JP2689982B2 - 製パン器 - Google Patents

製パン器

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JP2689982B2
JP2689982B2 JP7084297A JP7084297A JP2689982B2 JP 2689982 B2 JP2689982 B2 JP 2689982B2 JP 7084297 A JP7084297 A JP 7084297A JP 7084297 A JP7084297 A JP 7084297A JP 2689982 B2 JP2689982 B2 JP 2689982B2
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JP
Japan
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bread
powder
motor
mixing
water
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JP7084297A
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震 尾島
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、家庭でパンを製造
する製パン器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、パンの製造は、パン材料である
小麦粉、粉ミルク、ショートニング、塩、イースト菌等
のパン材料に水を注加して混ねつを開始し、次いで、発
酵、又再こね、ベンチタイム、丸め、ホイロ、焼き上げ
の工程を経てパンを手動であるいは上記工程のシーケン
スを自動化して作られている。 【0003】ところが、上記パン材料に水を注入して混
ねつを開始した時、粉体に水が浸透しないうちは、こね
用回転羽根の回転速度が速すぎると該羽根によって粉体
のみがパンケース外に跳ね飛ばされてしまう。このた
め、最初、水と粉体が融合しないうちは、羽根の回転速
度を遅くして粉体を飛ばさないようにし、やがて混ねつ
し、パン材料に十分水が浸透した後は、回転を速くして
混ねつに必要な回転数に戻している。すなわち混ねつの
速度を変える事によって粉体が飛散するのを防止するよ
うにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】小麦粉等の粉体に水を
注入し、回転羽根の一定方向の回転で混ねつを開始する
際、粉体と水とが最初分離しているため、混熱用の回転
羽根の通常の速度では粉体が飛散するので、回転羽根の
駆動用モーターの回転数を、直流モーターでは入力電圧
を加減して減速するか、交流誘導モーターでは減速器を
使用して減速する等の方法がとられている。 【0005】しかし、入力電圧を加減したり、減速器を
使用したりするこれらの方法や装置では、騒音、価格等
不都合な事が多かった。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の製パン器では、パンケース内でパン
材料を混ねつ用羽根の回転力により混ねつする製パン器
において、混ねつ用羽根を駆動するモーターと、パン材
料の温度に拘わらず常に、こね開始時から粉体がパンケ
ース外に飛び散らないようになるまでの間、モーターに
回転、停止の繰り返しの信号を出力すると共に、その
後、モーターに連続信号を出力する制御部とを設けてい
る。 【0007】パン製造における混ねつの工程は最も重要
であり、生地の仕上がりは回転速度と時間との相関関係
から、良質のグルテンを得るのに必要な回転速度と時間
が決められる。 【0008】さらに、実用上の仕上がり時間を考慮する
と、混ねつ用羽根の回転速度は、ほぼ毎分200回転以
上が要求される。このような速度で連続して水および粉
体を混ねつすれば、パンケース内の水や空気が回転する
羽根に叩かれて、その反動で粉体を飛び散らせ、また、
粉体自身も羽根に叩かれて飛び上がる。 【0009】しかし、この発明では、混ねつ開始時、混
ねつ用羽根を駆動するモーターに常に、回転、停止の信
号を出力している。このため、粉体が最も飛散し易い混
ねつ開始時にも、粉体がパンケース外に飛び散ることな
く、水と良く融合して糊状化する。かかる状態になって
から羽根の回転を連続運転に切り替えて、こね工程に移
る。 【0010】 【発明の実施の形態】図1および図2において、本体1
のオーブン2内に設けられたパンケース3内に、パン材
料である粉体11を入れ、さらに水12を注入する。混
ねつ用羽根4は、シャフト5にかん着自在に取り付けら
れ、下部にプーリー6を固着する。そして、ベルト7を
介してモーター9のプーリー8と混ねつ用羽根4側のプ
ーリー6とを連動させる。さらに、こねに際し、こね開
始時、温度に拘わらず常に、モーター9に対し、回転、
停止の繰り返しの信号を出す制御部10が設けられる。
図3に制御信号のタイムチャートを示す。 【0011】図3のタイムチャート中の時刻イから混ね
つ用羽根4が回転を始めると、水12、粉体11は、混
ねつ用羽根4と同じ方向に廻り出すが、やがて水12、
粉体11および混ねつ用羽根4の動きによって、水分を
含まない一部の粉体11がパンケース3の上縁に向かっ
て飛び上がって来る。制御部10には、この時間以前に
モーター9が停止するようにプログラムされているの
で、モーター9が時刻ロで停止信号を受けると、水1
2,粉体11および飛び上がりかかった粉体11は、パ
ンケース3内で時刻ハの期間内で静止した後、ケース底
面に落下する。この間に、水12と粉体11の一部は、
徐々に混合されていく。このように、数十回の回転、停
止を繰り返すことで、完全に粉体11と水12は、飛散
することなく融合する。以後、図3のネのようにモータ
ー9は、連続回転に移り混ねつ終了で停止するように制
御部10によって制御される。なお、パンケース3の外
周にヒーター13が設置されており、パンケース3を温
めることができるようになっている。 【0012】 【発明の効果】以上のように、この発明に係わる自動製
パン器では、混ねつ開始時、温度に拘わらず常にモータ
ーを間欠回転させる制御部を設けたので、混ねつ用羽根
は、パン材料の温度が低くても高くても常に、混ねつ開
始時には間欠回転するように制御される。このため、粉
体飛散が生じ易い混ねつ開始時の粉体飛散を確実に防止
することができる。 【0013】しかも、いままでのようなモーターの変速
による粉体飛散防止と違い、交流モーターに減速器を使
用しての切り替え操作の必要も無くコスト低減を計れる
他、減速器等から発生する騒音も無い等幾多の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる製パン器の線図である。 【図2】本発明の作用を説明するための破断斜視図であ
る。 【図3】図1の製パン器に使用されるモーターの制御を
示すタイムチャート図である。 【符号の説明】 1 本体 2 オーブン 3 パンケース 4 混ねつ用羽根 5 シャフト 6 プーリー 7 ベルト 8 プーリー 9 モーター 10 制御部 11 粉体 12 水 13 ヒーター

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.パンケース内でパン材料を混ねつ用羽根の回転力に
    より混ねつする製パン器において、混ねつ用羽根を駆動
    するモーターと、パン材料の温度に拘わらず常に、こね
    開始時から粉体が上記パンケース外に飛び散らないよう
    になるまでの間、上記モーターに回転、停止の繰り返し
    の信号を出力すると共に、その後、上記モーターに連続
    信号を出力する制御部とを設けたことを特徴とする製パ
    ン器。
JP7084297A 1997-03-07 1997-03-07 製パン器 Expired - Lifetime JP2689982B2 (ja)

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JP7084297A JP2689982B2 (ja) 1997-03-07 1997-03-07 製パン器

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JP61297351A Division JPH0779772B2 (ja) 1986-12-12 1986-12-12 製パン器に於けるこね用羽根の制御方法

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JPH09215612A JPH09215612A (ja) 1997-08-19
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