JP3261165B2 - 塩化メチレンのフッ素化方法 - Google Patents
塩化メチレンのフッ素化方法Info
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- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化メチレンのフッ素
化によるジヒドロフルオロメタン類(一般式CH2Fa
Xb、a=1または2、a+b=2、XはClまたはB
r)、特にジフルオロメタンを製造する方法に関する。
化によるジヒドロフルオロメタン類(一般式CH2Fa
Xb、a=1または2、a+b=2、XはClまたはB
r)、特にジフルオロメタンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に水素含有飽和ハロゲン化炭化水素
(HCFC類、HFC類)は、オゾン層破壊の可能性が
極めて低いため、従来市場で用いられている水素を含ま
ないハロゲン化炭化水素(CFC類)の代替品として注
目されている。
(HCFC類、HFC類)は、オゾン層破壊の可能性が
極めて低いため、従来市場で用いられている水素を含ま
ないハロゲン化炭化水素(CFC類)の代替品として注
目されている。
【0003】これらの中で、特にジフルオロメタン(H
FC−32)は、オゾン層を破壊する疑いのあるジクロ
ロジフルオロメタン(CFC−12)、クロロジフルオ
ロメタン(HCFC−22)、クロロペンタフルオロエ
タン(CFC−115)およびこれらの共沸混合物であ
るR−502などを代替するフロンとして、発泡剤、冷
媒等の用途が期待され有用である。
FC−32)は、オゾン層を破壊する疑いのあるジクロ
ロジフルオロメタン(CFC−12)、クロロジフルオ
ロメタン(HCFC−22)、クロロペンタフルオロエ
タン(CFC−115)およびこれらの共沸混合物であ
るR−502などを代替するフロンとして、発泡剤、冷
媒等の用途が期待され有用である。
【0004】従来より、HFC−32の製造方法として
は、アンチモン触媒を用いた塩化メチレンの液相フッ素
化反応が知られている。例えばこの反応は、「Coll
ect.Czech.Chem.Comm.,36,2
062(1971)」などに記載されているが、HFC
−32の収率が24%程度と非常に低い。
は、アンチモン触媒を用いた塩化メチレンの液相フッ素
化反応が知られている。例えばこの反応は、「Coll
ect.Czech.Chem.Comm.,36,2
062(1971)」などに記載されているが、HFC
−32の収率が24%程度と非常に低い。
【0005】一方、クロム系触媒を用いた塩化メチレン
の気相でのフッ素化反応も知られている(例えば、英国
特許第790335号、米国特許第4147733号な
どを参照)。しかしながら、従来のクロム系触媒につい
ては、クロムの取扱いなどに起因する環境への影響など
の問題があり、非クロム系の触媒の採用が望まれてい
る。また気相フッ素化触媒の活性維持のため、酸素また
は塩素等を反応原料とともに供給し、重質物の触媒への
付着等による触媒活性の低下を抑制することが知られて
いる。ジヒドロハロゲノメタン類の製造において、塩素
を添加した場合には、ジヒドロハロゲノメタン中の水素
が塩素に置換された副生物が生成する。一方酸素を添加
した場合、フッ素化反応で生成する塩化水素と酸素が酸
化クロム系触媒上で反応して、塩素と水を副生する(オ
キシクロリネーション)。この結果、塩素添加と同様、
ジヒドロハロゲノメタン中の水素が塩素に置換される。
すなわち、クロムを活性種とする触媒を用いた場合、必
ずしも目的とする化合物が選択的に得られず、しかも触
媒の活性維持を長期間維持するのにも困難な点がある。
の気相でのフッ素化反応も知られている(例えば、英国
特許第790335号、米国特許第4147733号な
どを参照)。しかしながら、従来のクロム系触媒につい
ては、クロムの取扱いなどに起因する環境への影響など
の問題があり、非クロム系の触媒の採用が望まれてい
る。また気相フッ素化触媒の活性維持のため、酸素また
は塩素等を反応原料とともに供給し、重質物の触媒への
付着等による触媒活性の低下を抑制することが知られて
いる。ジヒドロハロゲノメタン類の製造において、塩素
を添加した場合には、ジヒドロハロゲノメタン中の水素
が塩素に置換された副生物が生成する。一方酸素を添加
した場合、フッ素化反応で生成する塩化水素と酸素が酸
化クロム系触媒上で反応して、塩素と水を副生する(オ
キシクロリネーション)。この結果、塩素添加と同様、
ジヒドロハロゲノメタン中の水素が塩素に置換される。
すなわち、クロムを活性種とする触媒を用いた場合、必
ずしも目的とする化合物が選択的に得られず、しかも触
