JPH0429242A - ポジ型感光性樹脂組成物 - Google Patents

ポジ型感光性樹脂組成物

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JPH0429242A
JPH0429242A JP13405990A JP13405990A JPH0429242A JP H0429242 A JPH0429242 A JP H0429242A JP 13405990 A JP13405990 A JP 13405990A JP 13405990 A JP13405990 A JP 13405990A JP H0429242 A JPH0429242 A JP H0429242A
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徳竹 信生
Kazufumi Sato
和史 佐藤
Mitsuru Sato
充 佐藤
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斎藤 慎人
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なポジ型ホトレジスト組成物、さらに詳
しくいえは、ICやLSIなとの半導体デバイスの製造
において、超微細加工用レジストとして好適に用いられ
る高感度で画像コントラスト、パターンの断面形状に優
れるとともに、特に耐熱性の優れたレジストパターンを
形成することかできるポジ型感光性樹脂組成物に関する
ものである。
従来の技術 従来、ICやLSIなどの半導体デバイスの製造プロセ
スにおいては、ホトエンチング法による微細加工として
シリコンウェハー上にホトレジスト組成物の薄膜を形成
し、その上に半導体デバイスのパターンか描かれたマス
クパターンを紫外線照射などにより転写したのち現像し
、このようにして得られたレジストパターンを保護膜と
して該ノリコンウェハーをエツチングするという方法が
とられている。そして、この方法において用いられるホ
トレジスト組成物としては、被膜形成用のアルカリ可溶
性ノボラック型樹脂に、キノンジアジド基含有化合物、
特に芳香族ポリヒドロキノ化金物のナフトキノン−1,
2−ジアジドスルホン酸エステルを感光性成分として配
合したものが好適であることか知られている。
ところで、上記の芳香族ポリヒドロキン化合物としては
、特に単位分子当りの水酸基含有量か多い没食子酸エス
テル類やポリヒドロキンベンゾフェノン類の中から、通
常適宜選択されるのか普通であり、そのナフトキノン−
1,2−ジアジドスルホン酸エステルについては、これ
まで多くのものか提案されている(例えば米国特許第3
,046,118号明細書、同第3.106.465号
明細書、同第3.148.983号明細書、特公昭37
−18015号公報、特公昭62−28457号公報な
ど)。
しかしなから、これらのポリヒドロキンベンゾフェノン
類のす7トキノンー1.2−ジアジドスルホン酸エステ
ルを用いたポジ型ホトレジスト組成物j、近年の半導体
デバイス製造分野における超微細加工化に対応するだめ
の、感度、画像コントラスト、断面形状及び耐熱性につ
いては、必すしも十分に満足しうる特性を宵していると
はいえない。
他方、ポリヒドロキレ・ベンゾフェノン類のナフトキノ
ン−1,2−ジアジドスルホン酸エステルの代りに、特
定のトリス(ヒドロキンフェニル)メタン系化合物のナ
フトキノン−1,2−ジアジドスルホン酸エステルを感
光性成分として使用することで超微細加工に適した特性
ケ有するポジ型ホトレジスト組成物も提案されている(
特開平]−189644号公報)。しかしながら、この
ポジ型ホトレジスト組成物も、それから得られるレジス
トパターンの耐熱性の点で、必ずしも実用的に十分な改
良かなされているとはいえなす、また、塗布液として調
製した場合、感光性成分か析出しやすく、保存安定性か
悪いという問題がある。
発明か解決しようとする課題 本発明は、このような事情のもとで、半導体デバイスの
製造における超微細加工に用いられるポジ型ホトレジス
ト組成物として、十分に満足しうる程度の感度を有し、
画像コントラスト、断面形状に優れる上、特に耐熱性か
良好で、保存安定性にも優れた実用性の極めて高いもの
を提供することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記の優れた特性を有するポジ型ホトレ
ジスト組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、アル
カリ可溶性ノボランク型樹脂に、特殊な化合物から成る
感光性成分を配合することにより、その目的を達成しう
ろことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明は、アルカリ可溶性ノボラック型樹脂
に、感光性成分として、一般式(式中のDl、D2及び
