JPH04293061A - カラープリンタのモータ回転制御装置 - Google Patents

カラープリンタのモータ回転制御装置

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JPH04293061A
JPH04293061A JP3081931A JP8193191A JPH04293061A JP H04293061 A JPH04293061 A JP H04293061A JP 3081931 A JP3081931 A JP 3081931A JP 8193191 A JP8193191 A JP 8193191A JP H04293061 A JPH04293061 A JP H04293061A
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JP
Japan
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basic clock
frequency
motor
color
control device
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Application number
JP3081931A
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English (en)
Inventor
Joji Kato
譲二 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラープリンタのモ
ータ回転制御装置に関し、特に感光体上に複数のトナー
像を重ね合せることによりカラー画像を形成して記録媒
体に転写するカラーレーザプリンタのモータ回転制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオプリンタ,カラーファクシミリ,
カラー複写機,カラーデジタル複写機等の内蔵出力装置
、あるいはコンピュータによるCAD等の最終結果を出
力する外部出力装置として各種のカラープリンタがあり
、特に解像力とプリント速度に優れたカラーレーザプリ
ンタがよく使われている。
【0003】このようなカラーレーザプリンタ(以下単
に「カラープリンタ」という)は、感光体の移動による
副走査と、それに直交してレーザビームを偏向すること
による主走査とによって、帯電された感光体上に光書込
みによるモノカラー画像の静電潜像を形成し、そのモノ
カラーに対応するカラートナーによって現像したモノカ
ラーのトナー像を複数回重ね合せて、最終的に記録媒体
上にフルカラー画像を形成するものである。
【0004】その色重ねの方式には、感光体上に形成さ
れたモノカラーのトナー像をその都度記録媒体に転写し
て、記録媒体上で色重ねを行なう多重転写方式と、感光
体上でモノカラーのトナー像を重ね合せてフルカラー画
像を形成した後、一回の転写工程で記録媒体に転写する
単転写方式とがある。
【0005】多重転写方式は、感光体ドラム,感光体ベ
ルト自体は小型化が計れ、光書込みと現像条件が簡単で
あるが、記録媒体が転写チャージャを複数回通過するか
ら、記録媒体を往復搬送するかループ状の搬送路を通過
させる必要があり、記録媒体の搬送が複雑化して装置が
大型化すると共に、各モノカラー画像のレジストレーシ
ョン(位置合せ)が難かしく、色ズレが発生し易い。
【0006】一方、単転写方式は、感光体ドラム,感光
体ベルトの周長が最大画像の(副走査方向の)長さより
長い必要があり、ドラム又はベルト自体の小型化は制約
されるが、各モノカラー画像のレジストレーションが容
易で色ズレが起き難く、フルカラー画像の記録媒体への
転写と定着が1回で済むためその搬送も簡単であり、総
合的に装置の小型化が可能で、コストも安くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】単転写方式は各(モノ
カラー)画像のレジストレーションが容易であるといっ
ても、多重転写方式と比較した場合であり、同じ単転写
方式でも可撓性のベースからなる感光体ベルトよりも剛
性体からなる感光体ドラムを使用した方がより容易であ
る。
【0008】しかしながら、感光体ドラムであっても、
正確なレジストレーションを行なうためには、使用する
画素密度dpi(ドット数/インチ)に応じて感光体ド
ラムの周長に展開される主走査線の本数すなわちdpi
と周長(インチ)との積値が整数値、なるべく素数でな
