JPH0428968Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0428968Y2
JPH0428968Y2 JP4582783U JP4582783U JPH0428968Y2 JP H0428968 Y2 JPH0428968 Y2 JP H0428968Y2 JP 4582783 U JP4582783 U JP 4582783U JP 4582783 U JP4582783 U JP 4582783U JP H0428968 Y2 JPH0428968 Y2 JP H0428968Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
reinforcing bars
female threaded
reinforcing
male threaded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4582783U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59154520U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4582783U priority Critical patent/JPS59154520U/ja
Publication of JPS59154520U publication Critical patent/JPS59154520U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0428968Y2 publication Critical patent/JPH0428968Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、少なくとも端部の外周面に雄ねじ部
を有する2本の鉄筋を連結するための連結装置に
関する。
外周面に雄ねじ部を有する2本の鉄筋を連結す
る場合、内周面に雌ねじ部を有するスリーブが用
いられる。すなわち、スリーブの両側からそれぞ
れ鉄筋を螺挿することにより、鉄筋相互を連結す
るようになつている。しかし、上述のようにスリ
ーブと鉄筋とをねじ結合するだけでは連結強度が
不十分であるため、従来種々の補強手段が施され
ていた。
従来の補強手段の一例として、ロツクナツトを
使用したものがある。すなわち、各鉄筋にロツク
ナツトを予め螺挿しておき、上述のようにして鉄
筋をスリーブにより連結した後に、ロツクナツト
を回わしながら移動させてスリーブの両端へ押し
つけ、これを締めつけることによつて補強をなす
ものである。しかしながら、この補強手段では、
ロツクナツトに一定の必要トルク量を付与するこ
とが困難であるため、継手の連結強度にバラツキ
があつた。また、鉄筋が多数立混んでいる狭い場
所では、上述のロツクナツトの締付作業を効率よ
く行なうことができなかつた。
従来の補強手段の他の例として、スリーブに形
成された注入孔からグラウト剤や接着剤を注入
し、これをスリーブと鉄筋との間の隙間に充填さ
せたものがある(実公昭52−7943号公報参照)。
この場合、注入したグラウト剤や接着剤がスリー
ブの両端から漏れるのを防ぐために、スリーブの
両端と鉄筋との間をパテによつてシールしてい
た。しかしながら、この補強手段では、パテをス
リーブ両端に塗りつける作業が煩雑であり、作業
性が悪かつた。また、パテが充填剤の注入圧力に
耐えきれず破れて充填剤が流出する不都合があつ
た。このため従来の鉄筋継手では充填剤が十分に
充填されず、水の侵入しやすい鉄筋コンクリート
造、たとえば水槽等のコンクリートでは継手内部
の腐蝕が著しく、安全性が損われる欠点があつ
た。
本考案はこのような事情にもとづきなされたも
のでその目的とするところは、簡単な作業により
連結強度を高めることができる鉄筋連結装置を提
供することにある。
上記目的を達成するため、本考案の鉄筋連結装
置は、少なくとも端部外周面に雄ねじ部が形成さ
れた2本の鉄筋を互いに連結するための鉄筋連結
装置であつて、内周面の一端部と他端部とに前記
2本の鉄筋の雄ねじ部がそれぞれ間隙をもつて螺
挿される雌ねじ部が形成され、雄ねじ部と雌ねじ
部との間の間隙に接着剤を注入するために外周面
から内周面まで延びる注入孔が形成されたスリー
ブと、前記2本の鉄筋の前記スリーブから外部に
突出した各雄ねじ部にそれぞれ螺合された2つの
雌ねじ部材とを備え、前記雌ねじ部材の前記スリ
ーブ側の端部には、変形可能な材質からなり、前
記スリーブの端部に突き当たつた際に変形して前
