JPH0364300A - 音響装置 - Google Patents

音響装置

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JPH0364300A
JPH0364300A JP19948289A JP19948289A JPH0364300A JP H0364300 A JPH0364300 A JP H0364300A JP 19948289 A JP19948289 A JP 19948289A JP 19948289 A JP19948289 A JP 19948289A JP H0364300 A JPH0364300 A JP H0364300A
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JP
Japan
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speaker
negative resistance
whole
impedance
diaphragm
Prior art date
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JP19948289A
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Inventor
Takashi Makino
牧野 高志
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、いわゆる全面駆動形スピーカを用いた音響
装置に関し、特に、全面駆動形スピーカを全帯域に渡っ
て一律の負性抵抗を介して駆動すする。
[従来の技術] 従来の音響装置としては、ダイナミックスピーカを用い
たものが一般的である。このような音響装置において、
音質等の特性を向上させるための試みとして、密閉形ボ
ックスに取り付けたダイナミックコーンスピーカを出力
インピーダンス中に負性抵抗等の負性インピーダンスを
含むアンプで駆wJ(負性抵抗駆動)する例(例えば特
願昭62−145738号〉や、ヘルムホルツ共鳴体ボ
ックス形のスピーカシステムに低音部(共鳴体側の共鳴
周波数f。Pおよびスピーカ側の最低共振周波数foの
近傍)を負性抵抗駆動する駆動装置を組み合わせること
により、共鳴体側の共振Qを高め、小さなスピーカボッ
クスを用いて共鳴ボート(共鳴体側)からの音を効果的
に利用する技術(例えば特願昭62−334262号)
が本出願人により提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、通常のダイナミックスピーカは、ボイスコイ
ルが円筒(ソレノイド)形であるため、非そ−ショナル
インピーダンスとしてのインダクタンス成分を含んでい
る。また、このボイスコイルはスピーカの磁石やヨーク
等からなる磁気回路中に置かれているため、非線形とな
り勝ちである。したがって、通常のダイナミックスピー
カは、負性抵抗駆動により全f@に渡って有効に前記非
モーショナルインピーダンスを汀ち消しまたは低減し有
効な電磁I−IJ aを掛けることは技術的に難しいと
いう問題があった。このため、′例えば前記特願昭62
−334262号に記載された音響装置における負性抵
抗駆動の応用は、現実には低音域に限られている。
この発明は、これらの従来例における問題点に鑑みてな
されたもので、全帯域に渡って負性抵抗駆動による有効
な電磁制動をHトけることにより、音質の向上を図った
音響装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、この発明では、スピーカと
して全面駆動形スピーカ(スピーカの振動板とボイス導
体部分とが一体となり、駆動力が振動板全面に作用する
タイプのスピーカ)を用いるとともに、この全面駆動形
スピーカの等価モーショナルインピーダンス以外の抵抗
成分を低減または汀ち消すように全帯域に渡って一律の
負性抵抗を介して駆動するようにしている。
[作 用] スピーカの等価モーショナルインピーダンス以外のイン
ピーダンスを低減または汀ち消すようにスピーカを駆動
すると、等価モーショナルインピーダンスがQダンプさ
れ、このモーショナルインピーダンスで表わされるスピ
ーカ振!a系は、勝手な動きを制限ないしは禁止される
。これにより、振動系の過渡応答による歪を低減ないし
防止することができる。
全面駆動形スピーカは、ボイスコイルに相当する部分が
円筒形ではなく、面引回し形であるため、構造上、スピ
ーカの非モーショナルインピーダンスを全帯域に渡って
フラットにすることが可能である。このため、全帯域に
渡って一律の負性抵抗を介して駆動することにより、ス
ピーカの等価モーショナルインピーダンス側から見た電
気抵抗を全帯域に渡って容易に小さくすることができる
。すなわち、この発明によれば、全帯域に渡ってスピー
カに有効な電磁制動を掛けることができる。これにより
、電磁制動を振動板全面、全体域に渡って掛けることが
でき、よりクリアな音質を得ることができる。
[効果] 以上のように、この発明によると、全面駆動スピーカを
用いたため、非モーショナルインピーダンスを全帯域に
渡ってフラットにすることができ、かつ全帯域−律の負
性抵抗を介して駆動するという実現容易な方法により振
動板全体C全帯域に渡って電511tilJ勅を掛ける
ことができる。また、振動板全体に全IF域に渡って電
磁制動を掛けることにより、スピーカは、振動板の弱さ
による付帯音がなくなり、音質がよりクリアとなる。
[実施例] 以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る音響装置の構成を
