JPH0218251Y2 - - Google Patents

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JPH0218251Y2
JPH0218251Y2 JP19235585U JP19235585U JPH0218251Y2 JP H0218251 Y2 JPH0218251 Y2 JP H0218251Y2 JP 19235585 U JP19235585 U JP 19235585U JP 19235585 U JP19235585 U JP 19235585U JP H0218251 Y2 JPH0218251 Y2 JP H0218251Y2
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plunger
casing
tip
pressure
seating
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JP19235585U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、潤滑油の圧力調整装置に関する。
(従来の技術) 従来、潤滑油の圧力調整装置として、オイルポ
ンプからの油圧が一定値以上となるとプランジヤ
がバネの押圧力に抗して後退し、オイルを本流外
に放出して油圧を一定に保つと共に、プランジヤ
の上流側に流路内周面との間に小さな隙間を形成
する突出部を形成して弁開閉動作時の急激な圧力
変動を緩和し、かつ異音の発生を防止するように
成したものが知られている(例えば実開昭57−
158910号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述のような潤滑油の圧力調整装置
においては、閉弁時にプランジヤの先端部全周に
亘つてケーシングの着座部に接しているために、
弁開閉前後においてプランジヤの先端部の受圧面
積の変化する割合が大きく、サージング現象に十
分に対処することができず、プランジヤの先端部
とケーシングの着座部との摩耗の問題があるほ
か、小さな隙間を形成するため突出部および流路
内周面の加工精度を上げる必要があると共に、突
出部の追加に伴い圧力調整装置全体が長くなり、
製造コストを高くし省スペース性を悪化させると
いう問題があつた。
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、開弁
時のリリーフ圧を安定させ、かつ開弁時のサージ
ング現象を減少させることができる潤滑油の圧力
調整装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の上記目的を達成するための手段は、ケ
ーシングが該ケーシングに形成された円筒孔内を
摺動する円筒状のプランジヤの先端部を着座させ
る円錐台形状の着座部を有し、プランジヤの先端
部が上記着座部に対応する円錐台形状に形成さ
れ、プランジヤの受圧面に作用する潤滑油の圧力
が所定値以上に達した時プランジヤの先端部がケ
ーシングの着座部から離れ上記着座部から所定距
離離れたケーシングの周壁に形成されたリリーフ
孔を開口して潤滑油をリリーフするように構成さ
れた圧力調整装置において、上記プランジヤの先
端部およびケーシングの着座部の内周部に円錐台
形状の当接部を残した状態で上記プランジヤの先
端部またはケーシングの着座部の少なくとも一方
の外周部に、閉弁時にプランジヤに油圧が作用す
る溝を形成したことを特徴とする。
(作用) プランジヤの先端部およびケーシングの着座部
の内周部に、円錐台形状の当接部を残した状態
で、該プランジヤの先端部またはケーシングの着
座部の少なくとも一方の外周部に、閉弁時にプラ
ンジヤに油圧が作用する溝が形成されていること
から、弁開閉前後における受圧面積の急激な変化
がなくなり、サージング現象が減少し、リリーフ
圧が安定する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
第1図乃至第4図に示すように、本実施例の潤
滑油の圧力調整装置1は、自動車エンジン等に使
用される歯車式潤滑油ポンプ2の吐出口2aに隣
接して組込まれる圧力調整弁としての働きをする
もので、ポンプ2の本体と一体的に円筒状に形成
されたケーシング3と、該ケーシング3に形成さ
れた円筒孔内に摺動自在に組込まれた円筒状のプ
ランジヤ4と、該プランジヤ4を吐出口2a側に
向つて付勢するスプリング5とから構成されてい
る。
ケーシング3は、頂端部にポンプ2の吐出口2
aに連通する連通開口3aが開設されると共に、
該連通開口3aの下方部にプランジヤ4の先端部
4b(先端弁部)を着座させる円錐台形状の着座
部3bを有する。また、上記着座部3bから所定
距離離れたケーシングの周壁の中間部にはポンプ
の吸入口2bに連通し潤滑油をリリーフするリリ
ーフ孔3cが形成されている。ケーシング3の下
部開口端部にはオイルシール部材を介してスプリ
ング5を保持するリテーナリング6を嵌装するリ
ング溝3dが形成されている。
プランジヤ4は、受圧面4aを有した頂壁の外
周縁に上記ケーシング3の着座部3bに当接する
円錐台形状の先端部4bを形成しており、また、
相互の着座部3b、プランジヤ4の先端部4bが
当接する閉弁位置において上記リリーフ孔3cを
塞ぐ長さのスカート部4cを有し、該スカート部
4cの内部に頂壁下面と当接するスプリング5を
収容保持している。
プランジヤ4の先端部4bは、第3図および第
4図に詳しく示すように、外周縁部に着座部3b
との良好な当りを確保するためのリング状の段部
