JPH0429734A - 混練装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は混練ケースで材料を混練しながら別の材料を混
練ケースに自動投入できるようにした混練装置に関する
。

（従来の技術） 例えば電子レンジでは、調理室内にパンケースをセット
し、このパンケースにてパン材料の混練からパンの焼成
までを行うことができるようにしたものが提供されてい
るが、最近、パンの生地だけでなく、ケーキの生地も混
練できるように改良したものも商品化されてきている。

（発明が解決しようとする課題） 良いケーキ生地を作るには、卵を泡立てた後に小麦粉を
加えて混練しなければならない。

しかしながら、パン製造装置付きの電子レンジにて、そ
の混練機能を利用してケーキの生地を混練する場合には
、卵の泡立ては自動で行うことができるが、小麦粉の投
入は混練を中断して手で投入せねばならず、面倒である
。もちろん最初から卵と小麦粉をケースに収容して混練
することはできるか、これでは良いケーキ生地を得るこ
とはできない。

そこで、本発明の目的は、混練ケースで材料を混練しな
がら別の材料を混練ケースに投入できる混練装置を提供
するにある。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明の混練装置は、混練ケースを設け、この混練ケー
ス内に正逆回転する混練部材を設け、収容した材料を混
練ケースに供給する供給口を有した補助ケースを設け、
この補助ケースの供給口を開閉するシャッタを設け、混
練部材の回転力をシャッタに伝達し混練部材の回転方向
に応じてシャッタを開閉動作させる回転力伝達手段を設
けたものである。

この場合、回転力伝達手段は、磁石の磁気力により混練
部材の回転をシャッタに伝達する構成とすることができ
る。

また、混練終了前の所定期間は混練部材がシャッタを開
放する方向に回転することが好ましい。

（作用） 混練ケースに材料を収容し、補助ケースに別の材料を収
容する。そして、混練部材をシャ・ツタの閉鎖方向に回
転させて、まず混練ケース内に収容されている材料を混
練する。そして、混練ケース内の材料の混練が所要時間
待われたところで、混練部材を逆転させる。すると、シ
ャッタが開放動作して補助ケースの供給口を開放するた
め、補助ケース内の別の材料が供給口から混練ケース内
に供給され、混練ケース内の材料と共に混練される。

この場合、磁石の磁気力により混練部材の回転をシャッ
タに伝達することにより、回転力伝達手段の構成を簡単
なものとすることができる。

また、混練終了前の所定期間、混練部材がシャッタを開
放する方向に回転させれば、補助ケース内の材料を残ら
ず混練ケースに供給できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を混練機能付きの電子レンジに
適用して図面を参照しながら説明する。

ます、第２図において、本体１内には図示しない扉によ
って開閉される調理室２が設けられており、この調理室
２には上ヒータ３および下ヒータ４が配設されている。

また、調理室２の右外側にはマグネトロン５が導波管６
を介して取り付けられている。

一方、調理室２の底部には、バヨネット係合部７が設け
られ、このバヨネット係合部７に混練ケース８が着脱可
能に取り付けられるようになっている。また、調理室２
の底部には、混練用モータ９によりベルト伝動機構１０
を介して正逆回転される中空の混練軸１１が設けられ、
混練ケース８をバヨネット係合部７に取り付けることに
よって該混練ケース８内に配設された混練部材１２が混
練軸１１に連結子１２ａ、ｌｌａを介して連結されるよ
うになっている。なお、混練軸１１内にはマイクロ波加
熱時に図示しないターンテーブルを回転させるためのテ
ーブルモータ１３の回転軸１３ａが挿通されている。

上記混練ケース８上には補助ケース１４が着脱可能に取
り付けられる。この補助ケース１４の底面部は第１図に
示すように中央部に向って下降傾斜するテーパ状に形成
されている。そして、この補助ケース１４の底面部には
扇形の供給口１５が複数個形成されている。かかる補助
ケース］４の底面部の外下面には軸１ピン６に支持され
ニシャッタ１７が回動可能に設けられている。このシャ
ッタ１７には扇形の突片１７ａが放射状に設けられ、軸
ビン］６を中心とする正逆目動に伴い、これら突片１７
ａにより供給口１５を開閉する。そして、補助ケース１
４の底面部の外下面には、２枚の突片１７ａ間に位置す
るようにしてストッパ１８が突設されており、このスト
ッパ１８によりシャッタ１７の回動範囲が突片１７ａに
より供給口１５を全閉する位置と全開する位置との間に
規制される。

