JPS6325827Y2 - - Google Patents

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JPS6325827Y2
JPS6325827Y2 JP3521581U JP3521581U JPS6325827Y2 JP S6325827 Y2 JPS6325827 Y2 JP S6325827Y2 JP 3521581 U JP3521581 U JP 3521581U JP 3521581 U JP3521581 U JP 3521581U JP S6325827 Y2 JPS6325827 Y2 JP S6325827Y2
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JP
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magnetic
magnetic pole
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plate
speaker
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JP3521581U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプツシユプル型スピーカにおける磁気
回路に関するものである。
従来、プツシユプル型スピーカの磁気回路は第
1図に示すような構成となつており、図中11は
マグネツト、12はトツププレート、13はバツ
クプレート、14はセンターポール、15,16
はボイスコイル、17はボビン、18はセンター
ポールホルダーを夫々示しており、トツププレー
ト12とバツクプレート13とにより形成される
二つの磁気ギヤツプに対応するようボイスコイル
15,16,が夫々配置されている。
然るに従来の構成においてはセンターポール1
4が円柱状をなしているため、第2図に示すよう
に磁束のアンバランス19,20が生じ、これが
第2図Bに示すように磁束アンバランス19がボ
イスコイル15に、また、磁束アンバランス20
がボイスコイル16に夫々作用するだけでなく、
ボイスコイルの振幅が大きい場合には磁束アンバ
ランス19がボイスコイル16に対し、また、磁
束アンバランス20がボイスコイル15に対して
夫々逆方向の力となつて発生し、2次歪の原因と
なる。
一方、ボイスコイル15,16間が離れている
とインダクタンスの打消しが悪くなり、3次歪が
増大するからボイスコイル15と16を可及的近
接させた構成とすることが望ましいが、このよう
な構成とした場合には従来の磁気回路の構成では
上記した幣害が益々大きくなる。
3次歪を磁気回路の面から見ると、一般的に磁
気回路を飽和させると3次歪が低下することが知
られているが、磁気回路においてセンターポール
及びプレート等の全体を飽和させることは大きな
起磁力を必要とし、実用的でないばかりか、起磁
力を増大させるためにマグネツトの厚さを増大さ
せるとこの種プツシユプルタイプではトツププレ
ートとバツクプレート間の間隔が大きくなり、上
記したボイスコイル同志を近接させるという要請
と矛盾することとなる。また、ボイスコイル同志
の近接という目的のためにコイルの巻き幅を大き
くすれば能率の低下を招くことは明らかである。
本考案は上記した従来の欠点を解消すると共
に、上記した要請を満足できるようにしたプツシ
ユプル型スピーカの磁気回路を提供することを目
的とする。
本考案の実施例を第3図乃至第7図に基づいて
説明する。
図中1はマグネツト、2はトツププレート、3
はバツクプレート、4はセンターポール、5,6
はボイスコイル、7はボビンを夫々示し、第1図
に示す従来のものと同様プツシユプル型スピーカ
の磁気回路を構成している。そしてセンターポー
ル4の中腹部に小径部4bを形成することにより
磁極面、即ち、磁極部4a,4bの先端面の幅を
トツププレート2及びバツクプレート3の夫々の
磁極面の幅に対応させるようにして磁束のアンバ
ランスが生じないようにし、しかもセンターポー
ル4の上記磁極部4a,4a又はプレート2,3
の磁極部2a,3aの少なくともいずれか一方に
切削部8を形成して磁路の断面積を小さくし、ボ
イスコイル5,6の近傍において磁気飽和させる
ように構成したものである。
第3図においては上記切削部8は各磁極部4
a,4a,2a,3aの外側面に形成され、第4
図の例ではトツププレート2及びバツクプレート
3の磁極部2a,3aが内側方向に屈曲せしめら
れ、切刷部8はセンターポール4の磁極部4a,
4aの外側にだけ形成されている。第5図の例で
は各磁極部4a,4a,2a,3aの内外側に
夫々形成されている。
ボイスコイル5,6は近接して巻かれており、
インダクタンスが互いに打ち消されるようになつ
ている。
センターポール4や両プレート2,3の材質と
して鉄材の高品質のものを用いると磁気飽和させ
るためには高い磁束密度が必要となり、不必要に
強磁力、大型マグネツトを用いなければならな
い。実施例においてはカーボンの多い比較的粗悪
な鉄材を使用し、上記した磁極部の形状によりボ
イスコイルの近傍を磁気飽和させるようにした。
第6図及び第7図はスピーカに流れる電流の歪
比較特性図であり、第6図は従来のプツシユプル
タイプのスピーカのもの、第7図は上記した実施
例による本考案に係る磁気回路を用いたスピーカ
のものである。そして図を明確にするため第6図
及び第7図の2次歪、3次歪は共に電流値に対し
て基準を30dbずらして(アツプさせて)表示し
た。従つて、第6図の従来タイプでは50Hzで3次
歪は電流値に対して−51dbであるのに対し、第
7図の本考案のものでは500Hzで3次歪は−72db
と大幅に改善されていることが判明する。図のよ
うに本考案のものにおいては2次歪、3次歪とも
使用帯域において極めて良好である。
本考案のスピーカの磁気回路によれば、センタ
ーポールの中腹部を小径とすることにより磁極面
の幅はプレートの磁極面の幅に対応するように形
成されており、しかも磁極部が形成されていてボ
イスコイルの近傍において磁気飽和させるように
構成されているから、磁束のアンバランスが生じ
ることはなく、2次歪を改善できるのは勿論、ボ
イスコイル近傍を磁気飽和させることができるか
ら3次歪を低減でき、しかも本来必要にして充分
なボイスコイル近傍のみを磁気飽和させるように
したから大きな保磁力を必要とせずマグネツト肉
厚も大きくする必要はないためトツププレートと
バツクプレート間の間隔を小さくでき、ボイスコ
イル同志を近接させる構成をとることができてこ
れによる3次歪の改善も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のプツシユプル型スピ
ーカの磁気回路を示す断面図、第3図乃至第7図
は本考案に係るスピーカの磁気回路の実施例を示
し、第3図乃至第5図は断面図、第6図及び第7
図は歪比較特性図である。 1……マグネツト、2……トツププレート、3
……バツクプレート、4……センターポール、
5,6……ボイスコイル、7……コイルボビン、
4b……小径部、2a,3a,4a……磁極部、
8……切削部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トツププレートとバツクプレートとにより二つ
    の磁気ギヤツプが形成されると共に、両磁気ギヤ
    ツプに夫々対応するよう二つのボイスコイルが配
    置されたプツシユプル型スピーカにおいて、 センターポールの中腹部を小径とすることによ
    り磁極面の幅をプレートの磁極面の幅に対応させ
    るように形成すると共にセンターポール又はプレ
    ートの少なくとも何れか一方の磁極部に切削部を
    形成してボイスコイルの近傍において磁気飽和さ
    せるように構成したことを特徴とするスピーカの
    磁気回路。
JP3521581U 1981-03-12 1981-03-12 Expired JPS6325827Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3521581U JPS6325827Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

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JP3521581U JPS6325827Y2 (ja) 1981-03-12 1981-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS57148994U JPS57148994U (ja) 1982-09-18
JPS6325827Y2 true JPS6325827Y2 (ja) 1988-07-13

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