JPH04298199A - クロック供給装置及び通信ネットワークシステム - Google Patents

クロック供給装置及び通信ネットワークシステム

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JPH04298199A
JPH04298199A JP3063361A JP6336191A JPH04298199A JP H04298199 A JPH04298199 A JP H04298199A JP 3063361 A JP3063361 A JP 3063361A JP 6336191 A JP6336191 A JP 6336191A JP H04298199 A JPH04298199 A JP H04298199A
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flip
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flop
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久幸 丸山
Hiroshi Mabuchi
馬渕 浩
Sadao Mizokawa
貞生 溝河
Hiroshi Tomizawa
冨沢 宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クロック供給装置及び
通信ネットワークシステムに係り、特に、一方の通信網
から他方の通信網へクロックを供給するに好適なクロッ
ク供給装置及びこのクロック供給装置を情報伝送系に有
する通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークシステムにおいて、一
方の通信網から他方の通信網へクロックを供給するに際
しては、クロック供給系統を2重化し、一方の通信網か
ら一方のクロック供給系を介して他方の通信網へクロッ
クを供給し、一方のクロック供給系に障害が生じたとき
には、他方のクロック供給系からのクロックを他方の通
信網へ供給する方法が採用されている。
【0003】クロック供給系を切替える手段としては、
各クロック供給系統からのクロックのうちいずれかのク
ロックを選択する選択回路と、選択回路の出力クロック
とこのクロックを逓倍した後分周して得られたクロック
との位相を比較する位相比較器と、位相比較器の出力信
号を平滑化するループフィルタと、ループフィルタの出
力信号に応じて発振周波数を制御する電圧制御発振器と
、電圧制御発振器の出力信号を分周し、分周したクロッ
クを位相比較器に戻す分周器と、ループフィルタの出力
信号と基準電圧とを比較し、比較結果によって選択回路
に切替信号を出力する比較器とを備えたものが知られて
いる。
【0004】また、「IEEE  JOURNAL  
OF  SOLID−STATE  CIRCUIT,
VOL24,No.6  1989年12月号  第1
647頁から1655頁」に記載されているように、ル
ープフィルタの出力と基準電圧とを比較する比較器のか
わりに、選択回路の出力クロックのパルス数をカウント
するカウンタと、分周器の出力クロックをカウントする
カウンタと、各カウンタのカウント値を比較して両者の
カウント値が異なったときに切替信号を出力する比較器
と、比較器の出力パルスをラッチし選択回路に切替信号
を出力するフリップフロップを備えたものが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来技術では、
選択回路によって選択されたクロックを逓倍する逓倍手
段は、位相比較器とループフィルタと電圧制御発振器及
び分周器を備えたPLLで構成されているが、PLL応
答後の何らかの出力を利用してPLLの引き込み状態の
異常を検知し、この検知出力によってクロック選択回路
を切替える方式を採用しているため、クロック供給系に
障害が生じてからクロックの切替えを行なうまでに、P
LLの応答時間が含まれ、クロック切替時間が長くなる
という問題点がある。例えば、公衆網で広く使われてい
る時分割多重装置(TDM)からクロックの供給を受け
るシステムにおいては、クロック速度が64KHzと低
速のため、伝送速度100Mbpsを越えるネットワー
クシステムにクロックを供給する場合、ジッタ抑圧も十
分に考慮すると、PLLのクロック引き込み時間は数秒
