JPH043107Y2 - - Google Patents

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JPH043107Y2
JPH043107Y2 JP1986030847U JP3084786U JPH043107Y2 JP H043107 Y2 JPH043107 Y2 JP H043107Y2 JP 1986030847 U JP1986030847 U JP 1986030847U JP 3084786 U JP3084786 U JP 3084786U JP H043107 Y2 JPH043107 Y2 JP H043107Y2
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JP
Japan
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cam
cam body
rotary shaft
cylinder
opposite end
Prior art date
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JP1986030847U
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JPS62141876U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、扉の重量によつて扉を自動的に開動
作或いは閉動作させるグラビテイヒンジに関す
る。
(従来の技術) グラビテイヒンジとして、実開昭57−202563号
公報記載のものがある。これは、枠体に取付けら
れる翼片と、扉に取付けられる翼片とを備え、こ
の一対の翼片には夫々上下に同心状に配置される
回転軸筒が設けられている。各回転軸筒には筒状
のカム体が内嵌され、各カム体の対向面には、筒
軸心に対して傾斜状とされて相互に面接触するカ
ム面が形成されていて、扉を扉側翼片の回転軸筒
の軸心廻りに回動させることで扉側翼片のカム体
のカム面が他方のカム面上を摺動して扉側翼片が
上昇し、扉から手を放せば扉の重量によつて前記
と逆の作用で扉が自動的に復帰されるようになつ
ている。そして、常態における枠体と扉との相対
位置を調整すべく、一方の翼片のカム体に周方向
に所定間隔をおいて2個の係合孔が貫通形成され
ていると共に、回転軸筒には径方向に進退自在に
螺合されて前記2個の係合孔に選択的に挿脱自在
に挿通されるネジ軸が設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のものにあつては、常態における枠体
と扉との相対位置を調整するには、ネジ軸を螺退
させて係合孔から離脱させ、カム体を軸心廻りに
回して他の係合孔とネジ軸とを位置合わせしてか
ら後、ネジ軸を螺進させて該係合孔に挿通し、翼
片同志の成す角度を変えることによつて行なわれ
るのであるが、ネジ軸を係合孔から離脱させる
際、ネジ軸はその先端が係合孔から完全に抜脱す
るまで螺退させなければならず、先端が少しでも
係合孔内に位置していればカム体を軸心廻りに回
せなくなるものであり、また、他の係合孔とネジ
軸とを位置合わせする際、係合孔は外側から見え
ないことから、係合孔とネジ軸との位置合わせが
難しく、したがつて、枠体と扉との相対位置調整
が非常に困難なものであつた。
また、前記グラビテイヒンジにあつては、カム
体が回転中心軸とされていることから、回転軸筒
内でカム面が接触されるように、一方のカム体は
翼片の回転軸筒から突出するように形成され、他
方のカム体は回転軸筒内に没入状とされるように
形成されており、したがつて、上下2種類のカム
体が必要とされ、コストアツプ、在庫管理が煩雑
であるという問題がある。
そこで本考案は、枠体と扉との相対位置調整が
容易で且つカム体の部材の兼用化を企図したグラ
ビテイヒンジを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術
的手段は、一対の翼片1の夫々に設けた回転軸筒
2を上下に同心状に配置し、各回転軸筒2内に内
嵌した筒状カム体6の夫々の対向面に、筒軸心に
対して傾斜状に形成されて相互に面接触するカム
面8を備えたグラビテイヒンジにおいて、 前記カム体6の外周部に、カム面8が形成され
ている側と反対側の端から筒軸心方向に形成した
複数の係合長溝9を周方向に所定間隔をおいて設
け、回転軸筒2に、径方向進退自在に螺合されて
前記係合長溝9に係脱自在に嵌合するネジ軸5を
貫通状に設け、各カム体6の対向端部側に回転軸
筒2の対向側端面に接当するフランジ7を設ける
と共に、カム面8をその略半分がフランジ7の対
向側端面から突出するように形成し、且つ両カム
