JPH04306919A - A−d変換装置 - Google Patents

A−d変換装置

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JPH04306919A
JPH04306919A JP7130791A JP7130791A JPH04306919A JP H04306919 A JPH04306919 A JP H04306919A JP 7130791 A JP7130791 A JP 7130791A JP 7130791 A JP7130791 A JP 7130791A JP H04306919 A JPH04306919 A JP H04306919A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、A−D変換装置に関し
、更に詳しくは、ワンチップマイクロコントローラ等に
使用されるA−D変換装置(アナログ−デジタル信号変
換装置)に関する。
【0002】近年、ワンチップマイクロコントローラは
様々なコンピュータ応用機器に極めて広範囲に利用され
るようになっており、特にアナログ−デジタル変換器を
内蔵したものも多用されている。A−D変換装置は、装
置一台当りの素子数が極めて多いため、複数のアナログ
信号入力に兼用されるのが通例であり、ワンチップマイ
クロコントローラでは、一のA−D変換装置に対して例
えば4または8の各アナログ信号入力部(ポート)が設
けられ、これらの各入力ポートは入力選択器を成すマル
チプレクサによって順次選択される構成になっている。
【0003】
【従来の技術】従来のA−D変換装置において複数のア
ナログ信号をデジタル信号に変換する際には、中央処理
装置(CPU)において変換を開始する入力ポートを指
定し、入力選択器に接続されている各アナログ信号入力
ポートを順次に選択することで、変換器に入力される各
アナログ信号を順次デジタル信号に変換する。通常、入
力選択器に接続されている全数の入力数の変換が終了す
るまでこの変換が続けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワンチップマイクロコ
ントローラは汎用性が高いため、その製品は、これを組
込む特定の応用機器個々において必ずしも必要のないア
ナログ信号入力ポートが設けられているのが通例である
。このためこれら応用機器においては、特定のアナログ
信号入力ポートのみについて必要なA−D変換を行うた
めに、実際には信号が入力されていない、或いはその時
点では不必要な信号入力ポートについても順次にA−D
変換が行なわれ、この不必要なA−D変換を行うため変
換に要する時間が無駄になるばかりか、デジタル信号に
変換した後にこの信号を格納するためのメモリにも無駄
が生ずるという問題がある。しかし、従来この点につい
て問題とされた例は知られていない。
【0005】本発明は、上記従来のA−D変換装置の問
題に鑑み、信号変換時に不必要な信号変換が行なわれる
ことをできるだけ防止し、信号変換時間及び信号を記憶
するためのメモリに無駄が生じなく、効率の高い変換を
行うことができるワンチップマイクロコントローラに好
適なA−D変換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】図1は、本発明の一実施
例のA−D変換装置を含むマイクロコントローラのブロ
ック図である。
【0007】前記目的を達成するため、本発明のA−D
変換装置は、図1に例示したように、初期値を与えられ
カウント入力の度毎に順次カウントしてカウント値を出
力する制御カウンタ(11)と、複数のアナログ信号入
力から前記制御カウンタ(11)の各カウント値に夫々
従う一のアナログ信号入力を選択する入力選択器(12
)と、前記各選択された一のアナログ信号入力を夫々デ
ジタル信号に変換する変換器(13)と、前記各選択さ
れた一のアナログ信号入力の前記変換の終了毎に前記制
御カウンタ(11)に対して前記カウント入力を与える
制御部(14)とを備え、複数の各アナログ信号入力を
順次変換して夫々デジタル信号として出力するA−D変
換装置において、第一の指定値を記憶し、前記制御カウ
ンタに対して該第一の指定値を前記初期値として与える
変換開始入力指定レジスタと、第二の指定値を記憶し、
該第二の指定値を出力する変換終了入力指定レジスタ(
15)と、前記制御カウンタ(11)のカウント値と前
記第二の指定値とを比較し、双方の相互一致を検出する
と前記制御部(14)に対して前記カウント入力を停止
させるカウント終了信号を出力する比較器(17)とを
更に備えることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】第一の指定値を記憶する変換開始入力指定レジ
スタと、第二の指定値を記憶する変換終了入力指定レジ
スタとを設け、制御カウンタのカウント値を第一の指定
値から第二の指定値までとすることにより、A−D変換
装置における信号変換を行なう信号入力ポートを必要な
範囲に限定でき、不必要な変換を行うための無駄な時間
とメモリの使用を省くことができる。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明を更に説明する。図1
に示した8ビットのマイクロコントローラは、逐次比較