く簡単な素因数の積からなる整数値になるように、感光
体ドラムの直径を設定する。また、感光体ドラムの回転
数と、例えばポリゴンミラーからなる回転偏向器の回転
数が共に安定していること、および使用する各画素密度
に応じてそれぞれその回転数の比が一定に保たれている
ことが必要である。
【0009】一般に、回転数を安定させるために、感光
体ドラムを駆動するドラムモータと回転偏向器を駆動す
るポリゴンモータ(スキャナモータともいう)は、それ
ぞれの基準クロックに応じて回転数および位相をPLL
(フェーズロックループ)制御するPLLドライバによ
り駆動されるようになっているが、各モータの回転数が
いかに精度よく制御されていても、それぞれの基準クロ
ックに僅かな差があれば、複数回の色重ねを繰返すうち
に色ズレが生じることは避けられない。
【0010】また、高品位,高画質のフルカラー画像を
得るためのプロセス条件は、白黒あるいはカラー2値画
像のプロセス条件より遙かに厳しく、その厳しいプロセ
ス条件を達成するために、各条件に応じて画像形成に関
係するパラメータの変更をしばしば行なうことがある。
【0011】特に、単転写方式の場合は、後工程になる
ほど感光体上にそれまでのトナー像が重ね合されている
から、それをも考慮してパラメータを設定した方がよく
、そのパラメータを変えるために、感光体ドラムの回転
速度(あるいは感光体ベルトの送り速度)を変えて露光
量や現像時間を変更することも、一つの重要な手段であ
る。
【0012】画素密度を一定にしたまま感光体の回転速
度を変えれば、それに応じて回転数比を保つために、ポ
リゴンモータの回転数も変える必要があり、パラメータ
は必ずしも整数比で変化するとは限らないから、そのよ
うな場合にもそれぞれの基準クロックの周波数を独立に
同じ比で変えることは極めて困難であった。
【0013】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、プロセス条件を満足させるために感光体を駆動
するモータの回転速度を任意に変化させても、常に色ズ
レのない安定した高品位のカラー画像が得られることを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、帯電,光書込み及び互に色の異なるトナ
ーによる現像からなるサイクルを複数回繰返して感光体
の同一領域に各色のトナー像を重ね合せることによりカ
ラー画像を形成した後、そのカラー画像を記録媒体上に
転写,定着するカラープリンタのモータ回転制御装置に
おいて、光書込みのためにレーザビームを偏向して感光
体上を主走査させる回転偏向器を駆動する第1のモータ
と、感光体を駆動して副走査を行なわせる第2のモータ
と、第1及び第2のモータをそれぞれ第1及び第2の基
準クロックに応じてPLL制御する第1及び第2のPL
L駆動手段と、予め設定された周波数の基本クロックを
出力する基本クロック発生手段と、その基本クロック発
生手段が出力する基本クロックをそれぞれ所定の分周比
で分周し、第1及び第2の基準クロックとして出力する
第1及び第2の分周手段とを設けたものである。
【0015】上記のカラープリンタのモータ回転制御装
置において、第1及び第2のモータにそれぞれ直結して
設けられている第1及び第2のフリケンシィ・ジェネレ
ータの出力をそれぞれF1,F2(ppr)、第1及び
第2のモータの予め設定した標準回転数をそれぞれR1
,R2(rpm)、Kを正の整数、各フリケンシィ・ジ
ェネレータの出力とモータの標準回転数とKの積値(K
×F1×R1)と(K×F2×R2)の最大公約数及び
最小公倍数をそれぞれG及びLとした時に、基本クロッ
ク発生手段が出力する基本クロックの標準周波数f0 
、第1及び第2の分周手段の各分周比D1,D2をそれ
ぞれ f0 =L/60(Hz) D1=1/(K2×F2×R2/G) D2=1/(K2×F1×R1/G) に設定するとよい。
【0016】また、基本クロック発生手段がその出力す
る基本クロックの周波数の設定値を入力信号に応じて変
更するようにするとよい。さらに、プリント条件,周囲
条件に応じて、基本クロック発生手段にその出力する基
本クロックの周波数の設定値を変更する信号を出力する
基本クロック周波数設定手段を設けるとよい。
【0017】
【作用】上記のように構成したカラープリンタのモータ
回転制御装置は、基本クロック発生手段が出力する基本
クロックを、第1及び第2の分周手段がそれぞれ所定の
分周比で分周して第1及び第2の基準クロックを出力し
、第1及び第2のモータはそれぞれ第1及び第2の基準
