JPH0430877Y2 - - Google Patents

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JPH0430877Y2
JPH0430877Y2 JP19426185U JP19426185U JPH0430877Y2 JP H0430877 Y2 JPH0430877 Y2 JP H0430877Y2 JP 19426185 U JP19426185 U JP 19426185U JP 19426185 U JP19426185 U JP 19426185U JP H0430877 Y2 JPH0430877 Y2 JP H0430877Y2
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voice coil
magnetic
air
gap
core coils
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、放射状な磁界にボイスコイルを位置
させて、ボイスコイルに信号電流を流してボイス
コイルを駆動し、ボイスコイルと一体的な振動板
を振動させる動電型スピーカに関する。
〔従来の技術〕
従来のボイスコイルと、これに鎖交する磁場を
形成するためマグネツトを有する外磁型の動電型
スピーカの磁気回路を第5図に示す。
同図において、2はポールピース、3はトツプ
プレート、4はマグネツトで、これ等により磁気
回路を形成し、ポールピース2とトツププレート
3との間に磁気ギヤツプを形成する。
1は円筒形に巻かれたボイスコイルで、前記磁
気ギヤツプに挿入して、磁気ギヤツプの磁束とボ
イスコイル1を鎖交させ、ボイスコイル1に信号
電流を流して磁束との間に生ずる力によつてボイ
スコイル1を駆動するものである。
この外に、マグネツトを使用して内磁型とした
動電型スピーカや、前記のポールピースに巻線を
巻いてこれに直流電流を流し、トツププレートと
ポールピースとの間の磁気ギヤツプに磁界を形成
する直流励磁型の動電型スピーカ等がある。
又、高級なスピーカにおいては、第5図のよう
に導電性の高い銅等の金属で出来たキヤツプ5を
ポールピース2に被せたものや、シヨートリング
を用いたものがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第5図のポールピース2とトツププレート3を
使用した動電型スピーカにおいては、ボイスコイ
ル1に流れる信号電流が生み出す交流磁界がポー
ルピース2とトツププレート3のボイスコイル1
近傍を通過するためにポールピース2やトツププ
レート3の磁気的な動作点が変化する。
即ち、透磁率μが変化したこととなる。
一方、ボイスコイル1は、ポールピース2やト
ツププレート3等により磁芯入りコイルと見做さ
れるので、その磁芯であるポールピース2やトツ
ププレート3のμが変化すれば、ボイスコイル1
のインダクタンスが変化する。
これにより、ボイスコイル1に流れる電流が変
化するため所謂「電流ひずみ」となつて、音圧周
波数特性においても第2次、或いは第3次高調波
ひずみとなつて表われる。
このように、ポールピース2やトツププレート
3を用いた磁気回路では歪を発生し、このひずみ
を防止すべく銅のキヤツプ5やシヨートリングを
用いると、磁気ギヤツプ有効体積を減少するので
効率が低下する。
又、銅ギヤツプ5は、高音域において、表皮効
果や渦電流等のために、その効果が低下してしま
う欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、従来の動電型スピーカの前述の欠点
を除去するためのもので、ボイスコイルの近傍か
ら磁性体を取り除き、前記のボイスコイルに流れ
る電流の変化である「電流ひずみ」を取り除き、
以つて第2次、第3次等の高調波ひずみの発生を
防止することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は前述の目的を達成するために、2つの
空芯のコイルを同軸として適宜のギヤツプを置い
て対向して配設し、該ギヤツプの外周にボイスコ
イルを位置させると共に、前記空芯コイルの対向
面が同極となるように直流電流で磁化することを
要旨とするものである。
〔考案の実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第3図と共に説明す
る。
第1図において前記した従来例の第5図と同一
符号は同一部分を示し説明は省略する。
6A,6Bは2個を1組とした空芯コイルにし
て、一方の空芯コイル6Aは非磁性体のガイドレ
ールを有する雄ねじ9に取付けられ、他方の空芯
