JPH04309646A - 平板瓦 - Google Patents

平板瓦

Info

Publication number
JPH04309646A
JPH04309646A JP10028391A JP10028391A JPH04309646A JP H04309646 A JPH04309646 A JP H04309646A JP 10028391 A JP10028391 A JP 10028391A JP 10028391 A JP10028391 A JP 10028391A JP H04309646 A JPH04309646 A JP H04309646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
flat
rainwater
water return
trough
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10028391A
Other languages
English (en)
Inventor
Fusao Sasagawa
笹川 房雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10028391A priority Critical patent/JPH04309646A/ja
Publication of JPH04309646A publication Critical patent/JPH04309646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は尻側に設ける水返しの突
出高さを実質的に高くして重合部からの雨水の浸入を防
止する平板瓦に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平板瓦は雨水逃がし溝を有する左
右側方を突き合わせて千鳥葺きに葺設するものにして、
特に陶磁器製からなる平板瓦にあっては、成形、焼成時
における変形、割れ、切れ等や、梱包、搬送時における
欠け、嵩張り等によって尻側の水返しの突出寸法、頭側
の垂れの垂下寸法が約5mm程度に制限されるため、急
勾配であっても上下方向の重合部より容易に雨水が浸入
し、緩勾配であれば尚更この程度の水返しでは全く役に
立たなく、又流水面が平坦状であるため左右側方の重合
部へ雨水が容易に流動し、かかる雨水逃がし溝では充分
に排水機能を果たせず、頻繁に雨漏りが発生する欠点を
有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は葺設形態の美
観を向上させると共に、突き合わせ個所の重合部へ流下
する雨水量を低減させて重合部からの雨漏りを確実に防
止し、又雨水の風による逆流に関しては、流速を軽減さ
せると共に、実質的に水返しの突出高さを高くして雨水
の浸入を防止し、又損傷し易い個所の頭垂れ等の損傷の
発生を低減する平板瓦を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく水返しの突出寸法の制限による雨水の浸入する課
題に鑑み、中央部位の谷部を両側の山部より段落状にす
ると共に、重ね代内に窪み部を設けて水返しの突出寸法
を実質的に高くし雨水の浸入防止を図ることを要旨とす
る平板瓦を提供して上記欠点を解消せんとしたものであ
る。
【0005】そして、平板瓦としては、両側方を突き合
わせて千鳥葺きする平板瓦において、瓦本体の中央部位
にきき幅の略1/2の幅寸法を有する谷部を形成すると
共に、該谷部の両側に段差を介して谷部の幅の略1/2
の幅寸法にて平坦状の山部を形成し、又瓦本体の尻側の
端縁部に連続して水返しを突設し、該水返しの前方部位
である重ね代内に谷部と面一と成すと共にきき幅より幅
狭く谷部より幅広い窪み部を形成し、葺設時に窪み部に
おける瓦本体の頭垂れの下端が当接される位置の桁行方
向にわたって第一の突条を山部と同一高さにて突設する
と共に、第一の突条の桁行方向の適宜位置に排水口を形
成する。
【0006】又、他の平板瓦としては、山部の表面に尻
側に壁面を有し、且つ谷部側へ傾斜する無数の誘導堤か
ら成る石目状の雨水誘導模様を形成すると共に、谷部の
表面に尻側に壁面を有し、且つ山部側へ傾斜する無数の
誘導堤から成る石目状の雨水誘導模様を形成するもの、
又山部の平坦面を谷部側へ傾斜させる傾斜面と成してい
る。
【0007】又、他の平板瓦としては、両側方を突き合
わせて千鳥葺きする平板瓦において、有効流水面の流れ
方向に、該有効流水面の中央部位をきき幅の略1/2の
幅寸法にする2条の雨水排水路を刻設して瓦本体と成し
、該瓦本体の尻側の端縁部に連続して水返しを突設し、
