部材で
固定子鉄心が被覆され、絶縁部材を介して固定子鉄心に
巻線が巻設されたことにより、第1絶縁体と第2絶縁体
との対向する各端部間に隙間が形成されず、該当接端部
における固定子鉄心と巻線との絶縁性が高まるとともに
、絶縁部材の各コーナー部分においても巻線の表面の被
覆が損傷しにくく、巻線の各線間での絶縁性がよいので
、更に高電圧に対しても耐え得る電動機の固定子となり
、信頼性が増し、高電圧タイプの直巻線が可能になり、
電動機の小形化を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である電動機の固定
子の要部を示す断面図である。
【図2】図2は本発明の第二実施例である電動機の固定
子の要部を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の第三実施例である電動機の固定
子の要部を示す断面図である。
【図4】図4は本発明の第四実施例である電動機の固定
子の要部を示す断面図である。
【図5】図5は従来の電動機を示す断面図である。
【図6】図6は従来の電動機の固定子に回路基板を装着
した状態を示す平面図である。
【図7】図7は図6の電動機の固定子に回路基板を装着
した状態を示す側面図である。
【図8】図8は図6の電動機の固定子のX−X断面を示
す断面図である。
【符号の説明】
1      固定子鉄心 2      絶縁部材 2a    第1絶縁体 2b    第2絶縁体 2a1   テーパー部 2b1   テーパー部 2a2   凹部 2b2   挿入部 2a11  R形角部 2b11  R形角部 3      巻線 25      当接嵌合端部 26      ダミーコア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定子鉄心と、前記固定子鉄心を被覆
    する第1絶縁体及び第2絶縁体からなる絶縁部材と、前
    記第1絶縁体と第2絶縁体の各端部が重なり嵌合状態で
    当接する当接嵌合端部と、前記絶縁部材を介して固定子
    鉄心に巻設された巻線とを具備することを特徴とする電
    動機の固定子。
  2. 【請求項2】  固定子鉄心と、前記固定子鉄心を被覆
    する第1絶縁体及び第2絶縁体からなる絶縁部材と、前
    記第1絶縁体と第2絶縁体の各端部が重なり嵌合状態で
    当接する当接嵌合端部と、前記第1絶縁体と第2絶縁体
    の各コーナー部がR形状を呈するR形角部と、前記絶縁
    部材を介して固定子鉄心に巻設された巻線とを具備する
    ことを特徴とする電動機の固定子。
JP7638491A 1991-04-09 1991-04-09 電動機の固定子 Pending JPH04312336A (ja)

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