JPH04306348A - 屋根ユニット及びその施工方法 - Google Patents

屋根ユニット及びその施工方法

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JPH04306348A
JPH04306348A JP6855391A JP6855391A JPH04306348A JP H04306348 A JPH04306348 A JP H04306348A JP 6855391 A JP6855391 A JP 6855391A JP 6855391 A JP6855391 A JP 6855391A JP H04306348 A JPH04306348 A JP H04306348A
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JP
Japan
Prior art keywords
roof
tiles
top plate
units
divided
Prior art date
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Pending
Application number
JP6855391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kubota
豊 久保田
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KINKI CERAMICS KK
Original Assignee
KINKI CERAMICS KK
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Publication date
Application filed by KINKI CERAMICS KK filed Critical KINKI CERAMICS KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として乾式法によ
る屋根瓦の一施工方法に関し、特に近代化が遅れている
粘土瓦による屋根葺き工事(以下「屋根工」という)の
能率・向上と屋根工業種の3K(きつい、汚い、危険)
からの脱皮を図って瓦の安定した永続的普及に資するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根工は図7に示すように、建築
業者による棟上げの完了後、その棟木a、母屋木b及び
軒桁cを利用してタル木d、野地板eを全面に張付ける
大工作業を待って、瓦職人が上記野地板上に防水材fを
張設し、又必要に応じて桟木g等を打付けた上、多くの
場合、予め現地に搬入された瓦hを多人数で手渡しリレ
ー式に屋根に運び上げ、乾式工法では直接に、また、湿
式工法では粘土を介在させて軒先側から瓦を順次葺き上
げるというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の施工法
によれば、■棟上げ完了後に大工の手によってタル木や
野地板を張付ける作業にかなりの日時を要し、屋根工の
着工時期がそれだけ先送りされること、■強風の場合は
別としても通常の風雨等、自然現象による作業の中断が
多いこと、■人手により瓦を運び上げる作業は危険度が
高く、非能率的であること、■瓦職人が一枚一枚の瓦を
手で葺き上げる為、能率が悪いこと、等が要因となって
工期が延長されていた他、このような工法では、前述の
三K業種として有能な瓦職人の育成と確保が困難視され
、将来的にも瓦屋根の安定した普及を阻害するという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根ユニットは
、屋根部が適宜に分割された複数個の屋根ユニットで構
成されてなり、前記屋根ユニットは、屋根部を分割した
分割形状と同形状に形成された枠体と、該枠体の上面に
張設され、適宜な防水加工が施された天板と、天板の少
なくとも一側辺にこの天板から突出して設けられ、隣接
する天板の一側辺を上方から抑える抑え板と、天板上に
規定の重ね代で縦横複数列に葺き上げられるとともに、
隣接する天板上に葺き上げられた瓦と適宜な重ね代を有
するように葺き上げられた複数枚の瓦とから構成された
ものである。
【0005】また、屋根ユニットの施工方法は、屋根部
を適数個に分割し、この分割形状に応じて請求項1の構
成を有する複数の屋根ユニットを予め工場で製造し、こ
れら製造された複数の屋根ユニットを順次屋根上に運び
上げ、屋根上にて隣接する屋根ユニットをその抑え板及
び瓦を重ね合わせながら敷設し、各屋根ユニットの枠体
を連結固定する。
【0006】
【作用】屋根ユニットの枠体と天板とが、従来の工法に
おけるタル木と野地板の代替材となるため、従来におけ
る棟上げ後のタル木と野地板の取付け作業が省略できる
。また、この屋根ユニットを屋根の上でなく工場等で一
括して製造できる。
【0007】さらに、屋根部を適数個に分割し、この分
割形状に応じて複数枚の屋根ユニットを予め工場で製造
し、これら製造された複数の屋根ユニットを順次屋根上
に搬送して施工することで、瓦職人が屋根上で瓦を一枚
一枚葺き上げる作業をなくし、通常の雨風程度では施工
作業が可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1は屋根部を示し、この屋根部Aは適宜
に分割された複数の屋根ユニットにより構成されている
【0010】図2乃至図4は、図1に斜線で示す屋根ユ
ニット1の構成を示している。
【0011】この屋根ユニット1は、枠体2と、該枠体
2の上面に張設された天板3と、天板3の隣接する二辺
に該天板3から側方に突出して設けられた抑え板5,6
と、天板3上に規定の重ね代で縦横複数列に葺き上げら
れた複数枚の瓦7…とから構成されたものである。
【0012】前記枠体2は、前記屋根部Aを分割した分
割形状と同形状に角材21(角パイプ又はタル木)を矩
形状に組み合わせ、その中間部に補強用として同じ複数
本の角材21を固定して構成されたものである。
【0013】前記天板3は、この天板3上に瓦7…を釘
止め固定する関係上、例えば製材板または合板等の木質
板が好ましく、前記枠体2と同様の矩形状に形成されて