コイル6Bはナツト10に取付けられて、雄ねじ
9とナツト10が螺合されている。従つて、雄ね
じ9の回転によつてコイル6Aは上下に移動し、
ギヤツプtが変化するものであるが、通常はこの
間隔tは従来例における第5図のトツププレート
の厚さと略同じようにする。
このように2つの空芯コイル6A,6Bが取付
けられた雄ねじ9をフレーム11の中心部に取付
ける。なお、12はダンパー、13は振動板であ
る。
次に、動作について説明するに、2つの空芯コ
イル6A,6Bに直流電流を流して、その対向面
を同極とし、第2図矢印の向きに磁界が発生する
ようにする。なお、電流の流れる方向を同じとす
る場合には、2つの空芯コイル6A,6Bの巻方
向を逆とし、また、2つの空芯コイル6A,6B
の巻方向が同じの場合には、電流方向を逆にす
る。これにより、2つの空芯コイル6A,6Bの
対向する間隔、すなわち、ギヤツプにおいては磁
界が反撥し合い、放射方向の磁界が得られるもの
である。
而して、前記したギヤツプにボイスコイル1を
位置させると、放射方向の磁界によつて、ボイス
コイル1に音声信号電流が流れた場合、ボイスコ
イル1に力を生じ、ボイスコイル1が音声信号電
流に応じて駆動されることになる。
この時、ボイスコイル1の巻線巾Wrを一定と
し、ギヤツプtを変化させると、スピーカの特性
に第3図のような変化が見られる。
これを要約すれば、 1 出力音圧レベルは、t=Wvの時に最大とな
る。
2 高調波ひずみは、tが小さい程小さくなる。
従つて、その動電型スピーカの使用目的によつ
て、ギャツプtの寸法を選択すればよい。
なお、前記した実施例においては、2つの空芯
コイル6A,6Bの間隔を調整できるようにした
ものを示したが、この間隔は固定的なものであつ
ても良い。
〔考案の効果〕
本考案は叙上のように空芯の2個の同軸のコイ
ルに形成されたコイル間の間隔の外周にボイスコ
イルを配設し、該コイルの対向面が同極となるよ
うに直流電流を流すものである。
従つて、ボイスコイル近傍に磁性体を配設しな
いようにすることができ、ボイスコイルへの入力
信号電流による交流磁界発生に起因する電流ひず
みを生じることがなく、第2次、第3次等の高調
波ひずみを低減できる。
又、導磁性材を使用していないので、磁気飽和
を起すことがなく、励磁電流に完全に比例した強
度の磁界が得られる。
更に、2個の空芯のコイルの間隔を変えること
も可能なので、これを変えて出力音圧レベルを上
げる、或いは低減ひずみを下げる等の選択がで
き、使用目的に応じてこれ等を調節できる等の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
空芯コイルとボイスコイルとの関係を示す断面
図、第3図は同上の磁界の状態を示す斜視図、第
4図は間隔(ギヤツプt)による出力音圧レベ
ル、高調波ひずみレベルの変化を示す線図、第5
図は従来の動電型スピーカの磁気回路を示す断面
図である。 1……ボイスコイル、6A,6B……空芯コイ
ル、11……フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームと、該フレームの中心部に巻中心が一
    直線となるように適宜の間隔を介して固定された
    2つの空芯コイルと、前記フレームの開口部に前
    記間隔の外周部に位置するように固定されたボイ
    スコイルとを具備し、前記2つの空芯コイルを、
    その対向面が同極となるように直流電流で磁化し
    たことを特徴とする動電型スピーカ。
JP19426185U 1985-12-19 1985-12-19 Expired JPH0430877Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19426185U JPH0430877Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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JP19426185U JPH0430877Y2 (ja) 1985-12-19 1985-12-19

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Publication Number Publication Date
JPS62103395U JPS62103395U (ja) 1987-07-01
JPH0430877Y2 true JPH0430877Y2 (ja) 1992-07-24

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