JPH0429668B2 - - Google Patents

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JPH0429668B2
JPH0429668B2 JP58061055A JP6105583A JPH0429668B2 JP H0429668 B2 JPH0429668 B2 JP H0429668B2 JP 58061055 A JP58061055 A JP 58061055A JP 6105583 A JP6105583 A JP 6105583A JP H0429668 B2 JPH0429668 B2 JP H0429668B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D233/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings
    • C07D233/54Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D233/66Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, not condensed with other rings having two double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D233/72Two oxygen atoms, e.g. hydantoin
    • C07D233/74Two oxygen atoms, e.g. hydantoin with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms, attached to other ring members
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/116Heterocyclic compounds
    • A23K20/137Heterocyclic compounds containing two hetero atoms, of which at least one is nitrogen

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、シクロプロパンカルボン酸のN−メ
チルヒダントインのエステル、それらの製造法、
寄生虫駆除への使用及びそれらを含有する組成物
に関する。 シクロプロパンカルボン酸のN−メチルヒダン
トインのエステルはオランダ特許出願第78−
06586号より既に知られている。本発明者は、こ
こに特別の構造を持つシクロプロパンカルボン酸
のN−メチルヒダントインの新規エステルが顕著
なペステイサイド性、特にはえ、蚊及びその他の
家の害虫に対する異例なほどに高いノツクダウン
作用を付与されていることを見出した。 したがつて、本発明の主題は、全ての立体異性
生態並びにそれらの混合物の形態にある次の一般
式() (この式において、置換基Yはカルボニル基であ
り、Xはメチレン基であり、R1は多くとも3個
の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又は
アルキニル基であり、nは2又は3の数である) を有する化合物にある。 特に、本発明の化合物は、中でも、R1が1〜
3個の炭素原子を含有するアルキル基又は2若し
くは3個の炭素原子を含有するアルケニル若しく
はアルキニル基である化合物を主題とする。 さらに詳しくは、本発明は、Yがカルボニル基
を表わし、Xがメチレン基を表わし、R1が2又
は3個の炭素原子を含有するアルキニル基である
化合物、特にR1が−CH2−C≡CH基である化合
物を主題とする。 特に、本発明の主題は、化合物名が下記の通り
の一般式()の化合物にある。 (1R,cis)3−(シクロブチリデンメチル)−
2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン
酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミダ
ゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,trans)3−(シクロブチリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,cis)3−(シクロプロピリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,trans)3−(シクロプロピリデンメチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソ
イミダゾリジン−3−イル)メチル)。 本発明の化合物は、酸部分のシクロプロパン環
の1及び3位置に不斉炭素が存在するために各種
の立体性形態に存在する。したがつて、1S、
3S;1R、3R;1S、3R及び1R、3S立体配置のこ
れらの各種の立体異性形態並びにその対応ラセミ
