JPH04295463A - ビスイミドの製造方法 - Google Patents

ビスイミドの製造方法

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JPH04295463A
JPH04295463A JP3059184A JP5918491A JPH04295463A JP H04295463 A JPH04295463 A JP H04295463A JP 3059184 A JP3059184 A JP 3059184A JP 5918491 A JP5918491 A JP 5918491A JP H04295463 A JPH04295463 A JP H04295463A
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JP
Japan
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temperature
alkylene
diamine
hydrazine
reaction
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Application number
JP3059184A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Makino
賢次郎 牧野
Tsunezo Masamoto
正本 常三
Kenichi Yamada
健一 山田
Tatsuo Kasahara
笠原 龍雄
Akio Asado
朝戸 昭雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Finechem Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Finechem Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビスイミドの改良製造
方法、更に詳細には無着色で高品位のビスイミドを簡単
かつ経済的な手段で製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビスイミドは、熱安定性が高く融点が高
いので、工業用プラスチックの安定剤、改質剤として用
いられる。更に、ポリハロゲン化ビスイミド、特にN,
N’−エチレンビステトラブロモフタルイミドは、プラ
スチックの難燃剤及び熱安定剤として用いられている。
【0003】例えば特開昭52−148068号及び特
開昭2−45465号においては、無水テトラブロモフ
タル酸及びアルキレンジアミンからのビスイミドの製造
に、反応溶媒として沸点が80℃以上で200℃以下の
芳香族炭化水素又は芳香族ハロゲン化炭化水素が用いら
れている。しかしこれらの溶媒は水に対して難溶性であ
るので、共沸脱水下にイミド化反応が行われる。反応終
了後、結晶と溶媒を固液分離し、未反応物を除去するた
めに結晶を他の非水極性溶媒で洗浄し、更に固液分離し
、乾燥する。この方法は工程が多く、操作が複雑かつ煩
雑で生産性が劣る。更に、特開昭53−12853号に
は、反応溶媒として役立つN,N’−アルキレンジアン
モニウムビスジカルボン酸モノ塩を生成させ、次いで固
液分離し、200〜210℃で乾燥することにより脱水
イミド化する方法が記載されている。この方法では固液
分離工程に長時間を要し、同様に操作が煩雑で生産性が
劣る。
【0004】これらの従来法はいずれも、各工程の生成
物を固液分離し乾燥して取り出すので、粉塵防止設備、
溶媒の蒸発による大気汚染防止設備及び空気浄化装置そ
の他の設備を備える必要がある。最後にあげた方法では
、200〜210℃の高温熱処理のために大きな設備費
がかかるだけでなく、この高温により生成物が著しく着
色し品質が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、簡単かつ経済的な手段で品質良好なビスイミドを製
造しうる方法を開発することであった。本発明の他の課