上記シャッタ１７は混練部材１２から回転力を受けて正
逆回動する。この混練部材１２からシャッタ１７に回転
力を伝達する回転力伝達手段１９は、混練部材１２の回
転中心の上端部に設けられた永久磁石２０と、シャッタ
１７の回転中心部に設けられた永久磁石２１とから構成
されている。

なお、これら永久磁石２０．２１は周方向に沿ってＮ極
とＳ極とが交互に存在するように着磁されている。

さて、電子レンジの電気回路構成は第３図に示す通りで
、交流電源に接続されるプラグ２２の一方の端子はヒユ
ーズ２３、サーマルスイッチ２４および図示しない扉の
閉鎖によりオンするドアスイッチ２５を介して母線２６
に接続され、他方の端子は同じ（扉の閉鎖によりオンす
るドアスイッチ２７を介して母線２８に接続されている
。また、両母線２６および２８間には扉の閉鎖によりオ
フするショートスイッチ２９が接続されている。そして
、両母線２６および２８間には、庫内灯２９、マグネト
ロン５を冷却するためのファン（図示せず）の駆動モー
タ３０、テーブルモータ１３、前記混練用モータ９、上
下両ヒータ３，４、マグネトロン５か、第１ないし第７
のリレースイッチ３〕ないし３７、昇圧トランス３８、
マグネトロン駆動回路３９と共に第３図のように結線さ
れている。

また、上記プラグ２２の他方の端子と、サーマルスイッ
チ２４およびドアスイッチ２５との共通接続点との間に
、直流電源回路４１０両端子が接続されており、この直
流電源回路４１にマイクロコンピュータを主体とする制
御装置４２が接続されている。この制御装置４２は図示
しない操作スイッチなどからの入力信号および予め記憶
されたプログラムに基づいて電子レンジを制御する。

次に上記構成において、ケーキの生地を混練する場合の
作用を説明する。

まず、混練ケース８に卵黄、卵白を入れる。−方、補助
ケース１４の供給口１５をシャッタ１７により閉鎖した
上で、当該補助ケース１４内に小麦粉を入れる。そして
、補助ケース１４を混練ケース８上にセットし、混練ケ
ース８を調理室２のバヨネット係合部７に取り付ける。

その後、メニュースイッチにより「ケーキ生地混練」を
選択し、スタート操作する。このケーキ生地の混練は、
制御装置４２が混練用モータ９を、比較的長時間の第１
正転運転、比較的短時間の第１逆転運転、比較的長時間
の第２正転運転、比較的短時間の第２逆転運転、比較的
長時間の第３正転運転、そして最終回の比較的長時間の
第３逆転運転を順に実行することによって行われる。な
お、混練用モータ９の正転運転は第３のリレースイッチ
３３をオンすることによって行われ、逆転運転は第４の
リレースイッチ３４をオンすることによって行われる。

また、混練中は、庫内灯２つが点灯される。

さて、第１正転運転では、混練部材１２が第１図に矢印
Ａで示す正方向に回転され、混練ケース８内の卵黄、卵
白を混練して泡立てる。この混練部材１２の正方向回転
により永久磁石１９がその磁気力によりシャッタ１７側
の永久磁石２０に対して正方向回転力を作用させる。し
かしながら、このときシャッタ１７は供給口１５を全閉
した状態にあってストッパ１８によりそれ以上正方向に
回動しない状態に規制されていることにより、そのまま
全閉状態を維持する。従って、供給口１５が開放される
ことはなく、卵黄、卵白の泡立て中に補助ケース１４内
の小麦粉が混練ケース８内に供給されることはない。

そして、第１逆転運転では、混練部材１２が逆方向に回
転し、卵黄、卵白の混練を再開する。この混練部材１２
の逆方向回転により永久磁石１９がその磁気力によりシ
ャッタ１７側の永久磁石２０に対して逆方向回転力を作
用させる。このため、シャッタ１７が逆方向に回動して
供給口１５を全開する。これにより、補助ケース１４内
の小麦粉が供給口１５から混練ケース８内に落下供給さ
れる。このときの混練部材１２の逆方向回転時間は比較
的短かい時間であるため、補助ケース１４内の小麦粉の
一部が混練ケース８内に供給されるものである。