形態は、本発明の一部をなすものである。 また、本発明は、上記の一般式()の化合物
を製造するにあたり、次の一般式() (ここで、R1、X及びYは先に述べた意味を有
する) のアルコール又はこのアルコールの官能性誘導体
に有機溶媒中で次の一般式() (ここで、nは先に述べた意味を有する) の酸又はこの酸の官能性誘導体を反応させること
を特徴とする一般式()の化合物の製造法を主
題とする。 式()のアルコールと式()の酸との反応
を行う際の有機溶媒は、好ましくは、脂肪族炭化
水素、芳香族炭化水素、エーテル、テトラヒドロ
フラン、アセトニルリル及び塩化メチレンよりな
る群から選ばれる。 反応は、ジシクロヘキシルカルボジイミド及び
ジメチルアミノピリジンの存在下で実施するのが
好ましい。 一般式()のアルコールは知られている。 これらは、上述のオランダ特許出願に記載の方
法により製造することができる。 特に、本発明は、式()のアルコールの置換
基R1が−CH2−C≡CH基であり、式()のア
ルコールの基Xがメチレン基である、式()の
アルコールの基Yがカルボニル基であることを特
徴とする前記の一般式()の化合物の製造法を
主題とする。 式()の化合物は、これらを寄生虫の駆除に
使用するのを可能ならしめる有益なペスチサイド
性を示す。例えば、これは、植物の寄生虫、建物
の寄生虫及び温血動物の奇生虫の駆除があげられ
る。したがつて、本発明の化合物は、植物及び動
物の寄生虫である害虫、線虫及びだに類の駆除に
用いることができる。 したがつて、本発明の主題は、上で定義した式
()の化合物を植物の寄生虫、建物の寄生虫及
び温血動物の寄生虫の駆除に使用する方法にあ
る。 特に、本発明の化合物は、はえ、蚊又はゴキブ
リのような家屋における害虫に対して顕著なノツ
クダウン効果を付与されている。 したがつて、本発明は、特に、はえ、蚊又はゴ
キブリのような家屋における害虫をノツクダウン
させるために前記の式()の化合物を使用する
方法を主題とする。 また、式()の化合物は、特に、農業の分野
における害虫、例えばアフアド、鱗翅目及び鞘翅
目の幼虫の駆除に用いることができる。それら
は、1ヘクタール当り活性物質10g〜300gの間
の薬量で用いられる。 また、本発明は、前記の一般式()の化合物
の少なくとも1種を活性成分として含有すること
を特徴とする、植物、家屋及び温血動物の寄生虫
を駆除するための組成物を主題とする。 また、本発明は、前記の一般式()の化合物
の少なくとも1種を活性成分として含有する殺虫
剤組成物を主題とする。 本発明の好ましい殺虫剤のうちでも、特に、 (1R,cis)3−(シクロブチリデンメチル)−
2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン
酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミダ
ゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,trans)3−(シクロブチリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,cis)3−(シクロプロピリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,trans)3−(シクロプロピリデンメチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソ
イミダゾリジン−3−イル)メチル) を含有する組成物をあげることができる。 これらの組成物は、農芸化学工業の通常の方法
によつて製造される。 農業用及び家屋用の組成物においては、活性物
に対して1種又はそれ以上のその他のペスチサイ
ドを添加することができる。これらの組成物は、
粉剤、顆粒剤、懸濁液、乳剤、溶液、エーロゾル
用溶液、燃焼性ストリツプ、毒餌又はこの種の化
合物の用途に通常使用されるその他の調合物の形
で提供できる。 これらの組成物は、活性成分の他に、一般に、
中でも、混合物を構成する成分の均一な分散を可
能ならしめるビニタル及び(又は)非イオン性表
面活性剤を含有する。用いらるれるビヒクルは、
水、アルコール、炭化水素又はその他の有機溶
媒、鉱物油、動物又は植物油のような液体、タル
ク、クレー、けい酸塩又はけいそう土のような粉
末、或いは燃焼性固形物であつてよい。 本発明に従う殺虫剤組成物は、好ましくは
0.005〜10重量%の活性物質を含有する。 家屋用に対しては、有用な態様では本発明の組
成物は燻煙性組成物の形で用いられる。 しかして、本発明による組成物は、非活性部分
については燃焼性の殺虫剤コイル或いは不燃性の
繊維質基材よりなつていてよい。後者の場合に
は、活性物質を配合した後に得られる燻煙剤は、
電気蚊取器のような加熱装置に入れられる。 殺虫剤コイルが用いられる場合には、不活性担
体は、例えば、除虫菊紋粕、タブ粉末
(Machilus thumbergilの薬の粉末)、害虫菊の幹
の粉末、ヒマラヤスギの針葉粉末、木粉(マツの
おがくず)、でん粉及びやしの殻の粉末よりなつ
