JPH04305494A - 平版印刷版 - Google Patents

平版印刷版

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JPH04305494A
JPH04305494A JP9630391A JP9630391A JPH04305494A JP H04305494 A JPH04305494 A JP H04305494A JP 9630391 A JP9630391 A JP 9630391A JP 9630391 A JP9630391 A JP 9630391A JP H04305494 A JPH04305494 A JP H04305494A
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JP
Japan
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layer
silver
printing plate
lithographic printing
lithographic plate
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Application number
JP9630391A
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English (en)
Inventor
Genzo Yamano
元三 山野
Akio Yoshida
章男 吉田
Yasuo Tsubakii
靖雄 椿井
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持体にタックシール
層を有する平版印刷版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版は、油脂性のインキを受理す
る親油性の画線部分と、インキを受理しない撥油性の非
画線部分とからなり、一般に該非画線部は水を受け付け
る親水性部分から構成されている。通常の平版印刷では
、水とインキの両方を版面に供給し、画線部は着色性の
インキを、非画線部は水を選択的に受け入れ、該画線上
のインキを、例えば紙等の被印刷体に転写させることに
よって印刷がなされている。
【0003】従って、良い印刷物を得るためには、画線
部と非画線部の親油性及び親水性の差が十分に大きくて
、水及びインキを版面に供給した時に、画線部は十分量
のインキを受け付け、非画線部は全くインキを受付けな
いことが必要である。
【0004】平版印刷版としては、ジアゾニウム化合物
を用いたプレセンシタイズト版(以下PS版と呼ぶ)、
酸化亜鉛や有機光導電体を用いた電子写真平版印刷版、
ハロゲン化銀乳剤を用いた銀塩写真平版印刷版などが挙
げられる。銀錯塩拡散転写法(DTR法)を用いた平版
印刷版、特にハロゲン化銀乳剤層の上に物理現像核層を
有する平版印刷版は、例えば、米国特許第3,728,
114号、同第4,134,769号、同第4,160
,670号、同第4,336,321号、同第4,50
1,811号、同第4,510,228号、同第4,6
21,041号明細書等に記載されており、露光された
ハロゲン化銀結晶は、DTR現像により化学現像を生起
し黒色の銀となり親水性の非画線部を形成し、一方、未
露光のハロゲン化銀結晶は現像液中の銀塩錯化剤により
銀塩錯体となって表面の物理現像核層まで拡散し、核の
存在により物理現像を生起してインキ受容性の物理現像
銀を主体とする画線部を形成する。
【0005】これらの平版印刷版の修正、または、追記
する方法には、種々の方法がある。大別すると、直接刷
版に修正または追記する方法、及び、原稿から修正また
は追記する方法があるが、各々問題点を有していた。前
者は、消去可能な場合であっても、加筆時の書体、レイ
アウト、等の精度が確保できず、後者は、多大な時間と
労力が必要となり、高コストとなる。
【0006】近年、簡易な平版印刷版の修正、または、
追記する方法の開発が要望されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡易
な平版印刷版の修正、または、追記する方法を提供する
ことである。
【0008】本発明のもう一つの目的は、平版印刷版の
修正、または、追記するのに適した平版印刷版を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、支
