JPH0429721Y2 - - Google Patents

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JPH0429721Y2
JPH0429721Y2 JP6014487U JP6014487U JPH0429721Y2 JP H0429721 Y2 JPH0429721 Y2 JP H0429721Y2 JP 6014487 U JP6014487 U JP 6014487U JP 6014487 U JP6014487 U JP 6014487U JP H0429721 Y2 JPH0429721 Y2 JP H0429721Y2
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JP
Japan
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film
soil
mulch film
ridge
stripping
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JP6014487U
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JPS63167858U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たばこ等を栽培する畝に被覆され
たマルチフイルムを剥ぎ取るマルチフイルム剥ぎ
取り装置に関するものである。
従来の技術 従来、たばこ等の栽培に際して畝を被覆したマ
ルチフイルムは収穫後に畝から剥ぎ取らなければ
ならず、このマルチフイルムの剥ぎ取り作業は専
ら手作業で行なわれている。ここで、畝を被覆し
たマルチフイルムの端部は畝の裾部において覆土
固定されており、また、マルチフイルムは風化作
用等により耐久性が低下している。このため、マ
ルチフイルムの剥ぎ取り作業は、まず、畝の裾部
においてマルチフイルムを覆土している覆土部分
を破砕し、ついで、マルチフイルムが切れないよ
うに注意して引き上げている。
なお、畝の裾部におけるマルチフイルムの覆土
固定の状態は、土壌条件や気象条件等によつて異
なり、一般に、粘土質土壌の圃場や、マルチフイ
ルムの被覆期間が長い場合には覆土部分が堅く固
まり、固定力が大きくなつている。
考案が解決しようとする問題点 マルチフイルムの剥ぎ取りに際しては、マルチ
フイルムの端部を覆土している覆土部分を破砕
し、ついで、マルチフイルムを引き上げるという
二重の手間がかかり、手作業であるということと
合いまつて作業に長時間を必要としている。特
に、覆土部分が堅く固まつている場合や覆土部分
に雑草の根がはつている場合には、この覆土部分
を破砕する作業が非常に重労働となつている。
つぎに、マルチフイルムの内面には畝から蒸発
した水分が水滴となつて付着しており、作業中に
この水滴が作業者の衣服に付着しやすい。特に、
火山灰性の土壌においては水滴とともに土壌の土
がマルチフイルムの内面に付着しており、この土
が作業者の衣服に付着しやすい。また、幅広のマ
ルチフイルムにおいては内面に付着した水分や土
によつてマルチフイルムが非常な重量物となり、
マルチフイルムの剥ぎ取り作業に大きな労力を必
要とする。
さらに、マルチフイルムを切らないように注意
しても、マルチフイルムに作用する引張力のばら
つきや覆土部分の破砕が不十分なこと等により切
れやすく、切れ端が土中に残りやすい。そして、
土中に残つたマルチフイルムの切れ端は、以後の
作物栽培における作物生育の障害となり、また、
耕耘及び管理作業の障害となつている。
問題点を解決するための手段 マルチフイルムが被覆された畝の裾部に食い込
んで畝の裾部に埋められたマルチフイルムの下側
を進行するマルチフイルム剥ぎ取り刃と、マルチ
フイルムを畝から引き上げて巻取るマルチフイル
ム巻取部とを移動農機に取付ける。さらに、マル
チフイルム剥ぎ取り刃を前後方向に揺動させる揺
動機構を設ける。
作 用 マルチフイルム剥ぎ取り刃が畝の裾部において
マルチフイルムの下側を進行し、マルチフイルム
を覆土している覆土部分を破砕する。畝の裾部に
おける覆土部分を破砕されたマルチフイルムは浮
き上がつた状態となり、マルチフイルム巻取部に
引き上げられ、巻取られる。なお、揺動機構によ
りマルチフイルム剥ぎ取り刃は前後方向に揺動
し、覆土部分が堅く固まつている場合でも確実な
破砕が行なわれる。
実施例 この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、移動農機1のシヤーシ2の前部にはエ
ンジン3が搭載され、シヤーシ2の略中央部には
ミツシヨンケース4が固定されている。ミツシヨ
ンケース4の下端部には左右方向に延出する車軸
5が設けられ、車軸5の両端部には左右一対の伝
動ケース6がこの車軸5の軸心回りに回動自在及
び車軸5の軸心方向にそつて位置調節自在に連結
されている。伝動ケース6の下端部には回転軸7
が回転自在に保持され、これらの回転軸7の外方