D3は、その中の少なくとも1個がナフトキノン−1,
2−ジアジドスルホニル基で、残りは水素原子であり、
Q、m及びnは0又は1〜3の整数である) で表わされる化合物の中から選ばれる少なくとも1種あ
るいはさらにトリス(ヒドロキンフェニル)メタン又は
そのメチル置換体の中から選はれる少なくとも1種を配
合して成るポジ型感光性樹脂組成物を提供するものであ
る。
次に本発明の構成について詳細に説明する。
本発明組成物においては、感光性成分として、前記一般
式(I)又は(It)で表わされる化合物を少なくとも
1種用いることが必要であるか、これらの化合物は、こ
の組成物を溶液として使用する際に通常用いられる溶剤
によく溶解し、かつ被膜形成物質のアルカリ可溶性ノボ
ラック型樹脂との相溶性が良好であり、ポジ型ホトレジ
スト組成物の感光性成分として使用すると、高感度で画
像コントラスト、断面形状、保存安定性に優れ、かつ耐
熱性にも優れる組成物を与える。
これらの化合物は、 例えば一般式 (式中のQ、m及びnは前記と同じ意味をもつ)で表わ
されるトリス(ヒドロキシフェニル)メタン類に、ナフ
トキノン−1,2−ジアジドスルホニルハライドを縮合
反応させ、完全エステル化又は部分エステル化すること
によって製造することができる。この縮合反応は、不活
性溶媒例えばジオキサン中、トリエタノールアミン、炭
酸アルカリ又は炭酸水素アルカリのような塩基性縮合剤
の存在下で行われる。
前記一般式(III)で示される原料化合物の例として
は、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(
4−ヒドロキンフェニル)3−ヒドロキンフェニルメタ
ン、ヒス(4−ヒドロキンフェニル)3−ヒドロキシフ
ェニルメタン、ヒス(4−ヒドロキンフェニル)4−ヒ
ドロキンフェニルメタン、ヒス(4−ヒドロキン−2−
メチルフェニル)3−ヒドロキンフェニルメタン、ヒス
(4−ヒドロキ/−2−メチルフェニル)−4−ヒドロ
キノフェニルメタン、ビス(4・ヒドロキ7−2.5−
 ;メチルフェニル)−3−ヒドロキノフェニルメタン
、ヒス(4−ヒトロキ/−2,5−ジメチルフェニル)
−4−ヒドロキンフェニルメタン、ヒス(4−ヒドロキ
/−35−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキノフェニ
ルメタン、ヒス(4−ヒトロキ/−3,5−ジメチルフ
ェニル)3−ヒドロキノフェニルメタン、ヒス(4−ヒ
ドロキ/−3,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキ
ンフェニルメタン、ヒス(4−ヒドロキノ−2,3,5
トリメチルフエニル)−2−ヒドロキンフェニルメタン
、ビス(4−ヒドロキンフェニル)−4−ヒドロキ/3
−メチルフェニルメタン、ヒス(4−ヒドロキン−2−
メチルフェニル)−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル
フェニルメタンなどを挙げることができ、特に本発明組
成物の耐熱性を向上させる原料化合物として、下記一般
式(V)で示されるものが有効である。
(式中のDl、D2及びD3は、その中の少なくとも1
個がナフトキノン−1,2−ジアジドスルホニル基で、
残りは水素原子であり、Q、m及びnは0,1又は2で
ある) 具体的には前記したヒス(4−ヒドロキシ−2−メチル
フェニル)3−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(4−
ヒドロキ/−2−メチルフェニル)4−ヒドロキノフェ
ニルメタン、ヒス(4−ヒドロキン−2,5〜ツメチル
フエニル)3−ヒドロキンフェニルメタン、ヒス(4−
ヒドロキン−2,5−ジメチルフェニルメタン、ヒス(
4−ヒドロキノ−2,3,5−トリメチルフェニル)−
2−ヒドロキシフェニルメタンを挙げることかできる。
また、前記の一般式(IV)で示される原料化合物の例
としては、トリス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、
ヒス(2−ヒドロキシフェニル)−3−ヒドロキシフェ
ニルメタン、ヒス(2−ヒドロキンフェニル)4−ヒド
ロキシフェニルメタン、ヒス(2−ヒドロキシ−4−メ
チルフェニル)2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(
2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)−4ヒドロキシ
フエニルメタン、ビス(2−ヒドロキン4.6−ジメチ
ルフェニル)2−ヒドロキシフェニルメタン、ヒス(2
−ヒドロキン−4,6−ジメチルフェニル)−4−ヒド
ロキシフェニルメタン、ヒス(2−ヒドロキシ−3,5
−ジメチルフェニル)−2−ヒドロキシフェニルメタン
、ビス(2−ヒドロキン−4,6−ジメチルフェニル)