クロックに応じて作用する第1及び第2のPLL駆動手
段によりPLL制御されているから、基本クロックの周
波数の変化に応じて回転偏向器を駆動する第1のモータ
と感光体を駆動する第2のモータの回転数がそれぞれ変
化しても、その回転数比は一定に保たれるから、感光体
上に複数のモノカラー画像を重ねてフルカラー画像を形
成しても、色ズレが発生しない。
【0018】画素密度に応じて、第1及び第2のモータ
の標準回転数R1,R2を設定すれば、上記の条件式か
ら基本クロックの標準周波数f0と第1及び第2の分周
手段の分周値D1,D2が容易に求められる。
【0019】入力信号に応じて、基本クロック発生手段
が出力する基本クロックの周波数の設定値を変更するよ
うにすれば、プロセス条件に応じて簡単に第1及び第2
のモータの回転数を変更することが出来、それによる色
ズレも生じない。基本クロック周波数設定手段は、プリ
ント条件,周囲条件に応じて最適なプロセス条件を求め
、そのプロセス条件に応じた周波数を設定して基本クロ
ック発生手段に信号を出力する。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
具体的に説明する。
【0021】図2は、この発明の一実施例であるカラー
プリンタの内部機構を示す概略構成図である。矢示した
ように時計方向に回転する感光体ドラム10の周辺には
、その回転方向順に帯電チャージャ11,光書込ユニッ
ト12、及びイエロー,マゼンタ,シアン,黒(以下そ
れぞれ「Y,M,C,K」という)のトナーをそれぞれ
内蔵した各色ユニット13y,13m,13c,13k
からなる現像ユニット群13、ならびに転写チャージャ
14,クリーニングユニット15,除電ランプ16がそ
れぞれ配置されている。
【0022】現像ユニット群13を構成する各色ユニッ
ト即ちYユニット13y,Mユニット13m,Cユニッ
ト13c,Kユニット13kは、そのうちの1個の現像
ドラムが選択的に感光体ドラム10に接触して内蔵する
色トナーで現像し、その間、他の3個の現像ドラムは離
れているように、それぞれ摺動可能になっている。常時
は、転写チャージャ14は作動せず、クリーニングユニ
ット15は感光体ドラム10から離れている。
【0023】感光体ドラム10は、先ず帯電チャージャ
11によりその表面を一様に帯電された後、例えば光書
込ユニット12からのY画像データにより変調され主走
査方向に偏向されたビームが結像するスポットにより主
走査されてYの静電潜像が形成され、それに対応して選
択されたYユニット13yにより現像されて顕像化した
Yのトナー像に変換された後、除電ランプ16の光照射
を受けて静電潜像の電荷が除去される。
【0024】次に、再び帯電チャージャ11により帯電
された後、色ズレを生じないようにタイミングをとって
M画像データの静電潜像が書込まれ、Mユニット13m
により現像されてYトナー像の上にMトナー像が重ね合
わされる。以下同様の工程が繰返えされて、Cトナー像
,Kトナー像が順次重ね合わされることにより、感光体
ドラム10上にフルカラーのトナー像が形成される。
【0025】最後に、そのフルカラートナー像は転写チ
ャージャ14が作動して一点鎖線で示したルート上を搬
送されて来た記録媒体である用紙に転写される。感光体
ドラム10上に残留するトナーは、クリーニングユニッ
ト15が感光体ドラム10に接触することにより除去さ
れ、除去されたトナーはクリーニングユニット15に回
収される。
【0026】その用紙は、それぞれ図示しない給紙カセ
ット上の用紙スタックから給紙ローラにより給紙され、
レジストローラ対18に当接して一時停止した後、感光
体ドラム10上に形成されたフルカラー画像に合わせた
タイミングをとり、レジストローラ対18によって転写
チャージャ14の位置に搬送され、フルカラーのトナー
像が転写される。
【0027】トナー像が転写された用紙は、加熱されて
いる定着ローラ19aに加圧ローラ19bにより圧接さ
れ、その熱と圧力とにより定着された後、それぞれ図示
しない排紙ローラに搬送されて排紙口から排紙トレー上
に排出される。
【0028】図3は、光書込ユニット12の一例を示す
要部斜視図である。この光書込ユニット12は、変調光
源部であるLD(レーザダイオード)ユニット30、及
び第1シリンダレンズ31,第1ミラー32,プリオブ
ジェクト型の結像レンズ33と、ポリゴンモータ34と
それにより矢示A方向に回転駆動されるポリゴンミラー
35とからなる回転偏向器36と、第2ミラー37,第