題は、ビスイミドの製造に伴われるいくつかの反応工程
をその生成物を単離することなく同じ装置で行うことが
できる方法を見出すことであった。
【0006】本発明はこれらの課題を解決するもので、
均一混合攪拌器を備えた反応器中で攪拌下に、一般式

0007】
【0008】〔式中、A及びBはそれぞれ水素原子、あ
るいは一緒になって次式
【0009】
【0010】(式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、ア
セチル基、メチル基又はエチル基、nは1〜6である)
の基を示す〕で表されるジカルボン酸無水物を、沸点が
100℃以下の低級アルコールと80℃以下の温度で反
応させて対応するカルボン酸無モノエステルを生成させ
、この生成物を0.47〜0.50倍モル量のアルキレ
ンジアミン又はヒドラジンと反応させ、次いで過剰のア
ルコールを反応混合物から常圧で蒸留除去したのち、減
圧下に600mmHg以下の絶対圧力及び80〜180
℃の内温で更に反応させることを特徴とする、一般式

0011】
【0012】(式中、Rは1〜6個の炭素原子を有する
アルキレン基、mは0又は1であり、A及びBは前記の
意味を有する)で表されるN,N’−アルキレンビスイ
ミドの製造方法である。本発明は更に、均一混合攪拌器
を備えた反応器中に、アルキレンジアミン又はヒドラジ
ン及び水と相溶性でかつ式2のジカルボン酸無水物に対
して不活性であり沸点が100℃以下の溶媒ならびにア
ルキレンジアミン又はヒドラジンを装入し、この混合物
に攪拌下に2.00〜2.10倍モル量の式IIのジカ
ルボン酸無水物を50℃以下の温度で加えて反応させ、
次いで溶媒を反応混合物から常圧で蒸留除去したのち、
減圧下に600mmHg以下の絶対圧力及び80〜18
0℃の内温で更に反応させることを特徴とする、式Iの
N,N’−アルキレンビスイミドの製造方法である。
【0013】この方法の変法として、反応器中でアルキ
レンジアミン又はヒドラジンのカルボン酸塩を溶解し、
沸点が100℃以下の溶媒及びアルキレンジアミン又は
ヒドラジンを加え、30℃以下の温度で攪拌下に、解離
定数が25℃で7.0×10−5より低いモノ、ジ又は
トリカルボン酸をジアミンに対して1.00〜1.03
倍当量の範囲で添加して中和することによりジアミン塩
を生成させ、次いで反応混合物に2.00〜1.10倍
モル量のジカルボン酸無水物(II)を加え、以下同様
に操作することができる。
【0014】本発明は更にまた、均一混合攪拌器を備え
た反応器中に、アルキレンジアミン又はヒドラジンを装
入し、攪拌下に反応系内を30℃以下の温度に保ちなが
ら式IIのジカルボン酸無水物を定量フィーダーにより
供給し、初期反応させ、次いで1時間につき10〜15
℃の割合で昇温し、反応系内が90℃に達したのち、減
圧下にに600mmHg以下の絶対圧力及び80〜18
0℃の内温で更に反応させることを特徴とする、式Iの
N,N’−アルキレンビスイミドの製造方法である。
【0015】この方法の変法として、反応器中にアルキ
レンジアミン又はヒドラジンを装入し、30℃以下の温
度で攪拌下に、解離定数が25℃で7. 0×10−5
より低いモノ、ジ又はトリカルボン酸をジアミンに対し
て1.00〜1.02倍当量の範囲で添加して中和する
ことによりジアミン塩を生成させ、次いで反応混合物に
ジカルボン酸無水物(II)を定量フィーダーにより供
給し、以下同様に操作することができる。
【0016】本発明方法には、均一混合攪拌器を備えた
反応器、例えばニーダー、リボンブレンダー、ナウター
ミキサー、ヘンゲルミキサー等が使用される。本発明方
法は、用いられる反応関与体及び溶媒によりアルコール
法、低沸点溶媒法、無溶媒法等に分けることができる。 (1)アルコール法:アルコール法においてアルコール
としては、例えば1〜5個の炭素原子を有する低級アル
コール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール
、ブタノール等が用いられ、そのうち沸点が低く安価な
ことからメタノールが好ましい。
