JPH04289774A - Ac−dcコンバータ - Google Patents

Ac−dcコンバータ

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Publication number
JPH04289774A
JPH04289774A JP5102391A JP5102391A JPH04289774A JP H04289774 A JPH04289774 A JP H04289774A JP 5102391 A JP5102391 A JP 5102391A JP 5102391 A JP5102391 A JP 5102391A JP H04289774 A JPH04289774 A JP H04289774A
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JP
Japan
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voltage
capacitor
choke coil
input
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP5102391A
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English (en)
Inventor
Takaharu Murakami
孝晴 村上
Nobuyoshi Osagata
信義 長潟
Takuya Ishii
卓也 石井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH04289774A publication Critical patent/JPH04289774A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力電流波形を正弦波状
にすることにより、高調波抑制と入力力率改善を目的と
したAC−DCコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スイッチング電源に代表されるA
C−DCコンバータは、各種電子機器への普及によって
需要が伸びているが、これらに対して高調波抑制と入力
力率改善が要求されるようになってきた。
【0003】以下に高調波抑制と入力力率改善を目的と
した従来のAC−DCコンバータについて説明する。
【0004】図5は従来のAC−DCコンバータの回路
構成図で、昇圧型コンバータを応用したものである。図
5において、1a,1bは入力端子であり、入力交流電
圧を受電する。2は第1の整流器としての全波整流器で
あり、受電した入力交流電圧を全波整流する。3はコン
デンサ、41はチョークコイル、42はスイッチングト
ランジスタ、43は電流検出用抵抗、44は第2の整流
器としてのダイオード、45はコンデンサ、11a,1
1bは出力端子である。20は制御駆動回路であり、基
準電圧源21と、誤差増幅器22と、乗算器23と、比
較器24と、発振器25と、駆動回路26とで構成され
る。
【0005】以上のように構成された従来のAC−DC
コンバータについて、以下にその動作を説明する。
【0006】まず、入力交流電圧は第1の整流器2およ
びコンデンサ3によって整流平滑されて直流電圧V1に
変換される。コンデンサ3の静電容量は小さく、または
なくてもよい。このため、直流電圧V1は入力交流電圧
の脈流分を十分含んだ全波整流波形となる。この直流電
圧V1はチョークコイル41およびスイッチングトラン
ジスタ42によって高周波交流電圧に変換された後、第
2の整流器44およびコンデンサ45によって整流平滑
されて、出力電圧V0として出力される。出力電圧V0
は誤差増幅器22によって基準電圧源21と比較増幅さ
れる。誤差増幅器22の出力と直流電圧V1は乗算器2
3によって乗算され、所定の大きさで直流電圧V1の波
形に比例した全波整流波形電圧V2となる。スイッチン
グトランジス42に流れる電流は電流検出用抵抗43に
よって検出され、その検出電圧V3は比較器24によっ
て全波整流波形電圧V2と比較される。比較器24の出
力は発振器25の出力V4とともに駆動回路26へ入力
され、駆動回路26はスイッチングトランジスタ42を
所定のオンオフ比で駆動する駆動出力V5を出力する。
【0007】この様子を図6に示す。図6において(a
)は発振器25の出力V4、(b)は全波整流波形電圧
V2と電流検出用抵抗43の検出電圧V3、(c)は駆
動回路26の駆動出力V5、(d)はチョークコイル4
1を流れるチョーク電流12である。このようにスイッ
チングトランジスタ42に流れる電流のピーク値を所定
の全波整流波形上にのせることにより、チョーク電流1
2を図6(d)のようにし、入力交流電流11を高調波
成分を抑えた正弦波とすることができ、入力力率を1ま
