JPH04310117A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04310117A
JPH04310117A JP3076230A JP7623091A JPH04310117A JP H04310117 A JPH04310117 A JP H04310117A JP 3076230 A JP3076230 A JP 3076230A JP 7623091 A JP7623091 A JP 7623091A JP H04310117 A JPH04310117 A JP H04310117A
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Shigehisa Fujisaki
藤崎 茂久
Takumi Shimokawa
下川 巧
Yasuhiko Isobe
礒辺 泰彦
Tadayuki Kajiwara
梶原 忠之
Masanobu Narasaki
雅信 楢崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、行方向、および列方向
の直交マトリクスを構成する画像データを、水平、およ
び垂直走査により、形成するレーザプリンタ等の画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の出力機としてレ
ーザプリンタが使用されるようになってきた。このレー
ザプリンタは、高解像度である点がその特徴の一つであ
るが、文字の種類によってはその解像度以上になめらか
な外形が得られることが要望される。このため、多様な
スムージング技術が考案されている。
【0003】以下、画像形成装置についてレーザビーム
プリンタを例にとり説明する。図15は画像形成装置の
機構部の概略構成図、図16は画像形成装置の機構部の
要部斜視図、図17は画像形成装置の機構部の動作説明
図である。図15、図16において、1901はモータ
(図示せず)により方向Aに駆動される感光性ドラムで
、この感光性ドラム1901は、有機光導電性材料の層
でコーティングされた、金属シリンダで構成されており
、印字中は回転し続け、1ページ印字する毎に数回回転
する。感光ドラム1901は印字を行なう部分に画像を
形成する前にクリーニング部1916で、物理的、電気
的に清浄化されることにより、感光性ドラム1901の
ドラム表面2001に静電潜像を保持するための前処理
が施される。まず、物理的清浄化は、ゴム製のクリーニ
ングブレード1902により、前のサイクルでドラムに
残存したトナーを感光性ドラム1901からこすり落と
すことにより行なわれ、このこすり落とされたトナーは
廃トナー入れ(図示せず)へ回収される。静電的清浄化
は、除電用ランプ1903で感光性ドラム1901の有
機光導電性材料の層に光を照射し、感光性ドラム190
1に前のサイクルで残留した電荷を中性化することによ
り行なわれる。次に、清浄化されたドラム表面2001
は、感光性ドラム1901が回転して、電荷コロナ発生
器1904によって生じるイオン化領域を感光性ドラム
1901の有機光導電性材料の層が通過することにより
、負の電荷が、コロナ発生器1904からドラム表面2
001に移動し、600ボルトの負の電荷によって均一
に帯電される。この負の電荷によって均一に帯電された
ドラム表面2001に、画像に応じてレーザビーム19
05の焦点をあわせ照射することにより、照射された領
域の表面電位を放電させ、静電潜像が形成される。
【0004】以上の動作を図16によりさらに詳細に説
明する。半導体レーザ2002はレーザビーム1905
を電源のオンによって発生し、電源のオフによって発生
を止める。半導体レーザ2002によって発生したレー
ザビーム1905は、コリメータレンズ2003で平行
化されて、円柱レンズ2004で走査ミラー2005上
へと収束される。走査ミラー2005は6面からなる回
転多面鏡で、スキャナ用モータ2006によって定速回
転する。レーザビーム1905は走査ミラー2005の
回転により、図17の矢印Bの方向に走査され、この走
査されたレーザビーム1905の焦点は、収束レンズ2
007とミラー2008によって、ドラム表面2001
に合わせられる。レーザビーム1905は、矢印Bの向
きにドラム表面2001上を走査するとともに、感光性
ドラム1901が図17の矢印A方向に回転し、ドラム
表面2001がラスタ像で覆われる。
【0005】ここで、感光性ドラム1901を回転させ
る主モータ(図示せず)の速度は、レーザビーム190
5がドラム表面2001上を走査する度に300分の1
インチずつドラム表面2001が移動するよう同期がと
られ、半導体レーザ2002より発生するレーザビーム
1905には、走査ミラー2005を回転させるスキャ
ナ用モータ2006の速度に応じ、図17のライン21
01に沿った方向で300分の1インチ毎に光のドット
が当たるよう変調がかけられる。その結果インチ当りの
ドット数(dpi)が300ドット×300ドットの解
像度が得られる。
【0006】各走査の開始時、レーザビーム1905は
感光性ドラム1901に達する前に、ビーム検出ミラー
2012に反射して、光ファイバ2009に送られる。 この瞬時的な光のパルスは光ファイバ2009によって
コントローラ部2010に送られて、電気信号に変換さ
れ、走査に関するデータの出力と他のデータとの同期を
とるのに利用されたり、他のプリンタ制御、およびテス
ト機能等に利用される。
【0007】感光性ドラム1901へのレーザビーム1
905の照射後、ドラム表面2001には不可視の静電
潜像が形成される。
【0008】つまり、レーザビーム1905で露光され
た部分は放電により約100ボルトの負電位になってお
り、レーザビーム1905の照射により露光されなかっ
たドラム表面2001には、600ボルトの負電位が存
在している。
【0009】図15の現像部1917では、ドラム表面
2001に形成された静電潜像に、現像剤であるトナー
粒子1906を付着させる。このトナー粒子1906は
、鉄の粒子と結合した黒い合成樹脂からなる粉末状の物
質で、トナー粒子1906を構成する鉄の粒子が永久磁
石を有する金属の回転シリンダ1907によってトナー
粒子1906を構成する合成樹脂とともに吸引される。 トナー粒子1906を構成する合成樹脂は、負の直流電
源(図示せず)に接続された回転シリンダ1907にこ
すりつけられることによって、負の表面電荷を得る。こ
のトナー粒子1906が得た静電荷は、トナー粒子19
06が、レーザビーム1905により露光されたドラム
表面2001の領域には付着するが、露光されなかった
領域からは反発するような静電荷である。
【0010】転写部1908では、ドラム表面2001
上に形成されたトナー像がプリント紙1909に転写さ