【0017】アルコール法は例えば次のように操作する
ことができる。反応器にアルコールを仕込み、これに式
IIのジカルボン酸無水物を加えて攪拌し、カルボン酸
モノエステルを生成させる。次いで式NH2 −(R)
m −NH2 のアルキレンジアミン(Rはアルキレン
基、m=1)又はヒドラジン(m=0)を、化合物II
に対して0.476〜0.500倍モル量で50℃以下
、好ましくは30℃以下の温度で添加し、完全にN,N
’−アルキレンジアンモニウムビスカルボン酸モノエス
テル塩を生成させる。過剰のアルコールを除去するため
に、使用したアルコールが水と共沸しない条件で反応混
合物を加熱し、アルコールがもはや留出しなくなったの
ち反応系内の減圧度を次第に高め、絶対圧力300mm
Hg以下好ましくは150mmHg以下及び内温80〜
180℃好ましくは100〜180℃で脱水脱アルコー
ル化して環化イミド化させる。絶対圧力が低いほど反応
温度が低く反応速度が速くなるが、このためにコンデン
サーの冷媒の温度が低くなり、留出する水及び留出する
アルコールを液状に保つのが困難になりコスト高になる
ので、絶対圧力は0.1mmHgより低くないことが好
ましい。
【0018】アルコール法における反応経路を下記に示
す。N,N’−アルキレンジアンモニウムビスカルボン
酸モノエステル塩(III)からN,N’−アルキレン
ビスカルボン酸アミドモノエステル(IV)を経て、脱
アルコール及び環化イミド化して目的のN,N’−アル
キレンビスイミド(I)が生成する。
【0019】
【0020】(2)低沸点溶媒法:低沸点溶媒法におい
て溶媒としては、低沸が100℃以下の極性溶媒、例え
ばアセトン、エチルメチルケトン、ジエチルケトン、メ
チル−n−プロピルケトンなどのケトン類、テトラヒド
ロフラン、1,4−ジオキサン、などの環状エーテル類
、ジ−n−プロピルエーテルなどの鎖状エーテル類が単
独で又は2種以上の混合物として用いられる。
【0021】低沸点溶媒法は例えば次のように操作する
ことができる。反応器に低沸点極性溶媒及びアルキレン
ジアミン又はヒドラジンを仕込み、これに式2のジカル
ボン酸無水物を50℃以下好ましくは30℃以下で加え
る。ジカルボン酸無水物の使用量は、アルキレンジアミ
ン又はヒドラジンに対して一般に2.00〜2.10倍
モルである。ジカルボン酸無水物とアルキレンジアミン
との反応において、まず前者が開環してN,N’−アミ
ノアルキレンアミドカルボン酸となり、次いで分子内塩
すなわちN−アンモニウムアルキレンアミドカルボン酸
塩が生成する。この反応は極めて激しい発熱反応である
が、用いられる低沸点溶媒は大きな熱量を吸収分散させ
て反応器内温を均一にする作用を有する。特開昭52−
148068号及び特開平2−45465号に記載の方
法に用いられる溶媒は非極性で水に難溶性であり、大部
分のものは100℃以上の沸点を有する。これに対し、
本発明に用いられる溶媒は水に易溶性であり、水と共沸
混合物を形成することがなく、更に水の沸点より低い沸
点を有する。従って反応系内にこの溶媒が存在するとき
は、脱水反応は行われずN,N’−アルキレンビスアミ
ドカルボン酸だけが生成し、このことも本発明の大きな
利点である。
【0022】アミドカルボン酸を生成させたのち、反応
混合物を用いた溶媒の沸点まで加熱して溶媒を留去し、
溶媒がもはや留出しなくなるか又は内温が100℃に達
した時点で絶対圧力300mmHg好ましくは150m
mHg以下に減圧し、内温80〜180℃好ましくは1
00〜150℃で脱水環化イミド化反応を行う。低沸点
溶媒法における反応経路を下記に示す。
【0023】
【0024】(3)無溶媒法:本発明によれば、式1の
ビスイミドは溶媒を用いないで製造することもでき、こ
の場合は例えば次のように操作することができる。反応
器にアルキレンジアミン又はヒドラジンを仕込み、反応
系内を30℃以下好ましくは25℃以下特に10℃以下
の温度に保ちながら(これは好ましくは反応機のジャケ
ットに冷媒例えば塩水を通すことにより行われる)、攪
拌下に式2のジカルボン酸無水物を定量フィーダーによ