のオ−ダとなる。引き込み時間が数秒程度要すると、こ
の期間中は、ネットワークには正規のクロックが供給さ
れないので、電話系システムでは、「呼」の切断に至る
ことになる。そこで、特開昭62−73817号公報に
記載されているように、正常時には外部クロックに従っ
てPLLを駆動し、外部クロックに障害が生じたときに
は、PLLの自走クロックに切替え、外部クロックの障
害が回復したときにふたたび外部クロックに切替える方
式を採用することも考えられるが、この方法を単に採用
しても、自走クロックを保持した状態でクロック供給系
を切替えることは困難である。
【0006】本発明の目的は、クロック供給系に障害が
生じたときに、自走クロックを保持した状態でクロック
供給系を切替えることが出来るクロック供給装置及び通
信ネットワークシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、第1の装置として、複数のクロック供給
系からのクロックのうちいずれかのクロックを切替信号
に応じて選択するクロック選択手段と、クロック選択手
段により選択された入力クロックの周波数を逓倍し逓倍
したクロックを出力する逓倍手段と、クロック選択手段
により選択された入力クロックの発生状態を逓倍手段の
出力クロックを基準として監視し、この監視結果から入
力クロックに障害が生じたことを検出する障害検出手段
と、障害検出手段の検出出力によりクロック選択手段に
対して切替信号を出力する切替手段とを備え、前記逓倍
手段は、クロック選択手段により選択された入力クロッ
クとこの入力クロックを基に得られたフィードバック用
のクロックとの位相差に応じた信号を出力する位相比較
用D−Tフリップフロップと、位相比較用D−Tフリッ
プフロップの出力パルスを平滑化するループフィルタと
、ループフィルタの出力信号に応じて発振周波数を制御
して入力クロックを逓倍したクロックを出力する電圧制
御発振器と、電圧制御発振器の出力クロックを分周し分
周したクロックをD−Tフリップフロップへフィードバ
ックする分周器とから構成されているクロック供給装置
を構成したものである。
【0008】第1の装置を含む第2の装置として、各ク
ロック供給系を伝送するクロックに障害が生じたときに
各クロック供給系とクロック選択手段とを電気的に分離
する分離手段を各クロック供給系に備えているクロック
供給装置を構成したものである。
【0009】第2の装置を含む第3の装置として、各分
離手段は、各クロック供給系を伝送するクロックに障害
が生じたときに出力インピーダンスをハイインピーダン
スとする出力バッファで構成されているクロック供給装
置を構成したものである。
【0010】第1,第2または第3の装置を含む第4の
装置として、障害検出手段は、フィードバック用のクロ
ックを基準として位相比較用D−Tフリップフロップの
出力パルスの発生状態を監視し、位相比較用D−Tフリ
ップフロップからクロックに同期して規定のパルスが発
生しないときに障害検出信号を出力する障害検出用フリ
ップフロップで構成されているクロック供給装置を構成
したものである。
【0011】第4の装置を含む第5の装置として、縦続
接続された障害検出用フリップフロップをN個備え、位
相比較用D−Tフリップフロップの入力パルスが連続し
てN個欠落したときに、最終段のフリップフロップから
障害検出信号を出力して成るクロック供給装置を構成し
たものである。
【0012】第1,第2,第3,第4または第5の装置
を含む第6の装置として、切替指令信号を受けたときフ
ィードバック用のクロックに同期して、切替手段に切替
信号の発生を強制的に実行させる切替指令手段を備えて
いるクロック供給装置を構成したものである。
【0013】第1,第2,第3,第4,第5または第6
の装置を含む第7の装置として、各クロック供給系を伝
送するクロックの周波数と位相を互いに同一に設定して
成るクロック供給装置を構成したものである。
【0014】第1のシステムとして、第一方の通信網と
他方の通信網とを複数のクロック供給系を介して接続し
、各クロック供給系と他方の通信網との間に、第1乃至
第7のうちいずれか一つの装置を有する通信ネットワー
クシステムを構成したものである。
【0015】第1のシステムを含む第2のシステムとし
て、一方の通信網からのクロックに障害が生じたときに
各クロック供給系の出力インピーダンスをハイインピー
ダンスとする時分割多重装置を各クロック供給系に備え