持体が剥離性接着層(タックシール層)を有し、かつ、
該支持体及び剥離性接着層の厚みが40ミクロン以下に
することにより、達成できる。
【0010】本発明に用いられる平版印刷版の支持体と
しては、合成もしくは半合成高分子フィルム、アルミニ
ウム、鉄等の金属板等で平版印刷に耐えるものであれば
使用することが出来る。これらの支持体の表面を塗布層
との接着を良くする為に表面処理することも可能である
【0011】特に好ましく用いられる支持体は、ポリエ
ステルフィルム、表面を親水化処理したポリエステルフ
ィルム、表面処理を行ったアルミニウム板等である。こ
れらの支持体にはハレーション防止のための顔料や表面
物性改良の為に固形微粒子を含んでいてもよい。
【0012】本発明においては、支持体の厚さは、30
ミクロン以下、好ましくは、20ミクロン以下であり、
厚すぎると周囲の画像部のインキ着肉性が低下したり、
貼込み平版印刷版の周囲が汚れる問題が発生する。
【0013】本発明に用いられる平版印刷版の支持体の
タックシール層に用いられる剥離層には、剥離を容易に
するために剥離剤で処理している。剥離剤としては、例
えば、メチルハイドロジエンポリシロキサン、水酸基末
端ジメチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンな
どのシリコンオイルエマルジョン、ナトリウムメチルシ
リコネートなどのシリコン系撥水剤、あるいはこれらシ
リコン系撥水剤にチタン酸ブチル、またはアルミニウム
、スズ、鉛、亜鉛などの有機酸塩を助剤として添加した
もの、パラフィンワックス、ワックスエマルジョン、ジ
ルコニウム塩、ステアロイルメチルアミド及びメチレン
ビリジニウム塩の如き第4級アンモニウム塩、N−メチ
ロール脂肪酸アミド、パーフロロモノカルボン酸クロロ
錯塩及びアクリル酸フッ化アルキルエステルの如きフロ
ロカーボン類、N,N−ジエタノールオレアミド、N,
N−ジエタノールエルクアミド、及びN,N−ジエタノ
ールステアリルエルクアミドの如きアミド類を挙げるこ
とができる。更にポリビニルカルバメート、アクリル酸
エステルコポリマー、ポリビニルアセテートポリマー等
も好ましく使用しうる。剥離剤の使用量は、概して1m
2当り0.1〜5gの量を目安にすることができる。
【0014】本発明においては、剥離層は該支持体と同
様のベースが使用可能であり、紙、ポリオレフィン樹脂
被覆紙、等も使用可能である。剥離層の厚さは、50ミ
クロン以上のもので異種の支持体の方が作業性、剥離性
において、好ましい。
【0015】本発明に用いられる剥離性接着層には、粘
着質の樹脂、または、ポリマーからなる接着剤が用いら
れる。あるいは、本来非粘着質のポリマーまたはエラス
トマーに粘着質の樹脂または可塑剤を加えて粘着質にす
ることもできる。粘着質にし得る適当なポリマーは、例
えば、天然未加硫ゴム、合成ゴム例えばホリイソブチレ
ン:ポリクロロプレン:ポリイソプレン:ポリブタジエ
ン:ポリアクリロニトリル及びこれらとスチレン、スチ
レン同族体またはアクリルモノマーとの共重合体:ポリ
ビニルアルキルエーテル例えばメチル、エチル及びブチ
ルエーテル:アクリル及びメタクリルポリマー例えばポ
リブチルアクリレート及びそのコポリマー及びポリブチ
ルメタクリレート:及びビニルアセテートポリマー等が
ある。接着剤に使用することのできる粘着性の及び粘着
性化しうる樹脂には、例えばロジン及びアルコール、粘
ちゅう液体ポリスチレン及びポリスチレン同族体(低分
子量のもの)低分子量ポリイソブチレンまたはその他の
低分子量ポリオレフィン:及びテルペンポリマー、例え
ばポリ−α−ビネンなどがある。もし必要ならば、粘着
度調節剤、例えば12以上の炭素鎖を含む長鎖炭化水素
、例えばパラフィン及びポリエチレンワックス、脂肪酸
及びそれらの誘導体及びポリエチレングリコールを加え
ることもできる。
【0016】更に、ミネラル・オイル、液状ポリブテン
、液状ポリアクリレート、ラノリンの如き軟化剤(可塑
剤)、ジ・チオカーバメート(金属塩)、金属キレート
剤の如き老化防止剤も加えることができる。
【0017】本発明においては、剥離性接着層は、概し
て、約0.5〜約50g/m2の範囲で塗布することが
できる。該剥離性接着層の厚さは接着剤の種類で異なる
が、通常20ミクロン以下の層であり、薄くて接着力の
ある10ミクロン以下の層が好ましい。
