JPH04287636A - 発酵乳及びその製造法 - Google Patents

発酵乳及びその製造法

Info

Publication number
JPH04287636A
JPH04287636A JP3078462A JP7846291A JPH04287636A JP H04287636 A JPH04287636 A JP H04287636A JP 3078462 A JP3078462 A JP 3078462A JP 7846291 A JP7846291 A JP 7846291A JP H04287636 A JPH04287636 A JP H04287636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactic acid
fermented milk
subsp
producing
nisin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3078462A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2975148B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Yamauchi
山内 吉彦
Satoru Ishii
哲 石井
Shuji Toyoda
豊田 修次
Kenkichi Ahiko
阿彦 健吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13662696&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH04287636(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Snow Brand Milk Products Co Ltd filed Critical Snow Brand Milk Products Co Ltd
Priority to JP3078462A priority Critical patent/JP2975148B2/ja
Priority to EP92302330A priority patent/EP0505164B1/en
Priority to DE69214987T priority patent/DE69214987T2/de
Publication of JPH04287636A publication Critical patent/JPH04287636A/ja
Priority to US08/232,467 priority patent/US5527505A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2975148B2 publication Critical patent/JP2975148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C9/00Milk preparations; Milk powder or milk powder preparations
    • A23C9/12Fermented milk preparations; Treatment using microorganisms or enzymes
    • A23C9/123Fermented milk preparations; Treatment using microorganisms or enzymes using only microorganisms of the genus lactobacteriaceae; Yoghurt
    • A23C9/1236Fermented milk preparations; Treatment using microorganisms or enzymes using only microorganisms of the genus lactobacteriaceae; Yoghurt using Leuconostoc, Pediococcus or Streptococcus sp. other than Streptococcus Thermophilus; Artificial sour buttermilk in general
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2400/00Lactic or propionic acid bacteria
    • A23V2400/11Lactobacillus
    • A23V2400/123Bulgaricus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2400/00Lactic or propionic acid bacteria
    • A23V2400/21Streptococcus, lactococcus
    • A23V2400/249Thermophilus