ている通信ネットワークシステムを構成したものである
【0016】
【作用】クロック選択手段で選択されたクロックを逓倍
手段によって逓倍するに際して、D−Tフリップフロッ
プの出力パルスに従って入力クロックを逓倍するととも
に、逓倍したクロックを分周してD−Tフリップフロッ
プにフィードバックし、フィードバックされたクロック
を基準として入力クロックに障害が生じたことを検出し
、この検出出力によりクロック供給系を切替えるように
しているため、自走クロックを保持した状態でクロック
供給系を切替えることができ、系統の切替時間にPLL
の応答時間が含まれないので系統の切替えを短時間で行
なうことができる。またクロック供給系に障害が生じた
ときに、クロック供給系とクロック選択手段とを電気的
に分離するようにしているため、障害の発生を確実に検
出することができる。また障害検出用フリップフロップ
を複数個縦続接続し、入力パルスが連続して複数個欠落
したときに障害が発生したことを検出すれば、外来ノイ
ズなどの影響を受けることなく障害の発生を確実に検出
することができる。また各クロック供給系の周波数と位
相を同一にしているためクロックの切替えによって通信
不可能状態となる時間をゼロとすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】図1及び図2において、公衆網10と情報
の授受を行なう第2のネットワーク12には複数のステ
ーション14,16,18,20が用けられており、各
ステーションが伝送路22を介してループ状に接続され
ている。第1のステーション14は二重化されたクロッ
ク供給ライン24,26を介して時分割多重装置28,
30に接続されており、各時分割多重装置28,30は
伝送路32,34を介して公衆網10に接続されている
。そしてステーション14には、公衆網10から64K
Hzのクロックが時分割多重装置28,30、クロック
供給ライン24,26を介して供給されている。クロッ
ク供給ライン24はクロック優先供給系として用いられ
、クロック供給ライン26は予備系として用いられてお
り、ステーション14は、正常時クロック供給ライン2
4からのクロックを選択し、ライン24に障害が生じた
ときにライン26からのクロックを選択し、各選択した
クロックの周波数を1920倍に逓倍し、64KHzの
クロックを122.88MHzのクロックとして伝送路
22へ出力するように構成されている。そして時分割多
重装置28,30にはそれぞれトライスティトゲート3
6,38が用けられており、各ゲート36,38はゲー
トがLの状態で入力側がLのときには出力側にLの信号
を出力し、入力側がHの信号のときには出力側にHの信
号を出力し、ゲ−トがHレベルとなったときには出力イ
ンピーダンスをハイインピーダンスとするように構成さ
れている。すなわち各時分割多重装置28,30は、公
衆網10からのクロックに障害が生じたときには、ゲー
ト36,38の出力側をハイインピーダンスとするよう
に構成されている。
【0019】一方、ステーション14にはプルアップ抵
抗40,42、入力バッファ44,46、波形整形回路
48,50、クロック選択回路52、障害検出回路54
、逓倍器56が用けられている。各バッファ44,46
はその前段にプルアップ抵抗40,42を用けることに
より、クロック供給ライン24または26が断線になっ
たときにもクロック選択回路52によって選択されたク
ロックをハイレベルに維持するように構成されている。 また波形整形回路48,50は、図3に示されるように
、クロック周期Tc(15.625μs)に比べLレベ
ルの期間Tlが十分に短かいパルスを生成するように構
成されている。そして各波形整形回路48,50の出力
クロックがクロック選択回路52に供給されている。ク
ロック選択回路52は通常時にはクロック供給ライン2
4からのクロックを選択し、クロック供給ライン24か
らのクロックに障害が生じたときに、障害検出回路54
からの信号によりクロック供給ライン26からのクロッ
クを選択するように構成されている。
【0020】逓倍器56は位相比較器58、バッファ6
0,62、ループフィルタ64、電圧制御発振器66、
分周器68を備えて構成されており、障害検出回路54
はフリップフロップ70,72,74から構成されてい
る。位相比較器58はD−Tフリップフロップで構成さ
れ、クロック選択回路52で選択されたクロックと分周
