JPH04289799A - ステップモータの定電流駆動回路 - Google Patents

ステップモータの定電流駆動回路

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JPH04289799A
JPH04289799A JP7686691A JP7686691A JPH04289799A JP H04289799 A JPH04289799 A JP H04289799A JP 7686691 A JP7686691 A JP 7686691A JP 7686691 A JP7686691 A JP 7686691A JP H04289799 A JPH04289799 A JP H04289799A
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孝典 河野
Tetsuo Sakamoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステップモータを定電流
駆動するためのステップモータの定電流駆動回路の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】ステップモータの様にL成分負荷を有す
る装置を駆動する駆動回路としては一般に,負荷に対し
て定電圧が加わる様に制御する定電圧駆動方式と,負荷
に対して定電流が流れる様に制御する定電流駆動方式と
が知られているが,温度変化に対する安定性や各種の負
荷インピーダンスの変動に対する安定性等の点で一般に
定電流駆動方式が優れている。
【0003】例えば,図7は従来より知られているバイ
ポーラ方式のステップモータの定電流駆動回路の一例を
示したものである。トランジスタT1・T2・T3・T
4のブリッジ回路には負荷となるコイルLが接続されて
おり,トランジスタT1・T2にはインバータ1・2が
,トランジスタT3・T4にはHイネールブルの制御端
子を持つオペアンプ3・4が接続されている。
【0004】今,インバータ1とオペアンプ4に加えら
れる制御パルスC1がHレベルになると,トランジスタ
T1・T4がオンして電源VBからトランジスタT1−
コイルL−トランジスタT4−抵抗5を介して駆動電流
Iが流れ,逆にインバータ2とオペアンプ3に加えられ
る制御パルスC2がHレベルになると,トランジスタT
2・T3がオンして電源VBからトランジスタT2−コ
イルL−トランジスタT3−抵抗5を介して駆動電流−
Iが流れる。
【0005】オペアンプ3・4の正相入力には定電流回
路6から抵抗7に電流を供給した時に抵抗7に発生する
定電圧が指令電圧として加えられ,又,オペアンプ3・
4の逆相入力にはコイルLとシリーズ接続された検出抵
抗5の端子電圧が加えられている。従って,オペアンプ
3・4はコイルLに流れる駆動電流によって検出抵抗5
に発生する電圧が一定になる様に駆動電流を制御するの
で,駆動電流は定電流となり,コイルLは定電流駆動さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
様な定電流駆動方式を採用した場合には,駆動電流の立
ち上がり時に負荷のL成分のために,駆動電流の立ち上
がり波形が遅れることが知られており,従って,ステッ
プモータの様にパルス状の駆動電流が供給される機器の
場合には,駆動電流の立ち上がり波形の遅延は避けられ
ないものである。この駆動電流の立ち上がり波形の遅延
も常時一様に発生するものであれば,モータトルク等の
変動要因にはならないが,上記の電流遅延は電源電圧V
Bの高低によって変化する電圧依存性を有している。即
ち,図8はこの様子を原理的に示したものであり,電源
電圧VBが充分な場合には点線のカーブAに示す様に駆
動電流は急峻に立ち上がるが,電源電圧VBが不足して
いる場合には一点左旋のカーブBに示す様に駆動電流は
緩慢に立ち上がる。
【0007】従って,例えばカメラ様シャッタの様に,
電源を乾電池に依存する機器の駆動源として使用される
ステップモータを定電流駆動する場合には,上記の電圧
依存性のために安定したモータトルクを得られないとい
う問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
を解決するためになされたものであり,電圧依存性の影
響を減少せしめ,電源変動が生じる様な機器の場合でも
安定したモータトルクを得られる様にしたステップモー
タの定電流駆動回路を提供することを目的とする。
【0009】要約すれは,本発明のステップモータの定