れる。この転写されるとき、プリント紙1909はドラ
ム表面2001の速度と同じ速度で進行しドラム表面2
001に接触する。コロナアセンブリ1910は、プリ
ント紙1909の感光性ドラム1901側とは反対から
正の電荷を与え、ドラム表面2001から負に帯電した
トナー粒子1906を引き離しプリント紙1909へ付
着させる。静電荷除去器1911は負の電荷を有するド
ラム表面2001と正の電荷を有するプリント紙190
9との間の吸引力を弱めて、プリント紙1909が感光
性ドラム1901に巻き付くのを防止する。トナー粒子
1906が付着したプリント紙1909は転写部190
8から定着部1912に移動し、感光性ドラム1901
は回転してクリーニング部1916により、次の静電潜
像を保持するための前処理が施される。
【0011】定着部1912では、熱と圧力によってト
ナー粒子1906が融解してプリント紙1909に押し
付けられ、プリント紙1909へトナー像が定着される
。この定着部1912は、高輝度ランプ1913によっ
て内部加熱される非粘着性の加熱ローラ(融着ローラ)
1914と、加熱ローラ1914に接して設けられこの
加熱ローラ1914により押圧するとわずかに縮み、加
熱ローラ1914との接触面積が広くなる軟らかい部材
で構成された加圧ローラ1915とからなり、加熱ロー
ラ1914と加圧ローラ1915との間を、プリント紙
1909がトナー粒子1906の付着した面を加熱ロー
ラ1914側にして通過するよう構成されている。この
加熱ローラ1914と加圧ローラ1915との間をプリ
ント紙1909が通過するとき、プリント紙1909に
付着したトナー粒子1906が融解して紙の繊維に押し
込まれる。
【0012】図16に示すコントローラ部2010は、
中央演算処理装置(以下、CPUと略称する。)や、所
望の文字セットのドットパターンすなわちビットマップ
像が記憶されている読み出し専用メモリ(以下、ROM
と略称する。)や、追加されるビットマップ像のデータ
が記憶されているROMカートリッジや、パーソナルコ
ンピュータ等の外部デバイスから入力されるコード化画
像データ等を記憶する読み出し、書き込み可能なメモリ
(以下、DRAMと略称する。)や、プリンタエンジン
を制御するブロック等で構成され、外部デバイス等から
送られてくる印字データを画像ビットマップイメージデ
ータに変換し、さらにこの画像ビットマップイメージデ
ータをレーザ駆動部2011を駆動する画像ドット信号
に置き換えシリアルでレーザ駆動部2011へ出力する
。レーザ駆動部2011ではコントローラ部2010よ
り送られてきた画像ドット信号により半導体レーザ20
02を駆動してレーザビームを変調しドラム表面200
1を露光する。
【0013】図18は、図16の画像形成装置のコント
ローラ部2010のブロック図である。図18において
、201は16ビットから成る中央演算処理装置(以下
、CPUと略称する。)でコントローラ部2010の動
作を制御している。202はROMコントローラで、プ
ログラムROM203が記憶しているCPU201が実
行すべきプログラムデータ、フォントROM204が記
憶している文字フォントのビットマップパターンデータ
、フォントカード205、およびフォントカード206
が記憶しているオプションの文字フォントのビットマッ
プデータを、CPU201からのアドレス情報に従いデ
ータバス207を介して入力し、主データバス208に
出力する。このフォントカード205、および206は
コネクタイン式のROMカード形式になっている。20
9はコントロールパネル(図示せず)等を含む、画像プ
リント処理に関わるシステムを構成するプリンタエンジ
ン部である。210はエンジンコントローラで、エンジ
ンインターフェース211を介して、CPU201から
のアドレス情報、およびデータに従ったプリンタエンジ
ン部209の制御、プリンタエンジン部209からのデ
ータ読み込みを行うとともに、外部デバイス212から
のコード化画像データがパラレルインターフェース21
3を介して入力される。さらにエンジンコントローラ2
10は、プリンタエンジン部209のコントロールパネ
ルからの、プリントステイタス、ページカウント等の情
報を記憶するために設けられているエレクトリックイレ
ーサブル プログラマブル ROM(以下、EEPRO
Mと略称する。)214に対して、CPU201からの
アドレス情報に従って、情報の読みだし書き込みを行う
。215は外部デバイス212から入力されるコード化
画像データ、文字フォントのビットマップデータ、およ
びその他のデータを記憶する随時読み出し書き込みが可
能なDRAM、216はDRAM215に対して、デー
タの読み出し書き込みに必要なDRAMアドレス情報、
およびタイミング信号を、CPU201からのアドレス
情報に従い発生し、DRAM215へデータアクセスを
行うとともに、主データバス208の調停、およびDR
AM215のデータリフレッシュを行うDRAMコント
ローラである。さらにDRAMコントローラ216は、
DRAM215に記憶された画像データをパラレルシリ
アル変換し、クロック発生器217からのクロックを補
整回路218が分周したビデオデータ同期信号(VCL
K)に同期して、補整回路218へ画像ビットマップイ
メージデータとして出力する。また、DRAMコントロ
ーラ216は、外部デバイス212またはプリンタエン
ジン部209のコントロールパネルの情報に従って、画
像を重ね合わせたりオフセットさせるために、画像デー
タをシフトさせる機能を持つ。なお、DRAM215の
メモリエリアは、拡張DRAM219、220により拡
大することができる。
【0014】ここで、補整回路218は、DRAMコン
トローラ216よりビデオデータ同期信号(VCLK)
に同期して入力される画像ビットマップイメージデータ
を、レーザ駆動部2011を駆動する画像ドット信号に
置き換え、この画像ドット信号にプリントの質を高める
ための補整を施し、補整後の補整画像ドット信号(VD
O)をレーザ駆動部2011へ出力する。この補整によ
り、例えばアナログ文字をデジタルビットマップ像に変
換するプロセスにおいて、ビットマップ像の解像度が低
かったり、所望のアナログ像のサンプリングレートが低
いために発生した、段差、階段状のゆがみ、印字品質の
劣化等を減少させる。
【0015】図19に、米国特許4847641号明細
書に示された画像形成装置のコントローラ部を構成する
マッチングネットワークを用いた補整回路のブロック図
を示す。図19において、101は画像ビットマップイ
メージデータの一部を一時的に記憶する一時記憶手段で
、画像ビットマップイメージデータのうちの1ビットの
形状を補整するために、その周辺の7行×7列の画像ビ
ットマップイメージデータをサンプリングする目的で設
けられており、シフトレジスタで構成されるサンプルウ
