JPH04296240A - エンジンの二軸バランサ - Google Patents

エンジンの二軸バランサ

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Publication number
JPH04296240A
JPH04296240A JP8355791A JP8355791A JPH04296240A JP H04296240 A JPH04296240 A JP H04296240A JP 8355791 A JP8355791 A JP 8355791A JP 8355791 A JP8355791 A JP 8355791A JP H04296240 A JPH04296240 A JP H04296240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balancer
crankshaft
balancers
engine
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP8355791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Matsui
正樹 松井
Kiichiro Yamada
喜一郎 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8355791A priority Critical patent/JPH04296240A/ja
Publication of JPH04296240A publication Critical patent/JPH04296240A/ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの二軸バラン
サに関する。
【0002】
【従来技術】エンジンの二軸バランサの従来技術として
、特公昭63−30536号公報に開示されたものがあ
る。その模式図を図6に示す。これは、クランク軸3の
周囲に一対のバランサ1・2を配置し、クランク軸軸心
3aを中心とした一つの円周4上に各バランサ軸1a・
2aを振り分けて配置し、各バランサ1・2の質量mと
回転半径rの積mrが等しくなるようにするとともに、
各バランサ1・2が同方向に等速回転するように構成し
てある。これは、ピストン5の往復運動によって生じる
エンジンの縦振動を、両回転バランサ1・2の回転によ
って生じる遠心力で軽減しようとするものである。
【0003】ところで、この従来技術では、各バランサ
1・2は同位相で回転するようになっているとともに、
各バランサ軸1a・2aはいずれもクランク軸軸心3a
の左右真横に振り分けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題A)・B)がある。 A)上記従来技術では、各バランサ1・2は同位相で回
転するようになっているので、各バランサ軸1a・2a
がクランク軸軸心3aの左右真横に配置されている場合
には、各バランサ1・2が円周4の各接線1b・2bに
対してなす角θ1・θ2は常に等しくなり、各バランサ
1・2の回転によって生じるクランク軸軸心3a回りの
各回転モーメントは同じ大きさで逆向きとなる。このた
め、この場合には、各回転モーメントの総和は0となり
、クランク軸軸心3a回りの回転モーメントに基づくエ
ンジンの振動を避けることができる。
【0005】しかし、片方のバランサ2を、破線で示す
ように、他の位置に平行移動させると、各バランサ1及
び2が円周4の各接線1b・2bに対して成す角θ1及
びθ2が異なることになる。このため、この場合には、
クランク軸軸心3a回りの回転モーメントが残り、これ
に基づくエンジンの振動が発生する。
【0006】このように、上記従来技術では、一方のバ
ランサ軸1aをクランク軸軸心3aの右真横に位置させ
た場合には、他のバランサ軸2aはクランク軸軸心3a
の左真横に位置させなければならない等、各バランサ1
・2の配置に自由度がない。
【0007】B)上記従来技術では、各バランサ軸1a
・2aはいずれもクランク軸軸心3aの左右真横に振り
分けられているので、各バランサ軸1a・2a間の横の
スパンSが最も広くなる。このため、エンジンの横幅が
大きくなり、エンジンが大型化する。
【0008】本発明は、各バランサの配置に自由度を持
たせながらも、クランク軸軸心回りの回転モーメントを
0にすること、各バランサ軸間の横のスパンを狭くする
ことを、その課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に例示す
るように、クランク軸3の周囲に一対のバランサ1・2
を配置し、クランク軸軸心3aを中心とした一つの円周
4上に各バランサ軸1a・2aを振り分けて配置し、各
バランサ1・2の質量mと回転半径rの積mrが等しく
なるようにするとともに、各バランサ1・2が同方向に
等速回転するように構成した、エンジンの二軸バランサ
において、次のように構成したことを特徴とする。
【0010】すなわち、前記両バランサ軸1a・2aの
振り分け角度をα、前記各バランサ1・2の位相差をψ
として、これらの和α+ψが180゜になるように設定
するとともに、前記各バランサ軸1a・2aの少なくと
も一方をクランク軸軸心3aの真横から外れる位置に配
置した、ことを特徴とする。
【0011】
【作用】A)本発明では、図1に例示するように、両バ
