JPH04312862A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04312862A
JPH04312862A JP3079729A JP7972991A JPH04312862A JP H04312862 A JPH04312862 A JP H04312862A JP 3079729 A JP3079729 A JP 3079729A JP 7972991 A JP7972991 A JP 7972991A JP H04312862 A JPH04312862 A JP H04312862A
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Shigehisa Fujisaki
藤崎 茂久
Takumi Shimokawa
下川 巧
Yasuhiko Isobe
礒辺 泰彦
Tadayuki Kajiwara
梶原 忠之
Masanobu Narasaki
雅信 楢崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、行方向、および列方向
の直交マトリクスを構成する画像データを、水平、およ
び垂直走査により、形成するレーザプリンタ等の画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ等の出力機としてレ
ーザプリンタが使用されるようになってきた。このレー
ザプリンタは、高解像度である点がその特徴の一つであ
るが、文字の種類によってはその解像度以上になめらか
な外形が得られることが要望される。このため、多様な
スムージング技術が考案されている。
【0003】以下、画像形成装置についてレーザビーム
プリンタを例にとり説明する。図17は画像形成装置の
機構部の概略構成図、図18は画像形成装置の機構部の
要部斜視図、図19は画像形成装置の機構部の動作説明
図である。図17、図18において、1901はモータ
(図示せず)により方向Aに駆動される感光性ドラムで
、この感光性ドラム1901は、有機光導電性材料の層
でコーティングされた、金属シリンダで構成されており
、印字中は回転し続け、1ページ印字する毎に数回回転
する。感光性ドラム1901は印字を行なう部分に画像
を形成する前にクリーニング部1916で、物理的、電
気的に清浄化されることにより、感光性ドラム1901
のドラム表面2001に静電潜像を保持するための前処
理が施される。まず、物理的清浄化は、ゴム製のクリー
ニングブレード1902により、前のサイクルでドラム
に残存したトナーを感光性ドラム1901からこすり落
とすことにより行なわれ、このこすり落とされたトナー
は廃トナー入れ(図示せず)へ回収される。静電的清浄
化は、除電用ランプ1903で感光性ドラム1901の
有機光導電性材料の層に光を照射し、感光性ドラム19
01に前のサイクルで残留した電荷を中性化することに
より行なわれる。次に、清浄化されたドラム表面200
1は、感光性ドラム1901が回転して、コロナ発生器
1904によって生じるイオン化領域を感光性ドラム1
901の有機光導電性材料の層が通過することにより、
負の電荷が、コロナ発生器1904からドラム表面20
01に移動し、600ボルトの負の電荷によって均一に
帯電される。この負の電荷によって均一に帯電されたド
ラム表面2001に、画像に応じてレーザビーム190
5の焦点をあわせ照射することにより、照射された領域
の表面電位を放電させ、静電潜像が形成される。
【0004】以上の動作を図18によりさらに詳細に説
明する。半導体レーザ2002はレーザビーム1905
を電源のオンによって発生し、電源のオフによって発生
を止める。半導体レーザ2002によって発生したレー
ザビーム1905は、コリメータレンズ2003で平行
化されて、円柱レンズ2004で走査ミラー2005上
へと収束される。走査ミラー2005は6面からなる回
転多面鏡で、スキャナ用モータ2006によって定速回
転する。レーザビーム1905は走査ミラー2005の
回転により、図19の矢印Bの方向に走査され、この走
査されたレーザビーム1905の焦点は、収束レンズ2
007とミラー2008によって、ドラム表面2001
に合わせられる。レーザビーム1905は、矢印Bの向
きにドラム表面2001上を走査するとともに、感光性
ドラム1901が図19の矢印A方向に回転し、ドラム
表面2001がラスタ像で覆われる。
【0005】ここで、感光性ドラム1901を回転させ
る主モータ(図示せず)の速度は、レーザビーム190
5がドラム表面2001上を走査する度に300分の1
インチずつドラム表面2001が移動するよう同期がと
られ、半導体レーザ2002より発生するレーザビーム
1905には、走査ミラー2005を回転させるスキャ
ナ用モータ2006の速度に応じ、図19のライン21
01に沿った方向で300分の1インチ毎に光のドット
が当たるよう変調がかけられる。その結果インチ当りの
ドット数(dpi)が300ドット×300ドットの解
像度が得られる。
【0006】各走査の開始時、レーザビーム1905は
感光性ドラム1901に達する前に、ビーム検出ミラー
2012に反射して、光ファイバ2009に送られる。 この瞬時的な光のパルスは光ファイバ2009によって
コントローラ部2010に送られて、電気信号に変換さ
れ、走査に関するデータの出力と他のデータとの同期を
とるのに利用されたり、他のプリンタ制御、およびテス
ト機能等に利用される。
【0007】感光性ドラム1901へのレーザビーム1
905の照射後、ドラム表面2001には不可視の静電
潜像が形成される。
【0008】つまり、レーザビーム1905で露光され
た部分は放電により約100ボルトの負電位になってお
り、レーザビーム1905の照射により露光されなかっ
たドラム表面2001には、600ボルトの負電位が存
在している。
【0009】図17の現像部1917では、ドラム表面
2001に形成された静電潜像に、現像剤であるトナー
粒子1906を付着させる。このトナー粒子1906は
、鉄の粒子と結合した黒い合成樹脂からなる粉末状の物
質で、トナー粒子1906を構成する鉄の粒子が永久磁
石を有する金属の回転シリンダ1907によってトナー
粒子1906を構成する合成樹脂とともに吸引される。 トナー粒子1906を構成する合成樹脂は、負の直流電
源(図示せず)に接続された回転シリンダ1907にこ
すりつけられることによって、負の表面電荷を得る。こ
のトナー粒子1906が得た静電荷は、トナー粒子19
06が、レーザビーム1905により露光されたドラム
表面2001の領域には付着するが、露光されなかった
領域からは反発するような静電荷である。
【0010】転写部1908では、ドラム表面2001
上に形成されたトナー像がプリント紙1909に転写さ
れる。この転写されるとき、プリント紙1909はドラ
ム表面2001の速度と同じ速度で進行しドラム表面2
001に接触する。コロナアセンブリ1910は、プリ
ント紙1909の感光性ドラム1901側とは反対から
正の電荷を与え、ドラム表面2001から負に帯電した
トナー粒子1906を引き離しプリント紙1909へ付
着させる。静電荷除去器1911は負の電荷を有するド
ラム表面2001と正の電荷を有するプリント紙190
9との間の吸引力を弱めて、プリント紙1909が感光
性ドラム1901に巻き付くのを防止する。トナー粒子
1906が付着したプリント紙1909は転写部190
8から定着部1912に移動し、感光性ドラム1901
は回転してクリーニング部1916により、次の静電潜
像を保持するための前処理が施される。
【0011】定着部1912では、熱と圧力によってト
ナー粒子1906が融解してプリント紙1909に押し
付けられ、プリント紙1909へトナー像が定着される
。この定着部1912は、高輝度ランプ1913によっ
て内部加熱される非粘着性の加熱ローラ(融着ローラ)
1914と、加熱ローラ1914に接して設けられこの
加熱ローラ1914により押圧するとわずかに縮み、加
熱ローラ1914との接触面積が広くなる軟らかい部材
で構成された加圧ローラ1915とからなり、加熱ロー
ラ1914と加圧ローラ1915との間を、プリント紙
1909がトナー粒子1906の付着した面を加熱ロー
ラ1914側にして通過するよう構成されている。この
加熱ローラ1914と加圧ローラ1915との間をプリ
ント紙1909が通過するとき、プリント紙1909に
付着したトナー粒子1906が融解して紙の繊維に押し