器68で分周されたクロックとの位相を比較し、位相差
に応じたクロックをバッファ60,62を介してループ
フィルタ64へ出力するように構成されている。ループ
フィルタ64はバッファ60,62からの信号を平滑化
して直流電圧を発生するように構成されている。電圧制
御発振器66はループフィルタ64の出力電圧に応じて
発振周波数を制御し、クロック選択回路52で選択され
た入力クロック52Aを逓倍したクロック(122.8
8MHz)を出力するように構成されている。分周器6
8は電圧制御発振器66の出力クロック66Aを1/1
920に分周し、デユテイ比50%のクロック68A(
64KHz)をフイードバック用のクロックとして位相
比較器58へ戻すように構成されている。このように構
成された逓倍器56はPLLとして機能し、クロック選
択回路52から図4のタイミングT1〜T3で示される
ようなクロックが入力されると、位相比較器58のQ端
子及び分周器68の出力からはクロック58A,68A
が出力されるようになっている。
【0021】一方、障害検出回路54はD−Tフリップ
フロップ70,72,74を縦続接続して構成されてお
り、フリップフロップ70,72のT端子にクロック6
8Aが入力され、R端子にクロック52Aが入力され、
フリップフロップ70のD端子に位相比較器58の出力
によるクロック58Aが入力されるようになっている。 そしてフリップフロップ72のQ端子がフリップフロッ
プ74のT端子に接続され、フリップフロップ74のR
端子にコントローラからの切替指令信号Cが入力される
ようになっている。更にフリップフロップ74のQ端子
がクロック選択回路52に接続されている。そしてフリ
ップフロップ70,72はクロック68Aを基準として
クロック58Aの発生状態を監視し、クロック58Aが
連続して2個欠落したときにクロック供給ライン24か
らのクロックに障害が生じたとしてフリップフロップ7
4へ障害検出信号としてのパルスを出力するようになっ
ている。そしてフリップフロップ74はフリップフロッ
プ72からの障害検出信号を受けてQ端子からクロック
選択回路52へ切替信号としてのパルスを出力するよう
になっている。すなわちフリップフロップ70,72は
障害検出手段として構成され、フリップフロップ74は
切替手段として構成されている。
【0022】以上の構成において、クロック供給ライン
24からのクロックがクロック選択回路52を介して逓
倍器50に供給され、逓倍器50のPLL機能に従って
入力クロック52Aが逓倍されるとともにクロック52
Aとクロック68Aとが同期した状態となると位相比較
器58及び分周器68からは図4のタイミングT1〜T
3に示されるようなクロックが出力される。すなわちP
LLがロック状態になったときにはクロック68Aがほ
ぼデユテイ比50%の信号として出力される。次に、図
4のタイミングT3R以降に示されるように、クロック
供給ライン24で障害が生じ、クロック52Aが連続し
て欠落すると、まず、タイミングT3Rのクロック52
AがHレベルに維持され、位相比較器58の出力クロッ
ク58AがLレベルに反転せずにHレベルの状態に保持
される。この状態が継続されると、タイミングT4にお
いてフリップフロップ70がセットされ、フリップフロ
ップ70によってクロックが1個欠落したことが検出さ
れる。このような状態がさらに継続されると、タイミン
グT4Rにおいてもクロック52AがHレベルに維持さ
れ、タイミングT5においてフリップフロップ72がセ
ットされ、フリップフロップ72の出力パルスがフリッ
プフロップ74によってラッチされる。フリップフロッ
プ72の出力パルスがフリップフロップ74にラッチさ
れると、フリップフロップ74から切替信号としてのパ
ルスが出力されクロック切替回路52によってラインの
切替えが行なわれる。すなわちライン24からのクロッ
クのかわりにライン26からのクロックが選択される。 クロックの切替えを行なうに際して、位相比較器58の
各出力端子からは、位相比較器58のいわゆるトグル動
作により32KHzのほぼデユテイ比50%のデジタル
信号が出力されるため、自走クロックを保持した状態で
クロック52Aが欠落したか否かを監視できるとともに
クロック52Aが連続して2回欠落したときにクロック
の切替えを行なうことができ、クロックを切替えるのに
PLLの応答時間を含むことなく切替えを行なうことが
でき、クロックの切替えを、例えば数m秒のオ−ダで行