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保存または輸送中酸度
上昇が抑制され、しかも乳酸桿菌と乳酸球菌との含有比
率が好適な一定の比率に保持された発酵乳及びその製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】乳酸菌の産生する抗菌物質は、ある種の
ラクトコッカス・ラクティス・サブピーシーズ・ラクテ
ィス(Lactococcus lactis sub
sp. lactis、旧名ストレプトコッカス・ラク
ティス・サブスピーシーズ・ラクティス) が産生する
ナイシンに代表されるように、食品の保存性を高めたり
、雑菌が食品中で繁殖し、汚染されることによる食品の
品質低下を防ぐ目的で利用されている。
【0003】一方、生きた菌体が製品中に存在するよう
な発酵食品、例えば発酵乳は、製造直後の好ましい風味
を保持し、それを流通期間中も一定に維持することは極
めて困難である。例えば、生きた菌体が製品中に存在す
ることが特徴であるヨーグルトは、保存流通期間中に酸
度が上昇し、酸味が強くなるという風味上の欠陥を生じ
る。ヨーグルト保存中の酸度上昇を防止する方法として
、これまで、さまざまな方法が試みられたが、その効果
が不十分であったり、製造法が極めて煩雑になったり、
製造コストが非常に高くつくような方法しかみられなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ヨーグ
ルト等の発酵食品は、製品中に生きた菌体が存在するの
で、保存中この生きた菌体が活動を続け、酸度を上昇さ
せ、これが発酵食品の保存中の風味を劣化させる原因と
なることがある。
【0005】このような原因に基づく発酵食品の風味劣
化を防止するには、従来の製造工程を変更することなく
簡単な方法によって風味劣化の原因となる菌の活動を阻
止することが最も好ましい。
【0006】ヨーグルトの場合、主なヨーグルトのスタ
ーター菌であるラクトバチルス・デルブルッキー・サブ
スピーシーズ・ブルガリクスとストレプトコッカス・サ
リバリウス・サブスピーシーズ・サーモフィルスのうち
、少なくても保存流通期間中の酸度上昇の主な原因菌は
前者の菌であるので、保存中前者の菌の生育を抑え、菌
株の酸度の生成を直接抑えることができれば、保存流通
期間中の酸度上昇に基づく品質の低下を効率よく抑える
ことができる。
【0007】本発明者らは、このような見地から発酵食
品のスターターとなる微生物の生育に関する相互作用を
研究していたところ、生牛乳中のスターターの発育があ
る種のラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ
・ラクティスによって阻害されることを見出した。そし
て、この原因について追究したところ、ラクトコッカス
・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスが培地中
に抗生物質ナイシンを産生し、これが他のスターターの
発育を阻害することにより酸の生成が抑制されることを
見出して本発明を完成した。
【0008】本発明のように乳酸菌の産生する抗菌物質
がヨーグルト等の発酵乳の保存中の酸度上昇を防止する
ために使用された例はない。
【0009】従って、本発明の課題は、乳酸菌の産生す
るナイシンを生乳酸菌とともに含有せしめて保存または
輸送中の酸度上昇を抑制せしめるようにした発酵乳及び
その製造法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ラ
クトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクテ
ィスの産生するナイシンを生乳酸菌とともに含有せしめ
てなる保存または輸送中酸度上昇の抑制された発酵乳に
関する。
【0011】さらに、本発明はラクトコッカス・ラクテ
ィス・サブスピーシーズ・ラクティスに属するナイシン
産生乳酸菌を、発酵乳製造に使用される乳酸菌とともに
スターターとして原料乳に接種し、発酵を行って貯蔵ま
たは輸送中酸度上昇の抑制された発酵乳を製造する方法
に関する。
【0012】ナイシン(Nisin) はラクトコッカ
ス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスのなか
の特定の菌株、例えばATCC11454株が産生する
ペプチド性の抗菌物質であり、その一次構造は化1で表
される(J. Amer. Chem. Soci.9
3, 4634 〜4635,1971)。
【0013】
【化1】 なお、ATCC11454株はATCC(Americ
an Type Culture Collectio
n) 発行のカタログに掲載されており、分譲を受ける
ことができる。
【0014】この抗菌物質は、抗菌スペクトルの範囲が
狭く、後で述べるように品質劣化の原因となる乳酸桿菌
の生育のみを阻止し、乳酸球菌の生育を阻止しない。
【0015】ナイシンは、ラクトコッカス・ラクティス
・サブスピーシーズ・ラクティスATCC11454株
などナイシン生産株を培養し、この培養液から精製回収
