JPH0429940A - トリクロロジフルオロエタンをフッ素化する方法 - Google Patents

トリクロロジフルオロエタンをフッ素化する方法

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JPH0429940A
JPH0429940A JP2133993A JP13399390A JPH0429940A JP H0429940 A JPH0429940 A JP H0429940A JP 2133993 A JP2133993 A JP 2133993A JP 13399390 A JP13399390 A JP 13399390A JP H0429940 A JPH0429940 A JP H0429940A
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trichlorodifluoroethane
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鮫島 俊一
Masaru Yoshitake
優 吉武
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、トリクロロジフルオロエタンのフッ素化によ
り、ジクロロトリフルオロエタン、クロロテトラフルオ
ロエタン又はペンタフルオロエタンを得る方法に関する
ものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]1.1
−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(HCF
C−123)、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフ
ルオロエタン(HCFC−124)、およびペンタフル
オロエタン(RFC−125)は、オゾン層を破壊する
疑いのあるそれぞれトジクロロフルオロエタン(CFC
−11)、ジクロロテトラフルオロエタン(CFC−1
14)、クロロ゛ペンタフルオロエタン(CFC115
)の代替フロンとしての使用が検討されている。
従来より、トリクロロジフルオロエタンの気相フッ素化
反応に酸化アルミニウムー酸化クロム−酸化マグネシウ
ム系触媒が有効であることが知られている。(例えば、
特公昭60−6927号公報などを参照。)しかるに従
来の酸化アルミニウムー酸化クロム−酸化マグネシウム
複合酸化物系触媒では、エタン系のパークロロフルオロ
エタン類やパークロルエチレンの副生量が比較的多く、
それぞれ5wt%、6wt%の選択率で得られることが
報告されている。すなわち、おもにCrをフッ素化の活
性種とする触媒を用いた場合かならずしも目的とする化
合物が選択的に得られない難点がある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、酸化アルミニウム、ハロゲン化アルミニウ
ム系触媒について鋭意検討を重ねた結果、酸素の一部を
ハロゲンに置換したγ−アルミナに、主成分としてMn
および鉄族元素から選ばれる少なくとも1種の元素を、
副成分としてランクメイドから選ばれる少なくとも1種
の元素を担持させた触媒が、目的とする生成物を高収率
で得られることを見いだした。すなわちトリクロロジフ
ルオロエタンを気相フッ素化するにあたり、酸化アルミ
ニウムー酸化クロム酸化マグネシウム系触媒では、パー
クロロフルオロエタン類やパークロロエチレンが副生じ
やすいのに比べ、酸素の一部をハロゲンに置換したγ−
アルミナに主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれ
る少なくとも1種の元素を、副成分としてランタノイド
から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させたフッ素
化触媒では、パークロロフルオロエタン類やパークロロ
エチレンが副生が抑制され、モノヒドロクロロフルオロ
エタン類の生成選択性が向上し、しかも高活性が維持で
きることを見い出し本発明を提供するに至ったものであ
る。以下、本発明の詳細について実施例とともに説明す
る。
本発明においては酸素の一部をハロゲンに置換したγ−
アルミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ば
れる少なくとも1種の元素を、副成分としてLa、Ce
、Pr等のランタノイドから選ばれる少なくとも1種の
元素を担持させた触媒を用いる。担体のフッ素化はフッ
化水素やCFC−11、CFC−113など、少なくと
もフッ素原子を1個含むハロゲン化メタン、ハロゲン化
エタン等に接触させることにより行われる。担持量は0
.1〜20wt%、好ましくは1〜10wt%が適当で
ある。副成分はハロゲン化酸化物中に酸素を保持して活
性を維持させるために必要でありセリウム、ランタン等
のランタンイド元素から選ばれる。主成分元素対副成分
元素の重量比は50〜99.9:0.1〜50、好まし
くは70〜99:1〜30が適当である。
