JPH0620762B2 - 石目調ゴム床材の製造方法 - Google Patents

石目調ゴム床材の製造方法

Info

Publication number
JPH0620762B2
JPH0620762B2 JP2381590A JP2381590A JPH0620762B2 JP H0620762 B2 JPH0620762 B2 JP H0620762B2 JP 2381590 A JP2381590 A JP 2381590A JP 2381590 A JP2381590 A JP 2381590A JP H0620762 B2 JPH0620762 B2 JP H0620762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
rubber
vulcanized
sheet
colored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2381590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03227617A (ja
Inventor
一晃 池田
寛 宮地
藤原  稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hiroshima Kasei Ltd
Original Assignee
Hiroshima Kasei Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hiroshima Kasei Ltd filed Critical Hiroshima Kasei Ltd
Priority to JP2381590A priority Critical patent/JPH0620762B2/ja
Publication of JPH03227617A publication Critical patent/JPH03227617A/ja
Publication of JPH0620762B2 publication Critical patent/JPH0620762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床面等に敷設される石目調ゴム床材の製造方
法に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般に未加硫ゴム組成物中に着色された加硫又は半加硫
ゴム粒子を混入し、その後その未加硫ゴム組成物をシー
ト状に圧延し、その後そのシートを加硫することによつ
て表面に着色された粒子を有する床材の製造方法は知ら
れている。しかしこの方法では加硫又は半加硫ゴム粒子
は、未加硫ゴムシートの加硫・圧延時に内部に入り込む
傾向にあり、表面に現われる着色ゴム粒子は非常に少な
くなる。これでは石目調にするために着色したゴム粒子
を添加した本来の目的は達成されないこの問題点を解消
するため、ゴム粒子の混入量を増やすことは容易に考え
られるが、ゴム粒子の価格は、ゴムバインダーの価格に
比し約2倍と割高であるので、ゴム粒子の混入比率を増
加すれば製品コストが大幅に上昇する。又、ゴム粒子の
混入量を増量し過ぎると、加硫接着力が低下するので、
出来た製品は強度が弱く実用に供しないものとなる。
そこで従来は一旦加硫の後、表面に削るか又は加硫シー
トを層分割してその着色されたゴム粒子を表面に多く出
現させていた(特開昭64−90745号公報参照)。
しかしこれらの方法では削り取つたゴム成分が無駄とな
るか又は層分割のための余分な工程を必要とした。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は幅広い研究を行ない、着色された加硫又は半
加硫ゴム粒子等を含む未加硫ゴム組成物シートをそのま
ま加硫せずに、そのシートをペレツト化し、その後その
ペレツトを金型に入れて加硫し、そして圧延すると表面
に着色されたゴム粒子が多く存在することを発見した。
本発明はこの発見に基づいている。
本発明は、(i)未加硫ゴム組成物中に着色された半加硫
ゴム粒子、加硫ゴム粒子、成形時のプレス温度より高い
軟化温度を有する熱可塑性樹脂粒子、熱硬化性樹脂粒
子、セラミツク粒子又はこれらの混合物を練り込み、 (ii)その粒子を含む未加硫ゴム組成物を適当な厚さに圧
延し、 (iii)ペレタイザー又は断栽機等で、その圧延シートを
ペレツト化し、 (iv)そのペレツトを金型に入れて加硫し、圧延する ことを含む石目調ゴム床材の製造方法に関する。
未加硫ゴムとして、天然ゴム,スチレンブタジエンゴ
ム,ブタジエンゴム,イソプレンゴム,クロロプレンゴ
ム,エチレンプロピレンゴム,塩素化ポリエチレンゴ
ム,クロロスルホン化ポリエチレン,ニトリルゴム,ウ
レタンゴム等のようにプレス成型できる全てのゴムが使
用できる。
加硫ゴム粒子又は半加硫ゴム粒子として上述の未加硫ゴ
ムと同様のものが使用できる。一般的には、未加硫ゴム
と同一素材、同一配合のものを着色した加硫ゴム粒子を
用いることが好ましい。しかし未加硫ゴムと異なる素材
