JPH04288802A - 無加硫ゴム磁石 - Google Patents

無加硫ゴム磁石

Info

Publication number
JPH04288802A
JPH04288802A JP3078422A JP7842291A JPH04288802A JP H04288802 A JPH04288802 A JP H04288802A JP 3078422 A JP3078422 A JP 3078422A JP 7842291 A JP7842291 A JP 7842291A JP H04288802 A JPH04288802 A JP H04288802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
rubber magnet
vulcanization
extrusion molding
nbr
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3078422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2983676B2 (ja
Inventor
Hidekazu Abe
阿部 英一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP3078422A priority Critical patent/JP2983676B2/ja
Publication of JPH04288802A publication Critical patent/JPH04288802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2983676B2 publication Critical patent/JP2983676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーターやマグネット
ロール等に使用される無加硫ゴム磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴム磁石は、バリウムフェライト
、ストロンチウムフェライト等の強磁性体粉末にアクリ
ロニトリルブタジエンゴム(以下NBRと略称する)等
のバインダー及び加硫剤を配合し、混練、成形後に適度
の硬度を持たせるために加硫するのが一般的であった。 このような加硫タイプのゴム磁石としては、本出願人提
案の特開昭63−284804号等がある。
【0003】図2は、従来の加硫を行うゴム磁石の製造
工程の一例を示す。この場合、バリウムフェライト、ス
トロンチウムフェライト等の強磁性体粉末にNBR等の
通常1種類のバインダー及び加硫剤を配合し、混練工程
#10にて混練機を用いて十分混練する。次いで押出成
形機により磁場中押出成形工程#11を実行し、所定の
断面を持つ長尺の成形品を作成する。次いで、脱磁工程
#12において一旦脱磁する。これは後工程での取り扱
いを容易にするためである。次いで、一次切断工程#1
3にて加硫処理に適した適当な寸法に切断し、加硫処理
炉により加硫工程#14を実施した後、二次切断工程#
15により最終製品の寸法となるように切断する。二次
切断後、再着磁工程#16により最終的に着磁を行って
製品とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のごと
き従来のゴム磁石では磁場中押出成形後に加硫処理を行
うに際し、脱磁や一次切断を行う必要があり、さらに加
硫後に再着磁を行わねばならず、製造工程が多くなる欠
点があった。また、加硫を行う必要があるため、材料の
リサイクルは困難であった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑み、バインダーに
クロロスルホン化ポリエチレン(以下CSMと略称する
)、NBR、ポリエチレン(以下PEと略称する)をブ
レンドして用いることにより、製造工程の簡略化や材料
のリサイクルが可能な無加硫ゴム磁石を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、強磁性体粉末をバインダーで接合したゴ
ム磁石において、前記バインダーをCSM、NBR及び
PEの三者の混合物とした構成としている。
【0007】
【作用】無加硫磁場押出成形ゴム磁石のバインダーとし
て、CSM、NBR、PEをそれぞれ単独で用いても満
足できる物性を持ったゴム磁石を得ることはできない。 CSM単独では成形温度においても粘度が高すぎるため
、押出成形が非常に難しい。また、高い磁気特性を得る
ことができない。NBR単独の無加硫では成形は比較的
容易で磁気特性は高いが、常温での硬度は不十分である
。このため、変型等の問題が起こる恐れがある。CSM
とNBRの2種を混合したものをバインダーとして用い
た場合でも充分に満足できるゴム磁石は得られない。 そこで、CSMとNBRにさらにPEを加えた三元系ブ
レンドのバインダーとすることにより、押出成形が容易
で、常温でも硬く、磁気特性の高いゴム磁石を得ること
ができた。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る無加硫ゴム磁石の実施例
及び比較例について説明する。
【0009】比較例1   バインダーとしてCSMが100重量%のものを用
い、成形材料のフェライト磁性粉の体積充填率を64%
として、図1に示すごとく混練工程#1にて混練機によ
り混練し、製品の寸法が厚さ2mm、幅15mmとなる
ような口金を有する磁場押出成形機を用いて磁場中押出
成形工程#2を実行し、切断工程#3により最終製品寸
法に合わせて切断した。成形材料の押出成形時の粘度(
140℃/poise)は2.2×105で、製品の常
温での硬度(ShoreD)は50、磁気特性(残留磁
束密度Br)は2320Gであった。
【0010】この比較例1では押出成形時の粘度が高す
ぎ、また磁気特性も不十分である。
【0011】比較例2   バインダーとしてNBRが100重量%のものを用
い(但し未加硫)、成形材料のフェライト磁性粉の体積
充填率を64%として、比較例1と同様に混練、磁場中
押出成形及び切断を行った。成形材料の押出成形時の粘
度(140℃/poise)は7.5×104で、製品
の常温での硬度(ShoreD)は27、磁気特性(残
留磁束密度Br)は2470Gであった。
【0012】この比較例2では常温での硬度が低すぎる
嫌いがある。
【0013】比較例3   バインダーとしてCSMを50重量%、NBRを5
0重量%の比率でブレンドしたものを用い、成形材料の
フェライト磁性粉の体積充填率を64%として、比較例
1と同様に混練、磁場中押出成形及び切断を行った。成
形材料の押出成形時の粘度(140℃/poise)は
1.2×105で、製品の常温での硬度(ShoreD
)は45、磁気特性(残留磁束密度Br)は2320G
であった。
【0014】この比較例3においても押出成形時の粘度
が高すぎ、また磁気特性も不十分である。
【0015】実施例1   バインダーとしてCSMを46重量%、NBRを3
6重量%、PEを18.1重量%の比率でブレンドした
ものを用い、成形材料のフェライト磁性粉の体積充填率
を64%(約90重量%)として、図1に示すごとく混