り徐々に供給する。ジカルボン酸無水物の使用量はアル
キレンジアミンに対して一般に2.00〜2.10倍モ
ルである。この反応においてジカルボン酸無水物は開環
してN−アミノアルキレンアミドカルボン酸となり、こ
のアミドカルボン酸が過剰のアルキレンジアミンと反応
して塩を生成する。このときの閉環付加熱及び中和熱は
極めて大きいので発熱量も大きい。この大きな熱量は末
端アミノ基の変化による生成物の着色の原因となりうる
ので、内温30℃以下で操作することが好ましい。ジカ
ルボン酸無水物の供給終了後、内温30℃以下好ましく
は10℃以下で更に1〜3時間反応させる。ジャケット
内の冷媒を抜き出したのち、これにスチーム又は熱媒を
通し、1時間につき10〜15℃の割合で昇温し、反応
系内の温度が90℃に達した時点で系内を減圧となし、
絶対圧力600mmHg以下好ましくは150mmHg
以下及び内温90〜180℃好ましくは100〜150
℃で脱水閉環イミド化させる。反応の初期にN−アミノ
アルキレンアミドカルボン酸、N,N’−アルキレンビ
スアミドカルボン酸とアルキレンジアミンとの複合塩を
形成させ、低温でN,N’−アルキレンビスアミドカル
ボン酸を生成させ、減圧で生成水を除去する。
【0025】無溶媒法における反応経路を下記に示す。
【0026】
【0027】(4)アミン塩の無溶媒法:更に本発明に
よれば、アルキレンジアミン又はヒドラジンの塩を用い
る無溶媒法によっても目的のビスイミド(I)を製造す
ることができ、  この場合は例えば次のように操作す
ることができる。反応器にアルキレンジアミン又はヒド
ラジンを仕込み、反応器のジャケットに冷媒例えば塩水
を通して低温30℃以下好ましくは20℃以下に冷却し
、これに25℃で解離定数が7.5×10−5より低い
モノ、ジ又はトリカルボン酸を加えてアルキレンジアミ
ン又はヒドラジンを全体に中和してジアミン塩を生成さ
せる。中和用のカルボン酸はジアミンに対して1.00
〜1.03倍当量の割合で添加される。このカルボン酸
は150℃以下の沸点を有することが好ましい。なぜな
らば、この種の比較的に低い沸点のカルボン酸の使用は
、後に減圧で行われる脱水環化イミド化反応の際に遊離
するカルボン酸の簡単かつ完全な留去を可能にするから
である。生成したジアミン塩を反応器内で十分に微粉砕
する。続いて、2.0〜2.1倍モル好ましくは2.0
26〜2.070倍モル量の式IIのジカルボン酸無水
物を内温30℃以下好ましくは15℃以下で徐々に添加
する。添加終了後、内温を毎時10〜15℃の割合で昇
温し、内温が90℃に達した時点で反応系を絶対圧力6
00mmHg以下好ましくは150mmHg以下の減圧
となし、更に内温100〜180℃好ましくは130〜
150℃で脱水環化イミド化反応を行う。
【0028】この場合の反応経路を下記に示す。
【0029】
【0030】(5)アミン塩の溶媒法:そのほか、溶媒
の存在下にアルキレンジアミン又はヒドラジンを用いて
本発明方法を実施することもでき、この場合に使用しう
る溶媒としては、例えば次のものがあげられる。1〜5
個の炭素原子を有する低級アルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール等、低沸が
100℃以下の極性溶媒、例えばアセトン、エチルメチ
ルケトン、ジエチルケトン、メチル−n−プロピルケト
ンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン、などの環状エーテル類、ジ−n−プロピルエー
テルなどの鎖状エーテル類、セロソルブ類、例えばメチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ等。溶媒は、であるが
水と共沸混合物を形成し難いことが好ましい。
【0031】この方法は次のように操作しうる。反応器
に前記の溶媒を装入し、これにアルキレンジアミン又は
ヒドラジンを添加し、反応器のジャケットに冷媒例えば
塩水を通して低温30℃以下好ましくは15℃以下に冷
却し、これに25℃で解離定数が7.5×10−5より
低いモノ、ジ又はトリカルボン酸を加えてアルキレンジ
