JPH04292566A - 車両用エンジンのエアクリーナ - Google Patents
車両用エンジンのエアクリーナInfo
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- JPH04292566A JPH04292566A JP3058756A JP5875691A JPH04292566A JP H04292566 A JPH04292566 A JP H04292566A JP 3058756 A JP3058756 A JP 3058756A JP 5875691 A JP5875691 A JP 5875691A JP H04292566 A JPH04292566 A JP H04292566A
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- JP
- Japan
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- air cleaner
- air
- case
- engine
- cylinder
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- Pending
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- 238000004880 explosion Methods 0.000 abstract description 6
- 230000001788 irregular Effects 0.000 abstract description 3
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract description 2
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用エンジンのエ
アクリーナに係り、特に2サイクル多気筒エンジンに使
用されるエアクリーナに関する。
アクリーナに係り、特に2サイクル多気筒エンジンに使
用されるエアクリーナに関する。
【0003】
【従来の技術】従来の2サイクル多気筒エンジンには、
第1気筒と第2気筒とを前後に90°ずらして配置し、
両気筒の各ピストンに連結されたそれぞれのコンロッド
をクランクシャフトの周方向同一位置にてこのクランク
シャフトに連結した2サイクルV型2気筒エンジンがあ
る。このようなエンジンでは、第1気筒から第2気筒ま
での点火間隔は90°であるが、第2気筒から第1気筒
までの点火間隔は 270°となり、不等間隔爆発とな
っている。この結果、両気筒の吸気工程が一部重複して
しまう。
第1気筒と第2気筒とを前後に90°ずらして配置し、
両気筒の各ピストンに連結されたそれぞれのコンロッド
をクランクシャフトの周方向同一位置にてこのクランク
シャフトに連結した2サイクルV型2気筒エンジンがあ
る。このようなエンジンでは、第1気筒から第2気筒ま
での点火間隔は90°であるが、第2気筒から第1気筒
までの点火間隔は 270°となり、不等間隔爆発とな
っている。この結果、両気筒の吸気工程が一部重複して
しまう。
【0004】したがって、このような不等間隔爆発のエ
ンジンに使用されるエアクリーナとして、図6および図
7に示すものがある。このエアクリーナ1では、エアク
リーナケース2およびケースキャップ3間に、フィルタ
ホルダ4に支持されてエアフィルタ5が配置される。ケ
ースキャップ3にインレットチューブ6が、またエアク
リーナケース2にアウトレットチューブ7がそれぞれ設
置される。さらに、エアクリーナケース2およびケース
キャップ3のそれぞれにケース隔壁8およびキャップ隔
壁9が形成されて、エアクリーナ1内が2つの分室に区
分される。これらの各分室は、上述の2サイクルV型2
気筒エンジンの各気筒に連通される。
ンジンに使用されるエアクリーナとして、図6および図
7に示すものがある。このエアクリーナ1では、エアク
リーナケース2およびケースキャップ3間に、フィルタ
ホルダ4に支持されてエアフィルタ5が配置される。ケ
ースキャップ3にインレットチューブ6が、またエアク
リーナケース2にアウトレットチューブ7がそれぞれ設
置される。さらに、エアクリーナケース2およびケース
キャップ3のそれぞれにケース隔壁8およびキャップ隔
壁9が形成されて、エアクリーナ1内が2つの分室に区
