JP2004305477A - 自動製パン機 - Google Patents

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亜希子 杉山
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Abstract

【課題】成績の良い出来栄えのケーキを安定して調整できる自動製パン機を提供することを目的とする。
【解決手段】記憶手段7は複数の調理メニューのうち、ケーキを調製できるメニューを持ち、選択手段8で選択された条件に従い、混練工程及び焼成工程をケーキ調製に最適になるように駆動源4、加熱手段5、温度検知手段6を制御手段9が制御するものであり、外観がよく内相のきめ細かく均一な出来栄えのケーキを安定して調製することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭において用いられる自動製パン機に関し、外観が良く、内相のきめが細かく、均一の大きさであり、食べたときに口どけの良い食感のケーキを調製できるケーキメニューを有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、少なくとも小麦粉・水・イーストなどの製パン材料を用い、混練・発酵・焼成の工程を自動制御することにより、製パンを行う自動製パン機は実用化されている。また、パンの種類としては、食パン・ソフト食パン・ブドウ食パン・フランスパンなどが挙げられ、これらのパンの種類は製パン材料及び配合により製パン時間及び製パン工程が異なることは一般的に知られている。さらに、それらの製パンコースを複数個有する自動製パン機も実用化されている。
【0003】
また、調理メニューの中にケーキを調製できる機能を持つ自動製パン機もある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第2548328号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
成績の良いケーキとは外観が良く、充分に膨化しており、内相のきめが細かく均一であり、外皮がうすいケーキのことを指す。外観の良さとは、ケーキが膨化したときの高さが充分であること、外皮の焼き色が充分に色づいていること、また、内相のきめが細く、適度に空気を含んでいることがケーキを食べた時の口どけの良さに繋がる。きめが細かく、口どけの良い食感のケーキを作るためには、ケーキ材料を均一に混練する必要がある。
【0006】
しかしながら、前記従来の自動製パン機では、ケーキを調製できる機能は備えられているものの、ケーキの外観を美しく仕上げ、ケーキ材料を均一に混練することで内相のきめを細かくするような調理プロセスを設けたものはなかった。混練工程を一回しか設けていない場合や、ケーキ材料が十分に分散するまでに必要とする混練時間よりも短い場合には、生地が混練不足になり、きめの元となりうる空気の混入が十分でないことから、ケーキの内相のきめが粗くなり、きめの大きさが均一にならないという課題があった。また、食べた時にもケーキ特有のふんわりとした食感を得ることができない。
【0007】
また、混練工程を複数持っている場合でも、混練時間が必要以上に長すぎると生地が混練過度の状態になり、本来必要のないグルテンが過度に発生してしまうため生地に粘りが生じ、焼成したときにケーキが十分に膨化しないことがある。
また、空気が過度に混入しすぎると、きめ同士がくっついて潰れてしまい、内相が密になった状態になるため、食べたときにケーキ特有のふんわりとした食感を得ることができないという課題があった。また、手作業でケーキ生地を調製しようとした場合には、ケーキ材料を均一に混練するには力を継続して加える必要があり、大変手間が掛かるものであった。このため、材料を均一に分散させることができず、空気の混入が十分でないことからケーキ内相のきめが粗くなり、大きさが均一にならないという課題があった。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するもので、ケーキの外観を美しく仕上げるような工程と、ケーキ内相のきめを細かく、均一にするような適切な混練工程と焼成工程を行うことで、外観が美しく充分膨化した、内相のきめが細かく均一であり、ふんわりとした食感を持つ、安定した出来映えのケーキを調製可能とする自動製パン機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自動製パン機は、ケーキメニューの混練工程の終了直前に、ケーキ上面の凹凸をなだらかにする所定時間の混練を行うもので、すなわち、ケーキの外観を美しく仕上げる工程を設け、ケーキ内相のきめを細かく、大きさを均一に整えるために、適切な混練工程と焼成工程を行うように制御したものである。