該水返しの前方部位である重ね代内に雨水排水路と連続
する窪み部を形成し、該窪み部における水返しの前方部
位に有効流水面と同一高さにして桁行方向に所定間隔を
以って直線状に第二の突堤を配列させて突設する。
【0008】
【作用】本発明にあっては、瓦本体を桁行方向に連結す
ることにより、隣接される山部相互を一体的となし、谷
部と山部の幅を同一と成す連続した凹凸形状に葺設し、
又山部を流下する雨水は、雨水誘導模様の場合にあって
は無数の誘導堤により、若しくは山部の平坦面を傾斜さ
せる場合は、かかる傾斜により谷部側へ流動させる。
【0009】又、谷部、有効流水面の逆流する雨水は、
水返しの前方の窪み部内に突設する第一の突堤、第二の
突堤によって逆流する雨水の流速を確実に軽減し、その
後実質的に高く成った水返しにより雨水の浸入を規制す
る。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る陶磁器製から成る瓦屋根の大
多数を占める桟瓦である平板瓦であり、該平板瓦1は葺
設時に露出される有効流水面2のきき幅の略1/2の幅
寸法を有する谷部3を中央部位に形成すると共に、該谷
部3の両側に連続して所定の段差(本実施例では10m
m程度)を介して谷部3の幅に対して略1/2の幅寸法
にて平坦状の山部4、4aを形成して平面視矩形状の略
同一肉厚の瓦本体5を形成している。
【0011】6は瓦本体5の差込側7の差込重合部であ
り、該差込重合部6は一方の山部4の側縁部より連続し
て該山部4より段落状にて瓦本体5の肉厚と略同一肉厚
となすと共に所定幅にて一体形成し、かかる差込重合部
6の一側縁にわたって突起8を残存させる様に所定深さ
にて雨水逃がし溝9を刻設している。
【0012】10は瓦本体5の桟側11の桟重合部であ
り、該桟重合部10は葺設時、差込重合部6と対向状に
重合される際に隣接される平板瓦1を同一レベルと成す
様に瓦本体5の他方の山部4a裏面に陥没形成している
【0013】12は水返しであり、該水返し12は瓦本
体5の尻側13の端縁部に連続して突設し、かかる水返
し12の前方部位である重ね代X内に谷部3と面一と成
すと共にきき幅より幅狭く谷部3より幅広い窪み部14
を形成し、該窪み部14における平板瓦1を葺設時に重
合した際に瓦本体5の頭側15端縁部の下端が当接され
る位置の桁行方向にわたって、頭側15に向かって緩や
かに傾斜する壁面16を尻側13に有する第一の突堤1
7を山部4、4aと同一高さにして且つ、第一の突堤1
7の桁行方向の端部と山部4、4aとの間に頭側15へ
移行するに従って幅狭となす排水口18、18a を形
成している。
【0014】19は第二の突堤であり、該第二の突堤1
9は窪み部14における水返し12と第一の突堤17と
の間の桁行方向にわたって、第一の突堤17と同様に頭
側15に向かって緩やかに傾斜する壁面16を尻側13
に有し、且つ山部4、4aと同一高さにして桁行方向に
所定間隔を以って直線状に配列させて突設し、前記間隔
部位を頭側15へ移行するに従って幅狭となす排水口1
8、18a と成している。
【0015】尚、第一の突堤17と第二の突堤19とに
設ける排水口18、18a の夫々の位置は瓦本体5の
流れ方向の直線状に一致させずに適宜桁行方向に変位さ
せて設けている。
【0016】20は瓦本体5の頭側15端縁部の下端に
連続して一体垂設する頭垂れであり、該頭垂れ20の垂
下寸法L1は水返し12の突出寸法L2と略同一と成し
ている。
【0017】尚、図中21は瓦本体5の尻側13の裏面
に突設する引掛け、22、22a は瓦本体5の裏面よ
り突設する裏面突条であり、該裏面突条22、22a 
の突出高さは差込重合部6および谷部3の裏面と同一レ
ベルと成している。
【0018】又、瓦本体5の頭側15端縁部は谷部3と
山部4、4aの端縁部を同一と成してもよく、又谷部3
と山部4、4aの端縁部とに適宜段差を設けてもよい。
【0019】次に、平板瓦1の第二の実施例については
、図9乃至図11に示す様に、上記第一の実施例の瓦本
体5において、該瓦本体5の山部4、4aの表面に尻側
13に壁面23を有し、且つ瓦本体5の谷部3(中心)
 側へ傾斜する無数の誘導堤24、24a …から構成
して石目状の模様を形成して雨水誘導模様25と成すと
共に、谷部3の表面にも尻側13に壁面23を有し、且
つ瓦本体5の山部4、4a(外方)側へ傾斜する無数の
誘導堤24、24a …から構成して石目状の模様を形
成して雨水誘導模様25と成している。
【0020】尚、その他の形状等は上記の第一の実施例
と同様であるため省略する。
【0021】次に、平板瓦1の第三の実施例については