分される。これらの各分室は、上述の2サイクルV型2
気筒エンジンの各気筒に連通される。
【0005】エアクリーナ1がこのように構成されたこ
とにより、エンジンの吸気工程が一部重複しても、エア
クリーナ1の異なった分室から各気筒へ吸気が供給され
るので、各気筒間において吸気脈動の影響が及ぼし合わ
ないよう考慮されている。
とにより、エンジンの吸気工程が一部重複しても、エア
クリーナ1の異なった分室から各気筒へ吸気が供給され
るので、各気筒間において吸気脈動の影響が及ぼし合わ
ないよう考慮されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なエアクリーナ1では、キャップ隔壁9がエアフィルタ
5を圧縮し、このエアフィルタ5の反力によってフィル
タホルダ4がケース隔壁8に押圧されて、エアクリーナ
1内が2室に区分されているので、上述のような不等間
隔爆発エンジンの各気筒における吸気工程中に、エアク
リーナ1の分室から他の分室へ吸気がリークしてしまう
おそれがある(図6の矢印参照)。また、エンジンの振
動によってエアクリーナ1も振動し、ケース隔壁8とフ
ィルタホルダ4とが摩耗してエアクリーナの耐久性が低
下するおそれもある。
なエアクリーナ1では、キャップ隔壁9がエアフィルタ
5を圧縮し、このエアフィルタ5の反力によってフィル
タホルダ4がケース隔壁8に押圧されて、エアクリーナ
1内が2室に区分されているので、上述のような不等間
隔爆発エンジンの各気筒における吸気工程中に、エアク
リーナ1の分室から他の分室へ吸気がリークしてしまう
おそれがある(図6の矢印参照)。また、エンジンの振
動によってエアクリーナ1も振動し、ケース隔壁8とフ
ィルタホルダ4とが摩耗してエアクリーナの耐久性が低
下するおそれもある。
【0007】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、エンジン性能およびエアクリーナの耐久
性を共に向上させることができる車両用エンジンのエア
クリーナを提供することを目的とする。〔発明の構成〕
たものであり、エンジン性能およびエアクリーナの耐久
性を共に向上させることができる車両用エンジンのエア
クリーナを提供することを目的とする。〔発明の構成〕
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、エアクリー
ナボディ内にフィルタホルダが配設されてエアフィルタ
を支持し、このエアフィルタにより上記エアクリーナボ
ディ内がダークサイドとクリーンサイドとに区画され、
このクリーンサイドが、上記エアクリーナボディ壁面お
よび上記フィルタホルダ間に配置された隔壁によって複
数の分室に区分され、これら各分室が上記多気筒エンジ
ンの各気筒にそれぞれ連結可能に設けられると共に、上
記エアクリーナボディとフィルタホルダとの少なくとも
一方に上記隔壁を嵌合するガイド部が形成されたもので
ある。
ナボディ内にフィルタホルダが配設されてエアフィルタ
を支持し、このエアフィルタにより上記エアクリーナボ
ディ内がダークサイドとクリーンサイドとに区画され、
このクリーンサイドが、上記エアクリーナボディ壁面お
よび上記フィルタホルダ間に配置された隔壁によって複
数の分室に区分され、これら各分室が上記多気筒エンジ
ンの各気筒にそれぞれ連結可能に設けられると共に、上
記エアクリーナボディとフィルタホルダとの少なくとも
一方に上記隔壁を嵌合するガイド部が形成されたもので
ある。
【0009】
【作用】エアクリーナ内のクリーンサイドが隔壁によっ
て複数の分室に区分され、各分室が多気筒エンジンの各
気筒に連結可能に設けられて、これらの各気筒へエアク
リーナのそれぞれの分室から吸気が供給される。このと
き、多気筒エンジンの各気筒における吸気工程が一部重
複しても、隔壁がフィルタホルダおよびエアクリーナボ
ディの少なくとも一方に嵌合されているので、エアクリ
ーナの分室間において吸気のリークを防止できる。この
ため、多気筒エンジンの各気筒へ供給される吸気量にば
らつきが生ぜず、また不等間隔爆発の多気筒エンジンで
は各気筒間で吸気脈動の影響が生ぜず、エンジン特性を
向上させることができる。
て複数の分室に区分され、各分室が多気筒エンジンの各
気筒に連結可能に設けられて、これらの各気筒へエアク
リーナのそれぞれの分室から吸気が供給される。このと
き、多気筒エンジンの各気筒における吸気工程が一部重
複しても、隔壁がフィルタホルダおよびエアクリーナボ
