JPH04308A - TiNi合金粉末の製造方法とそれを利用したアルカリ二次電池用陰極 - Google Patents
TiNi合金粉末の製造方法とそれを利用したアルカリ二次電池用陰極Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、水素化粉砕によるTiNi合金粉末の製造方
法およびそれにより得られたTiNi合金粉末から成る
アルカリ二次電池の陰極に関する。すなわち、本発明は
、TiNi合金を、アルカリ二次電池の陰極としての性
能を損なうことなく、容易に水素化粉砕することを可能
とした方法に関し、TiNi合金をアルカリ二次電池の
陰極用材料として利用することの可能性を広げるもので
ある。
法およびそれにより得られたTiNi合金粉末から成る
アルカリ二次電池の陰極に関する。すなわち、本発明は
、TiNi合金を、アルカリ二次電池の陰極としての性
能を損なうことなく、容易に水素化粉砕することを可能
とした方法に関し、TiNi合金をアルカリ二次電池の
陰極用材料として利用することの可能性を広げるもので
ある。
(従来の技術)
TiNi合金は、アルカリ二次電池用の陰極材料として
有望視されているが、粉末の集合体で利用されるアルカ
リ二次電池用の陰極として用いるには、粉末化が困難な
TiNi合金を微細な粉末とすることが必要で、そのた
めの安価で容易な方法が求められてきた。
有望視されているが、粉末の集合体で利用されるアルカ
リ二次電池用の陰極として用いるには、粉末化が困難な
TiNi合金を微細な粉末とすることが必要で、そのた
めの安価で容易な方法が求められてきた。
このような問題に対して従来より取られてきた手段は、
■Tiの水素化物とNi粉末との混合物を水素雰囲気下
で焼結してその焼結の過程でTiNi金属間化合物を生
成させ、得られた多孔質の焼結体をそのまま電極に用い
る方法、 ■TiNi合金を直接メカニカル・グラインディングに
て粉末化する方法、 ■PREP (回転電極法)にてTiNi合金粉末を作
る方法、 ■Ar等の希ガスを使ったアトマイズ法によりTiNi
合金粉末を作る方法 等の粉砕手段であった。しかしながら、これらの手段に
は次に示すような問題点がありTiNi合金粉末の利用
の拡大を妨げていた。
で焼結してその焼結の過程でTiNi金属間化合物を生
成させ、得られた多孔質の焼結体をそのまま電極に用い
る方法、 ■TiNi合金を直接メカニカル・グラインディングに
て粉末化する方法、 ■PREP (回転電極法)にてTiNi合金粉末を作
る方法、 ■Ar等の希ガスを使ったアトマイズ法によりTiNi
合金粉末を作る方法 等の粉砕手段であった。しかしながら、これらの手段に
は次に示すような問題点がありTiNi合金粉末の利用
の拡大を妨げていた。
■Tiの水素化物とNi粉末を混合して水素雰囲気で焼
結する方法は、特殊な方法で高価であり、しかも溶解し
たもののように均一な組成を得ることは不可能であった
。
結する方法は、特殊な方法で高価であり、しかも溶解し
たもののように均一な組成を得ることは不可能であった
。
■メカニカル・グラインディングにて粉末を作る方法は
、粉末を作る効率が悪く、コンタミネーションの混入も
多く実用的ではなかった。
、粉末を作る効率が悪く、コンタミネーションの混入も
多く実用的ではなかった。
■PREP法は粉末を作る方法としては有効な手段であ
るがコストが高く安価で大量に粉末を得るには適してい
ない。
るがコストが高く安価で大量に粉末を得るには適してい
ない。
■ガスアトマイズ法は、安価に大量の粉末を作るには適
した方法ではあり、比較的粒径の大きな粉末を作るのに
は適した方法ではあっても、微粉末(50−以下)のも
のを大量に得ることは困難であり、それらの粉末からア
ルカリ二次電池用の陰極を製作する場合のように、粉末
の充填密度を上げるために細粒だけが求められる場合に
は決して経済的な粉末製造方法とはいえなかった。
した方法ではあり、比較的粒径の大きな粉末を作るのに
は適した方法ではあっても、微粉末(50−以下)のも
のを大量に得ることは困難であり、それらの粉末からア
ルカリ二次電池用の陰極を製作する場合のように、粉末
の充填密度を上げるために細粒だけが求められる場合に
は決して経済的な粉末製造方法とはいえなかった。
その他の従来方法として高温(例えば600〜800”
C)高圧下(〜200気圧)の水素雰囲気下でTiNi
合金に水素を吸収させて粉砕させる方法があるが、水素
化粉砕が容易に進まず、粉砕効率が低いために工業的に
大量のTiNi合金粉末を得る目的には適さないし、高
温高圧下で粉砕して得られた水素化粉砕粉末をアルカリ
二次電池の陰極に用いる場合、他の粉砕方法で得られる
粉末から成る陰極を用いる場合と比較して電池容量が少