されている。これは、食品製造に使用する乳酸菌が生成
することから、安全性も高く、米国においてはチーズの
異常発酵防止や腐敗防止の目的で使用されている。また
、チーズの異常発酵防止には、ナイシン生産株をスター
ターとして使用することが行われている。
【0016】本発明では、このラクトコッカス・ラクテ
ィス・サブスピーシーズ・ラクティスに属するナイシン
産生乳酸菌を発酵乳製造に使用される乳酸菌とともにス
ターターとして使用して発酵乳を製造し、その保存また
は輸送中の酸度上昇を抑制しようとするものである。ラ
クトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクテ
ィスに属するナイシン産生乳酸菌には、ラクトコッカス
・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスATCC
11454株等従来ナイシン産生乳酸菌として知られて
いる公知の菌株が用いられる。また、この微生物は、紫
外線などの放射線あるいはN−メチルN′−ニトロ−N
−ニトロソグアニジン(NTG)等の化学薬品などの一
般的な変異処理によって変異され得る。本発明では、こ
の微生物のこのような変異株も包含する。
【0017】一方、発酵乳製造に使用される乳酸菌には
、例えば、ラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピ
ーシーズ・ブルガリクス、ラクトバチルス・ヘルベチカ
ス・サブスピーシーズ・ユーグルティ(Lactoba
cillushelveticus subsp. j
ugurti)、ビフィドバクテリウム・ブレベ・サブ
スピーシーズ・ブレベ (Bifidobacteri
um breve subsp. breve) 、ス
トレプトコッカス・サリバリウス・サブスピーシーズ・
サーモフィルス等を例示することができる。これらの微
生物のうち、ラクトバチルス・デルブルッキー・サブス
ピーシーズ・ブルガリクスSBT  1511株(微工
研菌寄第11917号)は低生酸性乳酸菌で、しかもナ
イシン感受性が高いので本発明で使用れる乳酸菌として
好適のものである。本発明では、この微生物の変異株を
使用することもできる。従って、本発明の発酵乳製造に
使用される乳酸菌には、この変異株をも包含する。
【0018】本発明では、これらの乳酸菌を、滅菌脱脂
乳等の滅菌乳中に接種して培養し、これを発酵乳用スタ
ーターとして用いる。このスターターは、ナイシン産生
乳酸菌と発酵乳製造に使用される乳酸菌とを同時に使用
して調製してもよくあるいは、両者を個別に使用して調
製してもよい。あるいは、これらの乳酸菌を直接原料乳
に接種してもよい。
【0019】本発明では、ナイシン産生乳酸菌の産生す
るナイシンによって発酵乳製造に使用される乳酸菌の生
育が阻害されるため、これらの菌株が製品中に存在する
発酵乳の保存流通期間中の品質劣化を抑制することがで
きる。特に、一般的な発酵乳のスターターであるストレ
プトコッカス・サリバリウス・サブスピーシーズ・サー
モフィルス及びラクトバチルス・デルブルッキー・サブ
スピーシーズ・ブルガリクスのうち、保存流通期間中の
品質劣化の原因である後者の生育を抑えることができ、
両者の比率を好適に保ち、発酵乳の品質を高めることが
できる。
【0020】本発明における発酵乳としては、ハードヨ
ーグルト、ソフトヨーグルト、アシドフィラスミルク、
乳酸菌飲料、発酵バターミルク等を例示することができ
る。本発明では、これらの発酵乳製造の際、スターター
として発酵乳製造に使用される乳酸菌とナイシン産生乳
酸菌とを前者を1〜3%、後者を0.1〜5%接種して
発酵させることが好ましい。発酵の条件はそれぞれ発酵
乳の製造において通常使用されている条件を用いること
ができる。
【0021】次に本発明の実施例を挙げて本発明を具体
的に説明する。
【実施例1】生乳、脱脂粉乳及び砂糖よりなるヨーグル
トミックス2Kgに、対照として市販のストレプトコッ
カス・サリバリウス・サブスピーシーズ・サーモフィル
ス1%、低生酸性のラクトバチルス・デルブルッキー・
サブスピーシーズ・ブルガリクスSBT  1511株
(微工研菌寄第11917号)1%を接種して42℃で
培養した。この対照の菌株に、さらにラクトコッカス・
ラクティスATCC11454株を0.1〜1.0%接
種して42℃で培養した。これらの培養物の酸度を経時
的に測定し、酸度0.65%を仕上げとした。得られた
発酵乳を10℃で冷蔵し、14日後の酸度を測定した。 この結果を表1に示す。この表から判るように、ATC
C11454株を0.3%、1.0%接種すると酸の上
昇は、それぞれ対照の76%、49%となり、酸の上昇
が顕著に抑制された。また、ATCC11454株を対
照菌株と併用して接種した方(試験番号■)が対照菌株
を接種し、2時間30分後にATCC11454株を接
種した場合(試験番号■)より、酸度0.65%に到達
する時間は遅いが、保存中酸の上昇を抑制する効果は大
であった。
【0022】
【表1】
【0023】表2にヨーグルト中の生菌数と冷蔵中の酸
度変化を示した。ATCC11454株の接種量が0.
