JPH04302300A - バスレフ形スピーカの駆動装置 - Google Patents

バスレフ形スピーカの駆動装置

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JPH04302300A
JPH04302300A JP3066559A JP6655991A JPH04302300A JP H04302300 A JPH04302300 A JP H04302300A JP 3066559 A JP3066559 A JP 3066559A JP 6655991 A JP6655991 A JP 6655991A JP H04302300 A JPH04302300 A JP H04302300A
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JP
Japan
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speaker
bass
sound pressure
microphone
bass reflex
Prior art date
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Pending
Application number
JP3066559A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Mizoguchi
溝口 章夫
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04302300A publication Critical patent/JPH04302300A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モーショナルフィー
ドバック(MFB)方式を採用したバスレフ形スピーカ
の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックスピーカを用いた密閉形の
スピーカ駆動装置において、低音再生限界域の拡張、低
音共振の制動、あるいはスピーカ振動系の歪の低減など
の諸効果を実現する手段として、従来からMFB方式を
採用したスピーカ駆動が知られている。MFB方式と同
じ働きをするものとして電流正帰還方式も知られている
【0003】MFB方式はスピーカに取り付けられた振
動板の振動をなんらかの手段で検出し、これを入力段に
負帰還させることによって上述した諸特性を改善しよう
とするものである。この検出手段としてはスピーカのボ
イスコイルに発生する逆起電力を利用するブリッジ方式
や電流正帰還方式がある。この他の検出手段としてはス
ピーカの振動を検出すればよいので、その公知例として
ボイスコイルの動きを電磁的に検出する動電形検出手段
(動電形ピックアップ手段)や静電形検出手段、あるい
は振動板の一部に圧電素子を貼着して振動板の振動を検
出する圧電形検出手段などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した各検出手段は
何れも低音再生限界域の拡張や低音共振の制動には十分
な効果を発揮するが、歪の低減効果は未だ十分とは言い
難い。すなわち、上述したうちでブリッジ方式と電流正
帰還方式については何れもスピーカ自身の逆起電力(振
動板の振動速度に比例する)を用いたMFBシステムで
あり、一般に逆起電力の発電機構が非線形であるため、
スピーカ振動板の振動を忠実に検出することができず、
歪を低減する効果が小さい。また、スピーカの機械系の
歪を低減するには逆起電力の発電機構の歪を十分小さく
する対策を、スピーカ自体に溝ずる必要がある。
【0005】これに対して、スピーカの振動を振動板自
体の振動から検出する上述した振動検出手段を使用する
場合には、スピーカの駆動系および機械系を含めた状態
で歪を検出できるので歪の低減効果を発揮できる。しか
し、これはあくまでも振動検出手段が線形特性であるこ
とが必要である。
【0006】上述した振動検出手段として動電形のもの
はスピーカの磁気回路系、具体的にはボイスコイルが巻
かれたボビンに検出コイルが巻回されるような構成とな
るため、どうしてもその振動検出系を線形特性に構成す
ることは困難である。静電形のものあるいは圧電形のも
のは何れも振動板自体に電極や圧電素子を貼着しなけれ
ばならず、同様に振動検出系の直線性をよくできないの
でスピーカの歪を効果的に低減できない。
【0007】このような欠点はバスレフ形のダイナミッ
クスピーカを使用した駆動装置に適用する場合でも同じ
ことが言える。バスレフ形スピーカは内容積の少ないス