なかった。
C)高圧下(〜200気圧)の水素雰囲気下でTiNi
合金に水素を吸収させて粉砕させる方法があるが、水素
化粉砕が容易に進まず、粉砕効率が低いために工業的に
大量のTiNi合金粉末を得る目的には適さないし、高
温高圧下で粉砕して得られた水素化粉砕粉末をアルカリ
二次電池の陰極に用いる場合、他の粉砕方法で得られる
粉末から成る陰極を用いる場合と比較して電池容量が少
なかった。
(発明が解決しようとする課題)
TiNi合金をアルカリ二次電池の陰極に用いることで
放電容量(はソ210■Ah/g)の大きなNi−水素
電池を構成できることが実験室的には知られている。
放電容量(はソ210■Ah/g)の大きなNi−水素
電池を構成できることが実験室的には知られている。
(M、^、Gutjahr et al、 ’A Ne
w type of ReversibleNegat
ive Re1ctrode for Alkalin
e StorageBatteries based
on Metal A11oy Hydrides”I
nt。
w type of ReversibleNegat
ive Re1ctrode for Alkalin
e StorageBatteries based
on Metal A11oy Hydrides”I
nt。
Power 5ources Conf、 Brigh
ton England (1972)Paper N
o、6) 、 Lかしいざ工業的に電池を製造しようと
すると、TiNiを大量にかつ安価に粉砕する手段がな
いことがTilt合金をアルカリ二次電池の陰極に用い
ることを妨げる原因となっていた。
ton England (1972)Paper N
o、6) 、 Lかしいざ工業的に電池を製造しようと
すると、TiNiを大量にかつ安価に粉砕する手段がな
いことがTilt合金をアルカリ二次電池の陰極に用い
ることを妨げる原因となっていた。
本発明は、TiNi合金をアルカリ二次電池用陰極等粉
末状にして用いる用途に対して安価で大量に粉末を製造
する方法を提供することを目的とするものである。
末状にして用いる用途に対して安価で大量に粉末を製造
する方法を提供することを目的とするものである。
さらに、本発明は、そのようにして得られたTiNi合
金粉末からのアルカリ二次電池用陰極を提供することを
目的とするものである。
金粉末からのアルカリ二次電池用陰極を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明者らはTiNi合金を
水素化粉砕するための種々の手段を検討した結果以下に
示す基礎的な事実を得た。
水素化粉砕するための種々の手段を検討した結果以下に
示す基礎的な事実を得た。
(i)水素化粉砕を行うにあたって種々の温度での水素
化粉砕を行ったところ、270℃を境界としてそれ以下
とそれより上では、270℃以下の方が容易に粉砕され
る。
化粉砕を行ったところ、270℃を境界としてそれ以下
とそれより上では、270℃以下の方が容易に粉砕され
る。
(ii)270℃以下で水素化粉砕したものと270℃
超で水素化粉砕した粉末のうち300メツシユ以下(4
6/j1以下)を用いて水素吸蔵合金電極を作製してそ
の電池容量を測定したところ270°C以下で水素化粉
砕したものの方が電池容量が大きかった。
超で水素化粉砕した粉末のうち300メツシユ以下(4
6/j1以下)を用いて水素吸蔵合金電極を作製してそ
の電池容量を測定したところ270°C以下で水素化粉
砕したものの方が電池容量が大きかった。
(ji)粉砕前の合金、270°C以下で水素化粉砕し
て脱水素したものおよび270°C超で水素化粉砕して
脱水素処理を行ったものをX線回折して存在相の同定を
行ったところ、270℃超で水素化粉砕を行ったものは
、粉砕前の合金には見られなかった新しい相の回折線が
認められた。
て脱水素したものおよび270°C超で水素化粉砕して
脱水素処理を行ったものをX線回折して存在相の同定を
行ったところ、270℃超で水素化粉砕を行ったものは
、粉砕前の合金には見られなかった新しい相の回折線が
認められた。
以上の(i)〜(in)の基礎的事実からTiNi合金
を水素化粉砕を行うに際して、その雰囲気温度カ270
℃以下と270°C超 では、そのメカニズムが異なる
と推定され′、容易に粉砕でき、なおかつアルカリ二次
電池の陰極として用いた際の容量が大きいTiNiを得
る方法としてこの基礎的事実を利用して本発明を完成し
た。
を水素化粉砕を行うに際して、その雰囲気温度カ270
℃以下と270°C超 では、そのメカニズムが異なる
と推定され′、容易に粉砕でき、なおかつアルカリ二次
電池の陰極として用いた際の容量が大きいTiNiを得