第１回逆転運転で混練ケース８内に供給された小麦粉は
第２正転運転中に混練部材１２により卵黄、卵白と本格
的に混練される。この第２正転運転では、混練部材１２
が正方向に回転するため、永久磁石２０．２１どうしの
磁気力によりシャツタ１７が逆方向に回動して再び供給
口１５を全閉するように回動する。このため、補助ケー
ス１４からの小麦粉の供給は停止され、第１逆転運転時
に供給された小麦粉が卵黄、卵白と共に混練されるもの
である。

この第２正転運転後の第２逆転運転では、前述したと同
様にしてシャッタ１７が逆方向に回動して供給口１５を
全開するため、補助ケース１４内の小麦粉の一部が再び
混練ケース８内に供給されこの小麦粉は第３正転運転で
本格的に卵黄、卵白と混練される。

そして、最後の第３逆転運転に移ると、前述したと同様
にして供給口１５が全開されて補助ケース１４内に残っ
ている小麦粉が混練ケース８に供給されて卵黄、卵白と
混練される。この第３逆転運転は比較的長時間行われる
が、その運転中供給口１５は全開状態のままにされるの
で、補助ケース１４の内面に付着している小麦粉は運転
中の振動によりふるい落とされて混練ケース８内に供給
されるようになり、補助ケース１４内に小麦粉が残るお
それがない。

このように本実施例によれば、卵黄、卵白を泡立てた後
（第１正転運転後）、小麦粉を逐次混練ケース８に自動
的に供給して混練することができるので、混練を中断し
て手で小麦粉を混練ケース８に供給する、という面倒な
作業を行わなくとも済む。

なお、上記実施例では回転力伝達手段を永久磁石により
構成したが、これはクラッチ機構により構成しても良い
。また、上記実施例では電子レンジにおいて、ケーキの
生地を混練する場合に適用して説明したが、これに限ら
ず混練ケースで混練した材料に別の材料を混ぜて混練す
る場合に広く適用できるものである。

［発明の効果コ 以上の説明から明らかなように本発明によれば次のよう
な効果を得ることかできる。

請求項１記載の混練装置では、混練ケース内に設けられ
た正逆回転する混練部材の回転を回転力伝達手段により
補助ケースの供給口を開閉するシャッタに伝達して開閉
動作させるようにしたことにより、混練ケースで混練し
た材料に別の材料を自動で後投入することができ、手作
業で後投入せずとも済む。

請求項２記載の混練装置では、回転力伝達手段を、磁石
の磁気力により混練部材の回転をシャッタに伝達する構
成のものとしたことにより、回転伝達手段が簡単なもの
となる。

請求項３記載の混練装置では、混練終了前の斬新要時間
、混練部材がシャッタを開放する方向に回転するように
したことにより、補助ケース内の材料を残らず混練ケー
スに投入できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部の
分解斜視図、第２図は電子レンジの部分縦断正面図、第
３図は電気回路構成図、第４図はタイムチャートである
。 図中、２は調理室、８は混練ケース、９は混練用モータ
、１１は混練軸、コ２は混練部材、１４は補助ケース、
１５は供給口、１７はシャッタ、９は回転力伝達手段、 ２０゜ は永久磁石、 ２は制御装置である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、混練ケースと、この混練ケース内に設けられ正逆回
   転する混練部材と、前記混練ケースに設けられ内部に収
   容した材料を混練ケースに供給する供給口を有した補助
   ケースと、この補助ケースの供給口を開閉するシャッタ
   と、前記混練部材の回転力を前記シャッタに伝達し混練
   部材の回転方向に応じてシャッタを開閉動作させる回転
   力伝達手段とを具備してなる混練装置。 ２、回転力伝達手段は、磁石の磁気力により混練部材の
   回転をシャッタに伝達する構成であることを特徴とする
   請求項１記載の混練装置。 ３、混練終了前の所要時間、混練部材がシャッタを開放
   する方向に回転することを特徴とする請求項１または２
   記載の混練装置。