JPH04306075A - サンプリングパルス発生方法およびサンプリングパルス発生回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコンポジット映像信号の
サンプリングのため等に用いられるサンプリングパルス
発生方法およびサンプリングパルス発生回路に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のコンポジット映像信号をサンプリ
ングするためのサンプリングパルスは、位相比較器１、
ループフィルタ２、フリーラン周波数８ｆｓｃ（ｆｓｃ
は色副搬送波の周波数）の電圧制御発振器３、分周比１
８２０の分周回路４からなる図３に示すＰＬＬ回路で水
平同期信号と分周回路４の出力とを位相比較して、水平
同期信号に位相同期した周波数ｆｓｃのサンプリングパ
ルスを得ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし上記した従来の
サンプリングパルス発生回路によるときは、水平同期信
号を受けてから同期引込みまでに数秒の時間を必要とす
る問題点のほかに、構成部品のばらつき、温度、電圧等
の影響を受け、１水平同期周期内で電圧制御発振器の発
振周波数が徐々に変化する。この変化の結果、例えば順
次サンプリング期間が増大して、このサンプリングパル
スでサンプリングしたコンポジット映像信号に伴う画像
は１水平同期周期の終りの方でずれが生じてくるという
問題点があった。これはとくに文字を画像に重畳して表
示するような場合に文字の縦線が１直線にならず、ジッ
タが目につくようになる問題点が生ずる。

【０００４】また、上記の問題点を解消するために水平
同期信号と非同期のクロックパルスからサンプリングパ
ルスを得る場合に、図４に示す如く水平同期信号の立ち
上がり点と水平同期信号の立ち上がり点に続くサンプリ
ングパルスの立ち上がり点との間隔ｔは零が望ましい。 このためにクロックパルスの周波数を高くすることが有
効であるが、クロックパルスの周波数を高くするにして
もクロックパルスの周波数は集積回路の動作可能な周波
数で制限されるという問題点があった。

【０００５】本発明は水平同期信号と非同期のクロック
パルスと該クロックパルスの反転パルスを用いて上記間
隔ｔを短く、かつ間隔ｔの変動幅を少なくしたサンプリ
ングパルス発生方法およびサンプリングパルス発生回路
を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のサンプリングパ
ルス発生方法は、水平同期信号と非同期のクロックパル
スの水平同期信号後縁後における最初のクロックパルス
が立ち上がりか、立ち下がりかを検出し、検出した立ち
上がりあるいは立ち下がりのタイミングを基準としてサ
ンプリングパルスを発生させるようにしたことを特徴と
する。

【０００７】本発明のサンプリングパルス発生回路は、
水平同期信号と非同期のクロックパルスで水平同期信号
をラッチする第１のラッチ手段と、クロックパルスを反
転した反転クロックパルスで水平同期信号をラッチする
第２のラッチ手段と、第１および第２のラッチ手段の出
力を受けて第１および第２のラッチ手段による水平同期
信号後縁後における最初のラッチ時期の先後に伴ってク
ロックパルスと反転クロックパルスとの一方を選択して
出力する選択手段とを備え、選択手段の出力を直接もし
くは分周してサンプリングパルスとすることを特徴とす
る。

【０００８】

【作用】本発明のサンプリングパルス発生方法によると
きは、水平同期信号後縁後における最初のクロックパル
スが立ち上がりか立ち下がりかが検出され、検出された
立ち上がり、あるいは立ち下がりのタイミングを基準と
してサンプリングパルスが発生されるため、水平同期信
号後縁とサンプリングパルスとの前縁との間隔は最悪で
クロックパルスの１／２周期の帰還となって、従来に比
して１／２以下となる。

【０００９】本発明のサンプリングパルス発生回路によ
るときは、第１のラッチ手段に供給されるクロックパル
スと第２のラッチ手段に供給されるクロックパルスとの
間にはクロックパルスの１／２周期の差があり、第１の
ラッチ手段による水平同期信号後縁後における最初のラ
ッチ時期と第２のラッチ手段による水平同期信号後縁後
における最初のラッチ時期の先後に伴って選択手段によ
ってクロックパルスと反転クロックパルスの何れか一方
が選択されるために、水平同期信号の後縁とサンプリン
グパルスの前縁との間は最悪でクロックパルスの１／２
周期の期間となって、従来に比して１／２となり、クロ
ックパルスを２倍の周波数にしたのと等価になる。

【００１０】

【実施例】以下本発明を実施例により説明する。

【００１１】図１は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。

【００１２】本実施例のサンプリングパルス発生回路は
、シュミット回路を介して整形された水平同期信号はイ
ンバータ１１で反転し、水平同期信号と非同期のクロッ
クパルスをインバータ１２で反転する。反転された水平
同期信号はＤフリップフロップ１３に入力して、クロッ
クパルスで反転された水平同期信号を読みとり、また反
転された水平同期信号はＤフリップフロップ１４に入力
して、反転されたクロックパルスで反転された水平同期
信号を読み取る。