込まれる。
【0012】図18に示すコントローラ部2010は、
中央演算処理装置(以下、CPUと略称する。)や、所
望の文字セットのドットパターンすなわちビットマップ
像が記憶されている読み出し専用メモリ(以下、ROM
と略称する。)や、追加されるビットマップ像のデータ
が記憶されているROMカートリッジや、パーソナルコ
ンピュータ等の外部デバイスから入力されるコード化画
像データ等を記憶する読み出し、書き込み可能なメモリ
(以下、DRAMと略称する。)や、プリンタエンジン
を制御するブロック等で構成され、外部デバイス等から
送られてくる印字データを画像ビットマップイメージデ
ータに変換し、さらにこの画像ビットマップイメージデ
ータをレーザ駆動部2011を駆動する画像ドット信号
に置き換えシリアルでレーザ駆動部2011へ出力する
。レーザ駆動部2011ではコントローラ部2010よ
り送られてきた画像ドット信号により半導体レーザ20
02を駆動してレーザビームを変調しドラム表面200
1を露光する。
【0013】図20は、図18の画像形成装置のコント
ローラ部2010のブロック図である。図20において
、201は16ビットから成る中央演算処理装置(以下
、CPUと略称する。)でコントローラ部2010の動
作を制御している。202はROMコントローラで、プ
ログラムROM203が記憶しているCPU201が実
行すべきプログラムデータ、フォントROM204が記
憶している文字フォントのビットマップパターンデータ
、フォントカード205、およびフォントカード206
が記憶しているオプションの文字フォントのビットマッ
プデータを、CPU201からのアドレス情報に従いデ
ータバス207を介して入力し、主データバス208に
出力する。このフォントカード205、および206は
コネクタイン式のROMカード形式になっている。20
9はコントロールパネル(図示せず)等を含む、画像プ
リント処理に関わるシステムを構成するプリンタエンジ
ン部である。210はエンジンコントローラで、エンジ
ンインターフェース211を介して、CPU201から
のアドレス情報、およびデータに従ったプリンタエンジ
ン部209の制御、プリンタエンジン部209からのデ
ータ読み込みを行うとともに、外部デバイス212から
のコード化画像データがパラレルインターフェース21
3を介して入力される。さらにエンジンコントローラ2
10は、プリンタエンジン部209のコントロールパネ
ルからの、プリントステイタス、ページカウント等の情
報を記憶するために設けられているエレクトリックイレ
ーサブル プログラマブル ROM(以下、EEPRO
Mと略称する。)214に対して、CPU201からの
アドレス情報に従って、情報の読みだし書き込みを行う
。215は外部デバイス212から入力されるコード化
画像データ、文字フォントのビットマップデータ、およ
びその他のデータを記憶する随時読み出し書き込みが可
能なDRAM、216はDRAM215に対して、デー
タの読み出し書き込みに必要なDRAMアドレス情報、
およびタイミング信号を、CPU201からのアドレス
情報に従い発生し、DRAM215へデータアクセスを
行うとともに、主データバス208の調停、およびDR
AM215のデータリフレッシュを行うDRAMコント
ローラである。さらにDRAMコントローラ216は、
DRAM215に記憶された画像データをパラレルシリ
アル変換し、クロック発生器217からのクロックを補
整回路218が分周したビデオデータ同期信号(VCL
K)に同期して、補整回路218へ画像ビットマップイ
メージデータとして出力する。また、DRAMコントロ
ーラ216は、外部デバイス212またはプリンタエン
ジン部209のコントロールパネルの情報に従って、画
像を重ね合わせたりオフセットさせるために、画像デー
タをシフトさせる機能を持つ。なお、DRAM215の
メモリエリアは、拡張DRAM219、220により拡
大することができる。
【0014】ここで、補整回路218は、DRAMコン
トローラ216よりビデオデータ同期信号(VCLK)
に同期して入力される画像ビットマップイメージデータ
を、レーザ駆動部2011を駆動する画像ドット信号に
置き換え、この画像ドット信号にプリントの質を高める
ための補整を施し、補整後の補整画像ドット信号(VD
O)をレーザ駆動部2011へ出力する。この補整によ
り、例えばアナログ文字をデジタルビットマップ像に変
換するプロセスにおいて、ビットマップ像の解像度が低
かったり、所望のアナログ像のサンプリングレートが低
いために発生した、段差、階段状のゆがみ、印字品質の
劣化等を減少させる。
【0015】図21に、米国特許4847641号明細
書に示された画像形成装置のコントローラ部を構成する
マッチングネットワークを用いた補整回路のブロック図
を示す。図21において、101は画像ビットマップイ
メージデータの一部を一時的に記憶する一時記憶手段で
、画像ビットマップイメージデータのうちの1ビットの
形状を補整するために、その周辺の7行×7列の画像ビ
ットマップイメージデータをサンプリングする目的で設
けられており、シフトレジスタで構成されるサンプルウ
インドウ回路を有しており、このサンプルウインドウ回
路を構成するシフトレジスタに画像ビットマップイメー
ジデータが順次格納される。このサンプルウインドウ回
路のサンプルウインドウ図を図22に示す。図22のD
4が補整の対象である。2201は前記サンプルウイン
ドウに格納されたサンプルパターンと、予め決められた
複数のテンプレートパターンが、一致するかどうか比較
するマッチングネットワーク手段で、予め決められた複
数のテンプレートパターンの中の一例を図23に示す。 105はマッチングネットワーク手段2201で、サン
プルパターンが予め決められた複数のテンプレートパタ
ーンのうちの一つと一致した場合、補整の対象である画
像ビットマップイメージデータの信号を所定の信号に補
整する信号発生手段である。
【0016】図24は一時記憶手段101のブロック図
である。図24において、301はメモリコントロール
回路で、メモリに対しデータの読み出し、書き込みに必
要なアドレス、およびその他の制御信号を発生する。3
02はメモリ回路で、高速スタティックラム(以下、S
RAMと略称する。)、およびフリップフロップで構成
されシリアルデータに変換された画像ビットマップイメ
ージデータであるビデオ信号(VDIN)の読み出し、
書き込みを、メモリコントロール回路301により出力
されたアドレス、およびその他の制御信号により行う。 303はメモリ回路302から読み出されたSRAMの
データを記憶しサンプルパターンを出力する、シフトレ
ジスタで構成されたサンプルウインドウ回路である。
【0017】図25はメモリコントロール回路301の
回路図、図26はメモリ回路302の回路図、図27は
サンプルウインドウ回路303の回路図、図28はマッ
チングネットワーク手段2201の一部である比較回路
の回路図である。図25において、2401〜2403
は4ビット同期カウンタ、図26において、2501は
SRAM、2502は8ビットラッチ、2503はイン
バータ、図27において、2601〜2607は8ビッ
トシフトレジスタ、図28において、2803〜284
0は2入力エクスクルーシブオア(以下、Ex−ORと
略称する。)、2801は多入力ナンド(以下、NAN
Dと略称する。)、2802は多入力オア(以下、OR
と略称する。)である。
【0018】以上のように構成された、マッチングネッ
トワークを用いた画像形成装置のコントローラ部を構成
する補整回路について以下その動作を説明する。図26
において、ビデオ信号(VDIN)の線路を介して送ら
れてくる画像ビットマップイメージデータであるビデオ
信号(VDIN)が、ビデオデータ同期信号(VCLK
)に従ってシリアルで8ビットラッチ2502のD0に
入力されビデオデータ同期信号(VCLK)の立下りエ
ッジにてラッチされ、SRAM2501のA0〜A11
に入力されるアドレスSRA0〜SRA11によりSR
AM2501のIO0に格納される。このアドレスSR
A0〜SRA11は図25の4ビット同期カウンタ24
01〜2403がビデオデータ同期信号(VCLK)で
0(H)からカウントアップすることにより得られる。 同様に次のビデオ信号(VDIN)が、ビデオデータ同
期信号(VCLK)の立ち上がりエッジにてアドレスが
インクリメントされSRAM2501のIO0に格納さ
