JPH0429167Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0429167Y2 JPH0429167Y2 JP12287785U JP12287785U JPH0429167Y2 JP H0429167 Y2 JPH0429167 Y2 JP H0429167Y2 JP 12287785 U JP12287785 U JP 12287785U JP 12287785 U JP12287785 U JP 12287785U JP H0429167 Y2 JPH0429167 Y2 JP H0429167Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- pressure chamber
- plunger
- main circuit
- pilot valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 244000145845 chattering Species 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Safety Valves (AREA)
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、油圧回路等に用いられる圧力制御弁
の改良に関し、より詳細には、主に一般的な油圧
回路において主回路の油圧を所定の圧力になるよ
うに制御するために用いられるバランスピストン
形リリーフ弁の改良に関する。
の改良に関し、より詳細には、主に一般的な油圧
回路において主回路の油圧を所定の圧力になるよ
うに制御するために用いられるバランスピストン
形リリーフ弁の改良に関する。
<従来の技術>
従来のこの種の制御弁としては、第2図(特開
昭56−20877号)に示すものがある。これは、主
回路と排出回路との間にリリーフ用のポペツト弁
を配置し、このポペツト弁の背後に背圧室を設
け、この背圧室がポペツト弁に設けた絞りを介し
て主回路1に接続されていると共に、パイロツト
弁で制御される構成の圧力制御弁の一部を改良し
たものである。その改良点は、ポペツト弁3に、
プランジヤ6を貫通させ、このプランジヤ6の後
端をパイロツト弁5の先端5aに当接させたもの
で、前記絞りを図に3aで示すようにポペツト弁
3とプランジヤ6との間に形成した構成にある。
昭56−20877号)に示すものがある。これは、主
回路と排出回路との間にリリーフ用のポペツト弁
を配置し、このポペツト弁の背後に背圧室を設
け、この背圧室がポペツト弁に設けた絞りを介し
て主回路1に接続されていると共に、パイロツト
弁で制御される構成の圧力制御弁の一部を改良し
たものである。その改良点は、ポペツト弁3に、
プランジヤ6を貫通させ、このプランジヤ6の後
端をパイロツト弁5の先端5aに当接させたもの
で、前記絞りを図に3aで示すようにポペツト弁
3とプランジヤ6との間に形成した構成にある。
このような構成による圧力制御弁は、通常プラ
ンジヤ6を有しない圧力制御弁が、パイロツト弁
に作用する開弁力を、背圧室4の油圧で発生させ
るものであるのに対して、主回路1の油圧がプラ
ンジヤ6を介してパイロツト弁5に直接作用し、
その結果絞り3aを介してその前後に形成される
油圧差でポペツト弁3を開弁させ、主回路1の油
圧を制御するものである。図中、2は排出回路、
4は背圧室、6aはプランジヤ6をパイロツト弁
5の先端へ押圧しておくための安定用ばね、7は
アンチキヤビテーシヨン用ポペツト弁、8は圧力
設定用ばねである。
ンジヤ6を有しない圧力制御弁が、パイロツト弁
に作用する開弁力を、背圧室4の油圧で発生させ
るものであるのに対して、主回路1の油圧がプラ
ンジヤ6を介してパイロツト弁5に直接作用し、
その結果絞り3aを介してその前後に形成される
油圧差でポペツト弁3を開弁させ、主回路1の油
圧を制御するものである。図中、2は排出回路、
4は背圧室、6aはプランジヤ6をパイロツト弁
5の先端へ押圧しておくための安定用ばね、7は
アンチキヤビテーシヨン用ポペツト弁、8は圧力
設定用ばねである。
<考案が解決しようとする問題点>
上記圧力制御弁は、主回路1の油圧が上昇し、
パイロツト弁5が押圧され、その弁座から離座さ
せられると、プランジヤ6とパイロツト弁5とは
圧力設定用のばね8で支えられているだけの状態
になる。また、このとき主回路1の圧油は、絞り
3a、背圧室4を介してパイロツト弁5の弁室よ
り排出回路2へ流出する。従つて、プランジヤ6
とパイロツト弁5は、何らガイドされることなく
ばね8のみで支えられ、上記した圧油の流れの中
におかれるので、振動(横振れ)を生じ易い。こ
の振動に起因して回路の油圧が安定しなくなる問
題がある。
パイロツト弁5が押圧され、その弁座から離座さ
せられると、プランジヤ6とパイロツト弁5とは
圧力設定用のばね8で支えられているだけの状態
になる。また、このとき主回路1の圧油は、絞り
3a、背圧室4を介してパイロツト弁5の弁室よ
り排出回路2へ流出する。従つて、プランジヤ6
とパイロツト弁5は、何らガイドされることなく
ばね8のみで支えられ、上記した圧油の流れの中
におかれるので、振動(横振れ)を生じ易い。こ
の振動に起因して回路の油圧が安定しなくなる問
題がある。