記スリーブの雌ねじ部と前記鉄筋の雄ねじ部との
間の間隙をシールする変形部が形成されているこ
とを特徴とするものである。
以下、本考案の鉄筋連結装置を図示の実施例に
もとづき説明する。第1図は連結の途中の状態を
示し、第2図は連結終了後の状態を示す。図中
1,1′は鉄筋を示し、鉄筋1,1′の外周面には
雄ねじ部1a,1a′がそれぞれ形成されている。
これら鉄筋1,1′はスリーブ2によつて互に連
結されている。スリーブ2の内周面には雌ねじ部
2aが形成されている。そして、鉄筋1,1′の
端部をこのスリーブ2内にねじ込むことによつ
て、鉄筋1,1′は互に連結されている。
鉄筋1,1′をスリーブ2にねじ込む前に、鉄
筋1,1′にはシール部材(雌ねじ部材)3,
3′が螺挿されている。シール部材3,3′はゴ
ム、石綿、スポンジ、軟質プラスチツク等の材質
により変形可能ないしは弾性変形可能に形成され
ている。シール部材3,3′の内周面には1ピツ
チ分の雌ねじ部3a,3a′が形成されている。シ
ール部材3,3′のスリーブ2側の端部3b,3
b′は、他の部分よ外径が小さくかつ薄く形成され
ている。以下、この端部3b,3b′を小径端部
(変形部)と称する。
スリーブ2の両端部は他の部分より内径が大き
く形成されており、これにより、収納凹部2b,
2b′が形成されている。収納凹部2b,2b′の軸
方向の長さl2は、シール部材3,3′の小径端部
3b,3b′の軸方向の長さl3より短かく形成され
ている。そして、第1図に示す状態から、シール
部材3,3′をねじ回わしながら矢印方向に移動
させると、小径端部3b,3b′は収納凹部2b,
2b′に挿入されるとともに小径端部3b,3b′の
端面が収納凹部2b,2b′の底面に当たる。さら
にシール部材3,3′を矢印方向に移動させると、
第2図に示すように小径端部3b,3b′が変形さ
れる。変形された小径端部3b,3b′は、収納凹
部2b,2b′の内周面に密着するとともに、鉄筋
1,1′の外周面(雄ねじ部1a,1a′の外周面
を含む)にも密着する。この結果、スリーブ2の
両端部と鉄筋1,1′との間隙は完全にシールさ
れる。この後、スリーブ2の端部近傍に形成され
た注入孔2cから錆び止め剤を含有した接着剤4
を注入する。なお、スリーブ2の他端部近傍には
空気抜き孔2dが形成されており、接着剤4の注
入時に、スリーブ2と鉄筋1,1′との間の空気
がこの空気抜き孔2dから抜けるようになつてい
る。
スリーブ2と鉄筋1,1′との間に注入された
接着剤4は固化する。スリーブ2と鉄筋1,1′
は単なるねじ結合のみならず接着剤4によつても
連結されるから、連結強度を増大させることがで
きる。また、接着剤4に錆び止め剤が含有されて
いるためスリーブ2と鉄筋1,1′との間に水分
が浸み込んできても、これらスリーブ2および鉄
筋1、1′に錆びが発生するのを防止することが
できる。
また、スリーブ2の両端部と鉄筋1,1′との
間をシールするのに、従来のようにパテを塗り込
むような煩雑な作業を必要とせず、シール部材
3,3′をスリーブ2側へ移動させて小径端部3
b,3b′を収納凹部2b,2b′に押し込むだけで
よいから、シール作業を簡単かつ迅速に行なえ
る。
なお、本考案は上述の実施例に制約されず、
種々の変形が可能である。たとえば、図示の実施
例では、シール部材全体を変形可能な材料により
形成したが、スリーブ側の小径端部3b,3b′の
みを変形可能な材料により形成してもよい。
以上説明したように本考案は、鉄筋に雌ねじ部
材を螺挿し、この雌ねじ部材の変形部をスリーブ
の端部に押し付けて変形されることによりスリー
ブの雌ねじ部と鉄筋の雄ねじ部との間の間隙をシ
ールし、注入される接着剤の漏れを防ぐようにし
たものである。したがつて、簡単な作業により連
結強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例をなす鉄筋連結装置の
断面図であり、第1図はスリーブ両端をシールす
る前の状態を示し、第2図はスリーブ両端のシー
ルおよび接着剤の注入を完了した状態を示す。 1,1′……鉄筋、1a,1a′……雄ねじ部、
2……スリーブ、2a……雌ねじ部、2b,2
b′……収納凹部、2c……注入孔、3,3′……
シール部材、3a,3a′……雌ねじ部、3b,3
b′……小径端部(変形部)、4……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも端部外周面に雄ねじ部が形成された
    2本の鉄筋を互いに連結するための鉄筋連結装置
    であつて、内周面の一端部と他端部とに前記2本
    の鉄筋の雄ねじ部がそれぞれ間隙をもつて螺挿さ