2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルメタン、ヒス(2
−ヒドロキシ−4−メチルフェニル)2−ヒドロキシ−
3,4,5−トリメチルフェニルメタン、ヒス(2−ヒ
ドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−4−ヒドロキ
シ−2,3,5−トリメチルフェニルメタンなとを挙げ
ることかできる。
他方、これらのトリス(ヒドロキンフェニル)メタン類
に反応させるナフトキノン−1,2−ジアジドスルホニ
ルハライドとしては、ナフトキノン−1,2ノアシト−
4−スルホニルクロリド、ナフトキノン−1,2−ジア
ジド−5−スルホニルクロリド又は相当するプロミドか
好ましい。
本発明の感光性成分は、前記のトリス(ヒドロキンフェ
ニル)メタン中の3個の水酸基のすへてかエステル化さ
れたものでもよいし、その中の1個又は2個かエステル
化されたものでもよい。また、これらの感光性成分は、
単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい
さらに、所望に応じ本発明の目的をそこなわない範囲で
、他のキノンジアジド基含有化合物、例えばオルトベン
ゾキノンジアジド、オルトナフトキノンジアジド、オル
トアントラキノンジアジド又はオルトナフトキノンジア
ジドなとのスルホニルクロリドと水酸基又はアミノ基を
もつ化合物、例えはフェノール、p−メ]・キノフェノ
ール、ジメチルフェアノール、ヒドロキノン、ビスフェ
ノルA1す7トール、ピロカテコール、ピロカロル、ポ
リヒドロキノベンゾフェノン、ピロカロルモノメチルエ
ーテル、ピロガロール−1,3−ジメチルエーテル、没
食子酸、水酸基を一部残し、エステル化又はエーテル化
された没食子酸、アニリン、p−アミノジフェニルアミ
ンなととの反応生成物なとを併用することかできる。
次に、本発明組成物においては、感度をさらに向上させ
るために、トリス(ヒドロキンフェニル)メタン又はそ
のメチル置換体を併用するのか有利である。このような
化合物としては、前記一般式(III)又は(IV)で
示される[・リス(ヒドロキノ7エル)メタン類、例え
はトリス(2−ヒドロキンフェル)メタン、トリス(4
−ヒドロキンフェニル)メタン、ヒス(4−ヒドロキノ
−3,5−ジメチルフエニル)3−ヒドロキンフェニル
メタン、ヒス(4−ヒドロキン−3,5−L;メチルフ
ェニル)−4−ヒドロキンフェニルメタン、ビス(2−
ヒドロキ>−4,6−ジメチルフェニル)4−ヒドロキ
ノフェニルメタン、ヒス(4−ヒドロキノ−3,5−ジ
メチルフェニル)2−ヒトロキ/フェニルメタン、ビス
(4−ヒドロキノフェニル)3−ヒドロキシフェニルメ
タン、ビス(2−ヒドロキン)−4−ヒドロキンフェニ
ル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−35−ジメチルフ
ェニル)2−ヒドロキシフェニルメタン、ビス(2−ヒ
ドロキシ−4,6−ジメチルフェニル)2−ヒドロキン
フェニルメタン、ヒス(2−ヒドロキシ−4,6−ジメ
チルフェニル)−2−ヒドロキシ−4−メチルフェニル
メタンなどが挙げられる。
これらの化合物はそれぞれ単独で用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの化合物を併用することにより、著しく増感され
た、高感度で、かつ露光量に対するパタンの寸法変化量
の少ない実用的なポジ型感光性樹脂組成物か得られる。
次に、本発明組成物においては、被膜形成用物質として
、アルカリ可溶性ノボラック型樹脂か用いられる。この
アルカリ可溶性ノボラック型樹脂については特に制限は
なく、従来ポジ型ホトレジス[・組成物において、被膜
形成用物質として慣用されているアルカリ可溶性ノボラ
ック型樹脂、例えはフェノール、クレゾールやキルノー
ルなどの芳香族ヒドロキン化合物とホルムアルデヒドな
どのアルデヒド類を酸性触媒の存在下に縮合させたもの
を用いることができる。
本発明組成物においては、このアルカリ可溶性ノボラッ
ク型樹脂として、低分子量領域をカットした重量平均分
子量か2000〜20000、好ましくは5000〜1
5000のものを用いるのが耐熱性の優れた組成物を得
るのに有利である。
このアルカリ可溶性ノボラック型樹脂と前記般式(I)
又は(II)で示される感光性成分との配合割合は重量
比でl:2なu”L20:l、好ましくはl:1ないし
6:1の範囲内で選ばれる。これよりも感光性成分の使
用量か少なくなるとパターンに忠実な画像か得られず、
転写性も低下するし、またこれよりも感光性成分の使用
量か多くなると形成されるレジスト膜の均質性か低下し
、解像性も劣化する。
また、所望に応じて増感のために用いられる前記トリス
(ヒドロキノフェニル)メタン類は、アルカリ可溶性ノ
ボラック型樹脂と前記一般式(I)又は(II)で表わ