これにより、ケーキの外観が良く、十分に膨化し、内相のきめが細かく均一なケーキを安定して調製することが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、製パンまたはケーキの調製を行う焼成室と、前記焼成室内に設けられ製パン材料またはケーキ材料を入れる練り羽根を有するケースと、前記練り羽根を回転させ混練・ガス抜きを行う駆動手段と、焼成・発酵の熱源となる加熱手段と、前記焼成室の温度を検知する温度検知手段と、複数のメニューを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から希望するメニューを選択する選択手段と、前記駆動手段、前記加熱手段、前記温度検知手段、前記記憶手段を制御する制御手段とを備え、前記記憶手段には複数の製パンメニューおよびケーキメニューが記憶されており、前記ケーキメニューの混練工程の終了直前に、ケーキ上面の凹凸をなだらかにする所定時間の混練を行う自動製パン機とすることにより、ケーキ上面の凹凸をなだらかに整え、ケーキを焼成したときに、こぶ状の突起物が発生するのを防ぐ効果がある。
【0011】
また、ケーキ上面を凹凸なくなだらかにしておくことで、焼成工程中においてケーキ上面一帯の火通りを均等に行うことができるので膨化が良く、また、焼き色も均等に着色しやすく、極端な色ムラを発生しにくいのでケーキの外観が美しく仕上がるという効果がある。
【0012】
請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載の発明において、連続と不連続の混練を交互に行うとすることにより、ケーキ材料の分散を向上させるものである。連続から不連続へ、混練する羽根の回転数が変わるのを利用し、混ざり残った材料を再び生地の中へ混ぜ込みやすくする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、特に請求項1または2に記載の発明において、調理開始前、及びケーキコースの工程毎に温度検知手段で検知した温度に応じて加熱手段を制御するとすることにより、焼成室内の温度が所定温度になるように加熱手段を制御するものである。ケーキ材料が固形状のまま混ざり残ることがなく、材料の分散が向上し、生地になめらかさが出る。固形状の混ざり残った材料に、ケーキ内相のきめが押しつぶされることがないので、きめを細かく均一に仕上げることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、特に請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、粉落とし工程を設けたとすることにより、混練中にケース壁面に付着した生地を生地本体に戻すことで、焼成後のケーキに、壁面の熱で焦げてしまった余分な生地が付着するのを防止し、外観をきれいに仕上げることができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、特に請求項1〜4いずれか1項に記載の発明において、混練工程を所定時間中断するとすることにより、ケース壁面に付着した生地を生地本体に戻している使用者が、ケース内に手を入れて使用できるよう安全性を高めたものである。
【0016】
請求項6に記載の発明は、特に請求項1〜5のいずれかに1項に記載の発明において、選択手段に、ケーキの焼き色を選択する機能を設けたものであり、ケーキ外観の焼き色を調節できるようにしたとすることにより、焼き色の選択肢を増やすことからメニューに幅が広がる。
【0017】
請求項7に記載の発明は、特に請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明において、所定温度に達するまでフルパワーで焼成したのち、所定温度を維持するように加熱手段を制御するとすることにより、ケーキ生地の中に充分火が通りながらも、外皮が厚くなるのを防止する。
【0018】
