JPH0428988Y2 - - Google Patents

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JPH0428988Y2
JPH0428988Y2 JP1987120684U JP12068487U JPH0428988Y2 JP H0428988 Y2 JPH0428988 Y2 JP H0428988Y2 JP 1987120684 U JP1987120684 U JP 1987120684U JP 12068487 U JP12068487 U JP 12068487U JP H0428988 Y2 JPH0428988 Y2 JP H0428988Y2
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frame
pedestal
pipe
height
elevating
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JP1987120684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高さを任意に調節することができる
ローリングタワーに関する。
〔従来の技術〕
高所作業に使用されるローリングタワーは、従
来は四隅に車輪を取付けた最下段の枠組架台の上
に、所要数の枠組架台を重ね合せ、最上段の枠組
架台に作業用の布板および手摺を取付けたものが
一般的であつた。このようなローリングタワーに
おいては、その高さは枠組架台の増減によつてし
か調節されず、任意の調節は不可能である。
任意に高さを調節できるローリングタワーとし
ては、下部架台の上にジヤツキを介して昇降架台
を取付け、昇降架台上に枠組架台を組み上げるよ
うにしたものが、実開昭62−22253号公報により
提案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ローリングタワーで例えば天井の仕舞を行うに
は、タワー上で作業をするのに都合の良い高さに
タワーが組上げられる。天井に梁が露出している
場合、梁の部分を通過しなければならないが、梁
は一般に80cm程度の高さがあり、天井の仕舞用に
高さ調節されたタワーでは梁の部分をくぐりぬけ
ることができないことが多い。
梁の下を通過できない場合、任意に高さを調節
することができない従来一般のローリングタワー
にあつては、本来なら梁の手前で枠組架台を1段
ばらし、梁の部分を通過後に元の段数に戻さなけ
ればならない。しかし、この作業は著しく手間が
かかり、実際は最上段の枠組架台に取付けた手摺
を外すことで対応していることが多く、手摺の取
外しに起因する作業者の落下事故がしばしば報告
されている。
このような落下事故は、ローリングタワーの高
さが調節できれば防止できるわけであり、調節範
囲としては梁の高さ分(約80cm)、多くても枠組
架台1段分の高さがあれば十分である。
実開昭62−22253号公報にて提案されたローリ
ングタワーは、枠組架台ほぼ1台分の高さが調節
できるということでは評価できるものの、高さ調
節にジヤツキを用いていることから、構造が複雑
でコスト高となる上に、高さ調節に時間がかか
る。高さ調節に時間がかかれば、実際の作業にお
いては高さ調節機構が利用されないことが懸念さ
れる。従来一般のローリングタワーも段数変更に
よつて高さが調節できるわけであり、にもかかわ
らず高さ調節がなされることが少ないのは、高さ
調節に時間がかかるためである。
本考案は上記に鑑み、構造簡単で、しかも短時
間で極めて簡単に枠組架台ほぼ1台分の高さ調節
ができるローリングタワーを提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のローリングタワーは、実施例図面第1
図〜第3図に示されるように、下部架台1と、そ
の上に上下動可能に配設された昇降架台5との間
に、伸縮可能で伸長用スプリング16を備えた筋
違12を介設したものである。
〔作用〕
本考案のローリングタワーにおいては、第4図
に示されるように、スプリング16はその縮み量
に比例して反発力を増す。一方、筋違12そのも
のにかかる軸方向の荷重Nは、筋違12と下部架
台1とのなす角度をθ、筋違12が上方から受け
る荷重をPとすれば、 N=P/sinθ で表わされ、縮み量に対して図示の如き関係を示
す。したがつて、設計時に昇降架台5の下限位置
および上限位置近傍で、スプリング16の反発力
と筋違12そのものにかかる荷重とを一致させて
おくと、この間においては昇降架台5に若干の上
向きの力を加えるだけで昇降架台5が上昇する。
昇降架台5を下降させる場合、このような設計
では引き下げ力が必要になり、第1図〜第3図の
例ではウインチ4による引き下げを行つている
が、スプリング16の反発力と筋違12にかかる
荷重の差が小さくなるような設計を行えば、人力
による下降も可能になる。
また、筋違12はローリングタワーの強度部材
としても作用し、タワーの強度増大および軽量化
に寄与する。
〔実施例〕
実施例図面第1図〜第3図によると、下部架台
1は四隅に高さ調節機構付の車輪2を備え、その
内側に4本の支柱3を立設した構造となつてい
る。下部架台1に設けられたウインチ4は、昇降
架台5を下降させるためのもので、昇降架台5に
連結されたワイヤ6をハンドル7にてドラム8に
巻き取ることにより昇降架台5を強制的に引き下
げる。
昇降架台5は四隅に中空の縦材9を備え、これ
が前記支柱3に嵌合し案内されることにより、下
部架台1に対して上下動する。更に上下動のクラ
ンプ機構として支柱3に所定間隔で穿設した透孔
10と、パイプ9の下端に穿設した透孔11とを
設けてあり、透孔10,11を一致させてこれに
ピンを挿通させることにより、昇降架台5が所定
位置で固定できるようになつている。昇降架台5
は又、前後面に梯子型建枠19を備え、その上端
に枠組架台連結手段としてのピン20およびグラ
ビテイロツク21を備えている。なお、縦材9は
梯子型建枠19の構成部材でもある。
