JPH04293411A - 苗植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、水田で用いる苗植機
に関するもので、あぜから機械へ苗が合理的に供給し得
るものを小型に構成しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術と問題点】苗植機は、走行車体の後端に苗
植装置を装着して構成され、苗植装置の苗載台上に集団
苗を載せて移植作業を行う。そしてその苗載台上に集団
苗を載せる作業は、通常走行車体の前方から行うので、
走行車体上での苗の運搬経路が長くなる。

【０００３】これを合理化するため、特開平２−２４９
４１５号発明で、ステアリングホイルと座席の両横に左
右一対の縦送コンベヤを設けるものが提案されている。 ここに、苗植機は、軟弱な水田の耕盤の上をその車輪が
通るので、上記の従来のものでは、苗植機が大型化する
うえ重くなって、水田で沈没するおそれがある。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】この発明は、上記の問
題点を解決するため、苗植装置６が走行車体１の後部に
装着され、座席４と車輪２，３を操舵するステアリング
ホイル５が走行車体１に片寄せて設けられ、座席４と苗
植装置６の苗載台９との間に横送コンベヤ１４が横長に
設けられ、片寄せて設けられている前記の座席４とステ
アリングホイル５の他側において縦送コンベヤ１７が走
行車体１にその前部から横送コンベヤ１４の側部にわた
るように設けられていることを特徴とする苗植機とした
。

【０００５】

【作用】この発明は、上記のように構成されるので、苗
の移植作業の開始に当り、作業者は、３０ｃｍ×６０ｃ
ｍ程度の広さのマット状に作られた集団苗を、縦送コン
ベヤ１７の先端部に縦長に並べて載せる。すると、その
集団苗は、この縦送コンベヤ１７で後に送られたのち、
横送コンベヤ１４の１側に移り、この横送コンベヤ１４
で他側に向けて送られる。ここで、作業者は、横送コン
ベヤ１４上の集団苗を前に押し出すようにして苗植装置
６の苗載台９上に横並びに移し替る。このようにして苗
載台９上に集団苗が満杯になったのち、横送コンベヤ１
４上に複数個の集団苗を載せ、これを予備苗載台として
用いることもできる。

【０００６】

【効果】以上のように、この発明は、走行車体の前方の
集団苗が後方の苗載台上に縦送コンベヤと横送コンベヤ
でたやすく送られて、作業が省力化されるものであり、
かつまた、ステアリングホイルと座席ならびに単一の縦
送コンベヤが走行車体に横並びに設けられるので、巾が
著しく狭くなって小型で軽量な苗植機が得られるうえ、
左右の重量バランスをくずすことがない。

【０００７】

【実施例】つづいて、この発明の実施例を説明する。図
１および図２のように、走行車体１は、それぞれ左右一
対の前輪２と後輪３を備え、座席４の下のエンジンで駆
動されるように出来ている。そして、その前輪２は、座
席４の前方のステアリングホイル５で操舵されるように
出来、ステアリングホイル５と座席４は、走行車体１の
中心に対して右側に方寄せて設けられている。

【０００８】走行車体１の後部に苗植装置６がリンク７
で装着されて苗植機となっている。苗植装置６は、中央
部の歯車箱８、その上に前倒れに設けられて左右に移動
する苗載台９、苗載台９の下端で旋回して苗載台９上の
集団苗から一株分の苗を欠ぎ取って下の泥土に移植する
苗植杆１０、および、泥面を滑走して前記の苗が移植さ
れる泥面を整地するフロート１１で構成されている。そ
して、図のものは、苗載台９の上に５枚の集団苗が横並
びに載せられ、５組の苗植杆１０がそれぞれの集団苗を
欠ぎ取って移植する５条植の苗植機となっている。

【０００９】リンク７は、上下一対で構成され、その後
に取付けた取付枠１２に歯車箱８が連結し、上のリンク
７がシリンダ１３で回動すると、苗植装置６が同じ姿勢
を保って上下に移動するようになっている。伝動軸２５
が走行車体１と歯車箱８との間に設けられ、エンジンの
回転が苗載台９と苗植杆１０に伝わり、これが上記のよ
うに作動するようになっている。

【００１０】横送コンベヤ１４が走行車体１の後端の支
枠１５に取付けられている。この横送コンベヤ１４は、
座席４と苗載台９との間に横長に設けられている。そし
て、前後２条のベルト１６を備え、その長さは、苗載台
９の横巾と同じような長さに出来ている。縦送コンベヤ
１７がステアリングホイル５と座席４の左側で走行車体
１に設けられている。この縦送コンベヤ１７は、単一の
平ベルト１８で作られ、前端が走行車体１の前部に位置
し、後端が横送コンベヤ１４の左端の前に位置している
。そして、この縦送コンベヤ１７の前端部に集団苗が縦
長に載せられると、その集団苗は、平ベルト１８の回転
で後に移動し、横送コンベヤ１４の左端に移り、この横
送コンベヤ１４で右に向けて送られるようになっている
。従って、作業者は、横送コンベヤ１４上の集団苗を苗
載台９上に移し、苗載台９上に集団苗を充満させること
ができる。

【００１１】なお、縦送コンベヤ１７の平ベルト１８は
、走行車体１のエンジンで駆動される軸１９からベルト
２０でその前端の調車２１が回されることによって旋回
するようになっている。その後端の調車２２の回転が軸
２３で横送コンベヤ１４の右端に伝わり、右端の軸２４
がベルト１６を回すように出来ている。しかし、それぞ
れの縦送コンベヤ１７および横送コンベヤ１４を独立に
設けたモータで駆動するように構成し得ることは多言を
待たない所である。そして、それぞれの上に集団苗が有
るか無いかをマイクロスイッチその他で検出し、自動的
にベルト１６，１８を旋回させたり停止させたりできる
。

【００１２】また、縦送コンベヤ１７の先は、走行車体
１の先端にそろえたり、これよりも後に下げてその先に
従来発明のような予備苗載台を設けることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明を施した苗植機の側面図。

【図２】その平面図。

【符号の説明】

１　　　　走行車体 ２　　　　前輪 ３　　　　後輪 ４　　　　座席 ５　　　　ステアリングホイル ６　　　　苗植装置 ９　　　　苗載台 １４　　　　横送コンベヤ １７　　　　縦送コンベヤ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　苗植装置６が走行車体１の後部に装着
   され、座席４と車輪２，３を操舵するステアリングホイ
   ル５が走行車体１に片寄せて設けられ、座席４と苗植装
   置６の苗載台９との間に横送コンベヤ１４が横長に設け
   られ、片寄せて設けられている前記の座席４とステアリ
   ングホイル５の他側において縦送コンベヤ１７が走行車
   体１にその前部から横送コンベヤ１４の側部にわたるよ
   うに設けられていることを特徴とする苗植機。