たはそれに近づけることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、昇圧型コンバータ方式であるため、出力
電圧は必ず入力電圧のピーク値より高く設定せねばなら
ず、このため所望する出力電圧が入力電圧よりも低い場
合や、入出力間の絶縁が必要な場合には、後段に電圧変
換用のDC−DCコンバータを追加する必要がある。さ
らに前記DC−DCコンバータの入力仕様も高電圧入力
のものが要求され、部品の増加によるコストアップ、コ
ンバータの直列接続による効率の低下、形状の大型化、
高耐圧部品の増加による信頼性の低下等が避けられない
問題となってくる。さらに、昇圧型コンバータでは起動
、あるいは再起動時の突入電流を回路構成上制限する手
段を持たないためこれを別に設けなくてはならないとい
う問題点も有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、入力電流波形を正弦波状にするとともに、出力電圧
を自由に設定でき、しかも安定した補助出力の取り出し
や入出力間の絶縁も可能とする力率改善用のAC−DC
コンバータを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この問題を達成するため
に本発明のAC−DCコンバータは、交流入力を整流す
る第1の整流器と、この第1の整流器で整流された入力
電圧に、第1のチョークコイルとスイッチング手段と電
流検出手段との直列回路と、第1のコンデンサと第2の
チョークコイルと第2のコンデンサの直列回路をそれぞ
れ並列に接続し、前記第2のコンデンサの両端電圧より
出力電圧を取り出し、前記スイッチング手段がオフの期
間に前記第1のチョークコイルに発生する電圧を前記第
1のコンデンサに印加するための第2の整流器を有し、
前記交流入力の電流波形を正弦波状とするために前記電
流検出手段から得られる電流値を前記入力電圧と同期し
た正弦波全波整流波形電圧との比較により前記スイッチ
ング手段のオンオフ比を決定するとともに、前記出力電
圧を安定化すべく前記正弦波全波整流波形電圧の波高値
を調整する機能を有する制御駆動回路とからなる構成、
または交流入力を整流する第1の整流器と、この第1の
整流器で整流された入力電圧に、第1のチョークコイル
とスイッチング手段と電流検出手段との直列回路を並列
に接続し、前記第1のチョークコイルに別巻線を設けて
出力巻線とし、この出力巻線に並列に第1のコンデンサ
と第2のチョークコイルと第2のコンデンサの直列回路
をそれぞれ並列に接続し、前記第2のコンデンサの両端
電圧より出力電圧を取り出し、前記スイッチング手段が
オフの期間に前記第1のチョークコイルに発生する電圧
を前記第1のコンデンサに印加するための第2の整流器
を有し、前記交流入力の電流波形を正弦波状とするため
に前記電流検出手段から得られる電流値を前記入力電圧
と同期した正弦波全波整流波形電圧との比較により前記
スイッチング手段のオンオフ比を決定するとともに、前
記出力電圧を安定化すべく前記正弦波全波整流波形電圧
の波高値を調整する機能を有する制御駆動回路とからな
る構成を有している。
【0011】
【作用】この構成によって、入力交流電流波形が入力交
流電圧波形と相似となるようにスイッチング手段に流れ
る電流を制御するため、前記入力交流電流波形は前記入
力交流電圧波形と同相で同一な波形となるため入力力率
は1で高調波歪の少ない正弦波状の波形となり、後段に
電圧変換用のDC−DCコンバータを接続しなくとも出
力電圧を自由に設定できるため、前記DC−DCコンバ
ータを接続することによって生じる問題点を全て解決で
き、入出力間の絶縁を図ることも可能で、さらに別巻線
を設けることによって補助出力も取り出すことができ、
しかも突入電流は前記スイッチング手段によって自動的
に制限することができる。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例について
、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の
実施例におけるAC−DCコンバータの回路構成図を示
すものである。図1において、1a,1bは入力端子で
あり、入力交流電圧を受電する。2は第1の整流器とし
ての全波整流器であり、受電した入力交流電圧を全波整
流する。3はコンデンサ、4は第1のチョークコイル、
5はスイッチング手段としてのスイッチングトランジス
タ、6は電流検出手段としての電流検出用抵抗、7は第
1のコンデンサ、8は第2のチョークコイル、9は第2
の整流器としてのダイオード、10は第2のコンデンサ
、11a,11bは出力端子である。20は制御駆動回
路であり、基準電圧源21と、誤差増幅器22と、乗算
器23と、比較器24と、発振器25と、駆動回路26
とで構成される。
【0013】以上のように構成されたAC−DCコンバ
ータについて、以下にその動作を説明する。まず、入力