電流駆動回路は,ステップモータの駆動電流を電圧に変
換して検出する検出手段と,該検出手段によって検出さ
れた電圧値が指令電圧に追従する様に制御するサーボ系
とを有し,該サーボ系にパルス状のコントロール信号に
同期して指令電圧を与える様にしたステップモータの定
電流駆動回路を前提として,パルス状のコントロール信
号に同期して,駆動電流の立ち上がり波形と近似の時間
経過と共に変化する電圧波形を発生する指令電圧発生手
段を設け,該指令電圧発生手段が出力する指令電圧によ
り前記サーボ系を制御する様にしたことを特徴とするも
のである。
【0010】より具体的には,上述の指令電圧発生回路
は,パルス状のコントロール信号に同期して定電流によ
り充放電を繰り返す充電手段を具備し,該充電手段の充
電レベルを指令電圧に変換して前記サーボ系に与える様
になされている。
【0011】又,他の変形的な態様として,上述の指令
電圧発生回路は,パルス状のコントロール信号に同期し
てCR時定数により充放電を繰り返す充電手段を具備し
,該充電手段の充電レベルを指令電圧に変換して前記サ
ーボ系に与える様になされている。
【0012】
【作用】本発明のステップモータの定電流駆動回路によ
れば,ステップモータの駆動電流は検出手段によって電
圧に変換されて検出され,検出された電圧が指令電圧に
追従する様に駆動電流が制御される。従って,パルス状
コントロール信号に同期して指令電圧を与えるとステッ
プモータにはパルス状の駆動電流が供給される。ステッ
プモータの駆動電流はパルス状のコントロール信号に同
期して切り換わるが,この時の駆動電流の立ち上がり波
形には時間遅延が生じ,しかも立ち上がり波形は電源電
圧に依存して変動する。本発明ではこの駆動電流の立ち
上がり波形近似する電圧波形を指令電圧としているので
,電源電圧に余裕がない場合でも駆動電流は指令電圧に
追従することができ,又,電源電圧が充分に高い場合に
は指令電圧が駆動電流のリミッタとして作用するので,
駆動電流の立ち上がり波形の電圧依存性は緩和され,安
定したモータトルクを得ることが可能となる。
【0013】
【実施例】図1は本発明にかかるステップモータの定電
流駆動回路の1実施例を示すものであり,図7において
示した要素と共通の要素に関しては図7に示した符号と
同一の符号を付して冗長な説明は省略する。
【0014】図中10はオペアンプ3・4に指令電圧を
与えるボルテージフォロアであり,ボルテージフォロア
10の出力電圧は分圧抵抗11・12を介してオペアン
プ3・4の正相入力に供給される。又,8は各々ダイオ
ードを示す。
【0015】尚,本発明は2相励磁方式のステップモー
タを想定しており,上述の各要素は第2相側の駆動回路
CH2も全く共通に有している。又,100はICチッ
プを示しており,ICチップ100の外の回路要素は本
実施例では外付けであることを示している。
【0016】図中13は上述のインバータ1・2並びに
オペアンプ3・4及び第2相側の駆動回路CH2内の図
外の同種回路要素に制御パルスC1・C2及びC3・C
4を与える制御部であり,制御部13にはICチップ1
00の外部端子から一般的なパワーオン信号PON,イ
ンヒビット信号INHの他に1相入力パルスIN1及び
2相入力パルスIN2がコントロール信号として加えら
れており,制御部13は1相入力パルスIN1及び2相
入力パルスIN2により,制御パルスC1・C2並びに
C3・C4を発生する。
【0017】又,14は定電圧回路,15は定電圧回路
の出力電圧に対応した電流を供給し,定電圧回路14を
供給源とする定電流回路,16は定電流回路15から供
給される電流によって充電されるコンデンサ,17はコ
ンデンサ16の端子間を短絡するためのスイッチング用
のトランジスタ,18はトランジスタ17をオンするた
めの瞬時のパルスを発生するパルス発生器を示し,パル
ス発生器18は1相入力パルスIN1のアップエッジ及
びダウンエッジで瞬間的なクリアパルスを発生する。
【0018】図2は上述の定電圧回路14乃至パルス発
生器18迄の要素をより詳細に示したものであり,定電
圧回路14はトランジスタ14a及び定電流源14bに
よって構成されるとともに,定電流回路15はトランジ
スタ14aとカレントミラーを構成するトランジスタ1
5によって構成されている。即ち,トランジスタ14a
はベース−コレクタ間が短絡してダイオードとして機能
しており,定電流源14bに流れる電流に対応した電圧
降下を生じる。一方,トランジスタ15にはトランジス
タ14aとのベース−エミッタ間接合面積比に比例した
電流が流れ,トランジスタ15を流れる電流によってコ