3〜1%のとき、ラクトバチルス・デルブルッキー・サ
ブスピーシーズ・ブルガリクス(桿菌)は対照の40〜
53%に抑制されたが、ストレプトコッカス・サリバリ
ウス・サブスピーシーズ・サーモフィルス(球菌)はほ
とんど抑制されなかった。その結果、発酵終了時の球菌
比は89〜90%となり、冷蔵中の酸度上昇が抑制され
る理想的な割合になった。
【0024】
【表2】
【0025】
【実施例2】生乳、脱脂粉乳及び砂糖よりなるヨーグル
トミックス2Kgに、市販のストレプトコッカス・サリ
バリウス・サブスピーシーズ・サーモフィルス及び低生
酸性のラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピーシ
ーズ・ブルガリクスSBT1511株(微工研菌寄第1
1917号)をそれぞれ1.5%接種し、42℃で撹拌
しながら培養した。表3に示すように、これにATCC
11454株0〜5%を発酵開始後3〜4時間の間に接
種し、それぞれ合計4時間培養した。その後10℃で冷
蔵し、14日後の酸度を測定した。なお、接種時のAT
CC11454株の抗菌活性を96穴マイクロプレート
法で測定し、確認した。
【0026】表3に培養4時間で発酵終了したときのヨ
ーグルト中の生菌数と冷蔵中の酸度変化を示した。5%
接種では、接種後0.5ないし1時間培養することによ
り生菌数が対照の43%ないし61%に抑制され、酸度
上昇は対照の81%、62%であった。しかし、培養4
時間後直ちに接種した場合、生菌数は対照の80%、酸
度上昇は対照の83%であった。なお、接種したATC
C11454株のラクトバチルス・デルブルッキー・サ
ブスピーシーズ・ブルガリクスSBT  1511株に
対する抗菌活性はナイシン換算で12.5U/mlに相
当した。
【0027】
【表3】
【0028】
【実施例3】ATCC11454株を表4に示す組成の
Elliker培地に1%接種し、30℃で20時間培
養後、5000rpmで15分間遠心して菌体を分離し
た。生理食塩水で洗浄後、同量の12%還元脱脂乳に分
散させた。ヨーグルトミックスに表5のように市販のス
トレプトコッカス・サリバリウス・サブスピーシーズ・
サーモフィルス(球菌)1%及び低生酸性のラクトバチ
ルス・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリク
スSBT  1511株(微工研菌寄第11917号)
(桿菌)をそれぞれ1.5%接種し、さらに同時にAT
CC11454菌株を0〜5%接種し、42℃で4時間
静置培養した。その後10℃にて冷蔵し、14日後の酸
度を測定した。発酵終了時のヨーグルトの抗菌活性を9
6穴マイクロプレート法で測定した。
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】表5に培養4時間で発酵終了したときのヨ
ーグルト中の生菌数と冷蔵中の酸度変化を示した。5%
接種では、ラクトバチルス・デルブルッキー・サブスピ
ーシーズ・ブルガリクスSBT  1511株(桿菌)
の生菌数は対照の13%に抑制され、酸度上昇は対照の
66%であった。なお、バチルス・ステアロサーモフィ
ルス(Bacillus stearothermop
hilus)に対する発酵終了時のヨーグルト中の抗菌
活性は2U/mlであった。(バチルス・ステアロサー
モフィルス106 の増殖を抑制する抗菌活性を1U/
mlと定義)
【0032】
【発明の効果】本発明では、ラクトコッカス・ラクティ
ス・サブスピーシーズ・ラクティスに属するナイシン産
生乳酸菌を発酵乳製造に使用される乳酸菌とともにスタ
ーターとして原料乳に接種して発酵させるので発酵中ナ
イシンが産生され、乳酸菌、特に乳酸桿菌の発育を阻止
することができる。その結果得られる発酵乳中には、乳
酸球菌と乳酸桿菌との比率が好適な一定の比率に保持さ
れ、また保存あるいは輸送中も酸の生成が抑制され、酸
による変質等を生じない品質のよい発酵乳を得ることが
できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ラクトコッカス・ラクティス・サブス
    ピーシーズ・ラクティス(Lactococcus l
    actis subsp. lactis) の産生す
    るナイシンを生乳酸菌とともに含有せしめることを特徴
    とする貯蔵または輸送中酸度上昇の抑制された発酵乳。
  2. 【請求項2】  ラクトコッカス・ラクティス・サブス
    ピーシーズ・ラクティスに属するナイシン産生乳酸菌を
    、発酵乳の製造に使用される乳酸菌とともにスターター
    として原料乳に接種し、発酵を行って発酵乳を製造する
    ことを特徴とする保存または輸送中酸度上昇の抑制され
    た発酵乳の製造法。
  3. 【請求項3】  ナイシン産生乳酸菌がラクトコッカス
    ・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティスATCC
    11454株であることを特徴とする請求項2に記載の
    発酵乳の製造法。
  4. 【請求項4】  発酵乳の製造に使用される乳酸菌が、
    ストレプトコッカス・サリバリウス・サブスピーシーズ
    ・サーモフィルス(Streptococcus sa
    livariussubsp. thermophil
    us) 及び/または低生酸性乳酸菌のラクトバチルス
    ・デルブルッキー・サブスピーシーズ・ブルガリクス(
    Lactobacillus delbrueckii
     subsp. bulgaricus)SBT  1
    511株(微工研菌寄第11917号)であることを特
    徴とする請求項2または3に記載の発酵乳の製造法。
JP3078462A 1991-03-18 1991-03-18 発酵乳及びその製造法 Expired - Fee Related JP2975148B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3078462A JP2975148B2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 発酵乳及びその製造法