2シリンダレンズ38とからなる走査結像光学系、なら
びに第3ミラー40,受光レンズ41,同期センサ42
からなる同期光学系によって構成されている。
【0029】そのLDユニット30は、内部にレーザダ
イオード(以下「LD」ともいう)と、このLDから射
出される発散性ビームを平行光ビームにするコリメータ
レンズと、ビームの太さを規制するアパーチャとを一体
に組込んだものである。LDユニット30から射出され
た平行光ビームは第1シリンダレンズ31を透過し第1
ミラー32で反射された後、結像レンズ33を透過して
ポリゴンミラー35の反射面35aに入射する。
【0030】結像レンズ33は、入射するビームの平行
な主走査方向成分を後述する感光体ドラム10上に結像
させるように作用し、第1シリンダレンズ31は、結像
レンズ33との合成パワーによって、平行ビームの副走
査方向成分をポリゴンミラー35の反射面35a上に一
度結像させるように作用する。
【0031】ポリゴンミラー35により反射され主走査
方向に繰返し偏向されるビームは、第2ミラー37で反
射され第2シリンダレンズ38を透過して、矢示B方向
に回転する感光体ドラム10に到達する。第2シリンダ
レンズ38は、反射面35a上に一度結像されたビーム
の副走査方向成分を感光体ドラム10上に再結像するか
ら、ビームは結像レンズ33によって結像される主走査
方向成分と共にスポットに結像して感光体ドラム10の
主走査線10a上を矢示C方向に主走査する。
【0032】また、回転偏向器36により偏向されたビ
ームが主走査線10a上の有効画像領域に入射する直前
に、そのビームを第3ミラー40により反射し、受光レ
ンズ41によりその受光面に結像させて主走査の同期信
号を出力する同期センサ42も設けられている。
【0033】図4は、このカラープリンタの制御系の一
例を示すブロック図である。コントローラ50は、メイ
ンのマイクロコンピュータ(以下「MPU」という)5
1と、そのMPU51が必要とするプログラム,定数デ
ータ,文字フォント等を格納したROM52と、一時的
なデータやドットパターン等をメモリするRAM53と
、コマンドやデータの入出力を制御するI/O54と、
そのI/O54を介しMPU51と接続される操作パネ
ル55と、内部インタフェース(I/F)56とから構
成され、互にデータバス,アドレスバス等で接続されて
いる。また、プリント命令及び文字データ,画像データ
を出力するホストマシン58も、I/O54を介してM
PU51に接続される。
【0034】エンジンドライバ60は、サブのマイクロ
コンピュータ(以下「CPU」という)61と、そのC
PU61が必要とするプログラム,定数データを格納し
たROM62と、一時的なデータをメモリするRAM6
3と、データの入出力を制御するI/O64とから構成
され、互にデータバス,アドレスバス等で接続されてい
る。
【0035】I/O64は、コントローラ50の内部イ
ンタフェース56に接続され、コントローラ50からビ
デオ信号や操作パネル55上の各種スイッチの状態を入
力したり、画像クロックやペーパーエンド等のステータ
ス信号をコントローラ50へ出力する。また、このI/
O64は、それぞれプリント手段であるプリンタエンジ
ン65を構成する光書込ユニット12その他のシーケン
ス機器群66と、同期センサ42を含む各種のセンサ類
67とも接続されている。
【0036】コントローラ50は、ホストマシン58か
らプリント命令やB,G,Rのカラー画像データ,文字
コード等を受信してそれらのデータ,コードを編集し、
B,G,R(ブルー,グリーン,レッド)の加色法三原
色に分解されたカラー画像データは、プリントするため
にマトリックス演算により補色関係にあるY,M,Cの
減色法三原色に一度変換した後、さらに豊富な階調を再
現するためのBP処理(スミ版起し)によってKを加え
、UCR処理(下色除去)によってY,M,Cの画像を
それぞれ修正して、最終的なY,M,C,Kの4色から
なるカラー画像データにする。
【0037】文字コードは、ROM52に記憶している
文字フォントによって画像書込みに必要なドットパター
ンに変換してKまたは必要なカラーに分解したのち、そ
れらの文字を含めた画像のドットパターンをRAM53
内のY,M,C,Kの各VRAM(ビデオRAM)領域
にメモリして置く。
【0038】エンジンドライバ60からレディ信号と共
に画像クロックが入力すると、コントローラ50はY,
M,C,Kの各VRAM領域内にメモリされていたドッ
トパターンを、順次各色ごとに画像クロックに同期した
