JPH0428797Y2 - - Google Patents
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- JPH0428797Y2 JPH0428797Y2 JP1987074787U JP7478787U JPH0428797Y2 JP H0428797 Y2 JPH0428797 Y2 JP H0428797Y2 JP 1987074787 U JP1987074787 U JP 1987074787U JP 7478787 U JP7478787 U JP 7478787U JP H0428797 Y2 JPH0428797 Y2 JP H0428797Y2
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- holding
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000005488 sandblasting Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sheet Holders (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は綴り具、詳しくは紙片を綴り込む綴り
杆と、前記綴り杆に抜差自在に嵌挿する押え体と
から成る綴り具に関する。
杆と、前記綴り杆に抜差自在に嵌挿する押え体と
から成る綴り具に関する。
(従来の技術)
従来、この種綴り具においては、綴り杆に綴り
込まれた紙片を押圧保持する押え体の綴り杆への
ロツク手段として、杆状の押え体に綴り杆の径よ
りも大径な挿通孔を形成し、該挿通孔周りに前記
綴り杆の外径よりも小径とした保持孔をもつたゴ
ム製のストツパー体を設けて、該ストツパー体の
弾性力に抗して前記保持孔を拡径させながら、前
記押え体を綴り杆の紙片押圧位置まで嵌挿し、前
記ストツパー体の弾性復元力により前記綴り杆を
押圧保持して前記押え体が綴り杆の紙片押圧位置
から浮上つたり或いは綴り杆から抜出たりするの
を防止すべく構成したものが知られている。
込まれた紙片を押圧保持する押え体の綴り杆への
ロツク手段として、杆状の押え体に綴り杆の径よ
りも大径な挿通孔を形成し、該挿通孔周りに前記
綴り杆の外径よりも小径とした保持孔をもつたゴ
ム製のストツパー体を設けて、該ストツパー体の
弾性力に抗して前記保持孔を拡径させながら、前
記押え体を綴り杆の紙片押圧位置まで嵌挿し、前
記ストツパー体の弾性復元力により前記綴り杆を
押圧保持して前記押え体が綴り杆の紙片押圧位置
から浮上つたり或いは綴り杆から抜出たりするの
を防止すべく構成したものが知られている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、前記した如くゴム製ストツパー体を
備えた押え体にあつては、該押え体が綴り杆の紙
片押圧位置に位置する場合のみならず、押え体を
綴り杆に挿嵌するとき或いは抜取るときなど常時
前記ストツパー体の弾性復元力が作用しているこ
とから、前記ストツパー体による押圧保持力を強
くして、前記押え体の綴り杆に対する浮上りや抜
出しを確実に防止しようとすると、該押え体の綴
り杆への挿嵌及び抜取作業が非常に重くてスムー
ズに行なえない問題があり、また、前記ストツパ
ー体による押圧保持力を弱めると前記押え体の綴
り杆に対する浮上りや抜出し防止効果が十分に得
られなくなる問題があつた。
備えた押え体にあつては、該押え体が綴り杆の紙
片押圧位置に位置する場合のみならず、押え体を
綴り杆に挿嵌するとき或いは抜取るときなど常時
前記ストツパー体の弾性復元力が作用しているこ
とから、前記ストツパー体による押圧保持力を強
くして、前記押え体の綴り杆に対する浮上りや抜
出しを確実に防止しようとすると、該押え体の綴
り杆への挿嵌及び抜取作業が非常に重くてスムー
ズに行なえない問題があり、また、前記ストツパ
ー体による押圧保持力を弱めると前記押え体の綴
り杆に対する浮上りや抜出し防止効果が十分に得
られなくなる問題があつた。
本考案の目的は、押え体の綴り杆における紙片
押圧位置でのロツクが確実強固に行なえながら、
前記押え体の綴り杆への差込みや抜取り作業時に
は前記ロツクを解除して、前記押え体の抜差作業
が簡単容易にかつ、軽く行なえる綴り具を提供す
ることにある。
押圧位置でのロツクが確実強固に行なえながら、
前記押え体の綴り杆への差込みや抜取り作業時に
は前記ロツクを解除して、前記押え体の抜差作業
が簡単容易にかつ、軽く行なえる綴り具を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、紙片を綴り込む綴り杆4を起立保持
する基板31と、前記綴り杆4に抜差自在に嵌挿
する押え体6とから成る綴り具であつて、前記押
え体6の端部に、外方に開放する切割溝61aを
もつ保持部61を設けると共に、該保持部61に
おける切割溝61aに前記綴り杆4の保持孔61
bを形成する一方、前記基板31に、前記保持部
61の先端部と着脱可能に係合し、係合時前記保
持部61を内方に押圧して前記保持孔61bを縮
径する係合体7を設けたことを特徴とするもので
ある。
する基板31と、前記綴り杆4に抜差自在に嵌挿
する押え体6とから成る綴り具であつて、前記押
え体6の端部に、外方に開放する切割溝61aを
もつ保持部61を設けると共に、該保持部61に
おける切割溝61aに前記綴り杆4の保持孔61
bを形成する一方、前記基板31に、前記保持部
61の先端部と着脱可能に係合し、係合時前記保
持部61を内方に押圧して前記保持孔61bを縮
径する係合体7を設けたことを特徴とするもので
ある。
(作用)
しかして、前記係合体7の前記保持部61の先
端部への係合により、前記保持部61を内方に強
制的に押圧して前記保持孔61bを縮径し、前記
綴り杆4を挾み込んで前記押え体6を前記綴り杆
4に移動不能にロツクすることができるのである
から、前記押え体6を綴り杆4の任意な位置に確
実強固にロツクすることができ、これにより、前
記押え体6の浮上りや抜出しを確実に防止できる
のであり、また前記押え体6の綴り杆4からの抜
取りや差込み作業を行なう場合には、前記係合体
7と保持部61との係合を解除することにより、
前記保持部61の保持孔61bを拡径させ、この
状態で前記押え体6を綴り杆4から容易に、か
つ、軽く抜取り或いは差込むことができるのであ
る。
端部への係合により、前記保持部61を内方に強
制的に押圧して前記保持孔61bを縮径し、前記
綴り杆4を挾み込んで前記押え体6を前記綴り杆
4に移動不能にロツクすることができるのである
から、前記押え体6を綴り杆4の任意な位置に確
実強固にロツクすることができ、これにより、前
記押え体6の浮上りや抜出しを確実に防止できる
のであり、また前記押え体6の綴り杆4からの抜
取りや差込み作業を行なう場合には、前記係合体
7と保持部61との係合を解除することにより、
前記保持部61の保持孔61bを拡径させ、この
状態で前記押え体6を綴り杆4から容易に、か
つ、軽く抜取り或いは差込むことができるのであ
る。
(実施例)
第3図は本考案に係る綴り具を用いて両側に多
数のスプロケツトホール1aをもつた連続伝票用
紙1を、前記スプロケツトホール1aで綴り込む
如くした連続伝票用紙のフアイルを示し、該フア
イルは表表紙2a、裏表紙2b及び背表紙2cを
もつ厚紙などから成るカバー2に、該カバー2の
背表紙2c内面に固定する基板31と、該基板3
1の一側部に前記カバー2の幅方向に延びるヒン
ジ部32を介して枢着される揺動板33とから成
る1対の合成樹脂製綴り具3,3を取付けたもの
であり、前記揺動板33には綴り杆4が揺動可能
に起立保持されている。
数のスプロケツトホール1aをもつた連続伝票用
紙1を、前記スプロケツトホール1aで綴り込む
如くした連続伝票用紙のフアイルを示し、該フア
イルは表表紙2a、裏表紙2b及び背表紙2cを
もつ厚紙などから成るカバー2に、該カバー2の
背表紙2c内面に固定する基板31と、該基板3
1の一側部に前記カバー2の幅方向に延びるヒン
ジ部32を介して枢着される揺動板33とから成
る1対の合成樹脂製綴り具3,3を取付けたもの
であり、前記揺動板33には綴り杆4が揺動可能
に起立保持されている。
前記綴り具3,3は、前記背表紙2cの内面に
おける上下2箇所に独立して取付けるのであつ
て、これら各綴り具3,3の揺動板33,33に
は、断面コ字形とした金属製の杆状上板5が結合
され、この上板5を介して前記揺動板33,33
を連結している。
おける上下2箇所に独立して取付けるのであつ
て、これら各綴り具3,3の揺動板33,33に
は、断面コ字形とした金属製の杆状上板5が結合
され、この上板5を介して前記揺動板33,33
を連結している。
この上板5は第8図の如く、その長さ方向両端
部に前記綴り杆4の基部側と係合して綴り杆4の
カバー2の幅方向両側への傾動のみを許す長孔か
ら成る規制孔5aを形成すると共に、前記上板5
の長さ方向両端部一側壁に前記揺動板33を側方
から嵌挿する切欠部5bをそれぞれ形成して成
り、該上板5の両端部を前記各揺動板33に、そ
の上面側から嵌込み鳩目金具などの結合手段によ
り結合している。尚、前記綴り具3,3は別個に
形成して上板5で連結しているが一体に形成して
もよい。
部に前記綴り杆4の基部側と係合して綴り杆4の
カバー2の幅方向両側への傾動のみを許す長孔か
ら成る規制孔5aを形成すると共に、前記上板5
の長さ方向両端部一側壁に前記揺動板33を側方
から嵌挿する切欠部5bをそれぞれ形成して成
り、該上板5の両端部を前記各揺動板33に、そ
の上面側から嵌込み鳩目金具などの結合手段によ
り結合している。尚、前記綴り具3,3は別個に
形成して上板5で連結しているが一体に形成して
もよい。
また、前記各綴り具3,3における前記綴り杆
4は、前記揺動板33に傾動可能に取付けるので
あり、また、前記綴り具3,3の各綴り杆4,4
には、前記上板5に対向する押え体6を抜差自在
に挿嵌するのである。この押え体6は、主として
第9図乃至第12図の如く、断面コ字形の杆状部
材60とこの杆状部材60の長さ方向両端部に取
付ける合成樹脂から成る保持体(保持部)61と
から成るもので、前記保持体61は、一端が開口
する切割溝61aとこの切割溝61aの基部に設
けられ、前記綴り杆4,4を枢着する保持孔61
bとを備え、前記切割溝61aが前記杆状部材6
0の端部から外方に開口するように前記杆状部材
60に突出状に取付けるのであつて、前記杆状部
材60の両端部には、前記保持孔61bを露出す
るための切欠部6aを設けており、また保持体6
1の突出側先端には係止部61cを設けている。
4は、前記揺動板33に傾動可能に取付けるので
あり、また、前記綴り具3,3の各綴り杆4,4
には、前記上板5に対向する押え体6を抜差自在
に挿嵌するのである。この押え体6は、主として
第9図乃至第12図の如く、断面コ字形の杆状部
材60とこの杆状部材60の長さ方向両端部に取
付ける合成樹脂から成る保持体(保持部)61と
から成るもので、前記保持体61は、一端が開口
する切割溝61aとこの切割溝61aの基部に設
けられ、前記綴り杆4,4を枢着する保持孔61
bとを備え、前記切割溝61aが前記杆状部材6
0の端部から外方に開口するように前記杆状部材
60に突出状に取付けるのであつて、前記杆状部
材60の両端部には、前記保持孔61bを露出す
るための切欠部6aを設けており、また保持体6
1の突出側先端には係止部61cを設けている。
尚、以上のように前記押え体6の両端に別部材
から成る保持体61を設ける他、前記押え体6の
両端部に直接切割溝61aと保持孔61bとを形
成して保持部61と成してもよい。
から成る保持体61を設ける他、前記押え体6の
両端部に直接切割溝61aと保持孔61bとを形
成して保持部61と成してもよい。
又一方、前記綴り具3,3における前記揺動板
33の一側部には、前記ヒンジ部32と直交する
方向のヒンジ部34を介して係合体7を枢着する
のである。
33の一側部には、前記ヒンジ部32と直交する
方向のヒンジ部34を介して係合体7を枢着する
のである。
この係合体7は、前記係止部61cと着脱可能
に係合する係合凹部7aを備えており、この係合
凹部7aの前記係止部61cへの係合により、前
記保持体61を内方に押圧して前記保持孔61b
を縮径し、前記押え体6を前記綴り杆4に対し移
動不能にロツクすべく成している。前記係合体7
の係合凹部7aは第4図及び第5図に示した如く
前記保持体61が前記綴り杆4の何れの高さに位
置する場合においても前記保持体61と係合する
ようになつており、この係合凹部7aの開口側近
くの内側面には第5図に示した如く前記保持体6
1の係止部61cと係合する長尺の係合突部7b
を突設している。
に係合する係合凹部7aを備えており、この係合
凹部7aの前記係止部61cへの係合により、前
記保持体61を内方に押圧して前記保持孔61b
を縮径し、前記押え体6を前記綴り杆4に対し移
動不能にロツクすべく成している。前記係合体7
の係合凹部7aは第4図及び第5図に示した如く
前記保持体61が前記綴り杆4の何れの高さに位
置する場合においても前記保持体61と係合する
ようになつており、この係合凹部7aの開口側近
くの内側面には第5図に示した如く前記保持体6
1の係止部61cと係合する長尺の係合突部7b
を突設している。
また、前記係合体7には、天壁71と側壁72
とを備え、前記押え体6の保持体61に係合させ
たとき、前記綴り杆4をカバーできるようにして
いる。
とを備え、前記押え体6の保持体61に係合させ
たとき、前記綴り杆4をカバーできるようにして
いる。
また、前記綴り具3,3は主として合成樹脂に
より一体に成形するのであつて、この成形時、前
記係合体7も一体に成形するのである。
より一体に成形するのであつて、この成形時、前
記係合体7も一体に成形するのである。
この場合、前記係合突部7bをもつ係合体7部
分の金型形状としては、第6図に示す如く係合体
7の外面側を形成する一方側割型8の内面に前記
係合凹部7aを形成する長尺の突出部8a,8a
を設けると共に、これら各突出部8a,8aの先
端面と他方の割型9における凹溝9a,9aとの
組合わせで前記係合突部7b,7bの成形溝を形
成すべく成すのである。斯く形成することによ
り、成形後各割型8,9から係合体7を外す場合
に各割型8,9と前記係合突起7bとが引掛かり
なくスムーズに行なうことができる。又前記突出
部8a,8aを、長さ方向に断続的に設けるよう
にすれば、第7図に示した如く前記突出部8a,
8aによつて形成される長尺の貫通孔7c,7c
を部分的に連結できるので、前記貫通孔7c,7
cの形成による係合体7の強度低下を防止でき
る。前記各長孔7c,7cに形成する連結部7d
の形成位置としては、隣り合わせることなく長さ
方向に齟齬状に設けるのが好ましい。
分の金型形状としては、第6図に示す如く係合体
7の外面側を形成する一方側割型8の内面に前記
係合凹部7aを形成する長尺の突出部8a,8a
を設けると共に、これら各突出部8a,8aの先
端面と他方の割型9における凹溝9a,9aとの
組合わせで前記係合突部7b,7bの成形溝を形
成すべく成すのである。斯く形成することによ
り、成形後各割型8,9から係合体7を外す場合
に各割型8,9と前記係合突起7bとが引掛かり
なくスムーズに行なうことができる。又前記突出
部8a,8aを、長さ方向に断続的に設けるよう
にすれば、第7図に示した如く前記突出部8a,
8aによつて形成される長尺の貫通孔7c,7c
を部分的に連結できるので、前記貫通孔7c,7
cの形成による係合体7の強度低下を防止でき
る。前記各長孔7c,7cに形成する連結部7d
の形成位置としては、隣り合わせることなく長さ
方向に齟齬状に設けるのが好ましい。
次に以上の如く構成するフアイルに連続伝票用
紙1を綴り込む場合には、先ず前記係合体7を第
2図の如くヒンジ部34を介して外方に回動させ
て、該係合体7の係合凹部7aと前記保持体61
の係止部61cとの係合を解除する。この解除に
より該保持体61における切割溝61aを外側方
へ拡開、つまり保持孔61bを拡径させ、この状
態で前記押え体6を両綴り杆4から簡単容易に、
かつ、軽く抜取ることができるのである。
紙1を綴り込む場合には、先ず前記係合体7を第
2図の如くヒンジ部34を介して外方に回動させ
て、該係合体7の係合凹部7aと前記保持体61
の係止部61cとの係合を解除する。この解除に
より該保持体61における切割溝61aを外側方
へ拡開、つまり保持孔61bを拡径させ、この状
態で前記押え体6を両綴り杆4から簡単容易に、
かつ、軽く抜取ることができるのである。
次に、前記両綴り杆4に連続伝票用紙1におけ
る両側二箇所のスプロケツトホール1aを挿通さ
せる。このとき、前記両綴り杆4が上板5の規制
孔5aを介してカバー1の幅方向両側への傾動が
可能であるため、一方のスプロケツトホール1a
を一方の綴り杆4に挿通させた後、他方のスプロ
ケツトホール1aを他方の綴り杆4に挿通するに
際して、他方側綴り杆4を内方側に傾動させるこ
とにより連続伝票用紙1を無理に緊張させなくと
も、該綴り杆4を他方側スプロケツトホール1a
の位置に符号させて簡単容易に挿通させられるの
である。
る両側二箇所のスプロケツトホール1aを挿通さ
せる。このとき、前記両綴り杆4が上板5の規制
孔5aを介してカバー1の幅方向両側への傾動が
可能であるため、一方のスプロケツトホール1a
を一方の綴り杆4に挿通させた後、他方のスプロ
ケツトホール1aを他方の綴り杆4に挿通するに
際して、他方側綴り杆4を内方側に傾動させるこ
とにより連続伝票用紙1を無理に緊張させなくと
も、該綴り杆4を他方側スプロケツトホール1a
の位置に符号させて簡単容易に挿通させられるの
である。
この後、前記押え体6における各保持体61の
保持孔61bを拡径させながら、前記押え体6
を、両綴り杆4に容易に嵌挿して、該押え体6に
より連続伝票用紙1を前記上板5に押付ける。こ
の場合、前記保持孔61bの径が前記綴り杆4の
径よりも小径であるため、切割溝61aの拡開に
対する弾性復元力で前記押え体6は嵌挿位置で両
綴り杆4に仮り止めされる。
保持孔61bを拡径させながら、前記押え体6
を、両綴り杆4に容易に嵌挿して、該押え体6に
より連続伝票用紙1を前記上板5に押付ける。こ
の場合、前記保持孔61bの径が前記綴り杆4の
径よりも小径であるため、切割溝61aの拡開に
対する弾性復元力で前記押え体6は嵌挿位置で両
綴り杆4に仮り止めされる。
然かる後、前記係合体7を内方側に揺動させて
強く押圧することにより、前記係合凹部7aに前
記保持体61の係止部61cを係合させるのであ
る。この係合により前記保持体61を内方に押圧
して前記保持孔61bを縮径し、前記押え体6を
前記綴り杆4に対し移動不能にロツクすることが
できると共に、前記係合凹部7aと前記係止部6
1との嵌合により、前記係合体7の係合位置から
の外力による不用意な外方への開きを防止できる
のである。この結果、前記押え体6の綴り杆4に
おける紙片押圧位置からの浮上りや抜出しを確実
に防止できるのである。
強く押圧することにより、前記係合凹部7aに前
記保持体61の係止部61cを係合させるのであ
る。この係合により前記保持体61を内方に押圧
して前記保持孔61bを縮径し、前記押え体6を
前記綴り杆4に対し移動不能にロツクすることが
できると共に、前記係合凹部7aと前記係止部6
1との嵌合により、前記係合体7の係合位置から
の外力による不用意な外方への開きを防止できる
のである。この結果、前記押え体6の綴り杆4に
おける紙片押圧位置からの浮上りや抜出しを確実
に防止できるのである。
又以上の綴り込みは、連続伝票用紙1の両側に
形成された両側二箇所のスプロケツトホール1a
を綴り杆4に差込むことによつてのみ綴り込まれ
るのであるが、前記用紙1は前記した如く押え体
6と上板5とでその綴じ込み側一側端が全長に亘
つて挾持されて綴り込み状態を保持できることか
ら、連続伝票用紙1に外方への引張り力がかゝつ
たりしても、その引張力が前記スプロケツトホー
ル1a部分に集中してかゝることがなく、これに
より前記スプロケツトホール1a部分が容易に破
れることはないのである。
形成された両側二箇所のスプロケツトホール1a
を綴り杆4に差込むことによつてのみ綴り込まれ
るのであるが、前記用紙1は前記した如く押え体
6と上板5とでその綴じ込み側一側端が全長に亘
つて挾持されて綴り込み状態を保持できることか
ら、連続伝票用紙1に外方への引張り力がかゝつ
たりしても、その引張力が前記スプロケツトホー
ル1a部分に集中してかゝることがなく、これに
より前記スプロケツトホール1a部分が容易に破
れることはないのである。
その上、連続伝票用紙1は前記綴り杆4の先端
部まで綴り込むことが可能であり、このため前記
綴り杆4の高さに対する連続伝票用紙1の綴り込
み量を多くできるのである。
部まで綴り込むことが可能であり、このため前記
綴り杆4の高さに対する連続伝票用紙1の綴り込
み量を多くできるのである。
又、以上の実施例では、前記係合体7の係合位
置での外力による不用意な係合解除を防止する手
段として、前記係合体7における係合凹部7aの
保持体61の係止部61cへの嵌込みにより行な
うようにしたけれども、この他、例えば、綴り杆
4を利用して行なつてもよい。
置での外力による不用意な係合解除を防止する手
段として、前記係合体7における係合凹部7aの
保持体61の係止部61cへの嵌込みにより行な
うようにしたけれども、この他、例えば、綴り杆
4を利用して行なつてもよい。
この場合、第13図乃至第15図に示す如く、
押え体6における保持体61の突出側先端部にテ
ーパ部61dを形成すると共に、前記係合体7に
前記テーパ部61dと係合するテーパ状係合凹部
7cを形成して、この係合凹部7cの前記テーパ
部61dへの係合により前記保持体61を内方に
押圧して、前記保持孔61bを縮径し、前記押え
体6を前記綴り杆4に対し移動不能にロツクすべ
く成す一方、前記係合体7の天壁71内面に前記
綴り杆4の先端が係合する係合段部71aを内方
側に突設して、該係合段部71aの綴り杆4への
係合により、前記係合体7の前記押え体6との係
合状態を維持し、該係合体7の係合位置での外力
による不用意な開きを防止すべく成すのである。
又、前記保持体61の先端上部には、第13図に
示す如く前記係合段部71aの突出長さよりも大
なる突出長さとした起立部61eを設けているの
で、前記係合体7の綴り杆4への係合時、仮に第
13図仮想線で示した如く前記押え体6が上方に
持上がつたりすることがあつても、前記杆状部材
60側と前記係合段部71aとが当る前に前記起
立部61eが天壁71の基部内面に当るので前記
係合体7には上方への引張力が作用するだけとな
り、これにより、該係合体7がヒンジ部34を支
点として外方に回動して前記綴り杆4との係合が
解除されることはないのである。
押え体6における保持体61の突出側先端部にテ
ーパ部61dを形成すると共に、前記係合体7に
前記テーパ部61dと係合するテーパ状係合凹部
7cを形成して、この係合凹部7cの前記テーパ
部61dへの係合により前記保持体61を内方に
押圧して、前記保持孔61bを縮径し、前記押え
体6を前記綴り杆4に対し移動不能にロツクすべ
く成す一方、前記係合体7の天壁71内面に前記
綴り杆4の先端が係合する係合段部71aを内方
側に突設して、該係合段部71aの綴り杆4への
係合により、前記係合体7の前記押え体6との係
合状態を維持し、該係合体7の係合位置での外力
による不用意な開きを防止すべく成すのである。
又、前記保持体61の先端上部には、第13図に
示す如く前記係合段部71aの突出長さよりも大
なる突出長さとした起立部61eを設けているの
で、前記係合体7の綴り杆4への係合時、仮に第
13図仮想線で示した如く前記押え体6が上方に
持上がつたりすることがあつても、前記杆状部材
60側と前記係合段部71aとが当る前に前記起
立部61eが天壁71の基部内面に当るので前記
係合体7には上方への引張力が作用するだけとな
り、これにより、該係合体7がヒンジ部34を支
点として外方に回動して前記綴り杆4との係合が
解除されることはないのである。
尚、以上の実施例では紙片として両側に多数の
スプロケツトホール1aをもつた連続伝票用紙1
を用い、その両側二箇所のスプロケツトホール1
aを一対の綴り杆4に綴り込むようにした綴り具
について説明したけれども、この他、3個以上の
綴り孔をもつ紙片や3本以上の綴り杆を備えた綴
り具にも適用できることは勿論である。又前記綴
り杆4の表面にサンドブラストやローレツト加工
などを施して粗面を形成することにより前記ロツ
ク体7によるロツク時の保持体61の綴り杆4と
の保持力をより一層高めることができ、これによ
り前記押え体6の綴り杆4に対する移動により、
該押え体6が連続伝票用紙1から浮上るのを防止
して、綴り杆4のみによる綴り込みにより連続伝
票用紙1がスプロケツトホール1a部分から破れ
るのをより確実に防止できるのである。
スプロケツトホール1aをもつた連続伝票用紙1
を用い、その両側二箇所のスプロケツトホール1
aを一対の綴り杆4に綴り込むようにした綴り具
について説明したけれども、この他、3個以上の
綴り孔をもつ紙片や3本以上の綴り杆を備えた綴
り具にも適用できることは勿論である。又前記綴
り杆4の表面にサンドブラストやローレツト加工
などを施して粗面を形成することにより前記ロツ
ク体7によるロツク時の保持体61の綴り杆4と
の保持力をより一層高めることができ、これによ
り前記押え体6の綴り杆4に対する移動により、
該押え体6が連続伝票用紙1から浮上るのを防止
して、綴り杆4のみによる綴り込みにより連続伝
票用紙1がスプロケツトホール1a部分から破れ
るのをより確実に防止できるのである。
(考案の効果)
以上の如く本考案の綴り具は、綴り杆4に抜差
自在に嵌挿する押え体6の端部に、外方に開放す
る切割溝61aをもつ保持部61を設けると共
に、該保持部61における切割溝61aに前記綴
り杆4の保持孔61bを形成する一方、前記基板
31に、前記保持部61の先端部と着脱可能に係
合し、係合時、前記保持部61を内方に押圧して
前記保持孔61bを縮径する係合体7を設けたも
のであるから、前記係合体7の前記保持部61の
先端部への係合により、前記保持部61を内方に
強制的に押圧して前記保持孔61bを縮径し、前
記綴り杆4を挾み込んで前記押え体6を前記綴り
杆4に移動不能にロツクすることができるのであ
るから、前記押え体6を綴り杆4の任意な位置に
確実強固にロツクすることができ、これにより、
前記押え体6の綴り杆4に対する浮上りや抜出し
を確実に防止でき、それでいて、前記押え体6の
綴り杆4への差込みや抜取り作業時には前記係合
体と保持部61との係合を解除した場合、前記保
持部61の保持孔61aを拡径させられるから、
この状態で前記押え体6を綴り杆4から容易に、
かつ、軽く抜取り或いは差込むことができるので
ある。
自在に嵌挿する押え体6の端部に、外方に開放す
る切割溝61aをもつ保持部61を設けると共
に、該保持部61における切割溝61aに前記綴
り杆4の保持孔61bを形成する一方、前記基板
31に、前記保持部61の先端部と着脱可能に係
合し、係合時、前記保持部61を内方に押圧して
前記保持孔61bを縮径する係合体7を設けたも
のであるから、前記係合体7の前記保持部61の
先端部への係合により、前記保持部61を内方に
強制的に押圧して前記保持孔61bを縮径し、前
記綴り杆4を挾み込んで前記押え体6を前記綴り
杆4に移動不能にロツクすることができるのであ
るから、前記押え体6を綴り杆4の任意な位置に
確実強固にロツクすることができ、これにより、
前記押え体6の綴り杆4に対する浮上りや抜出し
を確実に防止でき、それでいて、前記押え体6の
綴り杆4への差込みや抜取り作業時には前記係合
体と保持部61との係合を解除した場合、前記保
持部61の保持孔61aを拡径させられるから、
この状態で前記押え体6を綴り杆4から容易に、
かつ、軽く抜取り或いは差込むことができるので
ある。
第1図は本考案に係る綴り具を備えたフアイル
の要部の縦断面図、第2図は同平面図、第3図は
フアイルの全体を示す展開正面図、第4図は綴り
具の正面図、第5図は第4図−線断面図、第
6図はロツク体の成形用金型を示す断面図、第7
図はロツク体の背面図、第8図は上板の斜視図、
第9図は押え体の平面図、第10図は押え体の底
面図、第11図は押え体の要部を示す斜視図、第
12図は同縦断面図、第13図は別の実施例を示
す要部の縦断面図、第14図は同平面図、第15
図は別の実施例に用いる押え体の縦断面図であ
る。 31……基板、4……綴り杆、6……押え体、
60……保持部(保持体)、61a……切割溝、
61b……保持孔、7……係合部。
の要部の縦断面図、第2図は同平面図、第3図は
フアイルの全体を示す展開正面図、第4図は綴り
具の正面図、第5図は第4図−線断面図、第
6図はロツク体の成形用金型を示す断面図、第7
図はロツク体の背面図、第8図は上板の斜視図、
第9図は押え体の平面図、第10図は押え体の底
面図、第11図は押え体の要部を示す斜視図、第
12図は同縦断面図、第13図は別の実施例を示
す要部の縦断面図、第14図は同平面図、第15
図は別の実施例に用いる押え体の縦断面図であ
る。 31……基板、4……綴り杆、6……押え体、
60……保持部(保持体)、61a……切割溝、
61b……保持孔、7……係合部。
Claims (1)
- 紙片を綴り込む綴り杆4を起立保持する基板3
1と、前記綴り杆4に抜差自在に嵌挿する押え体
6とから成る綴り具であつて、前記押え体6の端
部に、外方に開放する切割溝61aをもつ保持部
61を設けると共に、該保持部61における切割
溝61aに前記綴り杆4の保持孔61bを形成す
る一方、前記基板31に、前記保持部61の先端
部と着脱可能に係合し、係合時、前記保持部61
を内方に押圧して前記保持孔61bを縮径する係
合体7を設けたことを特徴とする綴り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987074787U JPH0428797Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987074787U JPH0428797Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63184784U JPS63184784U (ja) | 1988-11-28 |
JPH0428797Y2 true JPH0428797Y2 (ja) | 1992-07-13 |
Family
ID=30920330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987074787U Expired JPH0428797Y2 (ja) | 1987-05-19 | 1987-05-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0428797Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS511019U (ja) * | 1974-06-15 | 1976-01-07 |
-
1987
- 1987-05-19 JP JP1987074787U patent/JPH0428797Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63184784U (ja) | 1988-11-28 |
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