    れる雌ねじ部が形成され、雄ねじ部と雌ねじ部と
    の間の間隙に接着剤を注入するために外周面から
    内周面まで延びる注入孔が形成されたスリーブ
    と、前記2本の鉄筋の前記スリーブから外部に突
    出した各雄ねじ部にそれぞれ螺合された2つの雌
    ねじ部材とを備え、前記雌ねじ部材の前記スリー
    ブ側の端部には、変形可能な材質からなり、前記
    スリーブの端部に突き当たつた際に変形して前記
    スリーブの雌ねじ部と前記鉄筋の雄ねじ部との間
    の間隙をシールする変形部が形成されていること
    を特徴とする鉄筋連結装置。
JP4582783U 1983-04-01 1983-04-01 鉄筋連結装置 Granted JPS59154520U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4582783U JPS59154520U (ja) 1983-04-01 1983-04-01 鉄筋連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4582783U JPS59154520U (ja) 1983-04-01 1983-04-01 鉄筋連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59154520U JPS59154520U (ja) 1984-10-17
JPH0428968Y2 true JPH0428968Y2 (ja) 1992-07-14

Family

ID=30176370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4582783U Granted JPS59154520U (ja) 1983-04-01 1983-04-01 鉄筋連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59154520U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100805167B1 (ko) 2003-11-10 2008-02-20 정승영 철근이음장치
KR100996906B1 (ko) 2010-06-28 2010-11-26 (주)대흥이엔지 일체형 구조물 연결체
JP7152959B2 (ja) * 2019-01-15 2022-10-13 Jfe条鋼株式会社 グラウトストッパ
JP7048810B1 (ja) * 2021-11-02 2022-04-05 利弘 岩▲崎▼ ネジ節鉄筋用継手用グラウト止治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59154520U (ja) 1984-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4363505A (en) Pipe coupling
KR100920808B1 (ko) 실링 및 그 실링을 이용한 파이프 연결소켓
JPH0428968Y2 (ja)
JPH0617575B2 (ja) 鋼管杭の継杭方法
JP2008075415A (ja) ねじ鉄筋の接続方法
KR200343080Y1 (ko) 방수시트용 앵커볼트
JP4864619B2 (ja) ねじ鉄筋の接続方法
JPH05295858A (ja) 異形棒鋼用継手
JP2607157Y2 (ja) 鉄筋連結用カプラーナット
KR200364379Y1 (ko) 나사형 철근과 이형 철근의 이음장치
JP2009035892A (ja) 漏出防止チューブ、漏出防止チューブの被覆方法、およびpc鋼棒の定着構造
JPH0629579Y2 (ja) コア内蔵形管端防食継手
JP2546396Y2 (ja) マンホールの管接合部構造
JPH044389A (ja) 管継手構造
JPH045606Y2 (ja)
JP3820657B2 (ja) トンネル用セグメントの接続構造
JPH1019176A (ja) 管継手
JP2543976Y2 (ja) 管継手
JPH0355715Y2 (ja)
JPH0220287Y2 (ja)
JP2010001644A (ja) クラック誘発目地とそれを固定するネジ、それらを用いたコンクリート構造体のクラック誘発防水構造および方法
JPH0434227Y2 (ja)
JPH07269025A (ja) 打ち継ぎ工法
JPH10317585A (ja) ねじ鉄筋用連結装置
JP2574191Y2 (ja) ねじ鉄筋用継手