媒の活性維持を長期間維持するのにも困難な点がある。
【0006】また、塩化メチレンの気相でのフッ素化反
応に非クロム系触媒としての金属担持アルミナ触媒が有
効であることが知られている(例えば、米国特許第27
44148号などを参照)。しかしながら、例えばNi
をアルミナに担持した触媒を使用した例では、HFC−
32が20%程度の収率でしか得られない。さらに、活
性炭に塩化鉄を担持した触媒も、特開昭59−2251
32号などにより知られている。この触媒は、初期活性
については300℃程度の比較的低い温度でも認められ
るが、塩化鉄の融点が低いために、触媒活性成分の揮散
の問題があり、触媒寿命が短いという難点がある。その
うえに、活性炭担持では触媒焼成による賦活等の操作に
制限があることなどから、工業的な規模での製造には不
利が考えられる。
応に非クロム系触媒としての金属担持アルミナ触媒が有
効であることが知られている(例えば、米国特許第27
44148号などを参照)。しかしながら、例えばNi
をアルミナに担持した触媒を使用した例では、HFC−
32が20%程度の収率でしか得られない。さらに、活
性炭に塩化鉄を担持した触媒も、特開昭59−2251
32号などにより知られている。この触媒は、初期活性
については300℃程度の比較的低い温度でも認められ
るが、塩化鉄の融点が低いために、触媒活性成分の揮散
の問題があり、触媒寿命が短いという難点がある。その
うえに、活性炭担持では触媒焼成による賦活等の操作に
制限があることなどから、工業的な規模での製造には不
利が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塩化
メチレンのフッ素化によるジヒドロフルオロメタン類
(一般式CH2FaXb、a=1または2、a+b=
2、XはClまたはBr)、特にジフルオロメタンの製
造のために、環境への影響が少ない非クロム系の触媒を
使用し、しかも従来の非クロム系触媒より単流での原料
転化率を向上せしめ、さらに目的化合物の高い選択率と
実用面で問題のない長寿命の触媒を開発することによ
り、新規で有効な塩化メチレンのフッ素化方法を提供す
ることにある。
メチレンのフッ素化によるジヒドロフルオロメタン類
(一般式CH2FaXb、a=1または2、a+b=
2、XはClまたはBr)、特にジフルオロメタンの製
造のために、環境への影響が少ない非クロム系の触媒を
使用し、しかも従来の非クロム系触媒より単流での原料
転化率を向上せしめ、さらに目的化合物の高い選択率と
実用面で問題のない長寿命の触媒を開発することによ
り、新規で有効な塩化メチレンのフッ素化方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、酸化アルミ
ニウム、ハロゲン化アルミニウム触媒について鋭意検討
を重ねた結果、酸素の一部をハロゲンに置換したアルミ
ナに、Mnおよび鉄族元素から選ばれる少なくとも1種
の金属元素と、さらに必要に応じて副成分としてアルカ
リ土類元素およびランタノイド系元素から選ばれる少な
くとも1種の金属元素を担持させた触媒が、目的とする
生成物ジヒドロフルオロメタン類、特にジフルオロメタ
ンを高選択的に製造し得るものであり、かつその活性を
長期間にわたって維持可能であることを見いだした。
ニウム、ハロゲン化アルミニウム触媒について鋭意検討
を重ねた結果、酸素の一部をハロゲンに置換したアルミ
ナに、Mnおよび鉄族元素から選ばれる少なくとも1種
の金属元素と、さらに必要に応じて副成分としてアルカ
リ土類元素およびランタノイド系元素から選ばれる少な
くとも1種の金属元素を担持させた触媒が、目的とする
生成物ジヒドロフルオロメタン類、特にジフルオロメタ
ンを高選択的に製造し得るものであり、かつその活性を
長期間にわたって維持可能であることを見いだした。
【0009】さらに触媒調製法として、あらかじめ酸素
の一部、すなわち0.01〜90モル%、好ましくは5
〜60モル%の酸素をハロゲンに置換したアルミナを使
用することにより、アルミナと担持活性金属種との相互
作用を制御して反応時の担持金属種の高分散化をはか
り、原料塩化メチレンの高転化率を達成した。
の一部、すなわち0.01〜90モル%、好ましくは5
〜60モル%の酸素をハロゲンに置換したアルミナを使
用することにより、アルミナと担持活性金属種との相互
作用を制御して反応時の担持金属種の高分散化をはか
り、原料塩化メチレンの高転化率を達成した。
【0010】また本発明者は、細孔容積が0.6ml/
g以上、表面積が150m2/g以上、かつ細孔径10
0〜1000Åの細孔が50%以上を占めるアルミナを
選択し、該アルミナの酸素の一部をハロゲンに置換して
使用することにより、原料塩化メチレンの転化率の向上
