JPH04295065A - セラミック−金属接合体の製造方法 - Google Patents

セラミック−金属接合体の製造方法

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JPH04295065A
JPH04295065A JP8348691A JP8348691A JPH04295065A JP H04295065 A JPH04295065 A JP H04295065A JP 8348691 A JP8348691 A JP 8348691A JP 8348691 A JP8348691 A JP 8348691A JP H04295065 A JPH04295065 A JP H04295065A
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JP
Japan
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ceramic substrate
metal
ceramic
substrate
metal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8348691A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takeshima
裕 竹島
Yasunobu Yoneda
康信 米田
Yukio Sakabe
行雄 坂部
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック基板と金属
板を接合させたセラミック−金属接合体の製造方法に関
する。具体的にいえば、本発明は、例えばICパッケー
ジやパワーダイオード等を搭載するための基板材料とし
て用いられるセラミック−金属接合体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの高密度化、高速化およ
び高出力化に伴う発熱量の増大に対応させるため、実装
基板としてより高い放熱性が要求される用途では、ヒー
トシンクとして数100μmの厚みの金属板をセラミッ
ク基板に接合させる必要がある。
【0003】このため従来にあっては、チタン(Ti)
を添加したロウ材を用いてセラミック基板と金属板を接
合させ、基板用の接合体を製作している。すなわち、図
2に示すように、セラミック基板11と金属板12の間
に銅−銀−チタン系(Cu−Ag−Ti系)のロウ材1
3を挟んだ後、真空中で熱処理を施し、ロウ材13を融
着させてセラミック基板11と金属板12を接合させて
いる。こうしてセラミック基板11に接合された金属板
12は、ヒートシンクとしてセラミック基板11の放熱
性を良好にし、また必要に応じて配線パターンとしても
使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにロウ材を
介して直接セラミック基板と金属板を接合させる方法で
も、セラミック基板と金属板の接合面積が小さい場合に
は問題ない。しかし、大型のセラミック基板にヒートシ
ンクとして面積の大きな金属板を接合させる場合のよう
に接合面積が大きくなると、セラミック基板がロウ材で
濡れず、そのためセラミック基板と金属板の接合されな
い領域が生じる。この非接合領域(あるいは、接合不良
領域)では、セラミック基板と金属板が密着していない
ため、セラミック基板から金属板への放熱性を低下させ
たり、あるいは、熱処理冷却時の残留熱応力が集中して
セラミック基板にマイクロクラックが発生したりする問
題があり、基板材料としての信頼性を低下させていた。
【0005】本発明は、叙上の従来例の欠点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、大面積の
接合を行なわせる場合でも、セラミック基板と金属板と
の間に非接合領域を生じさせず、信頼性の高いセラミッ
ク−金属接合体を製造することができる方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のセラミック−金
属接合体の製造方法は、セラミック基板の上にチタン層
を形成し、このチタン層の上にロウ材を塗布して金属板
を重ね、この後ロウ材に熱処理を施すことによって金属
板をセラミック基板に接合させることを特徴としている
【0007】
【作用】本発明にあっては、あらかじめセラミック基板
の上にチタン層を形成してあるので、このチタン層の上
にロウ材を塗布して金属板を重ね、ロウ材に熱処理を施
すと、熱処理時にチタン層がロウ材と反応するので、セ
ラミック基板がロウ材で確実に濡れる。
【0008】したがって、セラミック基板と金属板の接
合面積が大きい場合でも、非接合領域が発生せず、セラ
ミック基板と銅板を確実に接合させることができる。こ
のため、非接合領域の発生による放熱性の低下や、非接
合領域におけるセラミック基板のマイクロクラックを防