【0018】本発明の対象たる平版印刷版は前述のPS
版、電子写真平版印刷版、銀塩写真平版印刷版などであ
る。これらの中では、原稿から直接刷版を作成できる、
電子写真平版印刷版、及び、銀塩写真平版印刷版が好ま
しい。特に、近年の電算写植機やデスクトップパブリシ
ングへの適用性のある銀塩写真平版印刷版が好ましい。 この銀塩写真平版印刷版は、ゼラチンを含有しておりそ
の含有層は下塗り層であり、乳剤層であり、また物理現
像核層でもありうる。これらのゼラチン含有層は、ゼラ
チン硬膜剤で硬化することができる。ゼラチン硬膜剤と
しては、例えば、クロム明ばんのような無機化合物、ホ
ルマリン、グリオキサール、マレアルデヒド、グルタル
アルデヒドのようなアルデヒド類、尿素やエチレン尿素
等のN−メチロール化合物、ムコクロル酸、2,3−ジ
ヒドロキシ−1,4−ジオキサンの様なアルデヒド類、
2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−S−トリアジン塩
や、2,4−ジヒドロキシ−6−クロロ−S−トリアジ
ン塩のような活性ハロゲンを有する化合物、ジビニルス
ルホン、ジビニルケトンやN、N、N−トリアクロイル
ヘキサヒドロトリアジン、活性な三員環であるエチレン
イミノ基やエポキシ基を分子中に二個以上有する化合物
類、高分子硬膜剤としてのジアルデヒド澱粉等の種々の
化合物の一種もしくは二種以上を用いることができる。
【0019】硬膜剤はすべての層に添加することも出来
、幾つか又は一層にのみ添加することも可能である。 勿論、拡散性の硬膜剤は二層同時塗布の場合、何れか一
層にのみ添加することが可能である。添加方法は乳剤製
造時に添加したり、塗布時にインラインで添加すること
もできる。
【0020】ゼラチン含有層におけるゼラチンは、その
一部を、水溶性ゼラチン、澱粉、デキストリン、アルブ
ミン、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロ
ース、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ポリアク
リルアミド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリ
ビニルメチルエーテル−無水マレイン酸共重合体等の親
水性高分子の一種又は二種以上で置換することも出来る
。さらにビニル重合体水性分散物(ラテックス)をゼラ
チン層に添加することも出来る。
【0021】下塗り層の高分子結合剤は、一般に0.5
〜10g/m2より好ましくは1〜6g/m2である。 下塗り層にはハレーション防止の目的でカーボンブラッ
ク等の顔料、染料等を含み得るし、また耐刷力向上のた
めに平均粒径2〜10ミクロンの固形粉末(例えばシリ
カ粒子)を含み得る。さらに現像主薬等の写真用添加物
も含むことが出来る。また下塗り層は特開昭48−55
03号、同昭48−100203号、同昭49−165
07号公報等に記載のようなものであってもよい。
【0022】ハロゲン化銀乳剤層は、例えば、塩化銀、
臭化銀、塩臭化銀、及びこれらにヨウ化銀を含むものか
らなる。ハロゲン化銀結晶は、ロジウム塩、イリジウム
塩、パラジウム塩、ルテニウム塩、ニッケル塩、白金塩
等の重金属塩を含んでいてもよく、添加量はハロゲン化
銀1モル当り10−8〜10−3モルである。ハロゲン
化銀の結晶形態に特に制限はなく、立方体ないし14面
体粒子、さらにはコアシェル型、平板状粒子でもよい。 ハロゲン化銀結晶は、単分散、多分散結晶であってもよ
く、その平均粒径は0.2〜0.8μmの範囲である。 好ましい例の一つとしては、ロジウム塩もしくはイリジ
ウム塩を含む、塩化銀が80モル%以上の単分散もしく
は多分散結晶がある。
【0023】ハロゲン化銀乳剤は、それが製造される時
又は塗布される時に種々な方法で増感することが出来る
。例えば、チオ硫酸ナトリウム、アルキルチオ尿素によ
って、又は金化合物、たとえばロダン金、塩化金によっ
て、又はこれらの両者の併用など当該技術分野において
良く知られた方法で化学的に増感することが好ましい。 ハロゲン化銀乳剤は又、例えばシアニン、メロシアニン
等の色素によってポジティブにもネガティブにも増感又
は減感され得る。その増感又は減感され得る波長域に特
に制限はない。従って、オルソ増感、パンクロ増感、ヘ
リウム−ネオンレーザー用増感、アルゴンレーザー用増
感、LED用増感、半導体レーザー用増感もなし得るし