される化合物との合計量100重量部当り、通常0.1
〜30重量部、好ましくは0.5〜25重量部の割合で
用いられる。この量が0.1重量部未満では増感効果が
十分に発揮されないし、30重量部を超えると量の割に
は増感効果が得られず、むしろ不経済となり好ましくな
い。その最適使用量は前記一般式(I)や(II)で表
わされる化合物の種類に応じて適宜選ばれる。
本発明組成物は、前記のアルカリ可溶性ノボランク型樹
脂と感光性成分とを適当な溶剤に溶解して溶液の形で用
いるのが好ましい。
このような溶剤の例としては、アセトン、メチルエチル
ケトン、ンクロヘキサノン、メチルイソアミルケトンな
とのケトン類;エチレングリコル、エチレングリコール
モノアセテート、ジエチレングリコール又はジエチレン
グリコールモノアセテートのモノメチルエーテル、モノ
エチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエ
ーテル又はモノフェニルエーテルなとの多価アルコル類
及びその誘導体ニジオキサンのような環式1−チル類:
及び乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル
なとのエステル類を挙げることかできる。これらは単独
で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
本発明組成物においては、所望に応し、その望ましい物
性をそこなわない範囲で、公知の増感剤も併用すること
かできる。このような増感剤としては、例えはメルカプ
トオキサゾール、メルカプトベンゾキサノール、メルカ
プトオキサゾリン、メルカプトベンゾキサノ−ル、ベン
ゾキサシリノン、ベンゾチアゾロン、メルカプトベンゾ
キサノ−ル、ウラソール、チオウラノル、メルカプトピ
リミジン、イミタゾロン、l−リス−(4−ヒ[・ロキ
/フェニJし)エタン、 1.3−ヒ゛スー(4−ヒド
ロキンフェニル)プロパン、2.3.4− トリヒドロ
キノベンゾフェノン、トリスフェノールTC(商品名、
三井石油化学社製)及びこれらの誘導体なとを挙げるこ
とかできる。これらの増感剤は1種用いてもよいし、2
種以上を組み合わせて用いてもよく、その配合量はアル
カリ可溶性ノボラック型樹脂に対して20重量%以下で
選ぶのが有利であり、20重量%より多く配合しても量
の割には増感効果の向上が認められず、実用上好ましく
ない。
本発明組成物には、さらに必要に応じて相溶性のある添
加物、例えばレジスト膜の性能などを改良するための付
加的樹脂、可塑剤、安定剤あるいは現像した像をより一
層可視的にするだめの着色料などの慣用されているもの
を添加含有させることかできる。
本発明組成物の好適な使用方法について1例を示すと、
まずシリコンウェハーのような支持体上に、アルカリ可
溶性ノボラック型樹脂と感光性成分とを前記したような
適当な溶剤に溶かした溶液をスピンナーなとで塗布し、
乾燥して感光層を形成させ、次いで紫外線を発光する光
源、例えは低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、ア
ーク灯、キセノンランプなどを用い、所要のマスクパタ
ンを介して露光するか、あるいは電子線を走査しなから
照射する。次にこれを現像液、例えば1〜10重量%テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液のような弱
アルカリ性水溶液に浸せきすると、露光部は溶解除去さ
れてマスクパターンに忠実な画像を得ることができる。
発明の効果 本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、感光性成分として
特定のトリス(ヒドロキシフェニル)メタン化合物のナ
フトキノン−1,2−ジアジドスルホン酸エステルを含
有するものであって、高感度で未露光部の残膜率か高い
ため、画像コントラストパターンの断面形状及び保存安
定性に優れる上、従来のものに比へて極めて耐熱性の良
好なレジストパターンを形成でき、また、保存安定性も
高いなど、優れた特徴を有し、特にICやLSIなどの
半導体デバイスの製造において超微細加工用レジストと
して好適に用いられる。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。
なお、ホトレジスト組成物の物性を次のようにして求め
た。
(1)感 度; 試料をスピンナーを用いてノリコンウエノ・−上に塗布
し、ホットプレートで110°C190秒間乾燥して膜
厚1.3μmのレジスト膜を得た。この膜に縮小投影露
光装置N5R−1505G4Dにコン社製)を用いて、
0.1秒から帆02秒間縞間隔光したのち、2.38重
量%テトラメチルアンモニウムヒドロキ/ド水溶液で1
分間現像し、30秒間水洗して乾燥したとき、パターニ
ングのために要する最小露光時間を感度としてミリ秒(
ms)単位で測定した。