インドウ回路を有しており、このサンプルウインドウ回
路を構成するシフトレジスタに画像ビットマップイメー
ジデータが順次格納される。このサンプルウインドウ回
路のサンプルウインドウ図を図20に示す。図20のD
4が補整の対象である。2201は前記サンプルウイン
ドウに格納されたサンプルパターンと、予め決められた
複数のテンプレートパターンが、一致するかどうか比較
するマッチングネットワーク手段で、予め決められた複
数のテンプレートパターンの中の一例を図21に示す。 105はマッチングネットワーク手段2201で、サン
プルパターンが予め決められた複数のテンプレートパタ
ーンのうちの一つと一致した場合、補整の対象である画
像ビットマップイメージデータの信号を所定の信号に補
整する信号発生手段である。
【0016】図22は一時記憶手段101のブロック図
である。図22において、301はメモリコントロール
回路で、メモリに対しデータの読み出し、書き込みに必
要なアドレス、およびその他の制御信号を発生する。3
02はメモリ回路で、高速スタティックラム(以下、S
RAMと略称する。)、およびフリップフロップで構成
されシリアルデータに変換された画像ビットマップイメ
ージデータであるビデオ信号(VDIN)の読み出し、
書き込みを、メモリコントロール回路301により出力
されたアドレス、およびその他の制御信号により行う。 303はメモリ回路302から読み出されたSRAMの
データを記憶しサンプルパターンを出力する、シフトレ
ジスタで構成されたサンプルウインドウ回路である。
【0017】図23はメモリコントロール回路301の
回路図、図24はメモリ回路302の回路図、図25は
サンプルウインドウ回路303の回路図、図26はマッ
チングネットワーク手段2201の一部である比較回路
の回路図である。図23において、2401〜2403
は4ビット同期カウンタ、図24において、2501は
SRAM、2502は8ビットラッチ、2503はイン
バータ、図25において、2601〜2607は8ビッ
トシフトレジスタ、図26において、2803〜284
0は2入力エクスクルーシブオア(以下、Ex−ORと
略称する。)、2801は多入力ナンド(以下、NAN
Dと略称する。)、2802はオア(以下、ORと略称
する。)である。
【0018】以上の様に構成された、マッチングネット
ワークを用いた画像形成装置のコントローラ部を構成す
る補整回路について以下その動作を説明する。図24に
おいて、ビデオ信号(VDIN)の線路を介して送られ
てくる画像ビットマップイメージデータであるビデオ信
号(VDIN)が、ビデオデータ同期信号(VCLK)
に従ってシリアルで8ビットラッチ2502のD0に入
力されビデオデータ同期信号(VCLK)の立下りエッ
ジにてラッチされ、SRAM2501のA0〜A11に
入力されるアドレスSRA0〜SRA11によりSRA
M2501のIO0に格納される。このアドレスSRA
0〜SRA11は図23の4ビット同期カウンタ240
1〜2403がビデオデータ同期信号(VCLK)で0
(H)からカウントアップすることにより得られる。同
様に次のビデオ信号(VDIN)が、ビデオデータ同期
信号(VCLK)の立ち上がりエッジにてアドレスがイ
ンクリメントされSRAM2501のIO0に格納され
る。この一連の動作により画像ビットマップイメージデ
ータの主走査の1ライン分がSRAM2501のIO0
に格納される。
【0019】この1ライン分がSRAM2501のIO
0に格納されると図23の4ビット同期カウンタ240
1〜2403は主走査の基準信号(NLSYNC)によ
りリセットされ、2ライン目の画像ビットマップイメー
ジデータであるビデオ信号(VDIN)がビデオデータ
同期信号(VCLK)に従って8ビットラッチ2502
のD0に、SRAM2501のIO0に格納された1ラ
イン目のデータがアドレス0(H)より順に読み出され
8ビットラッチ2502のD1に入力されてそれぞれラ
ッチされ、8ビットラッチ2502のD0に入力された
データがSRAM2501のIO0のアドレス0(H)
に、8ビットラッチ2502のD1に入力されたデータ
がSRAM2501のIO1のアドレス0(H)に格納
される。
【0020】以上の動作を繰り返すことによりSRAM
2501のIO0〜IO6に画像ビットマップイメージ
データが各ライン毎に入力されるが、この動作を行うと
同時に8ビットラッチ2502の出力は、図25に示す
サンプルウインドウ回路を構成する8ビットシフトレジ
スタ2601〜2607にも入力され、8ビットシフト
レジスタ2601〜2607は、ビデオデータ同期信号
(VCLK)に従って入力されたデータをシフトし、画
像ビットマップイメージデータであるビデオ信号(VD
IN)の図20に示す分のデータを格納する。この格納
されたサンプルパターンのデータと、図21に示す予め
決められたテンプレートパターンのデータとが、それぞ
れ図26に示すマッチングネットワーク手段2201の
比較回路のEx−OR2803〜2840にそれぞれ入
力され、Ex−OR2803〜2840は入力されたデ
ータが一致した場合はLレベルを、不一致であればHレ
ベルを多入力NAND2801に出力し、多入力NAN
D2801はEx−OR2803〜2840から全てL
レベルが出力されると多入力OR2802を介してHレ
ベルを図19に示す信号発生手段105へ出力する。
【0021】図19に示す信号発生手段105ではこの
Hレベルにより補整の対象である画像ビットマップイメ
ージデータの信号を、多入力NAND2801が多入力
OR2802を介してH信号を出力した時に用いたテン
プレートパターンに応じた補整画像ドット信号に置換す
る。
【0022】ここで、図19に示す信号発生手段105
から出力される補整画像ドット信号を図27に示す。X
信号、Y信号、Z信号、およびW信号は、多入力NAN
D2801が多入力OR2802を介してH信号を出力
した時に用いたテンプレートパターンに対応した、1ド
ットの前約1/3、後約2/3、前約2/3、後約1/
3だけ出力する補整画像ドット信号である。
【0023】以上の一連の動作によって、図28(a)
、および図29(a)に示す画像ビットマップイメージ
データは、図28(b)、および図29(c)に示す様
に、補整の対象である画像ビットマップイメージデータ
のうちの1ビットの信号を通常のドットの前後または上
下の1/3、2/3だけ出力する補整画像ドット信号に
置換することで斜線等の段差を滑らかにする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、画像ビットマップイメージデータの補整を行う
ためには、補整が必要となる全ての画像ビットマップイ
メージデータに対して別々にテンプレートパターンを用
意しておく必要があり、サンプルパターンとテンプレー