請求項8に記載の発明は、特に請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、追い焼き工程を設けたとすることにより、ケーキを一度焼いた後、充分に火が通らず生焼けであったときも、ケーキに最適な温度で温度調節しながら適度な焼成具合まで焼き上げることができる。充分に火が通ることから、ケーキの外皮に褐色の焦げ色を付け、外観を美しく仕上げる。また、ケーキ内相のきめも均一になるので食べたときの食感がふんわりする。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における自動製パン機を示すものである。図2は本発明の実施例1におけるケーキメニューのプロセス図である。図3は本発明の実施例1における混練方法の説明図である。
【0021】
図1において、1は製パン及びケーキ調製を行うための焼成室、2は製パン及びケーキ材料を混練する練り羽根、3は焼成室1内にセットした、練り羽根2付きのケース、4は練り羽根2を回転させパン生地及びケーキ生地の混練、パン生地のガス抜きを行う駆動手段、5はパン生地の発酵・熟成工程及び、パン生地とケーキ生地の焼成工程の熱源となる加熱手段、6は焼成室1内の温度を検知する温度検知手段、複数の調理メニューを記憶する記憶手段7と、記憶手段7から希望するメニューや焼き色を選択する選択手段8と、9は、駆動手段4、加熱手段5、温度検知手段6、記憶手段7、選択手段8のうち少なくとも一つ以上を制御する制御手段である。そして、前記記憶手段7には、複数の調理メニューが記憶されており、少なくともケーキメニューを含んでいるものとする。
【0022】
以上のように構成された自動製パン機について、調理を行う動作についてメニュー別に説明する。製パンメニューを行う場合は、まず、ケース3に製パン材料を投入し、選択手段8で焼きあがり希望時刻または開始時刻等を選択すると、所定時刻に起動し、駆動手段4が運転し、混練に入る。焼成室1が所定温度、あるいは所定時間になると駆動手段4が停止し発酵工程に入る。運転開始から発酵工程終了までの間の途中に、駆動手段4の回転によるガス抜き動作を適宜行ないながら進行する。次いで、焼成工程が行われ、所望時刻にパンが焼きあがる。
【0023】
次にケーキメニューを行う場合は、ケース3にケーキ材料を投入し、選択手段8で記憶手段7に記憶されている複数の調理メニューの中からケーキメニューとその焼き色を選択すると、室温検知手段6は焼成室内の温度を検知した後、駆動手段4が運転し、混練に入る。混練工程では、生地が所定の温度以上を保つように加熱手段5を制御し、生地にとって適切な回転数で駆動手段4を回転させる。
焼成室1内が所定時間になると駆動手段4が停止し粉落とし工程に入る。粉落とし工程の間は駆動手段が停止した状態で待機する。使用者はこの粉落とし工程の間に、ケース3の壁面に付着したケーキ生地を生地本体へ戻すことができる。一定時間の混練工程が行われた後、ついで焼成工程が行われ、所定時刻にケーキが焼きあがる。
【0024】
ここで、(表1)に示すように、生地の混練状態がケーキの出来映えに大きな影響を与えるものである。
【0025】
【表1】
Figure 2004305477
【0026】
本実施例による自動製パン機の構成とすることにより、1回目の混練工程に必要とする時間をt、2回目の混練工程に必要とする時間をtとする。1回目の混練工程において練り羽根2の回転数が最大になる時の回転数をfとし、回転数がfに達した後、1回目の混練工程が終了するまで混練が継続する時間をt’、2回目の混練工程において、練り羽根2の回転数が最大になる時の回転数をf、fに達した後、2回目の混練工程が終了するまで混練が継続する時間をt’とした場合、所要時間はt’>t>t’>t、最大回転数はf>fの関係が成り立つものである。2回に分けた混練工程を設けることでケーキ材料が十分に分散し、材料が固形状に残ることがなく、ケーキ生地は混練不足になることがない。
【0027】
また、混練する時における最大の回転数と、回転数が最大に達してからの混練時間を制御することで、ケーキ生地が過度に混練されることがないのでグルテンの過剰発生を防ぎ、生地に粘りが生じるのを防止できる。また、空気が過度に混入しすぎると、きめがつぶれ、内相が密になった状態になるのを防止する。従って、この自動製パン機で調製したケーキは、ケーキ材料が十分に分散し、きめの元となる空気の混入も十分であり、ケーキ材料が固形状に残ることがないので生地がなめらかに仕上がる。ケーキを焼き上げた時には充分膨化し、内相のきめが細かく均一になるので、食べたときにふんわりとした食感になる。
【0028】