練工程#1にて混練機により混練し、製品の寸法が厚さ
2mm、幅15mmとなるような口金を有する磁場押出
成形機を用いて磁場中押出成形工程#2を実行し、切断
工程#3により最終製品寸法に合わせて切断した。成形
材料の押出成形時の粘度(140℃/poise)は8
.5×104で、製品の常温での硬度(ShoreD)
は47、磁気特性(残留磁束密度Br)は2400Gで
あった。
【0016】実施例2   バインダーとしてCSMを32重量%、NBRを5
3重量%、PEを15重量%の比率でブレンドしたもの
を用い、成形材料のフェライト磁性粉の体積充填率を6
4%として、実施例1と同様に混練、磁場中押出成形及
び切断を行った。成形材料の押出成形時の粘度(140
℃/poise)は7.5×104で、製品の常温での
硬度(ShoreD)は45、磁気特性(残留磁束密度
Br)は2480Gであった。
【0017】これらの実施例1,2の場合、100℃以
上の押出成形温度では、押出成形が容易にできる柔らか
さを持ち、また、押出成形後の常温では硬く(Shor
eDで40以上)の無加硫ゴム磁石が得られた。また、
残留磁束密度は2400G以上となり優れた磁気特性が
得られる。
【0018】なお、CSM、NBR、PEの混合割合は
上記実施例のものに限らず、前記CSMの混合割合をX
重量%、NBRの混合割合をY重量%及びPEの混合割
合をZ重量%としたとき、30≦X≦60、20≦Y≦
60及び10≦Z≦30でX+Y+Z=100を満足す
る値にそれぞれ設定することにより、押出成形が可能で
しかも常温で適当な硬度を持つ無加硫ゴム磁石が得られ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押出成形が容易で加硫処理を行わなくても常温で十分な
硬度を持つ磁気特性の高いゴム磁石を得ることができる
。この場合、加硫に伴う脱磁、再着磁が不要となり、製
造工程の簡略化が可能であり、かつ加硫を行わないため
、材料のリサイクルが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無加硫ゴム磁石の実施例の製造工
程を示す説明図。
【図2】従来の加硫タイプのゴム磁石の製造工程を示す
説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  強磁性体粉末をバインダーで接合した
    ゴム磁石において、前記バインダーをクロロスルホン化
    ポリエチレン、アクリロニトリルブタジエンゴム及びポ
    リエチレンの三者の混合物としたことを特徴とする無加
    硫ゴム磁石。
  2. 【請求項2】  前記クロロスルホン化ポリエチレンの
    混合割合をX重量%、前記アクリロニトリルブタジエン
    ゴムの混合割合をY重量%及びポリエチレンの混合割合
    をZ重量%としたとき、30≦X≦60、20≦Y≦6
    0及び10≦Z≦30でX+Y+Z=100を満足する
    値にそれぞれ設定した請求項1記載の無加硫ゴム磁石。
JP3078422A 1991-03-18 1991-03-18 無加硫ゴム磁石 Expired - Lifetime JP2983676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3078422A JP2983676B2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 無加硫ゴム磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3078422A JP2983676B2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 無加硫ゴム磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04288802A true JPH04288802A (ja) 1992-10-13
JP2983676B2 JP2983676B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=13661613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3078422A Expired - Lifetime JP2983676B2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 無加硫ゴム磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2983676B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2983676B2 (ja) 1999-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101783219B (zh) 柔性粘结稀土永磁体及其制造方法
JPH04288802A (ja) 無加硫ゴム磁石
JP2003130990A (ja) 放射線遮蔽材及びその製造方法
EP1127681A3 (en) Method and tire adapted for post cure tire uniformity correction
CN108707257A (zh) 一种高耐压变的磁性橡胶密封件复合材料及其制备方法
JPS60164313A (ja) シ−ト状ボンド磁石の製造方法
CA1116392A (en) Method of manufacturing magnetic plastics-bonded moulded bodies
JPH0457302A (ja) ボンド磁石およびその製造法
JPS6014406A (ja) ゴム磁石およびその製造方法
JPS6014405A (ja) ゴム磁石およびその製造方法
JPS582444B2 (ja) ジシンザイリヨウヨウソセイブツ
JPH02251113A (ja) 薄板状樹脂結合型希土類磁石の製造方法
JPS6014404A (ja) ゴム磁石およびその製造方法
KR100484121B1 (ko) 냉장고 도어용 가스켓 및 그 제작방법
JPS6127605A (ja) 可撓性永久磁石
JPH0318417B2 (ja)
JP2007250603A (ja) ゴム磁石組成物の製造方法
JP3834706B2 (ja) ケーソンゴムマットの製造方法
JPH0620762B2 (ja) 石目調ゴム床材の製造方法
JPH0435002A (ja) 樹脂磁石成形材料
JPS62242322A (ja) マグネツトロ−ルの製造方法
CN111961269A (zh) 一种耐寒橡胶隔音材料及其制造方法
JP2002047427A (ja) 樹脂成形品及び樹脂成形品の製造方法
CN106756553A (zh) 一种汽车车身专用金属复合材料的制备方法及应用
KR19990046851A (ko) 냉장고 가스켓의 착자방법 및 그 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990817

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 12