体6に亘つて中心軸10が挿通されている点にあ
る。
(作用) カム体6には、外周部にカム面8が形成されて
いる側と反対側の端から筒軸心方向に形成した係
合長溝9が周方向に所定間隔をおいて設けられて
いると共に、回転軸筒2には、径方向進退自在に
螺合されて係合長溝9に係脱自在に係合するネジ
軸5が貫通状に設けられていることから、ネジ軸
5の先端部を係合長溝9内に位置させることでカ
ム体6の回転軸筒2に対する筒軸心廻りの回り止
めが図れると共に、ネジ軸5をねじ込んでその先
端部を係合長溝9の底部に押圧状に接当させるこ
とでカム体6の回転軸筒2からの抜止めが図れ、
そして、機体4と扉3との相対位置調整をすべ
く、翼片1同志の成す角度を変える際には、ネジ
軸5の先端を係合長溝9から完全に離脱させる必
要はなく、ネジ軸5を少しゆるめて係合長溝9の
底部から若干離反させればカム体6は回転軸筒2
から抜脱でき、そして、他の係合長溝9を選択
し、該選択した係合長溝9とネジ軸5とを位置合
わせしてカム体6を回転軸筒2にカム体6のフラ
ンジ7が回転軸筒2の対向側端面に接当するまで
挿入する。このとき、ネジ軸5と係合長溝9との
位置合わせは視認して行なえるので該位置合わせ
が容易とされている。そして、最後にネジ軸5を
ねじ込めば良い。
また、カム体6のカム面8はその略半分がフラ
ンジの対向側端面から突出するように形成されて
いて、上下のカム体6は同じものを採用でき、部
材の兼用化が図られ、そして、上下のカム体6に
亘つて中心軸10が挿通されていることから、上
下のカム体6のカム面8をその略半分がフランジ
7の対向側端面から突出するように形成しても上
下のカム対6同志が離反するようなことはない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第6図に示
す図面に基づいて説明する。
第1図、第2図および第6図に示すように、1
は一対の翼片で、各翼片1には複数のネジ挿通孔
1aが形成され、一方の翼片1は扉3に、他方の
翼片1は枠体4に夫々ネジ止めされる。扉3側翼
片1の一側縁上部および枠体4側翼片1の一側縁
下部には夫々回転軸筒2が一体形成され、これら
回転軸筒2は上下に同心状に配置されている。
各回転軸筒2の対向側にはネジ穴2aが径方向
貫通状に形成され、該ネジ穴2aにはネジ軸5が
進退自在に螺合されている。また、回転軸筒2の
対向側端開口から、合成樹脂製から成る円筒状の
カム体6が回転軸筒2に筒軸心廻り相対回動自在
に内嵌されている。そして、上下の回転軸筒2に
挿入されたカム体6の対向面側には回転軸筒2の
外径と略同外径のフランジ7が設けられ、該フラ
ンジ7の対向面は互いに接離自在に接当し、その
背面は回転軸筒2の対向側端面に接当している。
第3図乃至第5図に示すように、前記カム体6
の対向側端面には、筒軸心に対して傾斜状に形成
されたカム面8が設けられ、該カム面8の略半分
はフランジ7の対向面から突出されている。上下
カム体6のカム面8は互いに摺接自在に面接触し
ている。また、カム体6の外周部には、周方向に
所定間隔をおいて複数の係合長溝9が形成され、
該係合長溝9はカム面8が形成されている側と反
対側の端からネジ軸5に対応する位置まで筒軸心
方向に形成されている。
前記係合長溝9は前記ネジ軸5と係脱自在に係
合するようになつていて、ネジ軸5の先端部を係
合長溝9内に位置させることでカム体6の回転軸
筒2に対する筒軸心廻りの回転の規制が図れると
共に、ネジ軸5をねじ込んでその先端部を係合長
溝9の底部に押圧状に接当させることでカム体6
の回転軸筒2からの抜止めが図られる。
10は中心軸で、下部側のカム体6にその下部
が挿入されて固着されており、その上部が上部側
のカム体6に相対回動自在に挿入されている。1
1は回転軸筒2の対向側と反対側の開口端を閉鎖
するキヤツプである。
前記構成において、第6図に示す、扉3を開け
た状態から扉3を手で閉じると、カム面8同志が
相対摺動して上側のカム体6が下部側のカム体6
のカム面8上を上昇する。そして、扉3より手を
放せば扉3の重量により前記と逆の作用で扉3は
開かれる。
また、ネジ軸5を少しゆるめて係合長溝9の底
部から若干離反させてカム体6を回転軸筒2から
抜脱し、他の係合長溝9を選択し、該選択した係
合長溝9とネジ軸5とを位置合わせしてカム体6
を回転軸筒2にカム体6のフランジ7が回転軸筒
2の対向側端面に接当するまで挿入し、再びネジ
軸5をねじ込むことで、翼片1同志の成す角度が
変えられ、これによつて、枠体4と扉3との相対
位置の調整が図られる。
(考案の効果) 本考案によれば、カム体6の外周部に、カム面
8が形成されている側と反対側の端から筒軸心方
向に形成した複数の係合長溝9を周方向に所定間
隔をおいて設け、回転軸筒2に、径方向進退自在
