JPS5915189Y2 - Mc形カ−トリッジ用の磁気回路 - Google Patents

Mc形カ−トリッジ用の磁気回路

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JPS5915189Y2
JPS5915189Y2 JP13399878U JP13399878U JPS5915189Y2 JP S5915189 Y2 JPS5915189 Y2 JP S5915189Y2 JP 13399878 U JP13399878 U JP 13399878U JP 13399878 U JP13399878 U JP 13399878U JP S5915189 Y2 JPS5915189 Y2 JP S5915189Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
magnetic
pole pieces
magnetic circuit
magnetic flux
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Expired
Application number
JP13399878U
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English (en)
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JPS5551528U (ja
Inventor
敏 吉田
Original Assignee
パイオニア株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、レコードプレーヤにおけるムービングコイル
(以下MCと称す)形カートリッジ用の磁気回路に関す
る。
本出願人は以前に、軽量で高出力が得られ、しがも両チ
ャンネル間にクロストークの生じない極めて良好な第1
図及び第2図に示すような、MC形カートリッジ用のプ
リントコイルを提案した。
すなわち、第1図はそのプリントコイルの表面図を示す
もので、基板1の中心にはカンチレバー固定用の穴1a
が形成されており、その右側には半円状のコイル2が、
左側にはそのコイル2と逆巻きの半円状のコイル3が形
成されている。
そして、両コイル2,3の巻中心2 a 、3 aを接
続して、それらの巻外端2b、3bから出力が取り出さ
れる。
第2図は、第1図の表面図におけるコイル2,3を取り
はずした状態で、その表面方向がら裏面を表わしたもの
で、表面のパターンがそのまま左方向に90°回転した
状態で、対応するコイル2’、3’がプリントされてい
る。
以上において、第1図、第2図における二点鎖線より外
側を磁気ギャップ内に位置させ、且つ磁界を紙面に垂直
に奥方向に流すように構成すると、プリントコイルがL
方向に移動すれば、コイル2゜3には矢印方向に起電力
が生じ、この起電力は巻中心2 a 、3 aの接続に
よって、加算された状態で巻外端2b、3b間に現われ
る。
またL′方向に移動する場合は矢印と反対方向に起電力
が生ずる。
以上のようにり、L’方向に振動すれば、それに応じた
起電力が得られる。
なお、R,R’力方向振動する場合は、コイル2,3の
上側と下側の部分が磁束を切るため、起電力が生ずるが
、この起電力は相殺されるので、巻外端2b、3b間に
は出力は現われない。
一方、裏面のコイルは、90°の角度差を有するパター
ンであるので、R,R’力方向振動する時の起電力が加
算されて巻外端2’b、3’bに出力が出、L、L’方
向に振動する時の起電力は相殺される。
従って、L、L’方向の振動は表面のコイル2,3の巻
外端2b、3bのみに、またR、R’力方向振動は裏面
のコイル2’、3’の巻外端2’b、3’bのみに、そ
れぞれ現われ、表裏両面のコイル間にクロス) −りは
生じない。
そこで、このプリントコイルAの二点鎖線から外側のコ
イルの部分に磁界を与えるように、第3図に示すような
磁気回路に組込まれるが、マグネット4からの磁束を流
すヨーク5,6の対向面5a、5aの部分において、図
示のように磁束分布が生じ、このためプリントコイルA
の二点鎖線の内側にも磁束が流れて、プリントコイルA
に逆方向の起電力が生じるようになり全体の出力を低下
させるようになる。
またプリントコイルAの二点鎖線外側への磁束が相対的
に減少するようになるので、出力低下を更に増長するよ
うになる。
なお、7は先端にスタイラスチップ(図示せず)が取り
付けられるカンチレバー、8はダンパー、9はカンチレ
バーをサスペンションワイヤ(図示せず)によって支持
するホルダである。
本考案は以上のような磁気回路の欠点に着目したもので
、磁気ギャップにのみ磁束が集中するようにして、前記
したような問題点を解消した磁気回路を提供せんとする
ものである。
以下、本考案の一実施例を説明すると、第4図において
、10はマグネツ)、11.12はヨークで、このヨー
ク11.12の先端部にはカンチレバー、ホルダ等が位
置する円孔11a、12aが同心にて形成されており、
更にその先端部内側にはリング状のポールピース13.
14がギャップ15を残すようにして同心状に取り付け
られている。
このポールピース13.14は、その取付以前の機械加
工後に従来と同様に磁気焼鈍して磁界に対する順応性を
向上させであるが、内壁部13 a 、14 aはその
後に更に機械的に荒しである。
従って、このポールピース13.14は内壁部13 a
、14 aの磁性材内の磁区の方向が一定でなくなり
飽和磁束密度が外周部のそれよりも低くなっている。
以上において、マグネット10からの磁束がヨーク11
,12、ポールピース13,14を流れれば、そのポー
ルピース13.14の内壁部は若干の磁束密度で飽和し
てしまうため、それ以上の磁束は通さず、内部のみを通
るようになる。
以上により、ギャップ15の部分における磁束密度は第
5図に示すように、ポールピース13.14のリング状
の対向部分(磁気ギャップ)aの磁束密度が大きく、内
周部分すの磁束密度との差は極めて顕著となる。
このため、その対向部分aにプリントコイルの外周部を
位置させれば、前記したような問題は起らず、大きな出
力電圧を得ることができるようになる。
なお、以上においては、ポールピース13.14をリン
グ状としたが、これは複数個に周方向に分割したもので
あっても良い。
以上から本考案によれば、ポールピースが対向する磁気
ギャップの部分とポールピースの内周部に対応するギャ
ップの部分との磁束密度の差が大きく、すなわち前者の
部分の磁束密度が後者のそれに比較して充分大きくなる
ので、発電コイルの発電に有効な部分を磁気ギャップに
位置させ、その他の部分をポールピースの内周部に対応
するギャップの部分に位置させることにより、大きな出
力電圧を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプリントコイルの表面図、第2図は表面から裏
面を表わした図、第3図は従来の発電機構の図、第4図
は本実施例の磁気回路の図、第5図は第4図のB−B’
線の磁束密度特性図である。 13.14・・・・・・ポールピース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心にカンチレバー固定用の穴を形成した基板と、該基
    板の一方の面の前記穴について対称な位置に、円弧部が
    外側となり、巻中心が相互接続されると共に巻外端から
    出力が取り出されるように互に逆巻きにそれぞれ形成さ
    れた半円状のコイルと、前記基板の他方の面に、前記一
    方の面の前記コイルを前記穴について90°回転した状
    態にそれぞれ形成された半円状のコイルとからなるムー
    ビングコイルを備えるMC形カートリッジにおいて、マ
    グネットからの磁束が流れるポールピースを対向させて
    その対向面の間に、前記半円状のコイルの円弧部が位置
    される略リング状の磁気ギャップを形成して成り、ポー
    ルピースの少なくとも一方は磁気焼鈍後にその内壁が機
    械的に荒されていることを特徴とするMC形カートリッ
    ジ用の磁気回路。
JP13399878U 1978-09-29 1978-09-29 Mc形カ−トリッジ用の磁気回路 Expired JPS5915189Y2 (ja)

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JPS5551528U JPS5551528U (ja) 1980-04-04
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ID=29102979

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57194014A (en) * 1981-05-25 1982-11-29 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Cartridge type filter
SE8201179L (sv) * 1982-02-25 1983-08-26 Sune Backman Sett och anordning for filtrering av vetska

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JPS5551528U (ja) 1980-04-04

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