ンデンサ16が充電される。そして,コンデンサ16の
充電レベルが設定基準電圧レベルからトランジスタ15
の飽和レベルを減じたレベルに到達した時点で,コンデ
ンサ16には電荷が注入されなくなり,コンデンサ16
の充電は停止し,充電完了後は同電圧に維持される。そ
して,本実施例ではコンデンサ16の充電開始から充電
終了までに要する時間が入力パルスIN1のパルス時間
の概ね半分になる様にコンデンサ16の容量等が調整さ
れる。
【0019】又,19乃至22は第2相側の駆動回路C
H2に対する同種回路要素であり,19は定電流源15
と同種の定電流源,20はコンデンサ16と同種のコン
デンサ,21はトランジスタ17と同種のトランジスタ
,22はパルス発生器18と同種のパルス発生器を各々
示す。更に,23はモータ設定電流調整用の抵抗である
【0020】次に,上記事項及び図4のタイムチャート
並びに図5の充電特性曲線を参照して上記実施例の動作
を説明する。
【0021】先ず,パワーオン信号PONがオンになる
とともにインヒビット信号INHがオフになると,制御
部13は,第1相入力パルスIN1に同期して制御パル
スC1・C2を発生するとともに,第2相入力パルスI
N2に同期して制御パルスC3・C4を発生する。尚,
図4のタイムチャートに示す様に,制御パルスC1は入
力パルスIN1と同位相であり,制御パルスC2は入力
パルスIN1と逆位相である。又,制御パルスC3は入
力パルスIN2と同位相であり,制御パルスC4は入力
パルスIN2と逆位相である。
【0022】制御パルスC1はインバータ1とオペアン
プ4に入力され,制御パルスC2はインバータ2とオペ
アンプ3に入力されている。従って,制御パルスC1が
オンの時間領域ではトランジスタT1とトランジスタT
4が導通して,電源VBからトランジスタT1−コイル
L−トランジスタT4−抵抗5を介して駆動電流が流れ
る。逆に制御パルスC2がオンの時間領域では,トラン
ジスタT2とトランジスタT3が導通して,電源VBか
らトランジスタT2−コイルL−トランジスタT3−抵
抗5を介して駆動電流が流れる。
【0023】駆動電流が流れることによって検出抵抗5
に発生する電圧はオペアンプ3・4の逆相入力にフィー
ドバックされ,このオペアンプ3・4の出力によってト
ランジスタT3・T4の電流制御がなされるので,コイ
ルLに流れる駆動電流はこの駆動電流が検出抵抗5に流
れることによって検出抵抗5に発生する電圧がオペアン
プ3・4の正相入力電圧に追従する様に制御される。
【0024】さて,オペアンプ3・4の正相入力にはボ
ルテージフォロア10の出力電圧を分圧抵抗11・12
で分圧した電圧が制御電圧VC1として印可されており
,ボルテージフォロア10の出力にはコンデンサ16の
充電電圧が導かれる。
【0025】コンデンサ16には定電流源15を介して
定電流が供給されるとともに,コンデンサ16に蓄積さ
れた電荷はパルス発生器18によって周期的にスイッチ
ング動作をするトランジスタ17を介して周期的に放電
されている。即ち,パルス発生器18は第1入力パルス
IN1のアップエッジ及びダウンエッジで瞬時第1パル
スを発生し,この第1パルスでトランジスタ17は導通
してコンデンサ16に蓄積された電荷を放出する。
【0026】従って,コンデンサ16の充電レベルはパ
ルス発生器18が発生する第1パルスによって放電され
た後に,定電流源15を流れる定電流によって定電圧回
路14によって定まるレベルまで直線的に上昇し,コン
デンサ16は次の第1パルスによって再度放電される。
【0027】そして,コンデンサ16の充電レベルがボ
ルテージフォロア10を介し,抵抗11・12で分圧さ
れてオペアンプ3・4の正相入力に加えられるので,コ
イルLに流れる電流はボルテージフォロア10の出力電
圧に追従して変化する。図4のタイムチャートでは駆動
電流I1がコイルLに流れる電流を示しており,図にお
いて,制御パルスC1のアップエッジで駆動電流I1が
上昇し,制御パルスC2のアップエッジで駆動電流I1
が下降しているのは,制御信号C1・C2の切換に伴っ
てコイルLに流れる駆動電流I1の方向が切り換わって
いることを示している。
【0028】指令電圧VC1をオペアンプ3・4に加え
ると,抵抗5に発生する電圧が指令電圧VC1に追従す
る様にコイルLに流れる駆動電流が制御されるが,本実
施例の場合,指令電圧VC1を電源電圧が許容される最
低レベルの時の駆動電流の立ち上がり波形と近似して直
線的に増大させているので,電源電圧が許容される最低
レベルの時であっても,駆動電流は指令電圧VC1に追