EP92302330A EP0505164B1 (en) 1991-03-18 1992-03-18 Fermented milk and a process for the manufacture thereof
DE69214987T DE69214987T2 (de) 1991-03-18 1992-03-18 Sauermilch und Verfahren zu deren Herstellung
US08/232,467 US5527505A (en) 1991-03-18 1994-04-22 Process for the manufacture of fermented milk

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3078462A JP2975148B2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 発酵乳及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04287636A true JPH04287636A (ja) 1992-10-13
JP2975148B2 JP2975148B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=13662696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3078462A Expired - Fee Related JP2975148B2 (ja) 1991-03-18 1991-03-18 発酵乳及びその製造法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5527505A (ja)
EP (1) EP0505164B1 (ja)
JP (1) JP2975148B2 (ja)
DE (1) DE69214987T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08103213A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Susumu Saito 発酵乳および発酵乳製品の製造法
WO2010001580A1 (ja) 2008-06-30 2010-01-07 明治乳業株式会社 発酵乳の製造方法,及び発酵乳
WO2012050094A1 (ja) 2010-10-12 2012-04-19 株式会社明治 液状発酵乳の製造方法
US8709516B2 (en) 2009-03-30 2014-04-29 Meiji Co., Ltd. Method for culturing lactic acid bacterium and method for producing fermented milk
WO2015111597A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 株式会社明治 シトルリンの調製方法

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2031586C1 (ru) * 1993-02-05 1995-03-27 Тамара Георгиевна Извекова Биологически активный кисломолочный продукт "ацидолакт-наринэ" и способ его получения
CA2127227C (en) * 1993-07-26 2004-06-22 Kaiser R. Nauth Stabilization of cultured skim bactericidal activity
WO1997029640A1 (en) * 1996-02-15 1997-08-21 Elias Hakalehto A method and an equipment for souring milk
CA2281101A1 (en) * 1998-08-31 2000-02-29 Kraft Foods, Inc. Stabilization of mayonnaise spreads using whey from nisin-producing cultures
CA2281052A1 (en) * 1998-08-31 2000-02-29 Kraft Foods, Inc. Stabilization of fermented dairy compositions using whey from nisin producing cultures
US6613364B2 (en) 1999-08-31 2003-09-02 Kraft Foods Holdings, Inc. Stabilization of cooked meat and meat-vegetable compositions using whey from nisin-producing cultures and product thereof
DK1248536T3 (da) 2000-01-21 2007-02-26 Hansens Lab Porphyrinholdige mælkesyrebakterieceller og anvendelse deraf
US6797308B2 (en) 2001-02-08 2004-09-28 Kraft Foods Holdings, Inc. Stabilization of cooked pasta compositions using whey from nisin-producing cultures
US7186426B2 (en) 2001-02-23 2007-03-06 Kraft Foods Holdings, Inc. Prevention of lactic acid bacteria spoilage of beer through use of bacteriocin-containing fermented wort