ランサ軸1a・2aの振り分け角度をα、前記各バラン
サ1・2の位相差をψとして、これらの和α+ψが18
0゜になるように設定したので、各バランサ1・2の配
置に自由度を持たせながらも、各バランサ1・2の回転
によって生じるクランク軸軸心3a回りの各回転モーメ
ントの総和を0にできる。
【0012】その理由を説明する。図5は本発明の原理
を説明する模式図である。図5に示すものは、クランク
軸3の周囲に一対のバランサ1・2を配置し、クランク
軸軸心3aを中心とした一つの円周4上に各バランサ軸
1a・2aを振り分けて配置し、各バランサ1・2の質
量mと回転半径rの積mrが等しくなるようにするとと
もに、各バランサ1・2が同方向に等速回転するように
なっている。両バランサ軸1a・2aの振り分け角度を
α、各バランサ1・2の位相差をψとする。
【0013】図5において、一方のバランサ1の回転に
よって生じるクランク軸軸心3a回りの回転モーメント
M1の一般式は次式■で表される。また、他方の回転バ
ランサ2の回転によって発生する回転モーメントM2の
一般式は次式■で表される。回転モーメントの符号は反
時計回りを+とする。     M1=(mrω2/g)×cosθ×R   
               …■    M2=(
mrω2/g)×cos(α+ψ+θ)×R     
 …■ここで、ωは各バランサ1・2の角速度、gは重
力加速度、θは各バランサ1・2の回転角、Rは円周4
の半径である。
【0014】各回転モーメントM1・M2の総和M0は
次式■で表される。 M0=M1+M2        …■式■に式■・■
を代入すると、次式■が得られる。       M0=(mrω2/g)×{cosθ+c
os(α+ψ+θ)}×R    …■
【0015】式
■において、α+ψ=180゜の時、次式■が得られる
。       M0=(mrω2/g)×(cosθ−c
osθ)×R=0    …■すなわち、α+ψ=18
0゜の時、各バランサ1・2の回転によって生じる各モ
ーメントM1・M2の総和M0が0になることが解る。 したがって、α+ψ=180゜の条件下で、各バランサ
1・2の配置を自由に設定しても、各バランサ1・2の
回転によって生じる回転モーメントの総和は常に0とな
る。
【0016】B)本発明では、図1に例示するように、
各バランサ軸1a・2aの少なくとも一方をクランク軸
軸心3aの真横から外れる位置に配置したので、各バラ
ンサ軸1a・2a間の横のスパンSが狭くなる。このた
め、エンジンの横幅を狭くすることができ、エンジンを
小型化できる。
【0017】
【発明の効果】A)本発明では、両バランサ軸の振り分
け角度をα、前記各バランサの位相差をψとして、これ
らの和α+ψが180゜になるように設定したので、各
バランサの配置に自由度を持たせながらも、各バランサ
の回転によって生じるクランク軸軸心回りの各回転モー
メントの総和を0にできる。
【0018】B)本発明では、各バランサ軸の少なくと
も一方をクランク軸軸心の真横から外れる位置に配置し
たので、各バランサ軸間の横のスパンが狭くなる。この
ため、エンジンの横幅を狭くすることができ、エンジン
を小型化できる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)図1は本考案の第1実施例に係るエンジ
ンの二軸バランサの模式図である。図1において、符号
1は一方のバランサ、2は他方のバランサ、3はクラン
ク軸、3aはクランク軸軸心、4はクランク軸軸心3a
を中心とした円周、5はピストン、6はコンロッドを示
している。
【0020】一対のバランサ1・2はクランク軸3の周
囲に配置している。一方のバランサ1のバランサ軸1a
と、他方のバランサ2のバランサ軸2aは、円周3b上
に振り分けて配置してある。各バランサ1・2の質量m
と回転半径rの積mrは等しくしてある。
【0021】各バランサ1・2は歯車伝動機構(図外)
を介してクランク軸3に連動連結してある。この歯車伝
動機構に基き、各バランサ1・2は次のように回転する
。クランク軸3が矢印3cのように反時計回りで回転す
ると、各バランサ1・2はいずれも矢印1c・2cのよ
うに時計回りに回転する。クランク軸3の回転速度と各
バランサ1・2の回転速度はいずれも等しい。
【0022】バランサ軸1a・2aの振り分け角度αを
135゜にし、各バランサ1・2の位相差ψを+45゜
(位相差ψの符号は時計回りを+とし、反時計回りを−
とする)にしてある。この場合、α+ψが180゜にな
るため、各バランサ1・2の回転によって生じるクラン
ク軸軸心3a回りのモーメントは0になる。しかも、一
方のバランサ軸2aをクランク軸軸心3aの左真横から
外れた位置に配置してあるので、両バランサ軸1a・1
b間の横のスパンSは狭くなる。
【0023】(第2実施例)図2は本発明の第2実施例
に係るエンジンの二軸バランサの模式図である。この第
2実施例では、振り分け角度αを210゜にし、位相差
ψを−30゜にしてある。この場合、α+ψが180゜
になるため、各バランサ1・2の回転によって生じるク
ランク軸軸心3a回りのモーメントは0になる。しかも
、一方のバランサ軸2aをクランク軸軸心3aの左真横
から外れた位置に配置してあるので、両バランサ軸1a
・1b間の横のスパンSは狭くなる。
【0024】(第3実施例)図3は本発明の第3実施例
に係るエンジンの二軸バランサの模式図である。この第
3実施例は、振り分け角度αを120゜にし、位相差ψ
を+60゜にしてある。この場合、α+ψが180゜に