いる。この天板3の表面には、シート状の防水材4がそ
の表面を覆って設けられている。前記抑え板5,6を設
けた防水材4の部分は天板3から適宜長さ延長されてお
り、施工時において隣接する屋根ユニットの防水材4上
に重ね合わされるように構成されている。このように防
水材4により防水加工を施している。そして、上述のよ
うに防水加工した場合には、防水材4の重なり合った部
分に別途コーキング剤を塗着することで、防水の完全を
期すことが望ましい。
【0014】この他、防水加工手段としては、図6に示
すようにブリキ又はステンレス等の金属板10を利用し
、隣接パネル間における接合縁部を、互いに係合可能な
屈成縁11,12とすることでも構成でき、これにより
施工後この部分にコーキング剤等を使用することなく良
好な雨仕舞いが得られる。
【0015】ここで、天板3及び枠体2の大きさは、屋
根部Aを分割した分割形状により決定される。また、天
板3及び枠体2の大きさは、大きければ大きい程、施工
の手間が省けるため良い。
【0016】前記抑え板5,6は、本例では、屋根ユニ
ット1の前辺部と、左辺部とに固設されており、施工時
において、図4に示すように、隣接する天板3の一側辺
を上方から抑えるように構成されている。これら抑え板
5,6の天板3の一側辺からの突出長さは5〜35mm
が好ましく、これら抑え板5,6により各屋根ユニット
1間の接合部分の雨仕舞いを良くすることができる。
【0017】前記瓦7…は、前述したように天板3上に
規定の重ね代を以って縦横複数列に葺き上げられたもの
で、釘穴7a(図5参照)を介して釘打ち固定される。 このように葺き上げられた瓦7…は、隣接する天板3上
に葺き上げられた瓦と適宜な重ね代を有するよう本例で
は前辺部及び左辺部を天板3の前辺部及び左辺部から適
宜長さはみ出して配設されている。そして、図5に示す
ように左辺部のはみ出し量(巾)Aは左右の瓦の重ね代
Cから当該瓦の釘穴7aまでの距離Bの範囲内、また、
前辺部のはみ出し量(巾)Dは前後方向の瓦7の重なり
長さEから瓦7の前辺から釘穴7aまでの距離Fの範囲
内で設定されることになる。
【0018】以上述べた屋根ユニットは、四角形状の標
準型についてであるが、これらは予め提供される建物の
設計図面(平面図および正・側面図等)から屋根構造、
勾配等に従って、まず標準型の屋根ユニットの大きさ(
縦・横の瓦列の数)と所要数量を算定し、次いで寄せ棟
等の三叉部分における異型の屋根ユニットの形状などを
上記設計図から採寸・設計し、その必要数量を製造して
おくのである。
【0019】次に前述したように構成された各屋根ユニ
ットによる施工方法について述べる。
【0020】まず、上述したような標準型および異型の
各屋根ユニットを予め工場にて製造する。そして建物の
棟上げが完了した時点で、これら屋根ユニットを現場に
搬送する。この後、クレーンなどを利用してこれら屋根
ユニットを順次運び上げ、図1に対応するように屋根面
の左下隅(S型洋瓦の場合は右下隅)の軒桁側から順次
上方(棟木側)に向かって、各屋根ユニットの抑え板5
、6を隣接する屋根ユニットの対応縁部に重ね合わせて
設置し、各屋根ユニットの枠体2間をボルト止めなどに
より連結固定する。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、屋
根ユニットの枠体と天板とが、従来の工法におけるタル
木と野地板の代替材となるため、棟上げ後のタル木と野
地板の取付け作業が省略でき、棟上げ完了と同時に屋根
工が開始できる。また、この屋根ユニットの製造を屋根
の上でなく工場等で一括して行えるため、安全性と作業
性の著しい向上が図れるとともに、棟、ケバラ、軒先等
における斜辺を有する異形部の瓦の切断加工や各屋根ユ
ニットを高い精度で製造することができる。
【0022】さらに、本発明の施工方法によれば、従来
のように瓦職人が瓦を一枚一枚手で葺き上げることがな
く、施工作業が安全でしかも通常の雨風程度では可能と
なり能率良く行うことができ、施工期間の大幅な短縮を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根部を示す平面図である。
【図2】屋根ユニットの構成を示す斜視図である。
【図3】屋根ユニットを示す平面図である。
【図4】屋根部への施工時の状態を示す断面図である。
【図5】屋根ユニットにおける瓦のはみ出し量を示す斜
視図である。
【図6】金属板による防水加工を示す断面図である。
【図7】従来の施工法による屋根葺き構造の一部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1  屋根ユニット 2  枠体 3  天板 5,6  抑え板 7  瓦 A  屋根部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  屋根部が適宜に分割された複数の屋根
    ユニットで構成されてなり、前記屋根ユニットは、屋根
    部を分割した分割形状と同形状に形成された枠体と、該
    枠体の上面に張設され、適宜な防水加工が施された天板
    と、天板の少なくとも一側辺にこの天板から突出して設
    けられ、隣接する天板の一側辺を上方から抑える抑え板
    と、天板上に規定の重ね代で縦横複数列に葺き上げられ
    るとともに、隣接する天板上に葺き上げられた瓦と適宜
    な重ね代を有するように葺き上げられた複数枚の瓦とか
    ら構成されたことを特徴とする屋根ユニット。
  2. 【請求項2】  屋根部を適数個に分割し、この分割形
    状に応じて請求項1の構成を有する複数の屋根ユニット
    を予め工場で製造し、これら製造された複数の屋根ユニ
    ットを順次屋根上に運び上げ、屋根上にて隣接する屋根
    ユニットをその抑え板及び瓦を重ね合わせながら敷設し
    、各屋根ユニットの枠体を連結固定することを特徴とす
    る屋根ユニットの施工方法。
JP6855391A 1991-04-01 1991-04-01 屋根ユニット及びその施工方法 Pending JPH04306348A (ja)

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