【００１３】Ｄフロップフロップ１３のＱ出力およびＤ
フリップフロップ１４のＱ出力はＲ−Ｓフリップフロッ
プ１５に供給して、それぞれの出力でＲ−Ｓフリップフ
ロップ１５をセットし、リセットする。Ｒ−Ｓフリップ
フロップ１５のＱ出力とクロックパルスとは、反転して
アンドゲート１６に供給する。Ｒ−Ｓフリップフロップ
１５の反転Ｑ出力と反転されたクロックパルスとは、反
転してアンドゲート１７に供給する。アンドゲート１６
の出力およびアンドゲート１７の出力はオアゲート１８
に供給して合成し、オアゲート１８の出力は分周回路１
９に供給して分周する。

【００１４】上記のように構成した本実施例においてＤ
フリップフロップ１３、１４に入力される水平同期信号
は図２（ａ）に示す如くであり、図２（ｂ）、（ｃ）に
示すように、水平同期信号の立ち上がりが図２（ｂ）の
クロックパルスの高電位期間中のときは、Ｄフリップフ
ロップ１４がＤフリップフロップ１３よりも先に水平同
期信号の後縁後を最初に読み取ることになり、逆に図２
（ａ）、（ｄ）、（ｅ）に示すように、水平同期信号の
立ち上がりが図２（ｄ）のクロックパルスの低電位期間
中のときは、Ｄフリップフロップ１３がＤフリップフロ
ップ１４よりも先に水平同期信号の後縁後を最初に読み
取ることになる。

【００１５】そこで先行して水平同期信号の後縁後を最
初に読み取ったＤフリップフロップのＱ出力でＲ−Ｓフ
リップフロップ１５がセットあるいはリセットされ、分
周回路１９で分周されるクロックパルスが、反転された
クロックパルスと反転されないクロックパルスとの何れ
か一方がアンドゲート１６、１７によって選択されるこ
とになって、選択されたクロックパルスが分周回路１９
で分周されてサンプリングパルスとして出力される。

【００１６】したがって、反転クロックパルスを用いな
い場合における上記間隔ｔの期間に対し、分周回路の分
周比を同一として本実施例の場合は上記間隔ｔの期間は
１／２以下となる。この結果、直前の走査時と次の走査
時との間で生ずるジッタは従来例の場合の１／２以下と
なる。また、クロックパルスと共に反転したクロックパ
ルスをも用いるために、クロックパルスの周波数を２倍
にした場合と同様の効果を得ることができる。

【００１７】例えば、クロックパルスの周波数をサンプ
リングパルスの周波数の４倍に選択した場合、水平同期
信号の後縁からサンプリングまでの間隔は図２（ｆ）に
示す如く１／８クロック周期となって、ジッタを従来の
１／２以下に抑えることができてジッタが目立つことが
無くなる。

【００１８】なお、上記した実施例においてＤフリップ
フロップを用いた場合を例示したが、水平同期信号幅よ
りも幅が狭いクロックパルスを用いるために、Ｄフリッ
プフロップに代わってＤラッチを用いてもよい。

【００１９】

【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、第１
のラッチ手段による水平同期信号後縁後における最初の
ラッチ時期と第２のラッチ手段による水平同期信号後縁
後における最初のラッチ時期の先後に伴って、クロック
パルスと反転クロックパルスの何れか一方を選択するよ
うに構成したため、水平同期信号の後縁とサンプリング
パルスの前縁との間は最悪でクロックパルスの半周期の
期間となって、従来の１／２となり、クロックパルスを
２倍の周波数にしたのと等価になり、ジッタの低減が図
れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

【図２】本発明の一実施例の作用の説明に供するタイミ
ング図である。

【図３】従来例のブロック図である。

【図４】水平同期信号の後縁からサンプリングまでの間
隔の説明に供する模式波形図である。

【符号の説明】

１１、１２…インバータ １３、１４…Ｄフリップフロップ １５…Ｒ−Ｓフリップフロップ １９…分周回路

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水平同期信号と非同期のクロックパルスの
   水平同期信号後縁後における最初のクロックパルスが立
   ち上がりか、立ち下がりかを検出し、検出した立ち上が
   りあるいは立ち下がりのタイミングを基準としてサンプ
   リングパルスを発生させるようにしたことを特徴とする
   サンプリングパルス発生方法。
2. 【請求項２】水平同期信号と非同期のクロックパルスで
   水平同期信号をラッチする第１のラッチ手段と、クロッ
   クパルスを反転した反転クロックパルスで水平同期信号
   をラッチする第２のラッチ手段と、第１および第２のラ
   ッチ手段の出力を受けて第１および第２のラッチ手段に
   よる水平同期信号後縁後における最初のラッチ時期の先
   後に伴ってクロックパルスと反転クロックパルスとの一
   方を選択して出力する選択手段とを備え、選択手段の出
   力を直接もしくは分周してサンプリングパルスとするこ
   とを特徴とするサンプリングパルス発生回路。