JPH0430797A - 発酵法によるアデノシンの製造法 - Google Patents

発酵法によるアデノシンの製造法

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JPH0430797A
JPH0430797A JP13602290A JP13602290A JPH0430797A JP H0430797 A JPH0430797 A JP H0430797A JP 13602290 A JP13602290 A JP 13602290A JP 13602290 A JP13602290 A JP 13602290A JP H0430797 A JPH0430797 A JP H0430797A
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唐沢 昌彦
Tadatoshi Ichiumi
一海 忠俊
Wataru Nakamatsu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発酵法によるアデノシンの製造法に関する。
〔従来の技術〕
発酵法によるアデノシン生産に関しては、イソロイシン
要求性を有するバチルス・ズブチリスによるアデノシン
製造法(昭和39年度日本農芸化学大会)やキサンチン
、ヒスチジン及びスレオニン要求性を有し、かつ8−ア
ザキサンチン耐性を有するバチルス・ズブチリスによる
アデノシン製造法(Agrtc、 Biol、 Che
w、、 35.1906 (1971))、更には、グ
アニン要求性を有し、かつ8−アザアデニン又は6−メ
チルアミノプリン耐性を有する変異株を用いる方法(特
願昭58−185313号)が知られていた。
しかしながら、これらの製造法は、いずれもアデノシン
の蓄積濃度が低く、また菌株の安定性に問題があった。
〔発明を解決しようとする課題] 本発明は、アデノシン生産能の更に高い微生物によるア
デノシンの発酵法を掃供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者の上述の課題を解決すべく鋭意研究の結果、バ
チルス属に属し、イソロイシン要求性、ヒスチジン要求
性及びアルギニン要求性を有する変異株並びに、ピリミ
ジンアナログ耐性を有する変異株を使用すれば、前記の
目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、バチルス属に属し、インロイシン
要求性、ヒスチジン要求性及びアルギニン要求性を有し
、かつアデノシン生産能を有する微生物又は、バチルス
属に属し、ピリミジンアナログ耐性を有し、かつアデノ
シン生産能を有する微生物を培養して培養液中にアデノ
シンを生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴とす
る発酵法によるアデノシンの製造法に関する。
以下、本発明について詳述する。
本発明で使用できる菌株は上述の微生物であれば特に限
定されるものではなく、該微生物の採取は、例えば次の
ようにして行なうことができる。
すなわち、バチルス・ズブチリスのグアニン要求性を有
し、かつ8−アザアデニン耐性がっ6−メチルアミノプ
リン耐性を有する菌株を通常の方法で変異処理(N−メ
チル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン等)に付
して菌株の生育にグアニン及びアミノ酸を要求する菌株
又は、各種薬剤耐性株を採取する。これらの中から、ス
クリーニングにより生育のためにイソロイシン、ヒスチ
ジン、アルギニンを要求する菌株又はプリミジンアナロ
グ耐性を有する菌株が、著量のアデノシンを培養液中に
蓄積するものであることが確認できる。
プリミジンアナログとしては、4−アミノピラゾロ〔3
,4−α〕−ピリミジン、4−アミノ−6−メルカプト
とラゾール(3,4−d)ピリミジン、4−アミノピラ
ゾロ(3,4−d)ピリミジン2′デオキシ−リボシト
等から選ばれる。
こうして得られた菌株は、例えばグアニン要求性、8−
アザアデニン耐性及び6−メチルアミノプリン耐性を有
するバチルス・ズブチリスAJ12050(FERM 
P−7149)を親株とし、これを変異処理した以下の
菌株がある。
(1)イソロイシン要求、ヒスチジン要求、アルギニン
要求性を有する菌株: バチルス・ズブチリスAJ 1251B (FERM 
P−u4−’73)(2)4−アミノピラゾロ(3,4
−d)−ピリミジン耐性を有する菌株: バチルス・ズブチリスAJ 12519 (FERM 
P−1+今?+)本発明で例示された菌株のアミノ酸に
対する要求性及び薬剤に対する耐性度を示す実験例を以
下に示す。
実験例 下記の基本培地にアミノ酸を第1表に示す濃度に、又、
薬剤を第1表に示す濃度になるようにそれぞれ添加した
培地を調製し、試験管に3 IIlずつ分注し殺菌後、
各菌株を接種し、34°C,20時間振とう培養を行っ
た。
基本培地 グルコース       2   g/a塩化アンモニ
ウム   0.5〃 リン酸第−カリウム  0.l〃 硫酸マグネシウム   0.04  〃クエン酸ソーダ