ピーカボックスを使用しても密閉形のスピーカに比べて
低音再生限界域を広くすることが可能であるため、人気
商品の一つになっている。このようなバスレフ形スピー
カに上述したMFB方式を採用した場合にも上述したよ
うな歪があると低音再生にも少なからずその影響を及ぼ
すため、一日も早い改善策が望まれているところである
【0008】そこで、この発明はこのような従来の課題
を構成簡単に解決できるMFB方式を採用したバスレフ
形スピーカ駆動装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明においては、バスレフ形スピーカを有し、
このバスレフ形スピーカの振動板の前面若しくはその近
傍に音圧検出用のマイクロホンが取り付けられ、このマ
イクロホンより得られるバスレフ型スピーカの出力音圧
に対応した線形な検出信号が駆動増幅器への入力オーデ
ィオ信号に対して速度帰還されるようになされたことを
特徴とするものである。
【0010】
【作用】図1において、スピーカ18の前面もしくはそ
の近傍に取り付けられた音圧検出素子20によってスピ
ーカ18の振動加速度つまり音圧が検出される。音圧検
出素子20として音圧・電気変換特性が線形であるマイ
クロホンが使用される。検出信号は特性補正用のイコラ
イザ22を通してスピーカ18を駆動する駆動増幅器1
6の入力段に負帰還される。これでMFBループが構成
されたことになる。
【0011】ここで、検出信号は振動板の加速度に比例
した信号であるから、イコライザ22として積分器を使
用すればこれを振動板の振動速度に比例した検出信号に
変換できる。この検出信号が駆動増幅器16に供給され
る入力オーディオ信号にフィードバック(速度帰還)さ
れる。
【0012】この方法ではスピーカ18の駆動系および
機械振動系の歪をそのまま検出信号として出力すること
ができるので、これをイコライザ22を通じて負帰還す
ることにより速度形MFBが構成され、これによりスピ
ーカ18の歪を低減できる。
【0013】
【実施例】続いて、この発明に係るMFB方式を採用し
たバスレフ形スピーカの駆動回路の一例を図面を参照し
て詳細に説明する。図1はこの発明を適用したバスレフ
形スピーカの駆動装置10の一例を示す。同図において
、12は信号源であってこれは入力オーディオ信号源で
ある。14は後述するような低域増強特性を付与するた
めのイコライザであって、これより出力されたイコライ
ザ出力はアンプ16を経てバスレフ形スピーカ18に供
給されてこれが駆動される。
【0014】スピーカ18の前面若しくはその近傍には
スピーカ18の音圧を検出するため、音圧検出素子20
が配される。音圧検出素子20としては音圧に対して線
形な出力電圧が得られるマイクロホンが使用される。マ
イクロホン20は超小型に構成されたものが使用される
ため、スピーカ18の前面若しくはその近傍に配置して
もこれによって放音される音が歪んだり、他への影響が
生じたりすることはない。マイクロホン20をスピーカ
18の前面あるいはその近傍に配置するのは、音圧レベ
ルを正確に検出するためである。もちろん、バスレフ形
スピーカのポートから放射される音波の影響を受けない
位置に取り付けられる。
【0015】マイクロホン20によって検出された音圧
検出信号はMFB信号として入力段に帰還されるが、後
述する音圧出力特性を実現するために本例では以下のよ
うな信号変換処理が行なわれる。すなわち、スピーカ1
8の音圧は振動板の振動加速度に比例するので、マイク
ロホン20によって検出された音圧検出信号は振動加速
度に比例した信号となっている。この振動加速度に比例
した信号をそのまま負帰還させると負帰還安定度の点で
好ましくないため、この発明では図に示すようにイコラ
イザ22が設けられ、イコライザ22として積分器を使
用すれば振動加速度に比例した検出信号を振動速度に比
例した検出信号に変換できる。
【0016】振動速度に比例した検出信号は減算器24
に供給されてイコライズされた入力オーディオ信号と減
算される。したがって、入力オーディオ信号から検出信
号が引算された信号が駆動増幅器16を介してスピーカ
18に供給されることになる。
【0017】イコライザ14,22,減算器24および
駆動増幅器16はスピーカ18を収納するスピーカボッ
クス(後述する)内に内蔵させることもできる。いわゆ
る増幅器内蔵形のスピーカとしても構成できる。
【0018】図1のように駆動装置10を構成したとき
の出力音圧特性の一例を図2に示す。曲線a,b,cは
それぞれ出力音圧特性を示し、曲線aは定電圧駆動時の
出力音圧特性であって、この出力音圧特性の状態で上述
したようにイコライザ22を介して速度帰還形のMFB
をかけたときには曲線bのようになり、低音域での歪が