交流電圧は、第1の整流器2およびコンデンサ3によっ
て整流平滑されて直流電圧V1に変換される。第1のコ
ンデンサ3の静電容量は小さく、またはなくてもよい。 このため直流電圧V1は入力電圧の脈動を十分含んだ全
波整流波形となる。この直流電圧V1はスイッチングト
ランジスタ5がオンの期間には第1のチョークコイル4
に印加され、オフの期間に第1のチョークコイル4に発
生するフライバック電圧は第2の整流器9によって整流
された後、第1のコンデンサ7に印加される。また、直
流電圧V1は第1のコンデンサ7を介して第2のチョー
クコイル8と第2のコンデンサ10によって平滑され出
力電圧V0として出力される。出力電圧V0は誤差増幅
器22によって基準電圧源21と比較増幅される。誤差
増幅器22の出力と正弦波全波整流波形電圧V1は乗算
器23によって乗算され、所定の大きさでかつ前記電圧
V1の波形に比例した全波整流波形電圧V2となる。ス
イッチングトランジスタ5に流れる電流は電流検出用抵
抗6によって検出され、その検出電圧V3は比較器24
によって全波整流波形電圧V2と比較される。比較器2
4の出力は発振器25の出力V4とともに駆動回路26
へ入力され、駆動回路26はスイッチングトランジスタ
5を所定のオンオフ比で駆動する駆動出力V5を出力す
る。
【0014】この様子は従来例の説明に用いた図6とほ
ぼ同様である。このようにスイッチングトランジスタ5
に流れる電流のピーク値を所定の全波整流波形上にのせ
ることによってその電流波形を図6(b)のように制御
することによって入力交流電流を高調波成分を抑えた正
弦波とし、しかも入力力率を1またはそれに近づけるこ
とができることは従来例と同様である。
【0015】しかしながら本実施例の場合、入力直流電
圧V1はスイッチング手段がオンの期間には第1のチョ
ークコイル4に印加され、オフの期間に第1のチョーク
コイル4に発生するフライバック電圧は第2の整流器9
によって整流された後、第1のコンデンサ7に印加され
、また、直流電圧V1は第1のコンデンサ7を介して第
2のチョークコイル8と第2のコンデンサ10によって
平滑されて出力電圧V0として出力されることにより、
入出力間の関係は昇降圧型コンバータと等しくなるため
、出力電圧V0は自由に設定することができる。
【0016】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図2は本発明の
第2の実施例を示すAC−DCコンバータの回路構成図
である。図2において、1a,1bは入力端子であり、
入力交流電圧を受電する。2は第1の整流器としての全
波整流器であり、受電した入力交流電圧を全波整流する
。3はコンデンサ、4は第1のチョークコイル、5はス
イッチング手段としてのスイッチングトランジスタ、6
は電流検出手段としての電流検出用抵抗、7は第1のコ
ンデンサ、8は第2のチョークコイル、9は整流器とし
ての第2のダイオード、10は第2のコンデンサ、11
a,11bは出力端子である。20は制御駆動回路であ
り、基準電圧源21と、誤差増幅器22と、乗算器23
と、比較器24と、発振器25と、駆動回路26とで構
成されており、以上は図1の構成と同様なものである。 図1の構成と異なるのは第2のチョークコイル8に別巻
線8aを設けて、第3の整流器12と第3のコンデンサ
13で別巻線8aに発生する電圧を整流平滑した後に補
助出力端子14a,14bから補助出力として取り出す
点である。
【0017】以上のように構成されたAC−DCコンバ
ータについて、以下にその動作を説明する。主な動作は
実施例1と同様であるため省略する。
【0018】本実施例の場合、従来例、および実施例1
で示した特徴に加え、次のような特徴を有している。第
2のチョークコイル8に発生する電圧はその巻線比によ
って別巻線8aに誘起される。第2のチョークコイル8
に印加される電圧は、スイッチングトランジスタ5がオ
フの期間はフライバック電圧として第2のコンデンサ1
0の両端の電圧、すなわち安定化された出力電圧となる
ため、別巻線8aに誘起されたフライバック電圧を第3
の整流器12と第3のコンデンサ13によって整流平滑
すれば補助出力として使用することができる。
【0019】以上のように本実施例によれば第2のチョ
ークコイル8に別巻線8aを施すことによって従来例、
および実施例1で示した特徴に加え、安定化されたしか
も絶縁された補助出力を得ることができる。
【0020】(実施例3)以下本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図3は本発明の第3
の実施例におけるAC−DCコンバータの回路構成図で
ある、図3において、1a,1bは入力端子であり、入
力交流電圧を受電する。2は第1の整流器としての全波
整流器であり、受電した入力交流電圧を全波整流する。 3はコンデンサ、4は第1のチョークコイル、4aは前
記第1のチョークコイル4に設けられた別巻線、5はス