アミン又はヒドラジンを中和してN,N’−アルキレン
ジアンモニウム塩を生成させる。この際生成するジアン
モニウム塩を溶解する溶媒、特にアルコール類又はケト
ン類等を用いることが好ましい。カルボン酸の使用量は
ジアミンに対して一般に1.00〜1.030倍当量で
ある。続いてジアミンに対して2.003〜2.10倍
モル、好ましくは2.02〜2.05倍モル量のジカル
ボン酸無水物を加えてN,N’−アルキレンビスアミド
カルボン酸を生成させ、常圧で加熱して沸騰させ、溶媒
を蒸留除去し、溶媒が留出しなくなり内温が溶媒の沸点
より5℃高くなった時点で反応器内を減圧となし、絶対
圧力600mmHg以下、好ましくは150mmHg以
下及び内温80〜180℃、好ましくは100〜150
℃で脱水環化イミド化させる。この場合の反応経路は方
法(4)と同様である。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例1】(メタノール法)1L容ニーダーにメタノ
ール300.0gを装入し、無水テトラブロモフタル酸
469.01g(1.0114モル)を加え、ニーダー
のジャケットに氷水を通して冷却し、反応器内温を10
℃以下に保ち、攪拌しながらエチレンジアミン30.0
1g(0.4993モル)を徐々に内温が15℃より高
くならないように滴下し、滴下終了後、1時間15℃以
下に保ち、次いで毎時15℃の割合で昇温し、内温60
℃でメタノールを留去した。更に内温70℃でアスピレ
ーターにより反応系内を減圧となし、圧力30mmHg
及び内温150℃で3時間脱水環化イミド化反応を行っ
た。N,N’−エチレンビステトラブロモフタルイミド
が白色結晶として465.60g(収率は98.0%)
得られ、その臭素含有率は66.74%、窒素含有率は
2.93%、酸価は0.15、融点は461℃であった
【0033】
【実施例2】(溶媒法)1L容ニーダーにアセトン30
0.0g及びエチレンジアミン30.05g(0.50
00モル)を装入し、攪拌しながらニーダーのジャケッ
トに氷水を通して冷却し、反応器内温を10℃以下に保
ち、無水テトラブロモフタル酸470.00g(1.0
136モル)を徐々に添加した。添加終了後、1時間1
0℃以下に保ち、次いで毎時15℃の割合で昇温し、内
温56℃でアセトンを留去し、内温60℃でアセトンが
留出しなくなった。更に内温を高め、60℃でアスピレ
ーターにより反応系内を減圧となし、圧力30mmHg
及び内温150℃で3時間脱水環化イミド化反応を行っ
た。N,N’−エチレンビステトラブロモフタルイミド
が白色微粉末として466.06g(収率は97.96
%)得られ、その臭素含有率は66.96%、窒素含有
率は2.92%、酸価は0.15、融点は458℃であ
った。
【0034】
【実施例3】(溶媒法)1L容ニーダーにテトラヒドロ
フラン300.0g及びエチレンジアミン30.06g
(0.5009モル)を装入し、ニーダーのジャケット
に氷水を通して冷却し、反応器内温を10℃以下に保ち
、攪拌しながら徐々に内温が10℃より高くならないよ
うに無水テトラブロモフタル酸469.59g(1.0
127モル)を徐々に添加し、添加終了後、1時間同じ
温度に保ち、次いで毎時15℃の割合で昇温し、内温6
0℃でテトラヒドロフランを留去した。テトラヒドロフ
ランの留出がなくなった後、更に内温80℃でアスピレ
ーターにより反応系内を減圧となし、圧力30mmHg
及び内温140〜145℃で3時間脱水環化イミド化反
応を行った。N,N’−エチレンビステトラブロモフタ
ルイミドが白色微粉末として467.45g得られ、そ
の臭素含有率は66.89%、窒素含有率は2.91%
、酸価は0.11、融点は457℃であった。
【0035】
【実施例4】(溶媒法:マレインイミド)1L容ニーダ
ーにテトラヒドロフラン300.0g及びエチレンジア
ミン132.45g(2.2038モル)を装入し、攪
拌しながらニーダーのジャケットに氷水を通して冷却し
、反応器内温を10℃以下に保ち、内温が10℃より高
くならないように無水マレイン酸437.40g(4.