れる。この一連の動作により画像ビットマップイメージ
データの主走査の1ライン分がSRAM2501のIO
0に格納される。
【0019】この1ライン分がSRAM2501のIO
0に格納されると図25の4ビット同期カウンタ240
1〜2403は主走査の基準信号(NLSYNC)によ
りリセットされ、2ライン目の画像ビットマップイメー
ジデータであるビデオ信号(VDIN)がビデオデータ
同期信号(VCLK)に従って8ビットラッチ2502
のD0に、SRAM2501のIO0に格納された1ラ
イン目のデータがアドレス0(H)より順に読み出され
8ビットラッチ2502のD1に入力されてそれぞれラ
ッチされ、8ビットラッチ2502のD0に入力された
データがSRAM2501のIO0のアドレス0(H)
に、8ビットラッチ2502のD1に入力されたデータ
がSRAM2501のIO1のアドレス0(H)に格納
される。
【0020】以上の動作を繰り返すことによりSRAM
2501のIO0〜IO6に画像ビットマップイメージ
データが各ライン毎に入力されるが、この動作を行うと
同時に8ビットラッチ2502の出力は、図27に示す
サンプルウインドウ回路を構成する8ビットシフトレジ
スタ2601〜2607にも入力され、8ビットシフト
レジスタ2601〜2607は、ビデオデータ同期信号
(VCLK)に従って入力されたデータをシフトし、画
像ビットマップイメージデータであるビデオ信号(VD
IN)の図22に示す分のデータを格納する。この格納
されたサンプルパターンのデータと、図23に示す予め
決められたテンプレートパターンのデータとが、それぞ
れ図28に示すマッチングネットワーク手段2201の
比較回路のEx−OR2803〜2840にそれぞれ入
力され、Ex−OR2803〜2840は入力されたデ
ータが一致した場合はLレベルを、不一致であればHレ
ベルを多入力NAND2801に出力し、多入力NAN
D2801はEx−OR2803〜2840から全てL
レベルが出力されると多入力OR2802を介してHレ
ベルを図21に示す信号発生手段105へ出力する。
【0021】図21に示す信号発生手段105ではこの
Hレベルにより補整の対象である画像ビットマップイメ
ージデータの信号を、多入力NAND2801が多入力
OR2802を介してH信号を出力した時に用いたテン
プレートパターンに応じた補整画像ドット信号に置換す
る。
【0022】ここで、図21に示す信号発生手段105
から出力される補整画像ドット信号を図29に示す。X
信号、Y信号、Z信号、およびW信号は、多入力NAN
D2801が多入力OR2802を介してH信号を出力
した時に用いたテンプレートパターンに対応した、1ド
ットの前約1/3、後約2/3、前約2/3、後約1/
3だけ出力する補整画像ドット信号である。
【0023】以上の一連の動作によって、図30(a)
、および図31(a)に示す画像ビットマップイメージ
データは、図30(b)、および図31(c)に示すよ
うに、補整の対象である画像ビットマップイメージデー
タのうちの1ビットの信号を通常のドットの前後または
上下の1/3、2/3だけ出力する補整画像ドット信号
に置換することで斜線等の段差を滑らかにする。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、画像ビットマップイメージデータの補整を行う
ためには、補整が必要となる全ての画像ビットマップイ
メージデータに対して別々にテンプレートパターンを用
意しておく必要があり、サンプルパターンとテンプレー
トパターンとを比較するマッチングネットワーク手段の
比較回路が増加し回路構成が複雑になり、コストアップ
の原因となるため、全てのビットマップデータに対して
別々にテンプレートパターンを用意しておくことが困難
で、画像ビットマップイメージデータの補整が必要とな
る場合であっても、テンプレートがないために補整がな
されない場合が存在するという問題点を有していた。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、直交マトリクスのドットにより構成された
画像の書き込まれる領域の一部をウインドウとして設定
し、この設定位置を領域内で移動させることが可能なウ
インドウ設定手段により設定されたウインドウ内の所定
のドットと所定のドットに隣接するドットとの画像デー
タの差異およびその差異の方向とを検出する第1のエッ
ジ検出手段と、ウインドウ内で、所定のドット以外の互
いに隣接するドット間の、第1のエッジ検出手段が検出
した画像データの差異およびその差異の方向と同じ方向
の差異を持つエッジを検出する第2のエッジ検出手段と
、第2のエッジ検出手段が検出したウインドウ内の所定
の場所に位置するエッジを、このエッジの位置に対して
特定の関係を有する位置のエッジのエッジデータにより
、第2のエッジ検出手段が検出したエッジをエッジデー
タとして出力するかしないかを制御する選択手段と、第
2のエッジ検出手段より出力されたエッジデータに対応
するエッジの、第1のエッジ検出手段が検出したエッジ
の位置に対する位置に応じて所定の値を設定する重み付
け手段と、重み付け手段により設定された所定の値の和
を得る演算手段と、演算手段により得られた値に応じて
所定のドットの大きさを変化させる信号を発生する信号
発生手段とを備えたものである。
【0026】
【作用】本発明は上記した構成により、サンプルウイン
ドウ内の所定のドットとこの所定のドットに隣接するド
ットとの画像データの差異と、互いに隣接するドットに
対応した画像データの差異とを検出し、これらの検出結
果をもとに所定のドットの大きさを変えることにより補
整を行うことができる。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例における画像形成装置
について説明する。ここで画像形成装置の機構部、およ
び画像形成装置の補整回路以外のコントローラ部につい
ては上記従来の技術に示す構成と同様であるので説明を
省略する。
【0028】図1は本発明の一実施例における画像形成
装置のコントローラ部を構成する補整回路のブロック図
である。図1において、101は一時記憶手段、301
はメモリコントロール回路、302はメモリ回路、30
3はサンプルウインドウ回路で、これらは上記従来の技
術に示す構成と同様であるので詳細な説明を省略する。
【0029】102は図22に示すサンプルウインドウ
内の画像ビットマップイメージデータよりエッジを検出
するエッジ検出手段であり、ここではエッジの検出をサ
ンプルウインドウ内の所定位置の1ドットの画像データ
1ビットのデータの属性(0または1)と、このドット
の上下左右のドットのデータ1ビットのデータの属性と
が異なった場合(例えば所定の位置の1ドットの画像デ
ータが0に対して、上下左右に隣接するドットの画像デ
ータが1である場合、および所定の位置の1ドットの画
像データが1に対して、上下左右に隣接するドットの画
像データが0である場合)をエッジありと判断して、エ
ッジがある場合は1、ない場合は0をエッジデータとし
て出力する。このエッジ検出手段102より検出された
エッジデータの内で、サンプルウインドウ内の特定の場
所に位置するエッジデータは、エッジデータ選択手段1
06により、この特定の場所に位置するエッジデータ以
外のサンプルウインドウ内の特定の場所に位置するエッ
ジデータに応じて、エッジデータとして出力するか、し
ないか選択される。103はエッジ検出手段102によ
って検出されるとともに、エッジデータ選択手段106
により選択された複数の各エッジデータを、サンプルウ
インドウの中央に位置する補整対象の画像データD4に
対応するドットの上下左右のエッジの種類(画像データ
D4に対して、上下左右に隣接するデータが0から1で
あるか、1から0であるか、およびエッジの方向が上方
向であるか、下方向であるか、右方向であるか、左方向
であるか)によって分類するとともに、画像データD4
に対応するドットの上下左右のエッジに対する位置に応
じてまとめる重み付け手段、104は重み付け手段10
3によってまとめられた複数の各エッジデータに、画像
データD4に対応するドットの上下左右のエッジに対す
る位置に応じて所定の数値を乗算し論理演算を施すこと
により、補整用のデータを発生し出力する論理演算手段
、105は論理演算手段104から出力された補整用デ
ータに従い、補整の対象である画像データD4の信号を
図20に示すレーザ駆動部2011を駆動する補整画像
ドット信号に置換し出力する信号発生手段である。