8を有し、かつ受圧面4aから該段部8に至る1
対の溝9,9を形成している。この溝9,9は、
プランジヤ4の先端部4bおよびケーシング3の
着座部3bの内周部に円錐台形状の当接部を残し
た状態でプランジヤ4の先端部4bの外周部に形
成されており、閉弁時にプランジヤ4の作用する
油圧を増大せしめるものである。
続いて、上記圧力調整装置1の作用について説
明する。
ポンプ2の吐出部(吐出口2a)の油圧が一定
値以上に上昇すると、プランジヤ4はスプリング
5のスプリング力に抗して下降し、リリーフ孔3
cを介して吐出部の油を吸入部(吸入口2b)に
リリーフして油圧を下げる。
これによつて、吐出部の油圧が一定値以下に下
がると、スプリング5のスプリング力によつてプ
ランジヤ4は上昇し、プランジヤ4の先端部4b
がケーシング3の着座部3bに当接する位置まで
復帰する。
上記プランジヤ4の先端部4bおよびケーシン
グ3の着座部3bの内周部に円錐台形状の当接部
を残した状態で、プランジヤ4の先端部4bの外
周部に溝9,9が設けられているため、閉弁状態
に復帰していても、受圧面4aの面積に溝9,9
および段部8のリング面8aの面積が付加されて
受圧面積が大きく形成されている。したがつて、
ポンプ2の吐出部の油圧上昇によつてプランジヤ
4の先端部4bがケーシング3の着座部3bより
離れる開弁時において、受圧面積の変化率が小さ
く、油圧のサージング現象を防ぎ、更にはリリー
フ圧を安定させ、サージング現象に起因するケー
シング3の着座部3b、プランジヤ4の先端部4
bの摩耗を低減する。
上記実施例は、溝9をプランジヤ4の先端部4
bの外周部に設けたものについて述べたが、ケー
シング3の着座部3bの外周部に溝を設けるよう
にしても同等の作用効果を奏することはいうまで
もない。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案によれば、プランジヤ
の先端部およびケーシングの着座部の内周部に円
錐台形状の当接部を残した状態で該プランジヤの
先端部またはケーシングの着座部の少なくとも一
方の外周部に、閉弁時にプランジヤに油圧が作用
する溝を形成しているため、簡単な構造でもつ
て、閉弁状態におけるプランジヤの受圧面積が増
大し、開弁時の受圧面積の変化率が小さくなり、
開弁時のサージング現象を減少させることができ
る同時に油圧リリーフの際のリリーフ圧を安定さ
せ、サージング現象によるケーシングの着座部、
プランジヤの先端部の摩耗とそれらの間での異音
の発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は潤滑油
の圧力調整装置を組込んだ潤滑油ポンプの正面
図、第2図は第1図における−線断面図、第
3図は第2図における部部分拡大図、第4図は
プランジヤの平面図である。 1…潤滑油の圧力調整装置、3…ケーシング、
3b…着座部、4…プランジヤ、4b…先端部、
9…溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシングが該ケーシングに形成された円筒孔
    内を摺動する円筒状のプランジヤの先端部を着座
    させる円錐台形状の着座部を有し、プランジヤの
    先端部が上記着座部に対応する円錐台形状に形成
    され、プランジヤの受圧面に作用する潤滑油の圧
    力が所定値以上に達した時プランジヤの先端部が
    ケーシングの着座部から離れ上記着座部から所定
    距離離れたケーシングの周壁に形成されたリリー
    フ孔を開口して潤滑油をリリーフするように構成
    された圧力調整装置において、 上記プランジヤの先端部およびケーシングの着
    座部の内周部に円錐台形状の当接部を残した状態
    で上記プランジヤの先端部またはケーシングの着
    座部の少なくとも一方の外周部に、閉弁時にプラ
    ンジヤに油圧が作用する溝を形成したことを特徴
    とする潤滑油の圧力調整装置。
JP19235585U 1985-12-13 1985-12-13 Expired JPH0218251Y2 (ja)

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JP19235585U JPH0218251Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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JPS6298710U JPS6298710U (ja) 1987-06-23
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JPH087048Y2 (ja) * 1988-02-22 1996-02-28 日産自動車株式会社 内燃機関の潤滑機構
JP4555354B2 (ja) * 2008-02-13 2010-09-29 荻野工業株式会社 オイルジェット装置
JP5983292B2 (ja) * 2012-10-18 2016-08-31 スズキ株式会社 オイルポンプの構造
JP2019105282A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 アイシン精機株式会社 リリーフバルブ構造

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JPS6298710U (ja) 1987-06-23

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