止でき、信頼性の高い基板材料を製作することができる
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例における熱処理前の
正面図である。まず、熱処理までの処理手順を説明する
。窒化アルミニウム基板等のセラミック基板1の両面(
もしくは片面)に、接合しようとする金属板4の形状に
合わせてスパッタ法や蒸着法あるいはペーストを印刷し
て焼き付ける厚膜法等によりチタン被膜を形成し、厚さ
数μmのチタン層2を形成する。ついで、チタン層2の
上にスクリーン印刷法により銅−銀系(Cu−Ag系)
あるいは銅−銀−チタン系(Cu−Ag−Ti系)のロ
ウ材3を数10μmの厚さに塗布し、その上に銅板等の
金属板4を重ねる。このときの状態を図1に示している
【0010】こうしてロウ材3を介してチタン層2を形
成されたセラミック基板1と金属板4を積層して加圧し
た後、このセラミック基板1と金属板4の積層体に真空
中で加熱処理を施す。この熱処理工程における昇温中に
、セラミック基板1の表面に形成されていたチタン層2
のチタン原子がロウ材3中に拡散してゆき、セラミック
基板1表面のチタン層2がロウ材3と置換されてセラミ
ック基板1がロウ材3によって濡らされる。この結果、
金属板4は全面的にセラミック基板1と確実に接合され
る。なお、こうして熱処理を施された後のセラミック−
金属接合体は、チタン層2がロウ材3中に拡散している
ので、図2の従来例のセラミック−金属接合体と同様な
構造を有している。
【0011】上記方法により作製した接合体では、セラ
ミック基板1がロウ材3で確実に濡らされるので、セラ
ミック基板1と金属板4の非接合領域が発生せず、金属
板4がヒートシンクの働きをして放熱性が良好となる。 このため、放熱性の優れた基板材料として使用すること
ができ、ICやパワーダイオード等の半導体デバイスの
パッケージとして用いて半導体デバイスの温度上昇を抑
制することができ、極めて信頼性の高い基板材料が得ら
れる。
【0012】次に、本発明の方法を実施して製造された
セラミック−金属接合体と、比較例の方法によって製造
されたセラミック−金属接合体とを比較した結果を説明
する。
【0013】(実施例の製造方法)まず、セラミック基
板として厚さ635μm、縦横寸法がそれぞれ2インチ
の窒化アルミニウム基板を用意し、この窒化アルミニウ
ム基板の上にスパッタ法により厚さ2μmのチタン層を
銅板形状に合わせて形成した。さらに、チタン層の上に
Cu−Ag−Ti系のロウ材を30μmの厚さにスクリ
ーン印刷し、厚さ300μmの銅板を重ねた。この後、
0.8g/mm2の荷重をかけ、真空中(≦1×10−
4Torr)において、850℃で10分間熱処理を施
し、図2の接合体と同様な形状の実施例によるセラミッ
ク−金属接合体を製作した。
【0014】(比較例の製造方法)また比較例の方法で
は、窒化アルミニウム基板の上にチタン層を形成するこ
となく、窒化アルミニウム基板の上に直接ロウ材をスク
リーン印刷し、その上に銅板を重ね、熱処理を施して窒
化アルミニウム基板と銅板を接合させ、図2の接合体と
同様な形状の比較例によるセラミック−金属接合体を製
作した。
【0015】(実施例による接合体と比較例による接合
体との比較)熱処理後これらの接合体をカットし、研磨
後に断面を観察したところ、比較例による接合体では、
窒化アルミニウム基板の下面側で30%程度接合してい
ない領域があったのに対し、実施例による接合体では非
接合領域はみられなかった。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、セラミック基板の上に
形成したチタン層によってセラミック基板とロウ材の濡
れ性が良好になるので、接合面積が大きい場合でも非接
合領域が発生しなくなる。このため、セラミック基板と
金属板が完全に密着させられ、セラミック基板の熱を金
属板から効果的に放熱させることができ、また熱処理冷
却時の熱応力集中によりセラミック基板にマイクロクラ
ックが発生することもなく、信頼性の高い基板材料を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるセラミック−金属接合
体の製造方法を示す正面図である。
【図2】従来例によるセラミック−金属接合体の正面図
である。
【符号の説明】 1  セラミック基板 2  チタン層 3  ロウ材 4  金属板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  セラミック基板の上にチタン層を形成
    し、このチタン層の上にロウ材を塗布して金属板を重ね
    、この後ロウ材に熱処理を施すことによって金属板をセ
    ラミック基板に接合させることを特徴とするセラミック
    −金属接合体の製造方法。
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