なるため、各バランサ1・2の回転によって生じるクラ
ンク軸軸心3a回りのモーメントは0になる。しかも、
各バランサ軸1a・2aをいずれもクランク軸軸心3a
の左右真横から外れた位置に配置してあるので、両バラ
ンサ軸1a・1b間の横のスパンSは狭くなる。
【0025】(第4実施例)図4は本発明の第4実施例
を説明する図である。この第4実施例は、振り分け角度
αを240゜にし、位相差ψを−60゜にしてある。こ
の場合、α+ψが180゜になるため、各バランサ1・
2の回転によって生じるクランク軸軸心3a回りのモー
メントは0になる。しかも、各バランサ軸1a・2aを
いずれもクランク軸軸心3aの右左右真横から外れた位
置に配置してあるので、両バランサ軸1a・1b間の横
のスパンSは狭くなる。
【0026】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はない。振り分け角度αと位相差ψとの和α+ψが18
0゜になる条件下で、各バランサ軸1・2は上記各実施
例とは別の色々な配置をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るエンジンの二軸バラ
ンサの模式図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るエンジンの二軸バラ
ンサの模式図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るエンジンの二軸バラ
ンサの模式図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るエンジンの二軸バラ
ンサの模式図である。
【図5】本発明の原理を説明する図である。
【図6】従来技術に係るエンジンの二軸バランサの模式
図である。
【符号の説明】
1…一方のバランサ、1a…1のバランサ軸、2…他方
のバランサ、2a…2のバランサ軸、3…クランク軸、
3a…クランク軸軸心、m…1・2の質量、r…1・2
の回転半径、mr…mとrの積、α…1a・2aの振り
分け角度、ψ…1・2の位相差。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クランク軸(3)の周囲に一対のバラ
    ンサ(1)・(2)を配置し、クランク軸軸心(3a)
    を中心とした一つの円周(4)上に各バランサ軸(1a
    )・(2a)を振り分けて配置し、各バランサ(1)・
    (2)の質量mと回転半径rの積mrが等しくなるよう
    にするとともに、各バランサ(1)・(2)が同方向に
    等速回転するように構成した、エンジンの二軸バランサ
    において、前記両バランサ軸(1a)・(2a)の振り
    分け角度をα、前記各バランサ(1)・(2)の位相差
    をψとして、これらの和α+ψが180゜になるように
    設定するとともに、前記各バランサ軸(1a)・(2a
    )の少なくとも一方をクランク軸軸心(3a)の真横か
    ら外れる位置に配置した、ことを特徴とするエンジンの
    二軸バランサ。
JP8355791A 1991-03-22 1991-03-22 エンジンの二軸バランサ Pending JPH04296240A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8355791A JPH04296240A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 エンジンの二軸バランサ

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JP8355791A JPH04296240A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 エンジンの二軸バランサ

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JPH04296240A true JPH04296240A (ja) 1992-10-20

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ID=13805819

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JP8355791A Pending JPH04296240A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 エンジンの二軸バランサ

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JP (1) JPH04296240A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554745A (en) * 1978-10-12 1980-04-22 Kubota Ltd Balancer for engine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5554745A (en) * 1978-10-12 1980-04-22 Kubota Ltd Balancer for engine

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