(2)残膜率: 前記の感度測定における現像前後の未露光部の膜厚を計
測し、その差から残膜率を求めた。
(3)断面形状: 0.5μm幅のレジストパターンの断面形状を顕微鏡で
観察し、側面がほぼ垂直に切り立っているものを良好、
側面かテーパ状になっているものを不良とした。
(4)耐熱性: ノリコンウエハー1番こ形成されたレジストパタンを1
10°C,120°C1130℃、140°C,150
°Cの各温度で5分間ホットプレート上でベータして、
そのパターンの変形の有無を耐熱性として以下の基準で
評価した。
○・・・変形なし △・・側面に多少の変形か認められるか、ソリコンウェ
ハーとの接触部分に変形はないもの×・・・ソリコンウ
ェハーとの接触部分に変形が認められt:もの (5)保存安定性: 調製したポジ型ホトレジスト組成物の塗布液を室温で静
置し、3力月後の塗布液中の析出物の有無を調べた。
実施例1 m−クレゾールとp−クレゾールとを重量比で40 +
 60の割合で混合し、これにホルマリンを加え、シュ
ウ酸触媒を用いて常法により縮合して得たタレゾールノ
ポラ/り樹脂に対して分別処理を施し、低分子量領域を
カットして重量平均分子量11,000のタレゾールノ
ボラック樹脂を得た。
次に、このようにして得たタレゾールノボラックm 脂
100重量部、ヒス(2−ヒドロキシフェニル)−4−
ヒドロキシフェニルメタン1モルとナフトキノン−1,
2−ジアジド−5−スルホニルクロリド3モルとのエス
テル化反応生成物30重量部及び2,2′−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン15重量部を乳酸エチル
350gに溶解したのち、このものを孔径0.2μmの
メンブランフィルタ−を用いてろ過し、感光性樹脂組成
物を調製した。このものについての物性を第3表に示す
実施例2〜25 第1表に示す各種のノボラック樹脂に対し、第1表に示
ス各種のトリス(ヒドロキシフェニル)メタン類とナフ
トキノン−1,2−ジアジドスルホニルクロリドとの縮
合生成物を第1表に示す割合で配合し、各種のポジ型感
光性樹脂組成物を調製した。これらの組成物の物性を第
3表に示す。
なお、第1表中の略記記号は次の化合物を意味し、感光
性成分及び増感剤の使用量はノボラック樹脂100重量
部当りの重量部を示す。
トリスフェノールTC; 井石油化学社製のα、a′、α トリス(4−ヒドロキンフェニル)− 1,3,5−トリイソプロピルベンゼンの商品名 NQSC41;ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−
スルホニルクロリド NQS(5);ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−
スルホニルクロリド 比較例1〜5 実施例1で用いたのと同じタレゾールノボラック樹脂1
00重量部に対し、第2表に示す感光性成分及び増感剤
をそれぞれの使用量(重量部)で配合し、ポジ型感光性
樹脂組成物を調製した。これらの組成物の物性を第3表
に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ可溶性ノボラック型樹脂に、感光性成分と
    して、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のD^1、D^2及びD^3は、その中の少なく
    とも1個がナフトキノン−1、2−ジアジドスルホニル
    基で、残りは水素原子であり、l、m及びnは0又は1
    〜3の整数である) で表わされる化合物の中から選はれる少なくとも1種を
    配合して成るポジ型感光性樹脂組成物。 2 アルカリ可溶性ノボラック型樹脂に、感光性成分と
    して、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のD^1、D^2及びD^3は、その中の少なく
    とも1個がナフトキノン−1、2−ジアジドスルホニル
    基で、残りは水素原子であり、l、m及びnは0又は1
    〜3の整数である) で表わされる化合物の中から選はれる少なくとも1種及
    びトリス(ヒドロキシフェニル)メタン又はそのメチル
    置換体の中から選ばれる少なくとも1種を配合して成る
    ポジ型感光性樹脂組成物。 3 感光性成分が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のD^1、D^2及びD^3は、その中の少なく
    とも1個がナフトキノン−1、2−ジアジドスルホニル
    基で、残りは水素原子であり、l、m及びnは0、1又
    は2である) で表わされる化合物の中から選ばれた少なくとも1種で
    ある請求項1及び2記載のポジ型感光性樹脂組成物。
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