【0030】図2にエッジ検出手段102、エッジデー
タ選択手段106、重み付け手段103、論理演算手段
104の簡単な回路図を示す。図2において、401は
図22に示すサンプルウインドウ内の画像ビットマップ
イメージデータの主走査方向に隣合うビット間にエッジ
があるかどうかを検出するとともに、検出されたエッジ
をエッジデータとして出力するか、しないか選択する垂
直エッジ検出および選択回路、402は副走査方向に隣
合うビット間にエッジがあるかどうかを検出するととも
に、検出されたエッジをエッジデータとして出力するか
、しないか選択する水平エッジ検出および選択回路で、
この垂直エッジ検出および選択回路401、水平エッジ
検出および選択回路402により図1に示すエッジ検出
手段102およびエッジデータ選択手段106が構成さ
れている。403Aは垂直エッジ検出および選択回路4
01によって検出された、主走査方向に隣合うビット間
に存在する複数の各エッジデータを、図22に示すサン
プルウインドウの中央に位置する補整対象の画像データ
D4の左右のエッジの種類(画像データD4に対して、
左右に隣接するデータが0から1であるか、1から0で
あるか、およびエッジの方向が右方向であるか、左方向
であるか)によって分類し、画像データD4の左右のエ
ッジに対する位置に応じてまとめるとともに、補整対象
の画像データD4が0のときは信号線ADDに1を、1
のときは信号線DELに1を出力する垂直エッジデータ
重み付け回路、403Bは水平エッジ検出および選択回
路401によって検出された、副走査方向に隣合うビッ
ト間に存在する複数の各エッジデータを、図22に示す
サンプルウインドウの中央に位置する補整対象の画像デ
ータD4の上下のエッジの種類(画像データD4に対し
て、上下に隣接するデータが0から1であるか、1から
0であるか、およびエッジの方向が上方向であるか、下
方向であるか)によって分類し、画像データD4の上下
のエッジに対する位置に応じてまとめるとともに、補整
対象の画像データD4が0のときは信号線ADDに1を
、1のときは信号線DELに1を出力する水平エッジデ
ータ重み付け回路で、この垂直エッジデータ重み付け回
路403A、水平エッジデータ重み付け回路403Bに
より図1に示す重み付け手段103が構成されている。 404A、404B、404C、404Dは垂直エッジ
データ重み付け回路403A、水平エッジデータ重み付
け回路403Bによってまとめられた複数の各エッジデ
ータに図22に示すサンプルウインドウの中央に位置す
る補整対象の画像データD4の上下左右のエッジに対す
る位置に応じて所定の数値を乗算する乗算機能を持ち、
複数の各エッジデータに所定の数値を乗算した後に加算
を行い、この加算結果が8以上になったときデータとし
て1を出力する加算回路、405〜412は加算回路4
04A、404B、404C、404Dから出力される
データと、垂直エッジデータ重み付け回路403A、水
平エッジデータ重み付け回路403Bから信号線ADD
、DELを介して送られてくるデータとの論理和をとる
2入力ANDで、これらの加算回路404A、404B
、404C、404Dおよび2入力AND405〜41
2とから図1に示す論理演算手段104が構成されてい
る。
【0031】図3は垂直エッジ検出および選択回路40
1のエッジ検出手段102の部分を構成する垂直エッジ
検出回路の回路図、図4は垂直エッジ検出および選択回
路401のエッジデータ選択手段106の部分を構成す
る垂直エッジデータ選択回路の回路図、図5は水平エッ
ジ検出および選択回路402のエッジ検出手段102の
部分を構成する水平エッジ検出回路の回路図、図6は水
平エッジ検出および選択回路402のエッジデータ選択
手段106の部分を構成する水平エッジデータ選択回路
の回路図、図7、図8は垂直エッジデータ重み付け回路
403Aの回路図で、水平エッジデータ重み付け回路4
03Bも図7、図8と同じ回路図である。図9は加算回
路404A、404B、404C、404Dの回路図、
図10は図1に示す信号発生手段305の回路図である
【0032】図3において、501〜528は2入力A
ND、529〜549はインバータ、図4において、6
01〜608は3入力AND、609〜616はインバ
ータ、図5において、701〜728は2入力AND、
729〜749はインバータ、図6において、801〜
808は3入力AND、809〜816はインバータ、
図7において、1001〜1012はAND−ORイン
バータ、1013〜1024はインバータ、1025、
1026はバッファ、1027は2入力OR、1028
〜1031は3入力OR、図8において、1101〜1
112はAND−ORインバータ、1113〜1124
はインバータ、1125、1126はバッファ、112
7〜1129は2入力OR、1130〜1133は3入
力OR、図9において、1301〜1309は3入力1
ビットフルアダー、1310、1311は2入力OR、
図10において、1501、1502、1507、15
08は3入力OR、1504、1505は5入力OR、
1503、1506は4入力OR、1509は8ビット
パラレルロードシリアル出力シフトレジスタ(以下、8
ビットシフトレジスタと略称する。)、1510は6入
力NOR、1511は2入力AND、1512はインバ
ータ、1513、1514は2入力ORである。
【0033】以上のように構成された、画像形成装置の
コントローラ部を構成する補整回路について以下その動
作を説明する。
【0034】図3の垂直エッジ検出回路では、信号線A
3〜A5、B3〜B5、C3〜C5、D3〜D5、E3
〜E5、F3〜F5、G3〜G5の各々へ、図1のサン
プルウインドウ回路303より送られてくる画像データ
を、インバータ529〜549と2入力AND501〜
528とにより論理演算することで、図22に示すサン
プルウインドウのA行目からG行目までの3列目と4列
目、および4列目と5列目の画像データが主走査方向に
0から1、または1から0(以下、白から黒、または黒
から白と記す。)へと変化するかどうかを検出し、エッ
ジデータとして出力する。このエッジデータはA行目の
3列目が白で4列目が黒である場合は信号線V1に1を
、B行目の3列目が白で4列目が黒である場合は信号線
V2に1を、以下同様にC行目からG行目の場合、信号
線V3からV7に各々1を出力する。さらに、A行目か
らG行目までの各々の行において3列目が黒で4列目が
白である場合は信号線NV1からNV7に各々1を、A
行目からG行目までの各々の行において4列目が白で5
列目が黒である場合は信号線VV1からVV7に各々1
を、A行目からG行目までの各々の行において4列目が
黒で5列目が白である場合は信号線NVV1からNVV
7に各々1を出力する。
【0035】図4の垂直エッジデータ選択回路では、信
号線B2、B3、B5、B6、F2、F3、F5、F6
の各々へ、図1のサンプルウインドウ回路303より送
られてくる画像データと、信号線NVV5、VV5、N
V5、V5、NVV3、VV3、NV3、V3の各々へ
、図3の垂直エッジ検出回路より送られてくるエッジデ
ータとを、インバータ609〜616と3入力AND6
01〜608とにより論理演算することで、図22に示
すサンプルウインドウのB行目の2列目と3列目、B行
目の5列目と6列目、F行目の2列目と3列目、および
F行目の5列目と6列目の画像データが主走査方向に0
から1、または1から0へと変化するかどうかを検出し
、信号線NVV5、VV5からのエッジデータ、信号線
NV5、V5からのエッジデータ、信号線NVV3、V
V3からのエッジデータ、信号線NV3、V3からのエ
ッジデータに応じて、各々エッジデータとして出力する
か、しないか選択する。このエッジデータの選択は、信
号線NVV5からのエッジデータが1つまりE行目の4
列目が黒で5列目が白の場合に、B行目の2列目が黒で
3列目が白のときのエッジデータがエッジデータとして
選択され信号線NV12に1を、以下同様に信号線VV
5からのエッジデータが1つまりE行目の4列目が白で
5列目が黒の場合に、B行目の2列目が白で3列目が黒
のときのエッジデータがエッジデータとして選択され信
号線V12に1を、信号線NV5からのエッジデータが
1つまりE行目の3列目が黒で4列目が白の場合に、B
行目の5列目が黒で6列目が白のときのエッジデータが
エッジデータとして選択され信号線NVV12に1を、
信号線V5からのエッジデータが1つまりE行目の3列