4606モル)を徐々に添加し、添加終了後、1時間同
じ温度に保ち、次いで毎時15℃の割合で昇温し、内温
60℃でテトラヒドロフランを留去した。テトラヒドロ
フランの留出がなくなった後、更に内温80℃でアスピ
レーターにより反応系内を減圧となし、圧力30mmH
g及び内温120℃で4時間脱水環化イミド化反応を行
った。N,N’−エチレンビスマレインイミドが白色微
粉末として479.56g(収率は98.83%)得ら
れ、その窒素含有率は12.56%(理論値12.72
%)、ヨウ素価は228.76(理論値230.54)
であった。
【0036】
【実施例5】(無溶媒法)1L容ニーダーにエチレンジ
アミン36.66g(0.6100モル)を装入し、攪
拌しながらニーダーのジャケットに氷水を通して冷却し
、反応器内温を10℃以下に保ち、内温が10℃より高
くならないように無水テトラブロモフタル酸572.7
5g(1.2352モル)を徐々に添加し、添加終了後
、1時間同じ温度に保ち、次いで毎時15℃の割合で昇
温し、内温80℃でアスピレーターにより反応系内を減
圧となし、圧力30mmHg及び内温135℃で3時間
脱水環化イミド化反応を行った。N,N’−エチレンビ
ステトラブロモフタルイミドが白色微粉末として567
.93g(収率は97.85%)得られ、その臭素含有
率は66.94%、窒素含有率は2.90%、酸価は0
.14、融点は458℃であった。
【0037】
【実施例6】(無溶媒法)1L容ニーダーに無水テトラ
ブロモフタル酸574.53g(1.2390モル)を
装入し、ニーダーのジャケットに氷水を通して冷却し、
反応器内温を10℃以下に保ち、攪拌しながらエチレン
ジアミン36.77g(0.6118モル)を徐々に滴
下し、滴下終了後、1時間10℃に保ち、次いで毎時1
5℃の割合で昇温し、内温90℃でアスピレーターによ
り反応系内を減圧となし、圧力30mmHg及び内温1
40℃で3時間脱水環化イミド化反応を行った。N,N
’−エチレンビステトラブロモフタルイミドが濃い黄緑
色の微粉末として570.49g(収率は98.0%)
得られ、その臭素含有率は66.85%、窒素含有率は
2.85%、酸価は0.15、融点は459℃であった
【0038】
【実施例7】(ジアミン塩の無溶媒法)1L容ニーダー
にエチレンジアミン30.45g(0.5067モル)
を装入し、攪拌しながらニーダーのジャケットに氷水を
通して冷却し、反応器内温を10℃以下に冷却し、内温
が10℃より高くならないように酢酸61.21g(1
.10193モル)を滴下し、滴下終了後30分間反応
させてエチレンジアンモニウムジアセテートを生成させ
た。次いで無水テトラブロモフタル酸475.75g(
1.0260モル)を内温10℃以下で徐々に添加し、
添加終了後、1時間同じ温度に保ったのち、毎時15℃
の割合で昇温し、内温90℃でアスピレーターにより反
応系内を減圧となし、圧力30mmHg及び内温140
℃で3時間脱水環化イミド化反応を行った。N,N’−
エチレンビステトラブロモフタルイミドが白色微粉末状
結晶として473.41g(収率は98.20%)得ら
れ、その臭素含有率は66.95%、窒素含有率は2.
91%、酸価は0.14、融点は459℃であった。
【0039】
【実施例8】(ジアミン塩の溶媒法)1L容ニーダーに
メタノール300.0g及びエチレンジアミン33.4
5g(0.5566モル)を装入し、攪拌しながらニー
ダーのジャケットに氷水を通して冷却し、反応器内温を
10℃以下に冷却し、内温が10℃より高くならないよ
うに酢酸67.85g(1.1298モル)を滴下し、
滴下終了後30分間反応させてエチレンジアンモニウム
ジアセテートを生成させた。次いで無水テトラブロモフ
タル酸517.96g(1.1170モル)を内温10
℃以下で徐々に添加し、添加終了後、1時間同じ温度に
保ったのち、毎時15℃の割合で昇温し、内温60℃で
メタノールを留去した。内温70℃でメタノールが留出
しなくなり、更に昇温して内温90℃でアスピレーター
により反応系内を減圧となし、圧力35mmHg及び内
温145℃で3時間脱水環化イミド化反応を行った。 N,N’−エチレンビステトラブロモフタルイミドが白
色微粉末状結晶として519.05g(収率は98.0
1%)得られ、その臭素含有率は66.93%、窒素含
有率は2.90%、酸価は0.14、融点は459℃で
あった。
【0040】比較例1(特開昭52−148068号の
方法) 5L容四つ口フラスコにキシレン2226g、プロピオ
ン酸954g及び無水テトラブロモフタル酸992.8
g(2.141モル)を装入し、攪拌し、油浴中で内温
95℃に加熱し、エチレンジアミン64.31g(1.