ディの少なくとも一方に嵌合されているので、エアクリ
ーナの分室間において吸気のリークを防止できる。この
ため、多気筒エンジンの各気筒へ供給される吸気量にば
らつきが生ぜず、また不等間隔爆発の多気筒エンジンで
は各気筒間で吸気脈動の影響が生ぜず、エンジン特性を
向上させることができる。
【0010】また、エアクリーナの隔壁が、フィルタホ
ルダおよびエアクリーナケースの少なくとも一方に形成
されたガイドに嵌合して固定されたので、エンジンの振
動に基づいてエアクリーナが振動しても、隔壁と、エア
クリーナボディやフィルタホルダとの摩耗を防止できる
。したがって、エアクリーナの耐久性も向上させること
ができる。
ルダおよびエアクリーナケースの少なくとも一方に形成
されたガイドに嵌合して固定されたので、エンジンの振
動に基づいてエアクリーナが振動しても、隔壁と、エア
クリーナボディやフィルタホルダとの摩耗を防止できる
。したがって、エアクリーナの耐久性も向上させること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0012】図1はこの発明に係る車両用エンジンのエ
アクリーナを自動二輪車に搭載した状態を示す側面図で
ある。自動二輪車10は、その前後方向中央部にエンジ
ン11を搭載し、このエンジン11に、エアクリーナ1
2を備えた吸気系13と、エキゾーストパイプ14およ
びマフラ15を備えた排気系16とが接続される。
アクリーナを自動二輪車に搭載した状態を示す側面図で
ある。自動二輪車10は、その前後方向中央部にエンジ
ン11を搭載し、このエンジン11に、エアクリーナ1
2を備えた吸気系13と、エキゾーストパイプ14およ
びマフラ15を備えた排気系16とが接続される。
【0013】上記エンジン11は、図2に示すように、
2サイクルV型2気筒エンジンであり、第1気筒17A
と第2気筒17Bとが90°の角度を成して配置される
。さらにこのエンジン11では、第1気筒17Aおよび
第2気筒17Bの各ピストンに連結されたそれぞれのコ
ンロッド(共に図示せず)が、クランクシャフト(図示
せず)の周方向同一位置においてこのクランクシャフト
に連結されている(同一位相)。
2サイクルV型2気筒エンジンであり、第1気筒17A
と第2気筒17Bとが90°の角度を成して配置される
。さらにこのエンジン11では、第1気筒17Aおよび
第2気筒17Bの各ピストンに連結されたそれぞれのコ
ンロッド(共に図示せず)が、クランクシャフト(図示
せず)の周方向同一位置においてこのクランクシャフト
に連結されている(同一位相)。
【0014】このようなエンジン11では、第1気筒1
7Aから第2気筒17Bまでの点火間隔は90°である
が、第2気筒17Bから第1気筒17Aまでの点火間隔
は270°となり不等間隔の爆発となっている。この結
果、各気筒17Aおよび17Bの吸気工程が一部重複し
ている。
7Aから第2気筒17Bまでの点火間隔は90°である
が、第2気筒17Bから第1気筒17Aまでの点火間隔
は270°となり不等間隔の爆発となっている。この結
果、各気筒17Aおよび17Bの吸気工程が一部重複し
ている。
【0015】また、上記吸気系13は、空気中の塵埃等
の異物を除去するエアクリーナ12の他、このエアクリ
ーナ12からの清浄な吸気を案内する2本のインテーク
パイプ18A,18Bと、これらのインテークパイプ1
8A,18Bにより案内された吸気に燃料を混合して各
気筒17A,17Bへ混合気を供給する2個のキャブレ
タ19A,19Bとを備えて構成される。各インテーク
パイプ18A,18Bは同一のエアクリーナ12に接続
されると共に、同一の長さに形成される。また、各キャ
ブレタ19A,19Bは同一形状に形成される。エンジ
ン11はV型2気筒エンジンであるため、各キャブレタ
19A,19Bの取付角度が異なっている。
の異物を除去するエアクリーナ12の他、このエアクリ
ーナ12からの清浄な吸気を案内する2本のインテーク
パイプ18A,18Bと、これらのインテークパイプ1
8A,18Bにより案内された吸気に燃料を混合して各
気筒17A,17Bへ混合気を供給する2個のキャブレ
タ19A,19Bとを備えて構成される。各インテーク
パイプ18A,18Bは同一のエアクリーナ12に接続
されると共に、同一の長さに形成される。また、各キャ
ブレタ19A,19Bは同一形状に形成される。エンジ
ン11はV型2気筒エンジンであるため、各キャブレタ
19A,19Bの取付角度が異なっている。
【0016】エアクリーナ12は図3および図4に示す