ていてよい。 その場合に、活性物質の薬量は、例えば0.03〜
1重量%である。 不燃性繊維物質担体が用いられる場合には、活
性物質の薬量は、例えば、0.03〜95重量%であつ
てよい。 また、家屋用の本発明の組成物は、活性成分を
主体とした噴霧用油状物を作り、この油状物をラ
ンプの芯に含浸させることにより得ることがで
き、これは次いで燃焼せしめられる。 この油状物に配合される活性成分の濃度は、好
ましくは0.03〜95重量%である。 また、本発明は、前記の一般式()の化合物
の少なくとも1種を活性成分として含有する殺だ
に剤を組成物を主題とする。 さらに、本発明は、前記の一般式()の化合
物の少なくとも1種を活性成分として含有する殺
線虫剤組成物を主題とする。 殺だに剤及び殺線虫剤は、特に、粉剤、顆粒
剤、懸濁液、乳剤又は溶液の形で提供される。 殺だに剤用途に対しては、好ましくは、1〜80
%の活性成分を含有する葉噴霧用水和剤、或いは
1〜500g/の活性成分を含有する葉噴霧用液
剤が用いられる。0.05〜3%の活性物質を含有す
る葉散布用粉剤も用いることができる。 殺線虫剤用としては、300〜500g/の活性成
分を含有する土壌処理用液剤が用いられる。 本発明による殺だに性及び殺線虫性化合物は、
1ヘクタール当り1〜100gの活性物質の薬量で
用いられる。 本発明に従う殺虫剤組成物にも、また殺だに剤
及び殺線虫剤組成物の場合にも、1種又はそれ以
上の他のペスチサイド剤を添加することができ
る。 本発明の化合物の生物学的活性を増大させるた
めには、このような場合に用いられる標準的な相
乗剤、例えば1−(2,5,8−トリオキサイド
デシル)−2−プロピル−4,5−メチレンジオ
キシペンゼン(ピペロニルプトキシド)、又はN
−(2−エチルヘプチル)ピシクロ〔2.2.1〕−5
−ヘプテン−2,3−ジカルボキサミド、又はピ
ペロニル−ビス−2−(2′−n−プトキシエトキ
シ)エチルアセタール(トロピタール)に加える
ことができる。 また、式()の化合物は、動物の寄生虫であ
るだに類の駆除、例えばマダニ(tick)、特にブ
ーフイルス(Boophilus)種のダニ、ヒアロムニ
ア(Hyalomnia)種のダニ、アンプリオムニア
(Amblyomnia)種のダニ、リビセフアルス
(Phipicephalus)のダニの駆除、或いは全ての種
類の疥癖虫、特にサルコブチツク・スカビー
(sarcoptic scabies)、プソロプチツク・スカビ
ー(psoroptic scabies)及びコリオブチツク・
スカピー(chorioptic scabies)の駆除に用いる
ことができる。 したがつて、本発明の主題は、上で定義した一
般式()の化合物の少なくとも1種を活性成分
として含有することを特徴とする、混血動物の寄
生虫を駆除するための組成物にある。 混血動物の寄生虫を駆除するにあたつては、式
()の化合物は、外部経路で、蒸発法で、浴法
で又は塗布法で適用することができる。また、
「プワーオン」法と称される方法によつて動物の
背中に塗布することによつて投与することができ
る。 動物の寄生だに類の駆除が問題であるときは、
本発明の化合物は、動物肥育用の栄養混合物と組
合せて飼育用組成物にしばしば配合される。栄養
混合物は、動物の種属に応じて変えることができ
る。それは、殻類、糖類、殻粒、大豆ケーク、ピ
ーナツケーク、サンフラワーケーク、動物系の粉
末、例えば、魚粉、合成アミノ酸、無機塩、ビタ
ミン類、酸化防止剤などを包含する。 したがつて、本発明は、また、前記の一般式の
化合物の少なくとも1種を活性成分として含有す
る動物飼育用生成物を主題とする。 また、本発明の主題は、活性物質として一方で
一般式()の化合物の少なくとも1種を、そし
て他方で菊酸とアレスロロン、3,4,5,6−
テトラヒドロフタルイミドメチルアルコール、5
−ペンジル−3−フリルメチルアルコール、3−
フエノキシベンジルアルコール及びα−シアノ−
3−フエノキシベンジルアルコールとの各エステ
ル;2,2−ジメチル−3−(2−オキソ−3−
テトラヒドロチオフエニリデンメチル)シクロプ
ロパン−1−カルボン酸と5−ベンジル−3−フ
リルメチルアルコールとのエステル;2,2−ジ
メチル−3−(2,2−ジクロルビニルシクロプ
ロパン−1−カルボン酸と3−フエノキシベンジ
ルアルコール及びα−シアノ−3−フエノキシベ
ンジルアルコールとの各エステル;2,2−ジメ
チル−3−(2,2−ジブロムビニル)シクロプ
ロパン−1−カルボン酸とα−シアノ−3−フエ
ノキシベンジルアルコールとのエステル;2−p
−クロルフエニル−2−イソプロピル酢酸と3−
フエノキシベンジルアルコールとのエステル;2
−2−ジメチル−3−(1,2,2,2−テトラ
ハロエチル)シクロプロパン−1−カルボン酸
(ここでハロはふつ素、塩素又は臭素原子を表わ
す)とアレスロロン、3,4,5,6−テトラヒ
ドロフタルイミドメチルアルコール、5−ベンジ
ル−3−フリルメチルアルコール、3−フエノキ
シベンジルアルコール及びα−シアノ−3−フエ
ノキシベンジルアルコールとの各エステルよりな
る群から選ばれるピレスリノイド系エステルの少
なくとも1種を含有する(ここで、式()の化