に螺合されて係合長溝9に係脱自在に係合するネ
ジ軸5を貫通状に設けているので、ネジ軸5の先
端部を係合長溝9内に位置させることでカム体6
の回転軸筒2に対する筒軸心廻りの回り止めが図
れると共に、ネジ軸5をねじ込んでその先端部を
係合長溝9の底部に押圧状に接当させることでカ
ム体6の回転軸筒2からの抜止めが図れ、したが
つて、本考案のグラビテイヒンジで連結される枠
体と扉との相対位置調整をすべく、翼片1同志の
成す角度を変える場合には、ネジ軸5の先端を係
合長溝9から完全に離脱させる必要はなく、ネジ
軸5を少しゆるめて係合長溝9の底部から若干離
反させればカム体6は回転軸筒2から抜脱でき、
その後、他の係合長溝9を選択し、該選択した係
合長溝9とネジ軸5とを位置合わせしてカム体6
を回転軸筒2に該カム体6のフランジ7が回転軸
筒2の対向側端面に接当するまで挿入し、ネジ軸
5をねじ込むことでカム体6は回転軸筒2に固定
される。そして、カム体6を回転軸筒2に挿入す
る際の係合長溝9とネジ軸5との位置合わせは視
認して行なえることから、容易に位置合わせがで
きる。以上のことから、翼片1同志の成す角度の
変更は容易に行なえ、したがつて、枠体と扉との
相対位置調整が容易である。
また、カム面8をその略半分がフランジ7の対
向側端面から突出するように形成しているので、
上下のカム体6は同じものを採用でき、部材の兼
用化が図られる。そして、上下両カム体6に亘つ
て中心軸10が挿通されていて、上下のカム体6
のカム面8をその略半分がフランジ7の対向側端
面から突出するように形成しても上下のカム体6
同志が離反するようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示し、第
1図は正面図、第2図は底面図、第3図はカム体
の正面図、第4図は同平面図、第5図は同底面
図、第6図は使用状態の外観図である。 1……翼片、2……回転軸筒、5……ネジ軸、
6……カム体、9……係合長溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対の翼片1の夫々に設けた回転軸筒2を上下
    に同心状に配置し、各回転軸筒2内に内嵌した筒
    状カム体6の夫々の対向面に、筒軸心に対して傾
    斜状に形成されて相互に面接触するカム面8を備
    えたグラビテイヒンジにおいて、 前記カム体6の外周部に、カム面8が形成され
    ている側と反対側の端から筒軸心方向に形成した
    複数の係合長溝9を周方向に所定間隔をおいて設
    け、回転軸筒2に、径方向進退自在に螺合されて
    前記係合長溝9に係脱自在に係合するネジ軸5を
    貫通状に設け、各カム体6の対向端部側に回転軸
    筒2の対向側端面に接当するフランジ7を設ける
    と共に、カム面8をその略半分がフランジ7の対
    向側端面から突出するように形成し、且つ両カム
    体6に亘つて中心軸10が挿通されていることを
    特徴とするグラビテイヒンジ。
JP1986030847U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH043107Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986030847U JPH043107Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986030847U JPH043107Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62141876U JPS62141876U (ja) 1987-09-07
JPH043107Y2 true JPH043107Y2 (ja) 1992-01-31

Family

ID=30836031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986030847U Expired JPH043107Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JP (1) JPH043107Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52161935U (ja) * 1976-06-01 1977-12-08
JPS57202563U (ja) * 1981-06-19 1982-12-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62141876U (ja) 1987-09-07

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