る方法としてこの基礎的事実を利用して本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は水素化粉砕を行うに際して、水素化
粉砕時の雰囲気温度を270°C以下におさえることを
特徴とする水素化粉砕によるTiNi合金粉末の製造方
法である。
粉砕時の雰囲気温度を270°C以下におさえることを
特徴とする水素化粉砕によるTiNi合金粉末の製造方
法である。
このようにして得られた平均粒径46u以下のTiNi
合金粉末は、それを塗布して成るアルカリ二次電池用陰
極とするのに好適である。
合金粉末は、それを塗布して成るアルカリ二次電池用陰
極とするのに好適である。
なお、水素化処理の際の雰囲気圧力は特に制限ないが、
一般には20〜50気圧で十分である。脱水素処理のと
きは減圧雰囲気としで、Q、 l torr以下とする
のが好ましい。
一般には20〜50気圧で十分である。脱水素処理のと
きは減圧雰囲気としで、Q、 l torr以下とする
のが好ましい。
(作用)
次に、添付図面を参照して本発明をさらに詳細に説明す
る。
る。
第1図は、本発明にかかる方法の工程図である、図中、
合金工程では予め用意したあるいは溶製によってTjN
j合金を準備し、オートクレーブのような耐圧容器内に
装入する。ことのき容器内雰囲気を水素雰囲気としてか
ら、本発明によれば270℃以下の温度でTiNi合金
の水素化を行う。圧力は好ましくは20〜100気圧で
ある。は\1.5時間水素化処理を行ってTiNi合金
が十分に粉砕されてから、容器内を0.1torr以下
に減圧して脱水素を行う。
合金工程では予め用意したあるいは溶製によってTjN
j合金を準備し、オートクレーブのような耐圧容器内に
装入する。ことのき容器内雰囲気を水素雰囲気としてか
ら、本発明によれば270℃以下の温度でTiNi合金
の水素化を行う。圧力は好ましくは20〜100気圧で
ある。は\1.5時間水素化処理を行ってTiNi合金
が十分に粉砕されてから、容器内を0.1torr以下
に減圧して脱水素を行う。
脱水素と同時にTiNi粉末は冷却される。脱水素後フ
ルイ分けを行って300メソシユより小さい粒子を回収
するとともに、残りは水素化工程に戻す。
ルイ分けを行って300メソシユより小さい粒子を回収
するとともに、残りは水素化工程に戻す。
得られた微細粉末は、次いで後述するような結着剤と混
練し、パンチングメタルからなる集電体に塗着すること
によって陰極を構成する。
練し、パンチングメタルからなる集電体に塗着すること
によって陰極を構成する。
本発明の1つの特徴は、TiNi合金の水素化粉砕に際
して、水素化粉砕時の雰囲気温度およびTiNi合金の
水素吸収による発熱を270°C以下望ましくは100
’C以上270°C以下の範囲に制御して水素化粉砕
を行うことである。この限定理由は、270°C超にて
水素化粉砕を行った場合には、水素化粉砕が非常に困難
であるばかりか、相分離が生して粉砕前の塊状の合金組
成が異なってしまうためである。水素化粉砕温度の下限
を望ましくは100℃以上としたのは、100°C以下
では水素吸収速度が非常に遅く、水素化粉砕を行うのに
非常に時間がかかりすぎて実用的ではないからである。
して、水素化粉砕時の雰囲気温度およびTiNi合金の
水素吸収による発熱を270°C以下望ましくは100
’C以上270°C以下の範囲に制御して水素化粉砕
を行うことである。この限定理由は、270°C超にて
水素化粉砕を行った場合には、水素化粉砕が非常に困難
であるばかりか、相分離が生して粉砕前の塊状の合金組
成が異なってしまうためである。水素化粉砕温度の下限
を望ましくは100℃以上としたのは、100°C以下
では水素吸収速度が非常に遅く、水素化粉砕を行うのに
非常に時間がかかりすぎて実用的ではないからである。
なお、水素唆収時の発熱量は16.2KcaI/wro
lであり、かなりの発熱がみられるが、本発明によれば
常に反応雰囲気を水冷するとにより、270°C以下に
制限する。
lであり、かなりの発熱がみられるが、本発明によれば
常に反応雰囲気を水冷するとにより、270°C以下に
制限する。
次に、本発明の実施例によりさらに具体的に詳述する。
実施例
タングステン電極を有するアルゴン・アーク溶解炉にて
工業用Tiスポンジおよび電解Niを原料として第1表
に示す成分の合金を溶製し、供試材とした。
工業用Tiスポンジおよび電解Niを原料として第1表
に示す成分の合金を溶製し、供試材とした。
次に、内容積が100ccの耐圧容器に上記供試材の合
金塊20gを装入して以下に示す操作要領で水素化粉砕
を行った。
金塊20gを装入して以下に示す操作要領で水素化粉砕
を行った。
(1)合金を封入した後耐圧容器の真空引を行い、0.