に有効であることを見いだした。
g以上、表面積が150m2/g以上、かつ細孔径10
0〜1000Åの細孔が50%以上を占めるアルミナを
選択し、該アルミナの酸素の一部をハロゲンに置換して
使用することにより、原料塩化メチレンの転化率の向上
に有効であることを見いだした。
【0011】次に主成分としてMnおよび鉄族元素から
選ばれる少なくとも1種の金属元素と、副成分としてア
ルカリ土類元素およびランタノイド系元素から選ばれる
少なくとも1種の金属元素を担持させる方法を採用する
ことにより、担持した活性金属種の結晶化を抑制し、反
応条件下酸素を共存させることとあわせて、長期にわた
っての活性維持が可能となった。
選ばれる少なくとも1種の金属元素と、副成分としてア
ルカリ土類元素およびランタノイド系元素から選ばれる
少なくとも1種の金属元素を担持させる方法を採用する
ことにより、担持した活性金属種の結晶化を抑制し、反
応条件下酸素を共存させることとあわせて、長期にわた
っての活性維持が可能となった。
【0012】かくして、本発明は、酸素の一部をハロゲ
ンに置換したアルミナに、Mnおよび鉄族元素から選ば
れる少なくとも1種の金属元素を担持させたフッ素化触
媒の存在下、塩化メチレンとフッ化水素とを気相で反応
せしめることを特徴とする塩化メチレンのフッ素化方法
を提供するものである。
ンに置換したアルミナに、Mnおよび鉄族元素から選ば
れる少なくとも1種の金属元素を担持させたフッ素化触
媒の存在下、塩化メチレンとフッ化水素とを気相で反応
せしめることを特徴とする塩化メチレンのフッ素化方法
を提供するものである。
【0013】また本発明は、酸素の一部をハロゲンに置
換したアルミナに、主成分としてのMnおよび鉄族元素
から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、副成分とし
てのアルカリ土類元素およびランタノイド系元素から選
ばれる少なくとも1種の金属元素を担持させたフッ素化
触媒の存在下、塩化メチレンとフッ化水素とを気相で反
応せしめることを特徴とする塩化メチレンのフッ素化方
法をも提供するものである。
換したアルミナに、主成分としてのMnおよび鉄族元素
から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、副成分とし
てのアルカリ土類元素およびランタノイド系元素から選
ばれる少なくとも1種の金属元素を担持させたフッ素化
触媒の存在下、塩化メチレンとフッ化水素とを気相で反
応せしめることを特徴とする塩化メチレンのフッ素化方
法をも提供するものである。
【0014】本発明は、特定触媒の存在下、塩化メチレ
ンの気相フッ素化により上記一般式のジヒドロフルオロ
メタン類、特にジフルオロメタン(式CH2F2であ
り、以下、HFC−32という)を製造する方法に関す
るものである。
ンの気相フッ素化により上記一般式のジヒドロフルオロ
メタン類、特にジフルオロメタン(式CH2F2であ
り、以下、HFC−32という)を製造する方法に関す
るものである。
【0015】気相のフッ素化触媒としては、酸素の一部
をハロゲンに置換したアルミナに、Mnおよび鉄族元素
から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、必要に応じ
てさらに副成分としてのアルカリ土類元素およびランタ
ノイド系元素から選ばれる少なくとも1種の金属元素を
担持させた触媒を使用する。あらかじめアルミナ中の酸
素の一部、すなわち0.01〜90モル%、好ましくは
5〜60モル%の酸素をハロゲンに置換したアルミナの
使用により、アルミナと担持活性金属種との相互作用を
制御し、フッ素化活性種である担持金属の高分散化をは
かることができる。
をハロゲンに置換したアルミナに、Mnおよび鉄族元素
から選ばれる少なくとも1種の金属元素と、必要に応じ
てさらに副成分としてのアルカリ土類元素およびランタ
ノイド系元素から選ばれる少なくとも1種の金属元素を
担持させた触媒を使用する。あらかじめアルミナ中の酸
素の一部、すなわち0.01〜90モル%、好ましくは
5〜60モル%の酸素をハロゲンに置換したアルミナの
使用により、アルミナと担持活性金属種との相互作用を
制御し、フッ素化活性種である担持金属の高分散化をは
かることができる。
【0016】上記の如き酸素の一部をハロゲンに置換す
べき原料アルミナとして、細孔容積が0.6ml/g以
上、表面積が150m2/g以上、かつ細孔径100〜
1000Åの細孔が50%以上を占めるような物性のア
ルミナを使用するのが好ましい。すなわち、通常活性ア
ルミナとして総称されるものであって、非晶質ないし
は、γ−アルミナ、η−アルミナ、ベーマイトなどの構
造を含むものなどが広範囲にわたって例示され得るもの