、図13に示す様に、上記第一の実施例の瓦本体5にお
いて、該瓦本体5の山部4、4aを流下する雨水を谷部
3(中心) 側へ誘導する手段として山部4、4aの平
坦面を谷部3(中心) 側へ適宜傾斜させて傾斜面と成
している。
【0022】尚、その他の形状等は上記の第一の実施例
と同様であるため省略する。
【0023】次に、平板瓦1の第四の実施例については
、図14乃至図20に示す様に、葺設時に露出される有
効流水面2の流れ方向に、該有効流水面2の中央部位を
きき幅の略1/2の幅寸法にする2条の雨水排水溝26
、26a を刻設して瓦本体5を形成している。
【0024】又、瓦本体5の尻側13の端縁部に連続し
て水返し12を突設し、該水返し12の前方部位である
重ね代X内に雨水排水路26、26a と連続する窪み
部14を形成し、該窪み部14における水返し12の前
方部位に、頭側15に向かって緩やかに傾斜する壁面1
6を尻側13に有し、且つ山部4、4aと同一高さにし
て桁行方向に所定間隔を以って直線状に配列させて第二
の突堤19を突設し、かかる間隔部位を頭側15へ移行
するに従って幅狭となす排水口18、18a と成して
いる。
【0025】尚、上記実施例に共通する構成としては、
図21に示す様に瓦本体5の有効流水面2の中央部位を
流れ方向にわたって若干上方へ膨出形成しても良く、又
図22に示す様に瓦本体5の裏面に平面視ハニカム状と
成すために無数の凹部27、27a …を刻設しても良
い。
【0026】次に、屋根面に葺設する各種役瓦について
、桟瓦である平板瓦1と同様なる形状、機能等である個
所においては省略並びに同一番号及び同一名称により説
明すると、図25乃至図30に示す役瓦は軒瓦28であ
り、該軒瓦28は前記平板瓦1と略同様に形成し、頭側
15に垂れ29を一体的に形成したものである。
【0027】又、図31乃至図36に示す役瓦は、平板
瓦1の右側に配置する右袖瓦30であり、該右袖瓦30
は前記平板瓦1の一方の山部4、差込重合部6、窪み部
14、第二の突堤19等を形成すると共に、右端部の略
半分長である頭側15を外方に膨出する右袖垂れ31を
、該右袖垂れ31と山部4との連続部を円弧状にして一
体的に形成したものである。
【0028】又、図37乃至図42に示す役瓦は、右袖
瓦30の下方端に配置する右袖角瓦32であり、該右袖
角瓦32は右袖瓦30の頭側15に垂れ29を一体的に
形成したものである。
【0029】又、図43乃至図48に示す役瓦は、平板
瓦1の右側に配置する左袖瓦33であり、該左袖瓦33
は他方の山部4a、略半幅分である谷部3、桟重合部1
0、窪み部14、第二の突堤19等を形成すると共に、
左端部の略半分長である頭側15を外方に膨出する左袖
垂れ34を、該左袖垂れ34と山部4との連続部を円弧
状にして一体的に形成したものである。
【0030】又、図49乃至図54に示す役瓦は、左袖
瓦33の下方端に配置する左袖角瓦35であり、該左袖
角瓦35は左袖瓦33の頭側15に垂れ29を一体的に
形成したものである。
【0031】尚、図中36は剣先巴瓦であり、該剣先巴
瓦36は隅棟の棟止部に配置するものにして、胴部37
を断面三角山状に形成し、該胴部37の端部より連続し
て巴38を一体的に形成したものである。
【0032】次に本考案にかかる平板瓦の作用について
説明すると、先ず、差込側7の差込重合部6を桟側11
の桟重合部10内に嵌合させる様に突き合わせて桁行方
向に連結し、しかる後下方の平板瓦1の尻側13上に上
方の平板瓦1の頭側15を重合させると共に、桁行方向
にきき幅の1/2幅をずらせて葺設して千鳥葺きするこ
とにより、第一乃至第三の実施例に関しては、隣接され
る平板瓦1の山部4、4a相互が一体的となり、谷部3
と山部4、4aの幅を同一と成す連続した凹凸形状に葺
設される。
【0033】又、雨水の浸入に関し、山部4、4aを流
下する雨水は、雨水誘導模様25を設ける場合にあって
は無数の誘導堤24、24a …により、又山部4、4
aの平坦面を傾斜させる場合は、かかる傾斜により谷部
3側へ流動させることにより、差込重合部6と桟重合部
10との重合部へ流下する雨水量を低減することが出来
る。
【0034】又、第一乃至第三の実施例の谷部3に流下
した雨水の風による逆流に関しては、谷部3が山部4、
4aに対して段落状に形成されると共に、谷部3と面一
となす窪み部14に山部4、4aと同一高さの第一の突
堤17と第二の突堤19が設けられていることにより、
谷部3からみると山部4、4aからの水返し12の突出
寸法L2と山部4、4aの高さを加えた寸法が雨水の逆
流に対する有効寸法とすることが出来ると共に、水返し
12までの間にて第一の突堤17と第二の突堤19によ
って逆流する雨水の流速を確実に軽減することが出来る