01torrよりも高真空とした。
01torrよりも高真空とした。
(2)所定の真空度に到達した後真空引をしたまま該耐
圧容器を所定の温度まで加熱し30分保持した。このと
きの温度を水素化加熱温度とした。
圧容器を所定の温度まで加熱し30分保持した。このと
きの温度を水素化加熱温度とした。
(3)次に容器内に水素を導入して水素吸収量が約1@
t%になるまで水素吸収させた。この際の発熱での最高
到達温度を水素化発熱温度とした。耐圧容器内の圧力は
20〜40気圧となる。
t%になるまで水素吸収させた。この際の発熱での最高
到達温度を水素化発熱温度とした。耐圧容器内の圧力は
20〜40気圧となる。
(4)約1wt%の水素吸収完了後ただちに容器の真空
引を行い、10torr以下となってから加熱を開始し
700″CX1hrの真空引脱水素を行った。
引を行い、10torr以下となってから加熱を開始し
700″CX1hrの真空引脱水素を行った。
(5)脱水素完了後常温まで冷却してから耐圧容器より
合金を取り出し、ふるいにかけて300メンシユ以下(
46−以下)の粒径の合金の重量を測定した。
合金を取り出し、ふるいにかけて300メンシユ以下(
46−以下)の粒径の合金の重量を測定した。
このようにして第1表に示した5種類の合金について種
々の条件での水素化粉砕を行い、本発明にかかる方法の
優位性を検討した。検討の結果を第2表に示す。
々の条件での水素化粉砕を行い、本発明にかかる方法の
優位性を検討した。検討の結果を第2表に示す。
第2表に示す結果からも分かるように、本発明例はいず
れも合金20gのうち8g以上が300メツシユ以下に
粉砕されており比較例に比べて粉砕の効率が良好であっ
た。
れも合金20gのうち8g以上が300メツシユ以下に
粉砕されており比較例に比べて粉砕の効率が良好であっ
た。
次に、本発明例および比較例による水素化粉砕粉末をX
線回折にかけて存在相の同定を行った。
線回折にかけて存在相の同定を行った。
X線はCoKαを用い、λ=1.7902人であった。
この結果を第3表に示す。
第3表に示す結果からも分かるように、本発明例では、
母合金インゴットと同じ存在相を示すが比較例では、必
ずTiNi3相が出現しており、これは水素化の際に 3 TiNi + 2 Hz → 2Tilh+Ti
N1sの相分離が生じ、粉化のため脱水素を行っても可
逆的にTiN+に戻らない相があるためと考えられる。
母合金インゴットと同じ存在相を示すが比較例では、必
ずTiNi3相が出現しており、これは水素化の際に 3 TiNi + 2 Hz → 2Tilh+Ti
N1sの相分離が生じ、粉化のため脱水素を行っても可
逆的にTiN+に戻らない相があるためと考えられる。
なお、TiJi相の存在は認められなかった。
本発明例と比較例の水素化粉砕効率が異なる原因も、粉
砕の機構が本発明ではTiN1Csa2型の粉砕であり
、比較例は相分離が生じての粉砕であることに起因する
ものと予想される。
砕の機構が本発明ではTiN1Csa2型の粉砕であり
、比較例は相分離が生じての粉砕であることに起因する
ものと予想される。
ここで、以上のようにして製造された粉末から、アルカ
リ二次電池の陰極を製作し、その放電容量を調査した。
リ二次電池の陰極を製作し、その放電容量を調査した。
すなわち、本発明例および比較例で得られたTiNi粉
末のうち300メツシエ以下のものを1.5g、結着剤
として使用するポリテトラフルオロエチレン(PTFB
) 10重量%と混線し、パンチングメタルからなる集
電体に塗着して陰極を得た。そしてこの電極と公知の6
00mAHの焼結体ニッケル電極とを組合せ、セパレー
ターを介して電極体を構成し、30重量%濃度のKn水
溶液を汁液することにより、密閉型Ni−水素アルカリ
二次電池を構成した。
末のうち300メツシエ以下のものを1.5g、結着剤
として使用するポリテトラフルオロエチレン(PTFB
) 10重量%と混線し、パンチングメタルからなる集
電体に塗着して陰極を得た。そしてこの電極と公知の6
00mAHの焼結体ニッケル電極とを組合せ、セパレー
ターを介して電極体を構成し、30重量%濃度のKn水
溶液を汁液することにより、密閉型Ni−水素アルカリ
二次電池を構成した。
次に、これらの電池を0.ICの電流で16時間充電し
、0.20の電流で放電して電池電圧が1.Ovになっ
た時点で放電停止するサイクル条件で充放電を繰り返し
行った。この時の放電容量を調査した結果を5〜lOサ
イクルの平均値で第4表に示す。温度は25℃であった
。
、0.20の電流で放電して電池電圧が1.Ovになっ
た時点で放電停止するサイクル条件で充放電を繰り返し