070モル)を30分間かけて滴下した。滴下終了後、
フラスコにディンスタークを取り付け、内温133℃に
加熱し、この温度で6時間脱水環化イミド化反応を行っ
た。次いで25℃に冷却し、反応混合物を遠心分離し、
得られた結晶をメタノール800gと共に攪拌洗浄し、
再び遠心分離してい150℃で乾燥した。N,N’−エ
チレンビステトラブロモフタルイミドが淡黄色結晶とし
て979.61g(収率96.22%)得られ、その臭
素含有率は66.75%、窒素含有率は2.65%、酸
価は0.85、融点は450℃であった。
【0041】比較例2(特開昭53−12853号の方
法) 1L容オートクレーブに水500g及び無水テトラブロ
モフタル酸46.4g(0.100モル)を装入し、攪
拌し、内温135℃に加熱し、エチレンジアミン3.0
0g(0.050モル)の水20gの溶液をプランジャ
ーポンプで135〜140℃で1時間かけて供給し、同
じ温度で4時間反応させた。次いで30℃に冷却し、反
応混合物を遠心分離し、得られた結晶を200℃で4時
間乾燥した。N,N’−エチレンビステトラブロモフタ
ルイミドが濃い黄緑色結晶として45.17g(収率9
5.10%)得られ、その臭素含有率は67.45%、
窒素含有率は2.63%、酸価は1.15、融点は44
9℃であった。
【0042】比較例3(特開平2−45465号の方法
) 3L容四つ口フラスコに水2500g、亜ジチオン酸ナ
トリウム50g及び無水テトラブロモフタル酸500g
を装入し、この混合物を30分間よく攪拌し、生成した
結晶を水1000gと共に攪拌して洗浄し、濾過したの
ち再び水1000gと共に攪拌して洗浄し、濾過し、1
25℃で15時間送風乾燥した(収量:495.0g)
【0043】これとは別に、3L容四つ口フラスコにデ
ィンスタークの水分離器を取り付け、キシレン900.
0g、プロピオン酸400.0g及び前記のように亜ジ
チオン酸ナトリウムで処理した無水テトラブロモフタル
酸348.2g(0.7509モル)を装入し、油浴中
で内温130℃に加熱し、エチレンジアミン22.0g
(0.3661モル)のキシレン40gの溶液を滴下ロ
ートから65分間かけて滴下した。滴下終了後、同じ温
度で30分間保持し、次いで溶媒が沸騰するまで内温を
高め、6時間還流して脱水環化イミド化反応を行った。 内温を80℃に冷却し、遠心分離器で個液分離し、得ら
れた結晶をキシレン800.0gで攪拌洗浄し、更に遠
心分離したのちキシレン800.0gで攪拌洗浄し、1
25℃で16時間乾燥した。N,N’−エチレンビステ
トラブロモフタルイミドが淡黄色結晶として322.1
7g(収率92.50%)得られ、その臭素含有率は6
7.45%、窒素含有率は2.75%、酸価は0.34
、融点は455℃であった。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、ジカルボン酸無水物及
びアルキレンジアミン又はヒドラジンから、従来法と比
較して良好な品質(生成物の色、耐熱性等)及び高い収
率で経済的に目的のビスイミドを製造することができる
。詳しくは、原料の仕込みから目的生成物の取り出しま
での各工程を同一設備で行うことができる。これにより
製造設備を完全に閉鎖できるので、作業環境を清潔に保
つことができ、音、臭気、廃水、大気汚染による環境汚
染の心配がなく、また製造設備をコンパクトにすること
ができ連続運転できるため、少ない設備投資で良好かつ
均一な品質の製品が高収率で得られ、動力及び熱の損失
も少ないため運転コストを大幅に軽減でき、本方法は経
済的である。更に、通常の単純な製造設備を使用できる

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】均一混合攪拌器を備えた反応器中で攪拌下
    に、一般式 〔式中、A及びBはそれぞれ水素原子、あるいは一緒に
    なって次式 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、アセチル基、メ
    チル基又はエチル基、nは1〜6である)の基を示す〕
    で表されるジカルボン酸無水物を、沸点が100℃以下
    の低級アルコールと80℃以下の温度で反応させて対応
    するカルボン酸無モノエステルを生成させ、この生成物
    を0.47〜0.50倍モル量のアルキレンジアミン又