、明室用にUV増感、可視光減感もなし得る。
【0024】乳剤層の上部に存在する表面層には物理現
像核を含む。物理現像核としては銀、アンチモン、ビス
マス、カドミウム、コバルト、鉛、ニッケル、パラジウ
ム、ロジウム、金、白金等の金属コロイド微粒子や、こ
れらの金属の硫化物、多硫化物、セレン化物、又はそれ
らの混合物、混晶であっても良い。物理現像核には、親
水性バインダーを含んでいてもいなくても良いが、ゼラ
チン、澱粉、ジアルデヒド澱粉、カルボキシメチルセル
ロース、アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリスチレンスルホン酸、ビニ
ルイミダゾールとアクリルアミドの共重合体、ポリビニ
ルアルコール等の親水性高分子又はそのオリゴマーを含
むことが出来、その含有量は0.5g/m2以下である
ことが好ましい。さらに物理現像核層には、ハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、カテコール等の現像主薬
や、ホルマリン、ジクロロ−s−トリアジン等の公知の
硬膜剤を含んでいてもよい。
【0025】下塗り層、ハロゲン化銀乳剤層、物理現像
核層等の各塗布層には、塗布助剤として、陰イオン、陽
イオンもしくは中性界面活性剤のいくつかを含んでいて
もよいし、カブリ防止剤、マット剤、増粘剤、帯電防止
剤等を含むことが出来る。
【0026】上記の銀塩写真平版印刷版の現像処理液に
は、アルカリ性物質、例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム等、
保恒剤としての亜硫酸塩、ハロゲン化銀溶剤、例えばチ
オ硫酸塩、チオシアン酸塩、環状イミド、2−メルカプ
ト安息香酸、アミン等、粘稠剤、例えばヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース等、カブリ
防止剤、例えば臭化カリウム、特開昭47−26201
に記載の化合物等、現像剤、例えばハイドロキノン類、
カテコール、1−フェニル−3−ピラゾリドン等、現像
変性剤、例えばポリオキシアルキレン化合物、オニウム
化合物等を含むことが出来る。さらに現像処理液には、
米国特許第3,776,728号に記載の如き表面銀層
のインキ乗りを良くする化合物等を使用することが出来
る。
【0027】上記の銀塩写真平版印刷版の現像後の表面
銀層は、任意の公知の表面処理剤でインキ受容性に変換
ないしは受容性を増強せしめ得る。このような処理液と
しては、例えば特公昭48−29723、米国特許第3
,721,559号等に記載されている。印刷方法、あ
るいは使用する不感脂化液、給湿液等は普通に良く知ら
れた方法によることが出来る。以下に本発明を実施例に
より説明するが勿論本発明はこれだけに限定されるもの
ではない。
【0028】
【実施例】
【0029】支持体として、ポリエチレンテレフタレー
トの100ミクロン、50ミクロン、20ミクロンの厚
さのものを用い、剥離層は100ミクロンのポリオレフ
ィン樹脂被覆紙に剥離剤としてメチルハイドロジエンポ
リシロキサンを1g/m2、剥離性接着層の接着剤とし
て合成ゴムのポリイソプレンを用い10g/m2になる
ように塗布し、貼合わせて、タックシール層を有する支
持体を準備した。ポリエチレンテレフタレート及び剥離
性接着剤の厚みは、各々、110ミクロン、60ミクロ
ン、30ミクロンであった。一方、この支持体と下塗層
との接着を補強するために下引層(スチレン・ブタジエ
ンラテックス)を設け、更に、その上にゼラチン層を設
けた。
【0030】以上のようにして、上記の様に準備したタ
ックシール層を有する支持体側のポリエチレンテレフタ
レート上に粒径7μのシリカ粉末を含む下塗り層(ゼラ
チン3.5g/m2)と、その上に1−フェニル−3−
ピラゾリドン0.1g/m2を有するオルソ増感された
高感度塩化銀乳剤(ゼラチン0.8g/m2含む)を硝
酸銀として1.0g/m2になるように、二層同時塗布
を行った。
【0031】硬膜剤としては、2,4−ジクロロ−6−
ヒドロキシ−S−トリアジンナトリウムを下塗り層に1
70mg/m2含有し、乳剤層にはN−メチロールエチ
レン尿素を80mg/m2含有させた。乾燥後、特開昭
58−21602の実施例2に記載の核塗布液(ポリマ
ーとしてはNo.3のアクリルアミドとイミダゾールと
の共重合体を含み現像主薬としてハイドロキノンを0.