    0.05  〃L−グルタミン酸   0.1
  g/d1グアニン       0.01  〃p
e44 、  Mn44 (各)   2   ppm
pH(KOtl)        7. O〃この培養
により得られた各菌株の生育状況を第表及び第2表に相
対生育値で示す。
第1表 AJ  12050        100     
      96AJ 12518     25  
    100(注)生育値は培養液の20時間培養後
の吸光度について、 AJ 12050菌では、アミノ酸無添加の場合を10
0゜AJ 12518菌では、アミノ酸添加の場合を1
00゜とした相対生育度で示した。
第2表 AJ  12050     100        
 20AJ  12519     100     
    70(註)生育値は、培養液の20時間培養後
の吸光度の増加値について薬剤無添加の場合を100と
した相対生育度で示した。
これらの菌株を用いてアデノシンを生産するには次のよ
うな方法が用いられる。培地としては、炭素源、窒素源
、無機塩類、グアニンおよび必要ならば更にその他の微
量栄養素を含有する通常の液体培地である。炭素源とし
ては、グルコース、糖蜜、デンプン加水分解液などの炭
水化物、酢酸、プロピオン酸、ピルビン酸、クエン酸等
の有機酸、エタノール、プロパツールなどのアルコール
類、さらに菌によっては炭化水素なども使用できる。
窒素源としては硫安、硝安、塩安、リン安等のアンモニ
ューム塩、硝酸塩、尿素、アンモニアガス等の無機態窒
素もしくはカゼイン加水分解物、アミノ酸等の有機態窒
素等が使用できる。また、栄養要求物質としてのグアニ
ンは、グアニン、グアニン鉱酸塩、グアノシン、グアニ
ル酸、リボ核酸等のいずれも使用可能である。また、必
要に応じてビタミン類、アミノ酸、核酸塩基などの微量
栄養素を添加すればアデノシンの蓄積量を増すことがで
きる場合が多い。特に本発明のアミノ酸要求株を用いる
場合にはその要求物質を添加しなければならない。培養
方法は好気的条件が良く、また、培養温度は20°C〜
40°Cの範囲がよい。場合によっては発酵途中にて発
酵温度を若干変更させてもよい。培養開始時および培養
中のpHを5.0〜9.0の範囲の最適値に調節して培
養するのが望ましい。ptlの調整は無機酸、有機酸あ
るいはアルカリ、さらに尿素、炭酸カルシューム、アン
モニア水、アンモニアガスなどを使用することができる
かくして2〜5日間培養すれば著量のアデノシンが培地
中に蓄積される。更に残炭素源濃度を0.5〜2g/d
iに管理し、炭素源を連続フィードすることによりアデ
ノシンの蓄積を著しく高めることができる。
発酵液よりアデノシンを採取するには、例えば菌体を分
離除去し、アニオン交換樹脂、カチオン交換樹脂等の樹
脂処理あるいは濃縮・冷却晶析法の併用等によりアデノ
シンを単離する。あるいは、常法の活性炭吸着法および
再結晶法を用いて精製してもよい。
以下、本発明を実施例により更に説明する。
〔実施例〕
第3表の組成のシード培地50m1を入れた500sf
容フラスコに第4表に示す菌株を1白金耳摺種し、34
°Cにて16時間培養した。
この培養液を、上記主発酵培地20+1を入れた500
+lI42容フラスコに1 ml添加し34°Cにて7
2時間培養した。この培養液中のアデノシンを、液体ク
ロマトグラフィーにて定量したところ第4表に示すアデ
ノシン量が生成蓄積した。更に、AJ−12519の培
養で残糖を0.5−2.0g/aに管理し、炭素源を連
続フィードすることにより、アゾ高めることができた。
上記と同様の方法によって得た菌株^J 12519の
培養液10I!より菌体を遠心分離法で除いた後、上清
をエバポレーターにて22まで濃縮した。この濃縮液を
5°Cに放置してアデノシンの結晶を生成させた。得ら
れたアデノシンの結晶を水に溶解し、更に活性炭に吸着
せしめ常法により溶出しアデノシン画分を採取し、濃縮
冷却晶析することにより、アデノシンの結晶99gを得
た。
第 表 菌 株 アデノシン蓄積濃度 (g / l ) AJ 11.5 AJ 12518 (要求株) AJ 12519 (耐性株) 14.8 14.6 〔発明の効果] 本発明の菌株を使用することにより、アデノシンの蓄積
量が向上することから工業レベルでの実用化が期待され
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バチルス属に属し、イソロイシン要求性、ヒスチ
    ジン要求性及びアルギニン要求性を有し、かつアデノシ
    ン生産能を有する微生物を培養して培養液中にアデノシ
    ンを生成蓄積せしめ、これを採取することを特徴とする
    発酵法によるアデノシンの製造法。
  2. (2)バチルス属に属し、ピリミジンアナログ耐性を有
    し、かつアデノシン生産能を有する微生物を培養して培
    養液中にアデノシンを生成蓄積せしめ、これを採取する
    ことを特徴とする発酵法によるアデノシンの製造法。
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