大幅に改善されることになる。
【0019】しかし、その反面で低音特性の低下つまり
低音再生限界域が低域まで十分に延びていない。これを
補償するため図1に示すようなイコライザ14が設けら
れ低音補償を行なっている。いま、このイコライザ14
における低音補償特性を図2の曲線dのように設定する
と、バスレフ形スピーカ18全体の出力音圧特性は曲線
cのようになる。これによって、低音補償が行なわれて
低音再生限界域が拡張されると同時に、速度帰還による
MFBの作用でスピーカ18の歪が改善されることにな
る。
【0020】図3は上述した出力音圧特性を実現するた
めのバスレフ形スピーカ18の一例を示すもので、32
はスピーカボックスである。スピーカボックス32はそ
の内容積が6リットル程度の中空角状体であって、その
前面32aの所定位置にはスピーカ本体18aが取り付
け固定されている。本例ではスピーカ本体18aの取り
付け面の下面側には所定の内径をもつポート34が形成
され、このポート34にスピーカボックス32内に突出
して所定長のダクト36が取り付けられる。このポート
34を形成することによってバスレフ形のスピーカ18
aとなる。
【0021】スピーカ本体18aの前面若しくはその近
傍には上述した音圧検出素子として機能するマイクロホ
ン20が設けられる。図3の例はスピーカ本体18aの
近傍に取り付けた場合であって、スピーカ本体18aの
真上で振動板19を支持する支持枠21の近傍に取り付
け孔38が穿設され、ここに上述したマイクロホン20
が取り付け固定される。
【0022】これに対し、図4に示すバスレフ形スピー
カ18の例はスピーカ本体18aの前面にマイクロホン
20を取り付けるように構成した場合である。マイクロ
ホン20としては超小型のマイクロホンユニットが使用
され、これが支持棒40に取り付けられる。支持棒40
はスピーカボックス32の前面32aに枢着される。マ
イクロホンユニットは数ミリ角のものまで存在するので
このような小型のマイクロホンユニットを使用する場合
には、これをスピーカ本体18aの前面に配置してもこ
れによって音響効果が影響を受けるようなことはない。
【0023】マイクロホン20の取り付け位置はポート
34からの音圧に影響されない範囲であれば、スピーカ
本体18aの近傍での取り付け位置は図示の例に特に限
定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るMFB方
式を採用したバスレフ形スピーカ駆動装置においては、
バスレフ形スピーカの振動板の前面若しくはその近傍に
音圧検出用のマイクロホンが取り付けられ、スピーカよ
り得られる音圧に対応した検出信号を速度帰還させるよ
うに構成したものである。
【0025】これによれば、低音再生限界領域が拡張さ
れると共に、マイクロホン自体その出力音圧特性が線形
特性であるために入力オーディオ信号に対して速度帰還
をかけることによって低音域での歪が解消されることに
なる。したがって、良好な低音再生特性をもったバスレ
フ形スピーカの駆動装置を実現できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るMFB方式を採用したバスレフ
形スピーカ駆動装置の一例を示す系統図である。
【図2】バスレフ形スピーカの出力音圧特性を示す図で
ある。
【図3】この発明に適用できるバスレフ形スピーカの一
例を示す要部の断面図である。
【図4】この発明に適用できるバスレフ形スピーカの一
例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
10  バスレフ形スピーカ駆動装置 12  入力源 14  イコライザ 18  バスレフ形スピーカ 18a  スピーカ本体 20  音圧検出素子であるマイクロホン22  イコ
ライザ 32  スピーカボックス 34  ポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バスレフ形スピーカを有し、このバス
    レフ形スピーカの振動板の前面若しくはその近傍に音圧
    検出用のマイクロホンが取り付けられ、このマイクロホ
    ンより得られるバスレフ型スピーカの出力音圧に対応し
    た線形な検出信号が駆動増幅器への入力オーディオ信号
    に対して速度帰還されるようになされたことを特徴とす
    るバスレフ形スピーカの駆動装置。
JP3066559A 1991-03-29 1991-03-29 バスレフ形スピーカの駆動装置 Pending JPH04302300A (ja)

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