    はヒドラジンと反応させ、次いで過剰のアルコールを反
    応混合物から常圧で蒸留除去したのち、減圧下に600
    mmHg以下の絶対圧力及び80〜180℃の内温で更
    に反応させることを特徴とする、一般式(式中、Rは1
    〜6個の炭素原子を有するアルキレン基、mは0又は1
    であり、A及びBは前記の意味を有する)で表されるN
    ,N’−アルキレンビスイミドの製造方法。
  2. 【請求項2】均一混合攪拌器を備えた反応器中に、アル
    キレンジアミン又はヒドラジン及び水と相溶性でかつ式
    IIのジカルボン酸無水物に対して不活性であり沸点が
    100℃以下の溶媒ならびにアルキレンジアミン又はヒ
    ドラジンを装入し、この混合物に攪拌下に2.00〜2
    .10倍モル量の一般式 〔式中、A及びBはそれぞれ水素原子、あるいは一緒に
    なって次式 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、アセチル基、メ
    チル基又はエチル基、nは1〜6である)の基を示す〕
    で表されるジカルボン酸無水物を50℃以下の温度で加
    えて反応させ、次いで溶媒を反応混合物から常圧で蒸留
    除去したのち、減圧下に600mmHg以下の絶対圧力
    及び80〜180℃の内温で更に反応させることを特徴
    とする、一般式 (式中、Rは1〜6個の炭素原子を有するアルキレン基
    、mは0又は1であり、A及びBは前記の意味を有する
    )で表されるN,N’−アルキレンビスイミドの製造方
    法。
  3. 【請求項3】均一混合攪拌器を備えた反応器中に、アル
    キレンジアミン又はヒドラジンを装入し、攪拌下に反応
    系内を30℃以下の温度に保ちながら一般式〔式中、A
    及びBはそれぞれ水素原子、あるいは一緒になって次式 (式中、Xは水素原子、ハロゲン原子、アセチル基、メ
    チル基又はエチル基、nは1〜6である)の基を示す〕
    で表されるジカルボン酸無水物を定量フィーダーにより
    供給し、初期反応させ、次いで1時間につき10〜15
    ℃の割合で昇温し、反応系内が90℃に達したのち、減
    圧下にに600mmHg以下の絶対圧力及び80〜18
    0℃の内温で更に反応させることを特徴とする、一般式
    (式中、Rは1〜6個の炭素原子を有するアルキレン基
    、mは0又は1であり、A及びBは前記の意味を有する
    )で表されるN,N’−アルキレンビスイミドの製造方
    法。
  4. 【請求項4】反応器中でアルキレンジアミン又はヒドラ
    ジンのカルボン酸塩を溶解し、沸点が100℃以下の溶
    媒及びアルキレンジアミン又はヒドラジンを加え、30
    ℃以下の温度で攪拌下に、解離定数が25℃で7.0×
    10−5より低いモノ、ジ又はトリカルボン酸をジアミ
    ンに対して1.00〜1.03倍当量の範囲で添加して
    中和することによりジアミン塩を生成させ、次いで反応
    混合物に2.00〜1.10倍モル量のジカルボン酸無
    水物(II)を加え、以下請求項2に記載したように操
    作することを特徴とする、請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】反応器中にアルキレンジアミン又はヒドラ
    ジンを装入し、30℃以下の温度で攪拌下に、解離定数
    が25℃で7. 0×10−5より低いモノ、ジ又はト
    リカルボン酸をジアミンに対して1.00〜1.02倍
    当量の範囲で添加して中和することによりジアミン塩を
    生成させ、次いで反応混合物にジカルボン酸無水物(I
    I)を定量フィーダーにより供給し、以下請求項3に記
    載したように操作することを特徴とする、請求項3記載
    の方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8362120B2 (en) 2009-02-02 2013-01-29 Lord Corporation Structural adhesives containing maleimide terminated polyimides

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