トパターンとを比較するマッチングネットワーク手段の
比較回路が増加し回路構成が複雑になり、コストアップ
の原因となるため、全てのビットマップデータに対して
別々にテンプレートパターンを用意しておくことが困難
で、画像ビットマップイメージデータの補整が必要とな
る場合であっても、テンプレートがないために補整がな
されない場合が存在するという問題点を有していた。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、直交マトリクスのドットにより構成された
画像の書き込まれる領域の一部をウインドウとして設定
し、この設定位置を前記領域内で移動させることが可能
なウインドウ設定手段により設定されたウインドウ内の
所定のドットとこの所定のドットに隣接するドットとの
画像データの差異およびその差異の方向とを検出するエ
ッジ検出手段と、ウインドウ内で、所定のドット以外の
互いに隣接するドットに対応した画像データの差異を検
出し、互いに隣接するドット間にエッジ検出手段が検出
した画像データの差異と同じ方向の差異を持つエッジを
有する場合、このエッジの、所定のドットの持つエッジ
位置に対する位置に応じて所定の値を設定する重み付け
手段と、重み付け手段により設定された所定の値の和を
得る演算手段と、演算手段により得られた値に応じて所
定のドットの大きさを変化させる信号を発生する信号発
生手段とを備えたものである。
【0026】
【作用】本発明は上記した構成により、サンプルウイン
ドウ内の所定のドットとこの所定のドットに隣接するド
ットとの画像データの差異と、互いに隣接するドットに
対応した画像データの差異とを検出し、これらの検出結
果をもとに所定のドットの大きさを変えることにより補
整を行うことができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例における画像形成装置
について説明する。ここで画像形成装置の機構部、およ
び画像形成装置の補整回路以外のコントローラ部につい
ては上記従来の技術に示す構成と同様であるので説明を
省略する。
【0028】図1は本発明の一実施例における画像形成
装置のコントローラ部を構成する補整回路のブロック図
である。図1において、101は一時記憶手段、301
はメモリコントロール回路、302はメモリ回路、30
3はサンプルウインドウ回路で、これらは上記従来の技
術に示す構成と同様であるので詳細な説明を省略する。 102は図20に示すサンプルウインドウ内の画像ビッ
トマップイメージデータよりエッジを検出するエッジ検
出手段であり、ここではエッジの検出をサンプルウイン
ドウ内の所定位置の1ドットの画像データ1ビットのデ
ータの属性(0または1)と、このドットの上下左右の
ドットのデータ1ビットのデータの属性とが異なった場
合(例えば所定の位置の1ドットの画像データが0に対
して、上下左右に隣接するドットの画像データが1であ
る場合、および所定の位置の1ドットの画像データが1
に対して、上下左右に隣接するドットの画像データが0
である場合)をエッジありと判断して、エッジがある場
合は1、ない場合は0を出力する。103はエッジ検出
手段102によって検出された複数の各エッジデータを
、サンプルウインドウの中央に位置する補整対象の画像
データD4に対応するドットの上下左右のエッジの種類
(画像データD4に対して、上下左右に隣接するデータ
が0から1であるか、1から0であるか、およびエッジ
の方向が上方向であるか、下方向であるか、右方向であ
るか、左方向であるか)によって分類するとともに、画
像データD4に対応するドットの上下左右のエッジに対
する位置に応じてまとめる重み付け手段、104は重み
付け手段103によってまとめられた複数の各エッジデ
ータに、画像データD4に対応するドットの上下左右の
エッジに対する位置に応じて所定の数値を乗算し論理演
算を施すことにより、補整用のデータを発生し出力する
論理演算手段、105は論理演算手段104から出力さ
れた補整用データに従い、補整の対象である画像データ
D4の信号を図18に示すレーザ駆動部2011を駆動
する補整画像ドット信号に置換し出力する信号発生手段
である。
【0029】図2にエッジ検出手段102、重み付け手
段103、論理演算手段104の簡単な回路図を示す。 図2において、401は図20に示すサンプルウインド
ウ内の画像ビットマップイメージデータの主走査方向に
隣合うビット間にエッジがあるかどうかを検出する垂直
エッジ検出回路、402は副走査方向に隣合うビット間
にエッジがあるかどうかを検出する水平エッジ検出回路
で、この垂直エッジ検出回路401、水平エッジ検出回
路402により図1に示すエッジ検出手段102が構成
されている。403Aは垂直エッジ検出回路401によ
って検出された、主走査方向に隣合うビット間に存在す
る複数の各エッジデータを、図20に示すサンプルウイ
ンドウの中央に位置する補整対象の画像データD4の左
右のエッジの種類(画像データD4に対して、左右に隣
接するデータが0から1であるか、1から0であるか、
およびエッジの方向が右方向であるか、左方向であるか
)によって分類し、画像データD4の左右のエッジに対
する位置に応じてまとめるとともに、補整対象の画像デ
ータD4が0のときは信号線ADDに1を、1のときは
信号線DELに1を出力する垂直エッジデータ重み付け
回路、403Bは水平エッジ検出回路401によって検
出された、副走査方向に隣合うビット間に存在する複数
の各エッジデータを、図20に示すサンプルウインドウ
の中央に位置する補整対象の画像データD4の上下のエ
ッジの種類(画像データD4に対して、上下に隣接する
データが0から1であるか、1から0であるか、および
エッジの方向が上方向であるか、下方向であるか)によ
って分類し、画像データD4の上下のエッジに対する位
置に応じてまとめるとともに、補整対象の画像データD
4が0のときは信号線ADDに1を、1のときは信号線
DELに1を出力する水平エッジデータ重み付け回路で
、この垂直エッジデータ重み付け回路403A、水平エ
ッジデータ重み付け回路403Bにより図1に示す重み
付け手段103が構成されている。404A、404B
、404C、404Dは垂直エッジデータ重み付け回路
403A、水平エッジデータ重み付け回路403Bによ
ってまとめられた複数の各エッジデータに図20に示す
サンプルウインドウの中央に位置する補整対象の画像デ
ータD4の上下左右のエッジに対する位置に応じて所定
の数値を乗算する乗算機能を持ち、複数の各エッジデー
タに所定の数値を乗算した後に加算を行い、この加算結
果が8以上になったときデータとして1を出力する加算
回路、405〜412は加算回路404A、404B、
404C、404Dから出力されるデータと、垂直エッ
ジデータ重み付け回路403A、水平エッジデータ重み