行った。この時の放電容量を調査した結果を5〜lOサ
イクルの平均値で第4表に示す。温度は25℃であった
。
本発明方法で水素化粉砕したTiNi合金粉末を用いた
場合、電池容量がすべて200mAh/gを超えており
、大きな放電容量が確保できる。しかしながら比較例の
水素化粉砕を行、た原には、二次電池の放電容量は小さ
なものとなってしまう。
場合、電池容量がすべて200mAh/gを超えており
、大きな放電容量が確保できる。しかしながら比較例の
水素化粉砕を行、た原には、二次電池の放電容量は小さ
なものとなってしまう。
以上の実施例より、本発明にかかる水素化粉砕方法を用
いれば、今まで水素化粉砕が非常に困難であるといわれ
ていたTiNi合金を容易に水素化粉砕できるとともに
、相分離等がなく、二次電池の陰極として用いても大き
な放電容量を有するTiNi合金粉末が得られることが
わかる。
いれば、今まで水素化粉砕が非常に困難であるといわれ
ていたTiNi合金を容易に水素化粉砕できるとともに
、相分離等がなく、二次電池の陰極として用いても大き
な放電容量を有するTiNi合金粉末が得られることが
わかる。
第1表 (重量%)
第2表
(次頁につづく)
*:本発明の範囲外
第
表
(注)○:確認、
:未確認
(発明の効果)
本発明のTiNiの水素化粉砕方法を用いることで、今
まで粉砕が困難といわれていたTiNi合金を容易に粉
砕できるとともに、アルカリ二次電池用の陰極に用いて
も放電容量が大きく均質性のすぐれたTiNi粉末が得
られ、TiNi合金のアルカリ二次電池陰極としての用
途を大きく広げるものである。
まで粉砕が困難といわれていたTiNi合金を容易に粉
砕できるとともに、アルカリ二次電池用の陰極に用いて
も放電容量が大きく均質性のすぐれたTiNi粉末が得
られ、TiNi合金のアルカリ二次電池陰極としての用
途を大きく広げるものである。
第1図は、本発明にかかる方法の工程図である。
Claims (2)
- (1)水素化粉砕を行うに際して、水素化粉砕時の雰囲
気温度を270℃以下におさえることを特徴とする水素
化粉砕によるTiNi合金粉末の製造方法。 - (2)請求項1記載の方法で得られた平均粒径46μm
以下のTiNi合金粉末を塗布して成るアルカリ二次電
池用陰極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099791A JPH04308A (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | TiNi合金粉末の製造方法とそれを利用したアルカリ二次電池用陰極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099791A JPH04308A (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | TiNi合金粉末の製造方法とそれを利用したアルカリ二次電池用陰極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04308A true JPH04308A (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=14256746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2099791A Pending JPH04308A (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | TiNi合金粉末の製造方法とそれを利用したアルカリ二次電池用陰極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002524819A (ja) * | 1998-08-27 | 2002-08-06 | オヴォニック バッテリー カンパニー インコーポレイテッド | 水素貯蔵合金の粉末生成方法 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP2099791A patent/JPH04308A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002524819A (ja) * | 1998-08-27 | 2002-08-06 | オヴォニック バッテリー カンパニー インコーポレイテッド | 水素貯蔵合金の粉末生成方法 |
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