反応に供せられる原料のトリクロロジフルオロエタンと
しては、1,1.24リクロロー2.2.−ジフルオロ
エタン(HCFC−122) 、 1,2.2トリクロ
ロ−1,2,−ジフルオロエタン(HCF C122a
)、および1.1.1− トリクロロ−2,2ジフルオ
ロエタン(HCFC−122b)の異性体があげられ、
それぞれ単独、又はこれらの混合物いずれも使用し得る
。 反応温度は気相中宮圧もしくは加圧下で、150℃
〜5500C1特に好ましくは、250 ’C〜400
℃の温度範囲で行なうことが適当である。反応温度が高
すぎると触媒寿命が短くなり、反応温度が低すぎるとト
リクロロジフルオロエタンの反応率が低下する。
接触時間は、通常0.1〜300秒、特に好ましくは5
〜60秒である。
フッ化水素とトリクロロジフルオロエタンの割合は大幅
に変動させ得る。しかしながら通常、化学量論量から5
当量のフッ化水素を使用して塩素原子を置換する。出発
物質の全モル数に対して、化学量論量よりかなり多い量
、例えば10モルまたはそれ以上のフッ化水素を使用し
得る。 また触媒活性維持のため酸素または塩素をトリ
クロロジフルオロエタンに対して0.1〜10wt%共
存させて反応を行なうこともできる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を示す。
調製例1 市販のγ−アルミナ1000gを乾燥させて水分を除去
した後、フッ化水素/窒素の混合ガス気流中、300〜
450 ’Cでフッ素化した後、さらにトリクロロフル
オロメタン/フッ化水素混合ガス気流中、250〜30
0 ’Cで塩素化フッ素化した。これを50gの塩化コ
バルト(CoC1□・6H20)および5gの塩化セリ
ウム(CeC13)を2リツトルの水に溶解した水溶液
に浸漬後、乾燥・水分除去を行なった。再度トリクロロ
フルオロメタン/フッ化水素混合ガス気流中、250〜
300 ’Cで塩素化フッ素化して活性化した。
調製例2 Co C12・6H20のかわりに、50gのNiC1
□ ・6H20を用いる他は、調製例1と同様にして触
媒を調製、および活性化した。
調製例3 Ce Cl 3のかわりに、5gのL a C13を用
いる他は、調製例2と同様にして触媒を調製、および活
性化した。
調製例4 Ce C13のかわりに、5gのNdCl3を用いる他
は、調製例1と同様にして触媒を調製、および活性化し
た。
比較調製例1 1100gの特級試薬Al (No3)3 ・9H30
,125gのCr(NO3)3・9H20、および40
gのMgをN03)2・6 H20を2.5リツトルの
水に溶解し、これと28wt%の水酸化アンモニウムの
水溶’(& 2000 gを撹をしながら、加熱した4
リツトルの水に添加して水酸化物の沈殿を得た。これを
濾別し、純水による洗浄、および乾燥を行なった後、4
50℃で5時間焼成して酸化物の粉末を得た。これを打
錠成型機を用いて直径5mm、高さ5 m mの円筒状
に成型した。こうして得た触媒を反応前にフッ化水素/
窒素の混合ガス気流中、300〜450°Cでフッ素化
した後、さらにトリクロロフルオロメタン/フッ化水素
混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素化し
て、活性化した。
比較調製例2 市販のγ−アルミナ1000gを乾燥させて水分を除去
した後、Cr C13・6H30の50gを2リツトル
の水に溶解した水溶液に含浸させた後、乾燥させて水分
を除去した。トリクロロフルオロメタン/フッ化水素/
窒素の混合ガス気流中、250〜300 ’Cで塩素化
フッ素化して活性化した。
実施例1 内径2.54cm、長さ100cmのインコネル600
製U字型反応管に調製例1のようにして調製した触媒を
200m1充填した。ガス化させたトリクロロジフルオ
ロエタン、酸素およびフッ酸を、それぞれ、110m1
/分、2m1/分、220m1/分で供給し、300℃
に保持した。酸分を除去した後のガス組成をガスクロを
用いて分析した。
反応結果を表1に示す。
表1 ここでR−11O3は、テトラフルオロジクロロエタン
(CFC−114、CFC−114a)、トリクロロト
リフルオロエタン(CFC113、CFC−113a)
、テトラクロロジフルオロエタン(CFC−1,12、
CFC112a)、などのパーハロゲノエタン類および
パークロロエチレンの総和をさす。HCFC123mは
、 11−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン
(HCFC−123)、1.2−ジクロロ−1,2,2
−トリフルオロエタン(HCFC123a)、および1
,1−ジクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(H
CFC−123b)の異性体の総和をさす。またHCF
C−124mは、1−クロロ−1,2,2,2−テトラ
フルオロエタン(HCFC−124)、および1−クロ
ロ−1,1,2,2テトラフルオロエタン(HCFC−
124a)の異性体の総和をさす。(以下同様) 実施例2 調製例2で調製した触媒を使用して、反応温度を360