付け回路403Bから信号線ADD、DELを介して送
られてくるデータとの論理積をとる2入力ANDで、こ
れらの加算回路404A、404B、404C、404
Dおよび2入力AND405〜412とから図1に示す
論理演算手段104が構成されている。
【0030】図3は垂直エッジ検出回路401の回路図
、図4は水平エッジ検出回路402の回路図、図5、図
6は垂直エッジデータ重み付け回路403Aの回路図で
、水平エッジデータ重み付け回路403Bも図5、図6
と同じ回路図である。図7は加算回路404A、404
B、404C、404Dの回路図、図8は図1に示す信
号発生手段305の回路図である。
【0031】図3において、501〜528は2入力A
ND、529〜549はインバータ、図4において、7
01〜728は2入力AND、729〜749はインバ
ータ、図5において、1001〜1012はAND−O
Rインバータ、1013〜1024はインバータ、10
25、1026はバッファ、1027は2入力OR、図
6において、1101〜1112はAND−ORインバ
ータ、1113〜1124はインバータ、1125、1
126はバッファ、1127〜1129は2入力OR、
図7において、1301〜1309は3入力1ビットフ
ルアダー、1310、1311は2入力OR、図8にお
いて、1501、1502、1507、1508は3入
力OR、1504、1505は5入力OR、1503、
1506は4入力OR、1509は8ビットパラレルロ
ードシリアル出力シフトレジスタ(以下、8ビットシフ
トレジスタと略称する。)、1510は6入力NOR、
1511は2入力AND、1512はインバータ、15
13、1514は2入力ORである。
【0032】以上の様に構成された、画像形成装置のコ
ントローラ部を構成する補整回路について以下その動作
を説明する。
【0033】図3の垂直エッジ検出回路では、図1に示
すサンプルウインドウ回路303より送られてくる画像
データA3〜A5、B3〜B5、C3〜C5、D3〜D
5、E3〜E5、F3〜F5、G3〜G5を、インバー
タ529〜549と2入力AND501〜528とによ
り論理演算することで、図20に示すサンプルウインド
ウのA行目からG行目までの3列目と4列目、および4
列目と5列目の画像データが主走査方向に0から1、ま
たは1から0(以下、白から黒、または黒から白と記す
。)へと変化するかどうかを検出し、エッジデータとし
て出力する。このエッジデータはA行目の3列目が白で
4列目が黒である場合は信号線V1に1を、B行目の3
列目が白で4列目が黒である場合は信号線V2に1を、
以下同様にC行目からG行目の場合、信号線V3からV
7に各々1を出力する。さらに、A行目からG行目まで
の各々の行において3列目が黒で4列目が白である場合
は信号線NV1からNV7に各々1を、A行目からG行
目までの各々の行において4列目が白で5列目が黒であ
る場合は信号線VV1からVV7に各々1を、A行目か
らG行目までの各々の行において4列目が黒で5列目が
白である場合は信号線NVV1からNVV7に各々1を
出力する。
【0034】図4の水平エッジ検出回路では図1に示す
サンプルウインドウ回路303より送られてくる画像デ
ータC1〜C7、D1〜D7、E1〜E7を、インバー
タ729〜749と2入力AND701〜728とによ
り論理演算することで、図20に示すサンプルウインド
ウの1列目から7列目までのC行目とD行目、およびD
行目とE行目の画像データが副走査方向に0から1、ま
たは1から0へと変化するかどうかを検出し、エッジデ
ータとして出力する。このエッジデータは1列目から7
列目までの各々の列においてC行目が白でD行目が黒で
ある場合は信号線H1からH7に各々1を、1列目から
7列目までの各々の列においてC行目が黒でD行目が白
である場合は信号線NH1からNH7に各々1を、1列
目から7列目までの各々の列においてD行目が白でE行
目が黒である場合は信号線HH1からHH7に各々1を
、1列目から7列目までの各々の列においてD行目が黒
でE行目が白である場合は信号線NHH1からNHH7
に各々1を出力する。
【0035】図5、図6の垂直エッジデータ重み付け回
路では、信号線A1〜A7、NA1〜NA7、B1〜B
7、NB1〜NB7の各々へ、図3の垂直エッジ検出回
路より信号線V1〜V7、NV1〜NV7、VV1〜V
V7、NVV1〜NVV7を介して送られてくる垂直エ
ッジデータを、図5ではAND−ORインバータ100
1〜1012、インバータ1013〜1024、バッフ
ァ1025、1026、および2入力OR1027から
成るデータセレクトブロック図6ではAND−ORイン
バータ1101〜1112、インバータ1113〜11
24、バッファ1125、1126、および2入力OR
1127から成るデータセレクトブロックにより図20
に示すサンプルウインドウの中央に位置する補整対象の
画像データD4の左右のエッジの種類(白から黒である
か、黒から白であるか、およびエッジの方向が右方向で
あるか、左方向であるか)によって分類し、図5の垂直
エッジデータ重み付け回路では、図20に示すサンプル
ウインドウの画像データD4の左方向のエッジと同じ種
類のエッジに関して、エッジがサンプルウインドウのA
行目の3列目と4列目との間に存在している場合は信号
線AX11に1を、B行目の3列目と4列目との間に存
在している場合は信号線AX12に1を、以下同様にC
行目からG行目の場合、信号線AX13からAX17に
各々1を出力する。さらに、エッジがA行目からC行目
までの4列目と5列目との間に存在している場合は信号
線AX21からAX23に各々1を、エッジがE行目か
らG行目までの4列目と5列目との間に存在している場
合は信号線AX25からAX27に各々1を出力する。 また、図6の垂直エッジデータ重み付け回路においても
、図5の垂直エッジデータ重み付け回路と同様に、図2
0に示すサンプルウインドウの画像データD4の右方向
のエッジと同じ種類のエッジに関して、エッジがサンプ
ルウインドウのA行目からG行目までの4列目と5列目
との間に存在している場合は信号線BX11からBX1
7に各々1を、エッジがA行目からC行目までの3列目
と4列目との間に存在している場合は信号線BX21か
らBX23に各々1を、エッジがE行目からG行目まで
の3列目と4列目との間に存在している場合は信号線B
X25からBX27に各々1を出力する。さらに、図6
の垂直エッジデータ重み付け回路においては、補整対象
の画像データD4が0のときは信号線ADDに1を、1
のときは信号線DELに1を出力する。
【0036】水平エッジデータの重み付け回路403B
は図5、図6の垂直エッジデータ重み付け回路と同様の
回路なので回路の説明は省略する。水平エッジデータの
重み付け回路403Bでは、信号線A1〜A7、NA1