目が白で4列目が黒の場合に、B行目の5列目が白で6
列目が黒のときのエッジデータがエッジデータとして選
択され信号線VV12に1を、信号線NVV3からのエ
ッジデータが1つまりC行目の4列目が黒で5列目が白
の場合に、F行目の2列目が黒で3列目が白のときのエ
ッジデータがエッジデータとして選択され信号線NV1
6に1を、信号線VV3からのエッジデータが1つまり
C行目の4列目が白で5列目が黒の場合に、F行目の2
列目が白で3列目が黒のときのエッジデータがエッジデ
ータとして選択され信号線V16に1を、信号線NV3
からのエッジデータが1つまりC行目の3列目が黒で4
列目が白の場合に、F行目の5列目が黒で6列目が白の
ときのエッジデータがエッジデータとして選択され信号
線NVV16に1を、信号線V3からのエッジデータが
1つまりC行目の3列目が白で4列目が黒の場合に、F
行目の5列目が白で6列目が黒のときのエッジデータが
エッジデータとして選択され信号線VV16に1を出力
する。
【0036】図5の水平エッジ検出回路では、信号線C
1〜C7、D1〜D7、E1〜E7の各々へ、図1のサ
ンプルウインドウ回路303より送られてくる画像デー
タを、インバータ729〜749と2入力AND701
〜728とにより論理演算することで、図22に示すサ
ンプルウインドウの1列目から7列目までのC行目とD
行目、およびD行目とE行目の画像データが副走査方向
に0から1、または1から0へと変化するかどうかを検
出し、エッジデータとして出力する。このエッジデータ
は1列目から7列目までの各々の列においてC行目が白
でD行目が黒である場合は信号線H1からH7に各々1
を、1列目から7列目までの各々の列においてC行目が
黒でD行目が白である場合は信号線NH1からNH7に
各々1を、1列目から7列目までの各々の列においてD
行目が白でE行目が黒である場合は信号線HH1からH
H7に各々1を、1列目から7列目までの各々の列にお
いてD行目が黒でE行目が白である場合は信号線NHH
1からNHH7に各々1を出力する。
【0037】図6の水平エッジデータ選択回路では、信
号線B2、C2、B6、C6、E2、F2、E6、F6
の各々へ、図1のサンプルウインドウ回路303より送
られてくる画像データと、信号線NHH5、HH5、N
HH3、HH3、NH5、H5、NH3、H3の各々へ
、図3の垂直エッジ検出回路より送られてくるエッジデ
ータとを、インバータ809〜816と3入力AND8
01〜808とにより論理演算することで、図22に示
すサンプルウインドウの2列目のB行目とC行目、6列
目のB行目とC行目、2列目のE行目とF行目、および
6列目のE行目とF行目の画像データが主走査方向に0
から1、または1から0へと変化するかどうかを検出し
、信号線NHH5、HH5からのエッジデータ、信号線
NHH3、HH3からのエッジデータ、信号線NH5、
H5からのエッジデータ、信号線NH3、H3からのエ
ッジデータに応じて、各々エッジデータとして出力する
か、しないか選択する。このエッジデータの選択は、信
号線NHH5からのエッジデータが1つまり5列目のD
行目が黒でE行目が白の場合に、2列目のB行目が黒で
C行目が白のときのエッジデータがエッジデータとして
選択され信号線NH12に1を、以下同様に信号線HH
5からのエッジデータが1つまり5列目のD行目が白で
E行目が黒の場合に、2列目のB行目が白でC行目が黒
のときのエッジデータがエッジデータとして選択され信
号線H12に1を、信号線NHH3からのエッジデータ
が1つまり3列目のD行目が黒でE行目が白の場合に、
6列目のB行目が黒でC行目が白のときのエッジデータ
がエッジデータとして選択され信号線NH16に1を、
信号線HH3からのエッジデータが1つまり3列目のD
行目が白でE行目が黒の場合に、6列目のB行目が白で
C行目が黒のときのエッジデータがエッジデータとして
選択され信号線H16に1を、信号線NH5からのエッ
ジデータが1つまり5列目のC行目が黒でD行目が白の
場合に、2列目のE行目が黒でF行目が白のときのエッ
ジデータがエッジデータとして選択され信号線NHH1
2に1を、信号線H5からのエッジデータが1つまり5
列目のC行目が白でD行目が黒の場合に、2列目のE行
目が白でF行目が黒のときのエッジデータがエッジデー
タとして選択され信号線HH12に1を、信号線NH3
からのエッジデータが1つまり3列目のC行目が黒でD
行目が白の場合に、6列目のE行目が黒でF行目が白の
ときのエッジデータがエッジデータとして選択され信号
線NHH16に1を、信号線H3からのエッジデータが
1つまり3列目のC行目が白でD行目が黒の場合に、6
列目のE行目が白でF行目が黒のときのエッジデータが
エッジデータとして選択され信号線HH16に1を出力
する。
【0038】図7、図8の垂直エッジデータ重み付け回
路では、信号線A1〜A7、NA1〜NA7、B1〜B
7、NB1〜NB7、A12、NA12、B12、NB
12、A16、NA16、B16、NB16の各々へ、
図3の垂直エッジ検出回路より信号線V1〜V7、NV
1〜NV7、VV1〜VV7、NVV1〜NVV7、お
よび図4の垂直エッジデータ選択回路より信号線V12
、NV12、VV12、NVV12、V16、NV16
、VV16、NVV16を介して送られてくる垂直エッ
ジデータを、図7ではAND−ORインバータ1001
〜1012とインバータ1013〜1024、バッファ
1025、1026、2入力OR1027、および3入
力AND1028〜1031から成るデータセレクトブ
ロック、図8ではAND−ORインバータ1101〜1
112とインバータ1113〜1124、バッファ11
25、1126、2入力OR1127、および3入力A
ND1130〜1133から成るデータセレクトブロッ
クにより図22に示すサンプルウインドウの中央に位置
する補整対象の画像データD4の左右のエッジの種類(
白から黒であるか、黒から白であるか、およびエッジの
方向が右方向であるか、左方向であるか)によって分類
し、図7の垂直エッジデータ重み付け回路では、図22
に示すサンプルウインドウの画像データD4の左方向の
エッジと同じ種類のエッジに関して、エッジがサンプル
ウインドウのA行目の3列目と4列目との間に存在して
いる場合は信号線AX11に1を、B行目の3列目と4
列目との間に存在している場合は信号線AX12に1を
、以下同様にC行目からG行目の場合、信号線AX13
からAX17に各々1を出力する。
【0039】ここで信号線AX12においては画像デー
タD4の左方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、
エッジがサンプルウインドウのB行目の3列目と4列目
との間に存在している場合だけでなく、画像データD4
の左方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、図4の
垂直エッジデータ選択回路により選択されたサンプルウ
インドウのB行目の2列目と3列目に、E行目の4列目
と5列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合、およ
びB行目の5列目と6列目との間に、E行目の3列目と
4列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合でも1が
出力される。同様に、信号線AX16においては画像デ
ータD4の左方向のエッジと同じ種類のエッジに関して
、エッジがサンプルウインドウのF行目の3列目と4列
目との間に存在している場合だけでなく、画像データD
4の左方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、図4
の垂直エッジデータ選択回路により選択されたサンプル
ウインドウのF行目の2列目と3列目に、C行目の4列
目と5列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合、お
よびF行目の5列目と6列目との間に、C行目の3列目
と4列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合でも1
が出力される。
【0040】さらに、エッジがA行目からC行目までの
4列目と5列目との間に存在している場合は信号線AX
21からAX23に各々1を、エッジがE行目からG行
目までの4列目と5列目との間に存在している場合は信
号線AX25からAX27に各々1を出力する。