ビデオ信号として、エンジンドライバ60に出力する。
【0039】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0からのデータにより、プリンタエンジン65の光書込
ユニット12及びシーケンス機器群66を制御したり、
画像書込みに必要なビデオ信号をコントローラ50から
入力して光書込ユニット12に出力すると共に、同期セ
ンサ42その他のセンサ類67から、エンジン各部の状
態を示す信号を入力して処理したり、必要な情報やエラ
ー信号をコントローラ50ヘ出力する。
【0040】図1は、図4に示した制御系のうち、回転
偏向器36を駆動する第1のモータであるポリゴンモー
タ(PM)34と、感光体ドラム10を駆動する第2の
モータであるドラムモータ(DM)44の回転を制御す
るモータ回転制御装置の第1実施例を示すブロック図で
ある。
【0041】この第1実施例は、基本クロックf0 を
出力する基本クロック発生手段である基本クロック発振
器1と、その基本クロックf0 をそれぞれ所定の分周
比D1,D2で分周して第1及び第2の基準クロックf
1,f2 を出力する第1及び第2の分周手段である分
周器2,3と、その基準クロックf1,f2 に応じて
ポリゴンモータ34,ドラムモータ44をそれぞれPL
L制御する第1及び第2のPLL駆動手段であるPLL
ドライバ4,5と、ポリゴンモータ34,ドラムモータ
44にそれぞれ直結して回転数のF1,F2(ppr)
倍のパルス信号をPLLドライバ4,5に出力するフリ
ケンシィ・ジェネレータ(以下「FG」という)6,7
とから構成されている。
【0042】カラー画像の画素密度dpiに応じて予め
設定したポリゴンモータ34,ドラムモータ44の各標
準回転数R1,R2(rpm)と、FG6,7の出力F
1,F2及び後述するように設定する正の整数Kとから
、2個の積値M1,M2をそれぞれ M1=K×F1×R1               
 ……(1)M2=K×F2×R2         
       ……(2)と定義して求め、その積値M
1,M2の最大公約数G及び最小公倍数Lを計算してお
く。
【0043】これらの値から、モータ34,44の標準
回転数R1,R2に対応する基本クロックの標準周波数
f0 と、分周器2,3の各分周比D1,D2とは、そ
れぞれ次に示す式で計算される。       f0 =L/60(Hz)       
                         
 ……(3)      D1=1/(K×M2/G)
=1(K2×F2×R2/G)  ……(4)    
  D2=1/(K×M1/G)=1(K2×F1×R
1/G)  ……(5)
【0044】したがって、分周
器2,3がそれぞれ出力する第1及び第2の基準クロッ
クの標準周波数f1,f2 は、次の式で求められる。       f1 =f0 ×D1=L×G/(60×
K×M2)                    
  =M1×M2/(60×K×M2)       
               =M1/(60×K)
=F1×R1/60  ……(6)      f2 
=f0 ×D2=L×G/(60×K×M1)    
                  =M1×M2/
(60×K×M1)                
      =M2/(60×K)=F2×R2/60
  ……(7)
【0045】基本的には正の整数KをK
=1と設定して上記の式(1)〜(7)から各基本値を
計算すればよいが、所定の画素密度に対する基本クロッ
クの標準周波数 f0と分周比D1,D2との組合せは
、Kを変えることにより各基本値の整数倍の組合せもま
た成立する。但し、第1及び第2の基準クロックの標準
周波数 f1,f2は、式(6),(7)から明らかな
ように、Kを変えても変化しない。
【0046】また、若し画素密度dpiに対応するポリ
ゴンモータ34又はドラムモータ44の標準回転数R1
又はR2の何れかが整数でないため、FG6の出力F1
又はFG7の出力F2との各積値(R1×F1)又は(
R2×F2)が整数にならなかった場合は、K=1でな
く、Kの基本値をR1及びR2或いは積値(R1×F1
)及び(R2×F2)の各分数表示の分母(整数の方は
1とする)の最小公倍数のうち小さい方の値に設定して
、積値M1及びM2を整数化することにより、最大公約
数G及び最小公倍数Lが求められるから、式(1)〜(
7)によって計算して、各基本値が得られる。この場合
も、Kをその基本値の倍数に設定して得られるf0 及