<問題点を解決するための手段>
本考案の手段は、第1図を参照して示すと、主
回路1と排出回路2との間にポペツト弁3を設
け、このポペツト弁3の背後を背圧室4に形成
し、その背圧室4をパイロツト弁を介して排出回
路2に接続し、前記ポペツト弁3に前記主回路1
と前記背圧室4とを接続する絞り3aを設けた圧
力制御弁において、前記ポペツト弁3を貫通し内
部通路9bを有するプランジヤ9の一端を主回路
1に臨ませ、他端を圧力制御弁の本体10に当接
させ、前記パイロツト弁16は、プランジヤ9の
他端が当接する本体の部分に設けた内孔11aに
摺動自在に嵌入し前記内部通路9bによつて主回
路1に接続する圧力室15を形成するロツド部1
6aと、このロツド部16aに連設したパイロツ
ト弁部16bとを有し、このパイロツト弁部16
bとロツド部16aとの間を前記背圧室4に連通
させたものである。
回路1と排出回路2との間にポペツト弁3を設
け、このポペツト弁3の背後を背圧室4に形成
し、その背圧室4をパイロツト弁を介して排出回
路2に接続し、前記ポペツト弁3に前記主回路1
と前記背圧室4とを接続する絞り3aを設けた圧
力制御弁において、前記ポペツト弁3を貫通し内
部通路9bを有するプランジヤ9の一端を主回路
1に臨ませ、他端を圧力制御弁の本体10に当接
させ、前記パイロツト弁16は、プランジヤ9の
他端が当接する本体の部分に設けた内孔11aに
摺動自在に嵌入し前記内部通路9bによつて主回
路1に接続する圧力室15を形成するロツド部1
6aと、このロツド部16aに連設したパイロツ
ト弁部16bとを有し、このパイロツト弁部16
bとロツド部16aとの間を前記背圧室4に連通
させたものである。
<作用>
上記手段を有する本考案は、主回路1の油圧が
プランジヤ9の内部通路9bにより圧力室15に
導入されるので、パイロツト弁16は主回路1の
油圧に応答する。また、パイロツト弁16の作動
中においてもプランジヤ9は本体10に支えられ
ているので、油の流れによる振動の発生を防止す
る。
プランジヤ9の内部通路9bにより圧力室15に
導入されるので、パイロツト弁16は主回路1の
油圧に応答する。また、パイロツト弁16の作動
中においてもプランジヤ9は本体10に支えられ
ているので、油の流れによる振動の発生を防止す
る。
<実施例>
本考案の1実施例を示す第1図について説明す
る。同図において、第2図の従来のものと同等部
分については同一の図面符号で示してある。
る。同図において、第2図の従来のものと同等部
分については同一の図面符号で示してある。
ポペツト弁3は、主回路1と排出回路2との間
に設けてあり、そのポペツト弁3をプランジヤ9
が貫通しており、そのプランジヤ9の一端を主回
路1に臨ませており、他端を本体10の部材11
に当接させてある。プランジヤ9のポペツト弁3
を貫通する部分は双方の間に絞り3aを形成して
いる。またプランジヤ9は、部材11側の端に近
い位置にフランジ9aを有し、このフランジ9a
とポペツト弁3との間に設けたばね12によつて
部材11に当接する。また、ばね12の反力でポ
ペツト弁3は弁座13に押圧される。プランジヤ
9には内部通路9bを設けてあり、内部通路9b
の一端が主通路1に開口し、他端が圧力室15に
開口する。圧力室15は、部材11に設けた内孔
11aにパイロツト弁16のロツド部16aが途
中まで嵌入してその残りの空間で形成されてい
る。パイロツト弁16は、ばね8の押圧力で弁座
17に押圧されるポペツト弁部16bとロツド部
16aとその双方の間の小径部16cとを一体的
に形成したものである。図中18は通路である。
部材11には、前記内孔11aと、この内孔11
aに続いて前記ロツド部16cの外側に室11b
を形成している内孔と、背圧室4を室11bに連
通する通路11cとを設けてある。なお、弁座1
7の部分の断面積とロツド部16aの断面積とは
略等しい値にしてある。
に設けてあり、そのポペツト弁3をプランジヤ9
が貫通しており、そのプランジヤ9の一端を主回
路1に臨ませており、他端を本体10の部材11
に当接させてある。プランジヤ9のポペツト弁3
を貫通する部分は双方の間に絞り3aを形成して
いる。またプランジヤ9は、部材11側の端に近
い位置にフランジ9aを有し、このフランジ9a
とポペツト弁3との間に設けたばね12によつて
部材11に当接する。また、ばね12の反力でポ
ペツト弁3は弁座13に押圧される。プランジヤ
9には内部通路9bを設けてあり、内部通路9b
の一端が主通路1に開口し、他端が圧力室15に
開口する。圧力室15は、部材11に設けた内孔
11aにパイロツト弁16のロツド部16aが途
中まで嵌入してその残りの空間で形成されてい
る。パイロツト弁16は、ばね8の押圧力で弁座
17に押圧されるポペツト弁部16bとロツド部
16aとその双方の間の小径部16cとを一体的
に形成したものである。図中18は通路である。
部材11には、前記内孔11aと、この内孔11
aに続いて前記ロツド部16cの外側に室11b
を形成している内孔と、背圧室4を室11bに連
通する通路11cとを設けてある。なお、弁座1
7の部分の断面積とロツド部16aの断面積とは
略等しい値にしてある。
上記の構成の圧力制御弁において、主回路1の
油圧は、絞り3aを介して背圧室4に作用すると
共に、プランジヤ9の内部通路9bを介して圧力
室15に作用する。