【0041】また、図8の垂直エッジデータ重み付け回
路においても、図7の垂直エッジデータ重み付け回路と
同様に、図22に示すサンプルウインドウの画像データ
D4の右方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、エ
ッジがサンプルウインドウのA行目からG行目までの4
列目と5列目との間に存在している場合は信号線BX1
1からBX17に各々1を、エッジがA行目からC行目
までの3列目と4列目との間に存在している場合は信号
線BX21からBX23に各々1を、エッジがE行目か
らG行目までの3列目と4列目との間に存在している場
合は信号線BX25からBX27に各々1を出力する。
【0042】ここで信号線BX12においては画像デー
タD4の右方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、
エッジがサンプルウインドウのB行目の4列目と5列目
との間に存在している場合だけでなく、画像データD4
の右方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、図4の
垂直エッジデータ選択回路により選択されたサンプルウ
インドウのB行目の2列目と3列目に、E行目の4列目
と5列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合、およ
びB行目の5列目と6列目との間に、E行目の3列目と
4列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合でも1が
出力される。同様に、信号線BX16においては画像デ
ータD4の右方向のエッジと同じ種類のエッジに関して
、エッジがサンプルウインドウのF行目の3列目と4列
目との間に存在している場合だけでなく、画像データD
4の右方向のエッジと同じ種類のエッジに関して、図4
の垂直エッジデータ選択回路により選択されたサンプル
ウインドウのF行目の2列目と3列目に、C行目の4列
目と5列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合、お
よびF行目の5列目と6列目との間に、C行目の3列目
と4列目のエッジと同じ種類のエッジがある場合でも1
が出力される。
【0043】さらに、図8の垂直エッジデータ重み付け
回路においては、補整対象の画像データD4が0のとき
は信号線ADDに1を、1のときは信号線DELに1を
出力する。
【0044】水平エッジデータの重み付け回路403B
は図7、図8の垂直エッジデータ重み付け回路と同様の
回路なので回路の説明は省略する。水平エッジデータの
重み付け回路403Bでは、信号線A1〜A7、NA1
〜NA7、B1〜B7、NB1〜NB7、A12、A1
6、NA12、NA16、B12、B16、NB12、
NB16の各々へ、図5の水平エッジ検出回路より信号
線H1〜H7、NH1〜NH7、HH1〜HH7、NH
H1〜NHH7、および図6の水平エッジデータ選択回
路より信号線H12、H16、NH12、NH16、H
H12、HH16、NHH12、NHH16を介して送
られてくる水平エッジデータを、図22に示すサンプル
ウインドウの中央に位置する補整対象の画像データD4
の上下のエッジの種類(白から黒であるか、黒から白で
あるか、およびエッジの方向が上方向であるか、下方向
であるか)によって分類し、図22に示すサンプルウイ
ンドウの画像データD4の上下のエッジに対する位置に
応じて信号線AX11からAX17、AX21からAX
23、AX25からAX27、およびBX11からBX
17、BX21からBX23、BX25からBX27に
各々1を出力する。
【0045】ここで、垂直エッジデータの重み付け回路
403Aによって、図22に示すサンプルウインドウの
中央に位置する補整対象の画像データD4の左右のエッ
ジの種類によって分類されるとともに、画像データD4
の左右のエッジ位置に対する位置に応じてまとめられる
垂直エッジデータの状態を図11(a)、図11(b)
に、水平エッジデータの重み付け回路403Bによって
、図22に示すサンプルウインドウの中央に位置する補
整対象の画像データD4の上下のエッジの種類によって
分類されるとともに、画像データD4の上下のエッジに
対する位置に応じてまとめられる水平エッジデータの状
態を図12(a)、図12(b)に示す。図11(a)
、図11(b)、図12(a)、図12(b)において
、ビットとビットとの間に記載された数字が、そのビッ
トとビットとの間のエッジが中央ビットD4の補整に関
する重みを示している。
【0046】図11(a)は、中央ビットD4とその右
側のビットD5との間にエッジがある場合、中央ビット
D4と同じ列である4列目のビットの右側のエッジの重
みは全て1、4列目のビットの左側のエッジの重みは2
もしくは4となり、B行目の2列目の右側のエッジがE
行目の4列目の右側のエッジと同じ種類のエッジである
場合、B行目の6列目の左側のエッジがE行目の4列目
の左側のエッジと同じ種類のエッジである場合、F行目
の2列目の右側のエッジがC行目の4列目の右側のエッ
ジと同じ種類のエッジである場合、およびF行目の6列
目の左側のエッジがC行目の4列目の左側のエッジと同
じ種類のエッジである場合は、これらのエッジの重みは
1となる。
【0047】図11(b)は、中央ビットD4とその左
側のビットD3との間にエッジがある場合、中央ビット
D4と同じ列である4列目のビットの左側のエッジの重
みは全て1、4列目のビットの右側のエッジの重みは2
もしくは4となり、B行目の2列目の右側のエッジがE
行目の4列目の右側のエッジと同じ種類のエッジである
場合、B行目の6列目の左側のエッジがE行目の4列目
の左側のエッジと同じ種類のエッジである場合、F行目
の2列目の右側のエッジがC行目の4列目の右側のエッ
ジと同じ種類のエッジである場合、およびF行目の6列
目の左側のエッジがC行目の4列目の左側のエッジと同
じ種類のエッジである場合は、これらのエッジの重みは
1となる。
【0048】図12(a)は、中央ビットD4とその下
側のビットE4との間にエッジがある場合、中央ビット
D4と同じ行であるD行目のビットの下側のエッジの重
みは全て1、D行目のビットの上側のエッジの重みは2
もしくは4となり、C行目の2列目の上側のエッジがD
行目の5列目の下側のエッジと同じ種類のエッジである
場合、C行目の6列目の上側のエッジがD行目の3列目
の下側のエッジと同じ種類のエッジである場合、E行目
の2列目の下側のエッジがD行目の5列目の上側のエッ
ジと同じ種類のエッジである場合、およびE行目の6列
目の下側のエッジがD行目の3列目の上側のエッジと同
じ種類のエッジである場合は、これらのエッジの重みは
1となる。
【0049】図12(b)は、中央ビットD4とその上
側のビットC4との間にエッジがある場合で、中央ビッ
トD4と同じ行であるD行目のビットの上側のエッジの
重みは全て1となり、D行目のビットの下側のエッジは
2もしくは4となり、C行目の2列目の上側のエッジが
D行目の5列目の下側のエッジと同じ種類のエッジであ
る場合、C行目の6列目の上側のエッジがD行目の3列
目の下側のエッジと同じ種類のエッジである場合、E行
目の2列目の下側のエッジがD行目の5列目の上側のエ
ッジと同じ種類のエッジである場合、およびE行目の6
列目の下側のエッジがD行目の3列目の上側のエッジと
同じ種類のエッジである場合は、これらのエッジの重み
は1となる。
【0050】図9の加算回路では、信号線VAX11〜
VAX17、VAX21〜VAX23、VAX25〜V
AX27へ、図7、図8の垂直エッジデータ重み付け回
路、水平エッジデータ重み付け回路より信号線AX11
〜AX17、AX21〜AX23、AX25〜AX27
、または信号線BX11〜BX17、BX21〜BX2
3、BX25〜BX27を介して送られてくる、図22
に示すサンプルウインドウの中央に位置する補整対象の
画像データD4の上下左右のエッジの種類によって分類
され、画像データD4の上下左右のエッジ位置に対する
位置に応じてまとめられたエッジデータを、3入力1ビ
ットフルアダー1301〜1309、2入力OR131
0、1311によりエッジデータの中で図11(a)、
図11(b)、図12(a)、図12(b)に示す1の
重みを持ったもの(信号線VAX11〜VAX17のエ
ッジデータ)、2の重みを持ったもの(信号線VAX2