従できる。
【0029】図5は図1に示す実施例の電源として例え
ば単3乾電池4本を使用し,最大電源電圧が6Vで,正
常な動作保証を得られる最低電源レベルを4Vと仮定し
た場合において,オペアンプ3・4の正相入力に加えら
れる指令電圧VC1とコイルLに流れる駆動電流I1の
関係を示している。
【0030】指令電圧VC1をオペアンプ3・4に加え
ると,抵抗5に発生する電圧が指令電圧VC1に追従す
る様にコイルLに流れる駆動電流が制御されるが,本実
施例の場合,指令電圧VC1を電源電圧が許容される最
低レベルの時の駆動電流の立ち上がり波形と近似して直
線的に増大させているので,電源電圧が許容される最低
レベルの4Vの時であっても,駆動電流I1(4V)は
概ね指令電圧VC1と近似的なカーブで立ち上がる。 又,電源電圧が充分に高い6Vの時には,駆動電流は仮
想的に示すI1(6V)の様に急峻に立ち上がるが,指
令電圧VC1が駆動電流I1(6V)のリミッタとして
作用するので,駆動電流は指令電圧VC1以上には上昇
せず,カーブI1(6V)と指令電圧VC1との交叉点
以降は駆動電流は指令電圧VC1の立ち上がりカーブに
添って立ち上がる。従って,電源電圧が変動した場合で
も,モータトルクの変動幅は抑制されて,安定した駆動
力を得ることができる。
【0031】次に,図3は本発明の他の実施例を示すも
のであり,図1に示した実施例と共通の要素に関しては
図1と同一の符号を付して重複した説明は省略すし,図
3の実施例に特有の要素を説明する。図1の実施例の場
合,コンデンサ16・20を定電流源15・19で充電
する様にした例を示していたが,図3の実施例の場合に
は,定電圧源140から供給される電荷を外付けの抵抗
25・26を介してコンデンサ16・20を充電する様
になされており,コンデンサ16・20の充電カーブは
CR時定数によって決定される。そして,図3の実施例
の場合にも,コンデンサ16の充電特性である指令電圧
VC1が電源電圧が許容される最低レベル(4V)の時
の駆動電流の立ち上がり波形と近似する様にCR時定数
が決定され,充電完了後はコンデンサ16の電圧は定電
圧源140の値に維持される。図3の実施例の場合も,
タイムチャートは図4における電流波形及び電圧波形を
図6の拡大図で置き換えることにより流用できる。
【0032】従って,図3の実施例の場合も,電源電圧
が許容される最低レベルの4Vの時であっても,駆動電
流I1(4V)は概ね指令電圧VC1と近似的なカーブ
で立ち上がる。又,電源電圧が充分に高い6Vの時には
,駆動電流は仮想的に示すI1(6V)の様に急峻に立
ち上がるが,指令電圧VC1が駆動電流I1(6V)の
リミッタとして作用するので,駆動電流は指令電圧VC
1以上には上昇せず,カーブI1(6V)と指令電圧V
C1との交叉点以降は駆動電流は指令電圧VC1の立ち
上がりカーブに添って立ち上がる。従って,電源電圧が
変動した場合でも,モータトルクの変動幅は抑制されて
,安定した駆動力を得ることができる。
【0033】尚,上記の図5及び図6の拡大図に示す様
に,駆動電流I1(4V)の波形は指令電圧VC1の波
形には完全には重ならないが,これは主にモータの回転
に伴う逆起電圧の影響であり,電源電圧が低い程影響が
大きくなる。又,図5及び図6では指令電圧VC1の立
ち上がり箇所と駆動電流I1(4V)の立ち上がり箇所
が異なっているが,これは本実施例の様なバイポーラ方
式の駆動回路の場合には駆動電流の流れる方向がパルス
毎に切り換わることによるものである。
【0034】又,上記においてはバイポーラ駆動方式の
ステップモータに本発明を適用した例を示したが,定電
流駆動方式のステップモータである限り本発明を適用で
きることはいうまでもない。
【0035】又,上記においては2相励磁方式のステッ
プモータに本発明を適用した例を示したが,本発明は励
磁方式に係わりなく適用できることもいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に,本発明によれば,電
源電圧が許容される最低レベルの場合にも駆動電流の立
ち上がりが追従することができる様にサーボ駆動におけ
る指令電圧を立ち上げる様になされているので,電源電
圧の変動に関わりなく安定したモータトルクを得ること
が可能となる。
【0037】又,図1に示す様にコンデンサ16・20
を定電流充電する様にした実施例の場合には,図3に示
す様にCR充電をする場合に比して,許容される電源電
圧の変動幅を大きく確保しながら,モータの力率の低下
を抑制することができる容易であるという利点を有する