なうことができる。
【0023】また前記実施例においては、クロック52
Aが2個連続して欠落したときに障害が発生したとして
いるため、外来ノイズなどによってクロック52Aが欠
落したときに障害の発生を誤検出するのを防止すること
ができる。またクロックの欠落を検知する場合、フリッ
プフロップ70,72と同じ機能を有するものをN個縦
続接続すれば、クロック52Aが連続してN個欠落した
ときに障害が発生したことを検知することができる。
【0024】また、図4に示されるタイミングT4以降
で障害が回復しクロック52Aの欠落が1個のときには
、クロック52Aによって各フリップフロップ70,7
2がリセットされるため、クロック52Aが連続して2
回欠落したのみ障害が発生したことを検知することがで
きる。
【0025】また伝送路32,34及びクロック供給ラ
イン24,26を伝送するクロックは周波数及び位相が
同一に設定されているため、ライン24からライン26
へ切替えても、この切替時に逓倍器56がPLLの機能
として再度引込み直すときでも電圧制御発振器66の出
力クロック66Aの周波数と位相が大きく変動すること
がなく、伝送路22へ安定したクロック66Aを供給す
ることができる。
【0026】次に、本発明の他の実施例を図5及び図6
に基づいて説明する。
【0027】本実施例は、フリップフロップ74のR端
子へ切替指令信号を供給するための信号系に同期化回路
70を用けたものであり、同期化回路70は切替指令信
号200を受けたとき、フィードバック用のクロック6
8Aに同期して、フリップフロップ74を強制的にラッ
チするための出力パルスを発生するように構成されてい
る。切替指令信号200はステーション14内のレジス
タからの指令であり、図6に示されるように、障害が発
生し、ライン24からライン26に切替った後、ライン
24の障害が除去されて正常状態に戻ったときにライン
26からライン24へ強制的に切替えるために用いられ
る。この場合、図6のタイミングT6R以降に示される
ように、ライン24からライン26に切替った後ライン
26からライン24へ切替えるときに、信号200とク
ロック68Aとが非同期であるとライン26からライン
24へ切替えるときのタイミングがクロック68Aと非
同期となり逓倍器56が再引込み動作を行なう時間が長
くなる。ところが信号200をクロック68Aと同期し
た状態でライン26からライン24へ切替えれば、ライ
ン26のクロックとクロック選択回路52の出力クロッ
ク52Aとの間で問われていた同期関係がライン24の
クロックとクロック68Aとの間に引き継がれ、逓倍器
56の再引き込み時間を短くすることができる。
【0028】前記各実施例においてクロックを切替える
際に切替時間として数m秒で実行できるので、電話系通
信システムが「呼」の切断となるのを回避することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のクロック供給系からのクロックを切替えるときに
、PLLの自走クロックを保持した状態でクロックに障
害が発生したか否かを監視するとともにこの監視結果か
ら障害が発生したときにクロックの切替えを行なうよう
にしたため、クロックの切替動作を大幅に短縮すること
ができる。このためこの装置を通信ネットワ−クシステ
ムに用いれば通信ネットワークの「呼」の切断を回避す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部構成図である。
【図2】本発明が適用されたシステムの全体構成図であ
る。
【図3】入力クロックの波形図である。
【図4】図1に示す装置の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図5】本発明の他の実施例を示す要部構成図である。
【図6】図5に示す装置の作用を説明するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
10  公衆網 14,16,18,20  ステーション36,38 
 時分割多重装置 52  クロック選択回路 54  障害検出回路 56  逓倍器 58  位相比較器 64  ループフィルタ 66  電圧制御発振器 68  分周器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数のクロック供給系からのクロック