端には走行輪8が連結されている。なお、前記伝
動ケース6内には車軸5から回転軸7に動力を伝
えるスプロケツト及びチエーン(図示せず)が収
納されている。
つぎに、前記シヤーシ2の後端部には後部ヒツ
チ9が固定されており、この後部ヒツチ9には後
方に延出する後部シヤーシ10がキングピン11
とボルト(図示せず)とにより連結されている。
この後部シヤーシ10には、左右方向の軸心を有
する四本の調節管12〜15が前後方向にそつて
配列されている。最前部に位置する第一の調節管
12には下方向きに延出する左右一対の連結棒1
6が軸心方向にスライド自在及びボルト17によ
り任意位置固定自在に嵌合され、連結棒16の下
端は前記伝動ケース6にボルト18により連結さ
れている。
前記第二の調節管13には下方向きに延出する
左右一対の回転軸支持ステー19が軸心方向スラ
イド自在及びボルト20により任意位置固定自在
に嵌合され、回転軸支持ステー19の下端部には
前記第二の調節管13と平行な軸心を有する回転
軸21が回転自在に軸支されている。回転軸21
の一端にはスプロケツト22が固定され、さら
に、回転軸21には一対の回転軸支持ステー19
の間に位置して筒体23が着脱自在に外嵌されて
いる。そして、これらの第二の調節管13、回転
軸支持ステー19、回転軸21、筒体23等によ
りマルチフイルム巻取部24が構成されている。
前記第三の調節管14には下方向きに延出する
左右一対の振動支点棒25が軸心方向スライド自
在及びボルト26により任意位置固定自在に嵌合
されている。振動支点棒25の下端部にはボルト
27により軸受部28が連結され、これらの軸受
部28には上下方向の軸心をもつて配設された取
付アーム29の略中央部が固定されている。取付
アーム29の上端部は左右方向水平向きの軸心を
有する調節管30に軸心方向スライド自在及びボ
ルト31により任意位置固定自在に嵌合されてい
る。また、取付アーム29の下端部には剥ぎ取り
アーム32が上下方向位置調節自在にボルト33
により固定されている。剥ぎ取りアーム32は前
方に向けて湾曲しており、略水平状態となつた剥
ぎ取りアーム32の先端部には所定の横幅寸法を
有するマルチフイルム剥ぎ取り刃34が固定され
ている。
前記後部シヤーシ10の上面部には左右一対の
ピローブロツク35がボルト36により固定され
ており、これらのピローブロツク35により前記
第二の調節管13と平行な軸心を有する回転軸3
7が回転自在に軸支されている。回転軸37の中
央部分にはスプライン部38が形成されており、
このスプライン部38には回転軸37と一体的に
回転する偏心軸39が外嵌され、偏心軸39の外
周部には軸受40を介して円筒状の筒体41が外
嵌されている。筒体41の外周面には連結棒42
の一端が固定され、後方に延出する連結棒42の
他端には筒体43が固定され、この筒体43に前
記調節管30が嵌合されている。そして、これら
の回転軸37、偏心軸39、筒体41、連結棒4
2等により前記マルチフイルム剥ぎ取り刃34を
前記軸受部28のボルト27を中心として前後方
向に揺動させる揺動機構44が構成されている。
最後部に位置する第四の調節管15には下方向
きに延出する左右一対の尾輪支持棒45が軸心方
向スライド自在及びボルト46により任意位置固
定自在に嵌合され、尾輪支持棒45の下端部には
尾輪47を保持する取付ステー48がボルト49
により上下方向位置調節自在に連結されている。
ついで、前記回転軸37の一端にはスプロケツ
ト50が固定され、このスプロケツト50と前記
スプロケツト22との間にチエーン51が巻回さ
れている。また、前記回転軸37の他端にはプー
リ52が固定され、このプーリ52と前記ミツシ
ヨンケース4の動力取出軸53に固定されたプー
リ54との間にVベルト55が巻回されている。
さらに、動力取出軸53の他端側に固定されたプ
ーリ56とエンジン3の出力軸57に固定された
プーリ58との間にVベルト59が巻回されてい
る。そして、前記ミツシヨンケース4の外壁部に
は、前記Vベルト55,59に対するテンシヨン
付与を断続するテンシヨンローラ60,61が取
付けられている。
移動農機1の走行ハンドル62には、アクセル
レバー、クラツチレバー、テンシヨンレバー、ス
トツプスイツチ等が配置されている。
このような構成において、移動農機1をマルチ
フイルム63が被覆された畝64を跨いで位置さ
せ、エンジン3からの駆動力により矢印a方向に
進行させる。なお、作業開始前においては、取付
アーム29を振動支点棒25と一体的に左右方向
にスライドさせ、マルチフイルム剥ぎ取り刃34
を畝64の裾部に位置させる。また、剥ぎ取りア
ーム32を上下方向にスライドさせてマルチフイ
ルム剥ぎ取り刃34が畝64の裾部において覆土
されたマルチフイルム63の端部の下側に食い込
むように調節する。さらに、マルチフイルム63
の一端を畝64から引き上げて筒体23に巻き付
けておく。
移動農機1を進行させて作業を開始すると、畝
64の裾部においてマルチフイルム63の下側に