ように、エアクリーナボディとしてのエアクリーナケー
ス20およびケースキャップ21間にフィルタホルダ2
2を配置し、この樹脂製のフィルタホルダ22によって
エアフィルタ23を支持したものである。ケースキャッ
プ21に2本のインレットチューブ24A,24Bが並
列して配設され、また、エアクリーナケース20に同じ
く2本のアウトレットチューブ25A,25Bが設置さ
れる。
ように、エアクリーナボディとしてのエアクリーナケー
ス20およびケースキャップ21間にフィルタホルダ2
2を配置し、この樹脂製のフィルタホルダ22によって
エアフィルタ23を支持したものである。ケースキャッ
プ21に2本のインレットチューブ24A,24Bが並
列して配設され、また、エアクリーナケース20に同じ
く2本のアウトレットチューブ25A,25Bが設置さ
れる。
【0017】このアウトレットチューブ25A,25B
に、キャブレタ19A,19Bに接続されたインテーク
パイプ18A,18Bが接続される。アウトレットチュ
ーブ25A,25Bの設置位置は、上記キャブレタ19
A,19Bの取付位置の相違を考慮して定められ、これ
によりエアクリーナケース20の形状が決定される。つ
まり、図2に示すエアクリーナケース20のアウトレッ
トチューブ取付面A,Bは、キャブレタ19A,19B
のそれぞれの中心軸C,Dと直交するように構成される
。
に、キャブレタ19A,19Bに接続されたインテーク
パイプ18A,18Bが接続される。アウトレットチュ
ーブ25A,25Bの設置位置は、上記キャブレタ19
A,19Bの取付位置の相違を考慮して定められ、これ
によりエアクリーナケース20の形状が決定される。つ
まり、図2に示すエアクリーナケース20のアウトレッ
トチューブ取付面A,Bは、キャブレタ19A,19B
のそれぞれの中心軸C,Dと直交するように構成される
。
【0018】また図3に示すように、上記エアフィルタ
23によって、ケースキャップ21内(エアフィルタ2
3の上流側)がダークサイドに、エアクリーナケース2
0内(エアフィルタ23の下流側)がクリーンサイドに
区画される。
23によって、ケースキャップ21内(エアフィルタ2
3の上流側)がダークサイドに、エアクリーナケース2
0内(エアフィルタ23の下流側)がクリーンサイドに
区画される。
【0019】さらに、ケースキャップ21には、その幅
方向中央位置にその長手方向に延びるキャップ隔壁27
が一体成形される。このキャップ隔壁27の先端部が、
上記エアフィルタ23を圧縮するように、キャップ隔壁
27の突出量が定められる。また、エアクリーナケース
20には、その幅方向中央位置に、その長手方向へ延び
るケース隔壁28が一体成形される。このケース隔壁2
8は、キャップ隔壁27と対峙するように設けられる。
方向中央位置にその長手方向に延びるキャップ隔壁27
が一体成形される。このキャップ隔壁27の先端部が、
上記エアフィルタ23を圧縮するように、キャップ隔壁
27の突出量が定められる。また、エアクリーナケース
20には、その幅方向中央位置に、その長手方向へ延び
るケース隔壁28が一体成形される。このケース隔壁2
8は、キャップ隔壁27と対峙するように設けられる。
【0020】フィルタホルダ22には、ケース隔壁28
の先端部と対向する位置に、凹部29を備えたガイド3
0が例えば一体に成形される。このガイド30の凹部2
9に、ケース隔壁28の先端部が図5に示すように嵌合
される。この凹部29とケース隔壁28との嵌合は、エ
アフィルタ23がキャップ隔壁27によって圧縮された
ことによるエアフィルタ23の反力によって保持される
。
の先端部と対向する位置に、凹部29を備えたガイド3
0が例えば一体に成形される。このガイド30の凹部2
9に、ケース隔壁28の先端部が図5に示すように嵌合
される。この凹部29とケース隔壁28との嵌合は、エ
アフィルタ23がキャップ隔壁27によって圧縮された
ことによるエアフィルタ23の反力によって保持される
。
【0021】また、ガイド30には、凹部29の両側に
テーパ面31が形成されて、ケース隔壁28の先端部と
ガイド30の凹部29との嵌合の案内を果す。
テーパ面31が形成されて、ケース隔壁28の先端部と
ガイド30の凹部29との嵌合の案内を果す。
【0022】上記キャップ隔壁27により、ケースキャ
ップ21内は2つのダークサイド分室32Aおよび32
Bに区分され、それぞれの分室32A,32B内にイン
レットチューブ24A,24Bが開口するよう構成され