【0035】又、第四の実施例の谷部3に流下した雨水
の風による逆流に関しては、重ね代X内の窪み部14に
第二の突堤19が設けられていることにより、窪み部1
4からみると有効流水面2からの水返し12の突出寸法
L2と窪み部14から有効流水面2までの高さを加えた
寸法が雨水の逆流に対する有効寸法とすることが出来る
と共に、水返し12までの間にて第二の突堤19によっ
て逆流する雨水の流速を確実に軽減することが出来る。
【0036】又、窪み部14に浸入した雨水は排水口1
8、18a および雨水排水路26、26a により下
方へ流下させる。
【0037】
【発明の効果】要するに本発明は、両側方を突き合わせ
て千鳥葺きする平板瓦において、瓦本体5の中央部位に
きき幅の略1/2の幅寸法を有する谷部3を形成すると
共に、該谷部3の両側に段差を介して谷部3の幅の略1
/2の幅寸法にて平坦状の山部4、4aを形成したので
、桁行方向に連結して葺設することにより、隣接される
平板瓦1の山部4、4a相互が一体的となり、谷部3と
山部4、4aの幅を同一と成す連続した模様に葺設され
るため、葺設形態の美観を向上させることが出来る。
【0038】又、瓦本体5の尻側13の端縁部に連続し
て水返し12を突設し、該水返し12の前方部位である
重ね代X内に谷部3と面一と成すと共にきき幅より幅狭
く谷部3より幅広い窪み部14を形成し、葺設時に窪み
部14における瓦本体5の頭垂れ20の下端が当接され
る位置の桁行方向にわたって第一の突堤17を山部4、
4aと同一高さにて突設すると共に、第一の突堤17の
桁行方向の適宜位置に排水口18、18a を形成した
ので、谷部3に流下した雨水の風による逆流に関しては
、水返し12の前方に設けている第一の突堤17により
流速を軽減させることが出来ると共に、谷部3が山部4
、4aに対して段落状に形成して実質的に水返し12の
突出高さを著しく高くすることにより、充分なる雨水の
浸入防止が期待出来、而も欠け等の損傷し易い個所の頭
垂れ20等の突出寸法L1等を大きくしなくても、上記
の様に水返し12の有効寸法を高くすることが出来るた
め、かかる部位の損傷の発生を低減することが出来ると
共に、梱包時における嵩張り等が低くなって輸送コスト
を低減することが出来る。
【0039】又、山部4、4aの表面に尻側13に壁面
23を有し、且つ谷部3側へ傾斜する無数の誘導堤24
、24a …から成る石目状の雨水誘導模様25を形成
すると共に、谷部3の表面に尻側13に壁面23を有し
、且つ山部4、4a側へ傾斜する無数の誘導堤24、2
4a …から成る石目状の雨水誘導模様25を形成した
ので、谷部3又は山部4、4aを流下する雨水は誘導堤
24、24a …によって夫々山部4、4a又は谷部3
側へ誘導させて流動させることにより、突き合わせ個所
の重合部へ流下する雨水量を低減させて重合部からの雨
漏りを確実に防止出来る。
【0040】又、山部4、4aの平坦面を谷部3側へ傾
斜させる傾斜面と成したので、山部4、4aを流下する
雨水をかかる傾斜により谷部3側へ流動させることによ
り、突き合わせ個所の重合部へ流下する雨水量を低減さ
せて重合部からの雨漏りを確実に防止出来る。
【0041】又、両側方を突き合わせて千鳥葺きする平
板瓦において、有効流水面2の流れ方向に、該有効流水
面2の中央部位をきき幅の略1/2の幅寸法にする2条
の雨水排水路26、26a を刻設して瓦本体5と成し
、該瓦本体5の尻側13の端縁部に連続して水返し12
を突設し、該水返し12の前方部位である重ね代X内に
雨水排水路26、26a と連続する窪み部14を形成
し、該窪み部14における水返し12の前方部位に有効
流水面2と同一高さにして桁行方向に所定間隔を以って
直線状に第二の突堤19を配列させて突設したので、谷
部3に流下した雨水の風による逆流に関しては、水返し
12の前方に設けている第二の突堤19により流速を軽
減させることが出来ると共に、窪み部14が有効流水面
2に対して段落状に形成して実質的に水返し12の突出
高さを著しく高くすることにより、充分なる雨水の浸入
防止が期待出来、而も欠け等の損傷し易い個所の頭垂れ
20等の突出寸法L1等を大きくしなくても、上記の様
に水返し12の有効寸法を高くすることが出来るため、
かかる部位の損傷の発生を低減することが出来ると共に
、梱包時における嵩張り等が低くなって輸送コストを低
減することが出来る等その実用的効果甚だ大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る平板瓦の平面図である。
【図2】同上平板瓦の底面図である。
【図3】同上平板瓦の正面図である。
【図4】同上平板瓦の背面図である。
