JPS6219033Y2 - - Google Patents

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JPS6219033Y2
JPS6219033Y2 JP8404581U JP8404581U JPS6219033Y2 JP S6219033 Y2 JPS6219033 Y2 JP S6219033Y2 JP 8404581 U JP8404581 U JP 8404581U JP 8404581 U JP8404581 U JP 8404581U JP S6219033 Y2 JPS6219033 Y2 JP S6219033Y2
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JP
Japan
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diaphragm
electroacoustic transducer
vibration
braking member
distortion
Prior art date
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JP8404581U
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JPS57198192U (ja
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、音声信号を流す導体が表面に配設
されたフイルム状振動板を有するいわゆる全面駆
動型の電気音響変換器に関する。
従来、この種の電気音響変換器としては第1図
に示すものが知られている。同図に示すように、
永久磁石10、センタポール12を有するヨーク
14、および枠状のプレート16でもつて磁気回
路が構成され、この磁気回路のギヤツプ部、即ち
プレート16の内側面とセンタポール12の先端
部周面との間隙部にフイルム状振動板18が配置
されている。振動板18は、その周縁部がプレー
ト16に固定され、その中心部分がセンタポール
12に固定されており、その間の振動部分にはボ
イスコイル20が設けられている。なお、振動板
18の正面側にはセンタポール12とプレート1
6に固定された保護網22が設けられ、また振動
板18の背面側には同じくセンタポール12とプ
レート16に固定された金網または多孔板からな
る背面板24が設けられ、この背面板24と振動
板18との間の空隙部分には吸音材26が充填さ
れている。
そして、周知のように、ボイスコイル20は上
記磁気回路による直流磁束と鎖交するように配設
されているため、ボイスコイル20に音声信号が
流れると、フレミングの法則による力成分が振動
板18に対して垂直方向に作用し、振動板18が
振動する。また振動板18が音圧を受けて振動す
ると、逆の作用によりボイスコイル20に音声電
流が誘起される。
ところで、振動板18は、その周縁部および中
央部がプレート16およびセンタポール12に固
定されているため、その固定部分の近傍では振動
しにくい。従つて、第2図の点線で示すように、
振動板18の振幅は固定部分の近傍では小さく、
振動部の中心にいくに従つて大きくなる。そのた
め、振動振幅が大きくなる低い周波数においては
振動しにくくなり、低音域再生には難点があると
ともに、受持帯域の低周波領域において歪が多く
なるという問題点を有している。また、振動板1
8は膜振動を行なつているために、高い周波数に
おいて寄生振動を生じ易く、これも歪の発生原因
の1つである。
この考案は前述した従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、振動板の部位による振
動振幅の差を少なくし、低周波領域における歪と
寄生振動による歪を低減するようにした電気音響
変換器を提供することにある。
上記目的を達成するために、この考案は、フイ
ルム状振動板の振動部の中心線近傍部分の少なく
とも一方の面側と、支持部材との間に、弾性を有
する制動部材を配設したことを特徴とする。
以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を
説明する。
第3図aおよびbは本考案の一実施例による電
気音響変換器の断面図および平面図である。同図
に示す電気音響変換器において、永久磁石10、
センタポール12を有するヨーク、プレート1
6、振動板18、ボイスコイル20、保護網2
2、および背面板24の構成については基本的に
第1図に示した従来のものと同じであるので、そ
の説明は省略する。
この考案による電気音響変換器にあつては、振
動板18の振動部の中心線近傍部分(即ち第2図
に示したように自由状態の振動で振動が最大とな
る部分)の表面と上記保護網22との間、および
裏面と上記背面板24との間に、それぞれ弾性材
からなる制動部材28,28を挾み込ませ、これ
により振動板18のこの振動部中心の振動に制動
をかけ、振幅を抑制するようにしている。この実
施例においては、保護網22および背面板24を
上述した支持部材として利用している。
この考案の電気音響変換器は、上記のように構
成されているので、振動板18の振幅が大きくな
る再生周波数帯域の低周波域においては、制動部
材28によつて振動板18の振動部中心部分の振
動振幅が抑制され、そのため第2図に示した振動
状態に比べて振動板18の振幅は均一化される。
従つて、第1図に示した従来の電気音響変換器に
比べて、低周波域における歪を大幅に改善するこ
とができるとともに、低周波域における再生周波
数帯特性を平坦化することができる。また、寄生
振動が生じる高周波域に関しては、制動部材28
により振動板18の振動部中心部分を支持してい
るため、寄生振動の生じる周波数はより高い周波
数になり、寄生振動によつて生じる歪も高い周波
数に移行し、歪を低くおさえることのできる周波
数帯域が大幅に広がることとなる。第4図には制
動部材28のない従来のものと制動部材28を設
けた本考案のものの歪の周波数特性を比較して示
している。第4図からも明かなように、本考案に
よる歪低減効果は顕著なものである。
また、上記制動部材28として熱伝導性の良好
な弾性材を使用すれば、振動板18の耐熱特性が
向上し、耐入力特性が向上する。
なお、上記実施例では振動板18の両面に制動
部材28を設けているが、第5図に示すように、
振動板18の一方の面側にのみ制動部材28を設
けても上記と同等の効果を得ることができる。ま
た上記実施例では振動板18の振動部中心線に沿
つて連続して制動部材28を実線状に設けている
が、第6図に示すように、制動部材28を部分的
に破線状に設けても同等の効果を奏し得る。
以上詳細に説明したように、この考案の電気音
響変換器によれば、振動板の部位による振幅差お
よび寄生振動に起因する歪を大幅に低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一般的な電気音響変換器の縦断
面図、第2図は振動板の振動状態を示す縦断面
図、第3図はこの考案の一実施例を示す縦断面図
および平面図、第4図は本願並びに従来のスピー
カの比較特性図、第5図および第6図はそれぞれ
この考案の他の実施例を示す縦断面図および平面
図である。 各図中同一部材に同一符号を付し、10は永久
磁石、12はセンタポール、16はプレート、1
8は振動板、20はボイスコイル(導体)、22
は保護網(支持部材)、24は背面板(支持部
材)、28は制動部材である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 音声信号を流す導体が表面に配設されたフイ
    ルム状振動板を有する電気音響変換器におい
    て、上記振動板の振動部の中心線近傍部分の少
    なくとも一方の面側と、支持部材との間に、弾
    性を有する制動部材を配設したことを特徴とす
    る電気音響変換器。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載の電気音
    響変換器において、上記制動部材は熱伝導性の
    高い弾性材からなることを特徴とする電気音響
    変換器。
JP8404581U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6219033Y2 (ja)

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JP8404581U JPS6219033Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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JP8404581U JPS6219033Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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JPS57198192U JPS57198192U (ja) 1982-12-16
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JP8404581U Expired JPS6219033Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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JP5078850B2 (ja) * 2008-11-17 2012-11-21 三菱電機エンジニアリング株式会社 平面スピーカ

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JPS57198192U (ja) 1982-12-16

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