示す。同図の装置は、フィルムシート11の表面に線状
導体12を形成してなる振動板13をフレーム14に振
動可能に支承してなる全面駆動形スピーカ1と、CDプ
レーヤ等のソース3から出力される信号に基づきスピー
カ1を駆動する負性抵抗アンプ2を具備する。複数本の
線状導体12は、平行に配列され、それぞれの端部で直
列接続されることにより全体として1木のボイス導体を
構成している。
第2図は、第1図の全面駆動形スピーカ1のA−A断面
図である。このスピーカ1の振動板13の裏面には図中
、上下方向に着磁された複数個の四角柱状の磁石15が
、それぞれのS極面またはN極面が各線状導体12の長
手方向(第1図の縦方向)と平行に、かっS極とN極が
各線状導体12を挾んで位置するように配置されている
したがって、スピーカ1の線状導体12がアンプ2によ
り駆動されると、各N−S極間に形成される磁界と線状
導体12を流れる電流とによってこれらのベクトル横方
向の電磁力が生じ、振動板13が振動し、音響が発生す
る。
第3図は、第1図における負性抵抗アンプ2の基本構成
を示す、第3図において、入力電圧vlが人力される入
力端子21は、抵抗R1を介して演算増幅器(パワーア
ンプ)22の反転入力端子に接続される。演算増幅器2
2は、非反転入力端子を接地され、出力端子は抵抗R3
を介して前記抵抗R3と反転入力端子との接続点に接続
されるとともに、全面駆動形スピーカ!である負荷(イ
ンピーダンスZL)および電流検出用抵抗R11を直列
に介して接地される。スピーカ1と抵抗R3との接続点
は、ゲイン−A (−−R5/ R4)の増幅器(サー
ボアンプ)23および抵抗R2を直列に介して演算増幅
器22の反転入力端子と抵抗R1,R3との接続点に接
続される。
ここで、スピーカ1の両端の電圧をvoとすると、その
伝達特性は、 −Vo/V+ −(ns/R7)−[x/(x+(Rs
/zt、)・(l−^・R3/nz))J・・・・(1
)となる。したがって、この負性抵抗アンプ2の出力イ
ンピーダンスは、 1o = Rs(1−A4s/lh)   ” ” ”
 (2)となる。前記(2)において、A−Rs/Rs
>1とすると、出力インピーダンスZ。を負にすること
ができる。
第3図のスピーカ1内において%RVはボイス導体の直
流抵抗を示し、抵抗RM、コンデンサCMおよびインダ
クタンスLMよりなる並列回路は、スピーカ1の振動系
のモーショナルインピーダンス2Mを示す。
スピーカのモーショナルインピーダンスス1.lを直接
定電圧駆動すれば、振動板13の全ての勝手な動きは抑
圧される。すなわち、前記振動系は過渡応答を全く生ぜ
ず、これによる歪をゼロにすることができる。これは前
述の先願に記載された通りである。
この実施例の音響装置においては、前記(2)に示す出
力インピーダンス20を例えば−RVに設定する。これ
は、−例として、Rvが8Ωであれば、Rs”0.22
Ω、R4=1.5にΩ、R5冨56にΩ、R2=R3(
=任意、例えば10にΩ)とすることにより実現される
全面駆動形スピーカは、非モーショナルインピーダンス
を、第3図に等偏曲に示すように、実質的にボイス導体
の直流抵抗成分RVのみとすることができることが大き
な特徴である。このため、電気インピーダンス特性を、
第4図に示すように、略平坦にすることが可能となり、
全帯域−律の負性出力インピーダンスZ、−−Rvで負
性抵抗駆動するだけで、振動板13に対して全帯域に渡
って有効な電磁制動を掛けることができる。
これにより、スピーカ1は、振動系の過渡応答が防止さ
れ、振動板13の弱さによる付帯音がなくなって、音質
がクリアになる。
また、この音響装置は、上述のように、スピーカ1の振
動系を極めて強力に駆動および制動するため、振動板1
3の後側を密閉する場合心も、この密閉空間の影響を受
は難い。このため、スピーカキャビネットを小形化して
装置全体を小形化したり、第1図に示すように薄形化し
た場合にも充分な音圧の低音再生を実現することができ
る。
なお、上述においては、全面駆動形スピーカの非モーシ
ョナルインピーダンスを略完全に汀ち消す場合について
説明したが、非モーショナルインピーダンスを低減する
だけでも、この発明の効果は得られる。この場合の効果
は、非モーショナルインピーダンスを低減した程度に応
じて、前記定電圧駆動した場合と完全に汀ち消した場合
との間のものとなる。
次に、この発明の作用をダイナミックスピーカを負性抵
抗駆動する従来例と比較して説明する。
第5図は、最も一般的なコーン形ダイナミックスピーカ
の構造を示す断面図である。図から分かるように、コー
ン形振動板61の頂部に取り付けられたボイスコイル6
2はリング状のマグネット63を挟んで配置されたヨー
ク64と65との間に設けられている円筒状のギャップ
部分66に挿入されており、構造上、電気的なインダク
タンスLvを形成している。そのため、スピーカの電気
インピーダンスは、このインダクタンス成分jωLvの
影響で、第6図に示すように周波数とともに上昇して行
くことになる。
一方、全面駆動形スピーカの場合、第2図に示すように
、ボイスコイルに相当する導体12は振動板13と一体
に形成された構造となっている。
そして、直線状のマグネット15がヨーク16上にN−
S交互に配置され、その間にボイス導体12が直線状に
挿入されているため、電気的なインダクタンスは非常に
小さく、電気インピーダンス特性は、第4図に示すよう
に、周波数が上昇してもほとんど上昇せず、平坦となっ
ている。
以上のような電気インピーダンス特性の差異のため、全
帯域−律の負性抵抗により駆動した場合の電磁制動の効
果は第7図および第8図に示すように異なるものとなる
。第7図は第2図の全面駆動スピーカの電気インピーダ
