JPH04293849A - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル

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JPH04293849A
JPH04293849A JP8147091A JP8147091A JPH04293849A JP H04293849 A JPH04293849 A JP H04293849A JP 8147091 A JP8147091 A JP 8147091A JP 8147091 A JP8147091 A JP 8147091A JP H04293849 A JPH04293849 A JP H04293849A
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Japan
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male
outward
panel
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Masahiko Abe
雅彦 阿部
Seiichi Tomita
富田 聖一
Sue Koseki
小関 寿衛
Hideki Takiguchi
滝口 英喜
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IG Technical Research Inc
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IG Technical Research Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の内、外装
の横張り壁体を形成するのに有用な建築用パネル(以下
、単にパネルという)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種パネルは金属薄板をロール
成形し、両側縁に雄、雌連結構造を形成した表面材とシ
ート状の裏面材間に、合成樹脂発泡体を充填したパネル
が数多く上市されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
パネルは防水性を向上するために連結部にシール材を植
設するのが普通であり、防水性は万全であるが、万が一
の漏水に対しては、躯体内に浸入した雨水を外部に排出
することができず、雨水が躯体内に残留し、木材の腐食
、鉄骨の錆、カビが発生し、躯体の老巧化を早めると共
に、躯体内のグラスウール等の断熱材を「ヌレ雑巾」と
してしまい、断熱性が低下し、カビによる健康の悪化は
免れなかった。また、家屋内の湿気(湿度)の上昇は人
体に種々の悪影響を与えると共に、結露によるカビの発
生、ダニの発生が生起されるものであり、家屋内の湿気
を外部へ放出してやる必要があるが、換気扇による換気
では、室内の温度が急激に変化し、不快感があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、板材の長手方向の両側縁に雄、雌型
連結部を有する長尺状の建築用パネルにおいて、前記雄
型連結部は化粧面の一端を内方に屈曲した側壁と、側壁
の下端縁を略水平に外方に突出した目地下地と、目地下
地の先端を上方に突出した立ち上がり片と、立ち上がり
片の先端を外方に突出した係合片とから断面略L字状に
形成し、立ち上がり片の下端を外方に突出した延長部と
からなり、雌型連結部は化粧面の他端縁を内方に屈曲し
た側壁と、該側壁の下端縁を内方に突出した上面と、該
上面の先端を外方に屈曲し、断面略コ字状に形成した嵌
合溝とから構成すると共に、前記雄型連結部の係合片に
流通部を複数個、適宜ピッチで形成したパネルを提供す
るものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係るパネルにつ
いて詳細に説明する。第1図は上記パネルAを示す一部
切り欠き斜視図であり、1は表面材、2は化粧面部、6
は雄型連結部、15は雌型連結部、19は芯材、20は
裏面材である。表面材1は金属材、または合成樹脂材よ
りなり、例えば加熱したアルミのビレットを押出機によ
り押し出し、その後電着塗装等により表面に化粧膜を形
成したもので、厚さが0.8〜2.0mm位のもの、金
属薄板のロール成形品で厚さが0.27〜0.4mm位
のもの、あるいは発泡性プラスチックの押出品であり、
厚さが3〜10mm位のものである。
【0006】さらに詳説すると、化粧面部2は、図では
水平面状の化粧面2aと化粧面2aの両端を下方に屈曲
した側壁3、4と、側壁3の下端縁を外方に化粧面2a
と略平行で突出した目地下地5とからなるものである。
【0007】雄型連結部6は図2に示すように目地下地
5の先端を上方に突出した立ち上がり片7と、立ち上が
り片7の先端を側壁3側へ略水平に突出した防水片8と
、目地下地5と防水片8よりなる断面略コ字状の防水溝
9と、立ち上がり片7の先端を外方に突出した係合片1
0と、係合片10にピッチPで複数個形成した流通部1
1と、目地下地5の先端を下方に屈曲した垂下片12と
、垂下片12の下端縁を外方に突出した延長部13と、
延長部13の先端に形成した突条14とからなるもので
ある。この流通部11は図4に示すようにパネルA同士
を連結した場合に外部と内部を連通化するものであり、
万が一雨水等が躯体αへ浸入した場合に、この雨水を躯
体α内からすみやかに外部に流下させるためのものであ
ると共に、家屋内の水蒸気(湿気)を外部に放出するた
めのものである。また、この流通部11は外部と内部の
圧力差を吸収し、連結部において雨水を吸い込むことが
なく、防水性上、何等問題はないものである。
【0008】雌型連結部15は図3に示すように側壁4
の下端縁を内方に屈曲した上面16と、上面16の先端
を外方に突出した下面17と、上面16と下面17とか
らなる断面略コ字状の嵌合溝18とからなるものであり
、嵌合溝18が雄型連結部6の係合片10に挿入されて
一体化し、パネルAを躯体α上に固定すると共に、パネ
ルA同士を連結するためのものである。
【0009】芯材19は主に断熱材として機能するもの
であり、副次的に接着材、不燃材、クッション材、防音
材などの機能を有する素材の1種以上からなるものであ