1、VAX22、VAX26、VAX27のエッジデー
タ)、4の重みを持ったもの(信号線VAX23、VA
X25のエッジデータ)どうしをそれぞれの重みに応じ
て論理演算し、この論理演算結果が結果が8以上の重み
になった時、図22に示すサンプルウインドウの中央に
位置する補整対象の画像データD4を補整する補整信号
として信号線Z8に1を出力する。
【0051】ここで、図9の加算回路の動作を図13(
a)、図13(b)、図14(a)、図14(b)の画
像データのパターン図により説明する。図13(a)、
図13(b)、図14(a)、図14(b)において、
空白の枠は白のドット、斜線の枠は黒のドットを示して
いる。図13(a)のパターンでは、1+4+1+1+
1=8、図13(b)のパターンでは1+1+1+4+
1=8、図14(a)のパターンでは2+2+1+1+
1+1+1=9、図14(b)のパターンでは1+1+
1+4+2+1=10となり、加算回路404A〜40
4Dより、それぞれ信号線Z8に1が出力される。
【0052】図2の2入力AND405〜412では、
4個の加算回路404A、404B、404C、404
Dから各々の信号線Z8を介して送られてくるデータと
、垂直エッジデータ重み付け回路403A、水平エッジ
データ重み付け回路403Bから信号線ADD、DEL
を介して送られてくるデータとの論理積を各々とること
により8本の信号線L1、L2、R1、R2、UP1、
UP2、DN1、DN2にデータを出力する。
【0053】このデータの出力は、例えば図13(a)
のパターンでは、加算回路404Bより信号線Z8を介
して1が、垂直エッジデータ重み付け回路403Aより
信号線ADDを介して1が2入力AND407へ入力さ
れ信号線R1に1が出力される。
【0054】図10の信号発生回路では図2の2入力A
ND405〜412より8本の信号線L1、L2、R1
、R2、UP1、UP2、DN1、DN2を介してデー
タが入力され、これらのデータに応じて図22に示すサ
ンプルウインドウの中央に位置する補整対象の画像デー
タD4に対応する信号を補整し、8ビットシフトレジス
タ1509から出力する。
【0055】この信号の出力は、例えば、図13(a)
のパターンでは信号線R1のデータが1となり、3入力
OR1501、1502、4入力おR1503を介して
8ビットシフトレジスタ1509の入力D0〜D2に1
(”H”レベル)、D3〜D7に0(”L”レベル)が
入力され、信号線PSを介して送られてくる図15に示
すようなタイミングのPS信号によりD0〜D7のデー
タが8ビットシフトレジスタ1509にロードされる。 つぎに、信号線CKIN、よりインバータ1512を介
して送られてくる図15に示すようなCLKIN信号に
よって補整画像ドット信号OW4が信号線VDOへ出力
される。
【0056】図15に、図2の2入力AND405〜4
12より8本の信号線L1、L2、R1、R2、UP1
、UP2、DN1、DN2を介して送られてくるデータ
に対する各補整画像ドット信号のタイミングチャートを
示す。図15において、OW1は8本の信号線L1、L
2、R1、R2、UP1、UP2、DN1、DN2を介
して送られてくるデータがすべて0であるとともに、図
22に示すサンプルウインドウの中央に位置する補整対
象の画像データD4が1、つまり全く補整しない場合の
出力信号を示す。OW2は信号線L1のデータが1の場
合に対応する出力信号、OW3は信号線L2のデータが
1の場合に対応する出力信号、OW4は信号線R1のデ
ータが1の場合に対応する出力信号、OW5は信号線R
2のデータが1の場合に対応する出力信号、OW6は信
号線UP1または信号線DN1のデータが1の場合に対
応する出力信号、OW7は信号線UP2または信号線D
N2のデータが1の場合に対応する出力信号を示し、複
数の補整画像ドット信号が同時に出力された場合は、そ
れらの出力の論理和をとり出力する。
【0057】図16に補整画像ドット信号に対する画像
データのイメージ図を示す。1701は黒ドットのイメ
ージ、1702は白ドットのイメージを示し、1703
は信号線L2のデータが1の場合に対応し、黒ドットの
右1/3ドットが削除されたドット、1705は信号線
R2のデータが1の場合に対応し、黒ドットより左1/
3ドット削除されたドット、1706は信号線R1のデ
ータが1の場合に対応し、白ドットに右1/3ドットが
付加されたドット、1704は信号線L1のデータが1
の場合に対応し、白ドットに左1/3ドットが付加され
たドット、1707は信号線UP2のデータが1の場合
に対応し、黒ドットの下1/3ドットが削除されたドッ
ト、1708は信号線DN2のデータが1の場合に対応
し、黒ドットの上1/3ドットが削除されたドット、1
709は信号線UP1のデータが1の場合に対応し、白
ドットに上1/3ドットが付加されたドット、1710
は信号線DN1のデータが1の場合に対応し、白ドット
に下1/3ドットが付加されたドットを示す。これらの
画像データは図22に示すサンプルウインドウの中央ド
ットD4に関するエッジによって選別される。
【0058】(表1)に図16の補整画像ドット信号の
出力条件を示す。
【0059】
【表1】
【0060】本実施例では、レーザ出力の電流印加時間
を制御することにより、図16の1703〜1706に
示すようなドットの横方向の追加削除を行っている。し
かしながら1707および、1708に示す制御は、レ
ーザの照射位置を変更する必要があり、実施することは
困難である。このため1707および、1708に関し
ては、1711に示すように通常のドットより電流印加
時間を少なくすることによりドットの径を小さくするこ
とで対応している。同様に1709および、1710に
関しても、ドットの位置の上部あるいは下部に微小ドッ
トを追加する必要があるが、本実施例では1712に示
すように電流印加時間の少ないドットを形成することで
対応している。
【0061】本実施例では以上のような構成及び、一連
の動作にて図30(a)および、図31(a)は、図3
0(b)および、図31(b)のようになり、さらに図
31(b)においては、印字の解像度および視覚の解像
度により周辺があいまいになるため、視覚上途切れのな
い非常にスムーズな線、つまり図31(c)のように画
像データを補整することができる。
【0062】ここで、図1に示すエッジ選択手段106
を有さない場合においては、図11(a)、(b)およ
び図12(a)、(b)に○で示すエッジ検出位置とそ
のエッジの重み付けによりエッジデータを演算(加算)
することになる。例えば、図32(a)に示す画像パタ
ーンのエッジデータでは、2+2+1+1+1+1=8
となり補整対象ドットD4の右側に小ドットの追加をす
る。また、図32(b)に示す画像パターンのエッジデ
ータでは、1+1+1+1+2+2=8となり補整対象
ドットD4の左側に小ドットの追加をする。つまり、図
34(a)に示す画像パターンは図34(b)に示すよ
うに補整される。しかしながら本実施例ではエッジ選択
手段106により図33(a)に示す画像パターンのエ
ッジデータでは、F行目の5列目と6列目との間のエッ
ジはエッジデータとしないため、2+2+1+1+1+
0=7となり補整対象ドットD4の右側に小ドットの追
加をせず、図33(b)に示す画像パターンのエッジデ
ータでは、B行目の2列目と3列目との間のエッジはエ
ッジデータとしないため、0+1+1+1+2+2=7
となり補整対象ドットD4の左側に小ドットの追加をし
ない。つまり、図35(a)に示す画像パターンは図3
5(b)に示すように、より確実にスムーズに補整をす
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の画像形成装置は、
直交マトリクスのドットにより構成された画像の書き込
まれる領域の一部をウインドウとして設定し、この設定
位置を領域内で移動させることが可能なウインドウ設定
手段により設定されたウインドウ内の所定のドットと所
定のドットに隣接するドットとの画像データの差異およ
びその差異の方向とを検出する第1のエッジ検出手段と
、  ウインドウ内で、所定のドット以外の互いに隣接
するドット間の、第1のエッジ検出手段が検出した画像
データの差異およびその差異の方向と同じ方向の差異を
持つエッジを検出する第2のエッジ検出手段と、第2の
エッジ検出手段が検出したウインドウ内の所定の場所に
位置するエッジを、このエッジの位置に対して特定の関
係を有する位置のエッジのエッジデータにより、第2の