ンス特性(第4図)に対して−Rの負性抵抗駆動を掛け
た場合のアンプ−スピーカ総合の電気インピーダンス特
性を示す。第8図は、第5図に示すダイナミックスピー
カの電気インピーダンス特性(1J6図)に対して−R
の負性抵抗駆動を掛けた場合の総合の電気インピーダン
ス特性を示す。
図から分かるように、全面駆動形スピーカの場合、電気
インピーダンス特性は全帯域に渡ってほぼRだtす低減
している(第7図〉。これ社対し、ダイナ主ツクスピー
カの場合、最低共振周波数近傍および中域以降のスピー
カの電気インピーダンスが比較的大きな部分では負性抵
抗駆動による電気インピーダンス低減効果はほとんど見
られない、総合電気インピーダンスが低減しているのは
、上記部分を除くスピーカの電気インピーダンスが比較
的小さな帯域B、および82部分のみである。
全面駆動形スピーカ自体および負性抵抗アンプ自体は、
それぞれ公知であるが、全面駆動形スピーカとこのスピ
ーカの全発音帯域に渡って一律の負性抵抗を介してこの
スピーカを駆動する負性抵抗アンプとを組合わせること
は行なわれていない、また、このように全面駆動形スピ
ーカと一律の負性抵抗を介してこのスピーカを駆動する
負性抵抗アンプとを組合わせることによって、全面駆動
スピーカの欠点である振動板の弱さをカバーし、ダイナ
ミックスピーカを用いる場合より、さらにクリアな音質
の音響装置を得ることができることも知られていない。
なお、負性抵抗または負性インピーダンスを周波数によ
って変化させることは可能である。そして、第8図のよ
うな電気インピーダンスに対しても負性抵抗駆動した場
合の残りのインピーダンスを一定とするように負性抵抗
をコントロールすることができれば、よりクリアな音質
の音響装置を得ることができるものと考えられる。しか
し、現実には、このようなコントロールは非常に困難で
ある。
この発明においては、全面駆動形スピーカを用いたため
に、全帯域に渡って一律の負性抵抗をもってスピーカの
非モーショナルインピーダンスを有効に低減ないし汀ち
消すことができる。また、駆動装置は、出力インピーダ
ンス中の負性抵抗が一律であるが故に、実現が容易であ
る。これらの結果として、この発明によれば、音質のよ
り向上した音響装置を簡略な構成で実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る音響装置の全体構
成説明図、 第2図は、第1図における全面駆動形スピーカのA−A
断面図、 第3図は、第1図における負性抵抗アンプの基本構成図
、 第4図は、第1図における全面駆動形スビーカの電気イ
ンピーダンス特性図、 第5図は、従来例としてのダイナミックスピーカの構造
を示す断面図、 第6図は、第5図のダイナミックスピーカの電気インピ
ーダンス特性図、 第7図は、第1図における全面駆動形スピーカを負性抵
抗−Rで駆動したときの総合電気インピーダンス特性図
、そして 第8図は、第5図のダイナミックスピーカを負性抵抗−
Rで駆動したときの総合電気インピーダンス特性図であ
る。 1:全面駆動形スピーカ 2:負性抵抗アンプ 12:ボイス導体 13:振動板 15;磁石 Rv :ボイス導体12の直流抵抗 (非モーショナルインピーダンス) 第 tりLインビーグン人(!N) f。 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)振動膜上に線状導体を一体配設し、この振動膜の
    膜面に略平行な磁界を印加し、この磁界と導体を流れる
    電流とのベクトル横方向に上記振動膜を駆動する全面駆
    動形スピーカと、 該スピーカの等価モーショナルインピーダンス以外の抵
    抗成分を低減または汀ち消すように、全帯域に渡って一
    律の負性抵抗を介して駆動する駆動装置と を具備することを特徴とする音響装置。
JP19948289A 1989-08-02 1989-08-02 音響装置 Pending JPH0364300A (ja)

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JP19948289A JPH0364300A (ja) 1989-08-02 1989-08-02 音響装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007032100A1 (ja) * 2005-09-14 2007-03-22 Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha 音響装置及び通話装置
JP2018529419A (ja) * 2015-09-03 2018-10-11 フォトノ オサケユキチュア 目の測定のための方法及び装置

Cited By (3)

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WO2007032100A1 (ja) * 2005-09-14 2007-03-22 Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha 音響装置及び通話装置
US7929725B2 (en) 2005-09-14 2011-04-19 Mitsubishi Denki Engineering Kabushiki Kaisha Acoustic apparatus and telephone conversation apparatus
JP2018529419A (ja) * 2015-09-03 2018-10-11 フォトノ オサケユキチュア 目の測定のための方法及び装置

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