合物並びに上記のピレスリノイド系エステルの酸
及びアルコール結合部分はそれらの全ての可能な
立体異性形態にあるものとする)ことを特徴とす
る殺虫、殺だに又は殺線虫活性を付与された組成
物にある。 下記の例は、本発明を例示するもので、これを
何ら制限するものではない。 例 1 (1R、trans)3−(シクロブチリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カル
ボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソ
イミダゾリジン−3−イル)メチル 3.6gの(1−プロパルギル−2,4−ジオキ
ソイミダゾリジン−3−イル)メチルアルコール
を10c.c.の塩化メチレンに溶解してなる溶液を、4
gの(1R,trans)3−(シクロブチリデンメチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボン酸、4.6gのジシクロヘキシルカルボジイ
ミド、20c.c.の塩化メチレン及び触媒量のジメチル
アミノピリジンの混合物に20℃で導入し、20℃で
17時間かきまぜる。生じた不溶物を別し、別
を減圧蒸留により濃縮乾固する。その残留物をシ
リカでクロマトグラフイーし、シクロヘキサンと
酢酸エチルとの混合物(7/3)、次いでベンゼ
ンと酢酸エチルとの混合物(95/5)で溶離し、
1.2gの(1R,trans)3−(シクロブチリデンメ
チル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−
カルボン酸(1−プロパルギル−2,2−ジオキ
シイミダゾリン−3−イル)メチルを得た。 NMRスペクトル(ジユーテロクロロホルム) 対のメチルの水素に帰因する1.13−1.25ppmの
ピーク、 シクロプロピルの1位の水素に帰因する1.37−
1.46ppmのピーク、 アセチレン水素に帰因する2.34−2.38−
2.42ppmのピーク、 シクロブチルの2及び4位のメチレンの水素に
帰因する2.5〜2.9ppmのピーク、 イミダゾリジニル環の5位の水素に帰因する
4.1ppmのピーク、プロパルギルメチレンの水素
に帰因する4.27−4.32ppmのピーク、 エチレン水素に帰因する4.7−4.9ppmのピー
ク、
【式】のα位のメチレンの水素に帰因する 5.4−5.5、5.5−5.7ppmのピーク。 例 2 (1R,cis)3−(シクロブチリデンメチル)−
2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイ
ミダゾリジン−3−イル)メチル 例1で用いた方法と類似の方法で、(1R,cis)
3−(シクロブチリデンメチル)−2,2−ジメチ
ルシクロプロパン−1−カルボン酸より出発し
て、(1R,cis)3−(シクロブチリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−3−イル)メチルを得た。 NMRスペクトル(ジユーテロクロロホルム シクロプロパンの対のメチルの水素に帰因する
1.17−1.25のピーク、 シクロプロピルの1及び3位の水素に帰因する
1.5−2.2ppmのピーク、 アセチレン水素に帰因する2.34−2.38−
2.42ppmのピーク、 プロパルギルメチレンの水素に帰因する
4.3ppmのピーク、 イミダゾリジニル環の5位の水素に帰因する
4.1ppmのピーク、
【式】のα位のメチレンの水素に帰因する 5.5ppmのピーク、 エチレン水素に帰因する5.3−5.5ppmのピー
ク。 シクロブチルの水素は1.5〜3.0ppmに位置す
る。 例 3 (1R,cis)3−(シクロプロビリデンメチル)
−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カル
ボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソ
イミダゾリジン−3−イル)メチル 例1で用いた方法と類似の方法で、(1R,cis)
3−(シクロブチリデンメチル)−2,2−ジメチ
ルシクロプロパン−1−カルボン酸より出発し
て、(1R,cis)3−(シクロプロピリデンメチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソ
イミダゾリジン−3−イル)メチルを得た。 NMRスペクトル(ジユーテロクロロホルム 対のメチルの水素に帰因する1.20−1.32ppmの
ピーク、 シクロプロピリデンのCH2の水素に帰因する
1.07−1.10ppmのピーク、 シクロプロパンの1位の水素に帰因する1.61−
1.75ppmのピーク、 シクロプロパンの3位の水素に帰因する1.96−
2.10−2.24ppmのピーク、 アセチレン水素に帰因する2.34−2.38−
2.42ppmのピーク、 プロパルギルメチレンの水素に帰因する
4.3ppmのピーク、 イミダゾリジニル環の5位の水素に帰因する
4.1ppmのピーク、
【式】のα位のメチレンの水素に帰因する 5.5ppmのピーク、 エチレン水素に帰因する6.0−6.1ppmのピー