食い込んで進行するマルチフイルム剥ぎ取り刃3
4がマルチフイルム63を覆土して固まつている
土を破砕し、これにより、マルチフイルム63の
端部が浮き上がつた状態となる。さらに、エンジ
ン3からの駆動力がVベルト59,55等を介し
て回転軸37に伝達され、回転軸37は軸心回り
に回転する。そして、回転軸37とともに偏心軸
39が回転し、偏心軸39の回転に伴い筒体41
及び連結棒42は第5図において実線と二点鎖線
とで示すように前後方向に往復動する。さらに、
連結棒42とともに調節管30も前後方向に往復
動し、これにより、取付アーム29と剥ぎ取りア
ーム32及びマルチフイルム剥ぎ取り刃34はボ
ルト27を回動支点として前後方向に揺動する。
したがつて、マルチフイルム剥ぎ取り刃34が揺
動する際にマルチフイルム63の覆土部分に振動
を与えることなり、マルチフイルム剥ぎ取り刃3
4による覆土の破砕性能が向上し、覆土部分が堅
く固まつている場合や雑草の根がはつている場合
等でも確実な破砕を行なえる。
また、エンジン3からの駆動力は回転軸37か
らスプロケツト50,22及びチエーン51を介
して回転軸21に伝達され、回転軸21と筒体2
3とが一体的に回転し、マルチフイルム63は上
方に引き上げられるとともにこの筒体23に巻取
られる。筒体23によるマルチフイルム63の巻
取りに際しては、マルチフイルム63の両端部が
浮き上がつた状態となつており、マルチフイルム
63は途中で切れることなく連続的に巻取られ
る。
なお、本実施例においては、左右一体形の調節
管30を使用し、左右の取付アーム29及び剥ぎ
取りアーム32等を一体的に揺動させているが、
調節管30を左右分離形として左右の剥ぎ取りア
ーム32等を180°の位相をもつて揺動させてもよ
い。
考案の効果 この考案は、上述のように構成したので、畝を
被覆したマルチフイルムの剥ぎ取り作業を機械化
して労力の大幅な軽減及び作業能率の大幅な向上
を図ることができ、しかも、マルチフイルム剥ぎ
取り刃により畝の裾部においてマルチフイルムを
覆土している土を破砕してマルチフイルムを浮き
上がつた状態とすることができ、さらに、マルチ
フイルム剥ぎ取り刃を前後に揺動させるために覆
土した土が堅く固まつている場合でも確実な破砕
を行なうことができ、したがつて、マルチフイル
ム巻取部によるマルチフイルムの引き上げ及び巻
取りの際にマルチフイルムが切れて土中に残るこ
とを防止することができ、切れて土中に残つたマ
ルチフイルムが以後の作物栽培における作物生育
の障害となることや耕耘及び管理作業の障害とな
ることを防止することができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は全体の側面図、第2図は動力伝達系統を示す
平面図、第3図はマルチフイルム巻取部を示す背
面図、第4図は揺動機構を断面にして示す平面
図、第5図はマルチフイルム剥ぎ取り刃の揺動動
作を示す側面図、第6図は作業状態を示す側面
図、第7図はマルチフイルムの巻取り状態を示す
背面図である。 1……移動農機、24……マルチフイルム巻取
部、34……マルチフイルム剥ぎ取り刃、44…
…揺動機構、63……マルチフイルム、64……
畝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マルチフイルムが被覆された畝を跨いで走行す
    る移動農機を設け、前記畝の裾部に食い込むとと
    もに前記畝の裾部に埋められた前記マルチフイル
    ムの下側を進行するマルチフイルム剥ぎ取り刃
    と、前記マルチフイルムを前記畝から引き上げて
    巻取るマルチフイルム巻取部とを前記移動農機に
    取付け、前記マルチフイルム剥ぎ取り刃を前後方
    向に揺動させる揺動機構を設けたことを特徴とす
    るマルチフイルム剥ぎ取り装置。
JP6014487U 1987-04-21 1987-04-21 Expired JPH0429721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6014487U JPH0429721Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21

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JP6014487U JPH0429721Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21

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Publication Number Publication Date
JPS63167858U JPS63167858U (ja) 1988-11-01
JPH0429721Y2 true JPH0429721Y2 (ja) 1992-07-17

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