【0038】即ち,電源電圧の変動に起因するモータの
トルク誤差を減少させるためにはリミッタとして作用す
る指令電圧VC1の立ち上がりカーブを緩やかなものに
することが望まれる。しかしながら,CR時定数回路を
使用して指令電圧VC1を得る場合には,指令電圧VC
1の立ち上がりを緩やかにした場合には充電が進む程立
ち上がりが緩慢になるため指令電圧VC1が設定電圧に
達するまでの時間が長期化し(場合によっては指令電圧
VC1が設定電圧に達することなく位相が反転すること
もあり得る。)モータの力率が大きく低下し,逆に,指
令電圧VC1が設定電圧に達するまでの時間を短縮した
場合には,指令電圧の立ち上がりが急峻になって電源電
圧の変動に対する許容範囲が狭くなってしまう。一方,
図1の実施例の様にコンデンサ16・20を定電流充電
する場合には,時間経過とともに緩慢になることがない
ので,指令電圧VC1立ち上がりを緩慢にしてもモータ
の力率が大幅に低下することは少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るステップモータの定電
流駆動回路の回路図。
【図2】図1に示す基準電圧発生回路周辺の具体的構成
例を示す回路図。
【図3】本発明の他の実施例に係るステップモータの定
電流駆動回路の回路図。
【図4】本発明のタイムチャートチャート。
【図5】図1に示す実施例における指令電圧と駆動電流
の関係を示す特性図。
【図6】図2に示す実施例における指令電圧と駆動電流
の関係を示す特性図。
【図7】従来の該種回路例を示す回路図。
【図8】駆動電流の電圧依存性を示す特性図。
【符号の説明】
L  コイル 3  オペアンプ 4  オペアンプ 5  検出用抵抗 14  定電圧源 140  定電圧源 15  定電流源 16  コンデンサ 18  パルス発生器 19  定電流源 20  コンデンサ 22  パルス発生器 25  抵抗 26  抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ステップモータの駆動電流を電圧に変
    換して検出する検出手段と,該検出手段によって検出さ
    れた電圧値が指令電圧に追従する様に制御するサーボ系
    とを有し,該サーボ系にモータ駆動パルスに対応したパ
    ルス状のコントロール信号に同期して指令電圧を与える
    様にしたステップモータの定電流駆動回路において,パ
    ルス状のコントロール信号に同期して,時間経過と共に
    変化する電圧波形を発生する指令電圧発生手段を設け,
    該指令電圧発生手段が出力する指令電圧により前記サー
    ボ系を制御する様にしたことを特徴とするステップモー
    タの定電流駆動回路。
  2. 【請求項2】  前記指令電圧発生回路は,パルス状の
    コントロール信号に同期して定電流により充放電を繰り
    返す充電手段を具備し,該充電手段の充電レベルを指令
    電圧に変換して前記サーボ系に与える様にしたことを特
    徴とする請求項1記載のステップモータの定電流駆動回
    路。
  3. 【請求項3】  前記指令電圧発生回路は,パルス状の
    コントロール信号に同期してCR時定数により充放電を
    繰り返す充電手段を具備し,該充電手段の充電レベルを
    指令電圧に変換して前記サーボ系に与える様にしたこと
    を特徴とする請求項1記載のステップモータの定電流駆
    動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08196099A (ja) * 1994-11-16 1996-07-30 Canon Inc ステッピングモータ駆動回路
JP2007156074A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Nidec Copal Corp カメラ用レンズ駆動装置

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JPH08196099A (ja) * 1994-11-16 1996-07-30 Canon Inc ステッピングモータ駆動回路
JP2007156074A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Nidec Copal Corp カメラ用レンズ駆動装置

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