型A−D変換装置が例として挙げてある。同図において
、中央処理装置(CPU)1はレジスタ、演算装置を含
んで構成され、データバス/アドレスバス2を介してR
OM3、RAM4、入出力ポート5並びに本発明の実施
例のA−D変換装置10等に連絡している。ROM3に
は、CPU1を制御する命令が書き込まれており、また
A−D変換装置10に与える第一及び第二の指定値も記
録されている。RAM3では、演算結果やデータが一時
的に保存され、A−D変換装置10からの出力であるデ
ジタル信号或いは別の入力ポートから入力された信号な
どが同様に保存される。CPU1は、電源が投入された
時点でROM3に記録されている信号に従って必要な初
期化を行なった上で全体の制御を行なう。
【0010】図2は図1のマイクロコントローラにおけ
る逐次比較型A−D変換装置10の詳細を示すブロック
図である。同図に示したように、このA−D変換装置1
0は、変換器本体部分13と、A−D変換装置の全体の
制御を行なう制御部(制御ロジック部)14と、変換開
始入力指定レジスタ15、変換終了入力指定レジスタ1
6、制御カウンタ11、比較器17及び選択器を成すマ
ルチプレクサ12から構成されている。マルチプレクサ
12には入力(0)から入力(7)までの8個の入力ポ
ートが接続可能であり、個々の応用機器の必要に応じて
1以上が接続され使用される。
【0011】変換器本体部分13は、マルチプレクサ1
2から選択されたアナログ信号を入力されこれを一定時
間保持するサンプル・ホールド回路13A、アナログ信
号と大小を比較すべきデジタル値を逐次出力する比較レ
ジスタ13B、比較レジスタ13Bからのデジタル値を
アナログ信号に変換するデジタル・アナログコンバータ
13C、サンプル・ホールド回路13Aの出力である入
力アナログ信号とデジタル・アナログコンバータ13C
からのアナログ信号とを比較してその大小を判定して結
果を再び比較レジスタ13Bに返すアナログ比較器13
D、比較レジスタ13Bの各ビット全てが確定した後こ
の結果を入力される結果レジスタ13Eから構成される
【0012】電源が投入されると、CPU1は必要な他
の初期化の処理と共にA−D変換装置10のためにRO
M3から第一及び第二の指定値を読み出し、この信号を
夫々A−D変換装置10内の変換開始入力指定レジスタ
15及び変換終了入力指定レジスタ16に与える。例え
ば、第一の指定値は“1”、第二の指定値は“3”とい
うように、マルチプレクサ12に実際に接続されたアナ
ログ信号入力ポート、入力(1)から入力(3)迄に合
わせて応用機器製作者によってROM内に書込みがなさ
れている。
【0013】所定の制御のためアナログ信号の入力が必
要になり、CPU1からアナログ信号変換開始指令信号
が出力されると、A−D変換装置10は作動を開始し、
まず変換開始入力指定レジスタ15が記憶している第一
の指定値“1”をカウンタに対しその初期値として与え
る。この初期値はそのまま選択器を成すマルチプレクサ
12に与えられる。マルチプレクサ12はこの初期値に
従うアナログ信号入力ポート、入力(1)を選択してA
−D変換器本体13の一部を構成するサンプル・ホール
ド回路13Aに与え、サンプル・ホールド回路13Aは
この信号値を一定時間保持すると共にアナログ比較器1
3Dにその一方の入力として与える。
【0014】制御ロジック部14は比較レジスタ13B
に対して変換クロックを出力し、比較レジスタ13Bは
、このクロックを受けて最上位のビット7を“1”に他
のビットを全て“0”にしてこれをデジタル・アナログ
コンバータ13Cに出力する。デジタル・アナログコン
バータ13Cにおいて比較レジスタ13Bのデジタル値
はアナログ信号に変換され、このアナログ信号は、安定
化のための待機時間の後アナログ比較器13Dの他方の
入力に入力され、サンプル・ホールド回路13Aの出力
であるアナログ信号とについてその大小が比較され、結
果が比較レジスタ13Bに与えられる。
【0015】比較レジスタで13Bは、次の変換クロッ
クに応答して、前記比較結果において入力アナログ信号
の方が大きいときには最上位のビット7を“1”のまま
とした上で更に次の上位ビット6を“1”にし残りのビ
ットを“0”として出力し、また、前記比較結果におい
て入力アナログ信号の方が小さいときには最上位ビット
7を“0”にした上で次の上位ビット6のみを“1”に
して出力する。このように最上位ビットが決定され、次
の上位ビットについて決定を行なうためにデジタル・ア
ナログコンバータ13Cの出力と選択された入力アナロ
グ信号とについての同様な大小比較が再びアナログ比較
器13Dにおいて行なわれる。上記比較が逐次行われ最
下位ビット0が決定された時点で、制御ロジック部14
は、必要な全ての比較が終ったことを自らのカウンタに
よって検出し、結果レジスタ13Eに対して比較レジス
タ13Bの最終値を記憶するよう指示する信号を出力す
る。
【0016】第一の指定値(c)に基づく最初の入力、
例えば前記の例で入力(1)のアナログ信号のデジタル
化が終了すると、制御ロジック部14から制御カウンタ
11に対してカウントのための入力(カウントアップ信
号)aが出力され、制御カウンタ11は次のカウント値
bとして信号“2”を出力する。この信号は変換終了入
力指定レジスタ16に記憶されている第二の指定値dと