であり、また、これらの構造が混在しているものでもよ
い。
べき原料アルミナとして、細孔容積が0.6ml/g以
上、表面積が150m2/g以上、かつ細孔径100〜
1000Åの細孔が50%以上を占めるような物性のア
ルミナを使用するのが好ましい。すなわち、通常活性ア
ルミナとして総称されるものであって、非晶質ないし
は、γ−アルミナ、η−アルミナ、ベーマイトなどの構
造を含むものなどが広範囲にわたって例示され得るもの
であり、また、これらの構造が混在しているものでもよ
い。
【0017】アルミナへのフッ素、塩素などハロゲンの
導入は、フッ化水素やトリクロロモノフルオロメタン
(CFC−11)、トリクロロトリフルオロエタン(C
FC−113)等、少なくともフッ素原子を1個含むハ
ロゲン化メタン、ハロゲン化エタン等に接触させること
により行うことができる。例えば、アルミナに対し総量
で0.1〜2000倍重量のフッ化水素、ハロゲン化メ
タンなどを、流通法により流すことにより、アルミナ中
の格子酸素の一部、すなわち0.01〜90モル%、好
ましくは5〜60モル%の酸素をハロゲンに置換するこ
とができる。
導入は、フッ化水素やトリクロロモノフルオロメタン
(CFC−11)、トリクロロトリフルオロエタン(C
FC−113)等、少なくともフッ素原子を1個含むハ
ロゲン化メタン、ハロゲン化エタン等に接触させること
により行うことができる。例えば、アルミナに対し総量
で0.1〜2000倍重量のフッ化水素、ハロゲン化メ
タンなどを、流通法により流すことにより、アルミナ中
の格子酸素の一部、すなわち0.01〜90モル%、好
ましくは5〜60モル%の酸素をハロゲンに置換するこ
とができる。
【0018】アルミナへのハロゲン導入にあたっては、
少なくともフッ素原子を1個含むハロゲン化メタン、ハ
ロゲン化エタン等を用いるのが好ましい。また、酸素と
ハロゲンの置換反応では、反応熱による触媒の温度上昇
を抑制するため、適宜、窒素やヘリウムなどの不活性ガ
スで希釈しながら行うことが好ましい。
少なくともフッ素原子を1個含むハロゲン化メタン、ハ
ロゲン化エタン等を用いるのが好ましい。また、酸素と
ハロゲンの置換反応では、反応熱による触媒の温度上昇
を抑制するため、適宜、窒素やヘリウムなどの不活性ガ
スで希釈しながら行うことが好ましい。
【0019】金属担持量は0.1〜20wt%、好まし
くは1〜10wt%が適当である。担持する金属は、主
成分としてMnおよび鉄族元素(Fe、Co、Ni)か
らなる群から、また副成分としてMg、Ca等のアルカ
リ土類元素およびLa、Ce等のランタノイド系元素か
らなる群から、それぞれ選ばれる。主成分はフッ素化反
応の活性種として、副成分は必ずしも必要としないがハ
ロゲン化酸化物の再結晶化を抑制し活性を維持させるた
めに添加される。主成分元素/副成分元素の重量比とし
ては、50/50〜100/0、好ましくは70/30
〜99/1程度が適当である。
くは1〜10wt%が適当である。担持する金属は、主
成分としてMnおよび鉄族元素(Fe、Co、Ni)か
らなる群から、また副成分としてMg、Ca等のアルカ
リ土類元素およびLa、Ce等のランタノイド系元素か
らなる群から、それぞれ選ばれる。主成分はフッ素化反
応の活性種として、副成分は必ずしも必要としないがハ
ロゲン化酸化物の再結晶化を抑制し活性を維持させるた
めに添加される。主成分元素/副成分元素の重量比とし
ては、50/50〜100/0、好ましくは70/30
〜99/1程度が適当である。
【0020】担持方法は特に限定されないが、通常は、
担持する金属塩を水または有機溶媒に溶解したものを、
含浸法、スプレー法等により担持後、乾燥する方法が採
用される。
担持する金属塩を水または有機溶媒に溶解したものを、
含浸法、スプレー法等により担持後、乾燥する方法が採
用される。
【0021】本発明において、気相の反応に供せられる
原料の塩化メチレンは、通常の市販品を使用し得る。安
定剤等を含まない高純度品の使用が、触媒の活性維持を
はかるうえで好ましい。
原料の塩化メチレンは、通常の市販品を使用し得る。安
定剤等を含まない高純度品の使用が、触媒の活性維持を
はかるうえで好ましい。
【0022】反応圧力は、特に限定されず、常圧もしく
は加圧が適宜採用され得る。系内に存在するハロゲン化
炭化水素類およびフッ化水素が、反応系内で液化しない
ような条件を選ぶことが望ましい。反応温度としては、
150〜550℃程度、好ましくは250〜450℃の
範囲から選定することが適当である。反応温度が高すぎ
ると触媒寿命が短くなり、また反応温度が低すぎると塩
化メチレンの反応率が低下する。接触時間は、通常0.
1〜300秒、好ましくは5〜60秒である。