筋違12は、2本1組で、下部架台1と上部架
台5の互いに対峙する水平材間に2組設けられて
いる。1組の筋違12は互いに干渉しないよう上
記上下の水平材間の内側と外側に交叉状に設けら
れている。個々の筋違12は、下部架台1側水平
材のブラケツト17に後端を枢着して取り付ける
パイプ13と、上部架台5側水平材のブラケツト
18に後端を枢着して取り付けるパイプ14と、
一端を一方のパイプ13先端に固定し、他端を他
方のパイプ14先端内に嵌入して両パイプ13,
14間を繋ぐとともに、伸長用スプリング16を
外嵌してなるガイドロツド15とからなり、一方
のパイプ13の先端に固着したガイドロツド15
が他方のパイプ14に嵌入し、パイプ14がスプ
リング16に抗して軸方向に縮退し、筋違全体が
弾発的に伸縮するようになつている。スプリング
16は昇降架台5の上に最大数の枠組架台を組み
上げたときに僅かの力で昇降架台が上昇するよう
に設計されている。
第1図〜第3図に示されたローリングタワーに
て作業を行うには、先ず梯子型枠19の上に所定
段数の周知構造の枠組架台を組上げ、固定する。
次に、このタワーを作位置まで運び、昇降架台5
を所定の高さのところに位置させて透孔10,1
1にピンを通し固定する。
スプリング16は最大段数の枠組架台を組上げ
た状態で僅かに上向きの力を加えるだけで昇降架
台5が上昇するように設計されているので、タワ
ーを高くする場合は昇降架台5を僅かな力で持ち
上げるか、枠組架台の段数によつてはピンを抜く
だけで、筋違12がスプリング16により伸長し
て昇降架台5を上昇させ、いずれにしても上昇の
ための力および時間は僅かですむ。タワーを低く
する場合はウインチを回転させることにより昇降
架台5が筋違12のスプリング16に抗して下降
する。
透孔10,11の位置合せで高さの調節が完全
に行えないときは、車輪2の高さ調整により微調
節を行う。
作業途中でタワー高さを変更する場合も同様で
ある。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案のロー
リングタワーは随時、簡単に、枠組架台ほぼ1台
分の高さ調節ができる。したがつて天井仕舞中に
梁の部分を通過するときなど、一時的に高さを変
更しなければならない場合に特に大きな利用価値
を生じる。すなわち、本考案のローリングタワー
は手摺を外すといつた危険行為を利便性を高める
ことにより阻止し、作業性、安全性を著しく向上
させるものである。更に本考案のローリングタワ
ーはジヤツキを使わず筋違12は強度部材を兼ね
るので、構造簡単で軽量にして価格が安く強度的
にも優れるという実用的価値の著しく大きいもの
と言える。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案を実施したローリング
タワーの一例を示し、第1図は側面図、第2図は
正面図、第3図は下半分がA−A矢視図、上半分
がB−B矢視図である。第4図は本考案のローリ
ングタワーにおける筋違とそのスプリングの力関
係を例示するグラフである。 図中、1……下部架台、2……車輪、3……支
柱、5……昇降架台、12……筋違、16……ス
プリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四隅に車輪2および支柱3を備える下部架台1
    と、下部架台1の支柱3に上下動可能に嵌着され
    且つ支柱3に対する上下動のクランプ機構を備え
    る昇降架台5と、下部架台1と昇降架台5との互
    いに対峙する水平材間に、介在させる筋違12と
    を具備し、上記筋違12は後端を下部架台1の水
    平材に枢着するパイプ13と、後端を上部架台5
    の水平材に枢着するパイプ14と、一端を一方の
    パイプ13先端に固定し、他端を他方のパイプ1
    4先端内に嵌入して両パイプ13,14間を繋ぐ
    とともに、伸長用スプリング16を外嵌してなる
    ガイドロツド15とで構成されていることを特徴
    とするローリングタワー。
JP1987120684U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0428988Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987120684U JPH0428988Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987120684U JPH0428988Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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Publication Number Publication Date
JPS6426460U JPS6426460U (ja) 1989-02-15
JPH0428988Y2 true JPH0428988Y2 (ja) 1992-07-14

Family

ID=31367012

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49124801A (ja) * 1972-08-21 1974-11-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105746U (ja) * 1983-12-26 1985-07-18 大成建設株式会社 スライド式ロ−リングタワ−

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49124801A (ja) * 1972-08-21 1974-11-29

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JPS6426460U (ja) 1989-02-15

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