ク。 例 4 (1R,trans)3−(シクロプロピリデンメチ
ル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−
カルボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオ
キソイミダゾリジン−3−イル)メチル 例1で用いた方法と類似の方法で、(1R,
trans)3−(シクロブチリデンメチル)−2,2
−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸より
出発して、(1R,trans)3−(シクロプロピリデ
ンメチル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−
1−カルボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジ
オキソイミダゾリジン−3−イル)メチルを得
た。 NMRスペクトル(ジユーテロクロロホルム) 対のメチルの水素に帰因する1.18−1.31ppmの
ピーク、 シクロプロピリデンのCH2の水素に帰因する
1.09−1.10ppmのピーク、 シクロプロパンの1位の水素に帰因する1.62−
1.68ppmのピーク、 シクロプロパンの3位の水素に帰因する2.07−
2.23−2.26−2.32ppmのピーク、 アセチレン水素に帰因する2.37−2.40−
2.43ppmのピーク、 プロパルギルメチレンの水素に帰因する
4.3ppmのピーク、 イミダゾリジニル環の5位の水素に帰因する
4.1ppmのピーク、
【式】のα位のメチレンに帰因する5.4〜 5.7ppmのピーク、 エチレン水素に帰因する6.6ppmのピーク。 組成物の例 例 A 可溶性濃厚液の製造 例2の化合物 0.25g ピペロニルブトキシド 1g ツウイーン80(Tween)80 0.25g トパノールA(Topanol A) 0.1g 水 98.4g 例 B 乳化性濃厚液の製造 例3の化合物 0.015g ピペロニルブトキシド 0.5g トパノールA 0.1g キシレン 95.885g ツウイーン80 3.5g 例 C 乳化性濃厚液の製造 均質混合物を下記の成分から作る。 例4の化合物 1.5g ツウイーン80 20g トパノールA 0.1g キシレン 78.4g 例 D 燻煙性組成物の製造 均質混合物を下記の成分から作る。 例2の化合物 0.25g タブ粉末 25g ヒマラヤスギの葉の粉末 40g 松葉の粉末 33.75g ブリリアントグリーン 0.5g ニトロフエノール 0.5g 本発明の化合物の家ばえに対するノツクダウン活
性の研究 試験昆虫は4〜5日令の雌家ばえとした。試験
は、アセトン(5%)とイソバールL(石油系溶
剤)との混合物を溶剤として使用し(1秒当り使
用溶剤2mlの量)、カーンス−マーチ室において
0.25g/の濃度で直接噴霧することにより行な
つた。1処理当り50匹の昆虫を使用した。検査は
10分間まで毎分、次いで15分で行ない、常法によ
りKT50を測定した。 得られた実験結果を下記の表に要約する。 化合物 KT50、min 例1 2.3 2 0.60 3 0.61 4 0.58 結 論 本発明の化合物は、家ばえに対して顕著なノツ
クダウン能を付与されている。 本発明の化合物と既知化合物との殺虫剤の相対的
効力の比較研究 試験は、一薬量当たり50匹の雌の家ばえを使用
し、アセトンとイソパールL(石油系溶媒)との
等容積の混合物を溶剤として使用し、カーンスー
マーチ室において、被検化合物溶液を直接噴霧す
ることによつて行つた(溶液の使用量は2×0.2
c.c.)。検査は、10分間までは毎分、次いで15分後
に行い、常法によりKT50を決定した。ピオアレ
スリンの活性に対する被検化合物の活性の比(相
対的活性)は、次式 被検化合物の活性KT50/ビオアレスリンの活性
KT50 により決定される。 使用した本発明の化合物は例2、3及び4の化
合物であり、既知の化合物は(1R,cis)3−
(シクロペンチリデンメチル)−2,2−ジメチル
シクロプロパン−1−カルボン酸(1−プロパル
ギル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−3−イ
ル)メチル(化合物Y)である。 得られた結果を下記の表に示す。 化合物 相対的活性 例2 14 例3 14 例4 14.6 Y 4.5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 全ての立体異性体の形態並びにそれらの異性
    体の混合物の形態にある次の一般式() (この式において、置換基Yはカルボニル基であ
    り、Xはメチレン基であり、R1は多くとも3個
    の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又は
    アルキニル基であり、nは2又は3の数である)
    を有する化合物。 2 R1が1〜3個の炭素原子を含有するアルキ
    ル基である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 R1が2又は3個の炭素原子を含有するアル