は加圧が適宜採用され得る。系内に存在するハロゲン化
炭化水素類およびフッ化水素が、反応系内で液化しない
ような条件を選ぶことが望ましい。反応温度としては、
150〜550℃程度、好ましくは250〜450℃の
範囲から選定することが適当である。反応温度が高すぎ
ると触媒寿命が短くなり、また反応温度が低すぎると塩
化メチレンの反応率が低下する。接触時間は、通常0.
1〜300秒、好ましくは5〜60秒である。
【0023】反応原料としてのフッ化水素と塩化メチレ
ンの割合は、大幅に変動させ得る。通常は、目的とする
ジヒドロハロゲノメタン類へ変換に要する化学量論量〜
10倍当量のフッ化水素を使用して塩素原子を置換する
のが適当である。出発物質の全モル数に対して化学量論
量よりかなり多い量、例えば出発物質1モル当たり10
モル以上のフッ化水素も使用し得るが、反応の効率上、
フッ化水素を大過剰供給したとしても、実質的な原料塩
化メチレンの転化率の向上は期待できない。
ンの割合は、大幅に変動させ得る。通常は、目的とする
ジヒドロハロゲノメタン類へ変換に要する化学量論量〜
10倍当量のフッ化水素を使用して塩素原子を置換する
のが適当である。出発物質の全モル数に対して化学量論
量よりかなり多い量、例えば出発物質1モル当たり10
モル以上のフッ化水素も使用し得るが、反応の効率上、
フッ化水素を大過剰供給したとしても、実質的な原料塩
化メチレンの転化率の向上は期待できない。
【0024】また、触媒活性維持のため酸素を原料塩化
メチレンに対して0.1〜10容量%共存させて反応を
行うことが好ましい。
メチレンに対して0.1〜10容量%共存させて反応を
行うことが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、かかる説明
によって本発明がなんら限定されないことは勿論であ
る。
によって本発明がなんら限定されないことは勿論であ
る。
【0026】調製例1〜9 細孔容積が0.63ml/g、表面積が310m2/
g、細孔径100〜1000Åの細孔が61%を占める
アルミナの1000gを乾燥させて水分を除去した後、
HF/N2の混合ガス気流中、300〜450℃でフッ
素化した後、さらにトリクロロモノフルオロメタン(以
下、CFC−11と略記する。)/HFの混合ガス気流
中、250〜300℃で塩素化フッ素化した。ハロゲン
置換されたアルミナ中のフッ素含有量は12重量%であ
り、また塩素含有量は1.5重量%である。
g、細孔径100〜1000Åの細孔が61%を占める
アルミナの1000gを乾燥させて水分を除去した後、
HF/N2の混合ガス気流中、300〜450℃でフッ
素化した後、さらにトリクロロモノフルオロメタン(以
下、CFC−11と略記する。)/HFの混合ガス気流
中、250〜300℃で塩素化フッ素化した。ハロゲン
置換されたアルミナ中のフッ素含有量は12重量%であ
り、また塩素含有量は1.5重量%である。
【0027】上記のハロゲン置換されたアルミナを、表
1に示す試薬を2リットルの水に溶解した水溶液に浸漬
後、乾燥・水分除去を行った。再度CFC−11/HF
/N2混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ
素化して活性化した。
1に示す試薬を2リットルの水に溶解した水溶液に浸漬
後、乾燥・水分除去を行った。再度CFC−11/HF
/N2混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ
素化して活性化した。
【0028】
【表1】
【0029】比較調製例1 1100gの特級試薬Al(NO3)3・9H2O、1
25gのCr(NO3)3・9H2O、および40gの
Mg(NO3)2・6H2Oを2.5リットルの水に溶
解し、これと28wt%の水酸化アンモニウムの水溶液
2000gを撹拌をしながら、加熱した4リットルの水
に添加して水酸化物の沈殿を得た。この水酸化物を濾別
し、純水による洗浄および乾燥を行った後、450℃で
5時間焼成して酸化物の粉末を得た。これを打錠成形機
を用いて直径5mm、高さ5mmの円筒状に成形した。
こうして得た触媒を反応前にHF/N2の混合ガス気流
中、300〜450℃でフッ素化した後、さらにCFC
−11/HF/N2の混合ガス気流中、250〜300
℃で塩素化フッ素化して活性化した。
25gのCr(NO3)3・9H2O、および40gの
Mg(NO3)2・6H2Oを2.5リットルの水に溶
解し、これと28wt%の水酸化アンモニウムの水溶液
2000gを撹拌をしながら、加熱した4リットルの水
に添加して水酸化物の沈殿を得た。この水酸化物を濾別
し、純水による洗浄および乾燥を行った後、450℃で
5時間焼成して酸化物の粉末を得た。これを打錠成形機