の加硫ゴム粒子又は半加硫ゴム粒子も使用できる。一般
に未加硫ゴム組成物と同一素材及び同一配合の加硫ゴム
又は半加硫ゴムを使用することが親和性の点からも好ま
しい。
親和性の問題をクリアすれば、加硫又は半加硫ゴム粒子
の外に成形時のプレス温度より高い軟化温度を有する着
色熱可塑性樹脂粒子、熱硬化性樹脂粒子、セラミツク粒
子等も使用できる。
これらの着色粒子の使用量については、未加硫ゴム10
0部につき、着色粒子2〜80部使用できる。未加硫ゴ
ム100部について着色粒子が2部未満では、粒子が偏
在して見える。又80部以上では粒子が密着しすぎ、か
つコスト高となる。
本発明の製造方法を詳細に説明する。
(i)未加硫ゴム組成物中に小さく破砕した着色された半
加硫ゴム、加硫ゴム、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セ
ラミツク等の粒子(例えば0.5〜4.0mm)又はその
混合物を練り込む。
(ii)その着色粒子を含む未加硫ゴム組成物を適当な厚
さ、例えば3〜10mmの厚さに圧延する。
(iii)ペレタイザー又は断栽機等で、その圧延シート
を、例えば3mm×3mm×3mm〜5mm×10mm×10mmの
大きさのペレツトに栽断する。
ペレツト化の工程(iii)において未加硫ゴムに混ぜた着
色粒子を効果的に表面に現われるようにする為には圧延
シートをペレツト化することにより切り出す断面の面積
が大きい方がよい。断面積の和を大きくする為にはペレ
ツトの大きさを小さくする方がよい。
(iv)その後、そのペレツトを金型に入れて、加硫する。
その場合、所定の金型の中に所定の厚さのシートを形成
するために、ペレツトの重量を計つて金型に充填し、加
硫を行ないシートを形成する。
本発明において加硫又は半加硫ゴム粒子について、色彩
及びメツシユの組合せは、製品の目的、用途により任意
に選択できる。一般にゴム粒子の粒径が3〜40メツシ
ユの範囲のものが好ましいが、耐摩耗性、固さ、耐傷性
の面から、より好ましくは8〜24メツシユの範囲であ
る。
又耐摩耗性の向上と石目模様の保護等の目的で、表層部
の表面に透明あるいは半透明のコーテイング層を設ける
ことも任意に選択される。
実施例1 (配合) (a)上記の配合(未加硫ゴム組成物)をゴム用混練機に
より混練する。
(b)上記の配合物中にカーボンブラツクを0.5部加
え、加硫を行ない、加硫ゴム粒子(1.0〜1.8mm)
を製造する。
(c)(a)の練りゴム100部に対して(b)のゴム粒子20
部をロールで均一に混ぜる。
(d)そしてカレンダーロールで幅1メートル厚さ4mmに
圧延する。
(e)圧延シートをペレタイザーにより4×4×4mmの立
方体のペレツトを作成する。
(f)350×350×3.5mmの金型に(e)のペレツト6
60gを計量し金型に均一にならべる。
(g)プレス温度150℃,プレス圧力100kgf/cm2,プレ
ス時間15分の条件でプレス加硫する。
上述の方法によると加硫した製品は練り込んだゴム粒子
が鮮明に見え石目調の効果が現われる。
比較例1 上記(d)で作成した圧延シートを350×350mmに栽
断し金型にこめてプレス加硫をしてシートを作成した。
得られたシートは実施例1のシートより粒子が鮮明に見
えなかつた。
実施例2 写真により、本発明の効果を明白にするために実施例1
において(b)の工程でカーボンブラツク0.5部の代わ
りにカーボンブラツク5部を加え、かつ未加硫ゴム10
0部に対し、加硫ゴム粒子50部を加え実施例1の操作
を繰返しシートを製造した。これをシートAという。
実施例3 同様に実施例1において(b)の工程でカーボンブラツク
0.5部の代わりに下記の組成の顔料を加えた。
実施例1の操作を繰返し、シートを製造した。これをシ
ートBという。
比較例2 実施例2の操作において、工程(d)で作成した圧延シー
トを350×350mmに栽断し、金型にこめてプレス加
硫してシートを作成した。これをシートCという。
比較例3 実施例3の操作において工程(d)で作成した圧延シート
を350×350mmに栽断し、金型にこめてプレス加硫
してシートを作成した。これをシートDという。シート
A,B,C及びDの着色粒子の構造の写真を第1〜4図
に示す。
シートAとシートC及びシートBとシートDが同一の加
硫ゴム粒子を同量使用したにもかかわらず、本発明の方
法により得られたシートA及びBは、従来技術の方法に
より得られたシートC及びDに比べて、表面に多くの粒
子が存在し、石目調が際立つて見える。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2で得られたシートAの着色粒子の構造
を示す写真である。 第2図は比較例2で得られたシートBの着色粒子の構造
を示す写真である。 第3図は実施例3で得られたシートCの着色粒子の構造
を示す写真である。 第4図は比較例3で得られたシートDの着色粒子の構造
を示す写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 21:00 105:24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)未加硫ゴム組成物中に着色された半加