比較され、相互の一致が検出されなければ、そのまま次
の入力(2)のアナログ信号が同様にデジタル信号に変
換される。
【0017】前記比較において、制御カウンタ11のカ
ウント値bと変換終了入力指定レジスタ16の出力dと
の相互一致が検出されると、カウント終了信号が制御ロ
ジック部14に出力される。制御ロジック部14は、こ
れによってこの変換が最終の入力、前記の例で入力(3
)であることを知り、この入力(3)のアナログ信号の
変換が終了したとき次のカウントアップ信号aを出力し
ないこととするため、全体のA−D変換が終了する。こ
の終了の旨は、CPU1に出力され、CPU1は次の処
理に進む。
【0018】次に、再びアナログ信号入力が必要になり
、また必要な信号が入力(1)及び(2)のみの場合に
は、CPU1は変換終了入力指定レジスタ16に指定値
“2”を与え、入力(1)及び(2)についてのA−D
変換のみを行わせる。このように各指定値はCPU1が
必要に応じて与えることができ、また初期値に基づいて
そのまま変換することもできる。
【0019】通常一つのアナログ信号を変換するために
は信号安定化のための時間を見込んで10μs程度で行
われ、従って、例えば前記の如く3個所の入力ポートの
みをA−D変換する場合、30μs程度で全ての入力ポ
ートの変換が終了する。CPUは変換終了信号を受けて
から必要な間隔をおいた後再び変換開始指令信号を出力
し、また必要ならば事前に各レジスタに指定値を与える
。これに応答して再びA−D変換装置が作動する。
【0020】上記の如く本発明では、任意の指定値を必
要な時期に夫々変換開始入力指定レジスタ15及び変換
終了入力指定レジスタ16に与えることができ、マルチ
プレクサが全ての入力について変換をしなければならな
かったり、或いは単に特定の入力の指定のみが可能であ
った従来のA−D変換装置に比して、その都度真に必要
な入力部のみを選定してアナログ信号をデジタル信号に
変換することができるので、変換に要する時間の節約は
勿論、変換を終了した結果を記憶するメモリを節約する
ことができる。
【0021】なお、上記実施例では、逐次比較型A−D
変換装置を例として説明したが、本発明のA−D変換装
置はこの形式のものに限定されず、サンプル・ホールド
変換型等別の形式のA−D変換装置に適用可能である。
【0022】また、制御カウンタにおけるカウント方法
はカウントダウンでもカウントアップのいずれでも良い
ことは当然である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のA−D変
換装置によると、変換開始入力指定と変換終了入力指定
とを独立に行なうこととしたため、真に変換の必要な入
力のみを指定して変換を行うことができ、従来に比して
変換に要する時間を節約でき、マイクロコントローラの
自由度が向上すると共にメモリの節約も可能であるとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のA−D変換装置を含むマイ
クロコントローラのブロック図である。
【図2】図1におけるA−D変換装置の詳細ブロック図
である。
【符号の説明】
1:CPU 2:データ/アドレスバス 3:ROM 4:RAM 10:A−D変換装置 11:制御カウンタ 12:入力選択機(マルチプレクサ) 13:変換機本体 14:制御部 15:変換開始入力指定レジスタ 16:変換終了入力指定レジスタ 17:比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】初期値を与えられカウント入力の度毎に順
    次カウントしてカウント値を出力する制御カウンタ(1
    1)と、複数のアナログ信号入力から前記制御カウンタ
    (11)の各カウント値に夫々従う一のアナログ信号入
    力を選択する入力選択器(12)と、前記各選択された
    一のアナログ信号入力を夫々デジタル信号に変換する変
    換器(13)と、前記各選択された一のアナログ信号入
    力の前記変換の終了毎に前記制御カウンタ(11)に対
    して前記カウント入力を与える制御部(14)とを備え
    、複数の各アナログ信号入力を順次変換して夫々デジタ
    ル信号として出力するA−D変換装置において、第一の
    指定値を記憶し、前記制御カウンタに対して該第一の指
    定値を前記初期値として与える変換開始入力指定レジス
    タと、第二の指定値を記憶し、該第二の指定値を出力す
    る変換終了入力指定レジスタ(15)と、前記制御カウ
    ンタ(11)のカウント値と前記第二の指定値とを比較
    し、双方の相互一致を検出すると前記制御部(14)に
    対して前記カウント入力を停止させるカウント終了信号
    を出力する比較器(17)とを更に備えることを特徴と
    するA−D変換器。
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JP2009060186A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Panasonic Corp A/d変換装置
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