〜NA7、B1〜B7、NB1〜NB7の各々へ、図4
の水平エッジ検出回路より信号線H1〜H7、NH1〜
NH7、HH1〜HH7、NHH1〜NHH7を介して
送られてくる水平エッジデータを、図20に示すサンプ
ルウインドウの中央に位置する補整対象の画像データD
4の上下のエッジの種類(白から黒であるか、黒から白
であるか、およびエッジの方向が上方向であるか、下方
向であるか)によって分類し、図20に示すサンプルウ
インドウの画像データD4の上下のエッジに対する位置
に応じて信号線AX11からAX17、AX21からA
X23、AX25からAX27、およびBX11からB
X17、BX21からBX23、BX25からBX27
に各々1を出力する。
【0037】ここで、垂直エッジデータの重み付け回路
403Aによって、図20に示すサンプルウインドウの
中央に位置する補整対象の画像データD4の左右のエッ
ジの種類によって分類されるとともに、画像データD4
の左右のエッジ位置に対する位置に応じてまとめられる
垂直エッジデータの状態を図9(a)、図9(b)に、
水平エッジデータの重み付け回路403Bによって、図
20に示すサンプルウインドウの中央に位置する補整対
象の画像データD4の上下のエッジの種類によって分類
されるとともに、画像データD4の上下のエッジに対す
る位置に応じてまとめられる水平エッジデータの状態を
図10(a)、図10(b)に示す。図9(a)、図9
(b)、図10(a)、図10(b)において、ビット
とビットとの間に記載された数字が、そのビットとビッ
トとの間のエッジが中央ビットD4の補整に関する重み
を示している。
【0038】図9(a)は、中央ビットD4とその右側
のビットD5との間にエッジがある場合で、中央ビット
D4と同じ列である4列目のビットの右側のエッジの重
みは全て1となり、4列目のビットの左側のエッジは2
もしくは4となる。つぎに、図9(b)は、中央ビット
D4とその左側のビットD3との間にエッジがある場合
、中央ビットD4と同じ列である4列目のビットの左側
のエッジの重みは全て1となり、4列目のビットの右側
のエッジは2もしくは4となる。図10(a)は、中央
ビットD4とその下側のビットE4との間にエッジがあ
る場合で、中央ビットD4と同じ行であるD行目のビッ
トの下側のエッジの重みは全て1となり、D行目のビッ
トの上側のエッジは2もしくは4となる。図10(b)
は、中央ビットD4とその上側のビットC4との間にエ
ッジがある場合で、中央ビットD4と同じ行であるD行
目のビットの上側のエッジの重みは全て1となり、D行
目のビットの下側のエッジは2もしくは4となる。
【0039】図7の加算回路では、信号線VAX11〜
VAX17、VAX21〜VAX23、VAX25〜V
AX27へ、図5、図6の垂直エッジデータ重み付け回
路、水平エッジデータ重み付け回路より信号線AX11
〜AX17、AX21〜AX23、AX25〜AX27
、または信号線BX11〜BX17、BX21〜BX2
3、BX25〜BX27を介して送られてくる、図20
に示すサンプルウインドウの中央に位置する補整対象の
画像データD4の上下左右のエッジの種類によって分類
され、画像データD4の上下左右のエッジ位置に対する
位置に応じてまとめられたエッジデータを、3入力1ビ
ットフルアダー1301〜1309、2入力OR131
0、1311によりエッジデータの中で図9(a)、図
9(b)、図10(a)、図10(b)に示す1の重み
を持ったもの(信号線VAX11〜VAX17のエッジ
データ)、2の重みを持ったもの(信号線VAX21、
VAX22、VAX26、VAX27のエッジデータ)
、4の重みを持ったもの(信号線VAX23、VAX2
5のエッジデータ)どうしをそれぞれの重みに応じて論
理演算し、この論理演算結果が結果が8以上の重みにな
った時、図20に示すサンプルウインドウの中央に位置
する補整対象の画像データD4を補整する補整信号とし
て信号線Z8に1を出力する。
【0040】ここで、図7の加算回路の動作を図11(
a)、図11(b)、図12(a)、図12(b)の画
像データのパターン図により説明する。図11(a)、
図11(b)、図12(a)、図12(b)において、
空白の枠は白のドット、斜線の枠は黒のドットを示して
いる。図11(a)のパターンでは、2+2+4+1+
1+1=11、図11(b)のパターンでは1+1+1
+4+2=9、図12(a)のパターンでは2+2+1
+1+1+1=8、図12(b)のパターンでは1+1
+1+4+2+2=11となり、加算回路404A〜4
04Dより、それぞれ信号線Z8に1が出力される。図
2の2入力AND405〜412では、4個の加算回路
404A、404B、404C、404Dから各々の信
号線Z8を介して送られてくるデータと、垂直エッジデ
ータ重み付け回路403A、水平エッジデータ重み付け
回路403Bから信号線ADD、DELを介して送られ
てくるデータとの論理積を各々とることにより8本の信
号線L1、L2、R1、R2、UP1、UP2、DN1
、DN2にデータを出力する。
【0041】このデータの出力は、例えば図11(a)
のパターンでは、加算回路404Bより信号線Z8を介
して1が、垂直エッジデータ重み付け回路403Aより
信号線ADDを介して1が2入力AND407へ入力さ
れ信号線R1に1が出力される。
【0042】図8の信号発生回路では図2の2入力AN
D405〜412より8本の信号線L1、L2、R1、
R2、UP1、UP2、DN1、DN2を介してデータ
が入力され、これらのデータに応じて図20に示すサン
プルウインドウの中央に位置する補整対象の画像データ
D4に対応する信号を補整し、8ビットシフトレジスタ
1509から出力する。
【0043】この信号の出力は、例えば、図11(a)
のパターンでは信号線R1のデータが1となり、3入力
OR1501、1502、4入力OR1503を介して
8ビットシフトレジスタ1509の入力D0〜D2に1
(”H”レベル)、D3〜D7に0(”L”レベル)が
入力され、信号線PSを介して送られてくる図13に示
すようなタイミングのPS信号によりD0〜D7のデー
タが8ビットシフトレジスタ1509にロードされる。 つぎに、信号線CKINよりインバータ1512を介し
て送られてくる図13に示すようなCLKIN信号によ
って補整画像ドット信号OW4が信号線VDOへ出力さ
れる。
【0044】図13に、図2の2入力AND405〜4
12より8本の信号線L1、L2、R1、R2、UP1
、UP2、DN1、DN2を介して送られてくるデータ
に対する各補整画像ドット信号のタイミングチャートを
示す。図13において、OW1は8本の信号線L1、L
2、R1、R2、UP1、UP2、DN1、DN2を介
して送られてくるデータがすべて0であるとともに、図
20に示すサンプルウインドウの中央に位置する補整対