    硫ゴム粒子、加硫ゴム粒子、成形時のプレス温度より高
    い軟化温度を有する熱可塑性樹脂粒子、熱硬化性樹脂粒
    子、セラミツク粒子又はこれらの混合物を練り込み、 (ii)その粒子を含む未加硫ゴム組成物を適当な厚さに圧
    延し、 (iii)ペレタイザー又は断栽機等で、その圧延シートを
    ペレツト化し、 (iv)そのペレツトを金型に入れて加硫し、圧延する ことを含む石目調ゴム床材の製造方法。
JP2381590A 1990-02-02 1990-02-02 石目調ゴム床材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0620762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2381590A JPH0620762B2 (ja) 1990-02-02 1990-02-02 石目調ゴム床材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2381590A JPH0620762B2 (ja) 1990-02-02 1990-02-02 石目調ゴム床材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03227617A JPH03227617A (ja) 1991-10-08
JPH0620762B2 true JPH0620762B2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=12120846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2381590A Expired - Lifetime JPH0620762B2 (ja) 1990-02-02 1990-02-02 石目調ゴム床材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620762B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03117047U (ja) * 1990-03-16 1991-12-04
KR100549191B1 (ko) * 2002-09-23 2006-02-02 (주)휴먼네이쳐텍 문양이 형성된 칼라고무 및 그의 문양형성방법
KR100610748B1 (ko) * 2005-03-16 2006-08-11 주식회사 케이매트 칼라고무블록 생산 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03227617A (ja) 1991-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60303035T2 (de) Verfahren zur herstellung einer matte
CN105377589A (zh) 压缩模制的生橡胶部件及其制造方法
JPS62160211A (ja) 熱可塑性プラスチツクを主体とする着色された均質な面状体を製造する方法
US3616144A (en) Wall-covering elements
JPH0620762B2 (ja) 石目調ゴム床材の製造方法
CA2425676A1 (en) Method for molding rubber product
CZ20032777A3 (cs) Podlahová krytina
JPH04332625A (ja) 散らし模様入りゴム板の製造方法
CN107652703A (zh) 工程塑料、混合物、石塑板以及不含有pvc的石塑地板及制造方法
JPH0655825B2 (ja) 加硫ゴム粉末の製造方法
US1816822A (en) Method of making floor coverings
JPH02269258A (ja) ゴム床材を製造する方法
KR950000173B1 (ko) 폐타이어를 이용한 실내장식용 고무재 매트의 제조방법
JPH0794150B2 (ja) 装飾性表面被覆材の製造方法
JPS5640538A (en) Rubber mat and manufacture thereof
JP2533978B2 (ja) 砂目調模様を有する熱可塑性樹脂製床材
JP2559045B2 (ja) モザイク模様を有するゴムタイル及びその製造法
KR920007030B1 (ko) 탄성바닥재료의 제조방법
CN108602216A (zh) 制造图案化地面覆层的方法和图案化地面覆层
JPH032650B2 (ja)
JPS61211003A (ja) 模様付成形材料の製造方法
US1677881A (en) Mold
KR960015083B1 (ko) 발포 eva 폐기물의 방화재로의 전환 방법
JPH0796643B2 (ja) 道路舗装用ゴムブロック成形体
JPS6322981B2 (ja)