【図5】同上平板瓦の右側面図である。
【図6】同上平板瓦の左側面図である。
【図7】図1のAーA断面図である。
【図8】平板瓦のきき幅ときき足の比率を変更すると共
に、頭側を一直線とした他の実施例の平面図である。
【図9】第二の実施例における平板瓦の平面図である。
【図10】図9のBーB断面図である。
【図11】図9のCーC断面図である。
【図12】第二の実施例における平板瓦のきき幅ときき
足の比率のみを変更した他の実施例の平面図である。
【図13】第三の実施例における平板瓦の横断面図であ
る。
【図14】第四の実施例における平板瓦の平面図である
【図15】同上平板瓦の底面図である。
【図16】同上平板瓦の正面図である。
【図17】同上平板瓦の背面図である。
【図18】同上平板瓦の右側面図である。
【図19】同上平板瓦の左側面図である。
【図20】図14のDーD断面図である。
【図21】平板瓦の有効流水面2の中央部位を膨出させ
た実施例の断面図である。
【図22】平板瓦の裏面の他の実施例を示す底面図であ
る。
【図23】千鳥葺きした状態の平面図である。
【図24】流れ方向の重合状態を示す断面図である。
【図25】役瓦である軒瓦の平面図である。
【図26】同上軒瓦の底面図である。
【図27】同上軒瓦の正面図である。
【図28】同上軒瓦の背面図である。
【図29】同上軒瓦の右側面図である。
【図30】同上軒瓦の左側面図である。
【図31】役瓦である右袖瓦の平面図である。
【図32】同上右袖瓦の底面図である。
【図33】同上右袖瓦の正面図である。
【図34】同上右袖瓦の背面図である。
【図35】同上右袖瓦の右側面図である。
【図36】同上右袖瓦の左側面図である。
【図37】役瓦である右袖角瓦の平面図である。
【図38】同上右袖角瓦の底面図である。
【図39】同上右袖角瓦の正面図である。
【図40】同上右袖角瓦の背面図である。
【図41】同上右袖角瓦の右側面図である。
【図42】同上右袖角瓦の左側面図である。
【図43】役瓦である左袖瓦の平面図である。
【図44】同上左袖瓦の底面図である。
【図45】同上左袖瓦の正面図である。
【図46】同上左袖瓦の背面図である。
【図47】同上左袖瓦の右側面図である。
【図48】同上左袖瓦の左側面図である。
【図49】役瓦である左袖角瓦の平面図である。
【図50】同上左袖角瓦の底面図である。
【図51】同上左袖角瓦の正面図である。
【図52】同上左袖角瓦の背面図である。
【図53】同上左袖角瓦の右側面図である。
【図54】同上左袖角瓦の左側面図である。
【図55】各種役瓦を使用した瓦屋根を示す概略図であ
る。
【図56】同上他の実施例の概略図である。
【符号の説明】
2          有効流水面 3          谷部 4、4a      山部 5          瓦本体 12          水返し 13          尻側 14          窪み部 17          第一の突堤 18、18a     排水口 19          第二の突堤 20          頭垂れ 23          壁面 24、24a …  誘導堤 25          雨水誘導模 26、26a     雨水排水路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  両側方を突き合わせて千鳥葺きする平
    板瓦において、瓦本体の中央部位にきき幅の略1/2の
    幅寸法を有する谷部を形成すると共に、該谷部の両側に
    段差を介して谷部の幅の略1/2の幅寸法にて平坦状の
    山部を形成し、又瓦本体の尻側の端縁部に連続して水返
    しを突設し、該水返しの前方部位である重ね代内に谷部
    と面一と成すと共にきき幅より幅狭く谷部より幅広い窪
    み部を形成し、葺設時に窪み部における瓦本体の頭垂れ
    の下端が当接される位置の桁行方向にわたって第一の突
    条を山部と同一高さにて突設すると共に、第一の突条の
    桁行方向の適宜位置に排水口を形成したことを特徴とす
    る平板瓦。
  2. 【請求項2】  請求項1の平板瓦において、山部の表
    面に尻側に壁面を有し、且つ谷部側へ傾斜する無数の誘
    導堤から成る石目状の雨水誘導模様を形成すると共に、
    谷部の表面に尻側に壁面を有し、且つ山部側へ傾斜する
    無数の誘導堤から成る石目状の雨水誘導模様を形成した
    ことを特徴とする平板瓦。
  3. 【請求項3】  請求項1の平板瓦において、山部の平
    坦面を谷部側へ傾斜させる傾斜面と成したことを特徴と
    する平板瓦。
  4. 【請求項4】  両側方を突き合わせて千鳥葺きする平