象の画像データD4が1、つまり全く補整しない場合の
出力信号を示す。OW2は信号線L1のデータが1の場
合に対応する出力信号、OW3は信号線L2のデータが
1の場合に対応する出力信号、OW4は信号線R1のデ
ータが1の場合に対応する出力信号、OW5は信号線R
2のデータが1の場合に対応する出力信号、OW6は信
号線UP1または信号線DN1のデータが1の場合に対
応する出力信号、OW7は信号線UP2またはDN2の
データが1の場合に対応する出力信号を示し、複数の補
整画像ドット信号が同時に出力された場合は、それらの
出力の論理和をとり出力する。
【0045】図14に補整画像ドット信号に対する画像
データのイメージ図を示す。1701は黒ドットのイメ
ージ、1702は白ドットのイメージを示し、1703
は信号線L2のデータが1の場合に対応し、黒ドットの
右1/3ドットが削除されたドット、1705は信号線
R2のデータが1の場合に対応し、黒ドットより左1/
3ドット削除されたドット、1706は信号線R1のデ
ータが1の場合に対応し、白ドットに右1/3ドットが
付加されたドット、1704は信号線L1のデータが1
の場合に対応し、白ドットに左1/3ドットが付加され
たドット、1707は信号線UP2のデータが1の場合
に対応し、黒ドットの下1/3ドットが削除されたドッ
ト、1708は信号線DN2のデータが1の場合に対応
し、黒ドットの上1/3ドットが削除されたドット、1
709は信号線UP1のデータが1の場合に対応し、白
ドットに上1/3ドットが付加されたドット、1710
は信号線DN1のデータが1の場合に対応し、白ドット
に下1/3ドットが付加されたドットを示す。これらの
画像データは図20に示すサンプルウインドウの中央ド
ットD4に関するエッジによって選別される。
【0046】(表1)に図14の補整画像ドット信号の
出力条件を示す。
【0047】
【表1】 本実施例では、レーザ出力の電流印加時間を制御するこ
とにより、図14の1703〜1706、および171
3、1714に示すようなドットの横方向の追加削除を
行っている。しかしながら1707および、1708に
示す制御は、レーザの照射位置を変更する必要があり、
実施することは困難である。このため1707および、
1708に関しては、1711に示すように通常のドッ
トより電流印加時間を少なくすることによりドットの径
を小さくすることで対応している。同様に1709およ
び、1710に関しても、ドットの位置の上部あるいは
下部に微小ドットを追加する必要があるが、本実施例で
は1712に示すように電流印加時間の少ないドットを
形成することで対応している。
【0048】本実施例では以上のような構成及び、一連
の動作にて図28(a)および、図29(a)は、図2
8(b)および、図29(b)のようになり、さらに図
29(b)においては、印字の解像度および視覚の解像
度により周辺があいまいになるため、視覚上途切れのな
い非常にスムーズな線、つまり図29(c)の様に画像
データを補整することができる。
【0049】ここで、図1の重み付け手段103を有さ
ない場合においては図30(a)、図30(b)に示す
ように補整対象ドットのエッジの反対側のエッジを検出
して、この検出数に応じて補整を行なうことになる。つ
まり、図30(a)の補整対象ドットの左側のエッジに
対しては、この補整対象のドットと同じ列の右側の補整
対象ドットの左側のエッジと同じ種類のエッジを検出し
検出数に応じて補整の有無を判別し、図30(b)の補
整対象ドットの右側のエッジに対しては、この補整対象
のドットと同じ列の左側の補整対象ドットの右側のエッ
ジと同じ種類のエッジを検出し検出数に応じて補整の有
無を判別する。
【0050】例えば、加算結果を3以上で補整をすると
図31(a)に示す画像データの場合、補整対象ドット
の右側の0→1のエッジにより補整対象ドットと同じ列
の左側の0→1のエッジのみを検出するため、1+1+
1=3よって、補整対象ドットの右側に小ドットの追加
をする。また、図31(b)に示す画像データの場合、
補整対象ドットの左側の1→0のエッジにより補整対象
ドットと同じ列の右側の1→0のエッジのみを検出し、
1となるため補整せず、さらに補整対象ドットの右側の
0→1のエッジにより補整対象ドットと同じ列の左側の
0→1のエッジのみを検出するため、1+1+1=3よ
って、補整対象ドットの右側に小ドットの削除をする。 以上のことにより、図32(a)に示す画像データは図
32(b)のように補整されるが、本実施例における重
み付け手段103を有する補整では図32(c)に示す
ように、一層、確実に画像データをスムージングするこ
とができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置は、
直交マトリクスのドットにより構成された画像の書き込
まれる領域の一部をウインドウとして設定し、この設定
位置を前記領域内で移動させることが可能なウインドウ
設定手段により設定されたウインドウ内の所定のドット
とこの所定のドットに隣接するドットとの画像データの
差異およびその差異の方向とを検出するエッジ検出手段
と、ウインドウ内で、所定のドット以外の互いに隣接す
るドットに対応した画像データの差異を検出し、互いに
隣接するドット間にエッジ検出手段が検出した画像デー
タの差異と同じ方向の差異を持つエッジを有する場合、
このエッジの、所定のドットの持つエッジ位置に対する
位置に応じて所定の値を設定する重み付け手段と、重み
付け手段により設定された所定の値の和を得る演算手段
と、演算手段により得られた値に応じて所定のドットの
大きさを変化させる信号を発生する信号発生手段とを備
えたことにより、サンプルウインドウとテンプレートパ
ターンとの比較を行わず、サンプルウインドウ内の所定
のドットとこの所定のドットに隣接するドットとの画像
データの差異と、互いに隣接するドットに対応した画像
データの差異とを検出し、これらの検出結果をもとに所
定のドットの大きさを変えることにより補整を行うこと
ができるので、存在し得る、全てのサンプルウインドウ
のパターンにして別々にテンプレートパターンを用意し
ておく必要がなく、サンプルウインドウのパターンをテ
ンプレートパターンと比較するマッチングネットワーク
手段の比較回路が不要となるため回路構成が簡単になり
、コストダウンを図ることができるとともに、どのよう
なパターンに対しても確実に補整がなされ、品質の高い
印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置のコン
トローラ部を構成する補整回路のブロック図
【図2】一
実施例における画像形成装置のエッジ検出手段、重み付
け手段、論理演算手段の簡単な回路図
【図3】一実施例
における画像形成装置の垂直エッジ検出回路の回路図
【図4】一実施例における画像形成装置の水平エッジ検