また、2回目の混練工程が終了する直前にケーキ生地の上面をなだらかなするような回転数でもって練りが行われることから、ケーキ上面部の生地の凹凸をなくし、焼成工程において生地の火通りが均等になり、膨化が良くなる。さらには、焼き上げた後に、ケーキ上面にこぶ状の突起物が発生するのを防止し、上面に極端な焼き色のムラが発生することがなく、均一な焼き色に仕上がることからケーキの外観を美しく仕上げることができる。
【0029】
さらに、駆動手段4が連続して回転する時間をt、駆動手段4が回転を止める時間をtとし、練り工程中に駆動手段4が連続・不連続な回転を交互に行うものとし、t及びtの時間は記憶手段7に含まれるケーキメニューに予め記憶されているものに従う。この記憶手段7に応じて駆動手段4・加熱手段5・温度検知手段6が制御手段9により制御されるものである。連続・不連続な混練にすることで駆動手段4の回転数が変わるのを利用し、生地の中に固形状に残った材料が混ぜ込みやすくなるので材料の分散が向上するという効果がある。
【0030】
ケーキ生地の混練状態がケーキの外観や食感といった出来栄えに影響を及ぼすことを先に述べたが、生地の混練状態だけでなく、(表2)に示すように、室温もまたケーキの出来栄えに大きな影響を及ぼす。
【0031】
【表2】
Figure 2004305477
【0032】
すなわち、室温が18℃以下であるような、適温以下の場合は、ケーキ材料を十分に分散して混練することができず、材料が固形状に残りやすい。また、焼成工程において室温が低いと、温度の立ち上がりが遅くなることから外皮の幅が厚くなり、ケーキの内相部のきめは、混練時に残った固形物の影響により不均一で粗くなるので成績の良いケーキを調製することが出来ない。従って、調理開始前、及びケーキコースの工程毎に温度検知手段6で検知した温度に応じて加熱手段5を制御することにより、焼成室内の温度や生地温度が18℃以上になるように調節でき、成績の良いケーキを調製することができる。
【0033】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2におけるケーキのプロセス図である。本発明の実施例2における自動製パン機について、図2を参照にしながら説明する。自動製パン機の構成は実施例1と同じである。
【0034】
ケーキの生地はグルテンを形成する必要がないため、グルテンを十分に形成して粘弾性を出したパン生地と比較すると、生地にとろみがあり、軟らかい傾向にある。このため、ケーキの生地は、混練している間にケース3の壁面に生地が付着しやすい。ケース3の壁面に生地がついたままケーキを焼成すると、壁面の熱で焦げた余分な生地がケーキに付着するという問題がある。そこで、本実施例における「粉落とし工程」を設けることで、混練中にケース3の壁面に付着した生地を生地本体に戻し、焼成後のケーキに、壁面の熱で焦げてしまった余分な生地が付着するのを防止し、外観をきれいに仕上げることができる。
【0035】
また、混練工程を一定時間中断しうる自動製パン機とすることにより、粉おとし工程中に、ケース3の壁面に付いた生地を生地本体に戻している使用者が、ケース3内に手を入れて使用できるように安全性を高めたものである。
【0036】
(実施例3)
図4は焼成工程の説明図である。本発明の実施例3における自動製パン機について、図4を参照にしながら説明する。自動製パン機の構成は実施例1と同じである。
【0037】
本実施例では、標準の焼き色の所定温度をT、標準より濃い焼き色の所定温度をT、標準よりも淡い焼き色の所定温度をTとした場合、T<T<Tの関係が成り立っている。
【0038】
所定温度に達するまでは加熱手段5をフルパワーで加熱するものとし、所定温度に達したあとは、標準の焼き色であればT±0.2×Tの温度範囲で維持するように、加熱手段5と温度検知手段6を制御手段9が制御するものとすることで、ケーキが十分に膨化し、ふんわりとした食感が得られる。また、外皮に適切な焼き色を着色することができる。
【0039】
この温度範囲を超えると、熱が強くなりすぎてケーキの外皮に焦げが生じ、外観を美しく仕上げることができない。また、外皮が硬く、厚くなるので出来映えが悪くなる。この温度範囲を下回ると火通りが悪くなりケーキが十分に膨化せず、内相のきめが粗くなりやすいのでふんわりとした食感が得られない。所定温度は予め記憶手段7に記憶されており、選択手段8で選択したケーキメニューと、その焼き色に応じて加熱手段5を制御手段9が制御する。
【0040】
ケーキの焼き色は所定温度の設定を変えることで調節しうるものである。これは、ケーキを調製するときの選択肢を増やし、メニューの幅を広げるものであり、どの焼き色を選択しても膨化が十分で、極端な焼き色ムラを生じることがないので、外観を美しく仕上げるという効果を持つ。