油圧は、絞り3aを介して背圧室4に作用すると
共に、プランジヤ9の内部通路9bを介して圧力
室15に作用する。
このとき、パイロツト弁16には、圧力室15
に作用する油圧による押圧力と、ばね8による押
圧力とが対向して作用している。従つて、主回路
1の油圧による押圧力がばね8の押圧力を越える
と、パイロツト弁16が弁座17から離座させら
れ、背圧室4が排出回路2へ接続される。
に作用する油圧による押圧力と、ばね8による押
圧力とが対向して作用している。従つて、主回路
1の油圧による押圧力がばね8の押圧力を越える
と、パイロツト弁16が弁座17から離座させら
れ、背圧室4が排出回路2へ接続される。
すると、主回路1の圧油は一部は、絞り3a、
背圧室4、通路11c、室11b、パイロツト弁
16の弁孔、通路18を介して排出回路2へ流出
するので、絞り3aの前後に油圧差が発生し、こ
の油圧差による押圧力でポペツト弁3が開弁す
る。
背圧室4、通路11c、室11b、パイロツト弁
16の弁孔、通路18を介して排出回路2へ流出
するので、絞り3aの前後に油圧差が発生し、こ
の油圧差による押圧力でポペツト弁3が開弁す
る。
ポペツト弁3の開弁で、主回路1の油圧が下降
すると、パイロツト弁16が弁座17に着座す
る。この着座により背圧室4と排出回路2との間
が遮断されるので、ポペツト弁3も図示のように
着座し、主回路1と排出回路2との間を遮断す
る。
すると、パイロツト弁16が弁座17に着座す
る。この着座により背圧室4と排出回路2との間
が遮断されるので、ポペツト弁3も図示のように
着座し、主回路1と排出回路2との間を遮断す
る。
<考案の効果>
本考案は、パイロツト弁のロツド部と本体とで
形成した圧力室に圧油を導入するためのプランジ
ヤは、本体に当接しているので、圧力制御弁の作
動中におけるプランジヤの振動を防止できる。こ
のために油圧の振動や、圧力制御弁のチヤタリン
グを防止し得る。
形成した圧力室に圧油を導入するためのプランジ
ヤは、本体に当接しているので、圧力制御弁の作
動中におけるプランジヤの振動を防止できる。こ
のために油圧の振動や、圧力制御弁のチヤタリン
グを防止し得る。
第1図は本考案の1実施例の構成を示す縦断側
面図、第2図は従来の圧力制御弁の縦断側面図で
ある。 1……主回路、2……排出回路、3……ポペツ
ト弁、4……背圧室、9……プランジヤ、9b…
…内部通路、10……本体、11……本体の部
材、11a……内孔、15……圧力室、16……
パイロツト弁、16a……ロツド部、16b……
パイロツト弁部。
面図、第2図は従来の圧力制御弁の縦断側面図で
ある。 1……主回路、2……排出回路、3……ポペツ
ト弁、4……背圧室、9……プランジヤ、9b…
…内部通路、10……本体、11……本体の部
材、11a……内孔、15……圧力室、16……
パイロツト弁、16a……ロツド部、16b……
パイロツト弁部。
Claims (1)
- 主回路と排出回路との間にポペツト弁を設け、
このポペツト弁の背後を背圧室に形成し、その背
圧室をパイロツト弁を介して排出回路に接続し、
前記ポペツト弁に前記主回路と前記背圧室とを接
続する絞りを設けた圧力制御弁において、前記ポ
ペツト弁を貫通し内部通路を有するプランジヤの
一端を主回路に臨ませ、他端を圧力制御弁の本体
に当接させ、前記パイロツト弁は、前記プランジ
ヤの他端が当接する本体の部分に設けた内孔に摺
動自在に嵌入し前記内部通路によつて主回路に接
続する圧力室を形成するロツド部と、このロツド
部に連設したパイロツト弁部とを有し、このパイ
ロツト弁部とロツド部との間を前記背圧室に連通
させた圧力制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12287785U JPH0429167Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12287785U JPH0429167Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6237316U JPS6237316U (ja) | 1987-03-05 |
JPH0429167Y2 true JPH0429167Y2 (ja) | 1992-07-15 |
Family
ID=31013476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12287785U Expired JPH0429167Y2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0429167Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750612Y2 (ja) * | 1989-03-16 | 1995-11-15 | 株式会社小松製作所 | 圧力制御弁 |
-
1985
- 1985-08-09 JP JP12287785U patent/JPH0429167Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6237316U (ja) | 1987-03-05 |
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