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表2に示す。
表 実施例3 調製例3で調製した触媒を使用して、反応温度を350
 ’Cとする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表3に示す。
表  3 実施例4 調製例4で調製した触媒を使用して、反応温度を350
℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。
反応成績をまとめて表4に示す。
表  4 比較例1 比較調製例1で調製した触媒を使用して、反応温度を2
80℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表5に示す。
表 比較例2 比較調製例2で調製した触媒を使用して、反応温度を3
00℃とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なっ
た。反応成績をまとめて表6に示す。
表6 [発明の効果] 本発明は、実施例に示した如(トリクロロジフルオロエ
タンのフッ素化において、酸素の部をハロゲンに置換し
たγ−アルミナ酸化物に主成分としてMnおよび鉄族元
素から選ばれる少なくとも1種の元素を、副成分として
ランタノイドから選ばれる少なくとも1種の元素を担持
させた触媒を使用することにより、高収率で、1.1−
ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン(R−12
3)、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエ
タン(R−124)、およびペンクフルオロエタン(R
−125)を得られるという効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸素の一部をハロゲンに置換したγ−アルミナに、
    主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる少なくと
    も1種の元素を、副成分としてランタノイドから選ばれ
    る少なくとも1種の元素を担持させたフッ素化触媒の存
    在下、トリクロロジフルオロエタンとフッ化水素とを反
    応せしめることによりジクロロトリフルオロエタン、ク
    ロロテトラフルオロエタン又はペンタフルオロエタンを
    得ることを特徴とするトリクロロジフルオロエタンをフ
    ッ素化する方法。 2、主成分対副成分の重量比が50〜99.9:0.1
    〜50である請求項1に記載のトリクロロジフルオロエ
    タンをフッ素化する方 法。 3、担持量が0.1〜20wt%である触媒を用いる請
    求項1に記載のトリクロロジフルオロエタンをフッ素化
    する方法。 4、フッ素化反応を気相中常圧もしくは加圧下で、15
    0℃〜550℃の温度範囲で行なう請求項1に記載のト
    リクロロジフルオロエタンをフッ素化する方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5571770A (en) * 1994-12-02 1996-11-05 Korea Institute Of Science And Technology Catalyst for fluorination of 1,1,1,-trifluoro-2,2-dichloroethane and method for preparing the same
US5659094A (en) * 1995-08-23 1997-08-19 Korea Institute Of Science And Technology Process for co-producing 1,1,1,2-tetrafluoroethane pentafluoroethane and 1,1,1-trifluoroethane

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5571770A (en) * 1994-12-02 1996-11-05 Korea Institute Of Science And Technology Catalyst for fluorination of 1,1,1,-trifluoro-2,2-dichloroethane and method for preparing the same
US5659094A (en) * 1995-08-23 1997-08-19 Korea Institute Of Science And Technology Process for co-producing 1,1,1,2-tetrafluoroethane pentafluoroethane and 1,1,1-trifluoroethane

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