イッチング手段としてのスイッチングトランジスタ、6
は電流検出手段としての電流検出用抵抗、7は第1のコ
ンデンサ、8は第2のチョークコイル、9は第2の整流
器、10は第2のコンデンサ、11a,11bは出力端
子である。30は制御駆動回路であり、基準電圧源31
と、誤差増幅器32と、乗算器23と、比較器24と、
発振器25と、駆動回路26と、フォトカプラ33と、
I/V変換器34で構成される。
【0021】以上のように構成されたAC−DCコンバ
ータについて、以下にその動作を説明する。まず、入力
交流電圧は、全波整流器2およびコンデンサ3によって
整流平滑されて直流電圧V1に変換される。コンデンサ
3の静電容量は小さく、またはなくてもよい。このため
直流電圧V1は入力電圧の脈動を十分含んだ全波整流波
形となる。この直流電圧V1はスイッチングトランジス
タ5がオンの期間には第1のチョークコイル4に印加さ
れ、オフの期間に第1のチョークコイル4に施された別
巻線4aに発生するフライバック電圧は第2の整流器9
によって整流された後、第1のコンデンサ7に印加され
る。また、スイッチングトランジスタ5がオンの期間に
別巻線4aに発生する電圧は第1のコンデンサ7を介し
て第2のチョークコイル8と第2のコンデンサ10によ
って平滑されて出力電圧V0として出力される。出力電
圧V0は誤差増幅器32によって基準電圧源31と比較
増幅される。誤差増幅器32の出力はフォトカプラ33
によって絶縁伝達され、I/V変換器34を介して直流
電圧V1と乗算器23によって乗算され、所定の大きさ
でかつ直流電圧V1の波形に比例した全波整流波形電圧
V2となる。スイッチングトランジスタ5に流れる電流
は電流検出用抵抗6によって検出され、その検出電圧V
3は比較器24によって全波整流波形電圧V2と比較さ
れる比較器24の出力は発振器25の出力V4とともに
駆動回路26へ入力され、駆動回路26はスイッチング
トランジスタ5を所定のオンオフ比で駆動する駆動出力
V5を出力する。この様子は従来例の説明に用いた図5
とほぼ同様である。このようにスイッチングトランジス
タ5に流れる電流のピーク値を所定の全波整流波形上に
のせることにより、その電流波形を図6(b)のように
制御することによって、入力交流電流を高調波成分を抑
えた正弦波とし、しかも入力力率を1またはそれに近づ
けることができることは従来例と同様である。
【0022】しかしながら本実施例の場合、第1のチョ
ークコイル4に施された別巻線4aに発生する電圧を利
用し、第2のチョークコイル8と第2のコンデンサ10
で整流平滑して、出力電圧V0として出力することによ
り入出力間は絶縁される。入出力間の関係が昇降圧型コ
ンバータに等しいうえ、第1のチョークコイル4と別巻
線4aとの巻数比で出力電圧V0の設定自由度をさらに
増すことができる。
【0023】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第4の実施例を示すAC−DCコンバータの回路構成図
である。図4において、1a,1bは入力端子であり、
入力交流電圧を受電する。2は第1の整流器としての全
波整流器であり、受電した入力交流電圧を全波整流する
。3はコンデンサ、4は第1のチョークコイル、4aは
前記第1のチョークコイル4に設けられた別巻線、5は
スイッチング手段としてのスイッチングトランジスタ、
6は電流検出手段としての電流検出用抵抗、7は第1の
コンデンサ、8は第2のチョークコイル、9は第2の整
流器、10は第2のコンデンサ、11a,11bは出力
端子である。30は制御駆動回路であり、基準電圧源3
1と、誤差増幅器32と、乗算器23と、比較器24と
、発振器25と、駆動回路26と、フォトカプラ33と
、I/V変換器34とで構成されており、以上は図3の
構成と同様なものである。図3の構成と異なるのは第2
のチョークコイル8に別巻線8aを設けて、第3の整流
器12と第3のコンデンサ13で別巻線8aに発生する
電圧を整流平滑した後に補助出力端子14,14′から
補助出力として取り出す点である。
【0024】以上のように構成されたAC−DCコンバ
ータについて、以下にその動作を説明する。主な動作は
実施例3と同様であるため省略する。
【0025】本実施例の場合、従来例、および実施例3
で示した特徴に加え、次のような特徴を有している。第
2のチョークコイル8に発生する電圧はその巻線比によ
って別巻線8aに誘起される。第2のチョークコイル8
に印加される電圧は、スイッチングトランジスタ5がオ
フの期間はフライバック電圧として第2のコンデンサ1
0の両端の電圧、すなわち安定化された出力電圧となる
ため、別巻線8aに誘起されたフライバック電圧を第3
の整流器12と第3のコンデンサ13によって整流平滑
すれば補助出力として使用することができる。
【0026】以上のように本実施例によれば第2のチョ
ークコイル8に別巻線8aを施すことによって従来例、
および実施例3で示した特徴に加え、安定化されたしか