出回路の回路図
【図5】一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータ重み付け回路、水平エッジデータ重み付け回路の一
部の回路図
【図6】一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータ重み付け回路、水平エッジデータ重み付け回路の一
部の回路図
【図7】一実施例における画像形成装置の加算回路の回
路図
【図8】一実施例における画像形成装置の信号発生手段
の回路図
【図9】(a)は一実施例における画像形成装置の垂直
エッジデータの重み付け回路によって、サンプルウイン
ドウの中央に位置する補整対象の画像ビットマップイメ
ージデータの右のエッジの種類によって分類されるとと
もに、補整対象の画像ビットマップイメージデータの右
のエッジに対する位置に応じてまとめられる垂直エッジ
データの状態図 (b)は一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータの重み付け回路によって、サンプルウインドウの中
央に位置する補整対象の画像ビットマップイメージデー
タの左のエッジの種類によって分類されるとともに、補
整対象の画像ビットマップイメージデータの左のエッジ
に対する位置に応じてまとめられる垂直エッジデータの
状態図
【図10】(a)は一実施例における画像形成装置の水
平エッジデータの重み付け回路によって、サンプルウイ
ンドウの中央に位置する補整対象の画像ビットマップイ
メージデータの下のエッジの種類によって分類されると
ともに、補整対象の画像ビットマップイメージデータの
下のエッジに対する位置に応じてまとめられる水平エッ
ジデータの状態図 (b)は一実施例における画像形成装置の水平エッジデ
ータの重み付け回路によって、サンプルウインドウの中
央に位置する補整対象の画像ビットマップイメージデー
タの下のエッジの種類によって分類されるとともに、補
整対象の画像ビットマップイメージデータの下のエッジ
に対する位置に応じてまとめられる水平エッジデータの
状態図
【図11】(a)は一実施例における画像形成装置の画
像データのパターン図 (b)は一実施例における画像形成装置の画像データの
パターン図
【図12】(a)は一実施例における画像形成装置の画
像データのパターン図 (b)は一実施例における画像形成装置の画像データの
パターン図
【図13】一実施例における画像形成装置の信号発生手
段のタイミングチャート
【図14】一実施例における画像形成装置の補整画像ド
ット信号に対する画像データのイメージ図
【図15】従
来の画像形成装置の機構部の概略構成図
【図16】従来
の画像形成装置の機構部の要部斜視図
【図17】従来の
画像形成装置の機構部の動作説明図
【図18】従来の画
像形成装置のコントローラ部のブロック図
【図19】従来の画像形成装置の補整回路のブロック図
【図20】従来の画像形成装置のサンプルウインドウ回
路のサンプルウインドウ図
【図21】従来の画像形成装置の予め決められた複数の
テンプレートパターンの中の一例図
【図22】従来の画像形成装置の一時記憶手段のブロッ
ク図
【図23】従来の画像形成装置のメモリコントロール回
路の回路図
【図24】従来の画像形成装置のメモリ回路の回路図

図25】従来の画像形成装置のサンプルウインドウ回路
の回路図
【図26】従来の画像形成装置のマッチングネットワー
ク手段の一部である比較回路の回路図
【図27】従来の画像形成装置の信号発生手段から出力
される補整画像ドット信号
【図28】(a)は従来の画像形成装置の補整前の画像
ビットマップイメージデータのドット図(b)は従来の
画像形成装置の補整後の画像ビットマップイメージデー
タのドット図
【図29】(a)は従来の画像形成装置の補整前の画像
ビットマップイメージデータのドット図(b)は一実施
例における画像形成装置の補整後の画像ビットマップイ
メージデータのドット図(c)は従来の画像形成装置の
補整後の画像ビットマップイメージデータのドット図
【図30】(a)は従来の画像形成装置の一例のエッジ
検出位置の説明図 (b)は従来の画像形成装置の一例のエッジ検出位置の
説明図
【図31】(a)は従来の画像形成装置の一例の動作説
明図 (b)は従来の画像形成装置の一例の動作説明図
【図3
2】(a)は従来および本発明の画像形成装置の動作説
明図 (b)は従来の画像形成装置の一例の動作説明図(c)
は本発明の画像形成装置の動作説明図
【符号の説明】
101  一時記憶手段 102  エッジ検出手段 103  重み付け手段 104  論理演算手段 105  信号発生手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交マトリクスのドットにより構成された
    画像の書き込まれる領域の一部をウインドウとして設定
    し、この設定位置を前記領域内で移動させることが可能
    なウインドウ設定手段と、前記ウインドウ設定手段によ
    り設定されたウインドウ内の所定のドットと前記所定の
    ドットに隣接するドットとの画像データの差異およびそ
    の差異の方向とを検出するエッジ検出手段と、前記ウイ
    ンドウ内で、前記所定のドット以外の互いに隣接するド
    ットに対応した画像データの差異およびその差異の位置
    を検出し、互いに隣接するドット間に前記エッジ検出手
    段が検出した画像データの差異と同じ方向の差異を持つ
    エッジを有する場合、このエッジの、前記所定のドット
    の持つエッジ位置に対する位置に応じて所定の値を設定
    する重み付け手段と、前記重み付け手段により設定され
    た所定の値の和を得る演算手段と、前記演算手段により
    得られた値に応じて前記所定のドットの大きさを変化さ
    せる信号を発生する信号発生手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】重み付け手段は、互いに隣接するドット間
    にエッジ検出手段が検出した画像データの差異と同じ方
    向の差異を持つエッジを有する場合、このエッジの所定
    のドットの持つエッジ位置に対する距離が近いほど高い
    値を設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
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JPH01139280A (ja) * 1987-07-17 1989-05-31 Ncr Canada Ltd サーマル・ドツト・プリンタを使用した有角曲線のプリント方法及び装置

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