る。具体的には合成樹脂発泡体、ロックウール、グラス
ウール、シージングボード、石膏ボード、木毛セメント
板、ALC板等からなり、合成樹脂発泡体としては例え
ばポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォー
ム、フェノールフォーム、エポキシフォーム、ポリエチ
レンフォーム、ポリスチレンフォーム、パーライトなど
の骨材の周囲にフェノールフォーム樹脂をコーティング
し、これを加温、加圧して発泡させるフォーム、および
これらに難燃剤、難燃助剤(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三
酸化アンチモン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム
、ベントナイト)、パーライト、シラスバルーン、アス
ベスト、ガラス繊維(長、短繊維)、各種鉱物繊維の1
種以上を添加、あるいは積層したものなどからなる。
【0010】裏面材20は芯材19の背面を被覆してパ
ネルAをサンドイッチ構造とし、パネルAの機械強度の
向上を図ると共に、防火材、防水材、吸音材、製造時の
離型材などの機能を有するものであり、金属板あるいは
シート状物からなり、例えばカラー鋼板、アスベスト紙
、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(Al、
Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシート、布
シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等
の1種、または2種以上をラミネートしたもの、あるい
は防水処理、難燃処理されたシートなどからなるもので
ある。
【0011】ここで、本発明に係るパネルAの各部の寸
法関係について、図1〜図3を用いて簡単に説明する。 そこで、雄型連結部6において、流通部11のピッチを
P、防水片8と係合片10の先端間の距離をl1 、係
合片10の長さをl2 、化粧面2から係合片10の最
上面までの高さをh1 、係合片10の厚さをh2 、
雌型連結部15において、側面4の下端から嵌合溝18
の最奥までの長さをl3 、嵌合溝18の深さをl4 
、側面の高さをh3 、嵌合溝18の開口高さをh4 
とすると、P=50〜200mm位、l1 ≦l3 、
l2 >l4 、h1 ≒h3 、h2 <h4 の関
係である。
【0014】次に本発明に係るパネルAの施工例につい
て、図4を用いて詳説する。まず、第n段目のパネルA
1 の延長部13をタッピングビスよりなる固定具βに
より躯体αに固定する。次に、第n+1段目のパネルA
2 の嵌合溝18をパネルA1 の係合片10に落とし
込むように挿入し、図示しないパネルA2 の延長部1
3を躯体αに固定具βで固定するものであり、この工程
を順次繰り返して行うことにより壁体を構成するもので
ある。なお、出隅、入隅、窓回り、土台、縦目地等には
周知の役物、コーキング材等を使用するものである。ま
た、躯体αとして、主柱、間柱等の外側にアスファルト
フェルトのかわりに、透湿・防水・防風シート(旭硝子
株式会社製スーパーシート、デュポン社製タイベック等
)を張設すると、屋内の湿気だけを外部に放出するのに
有効である。
【0013】
【その他の実施例】以上説明したのは本発明に係るパネ
ルAの一実施例にすぎず、図5〜図10(a)、(b)
に示すように形成することができる。すなわち、図5は
4角形状の流通部11を形成したパネルA、図6は流通
部11を切り欠いて形成したパネルA、図7〜図9は表
面材1を金属薄板のロール成形品としたパネルA、図1
0(a)は図10(b)に(a)のイ−イ線断面図を示
すように、垂下片12にも流通部11を形成し、壁内部
を連通化できるようにしたパネルAである。
【0014】
【発明の効果】上述したように本発明に係るパネルによ
れば、■流通部が内部と外部の圧力差をなくし、雨水を
吸い込むことがない。■流通部から内部の水蒸気(湿気
)を外部に放出し、躯体の劣化防止、カビの発生防止が
図れる。■万が一の漏水に対しても、流通部が排水孔と
して働き、雨水を外部にすみやかに流下させ、躯体の劣
化がない。■防水溝の雨返し機能により、雨水等の躯体
内部への浸入が阻止され、防水性が向上する。等の特徴
、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築用パネルを示す一部切り欠き
斜視図である。
【図2】建築用パネルの雄型連結部を拡大して示す断面
図である。
【図3】建築用パネルの雌型連結部を拡大して示す断面
図である。
【図4】施工例を示す断面図である。
【図5】建築用パネルのその他の例を示す斜視図である
【図6】建築用パネルのその他の例を示す斜視図である
【図7】建築用パネルのその他の例を示す斜視図である
【図8】建築用パネルのその他の例を示す斜視図である
【図9】建築用パネルのその他の例を示す斜視図である
【図10】建築用パネルのその他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A  建築用パネル 1  表面材 9  防水溝 10  係合片 11  流通部 18  嵌合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  板材の長手方向の両側縁に雄、雌型連
    結部を有する長尺状の建築用パネルにおいて、前記雄型
    連結部は化粧面部の一端を内方に屈曲した側壁と、該側
    壁の下端縁を略水平に外方に突出した目地下地と、該目
    地下地の先端を上方に突出した立ち上がり片と、該立ち
    上がり片の先端を外方に突出した係合片とから断面略L
    字状に形成し、立ち上がり片の下端を外方に突出した延
    長部とからなり、雌型連結部は化粧面部の他端縁を内方
    に屈曲した側壁と、該側壁の下端縁を内方に突出した上
    面と、該上面の先端を外方に屈曲し、断面略コ字状に形
    成した嵌合溝とから構成すると共に、前記雄型連結部の
    係合片に流通部を複数個、適宜ピッチで形成したことを
    特徴とする建築用パネル。
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