る。また、ケース隔壁28により、エアクリーナケース
20内は2つのクリーンサイド分室33A,33Bに区
分され、それぞれの分室33A,33B内にアウトレッ
トチューブ25A,25Bが開口するよう設けられる。
ップ21内は2つのダークサイド分室32Aおよび32
Bに区分され、それぞれの分室32A,32B内にイン
レットチューブ24A,24Bが開口するよう構成され
る。また、ケース隔壁28により、エアクリーナケース
20内は2つのクリーンサイド分室33A,33Bに区
分され、それぞれの分室33A,33B内にアウトレッ
トチューブ25A,25Bが開口するよう設けられる。
【0023】したがって、エアクリーナ12内のダーク
サイド分室32Aおよびクリーンサイド分室33Aが、
アウトレットチューブ25Aおよびキャブレタ19A等
を介して、エンジン11の第1気筒17Aに連結される
。また、エアクリーナ12内のダークサイド分室32B
およびクリーンサイド分室33Bが、アウトレットチュ
ーブ25Bおよびキャブレタ19B等を介して、エンジ
ン11の第2気筒17Bに連結される。なお、ダークサ
イド分室32Aおよび32Bは略同一容量に、クリーン
サイド分室33Aおよび33Bも略同一容量にそれぞれ
構成される。
サイド分室32Aおよびクリーンサイド分室33Aが、
アウトレットチューブ25Aおよびキャブレタ19A等
を介して、エンジン11の第1気筒17Aに連結される
。また、エアクリーナ12内のダークサイド分室32B
およびクリーンサイド分室33Bが、アウトレットチュ
ーブ25Bおよびキャブレタ19B等を介して、エンジ
ン11の第2気筒17Bに連結される。なお、ダークサ
イド分室32Aおよび32Bは略同一容量に、クリーン
サイド分室33Aおよび33Bも略同一容量にそれぞれ
構成される。
【0024】上記実施例のエアクリーナ12の組付は、
ケースキャップ21にエアフィルタ23およびフィルタ
ホルダ22を順次仮部組した後、これらをエアクリーナ
ケース20の開口部に載せ、ケースキャップ21をエア
クリーナケース20にフック等で固定して実施する。ケ
ースキャップ21をエアクリーナケース20に載せる際
に、ケース隔壁28の先端部がガイド30のテーパ面3
1に案内されて凹部29に嵌合する。
ケースキャップ21にエアフィルタ23およびフィルタ
ホルダ22を順次仮部組した後、これらをエアクリーナ
ケース20の開口部に載せ、ケースキャップ21をエア
クリーナケース20にフック等で固定して実施する。ケ
ースキャップ21をエアクリーナケース20に載せる際
に、ケース隔壁28の先端部がガイド30のテーパ面3
1に案内されて凹部29に嵌合する。
【0025】上記実施例によれば、エアクリーナ12内
がキャップ隔壁27およびケース隔壁28によって、ダ
ークサイド分室32Aおよびクリーンサイド分室33A
と、ダークサイド分室32Bおよびクリーンサイド分室
33Bとに区分されたので、ダークサイド分室32Aに
至ってエアフィルタ23にて清浄化された吸気がクリー
ンサイド分室33Aを通りエンジン11の第1気筒17
Aへ供給される。さらに、ダークサイド分室32Bに至
ってエアフィルタ23により清浄化された吸気は、クリ
ーンサイド分室33Bを通りエンジン11の第2気筒1
7Bへ供給される。しかも、ケース隔壁28がフィルタ
ホルダ22におけるガイド30の凹部29に嵌合されて
いる。これらのことから、エンジン11の第1気筒17
Aおよび第2気筒17Bにおける吸気工程が一部重複し
ても、エアクリーナ12のクリーンサイド分室33Aお
よび33B間におけるリークが生じない。このため、不
等間隔爆発をする2サイクル2気筒エンジン11の各気
筒17A,17Bへ供給される吸気量にばらつきがなく
、さらにこれらの第1および第2気筒17Aおよび17
B間で吸気脈動の影響が生ずるおそれもない。これらの
結果、エンジン11の性能を向上させることができる。
がキャップ隔壁27およびケース隔壁28によって、ダ
ークサイド分室32Aおよびクリーンサイド分室33A
と、ダークサイド分室32Bおよびクリーンサイド分室
33Bとに区分されたので、ダークサイド分室32Aに
至ってエアフィルタ23にて清浄化された吸気がクリー
ンサイド分室33Aを通りエンジン11の第1気筒17
Aへ供給される。さらに、ダークサイド分室32Bに至
ってエアフィルタ23により清浄化された吸気は、クリ
ーンサイド分室33Bを通りエンジン11の第2気筒1
7Bへ供給される。しかも、ケース隔壁28がフィルタ