エッジ検出手段が検出したエッジをエッジデータとして
出力するかしないかを制御する選択手段と、第2のエッ
ジ検出手段より出力されたエッジデータに対応するエッ
ジの、第1のエッジ検出手段が検出したエッジの位置に
対する位置に応じて所定の値を設定する重み付け手段と
、重み付け手段により設定された所定の値の和を得る演
算手段と、演算手段により得られた値に応じて所定のド
ットの大きさを変化させる信号を発生する信号発生手段
とを備えたことにより、サンプルウインドウとテンプレ
ートパターンとの比較を行わず、サンプルウインドウ内
の所定のドットとこの所定のドットに隣接するドットと
の画像データの差異と、互いに隣接するドットに対応し
た画像データの差異とを検出し、これらの検出結果をも
とに所定のドットの大きさを変えることにより補整を行
うことができるので、存在し得る、全てのサンプルウイ
ンドウのパターンにして別々にテンプレートパターンを
用意しておく必要がなく、サンプルウインドウのパター
ンをテンプレートパターンと比較するマッチングネット
ワーク手段の比較回路が不要となるため回路構成が簡単
になり、コストダウンを図ることができるとともに、ど
のようなパターンにも対応し、確実で正確な補整がなさ
れ、品質の高い印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置のコン
トローラ部を構成する補整回路のブロック図
【図2】一
実施例における画像形成装置のエッジ検出手段、エッジ
データ選択手段、重み付け手段、論理演算手段の簡単な
回路図
【図3】一実施例における画像形成装置の垂直エッジ検
出回路の回路図
【図4】一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータ選択回路の回路図
【図5】一実施例における画像形成装置の水平エッジ検
出回路の回路図
【図6】一実施例における画像形成装置の水平エッジデ
ータ選択回路の回路図
【図7】一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータ重み付け回路、水平エッジデータ重み付け回路の回
路図
【図8】一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータ重み付け回路、水平エッジデータ重み付け回路の回
路図
【図9】一実施例における画像形成装置の加算回路の回
路図
【図10】一実施例における画像形成装置の信号発生手
段の回路図
【図11】(a)は一実施例における画像形成装置の垂
直エッジデータの重み付け回路によって、サンプルウイ
ンドウの中央に位置する補整対象の画像ビットマップイ
メージデータの右のエッジの種類によって分類されると
ともに、補整対象の画像ビットマップイメージデータの
右のエッジに対する位置に応じてまとめられる垂直エッ
ジデータの状態図 (b)は一実施例における画像形成装置の垂直エッジデ
ータの重み付け回路によって、サンプルウインドウの中
央に位置する補整対象の画像ビットマップイメージデー
タの左のエッジの種類によって分類されるとともに、補
整対象の画像ビットマップイメージデータの左のエッジ
に対する位置に応じてまとめられる垂直エッジデータの
状態図
【図12】(a)は一実施例における画像形成装置の水
平エッジデータの重み付け回路によって、サンプルウイ
ンドウの中央に位置する補整対象の画像ビットマップイ
メージデータの下のエッジの種類によって分類されると
ともに、補整対象の画像ビットマップイメージデータの
下のエッジに対する位置に応じてまとめられる水平エッ
ジデータの状態図 (b)は一実施例における画像形成装置の水平エッジデ
ータの重み付け回路によって、サンプルウインドウの中
央に位置する補整対象の画像ビットマップイメージデー
タの下のエッジの種類によって分類されるとともに、補
整対象の画像ビットマップイメージデータの下のエッジ
に対する位置に応じてまとめられる水平エッジデータの
状態図
【図13】(a)は一実施例における画像形成装置の画
像データのパターン図 (b)は一実施例における画像形成装置の画像データの
パターン図
【図14】(a)は一実施例における画像形成装置の画
像データのパターン図 (b)は一実施例における画像形成装置の画像データの
パターン図
【図15】一実施例における画像形成装置の信号発生手
段のタイミングチャート
【図16】一実施例における画像形成装置の補整画像ド
ット信号に対する画像データのイメージ図
【図17】従
来の画像形成装置の機構部の概略構成図
【図18】従来
の画像形成装置の機構部の要部斜視図
【図19】従来の
画像形成装置の機構部の動作説明図
【図20】従来の画
像形成装置のコントローラ部のブロック図
【図21】従来の画像形成装置の補整回路のブロック図
【図22】従来の画像形成装置のサンプルウインドウ回
路のサンプルウインドウ図
【図23】従来の画像形成装置の予め決められた複数の
テンプレートパターンの中の一例図
【図24】従来の画像形成装置の一時記憶手段のブロッ
ク図
【図25】従来の画像形成装置のメモリコントロール回
路の回路図
【図26】従来の画像形成装置のメモリ回路の回路図

図27】従来の画像形成装置のサンプルウインドウ回路
の回路図
【図28】従来の画像形成装置のマッチングネットワー
ク手段の一部である比較回路の回路図
【図29】従来の画像形成装置の信号発生手段から出力
される補整画像ドット信号
【図30】(a)は従来の画像形成装置の補整前の画像
ビットマップイメージデータのドット図(b)は従来の
画像形成装置の補整後の画像ビットマップイメージデー
タのドット図
【図31】(a)は従来の画像形成装置の補整前の画像
ビットマップイメージデータのドット図(b)は一実施
例における画像形成装置の補整後の画像ビットマップイ
メージデータのドット図(c)は従来の画像形成装置の
補整後の画像ビットマップイメージデータのドット図
【図32】(a)は従来の画像形成装置の一例のエッジ
検出位置の説明図 (b)は従来の画像形成装置の一例のエッジ検出位置の
説明図
【図33】(a)は本発明の画像形成装置のエッジ検出
位置の説明図 (b)は本発明の画像形成装置のエッジ検出位置の説明
【図34】(a)は従来の画像形成装置の一例の動作説
明図 (b)は従来の画像形成装置の一例の動作説明図
【図3
5】(a)は本発明の画像形成装置の動作説明図(b)
は本発明の画像形成装置の動作説明図
【符号の説明】
101  一時記憶手段 102  エッジ検出手段 103  重み付け手段 104  論理演算手段 105  信号発生手段 106  エッジ選択手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交マトリクスのドットにより構成された
    画像の書き込まれる領域の一部をウインドウとして設定
    し、この設定位置を前記領域内で移動させることが可能
    なウインドウ設定手段と、前記ウインドウ設定手段によ
    り設定されたウインドウ内の所定のドットと前記所定の
    ドットに隣接するドットとの画像データの差異およびそ
    の差異の方向とを検出する第1のエッジ検出手段と、前
    記ウインドウ内で、前記所定のドット以外の互いに隣接
    するドット間の、前記第1のエッジ検出手段が検出した
    画像データの差異およびその差異の方向と同じ方向の差
    異を持つエッジを検出する第2のエッジ検出手段と、前
    記第2のエッジ検出手段が検出した前記ウインドウ内の
    所定の場所に位置するエッジを、このエッジの位置に対
    して特定の関係を有する位置のエッジのエッジデータに
    より、前記第2のエッジ検出手段が検出したエッジをエ
    ッジデータとして出力するかしないかを制御する選択手
    段と、前記第2のエッジ検出手段より出力されたエッジ
    データに対応するエッジの、前記第1のエッジ検出手段
    が検出したエッジの位置に対する位置に応じて所定の値
    を設定する重み付け手段と、前記重み付け手段により設
    定された所定の値の和を得る演算手段と、前記演算手段
    により得られた値に応じて前記所定のドットの大きさを
    変化させる信号を発生する信号発生手段とを備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
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