も絶縁された補助出力を得ることができる。
【0027】なお、実施例1,2,3,4において電流
検出手段に抵抗を用いたが、カレントトランスなどの電
流検出手段でもよいことは言うまでもない。
【0028】以上の実施例に示すようにスイッチングト
ランジスタ5がオンの期間には第1のチョークコイル4
に第1の整流器2で整流された入力電圧を印加し、同時
に第1のコンデンサ7を通じて第2のチョークコイル8
にも電圧を印加してそれぞれのチョークコイルを励磁す
る。スイッチングトランジスタ5がオフの期間には第1
のチョークコイル4の消磁電流は第2の整流器9を介し
て第1のコンデンサ7を充電し、第2のチョークコイル
8の消磁電流は第2の整流器9を介して負荷へ出力され
る。
【0029】第1の整流器2で整流された入力電圧をE
i、第1のコンデンサ7の両端の電圧をEc、出力電圧
をEoとし、第1のチョークコイル4および第2のチョ
ークコイル8のインダクタンスをそれぞれL1,L2と
し、スイッチングトランジスタ5のオン期間とオフ期間
をそれぞれTon,Toffとする。絶縁型である実施
例3,4については1次側と2次側の巻線比を簡単のた
め1対1として、第1のチョークコイル4に設けられた
別巻線4′のインダクタンスL1′はL1に等しいとす
る。スイッチングトランジスタ5がオンの期間に第1の
チョークコイル4に流れる励磁電流の増加量はEi・T
on/L1 スイッチングトランジスタ5がオフの期間に第1のチョ
ークコイル4に流れる消磁電流の減少量はEc・Tof
f/L1 第1のチョークコイル4に流れる電流が連続であれば、
これら増加量と減少量は等しくなり、次式が得られる。 Ec・Toff=Ei・Ton           
                       ……
(1)同様に第2のチョークコイル8に流れる電流の増
加量と減少量が等しくなること から、(Ec+Ei)・Ton=Eo・(Ton+To
ff)      ……(2)(1)(2)式から Ec=Eo Eo=(Ton/Toff)・Ei         
                     ……(3
)となる。すなわち負荷に供給される出力電圧Eoと、
第1のコンデンサ7の両端電圧Ecとは等しく(3)式
からもわかるように入出力電圧の関係は昇降圧型コンバ
ータに等しくなる。
【0030】従って本発明のような構成では、入力電流
波形を正弦波状にしながらも出力電圧を自由に設定する
ことができる。また第2のチョークコイル8に別巻線8
aを施し、これに発生する電圧を整流平滑して出力電圧
を得ることにより、安定な補助出力を得ることができる
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明は、交流入力を整流
する第1の整流器と、この第1の整流器で整流された入
力電圧に、第1のチョークコイルとスイッチング手段と
電流検出手段との直列回路と、第1のコンデンサと第2
のチョークコイルと第2のコンデンサの直列回路をそれ
ぞれ並列に接続し、前記第2のコンデンサの両端電圧よ
り出力電圧を取り出し、前記スイッチング手段がオフの
期間に前記第1のチョークコイルに発生する電圧を前記
第1のコンデンサに印加するための第2の整流器を有し
、前記交流入力の電流波形を正弦波状とするために前記
電流検出手段から得られる電流値を前記入力電圧と同期
した正弦波全波整流波形電圧との比較により前記スイッ
チング手段のオンオフ比を決定するとともに、前記出力
電圧を安定化すべく前記正弦波全波整流波形電圧の波高
値を調整する機能を有する制御駆動回路とからなる構成
とするか、または交流入力を整流する第1の整流器と、
この第1の整流器で整流された入力電圧に、第1のチョ
ークコイルとスイッチング手段と電流検出手段との直列
回路を並列に接続し、前記第1のチョークコイルに別巻
線を設けて出力巻線とし、この出力巻線に並列に第1の
コンデンサと第2のチョークコイルと第2のコンデンサ
の直列回路をそれぞれ並列に接続し、前記第2のコンデ
ンサの両端電圧より出力電圧を取り出し、前記スイッチ
ング手段がオフの期間に前記第1のチョークコイルに発
生する電圧を前記第1のコンデンサに印加するための第
2の整流器を有し、前記交流入力の電流波形を正弦波状
とするために前記電流検出手段から得られる電流値を前
記入力電圧と同期した正弦波全波整流波形電圧との比較
により前記スイッチング手段のオンオフ比を決定すると
ともに、前記出力電圧を安定化すべく前記正弦波全波整
流波形電圧の波高値を調整する機能を有する制御駆動回
路とからなる構成を有することにより入力交流電流波形
が入力交流電圧波形と相似となるようにスイッチング手
段に流れる電流を制御するため、前記入力交流電流波形
は前記入力交流電圧波形と同相で同一な波形となるため
入力力率は1で高調波歪の少ない正弦波状の波形となり
、後段に電圧変換用のDC−DCコンバータを接続しな
くとも出力電圧を自由に設定できるため、前記DC−D