ホルダ22におけるガイド30の凹部29に嵌合されて
いる。これらのことから、エンジン11の第1気筒17
Aおよび第2気筒17Bにおける吸気工程が一部重複し
ても、エアクリーナ12のクリーンサイド分室33Aお
よび33B間におけるリークが生じない。このため、不
等間隔爆発をする2サイクル2気筒エンジン11の各気
筒17A,17Bへ供給される吸気量にばらつきがなく
、さらにこれらの第1および第2気筒17Aおよび17
B間で吸気脈動の影響が生ずるおそれもない。これらの
結果、エンジン11の性能を向上させることができる。
【0026】また、ケース隔壁28が、フィルタホルダ
22のガイド30の凹部29に嵌合して固定されたので
、エンジン11の振動に基づいてエアクリーナ12が振
動しても、フィルタホルダ22とケース隔壁28との摩
耗を防止できる。したがって、エアクリーナ12の耐久
性を向上させることができる。
22のガイド30の凹部29に嵌合して固定されたので
、エンジン11の振動に基づいてエアクリーナ12が振
動しても、フィルタホルダ22とケース隔壁28との摩
耗を防止できる。したがって、エアクリーナ12の耐久
性を向上させることができる。
【0027】なお、上記実施例では、ケース隔壁28が
エアクリーナケース20に一体成形されたものを説明し
たが、フィルタホルダ22に一体成形され、エアクリー
ナケース20に凹部29を有するガイド30が形成され
てもよい。また、上記実施例では、キャップ隔壁27お
よびケース隔壁28がそれぞれケースキャップ21およ
びエアクリーナケース20にそれぞれ一体成形されたも
のを述べたが、これらの隔壁27,28が別部品で構成
されてもよい。
エアクリーナケース20に一体成形されたものを説明し
たが、フィルタホルダ22に一体成形され、エアクリー
ナケース20に凹部29を有するガイド30が形成され
てもよい。また、上記実施例では、キャップ隔壁27お
よびケース隔壁28がそれぞれケースキャップ21およ
びエアクリーナケース20にそれぞれ一体成形されたも
のを述べたが、これらの隔壁27,28が別部品で構成
されてもよい。
【0028】さらに、上記実施例では、ケースキャップ
21内のダークサイドがキャップ隔壁27によってダー
クサイド分室32A,32Bに区分されたが、このキャ
ップ隔壁27を形成せず、ダークサイド分室を構成しな
くてもよい。
21内のダークサイドがキャップ隔壁27によってダー
クサイド分室32A,32Bに区分されたが、このキャ
ップ隔壁27を形成せず、ダークサイド分室を構成しな
くてもよい。
【0029】また、上記実施例ではV型2気筒の場合を
述べたが、V型エンジンに限らず、また2気筒エンジン
に限らず、3気筒以上の直列エンジンに適用してもよい
。この場合、エアクリーナ12内は、エンジンの気筒数
に対応した分室に区分される。
述べたが、V型エンジンに限らず、また2気筒エンジン
に限らず、3気筒以上の直列エンジンに適用してもよい
。この場合、エアクリーナ12内は、エンジンの気筒数
に対応した分室に区分される。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る車両用エ
ンジンのエアクリーナによれば、エアクリーナボディ内
にフィルタホルダが配設されてエアフィルタを支持し、
このエアフィルタにより上記エアクリーナボディ内がダ
ークサイドとクリーンサイドとに区画され、このクリー
ンサイドが、上記エアクリーナボディ壁面および上記フ
ィルタホルダ間に配置された隔壁によって複数の分室に
区分され、これら各分室が上記多気筒エンジンの各気筒
にそれぞれ連結可能に設けられると共に、上記エアクリ
ーナボディとフィルタホルダとの少なくとも一方に上記
隔壁を嵌合するガイド部が形成されたことから、エアク
リーナ内の分室間において吸気のリークが防止され、エ
ンジン性能およびエアクリーナの耐久性を共に向上させ
ることができる。
ンジンのエアクリーナによれば、エアクリーナボディ内
にフィルタホルダが配設されてエアフィルタを支持し、
このエアフィルタにより上記エアクリーナボディ内がダ
ークサイドとクリーンサイドとに区画され、このクリー
ンサイドが、上記エアクリーナボディ壁面および上記フ
ィルタホルダ間に配置された隔壁によって複数の分室に
区分され、これら各分室が上記多気筒エンジンの各気筒
にそれぞれ連結可能に設けられると共に、上記エアクリ
ーナボディとフィルタホルダとの少なくとも一方に上記