8g/m2の割合で含む)を塗布、乾燥し、平版印刷版
を作成した。100ミクロン、50ミクロン、20ミク
ロンの厚さのポリエチレンテレフタレートを用いて、上
記のごとく作成したものを、各々、試料(1)、試料(
2)、試料(3)と呼ぶこととする。塗布後の試料の厚
みは、各々、
【0032】これら4種の平版印刷版を製造直後および
50℃、相対湿度80%の条件下で5日間保存した後、
それぞれ像反転機構を有する製版用カメラで像露光を行
い、下記の銀錯塩拡散転写現像液により30℃で1分間
現像処理を行った。
【0033】<転写現像液> 水                        
  700ml水酸化カリウム           
     20g無水亜硫酸ナトリウム       
   50g2−メルカプト安息香酸        
  1.5g2−メチルアミノエタノール    15
g水を加えて1リットルとする。 現像処理後、該原版を2本の絞りローラー間に通し、余
分の現像液を除去し、直ちに下記組成を有する中和液で
25℃20秒間処理し、絞りローラーで余分の液を除去
し室温で乾燥した。
【0034】<中和液> 水                        
  600mlクエン酸              
        10gクエン酸ナトリウム     
       35gコロイダルシリカ(20%液) 
   5mlエチレングリコール          
    5ml水を加えて1リットルとする。 以上のように作成したタックシール型平版印刷版を、予
め製版処理された三菱製紙社製シルバーマスター上に、
修正または追加の目的で貼込みを行った。タックシール
型印刷版をカットする際、厚みの違いによる汚れの発生
をおさえる目的で、カット面を斜めに裁断した。
【0035】以上の操作により作成した平版印刷版をオ
フセット印刷機に装着し、下記の不感脂化液を版面にく
まなく与え、下記給湿液を用いて印刷を行った。
【0036】   <不感脂化液>   水                      
        600ml  イソプロピルアルコー
ル          400ml  エチレングリコ
ール                50g  3−
メルカプト−4−アセトアミド−5−n−ヘプチル−1
,2,4−トリアゾール              
                  1g
【0037
】<給湿液> o−リン酸                    
10g硝酸ニッケル                
    5g亜硝酸ナトリウム           
     5gエチレングリコール         
 100gコロイダルシリカ(20%液)  28g水
を加えて2リットルとする。 印刷機は、エービーディック350CD(A.B.Di
ck社製オフセット印刷機の商標)を使用し、インキも
エー・ビー・ディック・オフセットインキ3−1012
を使用した。印刷結果の評価は貼込み平版印刷版周辺の
印刷状況に関し下記のものについて行った。
【0038】(1)  インキ着肉性 ○  他の部分と全く変わらない △  部分的に着肉性が劣る ×  着肉性がはっきり劣る (2)  汚れ ○  汚れない △  薄く汚れる ×  はっきり汚れる (3)  貼込み部の剥がれ ○  10,000枚でも剥がれない △  5,000枚〜10,000枚で剥がれる×  
1,000枚〜5,000枚で剥がれる(4)  耐刷
力 ○  10,000枚でも画像のとびがない△  5,
000枚〜10,000枚で画像のとびが発生する ×  5,000枚までに画像のとびが発生する
【00
39】印刷結果を表1に示した。
【0040】
【表1】
【0041】上記の結果から、比較用として作成した試
料(1)はインキ着肉性、汚れ、貼込み部の剥がれ、及
び、耐刷力で劣り、同じく比較用の試料(2)もインキ
着肉性、汚れ、及び、耐刷力で劣るのに対し、本発明の
試料(3)はインキ着肉性、汚れ、貼込み部の剥がれ、
及び、耐刷力共、高レベルであり、良好な特性を示した
。本発明のタックシール型平版印刷版は、本発明の目的
に適したものであることが明らかになった。
【0042】
【発明の効果】本発明のタックシール型貼込み平版印刷
版を用いることにより、簡易に修正または追加する方法
が提供されることが明らかになった。また、本発明のタ
ックシール型貼込み平版印刷版は、平版印刷版の修正、
または、追加するのに適したものであることが明らかに
なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体が剥離性接着層(タックシール
    層)を有し、かつ、該支持体及び剥離性接着層の厚みが
    40ミクロン以下であることを特徴とする平版印刷版。
JP9630391A 1991-04-01 1991-04-01 平版印刷版 Pending JPH04305494A (ja)

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