    ケニル基である特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 4 R1が2又は3個の炭素原子を含有するアル
    キニル基である特許請求の範囲第2項記載の化合
    物。 5 R1が−CH2−C≡CH基である特許請求の範
    囲第4項記載の化合物。 6 化合物名が下記の通りである特許請求の範囲
    第1項記載の一般式()の化合物。 (1R,cis)3−(シクロブチリデンメチル)−
    2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン
    酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミダ
    ゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,trans)3−(シクロブチリデンメチル)
    −2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
    ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
    ダゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,cis)3−(シクロプロピリデンメチル)
    −2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボ
    ン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソイミ
    ダゾリジン−3−イル)メチル、 (1R,trans)3−(シクロプロピリデンメチ
    ル)−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
    ルボン酸(1−プロパルギル−2,4−ジオキソ
    イミダゾリジン−3−イル)メチル。 7 全ての立体異性体の形態並びにそれらの異性
    体の混合物の形態にある次の一般式() (この式において、置換基Yはカルボニル基であ
    り、Xはメチレン基であり、R1は多くとも3個
    の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又は
    アルキニル基であり、nは2又は3の数である)
    を有する化合物を製造するにあたり、次の一般式
    () (ここで、R1、X及びYは上で記載の意味を有
    する。) のアルコール又はこのアルコールの官能性誘導体
    に有機溶媒中で次の一般式() (ここで、nは上で記載の意味を有する) の酸又はこの酸の官能性誘導体を反応させること
    を特徴とする一般式()の化合物の製造法。 8 有機溶媒が脂肪族炭化水素、芳香族炭化水
    素、エーテル、テトラヒドロフラン、アセトニト
    リル及び塩化メチレンよりなる群から選ばれ、そ
    して操作がジシクロヘキシルカルボジイミド及び
    ジメチルアミノピリジンの存在下に行われること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 式()のアルコールの置換基R1が−CH2
    −C≡CH基であり、式()のアルコールの基
    Xがメチレン基であり、式()のアルコールの
    基Yがカルボニル基であることを特徴とする特許
    請求の範囲第7又は8項記載の方法。 10 全ての立体異性体の形態並びにそれらの異
    性体の混合物の形態にある次の一般式() (この式において、置換基Yはカルボニル基であ
    り、Xはメチレン基であり、R1は多くとも3個
    の炭素原子を含有するアルキル、アルケニル又は
    アルキニル基であり、nは2又は3の数である)
    を有する化合物の少なくとも1種を活性成分とし
    て含有することを特徴とする植物の寄生虫、建物
    の寄生虫及び温血動物の寄生虫を駆除するための
    組成物。
JP58061055A 1982-04-08 1983-04-08 シクロプロパンカルボン酸のn−メチルヒダントインのエステル、それらの製造法、寄生虫駆除への使用及びそれらを含有する組成物 Granted JPS58188863A (ja)

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JPS549269A (en) * 1977-06-20 1979-01-24 Sumitomo Chem Co Ltd Carboxylic acid esters, process for their preparation and insecticides and miticides containing the same as active constituents

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