隔壁を嵌合するガイド部が形成されたことから、エアク
リーナ内の分室間において吸気のリークが防止され、エ
ンジン性能およびエアクリーナの耐久性を共に向上させ
ることができる。
【図1】この発明に係る車両用エンジンのエアクリーナ
の一実施例を自動二輪車に搭載し状態を示す側面図。
の一実施例を自動二輪車に搭載し状態を示す側面図。
【図2】図1のエンジンおよび吸気系を示す側面図。
【図3】図2のエアクリーナを示す断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う端面図。
【図5】図4のV部拡大図。
【図6】従来のエアクリーナを示す斜視図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う端面図。
11 エンジン
12 エアクリーナ
17A 第1気筒
17B 第2気筒
20 エアクリーナケース
21 ケースキャップ
22 フィルタホルダ
23 エアフィルタ
28 ケース隔壁
29 凹部
30 ガイド
Claims (1)
- 【請求項1】 エアクリーナボディ内にフィルタホル
ダが配設されてエアフィルタを支持し、このエアフィル
タにより上記エアクリーナボディ内がダークサイドとク
リーンサイドとに区画され、このクリーンサイドが、上
記エアクリーナボディ壁面および上記フィルタホルダ間
に配置された隔壁によって複数の分室に区分され、これ
ら各分室が上記多気筒エンジンの各気筒にそれぞれ連結
可能に設けられると共に、上記エアクリーナボディとフ
ィルタホルダとの少なくとも一方に上記隔壁を嵌合する
ガイド部が形成されたことを特徴とする車両用エンジン
のエアクリーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3058756A JPH04292566A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 車両用エンジンのエアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3058756A JPH04292566A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 車両用エンジンのエアクリーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292566A true JPH04292566A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13093383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3058756A Pending JPH04292566A (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 車両用エンジンのエアクリーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04292566A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241842A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 小型車両用エンジンにおけるエアクリーナ構造 |
JP2015045320A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-03-12 | 本田技研工業株式会社 | 車両のエアクリーナ装置 |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP3058756A patent/JPH04292566A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009241842A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 小型車両用エンジンにおけるエアクリーナ構造 |
JP2015045320A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-03-12 | 本田技研工業株式会社 | 車両のエアクリーナ装置 |
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