びD1,D2の組合せも同様に成立する。
【0047】図1に示した第1実施例において、基本ク
ロック発振器1の周波数及び分周器2,3の分周比を、
それぞれ上記のようにして得られたf0 及びD1,D
2の組合せに設定すれば、基本クロック発振器1が出力
する共通の基本クロックf0 から、分周器2は分周比
D1で分周して第1の基本クロックf1 をPLLドラ
イバ4に出力し、分周器3は分周比D2で分周して第2
の基本クロックf2 をPLLドライバ5に出力する。
【0048】PLLドライバ4,5は、それぞれに入力
する基準クロックf1,f2 と、FG6,7の出力F
1,F2とに応じてポリゴンモータ34,ドラムモータ
44をそれぞれPLL制御するから、もし基本クロック
f0 の周波数が変化しても、モータ34,44の回転
数の比は画素密度に応じた一定の値に保持されている。
【0049】図5は、画素密度dpiを一定にしたまま
、プロセス条件に応じて感光体ドラム1の回転速度(回
転数)を変えることの出来るモータ回転制御装置の第2
実施例を示すブロック図である。この第2実施例は、基
本クロック発振器21を、CPU61から入力する周波
数制御信号Vfに応じてその出力する基本クロックf0
 を変えることが出来るVCO(電圧制御発振器)で構
成したものであり、その他の第1実施例(図1)と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0050】エンジンドライバ60のCPU61は、各
色毎に予め設定されたドラムモータ44の標準回転数R
2に応じ、必要ならばセンサ類67を構成する各種セン
サから入力するプリンタエンジン65の状況や周囲温度
等に応じて修正した基本クロックの周波数を設定し、そ
の設定値を指示する信号Vfを基本クロック発振器21
に出力し、基本クロック発振器21はその信号Vfに応
じた周波数の基本クロックf0 を分周器2,3とCP
U61とに出力する。
【0051】CPU61は、入力する基本クロックf0
 の周波数(又は周期)が設定した値になっているか否
かを検知し、もしズレていれば周波数制御信号Vfの電
圧を変えて設定した周波数f0 を保持するようにフィ
ードバック制御を行なう。
【0052】一方、分周比D1,D2は変化しないから
、分周器2,3はそれぞれ基本クロックf0 に比例し
て変化する基準クロックf1,f2 をPLLドライバ
4,5に出力する。したがって、ドラムモータ44は基
準クロックf2 に応じて回転数が変り、感光体ドラム
10の周速度も変化するが、ポリゴンモータ34の回転
数も比例して変化するから、感光体ドラム10の周速度
が変ってもその上に形成される静電潜像(の副走査方向
)の画素密度dpiは一定に保たれる。
【0053】以上、プロセス条件に応じてドラムモータ
44の回転数を制御し、それに応じて画素密度が変らな
いようにポリゴンモータ34の回転数を変えるとして説
明したが、逆に、プロセス条件に応じてポリゴンモータ
34の回転数を変えて光書込みの露光量を制御し、それ
に応じてドラムモータ44の回転数を変えると考えても
差支えない。
【0054】また、画素密度dpiが一定の場合につい
て説明したが、画素密度の設定を変えればポリゴンモー
タ34とドラムモータ44の回転数比(R1/R2)が
画素密度に比例して変化するから、各標準回転数R1,
R2をその比に応じて設定し直し、式(1)〜(5)に
より各標準値を求めて設定すればよい。
【0055】以上説明したように、この発明によれば、
ポリゴンモータ34,ドラムモータ44の基準クロック
f1,f2 を、共通の基本クロックf0 から分周比
D1,D2の分周器2,3により分周して形成している
から、基本クロックf0 の周波数が若干変動したり経
時的に変化しても、或いはプロセス条件に応じて大幅に
変化させても、その回転数比は常に一定に保たれるから
、各モノカラー画像のレジストレーションは正確に行な
われ、色ズレが発生しない。
【0056】この発明は、記録媒体上で各モノカラー画
像を重ね合せる多重転写方式のカラープリンタに適用し
ても勿論効果はあるが、感光体上で各モノカラー画像を
重ね合せることにより、記録媒体のレジストレーション
の影響が皆無である単転写方式(色重ね方式ともいう)
のカラープリンタ、特に感光体のベースが剛性体からな
る感光体ドラムを使用した単転写方式のカラープリンタ
に適用すれば全く色ズレが発生せず、その効果が顕著で
ある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるカ
ラープリンタのモータ回転制御装置は、プロセス条件を
満足させるために感光体を駆動するモータの回転速度を
任意に変化させても、常に色ズレのない安定した高品位
のカラー画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるモータ回転制御装置の第1実施
例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例であるカラープリンタの内
部機構の一例を示す概略構成図である。
【図3】図2に示したカラープリンタにおける光書込ユ
ニットの一例を示す要部斜視図である。
【図4】図2に示したカラープリンタの制御系の一例を
示すブロック図である。
【図5】モータ回転制御装置の第2実施例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,21  基本クロック発振器(基本クロック発生手
段) 2,3  分周器(第1及び第2の分周手段)4,5 
 PLLドライバ(第1及び第2のPLL制御手段) 6,7  FG(第1及び第2のフリケンシィ・ジェネ
レータ) 10  感光体ドラム            34 
 ポリゴンモータ(第1のモータ) 36  回転偏向器              44
  ドラムモータ(第2のモータ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  帯電,光書込み及び互に色の異なるト
    ナーによる現像からなるサイクルを複数回繰返して感光
    体の同一領域に各色のトナー像を重ね合せることにより
    カラー画像を形成した後、そのカラー画像を記録媒体上
    に転写,定着するカラープリンタのモータ回転制御装置
    において、前記光書込みのためにレーザビームを偏向し
    て前記感光体上を主走査させる回転偏向器を駆動する第
    1のモータと、前記感光体を駆動して副走査を行なわせ
    る第2のモータと、前記第1及び第2のモータをそれぞ
    れ第1及び第2の基準クロックに応じてPLL制御する
    第1及び第2のPLL駆動手段と、予め設定された周波
    数の基本クロックを出力する基本クロック発生手段と、
    その基本クロック発生手段が出力する基本クロックをそ
    れぞれ所定の分周比で分周し、前記第1及び第2の基準
    クロックとして出力する第1及び第2の分周手段とを設
    けたことを特徴とするカラープリンタのモータ回転制御
    装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のカラープリンタのモー
    タ回転制御装置において、前記第1及び第2のモータに
    それぞれ直結して設けられている第1及び第2のフリケ
    ンシィ・ジェネレータの出力をそれぞれF1,F2(p
    pr)、前記第1及び第2のモータの予め設定した標準
    回転数をそれぞれR1,R2(rpm)、Kを正の整数
    、各フリケンシィ・ジェネレータの出力とモータの標準
    回転数とKの積値(K×F1×R1)と(K×F2×R
    2)の最大公約数及び最小公倍数をそれぞれG及びLと
    した時に、前記基本クロック発生手段が出力する基本ク
    ロックの標準周波数f0 、前記第1及び第2の分周手
    段の各分周比D1,D2をそれぞれ f0 =L/60(Hz) D1=1/(K2×F2×R2/G) D2=1/(K2×F1×R1/G) に設定したことを特徴とするカラープリンタのモータ回
    転制御装置。
  3. 【請求項3】  前記基本クロック発生手段がその出力
    する基本クロックの周波数の設定値を入力信号に応じて
    変更する請求項1又は2記載のカラープリンタのモータ
    回転制御装置。
  4. 【請求項4】  プリント条件,周囲条件に応じて、前
    記基本クロック発生手段にその出力する基本クロックの
    周波数の設定値を変更する信号を出力する基本クロック
    周波数設定手段を設けた請求項3記載のカラープリンタ
    のモータ回転制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003050519A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Canon Inc 画像形成装置

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