    板瓦において、有効流水面の流れ方向に、該有効流水面
    の中央部位をきき幅の略1/2の幅寸法にする2条の雨
    水排水路を刻設して瓦本体と成し、該瓦本体の尻側の端
    縁部に連続して水返しを突設し、該水返しの前方部位で
    ある重ね代内に雨水排水路と連続する窪み部を形成し、
    該窪み部における水返しの前方部位に有効流水面と同一
    高さにして桁行方向に所定間隔を以って直線状に第二の
    突堤を配列させて突設したことを特徴とする平板瓦。
JP10028391A 1991-04-04 1991-04-04 平板瓦 Pending JPH04309646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028391A JPH04309646A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 平板瓦

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028391A JPH04309646A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 平板瓦

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04309646A true JPH04309646A (ja) 1992-11-02

Family

ID=14269870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10028391A Pending JPH04309646A (ja) 1991-04-04 1991-04-04 平板瓦

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04309646A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280350A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Nishitani Togyo Kk 外断熱瓦屋根構造
JP2001254482A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Synergy:Kk 平板瓦及びこの葺き上げ方法
GB2378966A (en) * 2001-08-22 2003-02-26 Ogden Ind Ltd Interlocking roof tile

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280350A (ja) * 1993-03-26 1994-10-04 Nishitani Togyo Kk 外断熱瓦屋根構造
JP2001254482A (ja) * 2000-03-10 2001-09-21 Synergy:Kk 平板瓦及びこの葺き上げ方法
GB2378966A (en) * 2001-08-22 2003-02-26 Ogden Ind Ltd Interlocking roof tile

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5072562A (en) Decorative wall covering
JPH04309646A (ja) 平板瓦
JP2584242Y2 (ja) 平板部の表面に急勾配凹を備えた平瓦
JP3746363B2 (ja) 平板状の瓦
JPH024181Y2 (ja)
JPH0311282Y2 (ja)
JPH0743308Y2 (ja) 平板瓦
JPS6134422Y2 (ja)
JP2769450B2 (ja) 瓦葺構造
JP2593061Y2 (ja) 屋根瓦
JPH08158541A (ja) 平板瓦
JP6618719B2 (ja) 平板瓦
JP3006262U (ja) 屋根瓦
JPH0774520B2 (ja) 屋根瓦
JPH086900Y2 (ja) 葺き合せ時にほぼ倒コ形状の棧峠ラインが形成される平瓦
JP2777055B2 (ja) スライド瓦
JP6618716B2 (ja) 平板瓦
JPH0322416Y2 (ja)
JP6618717B2 (ja) 平板瓦
JP6618718B2 (ja) 平板瓦
JPH0610013Y2 (ja) 本葺用平瓦
JP2591462Y2 (ja) 平板瓦
JPS6134423Y2 (ja)
JPH03247840A (ja) 平板瓦
JPH09170296A (ja) 平板瓦