    のうちいずれかのクロックを切替信号に応じて選択する
    クロック選択手段と、クロック選択手段により選択され
    た入力クロックの周波数を逓倍し逓倍したクロックを出
    力する逓倍手段と、クロック選択手段により選択された
    入力クロックの発生状態を逓倍手段の出力クロックを基
    準として監視し、この監視結果から入力クロックに障害
    が生じたことを検出する障害検出手段と、障害検出手段
    の検出出力によりクロック選択手段に対して切替信号を
    出力する切替手段とを備え、前記逓倍手段は、クロック
    選択手段により選択された入力クロックとこの入力クロ
    ックを基に得られたフィードバック用のクロックとの位
    相差に応じた信号を出力する位相比較用D−Tフリップ
    フロップと、位相比較用D−Tフリップフロップの出力
    パルスを平滑化するループフィルタと、ループフィルタ
    の出力信号に応じて発振周波数を制御して入力クロック
    を逓倍したクロックを出力する電圧制御発振器と、電圧
    制御発振器の出力クロックを分周し分周したクロックを
    D−Tフリップフロップへフィードバックする分周器と
    から構成されているクロック供給装置。
  2. 【請求項2】  各クロック供給系を伝送するクロック
    に障害が生じたときに各クロック供給系とクロック選択
    手段とを電気的に分離する分離手段を各クロック供給系
    に備えている請求項1記載のクロック供給装置。
  3. 【請求項3】  各分離手段は、各クロック供給系を伝
    送するクロックに障害が生じたときに出力インピーダン
    スをハイインピーダンスとする出力バッファで構成され
    ている請求項2記載のクロック供給装置。
  4. 【請求項4】  障害検出手段は、フィードバック用の
    クロックを基準として位相比較用D−Tフリップフロッ
    プの出力パルスの発生状態を監視し、位相比較用D−T
    フリップフロップからクロックに同期して規定のパルス
    が発生しないときに障害検出信号を出力する障害検出用
    フリップフロップで構成されている請求項1,2、また
    は3記載のクロック供給装置。
  5. 【請求項5】  縦続接続された障害検出用フリップフ
    ロップをN個備え、位相比較用D−Tフリップフロップ
    の入力パルスが連続してN個欠落したときに、最終段の
    フリップフロップから障害検出信号を出力して成る請求
    項4記載のクロック供給装置。
  6. 【請求項6】  切替指令信号を受けたときフィードバ
    ック用のクロックに同期して、切替手段に切替信号の発
    生を強制的に実行させる切替指令手段を備えている請求
    項1,2,3,4、または5記載のクロック供給装置。
  7. 【請求項7】  各クロック供給系を伝送するクロック
    の周波数と位相を互いに同一に設定して成る請求項1,
    2,3,4,5または6記載のクロック供給装置。
  8. 【請求項8】  一方の通信網と他方の通信網とを複数
    のクロック供給系を介して接続し、各クロック供給系と
    他方の通信網との間に請求項1,2,3,4,5,6,
    7のうちいずれか一つに記載のクロック供給装置を有す
    る通信ネットワ−クシステム。
  9. 【請求項9】  一方の通信網からのクロックに障害が
    生じたときに各クロック供給系の出力インピーダンスを
    ハイインピーダンスとする時分割多重装置を各クロック
    供給系に備えている請求項8記載の通信ネットワークシ
    ステム。
JP3063361A 1991-03-27 1991-03-27 クロック供給装置及び通信ネットワークシステム Expired - Lifetime JP2949310B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0583238A (ja) * 1991-09-20 1993-04-02 Fujitsu Ltd 同期タイミング切替時のタイミング安定化方法
JP2010011518A (ja) * 2009-10-15 2010-01-14 Fujitsu Microelectronics Ltd 試験装置

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