【0041】
所定温度に達するまでは、加熱手段5を最大で加熱することで温度の立ち上がりを早くする。ケーキ生地の中に充分に火が通るうえ、外皮の形成を素早く行うことで、外皮が厚くなるのを防止する効果がある。
【0042】
(実施例4)
図4は焼成工程の説明図である。本発明の実施例4における自動製パン機について、図4を参照にしながら説明する。自動製パン機の構成は実施例1と同じである。
【0043】
標準の焼き色であれば所定温度がT±0.2×Tの温度範囲で維持するべく、最低1分間から、追い焼き工程が終了するまでのt分間継続するように加熱手段5と温度検知手段6を制御手段9が制御するものとする。焼成工程で選択した焼き色の所定温度でもって、焼成工程が終了した後も、加熱を一定時間継続する工程を設けることで、ケーキの焼き色が淡かったり、生焼けであったりした場合にもケーキを最後まで焼き上げることができる効果を持つ。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明の自動製パン機は、成績の良いケーキを調製できることを目的とし、混練工程や焼成工程を最適に制御し、ケーキの外観を美しく仕上げる工程を設けたことで、ケーキの外観がよく、十分に膨化し、内相のきめが細かく均一でふんわりとした食感を持つ成績の良いケーキを調製することが可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における自動製パン機の断面図
【図2】本発明の実施例1および2におけるケーキのプロセス図
【図3】本発明の実施例1における混練方法の説明図
【図4】本発明の実施例3および4における焼成工程の説明図
【符号の説明】
1 焼成室
2 練り羽根
3 ケース
4 駆動手段
5 加熱手段
6 温度検知手段
7 記憶手段
8 選択手段
9 制御手段

Claims (8)

  1. 製パンまたはケーキの調製を行う焼成室と、前記焼成室内に設けられ製パン材料またはケーキ材料を入れる練り羽根を有するケースと、前記練り羽根を回転させ混練・ガス抜きを行う駆動手段と、焼成・発酵の熱源となる加熱手段と、前記焼成室の温度を検知する温度検知手段と、複数のメニューを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から希望するメニューを選択する選択手段と、前記駆動手段、前記加熱手段、前記温度検知手段、前記記憶手段を制御する制御手段とを備え、前記記憶手段には複数の製パンメニューおよびケーキメニューが記憶されており、前記ケーキメニューの混練工程の終了直前に、ケーキ上面の凹凸をなだらかにする所定時間の混練を行う自動製パン機。
  2. 連続と不連続の混練を交互に行う請求項1に記載の自動製パン機。
  3. 調理開始前、及びケーキコースの工程毎に温度検知手段で検知した温度に応じて加熱手段を制御する請求項1または2に記載の自動製パン機。
  4. 粉落とし工程を設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動製パン機。
  5. 混練工程を所定時間中断する請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動製パン機。
  6. 選択手段に、ケーキの焼き色を選択する機能を設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動製パン機。
  7. 所定温度に達するまでフルパワーで焼成したのち、所定温度を維持するように加熱手段を制御する請求項1〜6のいずれか1項に記載の自動製パン機。
  8. 追い焼き工程を設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動製パン機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013255623A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 回転調理器
JP2015228951A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 タイガー魔法瓶株式会社 回転加熱型調理器

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