を用いて直径5mm、高さ5mmの円筒状に成形した。
こうして得た触媒を反応前にHF/N2の混合ガス気流
中、300〜450℃でフッ素化した後、さらにCFC
−11/HF/N2の混合ガス気流中、250〜300
℃で塩素化フッ素化して活性化した。
【0030】比較調製例2 細孔容積が0.63ml/g、表面積が 310m2/
g、細孔径100〜1000Åの細孔が61%を占める
アルミナの1000gを乾燥させて水分を除去した後、
HF/N2混合ガス気流中にて300〜450℃でフッ
素化した後、さらにCFC−11/HFの混合ガス気流
中、250〜300℃で塩素化フッ素化した。この塩素
化フッ素化アルミナを、50gのCrCl3・6H2O
を2リットルの水に溶解した水溶液に浸漬後、乾燥およ
び水分除去を行った。さらに、CFC−11/HF/N
2の混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素
化して活性化した。
g、細孔径100〜1000Åの細孔が61%を占める
アルミナの1000gを乾燥させて水分を除去した後、
HF/N2混合ガス気流中にて300〜450℃でフッ
素化した後、さらにCFC−11/HFの混合ガス気流
中、250〜300℃で塩素化フッ素化した。この塩素
化フッ素化アルミナを、50gのCrCl3・6H2O
を2リットルの水に溶解した水溶液に浸漬後、乾燥およ
び水分除去を行った。さらに、CFC−11/HF/N
2の混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素
化して活性化した。
【0031】比較調製例3 細孔容積が0.63ml/g、表面積が310m2/
g、細孔径100〜1000Åの細孔が61%を占める
アルミナの1000gを、50gのCoCl2・6H2
Oおよび5gのCeCl3を2リットルの水に溶解した
水溶液に浸漬後、乾燥および水分除去を行った。CFC
−11/HF/N2の混合ガス気流中、250〜300
℃で塩素化フッ素化して活性化した。
g、細孔径100〜1000Åの細孔が61%を占める
アルミナの1000gを、50gのCoCl2・6H2
Oおよび5gのCeCl3を2リットルの水に溶解した
水溶液に浸漬後、乾燥および水分除去を行った。CFC
−11/HF/N2の混合ガス気流中、250〜300
℃で塩素化フッ素化して活性化した。
【0032】実施例1 内径2.54cm、長さ100cmのインコネル600
製U字型反応管に、調製例1のようにして調製した触媒
を200ml充填した。ガス化させた塩化メチレン、酸
素およびフッ化水素を、それぞれ100ml/分、2m
l/分、200ml/分で供給し、360℃に保持し
た。酸分を除去した後のガス組成をガスクロマトグラフ
ィーを用いて分析した。反応開始後3日後の反応成績と
ともに、同一条件で反応を150日間継続した後の反応
結果もあわせて表2に示す。
製U字型反応管に、調製例1のようにして調製した触媒
を200ml充填した。ガス化させた塩化メチレン、酸
素およびフッ化水素を、それぞれ100ml/分、2m
l/分、200ml/分で供給し、360℃に保持し
た。酸分を除去した後のガス組成をガスクロマトグラフ
ィーを用いて分析した。反応開始後3日後の反応成績と
ともに、同一条件で反応を150日間継続した後の反応
結果もあわせて表2に示す。
【0033】表2において、HCFC−31はクロロフ
ルオロメタン、HFC−32はジフルオロメタンを示
す。(以下の各表において、同様に記載する)
ルオロメタン、HFC−32はジフルオロメタンを示
す。(以下の各表において、同様に記載する)
【0034】
【表2】
【0035】表2から、150日後でも反応活性はほと
んど低下せず、初期の活性を維持可能であることがわか
った。
んど低下せず、初期の活性を維持可能であることがわか
った。
【0036】実施例2 調製例2で調製した触媒を使用する他は、実施例1と同
様の条件で反応を行った。反応開始後3日後の反応成績
とともに、同一条件で反応を150日間継続した後の反
応結果もあわせて表3に示す。
様の条件で反応を行った。反応開始後3日後の反応成績
とともに、同一条件で反応を150日間継続した後の反
応結果もあわせて表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】実施例3 調製例3で調製した触媒を使用する他は、実施例1と同
様の条件で反応を行った。反応成績をまとめて表4に示
す。
様の条件で反応を行った。反応成績をまとめて表4に示
す。
【0039】
【表4】
【0040】表4から、150日後でも反応活性はほと
んど低下せず、初期の活性を維持可能であることがわか
った。Ce添加により、さらに長期にわたり活性の低下
しにくいことがわかった。
んど低下せず、初期の活性を維持可能であることがわか
った。Ce添加により、さらに長期にわたり活性の低下
しにくいことがわかった。
【0041】実施例4〜8 調製例4〜8で調製した触媒を使用する他は、実施例1
と同様の条件で反応を行った。反応開始3日後の反応成
績をまとめて表5に示す。
と同様の条件で反応を行った。反応開始3日後の反応成
績をまとめて表5に示す。
【0042】
【表5】
【0043】
【0044】
【0045】実施例9 調製例9で調製した触媒を使用する他は、実施例1と同
様の条件で反応を行った。反応開始後3日後の反応成績
とともに、同一条件で反応を150日間継続した後の反
応結果もあわせて表6に示す。
様の条件で反応を行った。反応開始後3日後の反応成績
とともに、同一条件で反応を150日間継続した後の反
応結果もあわせて表6に示す。
【0046】
【表6】
【0047】比較例1 比較調製例1で調製した触媒を使用する他は、実施例1
と同様の条件で反応を行った。反応開始後3日後の反応
成績とともに、同一条件で反応を150日間継続した後
の反応結果もあわせて表7に示す。
と同様の条件で反応を行った。反応開始後3日後の反応
成績とともに、同一条件で反応を150日間継続した後
の反応結果もあわせて表7に示す。
【0048】
【表7】
【0049】比較例1においては、HCFC−31、H
FC−32のほかに、副生成物としてエタン系化合物
や、HCFC−22等の生成を確認し、Cr含有触媒で
はオキシクロリネーションに起因する生成物の生成が不
可避であることがわかった。
FC−32のほかに、副生成物としてエタン系化合物
や、HCFC−22等の生成を確認し、Cr含有触媒で
はオキシクロリネーションに起因する生成物の生成が不
可避であることがわかった。
【0050】比較例2 比較調製例2で調製した触媒を使用して、実施例1と同
様の条件で反応を行った。反応成績をまとめて表8に示
す。
様の条件で反応を行った。反応成績をまとめて表8に示
す。
【0051】
【表8】
【0052】比較例2においても、HCFC−31、H
FC−32のほかに、副生成物としてエタン系化合物
や、HCFC−22等の生成を確認し、担持触媒でもC
r系の場合にはオキシクロリネーションを抑制すること
が困難であることがわかった。
FC−32のほかに、副生成物としてエタン系化合物
や、HCFC−22等の生成を確認し、担持触媒でもC
r系の場合にはオキシクロリネーションを抑制すること
が困難であることがわかった。
【0053】比較例3 比較調製例3で調製した触媒を使用して、実施例1と同
様の条件で反応を行った。反応開始3日後の反応成績を
まとめて表9に示す。
様の条件で反応を行った。反応開始3日後の反応成績を
まとめて表9に示す。
【0054】
【表9】
【0055】上記表9に示す比較例3の結果から、酸素
の一部をハロゲン置換しないアルミナを使用した場合に
は、塩化メチレンの反応率が低く、HFC−32の選択
率も低いことがわかった。
の一部をハロゲン置換しないアルミナを使用した場合に
は、塩化メチレンの反応率が低く、HFC−32の選択
率も低いことがわかった。
【0056】
【発明の効果】本発明は、実施例に示した如く塩化メチ
レンのフッ素化において、酸素の一部をハロゲンに置換
したアルミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から
選ばれる少なくとも1種の元素を、また必要に応じて副
成分としてアルカリ土類元素およびランタノイド元素か
ら選ばれる少なくとも1種の元素を担持させた触媒を使
用することにより、従来知られている触媒よりも単流で
の塩化メチレンの転化率を向上すること、さらには触媒
の長寿命化が図られること、という効果を有する。
レンのフッ素化において、酸素の一部をハロゲンに置換
したアルミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から
選ばれる少なくとも1種の元素を、また必要に応じて副
成分としてアルカリ土類元素およびランタノイド元素か
ら選ばれる少なくとも1種の元素を担持させた触媒を使
用することにより、従来知られている触媒よりも単流で
の塩化メチレンの転化率を向上すること、さらには触媒
の長寿命化が図られること、という効果を有する。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−97724(JP,A) 特開 平4−29943(JP,A) 特開 平4−29942(JP,A) 特開 平4−29940(JP,A) 特開 昭59−231030(JP,A) 特開 昭59−231029(JP,A) 特開 昭59−225132(JP,A) 特開 昭59−225131(JP,A) 米国特許2744148(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 17/20 C07C 19/08