EP1243181A1 (en) * 2001-03-23 2002-09-25 NIZO food research A probiotic, a food product containing a probiotic, a method for preparation of said food product, a pharmaceutical composition and a use of the probiotic strain
WO2002076223A1 (en) * 2001-03-23 2002-10-03 Nizo Food Research A probiotic, a food product containing a probiotic, a method for preparation of said food product, a pharmaceutical composition and a use of the probiotic strain
ITMI20022604A1 (it) * 2002-12-09 2004-06-10 Mofin S R L Processo per ottimizzare la coagulazione del latte mediante ceppi di batteri lattici, nuovi ceppi e loro uso nel detto processo.
US7112323B2 (en) * 2003-05-07 2006-09-26 Kraft Foods Holdings, Inc. Intracellular proteinacious antimicrobial agents from lactic acid bacteria derived from fermented food samples
US7001633B2 (en) * 2003-05-16 2006-02-21 Kraft Foods Holdings, Inc. Stabilization of cooked and fully hydrated potato compositions
US7556833B2 (en) * 2003-11-26 2009-07-07 Kraft Foods Global Brands Llc Cheese flavoring systems prepared with bacteriocins
US7323204B2 (en) * 2004-06-25 2008-01-29 Kraft Foods Holdings, Inc. Stabilization of fresh mozzarella cheese using fermented whey
US20060182846A1 (en) * 2005-02-15 2006-08-17 Kraft Foods Holdings, Inc. Stabilized dairy base material for use as heavy cream replacement
US20060257539A1 (en) * 2005-05-16 2006-11-16 Krafts Foods Holdings, Inc. Synergistic antimicrobial system
US8703217B2 (en) * 2006-03-31 2014-04-22 Kraft Foods Group Brands Llc Methods for rapid production and usage of biogenerated flavors
US20080152757A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-26 Zuoxing Zheng Method of Making Fresh Cheese with Enhanced Microbiological Safety
US20080152758A1 (en) * 2006-12-22 2008-06-26 Zuoxing Zheng Refrigerated Dough with Enhanced Microbiological Safety
FR2933272B1 (fr) * 2008-07-04 2014-11-07 Claude Dumarche Procede de preparation d'un levain a partir de lait cru, levain obtenu par ce procede et utilisation de ce levain pour la fabrication d'un produit laitier
US8241690B2 (en) * 2008-11-14 2012-08-14 Kraft Foods Global Brands Llc Method of making fresh cheese with enhanced microbiological safety
CN103619184B (zh) * 2011-04-29 2017-06-27 热尔韦·达诺尼公司 乳酸链球菌素抗性乳酸杆菌突变株减少食物产品中后酸化的用途
AR093762A1 (es) 2012-08-22 2015-06-24 Kraft Foods Group Brands Llc Queso procesado que contiene componentes lacteos cultivados y metodo de elaboracion
JP6285994B2 (ja) * 2016-08-09 2018-02-28 株式会社明治 シトルリン含有発酵乳およびその製造方法
CN106857834B (zh) * 2016-12-28 2020-08-18 石家庄君乐宝乳业有限公司 具有抑制后酸化功能的发酵乳及其制备方法
BR112021012085A2 (pt) * 2018-12-21 2021-08-31 Société des Produits Nestlé S.A. Produto lácteo fermentado flavorizado e método de preparo