Cコンバータを接続することによって生じる問題点を全
て解決でき、入出力間の絶縁を図ることも可能で、さら
に別巻線を設けることによって補助出力も取り出すこと
ができ、しかも突入電流は前記スイッチング手段によっ
て自動的に制限することができるため突入電流制限回路
も不要となる優れた力率改善用のAC−DCコンバータ
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるAC−DCコン
バータの回路構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例におけるAC−DCコン
バータの回路構成図である。
【図3】本発明の第3の実施例におけるAC−DCコン
バータの回路構成図である。
【図4】本発明の第4の実施例におけるAC−DCコン
バータの回路構成図である。
【図5】従来のAC−DCコンバータの回路構成図であ
る。
【図6】従来例、および第1,第2,第3,第4の実施
例におけるAC−DCコンバータの動作説明のための波
形図である。
【符号の説明】
1a,1b  入力端子 2  第1の整流器 3  コンデンサ 4  第1のチョークコイル 4a  別巻線 5  スイッチングトランジスタ 6  電流検出用抵抗 7  第1のコンデンサ 8  第2のチョークコイル 8a  別巻線 9  第2の整流器 10  第2のコンデンサ 11a,11b  出力端子 12  第3の整流器 13  第3のコンデンサ 14a,14b  補助出力端子 20  制御駆動回路 30  制御駆動回路 41  チョークコイル 42  スイッチングトランジスタ 43  電流検出用抵抗 44  第2の整流器 45  コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流入力を整流する第1の整流器と、この
    第1の整流器で整流された入力電圧に、第1のチョーク
    コイルとスイッチング手段と電流検出手段との直列回路
    と、第1のコンデンサと第2のチョークコイルと第2の
    コンデンサの直列回路をそれぞれ並列に接続し、前記第
    2のコンデンサの両端電圧より出力電圧を取り出し、前
    記スイッチング手段がオフの期間に前記第1のチョーク
    コイルに発生する電圧を前記第1のコンデンサに印加す
    るための第2の整流器を有し、前記交流入力の電流波形
    を正弦波状とするために前記電流検出手段から得られる
    電流値を前記入力電圧と同期した正弦波全波整流波形電
    圧との比較により前記スイッチング手段のオンオフ比を
    決定するとともに、前記出力電圧を安定化すべく前記正
    弦波全波整流波形電圧の波高値を調整する機能を有する
    制御駆動回路とからなるAC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】第2のチョークコイルに別巻線を設けて出
    力巻線とし、これにより補助出力を取り出せるようにし
    た請求項1に記載のAC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】交流入力を整流する第1の整流器と、この
    第1の整流器で整流された入力電圧に、第1のチョーク
    コイルとスイッチング手段と電流検出手段との直列回路
    を並列に接続し、前記第1のチョークコイルに別巻線を
    設けて出力巻線とし、この出力巻線に並列に第1のコン
    デンサと第2のチョークコイルと第2のコンデンサの直
    列回路をそれぞれ並列に接続し、前記第2のコンデンサ
    の両端電圧より出力電圧を取り出し、前記スイッチング
    手段がオフの期間に前記第1のチョークコイルに発生す
    る電圧を前記第1のコンデンサに印加するための第2の
    整流器を有し、前記交流入力の電流波形を正弦波状とす
    るために前記電流検出手段から得られる電流値を前記入
    力電圧と同期した正弦波全波整流波形電圧との比較によ
    り前記スイッチング手段のオンオフ比を決定するととも
    に、前記出力電圧を安定化すべく前記正弦波全波整流波
    形電圧の波高値を調整する機能を有する制御駆動回路と
    からなるAC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】第2のチョークコイルに別巻線を設けて出
    力巻線とし、これにより補助出力を取り出せるようにし
    た請求項3に記載のAC−DCコンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4649729B2 (ja) * 2000-11-15 2011-03-16 パナソニック電工株式会社 電源装置及び放電灯点灯装置

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