Claims (3)
- 【請求項1】酸素の一部をハロゲンに置換したアルミナ
に、Mnおよび鉄族元素から選ばれる少なくとも1種の
金属元素を担持させたフッ素化触媒の存在下、塩化メチ
レンとフッ化水素とを気相で反応せしめることを特徴と
する塩化メチレンのフッ素化方法。 - 【請求項2】フッ素化触媒が、主成分としてのMnおよ
び鉄族元素から選ばれる少なくとも1種の金属元素とと
もに、副成分としてのアルカリ土類元素およびランタノ
イド系元素から選ばれる少なくとも1種の金属元素を担
持させたものである請求項1に記載のフッ素化方法。 - 【請求項3】フッ素化反応系に酸素を添加する請求項1
または2に記載のフッ素化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17932392A JP3261165B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 塩化メチレンのフッ素化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17932392A JP3261165B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 塩化メチレンのフッ素化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339179A JPH05339179A (ja) | 1993-12-21 |
JP3261165B2 true JP3261165B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=16063832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17932392A Expired - Fee Related JP3261165B2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 塩化メチレンのフッ素化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3261165B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404049B1 (en) | 1995-11-28 | 2002-06-11 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device, manufacturing method thereof and mounting board |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2736050B1 (fr) | 1995-06-29 | 1997-08-01 | Atochem Elf Sa | Procede de fabrication du difluoromethane |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP17932392A patent/JP3261165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6404049B1 (en) | 1995-11-28 | 2002-06-11 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device, manufacturing method thereof and mounting board |
US6563212B2 (en) | 1995-11-28 | 2003-05-13 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device |
US6621160B2 (en) | 1995-11-28 | 2003-09-16 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device and mounting board |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05339179A (ja) | 1993-12-21 |
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