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4740593A (en) * 1983-09-06 1988-04-26 Microlife Technics, Inc. Derived nisin producing microorganisms, method of production and use and products obtained thereby
US5043176A (en) * 1990-06-13 1991-08-27 Haarmann & Reimer Corp. Synergistic antimicrobial compositions

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08103213A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Susumu Saito 発酵乳および発酵乳製品の製造法
WO2010001580A1 (ja) 2008-06-30 2010-01-07 明治乳業株式会社 発酵乳の製造方法,及び発酵乳
KR101256959B1 (ko) * 2008-06-30 2013-04-25 가부시키가이샤 메이지 발효유의 제조 방법 및 발효유
JP5457349B2 (ja) * 2008-06-30 2014-04-02 株式会社明治 発酵乳の製造方法,及び発酵乳
US8709516B2 (en) 2009-03-30 2014-04-29 Meiji Co., Ltd. Method for culturing lactic acid bacterium and method for producing fermented milk
WO2012050094A1 (ja) 2010-10-12 2012-04-19 株式会社明治 液状発酵乳の製造方法
US9167825B2 (en) 2010-10-12 2015-10-27 Meiji Co., Ltd. Method for manufacturing liquid fermented milk
WO2015111597A1 (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 株式会社明治 シトルリンの調製方法
JPWO2015111597A1 (ja) * 2014-01-22 2017-03-23 株式会社明治 シトルリンの調製方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69214987T2 (de) 1997-03-20
EP0505164A2 (en) 1992-09-23
US5527505A (en) 1996-06-18
EP0505164A3 (en) 1993-03-24
JP2975148B2 (ja) 1999-11-10
DE69214987D1 (de) 1996-12-12
EP0505164B1 (en) 1996-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2975148B2 (ja) 発酵乳及びその製造法
Coppola et al. The microflora of natural whey cultures utilized as starters in the manufacture of Mozzarella cheese from water-buffalo milk
US10392597B2 (en) Texturizing lactic acid bacteria strains
JP7316044B2 (ja) ラクトバチルス・カゼイを用いて発酵乳製品を製造する方法
US20090317892A1 (en) Enhancer of proliferation of lactic acid bacterium, and agent for improvement in survivability of lactic acid bacterium
MX2008010184A (es) Metodo para producir leche fermentada usando novedosa bacteria de acido lactico.
KR20110069796A (ko) 발효유 제품 중의 비피도박테리아의 생장을 증진시키는 방법
MX2008009568A (es) Novedosa bacteria de acido lactico.
US11484040B2 (en) Ampicillin resistant texturizing lactic acid bacteria strains
JPH0468908B2 (ja)
KR100500875B1 (ko) 비피더스균 발효유 및 그의 제조법
JP4794592B2 (ja) 新規乳酸菌
JP3209784B2 (ja) 新規ラクトバチルス属微生物
JP4794593B2 (ja) 新規乳酸菌を用いた発酵乳の製造方法
JPH029781B2 (ja)
US20190320673A1 (en) New bacteria
Samet-Bali et al. Enumeration and identification of microflora in “Leben”, a traditional Tunisian dairy beverage
JP2001321072A (ja) ビフィズス菌を含有する発酵乳の新規製造方法
JP3876236B2 (ja) 新規ストレプトコッカス・サーモフィルス菌およびそれを用いた製造後の過発酵を抑えたヨーグルトの製造方法
JP3069749B2 (ja) 発酵乳及び乳酸菌飲料の製造方法
JPH11103854A (ja) ファージ耐性菌株及びこれを用いた発酵食品
JPH04278079A (ja) ファージ耐性乳酸菌株およびこれを用いた発酵食品
JP2001029064A (ja) ビフィズス菌含有培養物及びその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees